JPH0332630Y2 - - Google Patents

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JPH0332630Y2
JPH0332630Y2 JP12929585U JP12929585U JPH0332630Y2 JP H0332630 Y2 JPH0332630 Y2 JP H0332630Y2 JP 12929585 U JP12929585 U JP 12929585U JP 12929585 U JP12929585 U JP 12929585U JP H0332630 Y2 JPH0332630 Y2 JP H0332630Y2
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wedge
socket
tip
propulsion
gap
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は推進工法用推力伝達金具、さらに詳
しくは推進工法においては直進推進だけでなく、
継手部を屈曲させて推進することがあるが、この
ようなカーブ推進に際し、屈曲角度に対応して容
易に取付けができて、推力の伝達を推進工法用管
の円周上で均等に行なえるようにした推力伝達金
具に関するものである。
(2) 従来の技術 第6図に示すように、B点で継手部が屈曲し、
カーブ推進となる場合、従来は次のようにして推
力伝達を行なつていた。すなわち、B点までは直
進推進であるため、通常通り、第7図に示す推進
工法用管の一方の管1の挿口2の外面に設けたフ
ランジ3と、他方の管4の受口5の先端とを突き
合せて推力を伝達する。B点に達すると、受口5
の内面に管軸方向に所定長さにわたり形成した環
状凹部6の受口奥端面と、挿口2の先端との間に
図示しない油圧ジヤツキを円周方向に必要数設置
したうえで作動し、屈曲角度θが得られるように
該両者間の間隔Yを拡開する。このとき実質的に
拡開されるのは挿口2の先端と押輪9の間隔Lで
ある。しかる後、第8図に示すように連結部材7
で互いに連結された推力伝達用デイスタンスピー
ス8を、押輪9と環状凹部6の受口奥端面間の間
隙に、かつ推力伝達金具10を、押輪9と挿口2
の先端間の間隙にセツトする。このデイスタンス
ピース8及び伝達金具10のセツトは推力が円周
上で均等に伝達されるよう、円周方向に複数個
(例えば20個)なされる。前記のようにして、直
進推進時のフランジ3と受口5の先端との当接に
よるフランジ部での推力伝達に代り、挿口2の先
端から伝達金具10、押輪9、デイスタンスピー
ス8、及び環状凹部6の受口奥端面へと推力を伝
達していた。
12は環状凹部6の内面と挿口2の外面との間
に装着された水密ゴム輪で、このゴム輪12は割
輪14、前記押輪9及びボルト15からなる圧接
部材16で受口5の先端側に圧接されている。こ
のようなゴム輪12と圧接部材16は推進工法用
管の発進坑内で継手部を形成する際にセツトされ
る。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前記カーブ推進時に用いる伝達金具
10はデイスタンスピース8と反対側の側面テー
パ状のくさび面10aを有するように形成された
くさび部材で、各々に固有の横幅Waを持つ調整
不可のものであり(第7図)、前記油圧ジヤツキ
によつて実質的に拡開された挿口2の先端と押輪
9との間隔Lが円周上で異なるため、セツトに際
しては、屈曲角度θ、円周方向にセツトされる位
置及び個数に応じて、その都度横幅Waの寸法が
異なるものを種々準備しなければならず、製作費
がかさんで経済的でないとともに、現場へも対応
に備えて多数持ち込んでおかねばならないため、
作業能率が悪いものであつた。
そこで、この考案は押輪9と挿口2の先端間に
間隙に応じたものを選択することなく、横幅調整
可能にセツトできる伝達金具を提供することを技
術的課題とする。
(4) 問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するため、この考案に係る推
力伝達金具は、互いに対向する内側面が密着し合
うテーパ状のくさび面に形成され、かつこのくさ
び面と反対側のそれぞれの外側面が、くさび方向
と交叉する方向に進退して挿口先端と受口奥端面
を押圧する押圧面に形成され、前記くさび面に沿
つて摺動自在な1対の三角柱状くさび部材と、こ
のくさび部材のくさび方向の長さより長い間隔で
くさび部材の端面と対向するように突設された1
対の取付部を有するくさび部材用受部材と、この
受部材の少くともいずれか一方の取付部に、進退
自在に取付けられ、くさび部材の端面を保持可能
な調整ボルトとからなることを特徴とするもので
ある。
(5) 作用 くさび面を互いに密着させた状態の1対のくさ
び部材を、押輪と挿口の先端間の間隙に、押圧面
をそれぞれ押輪及び挿口先端に対向するように位
置させる。次に、受部材の取付部に取付けた調整
ボルトがくさび部材の端面を向くように、該受部
材を保持したうえ、調整ボルトを螺進しその先端
をくさび部材の端面に接近させて押し付ける。こ
れによつて、両くさび部材はくさび面において互
いに摺動して相接近するとともに、押圧面を外方
に拡開させ、該押圧面で、押輪及び挿口先端を押
圧する。このようにして、伝達金具の横幅を調整
して押輪と挿口先端間の円周上の位置で異なる間
隔Lに対処して伝達金具をセツトする。また、セ
ツトを解くには調整ボルトをゆるめる方向に螺退
すればよく、これによつてくさび部材は相離間す
るように摺動が可能となり、簡単に取外される。
(6) 実施例 第1,2図はこの考案の第1実施例を示す。図
面において20は推力伝達金具で、直角三角柱状
の1対のくさび部材21,22と、受板23と、
調整ボルト24とからなつている。くさび部材2
1,22の相対向する内側面は互いに密着し合う
直線テーパ状のくさび面26,27に形成されて
いる。くさび面26,27と反対側の外側面は矢
印aで示すくさび方向と交叉する方向に進退する
互いに平行な押圧面28,29に形成されてい
る。
受板23はくさび部材21,22のくさび方向
の長さより長く形成されており、かつその両端部
にはボルト取付部31がくさび部材の端面と対向
するように突設されている。取付部31には調整
ボルト24が、その先端を相対向させて進退自在
に取付けられている。
次に作用を説明する。
くさび面26,27を互いに密着させたくさび
部材21,22を平面上に載置した受板23上に
おき、その端面に調整ボルト24の先端を当接さ
せた状態にする(第2図A)。この状態ではくさ
び部材21,22の横幅Wは端面の幅と同じにな
つている。次に、このようなくさび部材21,2
2の押圧面28,29を両手で保持し、受板23
からくさび部材21,22が脱落しないようにし
て、押輪9と挿口2の先端間の間隙に持つて行
き、例えば押圧面28が押輪9側に、かつ押圧面
29が挿口先端側に当接するように位置させる。
この状態を保持して、調整ボルト24を螺進して
くさび部材21,22の端面を押し付ける。これ
によつて、両くさび部材21,22はくさび面2
6,27に沿つて摺動しくさび方向に相接近する
とともに、押圧面28,29を外方に拡開させ
(第2図C)、押圧面28,29で押輪9と挿口2
の先端に当接した後、押圧することとなり、手を
離してもくさび部材21,22が脱落することは
ない。このときのくさび部材21,22の横幅
W′は前記横幅Wより拡幅となつている(W<
W′、すなわちW′=L)。このようにして、伝達
金具20を押輪9と挿口2の先端間の間隙に迅速
かつ簡単にセツトするものである。尚、デイスタ
ンスピース8は従来同様、押輪9と受口5の奥端
面の間に預けてある。
カーブ推進が終了し、再び直進推進となつて、
くさび部材21,22を取外すときは、調整ボル
ト24をゆるめる方向に螺退する。これによつ
て、くさび部材21,22はくさび方向に相離間
するように摺動が可能となり、簡単に取外せる。
第3図は第2実施例を示す。この実施例はくさ
び部材33,34の押圧面35,36にマツト状
の緩衝材37,38を取付けたものである。この
ような緩衝材37,38を取付けることにより、
推力をより均等に伝達することができ、かつ推進
工法用管の挿口先端等を保護でき、管を長持ちさ
せる利点がある。
第4図は第3実施例を示す。この実施例はくさ
び部材41,42のくさび面44,45を一方が
円弧凸面で、かつ他方が円弧凹面となつて密着し
た円弧テーパ状のものに形成したものである。こ
のようなくさび部材41,42を用いると、押圧
面46,47の角度θを任意に調整できる。
第5図は第4実施例を示す。この実施例は受板
53の両端部に突設した取付部55の一方にのみ
調整ボルト57を取付け、他方には調整ボルトを
取付けないようにしたものである。この場合には
調整ボルトのない受板53の取付部55で一方の
くさび部材59の端面を保持する一方、他方のく
さび部材60の端面を調整ボルト57の先端で保
持する。
尚、前記においてはそれぞれ伝達金具を第1図
に示すように挿口先端と圧接部材の押輪との間隙
に配設する例を示したが、必ずしもこのような例
に限定するものでなく、圧接部材がない場合に
は、挿口先端と受口奥端面との間隙に配設しても
よい。
(7) 考案の効果 この考案は前記のように構成したので、1対の
同形くさび部材を製作しておけば円周上でどの位
置にも簡単にセツトすることができ、しかも推力
を均等に伝達できる。また、予め直進推進で幅広
にセツトしておいて推進することもでき、カーブ
推進となつたとき、徐々に幅を狭めて調整すれ
ば、油圧ジヤツキを必要としないで継手部を屈曲
することができるとともに、調整や取付け、取外
しもボルトの螺合によつて簡単にでき、操作性に
すぐれているなど幾多の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す継手部の
断面図、第2図は同上に用いられる伝達金具を示
し、Aは正面図、Bは右側面図、Cは作動状態の
正面図、第3図は第2実施例の伝達金具の正面
図、第4図は第3実施例の伝達金具の正面図、第
5図は第4実施例の伝達金具の正面図、第6図は
従来のカーブ推進の一例を示す概略説明図、第7
図は同上の継手部の断面図、第8図は同上に用い
られる伝達金具の正面図である。 20……推力伝達金具、21,22……くさび
部材、23……受板、24……調整ボルト、2
6,27……くさび面、28,29……押圧面、
31……取付部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の管の先端部に形成した挿口を、他方の管
    の後端部に形成した受口に、挿口先端と受口奥端
    面との間に間隙が形成されるように嵌合し、この
    受口の内面に管軸方向に所定長さの環状凹部を形
    成し、この環状凹部の内面と挿口外面との間に水
    密ゴム輪を装着した前記間隙に配設されるもので
    あつて、互いに対向する内側面が密着し合うテー
    パ状のくさび面に形成され、かつこのくさび面と
    反対側のそれぞれの外側面が、くさび方向と交叉
    する方向に進退して挿口先端と受口奥端面を押圧
    する押圧面に形成され、前記くさび面に沿つて摺
    動自在な1対の三角柱状くさび部材と、このくさ
    び部材のくさび方向の長さより長い間隔でくさび
    部材の端面と対向するように突設された1対の取
    付部を有するくさび部材用受部材と、この受部材
    の少くともいずれか一方の取付部に、進退自在に
    取付けられ、くさび部材の端面を保持可能な調整
    ボルトとからなることを特徴とする推進工法用推
    力伝達金具。
JP12929585U 1985-08-23 1985-08-23 Expired JPH0332630Y2 (ja)

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JPS6238998U JPS6238998U (ja) 1987-03-07
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