JPH0332415Y2 - - Google Patents

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JPH0332415Y2
JPH0332415Y2 JP1985011523U JP1152385U JPH0332415Y2 JP H0332415 Y2 JPH0332415 Y2 JP H0332415Y2 JP 1985011523 U JP1985011523 U JP 1985011523U JP 1152385 U JP1152385 U JP 1152385U JP H0332415 Y2 JPH0332415 Y2 JP H0332415Y2
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JP
Japan
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case
wheel differential
rear wheel
fuselage
deceleration
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JP1985011523U
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JPS61127026U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はガーデントラクタで代表される作業車
であつて、詳しくは機体の左右両側に配設された
左右一対の機体フレームの間に、変速ケース、減
速ケース、及び、後車輪デフケースを、機体前後
方向に一体的に連結して配置してある作業車に関
する。
〔従来の技術〕 この種の作業車において従来は、前方から変速
ケース、減速ケース、及び、後車輪デフケースの
順で一体連結したケースを、この中間に位置する
減速ケースの横側面と機体フレームの縦面部とを
横向き姿勢のボルトで螺着することによつて取付
固定していた(例えば実開昭59−81621号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
従つて、前記従来技術では横向きボルトだけで
前記一体ケースを機体フレームに支持している構
造であるから、ボルトの剪断強さによつて一体ケ
ースと機体フレームとの上下方向の相対支持構造
を形成することになる。
一方、後車輪デフケースにおける車輪からの接
地反力を受ける部位と、機体フレームへの取付部
位となる減速ケースとが前後に変位していること
によつて、その取付部位に曲げモーメントが作用
し、この曲げモーメントに対抗する応力も前記横
向きボルトの剪断強さで受けることになる。この
曲げモーメントによる剪断応力は第1図で示す前
記ボルトの取付間隔寸法()よつて大きく影響
されるものであるが、前記ボルトの取付間隔寸法
が減速ケース幅に規制されるので余り大きくはと
れず、従つて大なるものになつていた。この為
に、前記ボルトを剪断強度が大となる軸径の大き
なものを使用しなければならなかつた。しかも、
前記減速ケースと車軸デフケースとは、通常横側
方に張出したフランジ同志を前後向き姿勢のボル
ト16で連結してあるので、この連結部位に前記
曲げモーメントによる前記フランジ同志を離間さ
せる力が働き、フランジ間に位置するパツキンが
損傷したり、前記前後向き姿勢のボルトに働く剪
断応力が大なるものになる問題があつた。
本考案の目的は前記一体ケースの支承構造に簡
単な改造を加えることによつて、横向き姿勢のボ
ルトに作用する剪断力や、減速ケースと車輪デフ
ケースとの連結に関する問題点を解消できるもの
を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は機体の左右両側に配設
された左右一対の機体フレームの間に、変速ケー
ス、減速ケース、及び、後車輪デフケースを、機
体前後方向に一体的に連結して配置するととも
に、それら一体連結された各ケースのうちの前後
中間に位置する減速ケースの横側面と機体フレー
ムとを、機体横幅方向に軸芯を沿わせた横向き姿
勢のボルトで互いに連結固定し、更に、前記左右
の機体フレームの後方延出端部と前記後車輪デフ
ケースから左右両横側方に突出した車軸ケース部
とを、軸芯を上下方向に沿わせた縦向き姿勢のボ
ルトで連結固定してある点にあり、その作用効果
は次の通りである。
〔作用〕
つまり、前記横向き姿勢の取付ボルト部位から
離間した後車軸ケース部に新たに取付部位を設け
ることによつて、前記横向きボルトの取付間隔寸
法に規制された従来構成のものに比して、第1図
に示すように、前記曲げモーメントの大きさを左
右する取付間隔寸法(L)を大にでき、前記横向
き姿勢のボルトが負担する先端力を小にできる。
しかも、前記車軸ケース部と前記機体フレームの
後方延出端部とを連結するボルト姿勢が縦向きで
あることにより、接地車輪からの反力方向とその
軸芯方向とが一致する為、このボルトに対しては
剪断力が作用しない。従つて、車輪の接地反力点
と機体フレームへの取付点とが前後方向にずれる
ことに起因する前記曲げモーメントが横向き姿勢
のボルトには先ず作用しなくなり、より強度の高
い機体フレームの後方延出端部で前記接地反力を
受けることができるので、全体としてその支持構
造を強固にできる。
また、それによつて減速ケースと車輪デフケー
スとのフランジ部同志を離間させる力もほとんど
生じないようになる。
〔考案の効果〕
その結果、前記一体ケースを支持する強度構成
部品(機体フレーム、および、横向き姿勢の取付
ボルト)の大型化を招来することなく、安定した
支持構造を得られ、かつ、ケース同志の接続部の
パツキン等の損傷も誘発することがない有用なケ
ース取付構造を有した作業車を提供できた。
〔実施例〕
第1図に示すように、左右一対の前後向き機体
フレーム1,1の前部に、ラジエータ2、及び、
防振構造付エンジン3を搭載するとともに、後部
に油圧式無段変速ケース4、減速ケース5、及
び、後車輪デフケース6を機体前後方向に一体的
に連結したものを取付固定し、ゴムカツプリング
7を嵌着した前記エンジン3の出力軸3Aと前記
変速ケース4の冷却用フアン8を固着した入力軸
4Aとを伝動軸9を介して伝動連結し、更に、前
記機体フレーム1を前後車輪10,11で支持し
て作業車の一つである農用トラクタを構成してあ
る。
前記変速ケース4、減速ケース5、及び、後車
輪デフケース6を夫々のフランジ部をパツキンを
介して一体的に連結するとともに、これら機体前
後方向に一体的に連結された前記ケース群の中間
に位置する減速ケース5を、その横側面5Aと機
体フレームの縦面部とを、機体横幅方向に軸芯を
沿わせた横向き姿勢のボルト12で螺着すること
によつて、機体フレーム1に取付けるように構成
してある。
前記横向き姿勢のボルト12によつて前記機体
フレーム1にとも付けされた断面L字形のブラケ
ツト13を後方に延出するとともに、その延出端
における水平面部を前記後車輪デフケース6から
横側方に突出した車軸ケース部14上面に接当さ
せて、軸芯を上下方向に沿わせた縦向き姿勢のボ
ルト15を介して連結固定してある。
従つて、前記車軸ケース部14に後車輪11を
介して作用する接地反力に起因した曲げモーメン
トによる前記ケース群と機体フレーム1との取付
部位にかかる剪断応力を従来構成のものに比し
て、図示する長いスパン(L)で受けられるの
で、小さくすることができる。又、前記縦向き姿
勢のボルト15には前記接地反力による剪断力は
作用せず、かつ、前記曲げモーメントは前記ブラ
ケツト13で受けることができるので、減速ケー
ス5と後車輪デフケース6との接続ボルトにかか
る剪断力を大幅に軽減でき、パツキン等の損失も
軽減できる。
〔別実施例〕
○イ 前記ブラケツト13は機体フレーム1を後方
に延出してその端部を兼用構成してもよい。
○ロ 上記実施例のものはトラクタ以外の運搬車等
の他の作業車に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車の実施例を示し、第
1図は農用トラクタの機体構成を示す側面図、第
2図は機体フレーム後部の取付状態を示す平面
図、第3図は機体フレーム後方延出端部と車軸ケ
ースとの取付状態をす正面図である。 1……機体フレーム、4……変速ケース、5…
…減速ケース、5A……横側面、6……後車輪デ
フケース、12……横向き姿勢ボルト、13……
後方延出端部、14……車軸ケース部、15……
縦向き姿勢のボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体の左右両側に配設された左右一対の機体フ
    レーム1の間に、変速ケース4、減速ケース5、
    及び、後車輪デフケース6を、機体前後方向に一
    体的に連結して配置するとともに、それら一体連
    結された各ケース4,5,6のうちの前後中間に
    位置する減速ケース5の横側面5Aと機体フレー
    ム1とを、機体横幅方向に軸芯を沿わせた横向き
    姿勢のボルト12で互いに連結固定し、更に、前
    記左右の機体フレーム1の後方延出端部13と前
    記後車輪デフケース6から左右両横側方に突出し
    た車軸ケース部14とを、軸芯を上下方向に沿わ
    せた縦向き姿勢のボルト15で連結固定してある
    作業車。
JP1985011523U 1985-01-29 1985-01-29 Expired JPH0332415Y2 (ja)

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JP1985011523U JPH0332415Y2 (ja) 1985-01-29 1985-01-29

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JPS61127026U JPS61127026U (ja) 1986-08-09
JPH0332415Y2 true JPH0332415Y2 (ja) 1991-07-10

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JPS61127026U (ja) 1986-08-09

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