JPH0332356Y2 - - Google Patents

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JPH0332356Y2
JPH0332356Y2 JP1984028857U JP2885784U JPH0332356Y2 JP H0332356 Y2 JPH0332356 Y2 JP H0332356Y2 JP 1984028857 U JP1984028857 U JP 1984028857U JP 2885784 U JP2885784 U JP 2885784U JP H0332356 Y2 JPH0332356 Y2 JP H0332356Y2
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Japan
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herb
dried
bag
breathable
breathable material
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JP1984028857U
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JPS60141841U (ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Bedding Items (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、芳香性ハーブを入れたハーブマツト
に関するものである。 本考案に係るハーブマツトは、自動車、列車、
飛行機等のヘツドレストに取付けたり枕等に利用
されるものであり、芳香を発し気分をやわらげ爽
やかにするものである。
【従来の技術】
従来の芳香製品は、通常は化学合成香料を凝固
させた置物やバツク製品として室内に良い香りを
放散することを主眼として製品化されている。
【考案が解決しようとする問題点】
しかし、芳香材の原料のひとつである天然芳香
性ハーブにはその芳香に気分転換効果や安眠効果
を有するものがあり、この効果を利用する製品は
皆無といつてよいくらいに見当らなかつた。 本願の考案者は、永年芳香植物を生産している
が、天然芳香性ハーブの効果をより身近に活用す
べく企図し本考案を達成したものであつて、天然
芳香性ハーブを素材として耐久性、クツシヨン性
の良好なヘツドレスト用、或いは枕等として利用
できるハーブマツトを提供することを目的とする
ものである。
【問題点を解決するための手段】
本願考案に係るハーブマツトは、ラベンダー、
ミント、セージ、ローズマリー、タイム等の香
料・香辛料に用いられる香料植物である芳香性ハ
ーブを陰干しで自然乾燥し、その花、葉、茎の全
草を約5mm〜10mmの大きさに細断して攪拌混
合し、この乾燥ハーブとダウン・スポンジ片、ダ
クロン連結加工綿等の空隙形成材とを混合するか
または通気性仕切りで二段に分離して、表面を木
綿等の通気性素材で形成し裏面をビニール材等の
非通気性素材で形成した袋に比較的偏平に封入し
かつ中央付近に無封入部を設けてキルテイング
し、これを取付用ひもを備えたカバーに収納して
なることを特徴とするものである。 前記芳香性ハーブは次のように乾燥され処理さ
れる。 ハーブは、花、葉、茎の全草を乾季に採集し、
ゆつくりと約10日間位陰干しで自然乾燥する。 茎の乾燥度は緑茶位が目安である。 乾燥されたハーブは、細断機で約5mm〜10mm
の大きさに細断し、花、葉、茎の全草を攪拌混合
してからみ合わせて空隙の多いふんわりとしたも
のに仕上げられる。 細断したものを混ぜることで、茎のからみ合い
や弾性により適度なクツシヨン性のあるものがで
きるが、乾燥を強制的加熱で行なつたり細断をあ
まりに微細に粉砕すると、芳香の持続性やクツシ
ヨン性等が明瞭に減衰する。このようにして作成
された乾燥ハーブは、前記空隙形成材と混合し、
これを表面を通気性素材で裏面を非通気性素材で
形成した袋へ比較的偏平に封入しかつ、中央付近
に無封入部を設けてキルテイングするかまたは、
乾燥ハーブと空隙形成材とを、通気性仕切りを設
けて二段に分けた袋(表面を通気性素材で裏面を
非通気性素材で形成)へ比較的偏平にかつ分離し
て封入し、中央付近に無封入部を設けてキルテイ
ングするかしてのち、取付用ひもを設けたカバー
に収納すれば自動車や飛行機等のヘツドレストや
在来の枕にも装着でき、また枕としても利用する
ことができる。 なお、袋に封入される乾燥ハーブは、その種類
により異なる芳香効果があるので、一種又は二種
以上を調香して作られる。 ラベンダーは神経を緩和して気分転換を図り乗
物酔いに良いとされ、自動車のヘツドレスト等に
用いることができ、ミント、セージ、タイムは喉
の健康に良いとされ、ローズマリーは気分が爽や
かになるなど、民間療法上の効果も期待できるも
のである。 また、いずれの乾燥ハーブも山岳、森林、原野
の空気を思い起こさせる自然の香りであり、精神
衛生上もたいへん好ましい。 このような構成のハーブマツトは、自動車、飛
行機等のヘツドレストに装着したり枕として利用
され、また使用しない際には透明な筒などにまる
めて密封しておく。
【実施例】
次に本考案に係るハーブマツトの一実施例を図
面に基づいて説明する。 第1図、第2図は実施例1、第3図は異なる実
施例3、第4図は異なる実施例4に関するもの
で、自動車や飛行機等のヘツドレストに装着した
り枕として使用されるハーブマツトの実施例を示
すものである。 [実施例 1] 第1図、第2図に示すように、ラベンダーを陰
干しで天然長期(20日間)乾燥し、その花、葉、
茎の全草を細断機で約5mmに細断し軽く攪拌混
合して乾燥ハーブ1を作り、この乾燥ハーブ1と
空隙形成材10(ダウン、スポンジ片、ダクロン
連結加工綿)とを混合したのち、表面を木綿等の
通気性素材7で形成し裏面をビニール材等の非通
気性素材8で形成した40cm×22cmの大きさの袋
2の中へ前記空隙形成材10を混合した乾燥ハー
ブ1を80g略偏平に封入する。 次に、前記袋2の中の乾燥ハーブ1を手で軽く
押し分けながら中心にステツチ3を入れかつ左右
にX状にステツチ4を入れて、ステツチ部分がで
きるだけ乾燥ハーブ1の無封入部9になるように
キルテイングする。 格子状にステツチをかけキルテイング状にする
ことでハーブが片寄ることを防ぎ、無封入部9を
形成することで頭部の重圧による乾燥ハーブ1の
粉砕化を遅延させている。 乾燥ハーブ1と空隙形成材10とを混合封入し
た袋2の厚さは、略均等で3〜5mmである。そ
して、この袋2をひも5を付けたカバー6で被
い、自動車等乗物のヘツドレスト用として構成し
た。 前記袋2は、カバー6から出し入れ自在であ
り、汚れればカバー6を洗濯すればよい。 ひも5は、ヘツドレストへの取付用であり、フオ
ツク等適当なものが選定できる。 乾燥ハーブ1は自然な陰干しであり、決して強
制的加熱をしないのは、火で加熱乾燥すると芳香
が極端に稀釈化するからである。 また、自然のラベンダーの香りを出すために、
ラベンダーのみを使用し増量材は用いなかつた。 [実施例 2] 実施例1のヘツドレスト用のハーブマツトにお
いて、乾燥ハーブ1を、ミントとセージを乾燥さ
せて調香したものにして空隙形成材10と混合し
て袋2へ封入した。 ミントとセージから出る喉に良い芳香を活用で
きる。 [実施例 3] 第3図に示すのは、枕として使用中の実施例を
示すものであり、表面は木綿等の通気性素材7で
形成し裏面をビニール材等の非通気性素材8で形
成した袋2の、頭部が当接する中央付近に乾燥ハ
ーブ1の封入されない無封入部9を設け、その左
右に乾燥ハーブ1と空隙形成材10とを混合し封
入したものを示している。 袋2に無封入部9を設けたことで、頭部の重圧
による乾燥ハーブ1の粉砕化をより遅延させるこ
とができる。 また、実施例1同様に前記袋2の裏面もビニー
ル材等の非通気性素材8で形成してあるので、下
部寝具11に芳香が付着しにくく、頭部の揺動に
よつて左右の乾燥ハーブ1が圧迫され芳香が上方
へ強く放散されることになる。 [実施例 4] 実施例4は、表面を通気性素材7で形成し裏面
を非通気性素材8で形成した袋2を通気性仕切り
12で二段に仕切り、乾燥ハーブ1と空隙形成材
10とを分離して、頭部が当接する上段に乾燥ハ
ーブ1を下段に空隙形成材10を封入しキルテイ
ングしたものである。 頭部を当接することにより、空隙形成材10の
保持する空気は圧迫されて上方へ逃げ出すので、
乾燥ハーブ1の芳香の放散を助けることになる。 また、乾燥ハーブ1の芳香に異物を混入するこ
となくクツシヨン性を高めることができる。
【考案の効果】
本考案に係るハーブマツトは、芳香性ハーブを
芳香を減退することのないように自然乾燥したの
ちその植物全体を約5mm〜10mm位に細断し混
合してクツシヨン性を持たせさらに、この乾燥ハ
ーブと空隙形成材とを混合または分離して、表面
を通気性素材で裏面を非通気性素材で形成した袋
に封入しかつこの袋に無封入部を設けたものであ
るので、次のような特有の技術的効果がある。 乾燥ハーブは、自然乾燥でかつ約5mm〜
10mm位の大きさに細断して攪拌混合したもの
であるので、クツシヨン性や耐久性が最良のも
のとなつており、 さらに、乾燥ハーブと空隙形成材とを混合ま
たは二段に分離して袋に封入しているので、ク
ツシヨン性や耐久性をより向上させるととも
に、前記空隙形成材の保持する空気の放出によ
り乾燥ハーブを芳香の放散をより良好にするこ
とができる。 袋に無封入部を設けたので、頭部の重圧によ
る乾燥ハーブの粉砕化を遅延させることができ
るので、長期間使用することができる。 袋を、表面を通気性素材で裏面を非通気性素
材で形成しているので、芳香の表面方向への放
散を助けるとともに、下部寝具等に不必要に芳
香が付着しにくい。 乾燥ハーブ及び空隙形成材を、袋へ比較的偏
平に封入しキルテイングしたものであるので、
まるめて仕舞うことができまた、乾燥ハーブ等
が片寄つてしまうことがない。 自動車等のシートのヘツドレストに装着する
ことにより、ドライバーの気分を爽やかにし安
全運転に役立つ。 ヘツドレストや枕などとくに所定の位置で芳
香を放散するので、休憩する者に集中的に芳香
を与えることができる。 頭部の揺動により芳香が散り、芳香の加減が
できる。 このように本願考案は、天然の香料植物を全
部活用し、より自然のままで利用したハーブマ
ツトを提供するものであり、乗物での気分転換
のためのヘツドレスト用や枕として極めて実用
価値である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るハーブマツトの一実施例
及び実施態様を示すものであり、第1図はカバー
と乾燥ハーブが入つた袋とで構成されるハーブマ
ツトを示す正面図、第2図はカバーをかけた袋の
断面図、第3図、第4図はほかの実施例の断面図
である。 符号の簡単な説明、1……乾燥ハーブ、2……
袋、3,4……ステツチ、5……ひも、6……カ
バー、7……通気性素材、8……非通気性素材、
9……無封入部、10……空隙形成材、11……
下部寝具、12……通気性仕切り。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車、飛行機、列車等のヘツドレストや枕に
    使用されるマツトにおいて、ラベンダー等芳香性
    ハーブを陰干し自然乾燥して、その花、葉、茎の
    全草を約5mm〜10mmの大きさに細断して攪拌
    混合し、この乾燥ハーブとダウン・スポンジ片等
    空隙形成材とを混合または通気性仕切りで二段に
    分離して、表面を通気性素材で形成し裏面を非通
    気性素材で形成した袋に比較的偏平に封入しかつ
    中央付近に無封入部を設けてキルテイングし、取
    付用ひもを備えたカバーに収納したことを特徴と
    するハーブマツト。
JP2885784U 1984-02-29 1984-02-29 ハ−ブマツト Granted JPS60141841U (ja)

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JP2885784U JPS60141841U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 ハ−ブマツト

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JP2885784U JPS60141841U (ja) 1984-02-29 1984-02-29 ハ−ブマツト

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JPS60141841U JPS60141841U (ja) 1985-09-19
JPH0332356Y2 true JPH0332356Y2 (ja) 1991-07-09

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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS588379B2 (ja) * 1976-07-09 1983-02-15 アチ−ンデ・シミセ・リウニテ・アンゼリニ・フランサスコ・ア−・チ−・エレ・ア−・エフエ・ソシエタ・ペル・アチオニ パラ−イソプチルヒドロアトロバ酸誘導体およびその製法

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