JPH0332159Y2 - - Google Patents

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JPH0332159Y2
JPH0332159Y2 JP2209385U JP2209385U JPH0332159Y2 JP H0332159 Y2 JPH0332159 Y2 JP H0332159Y2 JP 2209385 U JP2209385 U JP 2209385U JP 2209385 U JP2209385 U JP 2209385U JP H0332159 Y2 JPH0332159 Y2 JP H0332159Y2
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JP
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pseudo
stereo
volume control
circuit
control voltage
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JP2209385U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、テレビジヨン受像機等においてモノ
ラル音声受信時に、擬似的にステレオ効果を得る
ための擬似ステレオ回路に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に人間の耳による音源の方向知覚は左右両
耳間の音圧レベル差と位相差とによるとされてい
る。
ステレオ再生の場合、源音場で収音された複数
チヤンネルの音声信号は、夫々の収音位置に対応
した音圧レベル及び位相の情報を持つており、こ
れらを複数の再生系で再生することによりスピー
カ間に音像を作り出し源音場の各音源配置を再現
するものである。
これに対してモノラル再生では信号の伝送路は
1個であり各音源の2次元的配置に関する情報を
全く含んでいない為、これを再生しても全ての音
像は直線上に定位してしまい源音場の拡がりの状
態は再現されない。
上述のモノラル信号を立体的に再生するいわゆ
る擬似ステレオ回路の従来例としては例えば特開
昭53−38301号公報記載の如く、モノラル信号の
一方のチヤンネルの位相を他方のチヤンネルの位
相に対して低音域では進み位相とし、高音域では
遅れ位相とすると共に、低音域及び高音域におい
て進み位相となるチヤンネルの音圧レベルを他方
に対して強調してなる擬似ステレオ方式がある。
ところが、前記擬似ステレオ方式においては音
量が小さいときには、音圧レベルの小さい方のチ
ヤンネルの音が聞こえにくく、したがつて位相
差、レベル差がはつきりしないため、擬似ステレ
オ効果が小さくなるという欠点があつた。
このため、擬似ステレオ時に音量の大小に拘わ
らず音圧レベルを所定量上げるという方法がある
が、これでは音量の大きい時に音声出力が飽和し
音が歪むという欠点が生じた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は上述の点に鑑み為されたものであり、
音量が小さい時は十分な擬似ステレオ効果を発揮
すると共に音量が大きい時でも音が歪まない擬似
ステレオ回路を提供するものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案はモノラル信号を擬似ステレオ信号に変
換処理する回路と、擬似ステレオ信号の音量を音
量制御電圧に応じて制御する回路と、擬似ステレ
オモード時で且つ前記音量制御電圧が所定値以上
の時、前記音量制御電圧を降下せしめる回路とか
らなる。
(ホ) 作用 上述の手段により擬似ステレオモード時、大音
量のときでも音声出力が飽和することがない様作
用する。
(ヘ) 実施例 以下、図面に従い本考案の一実施例を説明す
る。
第1図は本実施例回路の回路図であり、図中、
1は切換信号により擬似ステレオモード時のみ入
力モノラル信号を、所定の位相差及びレベル差が
つけられた2チヤンネルの擬似ステレオ信号に変
換処理する擬似ステレオ信号処理回路であり、例
えば、AN6552、MN3012及びAN6552(いずれも
松下電子工業製)の3個のICで構成される。
2は該擬似ステレオ信号処理回路に接続され、
後述する音量制御電圧によりその音声出力を制御
する音量制御回路であり、例えば、IC:AN5835
(松下電子工業製)により構成される。3は前記
音量制御回路の端子Aに印加する音量制御電圧を
擬似ステレオモードへの切換に連動して降下せし
める音量制御電圧降下回路であり、抵抗R、ダイ
オードD1〜D3及びトランジスタTrの直列接続体
よりなり、このトランジスタのペースには前記切
換信号と同一のモノラルモード時ロー、擬似ステ
レオモード時ハイとなる切換信号が印加される。
次に本実施例回路の動作について、第2図及び
第3図を参照しつつ説明する。
まず、擬似ステレオスイツチ(図示省略)がオ
フのとき、擬似ステレオ信号処理回路1は切換信
号により不作動となつており、モノラル信号入力
は擬似ステレオ化されることなく音量制御回路2
へ出力される。
また、このとき、切換信号によりトランジスタ
Trがオフとなつているため音量制御電圧降下回
路3も不作動となつている。よつて、音量制御電
圧は第2図の実線に示す如く、電圧降下すること
なくそのまま、音量制御回路2の端子Aに供給さ
れ、第3図の実線の様な特性で音量制御されてL
出力、R出力に夫々、同一の信号を出力する。
次に擬似ステレオスイツチオンのとき、切換信
号により前記擬似ステレオ信号処理回路が動作
し、擬似ステレオ信号を前記音量制御回路へ出力
する。
また、このとき切換信号により前記音量制御電
圧降下回路3の前記トランジスタTrがオンとな
りこの回路が作動状態となる。よつて、音量制御
電圧が約2Vまでは、ダイオードD1〜D3がオフと
なつているため、端子Aの電圧は前記擬似ステレ
オスイツチオフのときと同様に直線的に上昇する
が、前記電圧が約2Vを超えると、第2図一点鎖
線の如く前記ダイオードがオンして、このダイオ
ード及び前記トランジスタに電流が流れるため、
音量制御電圧の上昇に対する端子Aの電圧の上昇
の割合が減少する。
ここで、前記擬似ステレオ信号処理回路が動作
時は、従来この回路内のアンプゲインを上げるこ
とにより、第3図点線に示す如く、実線に対して
音声出力を増大せしめ、特に小音量時の擬似ステ
レオ効果を上げるようにしているが、大音量時に
は、音声出力が飽和してしまい歪の原因となつて
いた。
これに対して、本実施例においては、端子Aに
供給される電圧が大音量時にはあまり増加しない
様にされているため、第3図の一点鎖線に示す如
く、大音量時にも音声出力が飽和することなく且
つ、小音量時には充分な音声出力が得られるもの
である。
(ト) 考案の効果 上述の如く本考案に依れば小音量時には十分な
擬似ステレオ効果が得られると共に、大音量時に
も音声出力が飽和せず音が歪まない。
また、音量制御電圧を直線的に変化させた時の
音声出力の変化が、極く自然であり、聴感上好ま
しい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における擬似ステレ
オ回路の回路図、第2図は音量制御電圧に対する
端子Aの電圧特性図、第3図は音量制御電圧に対
する音声出力特性図である。 1…擬似ステレオ信号処理回路、2…音量制御
回路、3…音量制御電圧降下回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モノラル信号を、所定の位相差及びレベル差が
    付加された2チヤンネルの擬似ステレオ信号に変
    換処理する擬似ステレオ信号処理回路と、該擬似
    ステレオ信号の音量を、印加される音量制御電圧
    に応じて制御する音量制御回路と、擬似ステレオ
    モード時で且つ、前記音量制御電圧が所定値以上
    の時、前記音量制御回路に印加される音量制御電
    圧を降下せしめる回路とからなる擬似ステレオ回
    路。
JP2209385U 1985-02-19 1985-02-19 Expired JPH0332159Y2 (ja)

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JP2209385U JPH0332159Y2 (ja) 1985-02-19 1985-02-19

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JPS61139100U JPS61139100U (ja) 1986-08-28
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