JPH0331711Y2 - - Google Patents

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JPH0331711Y2
JPH0331711Y2 JP1986186709U JP18670986U JPH0331711Y2 JP H0331711 Y2 JPH0331711 Y2 JP H0331711Y2 JP 1986186709 U JP1986186709 U JP 1986186709U JP 18670986 U JP18670986 U JP 18670986U JP H0331711 Y2 JPH0331711 Y2 JP H0331711Y2
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hole
container body
container
corner
angular
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JP1986186709U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、牛乳、ジユースその他の液体食品を
入れる包装用容器において、そのいずれかの面に
形成されている長手孔の配置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、液体食品を入れる包装用容器1′には長
手の孔2′が形成されており、液体食品を飲む場
合の飲み口として、あるいは液体食品を注ぎ出す
場合の注ぎ口として利用されている。
この種の包装用容器は連続した帯状のウエブか
ら製造されるが、その工程上孔2′は第4図及び
特公昭54−14996号公報にみられるように少なく
とも周囲に立壁がなく角張つたコーナー部分を有
する容器本体1′の2つの面の交わる線1aある
いは1bと平行に穿孔されている。
また、少なくとも孔のうち容器本体に角張つた
コーナーに近い周縁部分が包装用容器に側縁と平
行な形をしていて孔の端が尖つているものもある
(例えば、特開昭60−172644号公報、特開昭59−
142938号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
前者のように、孔2′が周囲に立壁のない容器
本体1′の2つの面の交わる線1aあるいは1b
と平行に穿孔されていると、孔2′付近に口をつ
けて液体食品を飲む場合の持ち勝手が悪いため飲
みにくく、また、孔2′の端が容器本体の角張つ
たコーナーから離れていて唇が容器に触れる部分
もそれだけ多くなるから衛生上の面でじかに飲む
のをいやがる者も多い。
また、この孔2′から液体食品を注ぎ出した場
合、周囲に立壁のない容器本体1′の孔2′から流
れ出た液体食品が孔2′の形成されている面と交
わる他の面に伝わり、いわゆる液垂れ現象を起
す。特に、アルコール含有量の多いものなど表面
張力の低い液体食品が入つている場合ほど上記現
象が起りやすい。もつとも、周囲に立壁のある容
器本体(例えば、特開昭60−172644号公報、特開
昭59−142938号公報における図面に示されるよう
なもの)の場合には、立壁のコーナー部分が一種
の樋の役をなすため、周囲に立壁のない容器本体
の場合に比してそのような現象は生じない。
一方、後者のように、少くとも容器本体の角張
つたコーナーに近い部分が容器本体の側縁と平行
な形をしていて孔の端が尖つている場合、該孔が
形成されている面に外圧が加わると孔の内周縁で
ある尖つた部分から簡単に折れ曲つて容器が変形
するという欠点を有する。
また、このような形をした孔を穿つに当つては
体裁の面からも、容器本体の角張つたコーナーと
孔の内周縁である尖つた部分とがともに同一線上
にくるように、より具体的にはコーナーの延長線
上であつて孔の形成されている面を2等分する線
〔第4図においてLで示す〕上にくるよう完全に
一致させるのが一般的であるが、このようは穿孔
作業には上記の位置合わせが必要となるだけでな
く、その精度が要求されるという欠点があつた。
本考案は、このように周囲に立壁がなく角張つ
たコーナー部分を有する容器が有する欠点、およ
び容器本体の角張つたコーナーに近い部分が容器
本体の側縁と平行な形をしていて孔の端が尖つて
いる容器が有する欠点を解消し、飲みやすく、周
囲に立壁がなく角張つたコーナー部分を有する容
器本体を傾けて液体食品を注ぎ出した場合にも液
垂れ現象が生じにくく、また、強度的にも優れて
おり、さらに、飲み口あるいは注ぎ口として利用
される孔の穿孔作業のやりやすい液体食品用容器
を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案では、周囲に
立壁がなく角張つたコーナー部分を有する容器本
体1に形成される長手の孔2を両端に径の異なる
大小2つの半円を有する形とし、その孔2を周面
に立壁のない容器本体1の角張つたコーナー3を
向くように配置するとともに、該孔2に径の小さ
い方の半円を容器本体1の角張つたコーナー3に
近い方に位置せしめる。
〔作用〕
このようにすると、長手の孔2の一方の端を容
器本体1の角張つたコーナー3にできるだけ近づ
けることができる。従つて、孔2に口をつけて液
体食品を飲むに当つては、角張つたコーナー3側
にある孔2の先付近にちよつと唇を触れるだけで
充分飲むことができる。
また、第3図に示すように周囲に立壁がなく角
張つたコーナー部分を有する容器本体1を傾けて
液体食品を注ぎ出した場合、両端の径が異なる長
手の孔2の大小2つの半円のうち小さい方の半円
が周囲に立壁のない容器本体1の角張つたコーナ
ー3のすぐそばに位置するとともに、小さい方の
半円の直下に角張つたコーナー3が位置すること
になるから、コーナー3を向いている孔2から流
れ出た液体食品が容器本体1の他の面に伝わる液
垂れ現象はほとんど生じない。
さらに、長手の孔2の内周縁には尖つた部分が
ないから、該孔2が形成されている面に外圧が加
つても孔2の内周縁部分から折れ曲がることはほ
とんどない。
一方。孔2を穿つて当つて容器本体1のコーナ
ーと径の小さい方の半円の位置に関しては、従来
の尖つた部分と容器本体の角張つたコーナーとが
同一線上にくるよう完全に一致させなければなら
ないという細かい精度を特に要求されることはな
い。
〔実施例〕
本考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
実施例における容器本体1は、いわゆるブリツ
クと称され周囲に立壁がなく角張つたコーナー部
分を有する直方体形状の容器であり、その上面1
cに長手の孔2が形成されている。この孔2は第
1図に示すように両端の径が異なる大小2つの半
円を有するものであり、その孔2を周囲に立壁の
ない容器本体1の角張つたコーナー3を向くよう
に配置するとともに、該孔2の径の小さい方の半
円を周囲に立壁のない容器本体1の角張つたコー
ナー3に近いように位置せしめる。この場合にお
いて、該孔2の中心線が角張つたコーナー3の延
長線上であつて孔2の形成されている面1cを2
等分する線L上にくるごとく配置する。現実に
は、第1図における角βを50°程度とするのがよ
い。
孔2を有するこの種の容器には販売時第2図に
示すように、孔2を覆うようにタブ5が接着して
あつて該部分が封緘されている。容器本体1内の
液体食品を飲んだり、注ぎ出す場合にはこのタブ
5を剥して開口せしめる。
例えば、タブ5を剥した後孔2に口をつけて液
体食品を飲むに当つては、容器本体1を傾ける
が、この場合長手の孔2は角張つたコーナー3を
向いていてしかも孔2の一方の端は角張つたコー
ナー3のすぐそばに位置しているから、角張つた
コーナー3付近にちよつと唇を触れるだけで充分
飲むことができる。なお、持ち勝手の面から見る
と、第1図における角βを50°程度とするのが最
も良さそうに思われる。
また、第3図に示すように周囲に立壁がなく角
張つたコーナー部分を有する容器本体1を傾けて
液体食品を注ぎ出す場合、第3図の4で示す2つ
の面の交わる部分が一種の樋の役をなす。従つ
て、液体食品がこの内面を伝つて孔2からスムー
ズに流れ出る。また、この場合、両端が径が異な
る長手の孔2の大小2つの半円のうち小さい方の
半円が周囲に立壁のない容器本体1の角張つたコ
ーナー3のすぐそばに位置するとともに、小さい
方の半円の直下に角張つたコーナー3が位置する
ことになるから、コーナー3を向いている孔2か
ら流れ出た液体食品が周囲に立壁がなく角張つた
コーナー部分を有する容器本体1の他の面に伝わ
る液垂れ現象は全くと言つてもよいほど生じな
い。
上記実施例においては、周囲に立壁がなく角張
つたコーナー部分を有する直方体形状の容器に本
考案を応用した場合について説明したが、周囲に
立壁のない容器本体1の形状はこれのみに限定さ
れるものではない。立方体形状、三角以上の多角
柱、四面体など少くとも角張つたコーナー3を有
する種々の形状の容器に応用することができる。
ところで、長手の孔2はその両端に大小2つの
半円を有していて尖つた部分がないから、この孔
2が形成されている面にたとえ外圧が加つても孔
2の周縁部分から折れ曲がることはほとんどな
い。また、孔2の内周縁には尖つた部分がないか
ら、この孔2を穿つに当つては両端の大小2つの
半円がコーナー3の延長線上であつて孔2の形成
されている面1cを2等分する線L上にくる程度
に穿つだけで充分である。
〔考案の効果〕
本考案においては、周囲に立壁がなく角張つた
コーナー部分を有する容器を傾けて内容液を注ぎ
出した場合でも脈動、液垂れ現象を一層生じない
ものとすることができる。
また、長手の孔2が形成されている面にたとえ
外圧が加つても孔2の周縁部分から折れ曲がるこ
とがないから、容器の変形はほとんどなく元の形
を長く保持し得るのみならず、液体食品が入つて
いる容器が上記変形によつて破裂することがない
という効果がある。
さらに、長手の孔2を穿つに当つて、内周縁に
尖つた部分がある従来の場合ほど精度を要求され
ることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1図ないし第3図は、周囲に立壁
がなく角張つたコーナー部分を有する直方体形状
の容器に本考案を応用した場合の実施例を示すも
ので、第1図は、その一実施例の平面図、第2図
は、その容器の斜視図で、孔をタブで封緘した場
合を示す、第3図は、その容器を傾けて内容液を
注出する状態を示す斜視図、第4図は、従来例を
示す平面図、である。 1……容器本体、2……孔、3……コーナー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周囲に立壁がなく角張つたコーナー部分を有す
    る容器本体1に形成される長手の孔2を、両端に
    径の異なる大小2つの半円を有する形とし、その
    孔2を立壁のない容器本体1の角張つたコーナー
    3を向くように配置するとともに、該孔2の径の
    小さい方の半円を容器本体1の角張つたコーナー
    3に近い方に位置せしめたことを特徴とする液体
    食品包装用容器。
JP1986186709U 1986-12-03 1986-12-03 Expired JPH0331711Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986186709U JPH0331711Y2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03

Applications Claiming Priority (1)

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JP1986186709U JPH0331711Y2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6391428U JPS6391428U (ja) 1988-06-13
JPH0331711Y2 true JPH0331711Y2 (ja) 1991-07-05

Family

ID=31136517

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JP1986186709U Expired JPH0331711Y2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59142938A (ja) * 1983-01-24 1984-08-16 渡 和平 ワンタツチ開封パツク
JPS60172644A (ja) * 1984-02-01 1985-09-06 十條製紙株式会社 複合容器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59142938A (ja) * 1983-01-24 1984-08-16 渡 和平 ワンタツチ開封パツク
JPS60172644A (ja) * 1984-02-01 1985-09-06 十條製紙株式会社 複合容器

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JPS6391428U (ja) 1988-06-13

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