JPH0331678Y2 - - Google Patents

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JPH0331678Y2
JPH0331678Y2 JP11763584U JP11763584U JPH0331678Y2 JP H0331678 Y2 JPH0331678 Y2 JP H0331678Y2 JP 11763584 U JP11763584 U JP 11763584U JP 11763584 U JP11763584 U JP 11763584U JP H0331678 Y2 JPH0331678 Y2 JP H0331678Y2
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seawater
actuator
water
valve
submersible
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は水中機器作動装置に関する。
〔従来の技術〕
深度圧を利用した水中機器作動装置としては、
従来、下記の構造のものが知られている。
(1) 潜水船の重量調整装置用海水ポンプを利用す
るもの: すなわち、第3図側面図及び第4図系統図に示
すように、潜水船010の重量調整用に使用され
ている海水ポンプ01から重量調製タンク02へ
の管路を破線で示すように途中より分岐し、この
分岐管路にアクチユエーター06、作動機器05
を挿入することにより、外部圧力水を吸入して海
水ポンプ01から吐出される圧力水を供給し、ア
クチユエーター06を介して作動機器05を作動
させる。
この際、アクチユエーター作動時には、バルブ
03は中空位置(閉鎖)にあり、外部海水は海水
取入口09、切換弁08、海水ポンプ01、海水
切換弁07、アクチユエーター06、海水切換弁
07を経て外部海水中へと流れる。ここで、海水
切換弁07の左右の切換えによりアクチユエータ
ーの回転方向を変えることができる。
また、タンク02の注入時は海水切換弁07、
切換弁08はそれぞれ閉鎖され、バルブ03は右
方に移動(左端ブロツク使用)し、外部海水は取
入口04、バルブ03、海水ポンプ01、バルブ
03を経て重量調整タンク02に流れ、タンク0
2の排水時は海水切換弁07、切換弁08はそれ
ぞれ閉となり、バルブ03は左方に移動し(右端
ブロツク使用)、タンク02の圧力水はバルブ0
3、海水ポンプ01、バルブ03、取入口04を
経て外部海水中に排水される。
(2) 深度圧による圧力水が定容量の常圧タンクへ
流入するときの水頭を利用するもの: すなわち、第5図斜視図に示すように、深度圧
による圧力水と常圧タンク011との間の圧力差
を利用するもので、その管路の途中にアクチユエ
ーター012を設けて作動機器013を駆動す
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、 (1)の構造では、海水ポンプ01の単位時間当り
の出力がアクチユエーター06の単位時間当りの
出力以上でなければならないので、短時間に大容
量のアクチユエーター06を作動させるときや、
一度に多数のアクチユエーター06を作動させる
ときには不具合である。
(2)の構造では、短時間に大容量の出力を出すこ
とはできるが、定容量の常圧タンク011が一杯
になれば、以後の作動は不可能となる。
といつた問題がある。
本考案はこのような問題点を解決しようとする
もので、大容量のアクチユエーターが作動でき、
かつその作動時間を長くすることのできる水中機
器作動装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本考案は、潜水船又は水中構造物に
内蔵され深度圧を利用してアクチユエーター8を
介して搭載機器を作動する水中機器作動装置にお
いて、外部圧力水を流量調整弁11を経て導入し
て回動し排水を排水管を経て後記する重量調整兼
排水調整タンク2に排出するアクチユエーター8
と、重量調整兼排水調整タンクの内部水を切換弁
4を経て外部圧力水中に排水する海水ポンプ3と
を具えたことを特徴とする。
〔作用〕
上述の構成により、流量調整弁の開度を大きく
することにより単位時間当りの出力を増大でき
る。また重量調整兼排水調整タンクの海水を排水
ポンプで排水しながら水中作動機器のアクチユエ
ーターを運転することにより作動時間を延長する
ことができる。
〔実施例〕
本考案を潜水船に適用した一実施例を図面につ
いて説明すると、第1図はその側面図、第2図は
第1図の系統図である。
上図において、1は内部がほゞ大気圧の重量調
整タンク2に水中電動機5により駆動される海水
ポンプ3及び海水切換弁4により海水を海水出入
り口6より注排水されることにより、重量と浮量
のバランスを調整し、釣合状態を保つようにした
潜水船、7は深度圧がかゝつていない乗組員用ス
ペースである耐圧殻、8は深度圧のかゝつた圧力
水を海水取入れ口10から流量調整弁11、海水
切換弁12経由で導入して回転するアクチユエー
ター、9はアクチユエーター8に直結され駆動さ
れる作動機器、11はアクチユエーター8の作動
速度を制御する流量調整弁、12はアクチユエー
ター8の発停及び作動方向を制御する海水切換弁
である。
なお、系統図におけるAは通常の潜水船用の重
量調整装置部、Bは本考案によつて駆動される作
動機器部で、本実施例では3組の作動機器が深度
圧を利用して駆動されるようになつている。
このような装置において、海水取入れ口10よ
り取入れられた深度圧水は流量調整弁11、海水
切換弁12経由でアクチユエーター8を通過し、
作動機器9を回転せしめた後、海水切換弁12、
重量調整タンク2、海水切換弁4、海水ポンプ
3、海水切換弁4、海水出入り口6経由で排水さ
れる。
潜水船1が海底に着底して海底試探等の作業を
行う場合、作動機器9の反力が大きいと、潜水船
1が移動するので、所定以上の負浮力を与えてお
り、一般に重量調整タンク2の容積は数百であ
るが、例えば上記負浮力状態で、重量調整タンク
2の容積になお150の空容積があるようにし、
外部海水の圧力が3000mの深度で300気圧とすれ
ば、この重量調整タンク2を利用して約1.2kW時
の仕事が可能となる。
なぜならば、回転型ポンプ又はモーターでは、
第6図に示すように、そのモーメントMは、pを
圧力、Fをベーンの面積、rを半径とすると(1)式
で表わされ、ベーンが1回転するときの体積Vは
(2)式となり、両式から(1)式は(3)式となる。
M=pFr …(1) V=2πrF …(2) M=pV/2π …(3) ここで、nを回転数(rpm)とし、Vを流量Q
で表わすと、Mは(5)式となる。
Q=Vn …(4) M=pQ/2πn(Kgf・cm) …(5) 動力Nは、 N=Mω=pQ/612〔KW〕となり、 p=300、Q=150とすると、 N=300×150/612×60=1.22KWとなるからである。
そして、以上の条件において、次のような運転
ができる。
(1) 流量調整弁11の開度を調節することによ
り、30分であれば2.4kW、15分であれば4.8kW
といつた短時間に大出力を発生するアクチユエ
ーター8を作動させることができる。
(2) 複数のアクチユエーター8を作動させること
ができる。
(3) 重量調整タンク2内の海水量が増えると、負
浮力が増加するので、潜水船1の着底状態での
安定性は更に向上する。
(4) 海水ポンプ3によつて重量調整タンク2内の
海水を排水しながらアクチユエーター8を作動
させれば、アクチユエーター8の連続運転時間
は、海水ポンプ3の排水能力に応じて延長する
ことができる。
このような装置によれば、下記効果が奏せられ
る。
(1) 大容量のアクチユエーターが作動できる。
(2) アクチユエーターの作動時間を延長すること
ができる。
上記は本考案を潜水船に適用した一実施例につ
いて述べたが、本考案はこのほか深海作動機器の
緊急時のブースターにも適用することができる。
〔考案の効果〕
要するに本考案によれば、潜水船又は水中構造
物に内蔵され深度圧を利用してアクチユエーター
8を介して搭載機器を作動する水中機器作動装置
において、外部圧力水を流量調整弁11を経て導
入して回動し排水を排水管を経て後記する重量調
整兼排水調整タンク2に排出するアクチユエータ
ー8と、重量調整兼排水調整タンクの内部水を切
換弁4を経て外部圧力水中に排水する海水ポンプ
3とを具えたことにより、大容量のアクチユエー
ターが作動できるとゝもに、その作動時間を延長
することができる深度圧を利用した水中機器作動
装置を得るから、本考案は産業上極めて有益なも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を潜水船に適用した一実施例を
示す側面図、第2図は第1図の系統図、第3図は
公知の深度圧を利用した水中機器作動装置を具え
た潜水船を示す側面図、第4図は第3図の装置の
系統図、第5図は公知の深度圧を利用した水中機
器作動装置を示す斜視図、第6図は回転型ポンプ
又はモーターの原理図である。 1……潜水船、2……重量調整タンク、3……
海水ポンプ、4……海水切換弁、5……水中電動
機、6……海水出入り口、7……耐圧殻、8……
アクチユエーター、9……作動機器、10……海
水取入れ口、11……流量調整弁、12……海水
切換弁、A……重量調整装置部、B……深度圧利
用機器作動部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 潜水船又は水中構造物に内蔵され深度圧を利用
    してアクチユエーター8を介して搭載機器を作動
    する水中機器作動装置において、外部圧力水を流
    量調整弁11を経て導入して回動し排水を排水管
    を経て後記する重量調整兼排水調整タンク2に排
    出するアクチユエーター8と、重量調整兼排水調
    整タンクの内部水を切換弁4を経て外部圧力水中
    に排水する海水ポンプ3とを具えたことを特徴と
    する水中機器作動装置。
JP11763584U 1984-07-31 1984-07-31 水中機器作動装置 Granted JPS6131995U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11763584U JPS6131995U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 水中機器作動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11763584U JPS6131995U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 水中機器作動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6131995U JPS6131995U (ja) 1986-02-26
JPH0331678Y2 true JPH0331678Y2 (ja) 1991-07-04

Family

ID=30676542

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11763584U Granted JPS6131995U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 水中機器作動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2505891Y2 (ja) * 1987-12-28 1996-08-07 株式会社柴崎製作所 キャッピングマシン

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Publication number Publication date
JPS6131995U (ja) 1986-02-26

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