JPH033118Y2 - - Google Patents

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JPH033118Y2
JPH033118Y2 JP19263685U JP19263685U JPH033118Y2 JP H033118 Y2 JPH033118 Y2 JP H033118Y2 JP 19263685 U JP19263685 U JP 19263685U JP 19263685 U JP19263685 U JP 19263685U JP H033118 Y2 JPH033118 Y2 JP H033118Y2
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JP
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movable valve
valve
outside
axial direction
shaft
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JP19263685U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動二輪車その他のフユーエルタンク
注入口に装着するキヤツプに関するものである。
(従来の技術) エンジンの作動中或いは停止中に、タンク内に
生じる負圧や正圧を解消する自然通知機構(ブリ
ーザー)は公知であり、さらに必要により、その
通気機構を密閉して燃料の漏洩を防ぐために通気
機構の作動をオン、オフ切換できるようにしたも
のも知られている(実公昭60−3097号)。このよ
うなことは例えばオフロード用オートバイのよう
に現地まで運搬する場合等に必要になる。そのも
のではエンジン停止時にタンクを完全密閉状態に
おくため内圧の変化がさほどでなければ、その後
キヤツプを開くとき過度の正圧状態にあつてもせ
いぜい口金部に付着したガソリンが飛ばされる程
度ですむが、甚だしいときはタンクを変形させる
ことがあり、また密閉にしたのち低温になつたと
きはタンクを凹ませることがある。
(技術的課題) そこで本考案は前記の問題を解決するものでそ
の目的は、ブリーザー機能をオン・オフさせるこ
とができる構造のキヤツプにあつて、走行中等通
常時はオン状態とすることによりタンク内圧の調
整が自由に行なえるようにするとともに、それ以
外のときはオフ状態とし、なおかつオフ状態でも
タンク内圧が設定値を超える正の過圧状態となつ
たときはこれを調整することができるようにした
フユーエルタンク用キヤツプを提供することにあ
る。
(技術的手段) 前記課題は、フユーエルタンク注入口を閉塞す
るために該注入口の軸方向外方から装着される着
脱可能なキヤツプであつて、前記注入口への着脱
のために手で掴むことができる部分を有するキヤ
ツプ本体8と、該本体8に一体的に設けられ、軸
方向内方へ突出した有底の筒状部7を有し、その
底部に内外を通じる孔11が形成された弁保持体
6と、前記筒状部7の内側に外方から挿入され、
筒状部7の内方かつ半径方向内方へ突出形成され
た段部5に外方から接する突部4を有し、軸方向
内方の面に前記孔11の周囲に接離して通気を開
閉可能な筒縁部2が突設され、タンク内の正圧化
により軸方向外方へ移動し開弁可能な可動弁1
と、該可動弁外方のキヤツプ本体8に、前記軸回
りに回動可能に軸部23で軸支された、外部操作
可能かつ軸方向移動可能な摘み10と、前記軸部
23と可動弁1との間に設けられ、可動弁1を閉
方向へ加圧するばね13と、前記軸部23に作用
して摘み10を軸方向内方へ加圧する弾性部材1
7及び前記筒状部7の軸方向外方に位置する口部
周縁に設けられ、前記軸部23に固定された係合
片9と係合して前記弾性部材17の加圧下に係合
片9の位置を決め、前記可動弁突部4が段部5の
凹溝14にあるとき正圧により可動弁1がばね1
3に抗して上昇するのを許す第1カム面15並び
に可動弁突部4が段部5にのつた位置で切欠3と
円高となり、可動弁1を固定する第2カム面16
とを設けて成る構成により解決される。
(考案の作用) キヤツプ本体8に組込んだ弁保持体6の筒状部
7には可動弁1が遊嵌されており、この可動弁1
は、摘み10により外部からオンオフ操作される
係合片9と切欠3で係合しかつ外部操作される
が、保持体筒状部7の口縁には第1及び第2カム
面15,16が形成してあり、第1カム面15に
係合片9及び切欠3があるときは、可動弁1が正
圧により軸方向外方へ移動できるので、内圧が設
定値以上になれば可動弁1の内面の筒縁部2を弁
座12から離し得ることとなる。これが所謂オフ
の作動状態である。この状態で可動弁1が外方へ
移動し得る範囲は、切欠3の下辺が第1カム面1
5上の係合片9に達するまでの寸法dであり(第
4図参照)、正圧に対する作動値は可動弁1を押
圧したばね13の強さにより、設定することがで
きる。なおオフ状態下で負圧に対処するにはタン
ク強度を高めれば良い。
摘み10を実施例において右に回しオンの位置
に切替えると、係合片9は第2カム面16に来る
が、可動片1は突部4が段部5の凹溝14から脱
して切欠3の下辺は第2カム面16の同高となる
ので、可動弁下面の筒縁部2は弁座12から離さ
れ、したがつてタンク内は外圧と通じるので、均
衝化が図られる。これが所謂オンの作動状態であ
る。
(考案の効果) したがつて本考案によれば、運搬中は摘み10
の操作によりオフの状態とするので、タンク内の
ガソリンが揺動し、弁保持体6の孔11まで達し
ても、可動弁1がその筒縁部2で弁座12を閉じ
ているから燃料を遮断し外部へ洩らすことがな
い、と同時に、タンク内圧が設定値以上に過大
(正)になつた場合は可動弁1がばね13に抗し
て上昇し、筒縁部2が弁座12から離れて内圧の
放出が行なわれる。他方走行中はオン状態に切替
えると、筒縁部2は弁座12から常に離れている
ので直ちに外圧が導入される。例えば燃料が急激
に引かれてもそれに抵抗を及ぼすことがないので
出力低下を惹起することがない。つまりタンク内
圧は設定値以上に過大過少の状態に陥ることがな
いから破裂や、変形も起らず、安全であり、走行
中の燃料流量の急激な変動に良く対応でき、また
オフ状態にあるにも拘らずブリーズ機能を発揮す
るので、取扱いが著しく容易である。
(実施例) 以下図示の実施例により説明すると、キヤツプ
本体8はフユーエルタンク注入口へ軸方向外方か
ら装着され、手で掴むことができるキヤツプアウ
ター18とその内側に組合わされるキヤツプイン
ナー19とから成り、両部材18,19間に、可
動弁1を摺動可能に保持した弁保持体6が組付け
られている。弁保持体6は中央に筒状部7を有し
かつ、筒状部7は途中の段部5を境に軸方向内方
部分は小形となつており、可動弁1も軸方向外方
を大形、内方を小形として、その境界外部に弁保
持体6の段部5と接する突部4を一対内向きに突
設している。段部5にはその突部4が入る凹溝1
4が一対形成してあり、突部4と凹溝14の係合
時が後述するオン状態である。可動弁1の内面の
筒縁部2は、円筒形に形成され、その下端縁で保
持体底面の孔11を囲むゴム等より成る弁座12
に接する。外方大形部には一対の切欠3が対設し
てあり、その位置の内方に突設したのが突部4で
ある。
弁保持体6の凹部口縁には第1カム面15と、
第2カム面16、両カム面を隔てる台形凸部20
及び係合片9の回動を止める停止壁21が各一対
ずつ対設され、2つのカム面の段部5からの高さ
は同じとしている。そのため突部4が凹溝14に
あるときは切欠3の下辺と第1カム面は可動弁1
の上昇に必要な間隔dのみ離れているが(第3図
参照)、凹溝14より脱して段部5にのる第2カ
ム面16では切欠下辺と同高となり、可動弁1は
上昇できないように設定している。実施例では突
部4の高さは両カム面15,16と台形突部20
の差に略等しい。
切欠3に係合する係合片9は中心に角孔22を
有し、それに嵌合する軸部23を有するオンオフ
操作用の摘み10に一体的に固定され、かつ係合
片9の内面側と可動片底面間に縮設されたばね1
3により可動片1を弁座12に対して押圧するば
ね受けの機能も果す。また、摘み10は係合片9
とキヤツプアウター18間に縮設されたばね即ち
弾性部材17によりがたを吸収され、かつその弾
力は切欠3及びカム面15,16に係合片9を弾
接させている。24はキヤツプアウター18の外
面に設けた、オンオフ位置を示す記号、25はキ
ヤツプインナー19と保持体鍔部26との間のパ
ツキングである。
また、27はインナーキヤツプ19の内筒部、
28はその内部に取付けたセパレータ、29はセ
パレータと前記弁保持体6の間をシールするOリ
ング等の部材、30はセパレータ内部の隔板、3
1はその中心孔、32は孔周囲の内側に設けた円
形突条、33は樹脂フイルム、シート類より成る
弁、34は中心孔を有するバルブホルダーで、弁
33を円形リブ35にて可動的に支持しており、
隔板30に溶着されている。36はばね、37は
ばね受けで、タンク注入口部分に係合し、パツキ
ング38に注入口縁を圧接させる。39はパツキ
ングストツパー、40は内筒部27の中心孔であ
る。なお、各部必要箇所には小孔を設け通気を図
つている。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るフユーエルタンク用キヤツ
プの1実施例を示すもので第1図は縦断面図、第
2図は要部分解斜視図、第3図はカム部の展開
図、第4図はキヤツプの平面図、第5図はオン状
態の要部断面図である。 1……可動弁、2……筒縁部、3……切欠、4
……突部、5……段部、6……弁保持体、7……
筒状部、8……キヤツプ本体、9……係合片、1
0……摘み、11……孔、12……弁座、13,
17……ばね、14……凹溝、15……第1カム
面、16……第2カム面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フユーエルタンク注入口を閉塞するために該注
    入口の軸方向外方から装着される着脱可能なキヤ
    ツプであつて、前記注入口への着脱のために手で
    掴むことができる部分を有するキヤツプ本体8
    と、該本体8に一体的に設けられ、軸方向内方へ
    突出した有底の筒状部7を有し、その底部に内外
    を通じる孔11が形成された弁保持体6と、 前記筒状部7の内側に外方から挿入され、筒状
    部7の内方かつ半径方向内方へ突出形成された段
    部5に外方から接する突部4を有し、軸方向内方
    の面に前記孔11の周囲に接離して通気を開閉可
    能な筒縁部2が突設され、タンク内の正圧化によ
    り軸方向外方へ移動し開弁可能な可動弁1と、 該可動弁外方のキヤツプ本体8に、前記軸回り
    に回動可能に軸部23で軸支された、外部操作可
    能かつ軸方向移動可能な摘み10と、 前記軸部23と可動弁1との間に設けられ、可
    動弁1を閉方向へ加圧するばね13と、 前記軸部23に作用して摘み10を軸方向内方
    へ加圧する弾性部材17及び前記筒状部7の軸方
    向外方に位置する口部周縁に設けられ、前記軸部
    23に固定された係合片9と係合して前記弾性部
    材17の加圧下に係合片9の位置を決め、前記可
    動弁突部4が段部5の凹溝14にあるとき正圧に
    より可動弁1がばね13に抗して上昇するのを許
    す第1カム面15並びに可動弁突部4が段部5に
    のつた位置で切欠3と同高となり、可動弁1を固
    定する第2カム面16とから成るフユーエルタン
    ク用キヤツプ。
JP19263685U 1985-12-14 1985-12-14 Expired JPH033118Y2 (ja)

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