JPH0330730B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0330730B2 JPH0330730B2 JP60205028A JP20502885A JPH0330730B2 JP H0330730 B2 JPH0330730 B2 JP H0330730B2 JP 60205028 A JP60205028 A JP 60205028A JP 20502885 A JP20502885 A JP 20502885A JP H0330730 B2 JPH0330730 B2 JP H0330730B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing metal
- bearing
- synthetic resin
- metal
- rotating shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 22
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 7
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Landscapes
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、舵軸や舵針等の軸受メタルの取付け
方法に関する。
方法に関する。
「従来の技術」
従来、舵軸や舵針等の軸受メタルを船体の軸受
保持部に取付ける場合、第3図に示すように、舵
軸や舵針等の回転軸1を支える軸受メタル2を、
その外周面に所要の剥離材を塗布した状態で、軸
受保持部3に形成された回転軸貫通孔3aに、そ
の外周面と回転軸貫通孔3aの内周面との間に環
状の隙間Gを形成して挿入し、上記回転軸貫通孔
3aの下端側に底板4を固定して上記隙間Gの下
部を塞ぎ、また、軸受保持部3の上面に押え板5
をボルトで固定した後、押え板5に形成された小
孔5aから熱可塑性合成樹脂等の合成樹脂6を溶
融状態で隙間Gに注入し、その注入合成樹脂6を
硬化させて軸受メタル2を軸受保持部3に取付け
ている。
保持部に取付ける場合、第3図に示すように、舵
軸や舵針等の回転軸1を支える軸受メタル2を、
その外周面に所要の剥離材を塗布した状態で、軸
受保持部3に形成された回転軸貫通孔3aに、そ
の外周面と回転軸貫通孔3aの内周面との間に環
状の隙間Gを形成して挿入し、上記回転軸貫通孔
3aの下端側に底板4を固定して上記隙間Gの下
部を塞ぎ、また、軸受保持部3の上面に押え板5
をボルトで固定した後、押え板5に形成された小
孔5aから熱可塑性合成樹脂等の合成樹脂6を溶
融状態で隙間Gに注入し、その注入合成樹脂6を
硬化させて軸受メタル2を軸受保持部3に取付け
ている。
「発明が解決しようとする問題点」
ところで、上記のような方法で船体の軸受保持
部3に取付けられた軸受メタル2が摩耗したよう
な場合には、その軸受メタル2を軸受保持部3の
硬化合成樹脂6から引抜き、新しい軸受メタルを
その孔に嵌め込むようにしている。そして、その
軸受メタル2の引抜きに当つては外周面に塗布さ
れた剥離材が引抜きを容易にせしめるべく機能す
るようになつているが、実際には引抜き作業は容
易でなく、引抜きに用いる治具や工具等が接触し
て合成樹脂6の上下の端部の角部が損傷してしま
い、その結果、樹脂の再注入も含めて軸受メタル
2の交換を最初からやり直す必要が生じる場合が
あつた。
部3に取付けられた軸受メタル2が摩耗したよう
な場合には、その軸受メタル2を軸受保持部3の
硬化合成樹脂6から引抜き、新しい軸受メタルを
その孔に嵌め込むようにしている。そして、その
軸受メタル2の引抜きに当つては外周面に塗布さ
れた剥離材が引抜きを容易にせしめるべく機能す
るようになつているが、実際には引抜き作業は容
易でなく、引抜きに用いる治具や工具等が接触し
て合成樹脂6の上下の端部の角部が損傷してしま
い、その結果、樹脂の再注入も含めて軸受メタル
2の交換を最初からやり直す必要が生じる場合が
あつた。
「問題点を解決するための手段」
本発明は、回転軸を支える軸受メタルの外周面
に剥離材を塗布するとともにその軸受メタルの両
端外周面に金属製の環状部材をそれぞれ嵌合し、
軸受保持部に形成された回転軸貫通孔に、上記軸
受メタルをその外周面および環状部材の外周面と
回転軸貫通孔の内周面との間に環状の隙間を形成
して挿入し、上記隙間の下方側を塞いだ状態で上
記隙間に合成樹脂を溶融状態で注入し、その注入
合成樹脂を硬化させて軸受メタルを軸受保持部に
取付けるようにして、上記従来の問題点を解消し
たものである。
に剥離材を塗布するとともにその軸受メタルの両
端外周面に金属製の環状部材をそれぞれ嵌合し、
軸受保持部に形成された回転軸貫通孔に、上記軸
受メタルをその外周面および環状部材の外周面と
回転軸貫通孔の内周面との間に環状の隙間を形成
して挿入し、上記隙間の下方側を塞いだ状態で上
記隙間に合成樹脂を溶融状態で注入し、その注入
合成樹脂を硬化させて軸受メタルを軸受保持部に
取付けるようにして、上記従来の問題点を解消し
たものである。
「作用」
軸受メタルの外周面および環状部材の外周面
と、軸受保持部に形成された回転軸貫通孔の内周
面との間の環状の隙間に溶融状態で注入された合
成樹脂が硬化した状態においては、この硬化した
合成樹脂により軸受メタルは軸受保持部に固定さ
れる。
と、軸受保持部に形成された回転軸貫通孔の内周
面との間の環状の隙間に溶融状態で注入された合
成樹脂が硬化した状態においては、この硬化した
合成樹脂により軸受メタルは軸受保持部に固定さ
れる。
一方、軸受メタルが摩耗してこれを交換する必
要が生じたような場合には、適当な治具や工具を
用いて合成樹脂から軸受メタルを引抜くが、その
際、合成樹脂の両端内周面には金属製の環状部材
が固着したまま残存し、これら環状部材が合成樹
脂の損傷を防止する。
要が生じたような場合には、適当な治具や工具を
用いて合成樹脂から軸受メタルを引抜くが、その
際、合成樹脂の両端内周面には金属製の環状部材
が固着したまま残存し、これら環状部材が合成樹
脂の損傷を防止する。
「実施例」
第1図および第2図は本発明の一実施例を説明
するためのもので、舵軸や舵針等の回転軸1が、
軸受保持部3の回転軸貫通孔3aに挿入されて軸
受メタル2によつて周方向に回転、あるいは回動
自在に枢支されることは、従来と同一である。
するためのもので、舵軸や舵針等の回転軸1が、
軸受保持部3の回転軸貫通孔3aに挿入されて軸
受メタル2によつて周方向に回転、あるいは回動
自在に枢支されることは、従来と同一である。
軸受メタル2の回転軸貫通孔3aへの挿入に先
立ち、まず、軸受メタル2の外周面に剥離材を塗
布するとともに、その上下両端の外周面に金属製
の環状部材7a,7bをそれぞれ嵌合する。環状
部材7a,7bは、その内径を軸受メタル2の外
径とほぼ等しくし、その外径を回転軸貫通孔3a
の内径よりも十分に小さくした所定幅の円環状の
炭素鋼もしくは青銅から成るもので、上方の環状
部材7aはその上端面が軸受メタル2の上端面と
同一高さになるように、また、下方の環状部材7
bはその下端面が軸受メタル2の下端面と同一高
さになるようにそれぞれ取付ける。
立ち、まず、軸受メタル2の外周面に剥離材を塗
布するとともに、その上下両端の外周面に金属製
の環状部材7a,7bをそれぞれ嵌合する。環状
部材7a,7bは、その内径を軸受メタル2の外
径とほぼ等しくし、その外径を回転軸貫通孔3a
の内径よりも十分に小さくした所定幅の円環状の
炭素鋼もしくは青銅から成るもので、上方の環状
部材7aはその上端面が軸受メタル2の上端面と
同一高さになるように、また、下方の環状部材7
bはその下端面が軸受メタル2の下端面と同一高
さになるようにそれぞれ取付ける。
次いで、軸受保持部3の回転軸貫通孔3aの下
端内周面に、内径が軸受メタル2の内径より大で
外径より小さい円環状の底板4を取付ける。そし
て、環状部材7a,7bを備えた上記軸受メタル
2を上記回転軸貫通孔3aに挿入して底板4上に
載せた後、軸受メタル2の芯出しを行うととも
に、軸受メタル2の外周面および環状部材7a,
7bの外周面と回転軸貫通孔3aの間に生じた隙
間Gを底板4によつて塞ぐ。ここで、上記芯出し
は、軸受メタル2に挿通した回転軸1の芯出しに
伴つて行うか、もしくは適当な治具を用いて行
う。またこのとき、軸受メタル2の上端および上
方の環状部材7aの上端側は回転軸貫通孔3aよ
り若干上方へ突出した状態になつている。
端内周面に、内径が軸受メタル2の内径より大で
外径より小さい円環状の底板4を取付ける。そし
て、環状部材7a,7bを備えた上記軸受メタル
2を上記回転軸貫通孔3aに挿入して底板4上に
載せた後、軸受メタル2の芯出しを行うととも
に、軸受メタル2の外周面および環状部材7a,
7bの外周面と回転軸貫通孔3aの間に生じた隙
間Gを底板4によつて塞ぐ。ここで、上記芯出し
は、軸受メタル2に挿通した回転軸1の芯出しに
伴つて行うか、もしくは適当な治具を用いて行
う。またこのとき、軸受メタル2の上端および上
方の環状部材7aの上端側は回転軸貫通孔3aよ
り若干上方へ突出した状態になつている。
上記の作業が済んだら、小孔5aを穿設した押
え板5を軸受保持部3の上面にボルト又はたく溶
接で取付ける。この押え板5は、内径が軸受メタ
ル2の内径より大で外径より小さく、外径が回転
軸貫通孔3aの内径よりも十分に大きい円環状の
板材で、その内周側下面の隅部には環状溝5bが
形成されており、その環状溝5bに軸受メタル2
と環状部材7aの上端が嵌め込まれる。そして、
上記の小孔5aからエポキシ樹脂等の合成樹脂6
を溶融状態で上記隙間Gに注入してこれを硬化さ
せ、軸受メタル2の取付けを終了する。
え板5を軸受保持部3の上面にボルト又はたく溶
接で取付ける。この押え板5は、内径が軸受メタ
ル2の内径より大で外径より小さく、外径が回転
軸貫通孔3aの内径よりも十分に大きい円環状の
板材で、その内周側下面の隅部には環状溝5bが
形成されており、その環状溝5bに軸受メタル2
と環状部材7aの上端が嵌め込まれる。そして、
上記の小孔5aからエポキシ樹脂等の合成樹脂6
を溶融状態で上記隙間Gに注入してこれを硬化さ
せ、軸受メタル2の取付けを終了する。
しかして、上記のようにして取付けた軸受メタ
ル2を交換する場合には、適当な治具や工具を用
いて合成樹脂6から軸受メタル2を引抜くが、環
状部材7a,7bは合成樹脂6に固着しているか
ら、軸受メタル2を引抜く際には環状部材7a,
7bは第2図に示すように合成樹脂6の上下端の
内周面角部に残存したままになる。このため、軸
受メタル2の引抜き時に上記治具や工具が合成樹
脂6の上下端の角部に直接接触することがなくな
り、合成樹脂6の損傷が防止され、また、上記治
具等が環状部材7a,7bに接触してもこれらは
金属製であるから損傷のおそれはない。したがつ
て、軸受メタル2の引抜き後はそのままの状態で
新しい軸受メタルを支障なく嵌め込むことができ
る。
ル2を交換する場合には、適当な治具や工具を用
いて合成樹脂6から軸受メタル2を引抜くが、環
状部材7a,7bは合成樹脂6に固着しているか
ら、軸受メタル2を引抜く際には環状部材7a,
7bは第2図に示すように合成樹脂6の上下端の
内周面角部に残存したままになる。このため、軸
受メタル2の引抜き時に上記治具や工具が合成樹
脂6の上下端の角部に直接接触することがなくな
り、合成樹脂6の損傷が防止され、また、上記治
具等が環状部材7a,7bに接触してもこれらは
金属製であるから損傷のおそれはない。したがつ
て、軸受メタル2の引抜き後はそのままの状態で
新しい軸受メタルを支障なく嵌め込むことができ
る。
「発明の効果」
以上説明したように、本発明は、軸受メタルの
両端外周面に金属製の環状部材をそれぞれ嵌合し
た後、軸受保持部の回転軸貫通孔に軸受メタルを
挿通して合成樹脂を介して固定するようにしたも
のであるから、軸受メタルの引抜き時には環状部
材が合成樹脂の上下端の内周面角部に残存したま
まになつて、引抜き用の治具や工具が合成樹脂の
上記角部に直接接触することがなくなり、したが
つて、合成樹脂が破損することがなく新しい軸受
メタルの固定にそのまま使うことができ、作業性
が良い上に経済的である。
両端外周面に金属製の環状部材をそれぞれ嵌合し
た後、軸受保持部の回転軸貫通孔に軸受メタルを
挿通して合成樹脂を介して固定するようにしたも
のであるから、軸受メタルの引抜き時には環状部
材が合成樹脂の上下端の内周面角部に残存したま
まになつて、引抜き用の治具や工具が合成樹脂の
上記角部に直接接触することがなくなり、したが
つて、合成樹脂が破損することがなく新しい軸受
メタルの固定にそのまま使うことができ、作業性
が良い上に経済的である。
第1図および第2図は本発明の一実施例を示す
もので、第1図は軸受メタルの取付け状態を示す
断面図、第2図は軸受メタルを引抜いた状態を示
す断面図、また、第3図は軸受メタルの従来の取
付け方法の説明図である。 1……回転軸、2……軸受メタル、3……軸受
保持部、3a……回転軸貫通孔、G……隙間、6
……合成樹脂、7a,7b……環状部材。
もので、第1図は軸受メタルの取付け状態を示す
断面図、第2図は軸受メタルを引抜いた状態を示
す断面図、また、第3図は軸受メタルの従来の取
付け方法の説明図である。 1……回転軸、2……軸受メタル、3……軸受
保持部、3a……回転軸貫通孔、G……隙間、6
……合成樹脂、7a,7b……環状部材。
Claims (1)
- 1 回転軸を支える軸受メタルの外周面に剥離材
を塗布するとともにその軸受メタルの両端外周面
に金属製の環状部材をそれぞれ嵌合し、軸受保持
部に形成された回転軸貫通孔に、上記軸受メタル
をその外周面および環状部材の外周面と回転軸貫
通孔の内周面との間に環状の隙間を形成して挿入
し、上記隙間の下方側を塞いだ状態で上記隙間に
合成樹脂を溶融状態で注入し、その注入合成樹脂
を硬化させて軸受メタルを軸受保持部に取付ける
ことを特徴とする軸受メタルの取付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20502885A JPS6267328A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 軸受メタルの取付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20502885A JPS6267328A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 軸受メタルの取付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6267328A JPS6267328A (ja) | 1987-03-27 |
JPH0330730B2 true JPH0330730B2 (ja) | 1991-05-01 |
Family
ID=16500244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20502885A Granted JPS6267328A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 軸受メタルの取付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6267328A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57107427A (en) * | 1980-12-24 | 1982-07-03 | Niigata Eng Co Ltd | Bearing metal fixing method |
JPS609622A (ja) * | 1983-06-28 | 1985-01-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 位置決め装置 |
-
1985
- 1985-09-17 JP JP20502885A patent/JPS6267328A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57107427A (en) * | 1980-12-24 | 1982-07-03 | Niigata Eng Co Ltd | Bearing metal fixing method |
JPS609622A (ja) * | 1983-06-28 | 1985-01-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 位置決め装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6267328A (ja) | 1987-03-27 |
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