JPH0330387Y2 - - Google Patents

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JPH0330387Y2
JPH0330387Y2 JP1986156139U JP15613986U JPH0330387Y2 JP H0330387 Y2 JPH0330387 Y2 JP H0330387Y2 JP 1986156139 U JP1986156139 U JP 1986156139U JP 15613986 U JP15613986 U JP 15613986U JP H0330387 Y2 JPH0330387 Y2 JP H0330387Y2
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car floor
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエレベータ乗かごの荷重試験装置に関
する。
〔従来の技術〕
現在すべてのエレベータに、乗かごの積載荷重
を検出する荷重検出装置の取付けが法規で義務付
けられている。その荷重検出装置の取付け及びそ
の検出法を第3図について説明する。まずエレベ
ータ乗かごは、大きく分けてかご枠とかご室とよ
り成り、かご枠は下梁1と立柱2と上梁3とで構
成され、かつかご室はかご床6とその周縁から立
設して天井を備えた周壁7とより構成されてい
る。そして、前記かご室は前記下梁1上に緩衝ゴ
ム4を介して支持されたかご床支持部材5上に固
定されている。
このように構成された乗かごのかご室内の荷
重、例えば乗客及び荷物の総重量は緩衝ゴム4を
圧縮させ、その圧縮量だけかご室が下梁1側に変
位する。この変位量を検出するために、かご枠と
かご室との間となる下梁1上とかご床支持部材5
下の対向部分に夫々荷重検出スイツチ8と突起9
を設け、かご室内の総重量が一定値を越えると突
起9が荷重検出スイツチ8を作動させ何等かの信
号を発するように構成し、エレベータの安全運行
を制御するようにしている。
もし、この荷重検出スイツチ8の作動点が規定
外にあると、エレベータ利用客で混雑するラツシ
ユ時にそれに適した運転制御ができなくかつた
り、積載量超過の警報が行えなかつたりする。
このような不都合をなくすために、定期的に荷
重検出スイツチの作動点を点検しているが、この
点検は複数個の錘10をかご室内に順次積込ん
で、かご室を緩衝ゴム4に抗して下梁1側に変位
させて行つているのが一般的であつた。
このため作業者は、かご室内外を何度も往復し
て重量のある錘10を運搬しなければならず、極
めて非能率的な作業であると共に、作業者の疲労
や危険が伴う作業であつた。また、例えば実開昭
53−74870号公報のように、乗かごの外側からか
ご下に降り、昇降ピツト内にて下梁とかご床支持
部材間を引張つて緩衝ゴム4を変位させる方法も
あるが、この場合も乗かご外のピツト内での作業
となるために、作業者の疲労や危険を伴う作業で
あつた。
上記の問題を解決するため、特公昭61−24306
号公報に示すように、エレベータのかご室内の荷
重を点検するに際し、かご室のかご床に通常時は
塞がれている点検窓を設け、この点検窓からかご
床支持部材上に引張力発生装置を乗置し、かつ下
梁と前記引張力発生装置とを連結させると共に、
前記かご室内で前記引張力発生装置を作動させる
ことにより、緩衝部材に抗して前記かご床支持部
材を下梁側に変位せしめるようにしたものが同一
考案者によつて提案されている。
この提案されたものによれば、かご室内から下
梁とかご床支持部材との間に引張力発生装置を介
在させて作動させることにより前記かご床支持部
材云い代えればかご室を下梁側に変位せしめるよ
うにしたので、重量物の運搬や危険な作業がなく
なり、この結果乗かごの試験負荷作業を容易に短
時間に、かつ危険を伴うことなくできる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記提案されたものでは、かご床に通
常時は塞がれている比較的大きな点検窓を設ける
必要があり、この加工に多大の費用と労力がかか
るばかりか、常時は、この点検窓をロツクしてお
かなければならず、鍵の取付けに一工夫要すると
いう問題があつた。即ち、万一、いたずらによつ
て点検窓があけられ、この窓から落下した場合は
人命に危険がおよぶため、厳重なロツクを行なう
必要があるためである。又、既納品のかご床に採
用する場合、顧客の持ち物に加工することにな
り、大きな孔を、かご床にあけることの同意を得
ることがむずかしいという問題があつた。
本考案の目的は、かぎ床に、点検窓のような大
きな孔を設けることなく、かご室内で、荷重試験
を行なうことのできるものを得るにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、かご室のかご床に、通常時は塞が
れている孔を設け、一方、このかご床に引張力発
生装置を載置し、かつ、この引張力発生装置とか
ご枠に備えられた下梁とを、前記孔を介して取付
けられる連結体によつて連結し、しかして、前記
かご室内で前記引張力発生装置を作動させること
により、緩衝部材に抗してかご床支持部材を下梁
側に変位させるように構成することにより達成さ
れる。
〔作用〕
かご床上に設けられた引張力発生装置を作動
し、この作動力を、かご床に穿設された孔を貫通
する連結体を介して下梁に伝達し、これによつ
て、緩衝部材に抗してかご床支持部材を下梁側に
変位させ、荷重検出装置を動作させる。したがつ
て、かご床には、連結体の貫通する小孔のみで良
く、加工性が良く、又、既納品にも、容易に適用
できるものを提供できる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図、第2図につ
いて説明する。なお、エレベータ乗かご自体の構
成は、第3図に示す従来のものと変りないので、
同一部品を同一符号で示し、再度の説明を省略す
る。
しかし本実施例では、第2図に示すように、か
ご床6に孔17を設け、通常時はこの孔17を蓋
18により塞ぐようにした点と、下梁1上で孔1
7に対向する部分に係止金具11を設けた点とが
従来の乗かご自体の構成と異なる。
次に、第1図において、かご室内で荷重をか
け、緩衝ゴム4に抗してかご床6およびかご床支
持部材5を下方に変位させる動作について説明す
る。まず、かご床6の蓋18を取外して孔17を
開くと共に、かご床6上の一対の孔17間の位置
に、引張力発生装置12、例えば小型の油圧ジヤ
ツキを載置する。そして、この油圧ジヤツキ12
上に間隔片15等を介して強度梁13を配置し、
この強度梁13の両端部から連結体14を垂下さ
せ、この連結体14を孔17を介して挿入し、そ
の先端部を下梁1に設けた係止金具11に係合さ
せる。この時夫々の連結体14が緩んで不安定と
ならないように強度梁13にナツト16で締付け
る。
以上のように油圧ジヤツキ12をセツトして下
梁1とかご床6とを連結し、この状態で油圧ジヤ
ツキ12を作動させれば、連結体14に引張力が
働き、かご床6をかご床支持部材5と共に下梁1
側に沈下させる。
この時、かご床6とかご床支持部材5の沈下に
より、突起9も下つて荷重検出スイツチ8を押圧
し作動させる。この荷重検出スイツチ8の作動状
態は、かご室内に装備されているランプやブザー
によつて報知されるので、この時の試験荷重を油
圧ジヤツキ12に接続した指示メータ等により読
み取り、荷重検出スイツチ8が所定荷重で正常に
作動しているか否かが判定できる。もし正常でな
い場合は、突起9と荷重検出スイツチ8との間隙
をかご床支持部材5を沈下させた状態で調整すれ
ばよい。
ところで、この試験荷重の測定方法としては、
油圧ジヤツキ12上に配置した間隔片15を歪ゲ
ージ式荷重変換器とし、これに荷重表示メータを
接続して読み取つてもよい。
この荷重試験終了後は、前述とは逆の順序によ
り取付けた部品を取外し、最後に蓋18を孔17
に取付ければよい。このように、作業者は油圧ジ
ヤツキ12及び付属部品をかご室内に持込んでセ
ツトするだけでよいので、従来のような重量物の
運搬作業はなくなり、一人で短時間に作業するこ
とができ、なんら危険を伴うことはない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、かご床に、点検窓のような大
きな孔を設けることなく、かご室内で、荷重試験
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例になる荷重試験装置
を用いた試験負荷状態を示す乗かごの縦断面図、
第2図は第1図に示す乗かごの通常時の縦断面
図、第3図は従来の試験負荷状態を示す乗かごの
縦断面図である。 1……下梁、2……立柱、3……上梁、4……
緩衝部材、5……かご床支持部材、6……かご
床、12……引張力発生装置(油圧ジヤツキ)、
14……連結体、17……孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下梁と立柱と上梁とより成るかご枠に、緩衝部
    材を介してかご床支持部材を設置し、このかご床
    支持部材上にかご室を形成して構成したエレベー
    タ乗かごにおいて、前記かご室のかご床に、通常
    時は塞がれている孔を設け、一方、このかご床に
    引張力発生装置を載置し、かつ、この引張力発生
    装置と前記下梁とを、前記孔を介して取付けられ
    る連結体によつて連結し、しかして、前記かご室
    内で前記引張力発生装置を作動させることによ
    り、前記緩衝部材に抗して前記かご床と共に前記
    かご床支持部材を下梁側に変位させるように構成
    したことを特徴とする荷重試験装置。
JP1986156139U 1986-10-14 1986-10-14 Expired JPH0330387Y2 (ja)

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JP1986156139U JPH0330387Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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JP1986156139U JPH0330387Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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JPS6362474U JPS6362474U (ja) 1988-04-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6124306A (ja) * 1984-07-12 1986-02-03 Showa Denko Kk 円偏波アンテナ用反射板の製造方法

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