JPH0524697Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0524697Y2
JPH0524697Y2 JP7266489U JP7266489U JPH0524697Y2 JP H0524697 Y2 JPH0524697 Y2 JP H0524697Y2 JP 7266489 U JP7266489 U JP 7266489U JP 7266489 U JP7266489 U JP 7266489U JP H0524697 Y2 JPH0524697 Y2 JP H0524697Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
sheave
electric motor
detector
brake device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7266489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0312867U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7266489U priority Critical patent/JPH0524697Y2/ja
Publication of JPH0312867U publication Critical patent/JPH0312867U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0524697Y2 publication Critical patent/JPH0524697Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は昇降装置の負荷検出槽内に関する。
(従来の技術) 第7図及び第8図には従来の昇降装置の負荷検
出装置が示されている。このものは、人を乗せる
昇降体aの昇降装置に関するものであつて、この
昇降体aと釣り合い錘bとに結合した主索cが綱
車dに巻き掛けられ、この綱車dを電動機eによ
り減速機fを介して回転駆動するようになつてお
り、上記電動機eの回転軸にはブレーキ装置gが
設けられている。そして、昇降体aは枠hに人が
乗るかごiが弾性体jを介して支持されたもの
で、枠hに主索cの負荷を検出する検出器(リミ
ツトスイツチ)kが取り付けられている。
すなわち、この場合、かごi内の乗員の多少に
応じて弾性体jの撓み量が変化して、所定以上の
撓み量になると検出器kが作動して警報等を発
し、電動機eや主索cに過負荷が作用することを
防止することになる。
また、昇降装置のブレーキ装置を減速機のケー
スに回動自在に枢支するとともに、弾性体によつ
て上記回動を許容するように保持し、ブレーキ装
置が作動時に主索の不均衡負荷によつて回動する
ことを利用して、つまりはその回動変位によつて
負荷を検出するようにしたものもある(実公昭62
−2504号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記枠hに対するかごiの相対変位を
検出器kでみるものでは、かごiの重量のみが負
荷として検出され、綱車dからかごiまでの主索
aの長さの変化による重量変動は電動機eの負荷
として検出されない。従つて、高い精度での負荷
検出が要求される場合(例えば、負荷の大きさに
応じて昇降速度を制御する場合)、高価な高精度
の検出器を複数設置しても、電動機eに作用する
実際の負荷を正確に検出することは難しい。
これに対して、上記ブレーキ装置の回動変位か
ら負荷を検出するものでは、主索の重量も負荷と
して検出されるが、ブレーキ装置まわりの構造が
複雑になる憾みがある。
すなわち、本考案の課題は、昇降装置の電動機
に作用する負荷を簡単な構造で正確に検出できる
ようにすることにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、このような課題に対して、昇降装置
の電動機、減速機及びブレーキ装置を1つの支持
台に支持し、且つこの支持台を綱車の回転軸を中
心に回動できるように支持し、綱車に作用する主
索からの不均衡負荷により生ずる上記支持台の回
動変位に基づいて電動機に作用する負荷を検出す
るものである。
すなわち、そのための具体的な手段は、 昇降用の主索が巻き掛けられた綱車と、この綱
車を回転駆動する電動機と、この電動機の回転軸
の回転を上記綱車の回転軸に減速して伝える減速
機と、上記電動機の回転軸の回転を制動するブレ
ーキ装置とを備えた昇降装置において、 上記電動機と減速機とブレーキ装置とを支持
し、上記綱車の回転軸を中心に回動可能に設けら
れた支持台と、 上記ブレーキ装置を作動させた状態において、
上記綱車に作用する上記主索の両側の懸垂部から
の不均衡負荷により生ずる上記支持台の回動変位
によつて動作し、上記電動機に作用する負荷を検
出する検出器と、 を備えていることを特徴とする昇降装置の負荷検
出装置である。
この場合、上記検出器としては、ロードセルを
用いることができ、あるいは、支持台を定位置の
基台に支持する弾性体と、この弾性体の撓み量が
所定以上になると作動するリミツトスイツチとに
より検出器を構成することもできる。
(作用) 上記負荷検出装置においては、ブレーキ装置が
作動している時は、綱車、電動機、減速機及びブ
レーキ装置が一体的な、つまりは固定された関係
にあるため、綱車に作用する綱車両側の主索の懸
垂部からの不均衡負荷により、上記電動機、減速
機及びブレーキ装置を支持する支持台に回動変位
を生ずる。そして、この場合の綱車に作用する上
記不均衡負荷は、昇降体の重量に主索の重量を加
味したものであるから、上記支持台の回動変位に
よつて作動する検出器は、実際に電動機に作用す
る負荷を検出できることになる。
この場合、検出器としてロードセルを用いれ
ば、電動機に作用する負荷の大きさを無段階に検
出できることになる。また、検出器を、支持台を
定位置の基台に支持する弾性体と、この弾性体の
撓み量が所定以上になると作動するリミツトスイ
ツチとにより構成すれば、所定値以上の負荷を検
出することができる。
(考案の効果) 従つて、本考案によれば、昇降装置の電動機、
減速機及びブレーキ装置を支持する支持台を綱車
の回転軸を中心に回動できるし、ブレーキ装置の
作動時に綱車に作用する主索からの不均衡負荷に
より生ずる上記支持台の回動変位に基づいて電動
機に作用する負荷を検出するようにしたから、昇
降体の重量に主索の重量を加味した実際に電動機
に作用する負荷を検出することができ、しかも支
持台を回動可能に設けること自体は比較的容易で
あり、簡単な構造で精度の高い検出を行なうこと
が可能になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
本実施例は本考案をエレベータ式立体駐車装置
に適用したものであり、第1図において、1は建
物2内で車両Wを載置して昇降する矩形状の昇降
台(昇降体)、3は上記昇降台1の昇降路の両側
にそれぞれ多段に設けられた駐車棚であり、その
片側の最上段の駐車棚3の上に固定して設けられ
た基台4に昇降台1を昇降せしめる昇降装置5が
支持されている。
上記昇降装置5は、第2図に示すように、昇降
用の主索6が巻き掛けられた綱車7と、この綱車
7を回転駆動する電動機8と、この綱車7と電動
機8とを連結する減速機9と、上記電動機9の回
転軸8aの回転を制動するブレーキ装置10とを
備えている。上記主索6は、第3図に示すよう
に、4本設けられていて、各々の綱車7からの一
方の懸垂部は釣り合い錘12に結合され、他方の
懸垂部はそれぞれ案内車13に懸回されて昇降台
1の4角に結合されている。
綱車7は、上記基台4に軸受15,16にて支
持され、電動機8、減速機9及びブレーキ装置1
0は、それぞれ支持部材17〜19を介して支持
台21に支持されている。そして、この支持台2
1は、上記綱車7の回転軸7aを中心に回動可能
に支持され、綱車7からみて昇降台1側(電動機
8側)の端部が上記基台4に、電動機8の受ける
負荷を検出するための後述するロードセル22及
び防振ゴム23を介して受けられている。
すなわち、減速機9はその入力軸9aと出力軸
9bとを直交させて備えた直交軸型であり、出力
軸9bが綱車7の回転軸7aに結合され、入力軸
9aは電動機8の回転軸8aに結合されている。
よつて、上記支持台21は減速機9の出力軸9b
を介して上記綱車7の軸受15,16により上記
基台4に回転自在に支持されていることになる。
また、第2図及び第3図での図示は省略してい
るが、上記基台4には第4図に示すように、上記
支持台21がロードセル22から離反する方向の
回動を規制するストツパ24が設けられている。
すなわち、電動機8の両側位置において、基台4
には支持部材25,25により下向きのストツパ
24,24が支持され、このストツパ24,24
に当接可能な当て部材26,26が上記支持台2
1よりその両側に突出している。
そうして、上記ロードセル22は、綱車7の回
転軸7aを中心とする支持台21の回動変位によ
り作動し、つまりはこの回動変位による荷重を測
定することにより、電動機8に作用する負荷を検
出するものであり、上記電動機8の駆動を制御す
る制御装置(図示省略)に接続されている。
すなわち、上記昇降装置5においては、昇降台
1の負荷の変動(車両Wの有無ないしは搭載され
た車両Wの重量の大小による)は、昇降台1側と
釣り合い錘12側の不均衡負荷として綱車7に作
用し、同時に主索6の両側懸垂部の長さの変化に
よる不均衡負荷も綱車7に作用する。この綱車7
に作用する不均衡負荷は、電動機8を作動せしめ
る場合の負荷の大きさに対応するものである。そ
して、ブレーキ装置10が作動していると、すな
わち、減速機9の出力軸9aが回転できない状態
であれば、綱車7は減速機9を介して支持台21
と固定関係にあるから、上記綱車7に作用する不
均衡負荷は、この綱車7の回転軸7aを中心とし
て支持台21をロードセル22に抗して回転(第
2図において右回転)せしめる力となり、この支
持台21に回動変位を生じ、この回動変位による
荷重がロードセル22によつて測定される。
この場合、綱車7に作用している不均衡負荷が
この綱車7から支持台21に伝達されるまでの伝
達損失は、ブレーキ装置10が作動しておれば、
非常に小さいものになる。すなわち、上記支持台
21の回動変位による荷重は、綱車7に作用して
いる不均衡負荷、つまりは電動機8がその作動時
に受ける負荷に相当する。
よつて、上記支持台21の回動変位による荷重
の測定値から、電動機8の受ける負荷の大きさを
高精度で検出できることになり、この負荷に応じ
て昇降速度を変える場合などにおいて、昇降装置
5を作動せしめるために必要な電動機8の駆動力
を高精度で制御できることになる。そして、この
場合、上記支持台21の回動変位による荷重は1
つのロードセル22で測定することができ、電動
機8の受ける負荷を検出するための構成が簡単で
あつて、安価な負荷検出装置となる。
なお、上記支持台21の回動変位がロードセル
22に対して逆方向(第2図において左回転方
向)に生ずるときには、ストツパ24にてその過
度の回動変位が防止されることになる。また、こ
のときの不均衡負荷を検出する必要があれば、ス
トツパ24側にロードセルを設ければよい。
第5図には上記支持台21の回動変位による荷
重を測定するロードセル22を2個並列に設けた
例が示されている。この例によれば、負荷の検出
精度をさらに高くすることができるものであり、
例えば、2つのロードセル22,22の測定値の
平均をとつて検出誤差を防止したり、あるいは両
ロードセル22,22の負荷検出レベルを変え、
広い範囲にわたつて負荷を検出するようにした
り、一方のロードセル22を過負荷防止用とした
りすることができる。
また、上記過負荷防止の目的だけであれば、第
6図に示すように、支持台21と基台4との間に
支持台21の回動変位に応じて撓み量が変化する
弾性体27を介装するとともに、この弾性体27
の撓み量が所定値以上になると作動して警報機に
信号を出力するリミツトスイツチ28を設ければ
よい。この場合、検出装置自体を安価なものとし
ながら、過負荷の検出を高い精度で検出できるこ
とになる。
なお、本考案が上記エレベータ式立体駐車装置
用以外の他の昇降装置にも適用できることはもち
ろんである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はエレベ
ータ式立体駐車装置の断面図、第2図は昇降装置
の負荷検出装置を一部省略して示す正面図、第3
図は同検出装置を一部省略して示す平面図、第4
図は同検出装置を一部断面にし一部省略して示す
側面図、第5図は負荷検出装置の他の例を示す第
4図と同様の図、第6図は負荷検出装置の他の例
を示す一部省略した正面図、第7図は従来の昇降
装置を示す断面図、第8図は従来の昇降装置の負
荷検出装置を示す断面図である。 1……昇降台(昇降体)、4……基台、6……
主索、7……綱車、7a……回転軸、8……電動
機、8a……回転軸、9……減速機、10……ブ
レーキ装置、21……支持台、22……ロードセ
ル、27……弾性体、28……リミツトスイツ
チ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 昇降用の主索が巻き掛けられた綱車と、この
    綱車を回転駆動する電動機と、この電動機の回
    転軸の回転を上記綱車の回転軸に減速して伝え
    る減速機と、上記電動機の回転軸の回転を制動
    するブレーキ装置とを備えた昇降装置におい
    て、 上記電動機と減速機とブレーキ装置とを支持
    し、上記綱車の回転軸を中心に回動可能に設け
    られた支持台と、 上記ブレーキ装置を作動させた状態におい
    て、上記綱車に作用する上記主索の両側の懸垂
    部からの不均衡負荷により生ずる上記支持台の
    回動変位によつて上記電動機に作用する負荷を
    検出する検出器と、 を備えていることを特徴とする昇降装置の負荷
    検出装置。 (2) 検出器はロードセルである請求項(1)に記載の
    昇降装置の負荷検出装置。 (3) 検出器は、支持台を定位置の基台に支持する
    弾性体と、この弾性体の撓み量が所定以上にな
    ると作動するリミツトスイツチとにより構成さ
    れている請求項(1)に記載の昇降装置の負荷検出
    装置。
JP7266489U 1989-06-21 1989-06-21 Expired - Lifetime JPH0524697Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7266489U JPH0524697Y2 (ja) 1989-06-21 1989-06-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7266489U JPH0524697Y2 (ja) 1989-06-21 1989-06-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0312867U JPH0312867U (ja) 1991-02-08
JPH0524697Y2 true JPH0524697Y2 (ja) 1993-06-23

Family

ID=31610801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7266489U Expired - Lifetime JPH0524697Y2 (ja) 1989-06-21 1989-06-21

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0524697Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030334Y2 (ja) * 1977-02-10 1985-09-11 吉岡 工 屋根板
JPS6030335Y2 (ja) * 1977-02-10 1985-09-11 吉岡 工 屋根板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0312867U (ja) 1991-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2484004C2 (ru) Управление крутящим моментом при торможении
KR100427462B1 (ko) 승강기의 승강기통용 하중 검출기
EP1498379B1 (en) Double deck elevator
US8104586B2 (en) Elevator motor brake torque measurement device
EP1584597A1 (en) Elevator control system
CA2977991A1 (en) Transport unit
CN2892780Y (zh) 一种齿轮齿条传动施工升降机的超载检测保护装置
JP2002211846A (ja) エレベータ巻上機・制御システム
WO2002018261A1 (en) Lifting platform for vehicles
KR960000109B1 (ko) 건설기계의 상부 선회체 선회정지 제어방법 및 그 제어장치
JP2010089869A (ja) エレベータのロープ滑り検出装置及びそれを用いたエレベータ装置
JP5026078B2 (ja) エレベータ装置
CN101435743B (zh) 立式悬挂abs传感器检测驱动装置
JPH0524697Y2 (ja)
CN112551452B (zh) 一种多功能检测装置
JPWO2004089802A1 (ja) エレベータの秤装置
JP4839006B2 (ja) 昇降機の荷重検出装置
AU742393B2 (en) Elevator arrangement for setting the starting torque of the motor of an elevator machinery
JP4658063B2 (ja) 機械室レスエレベータ装置
JPH0351285A (ja) エレベータかごのバランス調整装置
JP2000351548A (ja) エレベータの乗客救出運転装置及び乗客救出運転方法
JP2001226052A (ja) エレベータの昇降体重量測定方法
CN102858671A (zh) 电梯的紧急停止装置
KR101830837B1 (ko) 엘리베이터 조속기 로프 텐션 장치
JPS622504Y2 (ja)