JPH033033Y2 - - Google Patents

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JPH033033Y2
JPH033033Y2 JP14433284U JP14433284U JPH033033Y2 JP H033033 Y2 JPH033033 Y2 JP H033033Y2 JP 14433284 U JP14433284 U JP 14433284U JP 14433284 U JP14433284 U JP 14433284U JP H033033 Y2 JPH033033 Y2 JP H033033Y2
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JP
Japan
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locking
locking piece
engagement
panel
edge
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JP14433284U
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JPS6160579U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テレビジヨン受像機の前面に止着さ
れるスクリーン保護用のガラスを止付けたり、或
は家具等の扉を開閉自在に掛止めたりする場合に
好適な合成樹脂で成形される係止具に関するもの
である。
本考案に係る係止具は合成樹脂を材料にして一
体成形を可能にし、生産性を良好ならしめること
は勿論のこと、装着の作業性、取扱い上の容易
性、反覆継続的な使用性を向上させた簡易な係止
具を提供することにある。
従来、前記スクリーンの保護用ガラスを止付け
たりする場合の係止具としてガラスの端縁に摺動
自由に滑合する断面コ字形にした本体部分から鈎
形のフツクを突設した合成樹脂製のものが知られ
ている。
この係止具は、例えばガラスの上端縁に跨ぐよ
うに本体部分を滑合装着して予じめ本体パネル部
に開設しておく横長の係入孔に対応させ、係止部
にはガラスの接面に伴わせて後方に突出す鈎形の
フツクをこの係入孔に挿通し、その後本体部分を
上端縁に沿つて摺動させることによつてフツクを
係入孔の裏に回して掛止めるようにしたもので、
構造の簡潔さと、取扱い操作の簡易さにおいて所
期の目的を達するものであつたが、係止時に多少
の不安定さがあり、ガタ付く問題と、係止状態を
解除したとき、つまりガラスを脱したとき、単に
跨ぐように滑合させてあるに過ぎないため、簡単
に外れて紛失することがあつた。また、この従来
タイプの係止具は自由にガラスの端縁に沿つて移
動するため取付けるとき係入孔を探しながら挿入
する必要がある一方、係止具は単にスライドする
に過ぎないため装着感が得られず、指先だけで係
止状態を確認できない問題があつた。
本考案は、この様な従来の係止具における問題
点に鑑み考案されたもので、本体パネルに開設す
る係入孔に挿入するだけで脱落不能に装着するこ
とができ、扉等のパネルを閉塞或は止め付ける際
はこのパネルを押付けることで係止状態に拘束す
ることができ、また係止状態を解除する際はパネ
ルの端縁を保持する係合保持部をつまんで引き出
す操作で簡単に拘束を解けるようにした極めて取
扱い易い係止具を提供することにある。
また本考案は、上記操作性に併せてパネルの係
止時にはパチンというクリツク感が得られ、指先
で係止状態が確認できる係止具を提供することに
ある。
以下、本考案は図示する一実施例につき説明
し、その特徴とするところを詳述することにす
る。
第1図は本考案に係る係止具の拡大斜視図で、
第2図及び第3図は使用の説明図である。
図面における符合1,2は先端部3を繋げて対
をなすよう二又状に形成した主係止片で、4はこ
の先端部3から両主係止片の中間に突出するよう
延設した補助係止片、5,6は主係止片1,2の
各後端部、つまりそれぞれの自由端に一体に連設
した係合保持部である。
主係止片1,2及び補助係止片4は相互を連結
する先端部3を含む全体を偏平な板状をなすよう
に形成してあり、且つ該先端部3から後端部に亘
る全体を上面が凹弧面となるよう反り返らせてあ
る。そして、後端部に向けて広がる両主係止片
1,2の各後端部に近い外側面には切欠きによつ
て形成される係合部7,8が設けてあり、また補
助係止片4の先端部に近い凹弧面(図示では上
面)には先端部から徐々に肉厚を増して係止段部
9を設け、この裏側の凸弧面には前後長さ方向に
沿つた中央部に案内突条10が設けてある。
係合部7,8は後述するパネルBを本体パネル
Aに止付けるとき、本体パネルAに開設する係入
孔aに掛止めるためのもので、ここでは係入孔の
縁を受け入れられるように本体パネルAの板厚よ
り大きく開口させてある。そして、補助係止片4
に設けられる係止段部9は上記係入孔aに本考案
係止具を装着した状態で係止状態を解除するとき
その引抜き量を規制し任意の脱落を防止するため
のもので、段の高さは補助係止片4を撓めて係入
孔aに挿入したとき、漸く通過できる高さにして
ある。
尚、この係止段部9は係合部7,8より前端側
に位置させて、両者間に間隔を設け、この間隔を
装着時における本考案係止具の摺動範囲にしてい
る。
案内突条10は係入孔aに対し常にその中心に
係止具の中心部を位置させて抜差方向に摺動させ
るためのもので、補助係止片の裏面中央部に沿つ
てその全長に亘り形成してある。
一方、各主係止片1,2の各自由端に連設され
た係合保持部5,6は開閉されるパネルBの端縁
を直接受ける当接部11と、この当接部の当接面
11aから直角に突き出し先端に係止爪12aを
有した係止片12からなり、当接部とこの係止片
12は略断面L字形にして係止爪12aを当接面
11aに対向させるようにしている。
尚、図中13,14は上記当接部11の両側縁
部から斜め後方に向けて延設した緩衝用兼ガタ付
き防止のための弾性片である。
本考案係止具は上述の如く構成に係るもので、
この全体は成形後弾性を保有するポリアセタール
等の合成樹脂を材料に一体成形する。
次に、本考案係止具の使用を説明すると、先ず
テレビジヨン受像機のキヤビネツト等の本体パネ
ルAには第4図に示した如くのT字形をした係入
孔aを開設しておき、これに上記構成に係る本考
案係止具を挿入する。
挿入される係止具は先端部3を差し通し、補助
係止片4の係止段部9を通過させたところで本体
パネルAに対する装着が完了される。
この状態において保護用のガラス等のパネルB
の端縁を前方に突き出た係合保持部の当接部11
に押当てそのまゝ押込むと、係止具は両主係止片
1,2を内方に撓めながら係入孔a内に侵入し、
係合部7,8を係入孔の縁に掛け止めることにな
る。このとき押圧され前進する係合保持部5,6
は主、補助係止片1,2及び4の反りによつて下
降し、当接部11に当接したパネルBの端縁の裏
側に係止片12の爪12aを回り込ませ、このガ
ラスの端縁を喰え込むことになる。
第2図及び第3図はこの係止状態を説明するも
ので、第2図A,Bは本体パネルAの係入孔aに
係止具を装着した状態を、第3図A,Bはパネル
Bを押圧して係止具を係入孔a内部に押込み係合
部7,8を掛け止めると同時に、押圧した係合保
持部5,6をパネルBの端縁に掛止め、これを止
着せしめた状態を示している。
この様にしてパネルを止付けた係止具は、次に
上記係合保持部5,6を内方に寄せると、両主係
止片1,2が素材の弾性に抗してすぼみ係合部
7,8の係合を解くことからそのまゝ引き出すこ
とができると共に、この引出しの途中において各
係止片1,2,4が一面側に反り返つていること
からそれまで下降していた係合保持部5,6が上
昇し、パネルの端縁から係止爪12aが外れ自動
的に拘束を解くことになる。
この操作の間、係止具は案内突条10を係入孔
aの中央部に設ける凹部a′に滑合させて係入孔の
中心に位置し、左右の係合部5,6の係合を確実
に外すと共に、真直に引き出されて係合保持部
5,6を正しく上昇させパネルの係合を外すこと
になる。
以上説明の様に、本考案係止具は係入孔に突き
入れることによつて係止段部9を掛止せることか
ら、一旦挿入したのちは補助係止片4の自由端を
押下げてこの係止段部9を外さない限り任意に脱
落することがなく、従つて紛失するようなことが
なく、またガラス等のパネルを止付けるに当つて
は単に押付ける操作で主係止片の係合部7,8が
係入孔の縁に係合し抜出しが阻止され、同時に係
合保持部がパネルの縁を捕えて拘束するため極め
て簡単にこれを止付けることができる。
そして一方、上記拘束状態は係合保持部を摘ん
で内方に撓めることで係止具自体の拘束状態を解
きながらパネルを開放できることから極めて簡単
に取扱えると共に、パネルの止付け時には係合部
と係合と係合保持部の係合によつてパネルを本体
パネルに止付けるため確実な止付けが得られるこ
とになる。
更に、上記係合部の係合は主係止片のバネ性を
作用させてパチンと係合することから止付け時の
装着感を指更には音を通して受けることができ確
認の上で極めて都合がよい。勿論、本考案係止片
は合成樹脂による一体成形が可能であるため量産
に適することは言うまでもない。
ところで、前記実施例では主係止片を二又状に
形成して中央部の補助係止片を挟んで対称状に一
対設けた例につき説明したが、一方の主係止片を
省略しても本考案の実施を妨げるものではなく、
上述した効果を挙げることができることは言うま
でもない。
また、前記実施例では保護用ガラス等のパネル
を止着する場合を例にしているが、本考案係止具
は家具に螺着されるガラスの扉等の閉塞具、キヤ
ツチヤーとしても利用できることは勿論であり、
その用途は前述の機能に基づき一つに限定される
ものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案は一実施例を示したもので、第1
図は本考案係止具の拡大斜視図、第2図Aは本体
パネルの係入孔に装着した状態を示す一部断面と
した平面図、同図BはA図の中央縦断側面図、第
3図Aは本体パネルに本考案係止具を介してパネ
ルを止付けた状態の平面図、同図BはA図の中央
縦断面図、第4図は本体パネルに開設した係入孔
の正面図である。 1,2……主係止片、3……先端部、4……補
助係止片、5,6……係合保持部、7,8……係
合部、9……係止段部、10……案内突条、11
……当接部、12……係止片、12a……係止
爪、A……本体パネル、a……係入孔、B……パ
ネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体パネル部に扉等のパネルを係脱自由に係止
    する係止具であつて、主係止片と、主係止片の先
    端部から延び出る補助係止片と、主係止片の自由
    端に連設される係合保持部を有し、上記主係止片
    と補助係止片は共に先端部から後端部に亘つて一
    面側に緩く反り返ると共に、主係止片は後端部近
    くの外側面に係止部を、また補助係止片は凹面側
    の先端部近くに係止段部を、他面凸面側中央部に
    前後長さに沿つて案内突条をそれぞれ設ける一
    方、前記係合保持部は当接部と、当接部の当接面
    から突き出し先端に係止爪を備えた保持片を備え
    てなり、前記本体パネルに開設するT字形係入孔
    に補助係止片と共に主係止片を突入れ係止部を係
    入孔の縁に係合させて前記係合保持部に受け入れ
    るパネルの端縁を捕縛し係止状態に拘束する一
    方、該係合保持部を内方に撓め上記係合部の係合
    を外し補助係止片の係止段部が上記係入孔の縁に
    当接するまで引出すことにより係合保持部を浮き
    上げてパネルの端縁から外し、上記係止状態を開
    放できるようにしてなるパネルの係止具。
JP14433284U 1984-09-26 1984-09-26 Expired JPH033033Y2 (ja)

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JPS6160579U JPS6160579U (ja) 1986-04-23
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