JPH033028Y2 - - Google Patents

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JPH033028Y2
JPH033028Y2 JP2634684U JP2634684U JPH033028Y2 JP H033028 Y2 JPH033028 Y2 JP H033028Y2 JP 2634684 U JP2634684 U JP 2634684U JP 2634684 U JP2634684 U JP 2634684U JP H033028 Y2 JPH033028 Y2 JP H033028Y2
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signal
circuit
key
video
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は映像信号ミツクス回路に関し、特にデ
イジタルスイツチヤに適用して好適なものであ
る。
〔背景技術とその問題点〕 この種の映像信号ミツクス回路は原理的に第1
図に示すような基本構成を持つている。すなわち
映像信号A及びBをミツクスする場合、映像信号
A及びBをそれぞれ乗算回路1及び2に入力し、
一方の乗算回路1にキー信号Kを与えて映像信号
Aとの乗算出力S1を得てこれを加算回路3に入
力する。他方の乗算回路2にはキー信号Kを変換
回路4において逆変換して1−Kの内容をもつ変
換出力S2を与えてその乗算出力S3を加算回路3
に入力する。かくして加算回路3からA×K+B
×(1−K)を内容とするミツクス映像出力S4を
得る。
従つてキー信号Kが第2図に示すように係数0
から1に変化し、その後係数1から0に戻れば、
これに応じてミツクス映像信号S4の内容が第2
図Bに示すように映像信号Bから映像信号Aへ移
り、その後映像信号Aから映像信号Bに戻るよう
な変化を呈することになる。
このようにミツクス基本回路においては2つの
映像信号をミツクスするにつき各映像信号を逆変
化させるために2つの乗算回路が必要であると共
にその乗算出力を加算してミツクス映像出力を得
るための1つの加算回路が必要になる。
この基本ミツクス回路の考え方を用いて例えば
ボーダキーによつてミツクス映像出力にボーダ効
果等の特殊効果をつけるような場合には、第3図
に示すように2つのミツクス基本回路5及び6を
継続的に設ける必要がある。すなわち第1のミツ
クス基本回路5は第4図Aに示すワイプキー信号
K10又はこれに対してハードな変化を呈するハ
ードワイプキー信号K11(第4図C)を受けて
第2図Bについて上述したミツクス映像出力S4
と同様のミツクス映像出力S5を第2のミツクス
基本回路6の乗算回路2に入力する。この第2の
ミツクス基本回路6の他方の乗算回路1にはぼか
し信号MATTE1が与えられており、かつ第4
図Bに示すようにワイプキー1及びハードワイプ
キーK11の境界位置に立上りを有するボーダキ
ー信号K12が与えられ、これによりミツクス映
像出力S5とぼかし信号MATTE1とがミツクス
されて第2図Bについて上述したと同様にして映
像信号Bから映像信号Aへ画像転換する際のその
境界位置にボーダ効果がつけられて当該ボーダ位
置における映像の転換を見易くしてなるミツクス
映像出力S6が得られる。
ここでぼかし信号MATTE1は所定の色素及
び明度を持つた映像信号でなり、この映像信号を
ボーダ位置にソフトに挿入することによつて画面
上映像信号A及びBの境界位置に帯状のボーダを
つけることができる。
このようにミツクス基本回路の考え方に基づい
て特殊効果をつけたミツクス映像出力を得ようと
する場合には2段のミツクス基本回路を縦断的に
設けなければならなくなるが、実際上このように
構成すると乗算回路の数が1つのミツクス基本回
路の2倍だけ必要になり、全体としての構成が大
幅に大きくなることを避け得ない。因みに乗算回
路は加算回路などと比較すれば格段的に複雑な構
成をもつており、できるだけ乗算回路の数を低減
させることがミツクス装置全体としての構成を小
型化する上に重要である。
〔考案の目的〕
本考案は以上の点を考慮してなされたもので、
ミツクス映像出力として多様なモードの特殊効果
をつけた出力信号を得るにつき、乗算回路の数を
格段的に低減し得るようにした映像信号ミツクス
回路を得ようとするものである。
〔考案の概要〕
かかる目的を達成するため本考案においては、
スイツチ回路によつて第1及び第2の映像信号を
所定のタイミングで選択し、第1の乗算回路によ
つて第1のキー信号及びボーダ用映像信号を乗算
して第1の乗算出力を得ると共に、第2の乗算回
路によつてスイツチ回路の出力及び第1のキー信
号に対して逆変化する第2のキー信号を乗算して
第2の乗算出力を得、上記第1及び第2の乗算出
力を加算回路において加算して特殊効果がついた
ミツクス映像出力信号を送出するようにする。
〔実施例〕
以下図面について本考案の一実施例を詳述す
る。第5図において、11は全体として映像信号
ミツクス回路を示し、キー信号形成回路12及び
信号ミツクス回路部13を有する。
信号ミツクス回路部13はキー信号形成回路部
12から到来するキー信号KEYを受けて映像信
号A及びBをミツクスすると共に、その境界位置
に特殊効果としてぼかし信号MATTE2に基づ
くボーダをつけるようにするもので、第6図に示
すような基本構成を有する。
すなわち信号ミツクス回路部13はキー信号
KEYを受ける第1の乗算回路21と、キー信号
KEYを逆変換する1−K変換回路22を介して
受ける第2の乗算回路23とを有する。
第1の乗算回路21に対応してスイツチ回路2
4が設けられ第7図Cに示すようなハードボーダ
キー信号でなる切換信号K22によつて切換制御
されてボーダ用ぼかし信号MATTE2又は第1
の映像信号Aが選択されて第1の乗算回路21に
乗算出力S12として与えられる。
また第2の乗算回路23に対して切換スイツチ
回路25が設けられ、これが第7図Dに示すよう
なハードワイプキー信号でなる切換信号K23に
よつて切換制御されることにより、第1又は第2
の映像信号A又はBを選択して乗算回路23に乗
算入力として与えられる。
これら第1及び第2の乗算回路21及び23の
乗算出力は加算回路26において加算されてミツ
クス映像出力S15として送出される。
第6図の構成の信号ミツクス回路部13は乗算
回路21及び23に与えられるキー信号KEYと、
スイツチ回路24及び25に与えられる切換信号
K22及びK23を必要に応じて選定することに
よつて種々の効果をもつたミツクス映像信号S15
を得ることができる。
すなわち、スイツチ回路24及び25によつて
映像信号A及びBを選択した状態において、キー
スイツチKEYを所定値に固定すれば、一定比率
で映像信号A及びBをミツクスした画面が得られ
る。
また同様にスイツチ回路24及び25によつて
映像信号A及びBを選択した状態において、キー
信号KEYとして第7図Aに示すようなワイプキ
ー信号K20を用いれば、画面A及びBの境界位
置において両画面がソフトに転換するようなボー
ダをもつ画面が得られる。
これに加えてワイプキー信号K20をキー信号
KEYとして用いてそのボーダ位置にボーダ用ぼ
かし信号MATTE2を入れれば、第8図に示す
ように、画面B内に所定のワイプパターンによつ
て囲まれた画面Aを形成すると共に、そのボーダ
としてぼかし信号MATTE2に基づく帯状画面
をつけた画面を得ることができる。
すなわち第7図Aに示すように、ワイプキー信
号K20のボーダ区間T11及びT12におい
て、論理「H」(係数1に相当する)に立上るハ
ードボーダキー信号でなる切換信号K22をスイ
ツチ回路24に与えてボーダ用ぼかし信号
MATTE2を選択して第1の乗算回路21に入
力させる。これに対して区間T11及びT12以
外の区間においては、ハードボーダキー信号でな
る切換信号K22が論理「L」(係数0に相当す
る)に立下ることにより、スイツチ回路24によ
つて映像信号Aを選択して第1の乗算回路21に
入力させる。
またハードワイプキーでなる切換信号K23を
スイツチ回路25に用いることにより、これが区
間T11及びT12のほぼ中央時点間の区間T1
3において論理「H」に立上ることによつて切換
スイツチ回路25を通じて映像信号Bを第2の乗
算回路23に入力し、また区間T13の前後の区
間においてはハードワイプキー切換信号K23が
論理「L」に立下ることにより切換スイツチ回路
25を通じて映像信号Aを第2の乗算回路23に
入力する。
かくして区間T11以前の区間においては、ス
イツチ回路25において選択された映像信号Bが
画面上に表示される。なおこのときスイツチ回路
24において選択された映像信号Aは乗算回路2
1において係数0(K21=0)が乗算されて画
面上には表示されない。
次に区間T11においてハードワイプキー切換
信号K23が未だ論理「L」の状態にあるときは
スイツチ回路25において映像信号Bが選択され
ていることによつてこれがスイツチ回路24の切
換動作によつて選択されたボーダ用ぼかし信号
MATTE2とミツクスされ、従つてワイプキー
信号K20が係数0から1に上昇して行くに従つ
て画面上映像信号Bからぼかし信号MATTE2
に移つて行く変化が得られる。
やがて区間T11においてハードワイプキー切
換信号K23が論理「H」に立上るとスイツチ回
路25が切換動作して映像信号Aを選択して第2
の乗算回路23に入力する状態になり、従つてこ
れがぼかし信号MATTE2とミツクスされる状
態になる。従つて画面上ぼかし信号MATTE2
から映像信号Aに移つて行く変化が得られる。
この区間T11におけると同様の動作がワイブ
キー信号K20が立下る際のボーダ区間T12に
おいても実行され、かくして第8図に示すように
画面上映像信号Bの領域の中に映像信号Aの領域
を形成してなるワイプパターンにおいてその境界
位置にぼかし信号MATTE2に相当する帯状の
ボーダをつけてなる画面が得られることになる。
この実施例における信号ミツクス回路部13は
第6図の基本構成に加えて第9図に示す構成を有
する。すなわち第6図との対応部分に同一符号を
付して示すように第6図と同様の信号ミツクス回
路部80に対してその映像信号Aの前段に信号処
理回路81が設けられている。信号処理回路81
はビデオ信号切換回路から到来する画面Aの映像
信号VAをスイツチ回路82を通じて加算回路8
3に与えられ、その出力が映像信号Aとして信号
ミツクス回路部80のスイツチ回路24に入力さ
れる。スイツチ回路82には第2の入力としてタ
イトル用ぼかし信号MATTE1が与えられ、こ
れが切換信号S41によつて切換選択される。
加算回路83には例えばタイトルキー信号発生
回路においてタイトルキー信号に関連して発生さ
れる色コード消去信号CCが与えられ、これによ
り画面上タイトルにシヤドウをつけるようになさ
れている。
第9図の構成においてスイツチ回路82が映像
信号VAを選択した時加算回路83において色消
去された映像信号が信号ミツクス回路部80に対
する映像信号Aとして入力される。またスイツチ
回路82がタイトル用ぼかし信号MATTE1を
選択した時にはそのシヤドウ部に相当する部分の
色コードが加算回路83において消去されてなる
映像信号が映像信号Aとして信号ミツクス回路部
80に入力される。
第9図の構成によれば信号ミツクス回路部80
において映像信号A及びBの境界にボーダキーや
タイトルキーに関連してぼかし信号MATTE2
を入力できるようにしたことにより、映像A及び
B間にボーダを付けたりタイトルに縁取りを付け
たりすることができると共に、さらにスイツチ回
路82において映像信号VAに対してぼかし信号
MATTE1を入力することによつてタイトルに
シヤドウを付ける効果を得ることができる。かく
するにつき特殊効果をつける構成部分を乗算回路
ではなくスイツチ回路を用いて実現し得る。
キー信号形成回路部12は第10図に示すよう
に5つのスイツチ回路31〜35を有し、これら
のスイツチ回路を切換制御信号形成回路36にお
いて形成される切換信号CH1〜CH5によつて
それぞれ切換制御されることにより、別途スイツ
チヤのモード指令部から到来するモード指令信号
M1〜M5に応じてスイツチ回路31〜35を切
換制御することによつてスイツチヤの動作モード
に応じて変化するキー信号KEYを乗算回路37
から送出し得るようになされている。
スイツチヤは次の4つの切換モードを選択し得
る。
第1の切換モードはミツクスモードで、画面全
体に亘つて映像信号A及びBを適当な比率でミツ
クスする動作を行ない、このモードはミツクスモ
ード指令信号M1によつてキー信号形成回路部1
2に指定される。
第2の切換モードはワイプモードで、画面上映
像信号A及びBの領域を必要に応じて選定したワ
イプパターンで区切る動作を行なうもので、この
ときワイプモード指令信号M2がキー信号形成回
路部12に与えられる。ここで映像信号A及びB
の領域のボーダはソフトに画面転換するいわゆる
ソフトワイプを行なう。
第3の切換モードはキーミツクスモードで、タ
イトルキー信号による文字の挿入やクロマキーに
よる映像のはめ込みが行なわれた場合にこのミツ
クス比率をミツクスレベル信号S32によつて決
めるようになされ、このモードはキー信号形成回
路部12にキーミツクスモード指令信号M4が与
えられることにより指定される。
また第4の切換モードはキーワイプモードで、
タイトルキー信号によつて挿入された文字部分
や、クロマキー信号によつてはめ込まれた映像の
部分を必要に応じて選定されたワイプパターンに
よつて区切るようにするもので、このモードはキ
ー信号形成回路部12にキーワイプモード指令信
号M5が与えられることにより指定される。この
モードの場合もいわゆるソフトワイプを行う。
かくして指定されたモードに対してキー信号形
成回路部12はスイツチ回路31〜35を切換制
御信号CH1〜CH5によつて選択的に切換制御
され、これにより指定されたモードに対応する内
容を持つキー信号KEYを発生してこれを信号ミ
ツクス回路部(第9図)に与える。
まず第1にミツクスモード時キー信号形成回路
部12は第12図に示すようにミツクスレベル信
号S32をスイツチ回路31,33,34を通じ
て乗算回路37に与えると共に、係数1の信号を
スイツチ回路35を通じて乗算回路37に与える
状態に制御される。かくして乗算回路37の出力
等に得られるキー信号KEYはミツクスレベル信
号S32に対して係数1を乗算した内容すなわち
ミツクスレベル信号S32を内容としてもつこと
になり、これにより信号ミツクス回路部13に対
して映像信号A及びBのミツクス比率を指定でき
るようになされている。
第2にワイプモード時キー信号形成回路部12
は第13図に示すようにスイツチ回路34から係
数1を内容とする出力を乗算回路37に与えると
共に、ワイプキー信号S33をスイツチ回路3
2,35を通じて乗算回路37に与える状態に制
御される。その結果キー信号KEYの内容はワイ
プキー信号S33(第11図A)に係数1を乗算
した乗算結果すなわちワイプキー信号S33を内
容としてもつ。かくしてキー信号形成回路部12
は信号ミツクス回路部13に対してワイプキー信
号をキー信号KEYとして送出する状態になる。
第3にキーミツクスモードになるとキー信号形
成回路部12は第14図に示すようにビデオキー
信号又はタイトルキー信号又は外部キー信号でな
る指定キー信号S31をスイツチ回路31,3
3,34を通じて乗算回路37に与えると共に、
ミツクスレベル信号S32をスイツチ回路32,
35を通じて乗算回路37に与える状態に制御さ
れる。その結果キー信号KEYは指定キー信号S
31に対してミツクスレベル信号S32を乗算し
た内容をもつ。従つてキー信号形成回路部12は
信号ミツクス回路部13に対してミツクスレベル
信号S32によつてレベルを指定されたレベルキ
ー信号又はタイトルキー信号又は外部キー信号を
内容とするキー信号KEYを与えることになる。
またさらに第4にキーワイプモードになるとキ
ー信号形成回路12は第15図及び第16図に示
すように2つのモードに分れるように制御され
る。
まずボーダをつけないキーワイプモードを得る
場合にはキー信号形成回路部12は第15図に示
すようにビデオキー信号又はタイトルキー信号又
は外部キー信号でなる指定キー信号S31をスイ
ツチ回路31,33,34を通じて乗算回路37
に与えると共に、ワイプキー信号S33をスイツ
チ回路32,35を通じて乗算回路37に与える
状態に制御される。その結果キー信号KEYはビ
デオキー信号又はタイトルキー信号又は外部キー
信号S31に対してワイプキー信号S33を乗算
してなる内容をもち、これによりビデオキー信号
又はタイトルキー信号又は外部キー信号でなる指
定キー信号S31をワイプキー信号S33の変化
に応じて変化させるようなキー信号KEYを信号
ミツクス回路部13に送出することになる。
またボーダをつける場合には第16図に示すよ
うにタイトルキー信号でなる指定キー信号S31
(第11図F)を回路31,33,34を通じて
乗算回路37に与えると共に、ワイプキー信号S
33をスイツチ回路32,35を通じて乗算回路
37に与えるように制御する点はボーダをつけな
い場合と同様であるが、この場合にはスイツチ回
路33,34,35をワイプハードキー及びボー
ダキーに対応して切換制御する点が異なる。すな
わちスイツチ回路33はワイプハードキー信号で
ある切換信号CH3(第11図B)によつてワイ
プハードキー信号が「H」に立上つたきスイツチ
回路31から与えられるタイトルキー信号でなる
指定キー信号31をスイツチ回路34に送出す
る。これに対してワイプハードキー信号が論理
「L」に立下つたときには係数0の信号をスイツ
チ回路34に送出する状態になる。
またスイツチ回路34は第11図Dに示すよう
にハードボーダキー信号でなる切換信号CH4に
よつてハードボーダキー信号が論理「L」の区間
(すなわちボーダ区間以外の区間)においてスイ
ツチ回路33から与えられる信号を乗算回路37
に送出する。これに対してボーダ区間においては
係数1の信号を乗算回路37に送出する。
またスイツチ回路35は切換信号CH4とは逆
動作する切換信号CH5によつて制御され、これ
によりボーダ区間の間スイツチ回路32の出力を
乗算回路37に与え、これに対してボーダ区間以
外の区間においては係数1の信号を乗算回路37
に与える。
この結果キー信号形成回路部12から得られる
キー信号KEYは第11図Eに示すようにハード
キーが論理「H」に立上つている区間のうちボー
ダ区間の部分を除く区間の間タイトルキー信号で
なる指定キー信号S31に係数1を乗算した内容
をもち、またその両端部のボーダ区間においてワ
イプキー信号S33に係数1を乗算したと同様の
内容をもち、さらにボーダの外側の区間において
係数1に係数0を掛けてなる内容をもつキー信号
を信号ミツクス回路部13に送出することにな
る。このことは当該ボーダをつけてなるキーワイ
プモードにおいてはボーダ区間においてワイプキ
ー信号でなりかつこれらボーダ区間に挟まれる区
間においてタイトルキー信号でなる指定キー信号
S31を用いて信号ミツクス回路部13を制御す
ることを意味する。
信号ミツクス回路部13(第9図)は各スイツ
チモードにおいて到来するキー信号KEYと同期
するように切換信号形成回路36(第10図)に
おいて発生される切換制御信号S11及びS13
によつて対応する映像信号を所定のタイミングで
乗算回路21及び23に選択的に与えるようにな
されている。
第1にミツクスモードにおいて切換制御信号S
11及びS13はそれぞれスイツチ回路24及び
25を通じて映像信号A及びBを選択するように
制御され、これによりミツクスレベル信号S32
の内容をもつキー信号KEYに基づいて映像信号
A及びBのミツクス比率が決まるミツクス映像出
力S15を送出する。
また第2にワイプモードにおいては同様に切換
制御信号S11及びS13が映像信号A及びBを
選択することにより、ワイプキー信号S33の内
容をもつキー信号KEYに基づいて映像信号A及
びBのミツクス比率をキー信号KEYの変化に応
じて変化させることにより、映像信号Bから映像
信号Aへ画面変換した後映像信号Aから映像信号
Bに画面変換する内容をもつミツクス映像出力S
15を送出する。
ここでキー信号形成回路部12にボーダ指令信
号M3が到来している時は切換制御信号S11が
第7図Cについて上述したように、ボーダ区間に
おいてボーダ用ぼかし信号MATTE2を選択さ
せると共に、切換制御信号S13が第7図Dにつ
いて上述したようにハードワイプキー信号と同様
の内容で映像信号A及びBを順次選択して行くこ
とにより画面変換時にボーダを付けることができ
る。
また第3にキーミツクスモードになると切換制
御信号S11及びS13はそれぞれ映像信号A及
びBを選択し、これによりビデオキー信号または
タイトルキー信号または外部キー信号でなる指定
キー信号S31のレベルをミツクスレベル信号S
32で指定してなるキー信号KEYによつて、映
像信号Bに基づく画面内に映像信号Aでなる映像
またはタイトルが付いた画面でなるミツクス映像
出力S15を送出することになる。
また第4にキーワイプモードになると、ボーダ
がない場合には切換制御信号S11及びS13に
よつてそれぞれ映像信号A及びBを選択すること
によつてタイトルキー信号による文字やクロマキ
ー信号による画面(映像信号Aでなる)をワイプ
パターンで区切つてなる画面を内容とするミツク
ス映像出力S15を得ることができる。
またキーワイプモードにおいてボーダを付ける
場合には信号ミツクス回路部13のスイツチ回路
24を第11図Dに示すようなボーダハードキー
信号と同じ内容を持つ切換制御信号S11を与え
ることによつてボーダ区間の間ボーダ用ぼかし信
号MATTE2を選択し、かつ他の区間において
映像信号Aを選択する。これと共にスイツチ回路
25において第11図Hに示すようにボーダハー
ドキー信号(第11図D)の後半部に相当する切
換制御信号S13を用いてこの区間だけ映像信号
Aを選択し、かつ他の区間において映像信号Bを
選択する。このようにすると第11図Fに示すよ
うなタイトルキー信号でなる指定キー信号S31
に基づいて映像信号Bの画面にタイトルをはめこ
む際に、ボーダ区間においてぼかし信号
MATTE2を乗算回路21に与えると同時に、
乗算回路23にはその前半部において映像信号B
を与えることによりぼかし信号MATTE2と映
像信号Bとをミツクスしたミツクス映像出力S15
を得ると共に、ボーダ区間の後半部においてぼか
し信号MATTE2と映像信号Aとをミツクスし
てなる画像を得ることができ、かくして映像信号
A及びBの画面間にぼかし信号MATTE2に基
づくボーダを形成してなる画面を内容とするミツ
クス映像出力S15を送出することができる。
以上のように第5図の映像信号ミツクス回路1
1によれば各種のモードについてそれぞれ対応し
たミツクス映像出力S15を得ることができ、かか
る構成の映像信号ミツクス回路11を例えば高精
細度ビデオシステム(HDVS)のデイジタルス
イツチヤに適用すれば第17図に示すようにな
る。すなわちこの場合のデイジタルスイツチヤ5
0は3つの映像信号ミツクス回路11A,11
B,11Cを有する。各映像信号ミツクス回路1
1A〜11Cはそれぞれ遅延回路51A及び51
B〜53A及び53Bを介してビデオ信号切換回
路57から得られる映像信号V1A及びV1B〜
V3A及びV3Bを第9図の映像信号A及びBと
して受ける。
なお第3の映像信号ミツクス回路11Cの入力
端には位相調整回路54が設けられている。この
場合各映像信号ミツクス回路11A〜11Cは
HDVSの特徴として処理すべきデータ量が多い
点に着目してその処理時間を短縮するために直並
列変換回路S/Pを各映像信号ラインに挿入して
ミツクス回路本体MIX(第5図のキー信号形成回
路部12及び信号ミツクス回路部13を含んでな
る)における信号処理を複数系列同時に実行でき
るようになされている。かくして各系列ごとに得
られるミツクス映像出力は並列直列変換回路P/
Sにおいて直列データに変換された後出力され
る。
また各映像信号ミツクス回路11A〜11Cの
キー信号形成回路部12(第10図)に対するビ
デオキー信号またはタイトルキー信号または外部
キー信号でなる指定キー信号S31は必要に応じ
て遅延回路55A〜55Cを通じて入力される。
またビデオキー信号はビデオ信号切換回路57
において複数のビデオ信号VD1〜VDnから選択
して得られるビデオ信号に基づてビデオキー信号
発生回路58において発生される。またタイトル
キー信号はタイトルビデオ信号に基づいてタイト
ルキー信号発生回路59において発生される。ま
たキー信号形成回路12に入力されるワイプキー
信号S33は基準垂直同期信号REF VD及び基
準水平同期信号REF HDに基づいてワイプパタ
ーン発生回路60において発生される。
第1段効果回路及び第2段効果回路を形成する
映像信号ミツクス回路11A及び11Bの出力端
に得られるミツクス映像出力信号はビデオ信号切
換回路57に再入力され、かくして縦続的に構成
された特殊効果回路の出力として最終段の映像信
号ミツクス回路11Cのミツクス映像出力S15
が映像出力信号VOUTとしてデイジタル−アナロ
グ変換回路70を介して送出される。
なお映像信号ミツクス回路11A及び11Bの
出力はデイジタルアナログ変換回路61A及び6
1Bを介してモニタ出力として送出され、また最
終段の映像信号ミツクス回路11Cに送られるビ
デオ信号がデイジタル−アナログ変換回路62に
通じてモニタ出力として送出され、さらにビデオ
信号切換回路57に入力された複数のビデオ信号
VD1〜VDnがデイジタル−アナログ変換回路6
3を介してモニタ出力として送出される。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、映像信号にボー
ダをつけたり、タイトルにシヤドウをつけたりす
る特殊効果を得るにつき乗算回路と等価な機能を
スイツチ回路で実現するようにしたことにより乗
算回路の数を格段的に低減し得る映像信号ミツク
ス回路を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はミツクス回路の基本構成を示す接続
図、第2図はその各部の信号を示す信号波形図、
第3図は種々の特殊効果をもつ映像信号を得る場
合のミツクス回路を示す接続図、第4図はその各
部の信号を示す信号波形図、第5図は本考案によ
る映像信号ミツクス回路の一実施例を示すブロツ
ク図、第6図はその信号ミツクス回路部の詳細構
成を示す接続図、第7図はその各部の信号を示す
信号波形図、第8図はその結果得られる画面上の
映像の説明に供する略線図、第9図は第5図の信
号ミツクス回路部の詳細構成を示す接続図、第1
0図は、第5図のキー信号形成回路部の詳細構成
を示す接続図、第11図はその各部の信号を示す
信号波形図、第12図〜第16図は各モードにお
ける第10図のスイツチ回路の切換状態を示す接
続図、第17図は映像信号ミツクス回路を用いた
デイジタルスイツチヤの構成を示すブロツク図で
ある。 11,11A〜11C……映像信号ミツクス回
路、12……キー信号形成回路部、13……信号
ミツクス回路部、21,23,37……乗算回
路、24,25,31〜35……スイツチ回路、
25……加算回路、36……切換制御信号形成回
路、57……ビデオ信号切換回路、80……信号
ミツクス回路部、81……信号処理回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) ボーダ用映像信号又は第1の映像信号を選択
    的に出力する第1のスイツチ回路と、 (b) 上記第1の映像信号又は第2の映像信号を選
    択的に出力する第2のスイツチ回路と、 (c) 上記第1のスイツチ回路の出力信号とレベル
    がKである第1のキー信号と乗算する第1の乗
    算回路と、 (d) 上記第2のスイツチ回路の出力信号とレベル
    が(1−K)である第2のキー信号とを乗算す
    る第2の乗算回路と、 (e) 上記第1の乗算回路の出力信号と上記第2の
    乗算回路の出力信号とを加算する加算回路と、 (f) 上記第1のスイツチ回路及び上記第2のスイ
    ツチ回路に制御信号を供給すると共に、上記第
    1の乗算回路及び上記第2の乗算回路に上記第
    1のキー信号及び上記第2のキー信号を供給す
    る制御回路と を具え、上記加算回路から出力映像信号が出力さ
    れるようになされていることを特徴とする映像信
    号ミツクス回路。
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