JP2001169181A - ビデオ拡大装置 - Google Patents

ビデオ拡大装置

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JP2001169181A
JP2001169181A JP2000306322A JP2000306322A JP2001169181A JP 2001169181 A JP2001169181 A JP 2001169181A JP 2000306322 A JP2000306322 A JP 2000306322A JP 2000306322 A JP2000306322 A JP 2000306322A JP 2001169181 A JP2001169181 A JP 2001169181A
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JP2000306322A
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English (en)
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Donald S Butler
エス.バトラー ドナルド
S Amano Richard
エス,アマノ リチャード
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Arris Technology Inc
Original Assignee
Arris Technology Inc
General Instrument Corp
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4023Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on decimating pixels or lines of pixels; based on inserting pixels or lines of pixels

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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平および垂直方向に、グラフィック映像を
修正(縮小または拡大)するビデオ拡大装置を提供す
る。 【解決手段】 第一の拡大倍率修正装置は、1より小さ
い垂直拡大係数を受信した際に、グラフィックの水平走
査線の送信を選択的に防止するグラフィック・ライン・
アドレス出力信号を生成することによって、グラフィッ
クの拡大倍率を修正する。この第一の装置は、1より大
きい垂直拡大係数を受信した際に、グラフィックの水平
走査線の送信を選択的に反復させる。第二の拡大倍率修
正装置は、水平拡大係数によって、水平方向のグラフィ
ックの拡大を修正するための第一の拡大倍率修正手段の
出力信号によって、グラフィックの水平走査線の送信に
応答する。第二の拡大倍率修正装置は、1と等しいか、
1より小さい拡大係数に対して、装置の各出力信号内の
送信Xピクセル・グループに多重化され、受信した各X
ピクセル・グループのN個の予め定めたピクセルを選択
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラフィックス・
メモリからテレビの画面に、ビデオ・グラフィックス・
データ信号を移送する間に、ビデオ・グラフィックを縮
小したり、拡大したりするためのビデオ拡大装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ある種の市販のコンピュータ、特にパソ
コンは、合成ビデオ信号(例えば、テレビジョン基準委
員会信号)を、通常赤、緑および青(RGB)のコンピ
ュータが生成するビデオ・グラフィック・ディスプレイ
信号と、合成することができる回路を有している。より
詳細に説明すると、現代のビデオ・グラフィックス装置
は、オペレータが選択した大きさ、形および色で、背
景、キャラクタ、記号およびその他の画像表示および配
置を作りだすことができる。
【0003】1988年4月12日付けの(西、他)米
国特許第4,737,772号は、ビデオ表示プロセッ
サ(VDP)、中央処理装置(CPU)、メモリおよび
ビデオ・ランダム・アクセス・メモリ(VRAM)から
なるビデオ表示制御装置を開示している。メモリは、C
PUが実行するプログラムと、種々の映像データの両方
を記憶する。VRAMは、VDPが変更後、ブラウン管
(CRT)ディスプレイの画面上に表示するために外へ
転送することができる映像データを記憶する。VDP内
においては、タイミング信号生成装置が、表示される画
像の要素を正確に走査するためのタイミング信号を生成
させるが、このタイミング信号は、映像データ処理回路
(IDPC)内のデータ処理を同期させ、CTRディス
プレイの画面上に上記処理データを正確に表示させるた
めに、水平カウンタ、垂直カウンタおよびCRTディス
プレイによって使用される。ビデオ・デジタイザは、外
部から供給されたアナログ・ビデオ信号を標本化し、ア
ナログ・ビデオ信号の信号レベルまたは振幅を、それぞ
れ2または4ビットからなるデジタル・データに変換す
る。ビデオ・デジタイザが、デジタル化した振幅の出力
データは、静止映像を表し、IDPCに供給される。I
DPCは、選択的にビデオ・デジタイザ出力データと、
インタフェースを通して、CPUからVRAMへ供給さ
れるカラー・コードの両方を記憶する。
【0004】CPUからの各カラー・コードは、画面上
の静止映像を構成している各表示要素(例えば、ピクセ
ル)の色を表す。動作中は、CPUからの表示コマンン
ドに従って、IDPCは、シーケンシャルにCRTディ
スプレイ上の走査の位置と同期して、VRAMからのド
ット・データを読み取り、カラー・パレット回路にドッ
ト・データを出力する。同時に、IDPCはVRAMか
らアニメーション映像を表示するために必要なデータを
計算し、読み取り、カラー・コードをカラー・パレット
回路に供給する。アニメーションと、静止映像がCRT
ディスプレイの画面上の同じ表示位置にある場合には、
アニメーション映像が好適に表示される。カラー・パレ
ット回路は、上記の各カラー・コードをそれぞれ三つの
ビットからなる赤、緑および青用の三色のデータに変換
する。デジタル・アナログ・コンバータ(DAC)は、
カラー・パレット回路からのカラー・データを、CRT
ディスプレイに供給される赤、緑および青の信号に変換
する。
【0005】1994年10月11日付けの(岡田、
他)米国特許第5,355,175号は、一つの映像面
で、複数の混合比で、グラフィックス・ビデオ映像と再
生ビデオ映像とを混合するビデオ混合装置を開示してい
る。再生ビデオ信号とグラフィック・ビデオ信号の少な
くとも一本の線の混合比を示すフェード・データは、予
め定めた順序に従って、シーケンシャルに生成する。フ
ェード・データは、保持手段により保持され、水平同期
信号と同期して保持手段から出力される。再生ビデオ信
号およびグラフィックス・ビデオ信号のレベルは、保持
手段から出力されるフェード・データに従って個々に調
整され、調整された信号は相互に加え合わされる。再生
ビデオ信号およびグラフィックス・ビデオ信号は、この
装置からビデオ出力信号を生成するために、一つの映像
面上で各走査線に対して設定されている混合比で混合さ
れる。
【0006】1983年12月13日付けの(ラーマ
ン、他)米国特許第4,420,770号は、オペレー
タが選択した属性を有している四角いビデオ・パターン
を生成するためのビデオ背景生成システムを開示してい
る。このシステムは、水平ビット・メモリおよび垂直ビ
ット・メモリからなっていて、各メモリは、16の背景
の構成要素に対する情報を記憶するための16の構成要
素からなるメモリである。各背景の構成要素用のメモリ
は、画面上の一つの構成要素に対する背景領域の対向す
る隅を形成している。この特許の図2に示すように、第
一の構成要素は、第一の四角い領域を形成し、第二のよ
り優先度の高い構成要素は、第二の部分的に重なってい
る四角い領域を形成している。属性参照テーブルは、そ
の構成要素に対するカラー・ビデオ出力(赤、緑、青)
に関連する各構成要素についての情報を記憶する。現在
作成中の画像の線を走査している間に、第一の構成要素
が、その形成された領域内に作られ、第二の構成要素
が、その形成された領域内に作られる。しかし、第二の
構成要素はより高い優先度を有しているので、その結
果、第二の構成要素の記憶された属性によって表される
二つの構成要素に重畳する部分が生じることになる。
【0007】1988年6月28日付け(村内、他)米
国特許第4,754,270号は、CRTディスプレイ
のようなラスタ走査タイプのディスプレイ上で、表示寸
法を拡大または縮小することができるデジタル化表示装
置を開示している。この装置は、アドレス指定を行うこ
とができるメモリ手段、入力データ手段、および可変ア
ドレス・データ生成手段からなっている。アドレス指定
可能なメモリ手段は、表示映像を作り出すために、表示
をラスタ走査して、予め定めたタイミングで読み出され
る表示データを記憶する。入力データ手段は、映像のサ
イズを決定する数字データを供給する。可変アドレス・
データ生成手段は、表示データを出力するために、メモ
リ手段内に記憶されている表示データ・アドレスと対比
されるアドレス・データを生成させるための可変アドレ
ス指定増分を含んでいる。より詳細に説明すると、可変
アドレス・データ生成手段は、入力データ手段によって
供給される数値データおよび表示の走査に関するタイミ
ング信号に従って、アドレス指定の増分をデジタル的に
計算するための算術的計算手段を含んでいる。可変アド
レス・データ生成手段は、映像の大きさを決定する数値
データに従って、メモリ手段をアドレス指定するための
アドレスを、増分だけ増大させるための算術的計算手段
に応答する。
【0008】より詳細に説明すると、もとの大きさのも
のを表示している場合、メモリ手段の水平アドレスは、
200ナノ秒毎に「1」だけ増大する。すなわち、ディ
スプレイの水平方向のドットの大きさは、もとの大きさ
の映像を表示する場合には、200ナノ秒である。水平
方向の大きさは、メモリ手段に供給される追加データを
適当に選択して、水平方向の一つのドットの表示時間を
変更することにより、拡大したり、または縮小すること
ができる。可変アドレス・データ生成手段に供給される
追加データを適当に設定することにより、表示画面上の
キャラクタおよび関連する映像のサイズを、基準サイズ
に対して拡大したり、縮小することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】現在、新しいサービス
のすべてを、ケーブル・テレビジョン・ネットワークを
通して、家庭に供給することができる会話型ビデオ・グ
ラフィックスに対するニーズが出現しつつある。これら
の新しいサービスは、多くの従来のテレビジョン・プロ
グラムの視覚的効果を増大させ、また他のプログラムへ
のサービスを向上させるだろう。しかし、NTSC式お
よびPAL式テレビジョン受像機は、コンピュータのモ
ニタとは違って、ビデオの帯域幅がかなり狭く、順送り
走査表示ではなく、飛び越し走査表示を使用している。
このような制限があるので、人工的な障害を含んでいな
い高い解像度の合成ビデオ信号を生成するのは非常に困
難である。従来は、ビデオ・ゲームのような消費者向け
の製品は、低い解像度の飛び越し走査を使用しないビデ
オ信号を生成することにより、これらの問題を回避して
きた。この方法を使うと、映像は画質が悪く、外観が
「ずんくりと」していて、色の選択が制限され、見た感
じが漫画のようになるという結果になる。放送画面に近
い合成ビデオを生成するには、生成した合成信号が、一
つのシーンを走査するビデオ・カメラ、および上記のビ
デオ・カメラ信号に対するその後のアナログ信号処理に
匹敵することを行わなければならない。それ故、グラフ
ィックス・メモリからテレビジョン受像機の画面に転送
する間にビデオ・グラフィックス・データを縮小した
り、増大したりすることができる能力を有している、N
TSC式、またはPAL基準飛び越し走査テレビジョン
受像機上で見るための、生のテレビジョン・プログラム
の上に質の良い合成ビデオ・グラフィックを重畳するこ
とができる比較的安価な装置を提供することが望まし
い。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、グラフィック
ス・メモリからテレビジョン画面にビデオ・グラフィッ
クス・データ信号を転送する間に、ビデオ・グラフィッ
クスを縮小したり、拡大したりするためのビデオ拡大装
置に関する。
【0011】見方によれば、本発明は、テレビジョン受
像機上にグラフィックスを表示する前に、グラフィック
の大きさを修正する装置、すなわち、第一および第二の
大きさを修正する手段からなる装置に関する。第一の拡
大倍率修正手段は、グラフィック・ライン・アドレス出
力信号を生成することにより、垂直方向の第一の独立し
た予め定めた拡大係数により、グラフィックの拡大倍率
を修正する。グラフィック・ライン・アドレス出力信号
は、1より小さい垂直拡大係数を受信したときに、グラ
フィックの予め定めた水平走査線の送信を、選択的に防
止するために使用される。さらに、グラフィック・ライ
ン・アドレス出力信号は、1より大きい垂直拡大係数を
受信したときに、グラフィックの予め定めた水平走査線
の送信を、選択的に反復するために使用される。第二の
拡大倍率修正手段は、第二の独立した予め定めた水平方
向の拡大係数により、水平方向のグラフィックの拡大倍
率を修正するための、第一の拡大倍率修正手段のグラフ
ィック・ライン・アドレス出力信号により、送信用に表
示されたグラフィックの水平走査線の送信に応答する。
さらに、第二の拡大倍率修正手段は、N≦Xの場合に、
装置の各出力信号内の送信用の1と等しいか、または1
より小さい水平拡大係数に対する、装置の各出力信号内
の送信用の送信Xピクセル・グループに多重化される受
信した各Xピクセル・グループの予め定めたN個のピク
セルを選択する。さらに、第二の拡大倍率修正手段は、
1より大きい受信水平整数拡大係数に対応する予め定め
た整数値だけ、受信した各Xピクセル・グループのピク
セルを反復して使用する。他の見方をすれば、本発明
は、垂直拡大倍率修正手段を含むテレビジョン受像機上
にグラフィックを表示する前に、グラフィックの拡大倍
率を修正するための装置に関する。垂直拡大倍率修正手
段は、拡大倍率逆数化手段および乗算手段からなってい
る。拡大倍率逆数化手段は、受信した垂直拡大係数の数
値を逆数にし、そこから逆数にした拡大係数を表す出力
信号を生成する。乗算手段は、拡大倍率逆数化手段から
の出力信号およびアクセスされるグラフィックの走査線
番号表す出力信号を生成するために、逆数にされた拡大
係数に水平走査線の数を掛けるために、現在アクセス中
のグラフィックの多数の水平走査線を表す入力信号に応
答する。
【0012】さらに別の見方をすれば、本発明は、ピク
セル選択読みだし専用メモリ(ROM)、マルチプレク
サ駆動ROM、およびピクセル多重化手段からなる水平
拡大倍率修正手段を含むテレビジョン受像機上に、グラ
フィックの映像を表示する前に、グラフィックの拡大倍
率を修正するための装置に関する。ピクセル選択ROM
は、装置の出力信号の生成の際に、複数のX個のピクセ
ルからなる外から入ってくるグループのどのピクセルを
使えばいいのかを示す水平分数拡大出力信号を生成する
ために、受信した水平分数拡大値に応答する。マルチプ
レクサ駆動ROMは、シーケンシャルな多重化サイクル
中に、個々の符号化された出力信号を生成するために、
水平分数拡大出力信号および受信した水平整数拡大値に
応答する。マルチプレクサ駆動ROMにより符号化され
た出力信号は、複数のYピクセルの外から入ってくるグ
ループのどの受信ピクセルを、多重化して複数のYピク
セルの外へ出て行くグループのどの出力ピクセルにした
らいいのかを示す。ピクセル多重化手段は、装置出力信
号を形成するために、予め定めた各サイクル中に、外か
ら入っているグループのYピクセルの内の予め定めたも
のを多重化して、外へ出て行くグループの複数のY個の
ピクセルの予め定めたものとするために、マルチプレク
サ駆動ROMからの符号化した出力信号に応答し、複数
のY個のピクセルからなる外から入ってくるグループを
受信した時に応答する。本発明は添付の図面を参照しな
がら、以下の詳細な説明を読めばよりよく理解できる。
【0013】
【発明の実施の形態】各図面内の同じ機能を行う対応す
る部材には、同じ参照番号がつけてあることを理解され
たい。図1は、本発明の会話型ビデオ処理が行われる加
入者の構内にある加入者ケーブル・ボックス装置10の
ブロック図である。加入者ケーブル・ボックス装置10
は、(第一の一点鎖線の四角の枠内に示す)第一のモジ
ュール(MODULE1)12および(第二の一点鎖線
の四角野枠内に示す)第二のモジュール(MODULE
2)14からなっている。第一のモジュール12は、ど
ちらも当業者にとっては周知の無線周波数(RF)−ベ
ースバンド・コンバータ20およびコンバータ制御シス
テム22からなる従来の装置である。無線周波数(R
F)−ベースバンド・コンバータ20は、遠くのケーブ
ル会社の中央局(図示せず)からケーブル27を通して
送られてくる、NTSCまたはPAL標準フォーマット
の多重化RFテレビジョン・チャネル信号を受信し、こ
の多重化RFテレビジョン・チャネル信号を、その多重
化チャネル周波数からベースバンド周波数に選択的に変
換する。
【0014】無線周波数(RF)−ベースバンド・コン
バータ20は、変換プロセスによって得られたベースバ
ンド合成ビデオ出力信号を、バス24を通して、第二の
モジュール14に送信する。コンバータ制御システム2
2は、当業者にとっては周知である赤外線リモコン装置
またはケーブル・ボックス上のキーパッドのいずれかに
よって、通常制御される。コンバータ制御システム22
は、遠隔のケーブル会社の中央局へ向け、またはこの中
央局からケーブル27を通して、許可およびアクセス制
御信号を受信および/または送信し、ベースバンド・ビ
デオ・スクランブリングまたはデスクランブリングを作
動させ、スクリーン・ディスプレイ上(OSD)メッセ
ージを作り出す。コンバータ制御システム22は、必要
なチャネル・プログラミングを選択するために、バス2
9を通して、RF−ベースバンド・コンバータ20に制
御信号を出力し、第二のモジュール14に、リード線3
1および33を通して、種々の制御信号および解読デー
タ信号(例えば、制御および上流データ出力信号、赤外
線受信および送信信号および解読T1直立位相シフト・
キーイング・データ信号)を出力する。
【0015】第二のモジュール14は、シリアル・イン
タフェース・プロセッサ(SIP)30、入力/出力
(I/O)装置32,読みだし専用メモリ(ROM)3
4、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)35、中央
処理装置(CPU)36、グラフィックス・メモリ3
8、およびビデオおよびメモリ制御装置(VIDEO
&MEM.CONT.)集積回路40(一点鎖線の四角
い枠内に示す)からなっている。ビデオおよびメモリ制
御集積回路40のSIP30、I/O装置32、ROM
34、RAM35、CPU36、およびメモリ制御装置
およびスプライト状態マシン(MACH.)42は、デ
ータ・バスにより相互に接続している。CPU36は、
任意の適当な処理装置を含むことができ、本発明の場合
には、比較的廉価な386タイプのCPUを使用してい
る。ROM34としては、例えば、初期化することがで
き、CPU36に対してプログラミングを行うことがで
きるEPROMのような任意の適当なメモリを使用する
ことができる。RAM35は、CPU36用のスクラッ
チ・パッド・メモリとして使用するための512キロバ
イト×16ビットRAM構成を行うための、直列に接続
している二個の256キロバイト×16ビットDRAM
のような任意の適当なメモリを使用することができる。
【0016】グラフィックス・メモリ38としては、例
えば、32ビット幅のRAM領域、または好適には32
ビット幅のバス39と一緒に使用するための平行に配列
した二個の256キロバイト×16ビットDRAMのよ
うな任意の適当なメモリを使用することができる。グラ
フィックス・メモリ38は、グラフィックスおよびビデ
オ映像に関するスプライト・データを記憶するための使
用される。32ビット幅のバス39を使用することによ
り、メモリ制御装置およびスプライト状態マシン42、
およびビデオおよびメモリ制御装置40の一部を形成し
ているブロック・メモリ移動装置(図示せず)に対し
て、高速ページ・モード・メモリ・アドレス指定を使用
することができる。ブロック・モード・メモリ・アドレ
ス指定を有意に使用することによって、約52ナノ秒の
平均データ転送速度を達成することができ、この速度
は、1秒間に約7700万バイトのデータの処理速度に
対応する。
【0017】SIP30は、第一のモジュール12と第
二のモジュール14との間のデータ通信を取り扱う。よ
り詳細に説明すると、SIP30は、第二のモジュール
14と第一のモジュール12のコンバータ制御システム
22との間でのすべてのデータ転送信号を取り扱う。上
記のデータ転送信号は、例えば、大量の通信転送および
コンバータ制御システム22内の赤外線受信機(図示せ
ず)からの生のデータを含んでいる、1.5メガビット
/秒の速度のT1類似のデータ・ストリームのようなフ
ォーマットを持つことができる。SIP30は、また将
来の拡張に備えて、全二重同期シリアル・ポート(図示
せず)を含むこともできる。上記のデータ転送信号フォ
ーマットは、第二のモジュール14内で必要な行動を起
こさせるために、第一のモジュール上のコンバータ制御
システム22と第二のモジュール14内のCPU36と
の間で通信を行うのに使用される。
【0018】ビデオおよびメモリ制御集積回路40は、
メモリ制御装置およびスプライト状態マシン42、YU
V回路への複合装置44、およびビデオ処理(PRO
C.)回路46からなっている。メモリ制御装置および
スプライト状態マシン42は、データ・バス39を通し
て、グラフィックス・メモリ38に接続し、データ・バ
ス45によって、ビデオ処理回路46に接続している。
YUV回路への複合装置44は、バス24から、ベース
バンド合成映像ビデオ信号を受信し、結果として得られ
たYUVビデオ信号を、バス43上のメモリ制御装置お
よびスプライト状態マシン42に出力する。ビデオ処理
回路46は、データ・バス45を通して、メモリ制御装
置およびスプライト状態マシン44からのビデオ信号を
受信し、遠隔のテレビジョン受像機(図示せず)または
さらに遠隔の処理回路(図示せず)に、バス47上のN
TSCまたはPAL標準ビデオ信号を出力する。本発明
が、ビデオおよびメモリ制御集積回路40およびグラフ
ィックス・メモリ38の領域に存在するすることを理解
されたい。会話型加入者ケーブル・ボックス装置10内
への本発明の適用方法をよりよく理解してもらうため
に、第一のモジュール12および第二のモジュール14
の部材については、すでに紹介し説明した。
【0019】図2および図3に、本発明の図1の加入者
ケーブル・ボックス装置10の第二のモジュール14内
に設置されている(第一の一点鎖線の四角い枠内に示
す)ビデオ処理回路46の第一および第二の部分のブロ
ック図を示す。図2に示すように、図1の第二のモジュ
ール14の一つの部材であるグラフィックス・メモリ3
8は、両方向通信を行うために、データ・バス39を通
して、図1の第二のモジュール14内の(第二の一点鎖
線の四角い枠内に示す)ビデオおよびメモリ制御装置4
0の一部である、メモリ制御装置およびスプライト状態
マシン42に接続している。
【0020】メモリ制御装置およびスプライト状態マシ
ン42は、バス39を通して、グラフィックス・メモリ
38にスプライト情報を書き込むために、バス48を通
して、(図1に示す)中央処理装置(CPU)36に接
続していて、導体56を通して、図1のY、U、V回路
への複合装置44からフィールド<1:0>信号を受信
する。ビデオ処理回路46のこの部分は、さらに(一点
鎖線の四角い枠内に示す)データ・パイプ50およびピ
クセル・アセンブリ・バッファ52を含んでいる。
【0021】グラフィックス・メモリ38は、スプライ
ト・リスト・テーブル90、スプライト・データ・テー
ブル92、走査線制御テーブル94およびスパン・リス
ト・テーブル96からなっている多重テーブルを含んで
いる。これらのテーブルは、現在の譲受人に対して本出
願と同じ日付で出願された(GID908−バトラ、
他)同時係属出願第08/523、394号内に詳細に
説明されている。より詳細に説明すると、スプライト・
リスト・テーブル90は、(テーブルには、スプライト
#1、#2、および#N用の入力しか示されていない)
一つまたは複数のNスプライトのそれぞれに対する個々
のメモリ部分からなっている。スプライト#1の入力に
対して示すように、それに対するメモリ部分は、スプラ
イト・データ・ポインタ部分、スプライト制御部分、走
査線テーブル・ポインタ部分、オプションとしての制御
部分、およびフィールド・イネーブル制御部分からなっ
ている。スプライト・データ・ポインタ部分は、スプラ
イト入力に関連する水平走査線に対するピクセル・デー
タの予め定めた位置にあるスプライト・データ・テーブ
ル92にアクセスするのに使用される。スプライト制御
部分は、例えば、スプライトの大きさに、そのXおよび
Yで表される位置、またはテレビジョン受像機の画面上
の位置、およびスプライト上で行われる拡大、ワープ等
の特殊効果に関する情報を含んでいる。より詳細に説明
すると、スプライト制御部分が、スプライトの拡大倍率
が2であると表示している場合には、スプライトの各走
査線が2の倍率で拡大される。同様に、スプライト制御
部分が、スプライトの持つオフセット値が2であること
を示している場合は、スプライトのすべての走査線は2
だけオフセットされる。すなわち、スプライト制御部分
は、スプライトのピクセル・データの各水平走査線に同
じように影響を与える。
【0022】各スプライト入力の走査線テーブル・ポイ
ンタ部分は、そこから上記のスプライト制御部分によっ
て作られるより高度の特殊効果を行うために、スプライ
ト入力に関連する制御語の走査線制御テーブル94の予
め定めた部分にアクセスするために使用される。最後
に、フィールド・イネーブル制御部分は、スプライト・
リスト・テーブル90内の現在アクセスが行われている
スプライト入力に対して、テレビジョン受像機の画面上
に必要な「曇りガラス」(透明な重畳)効果を与えるた
めに使用される。他のスプライト#2から#Nまでの各
入力に対しても、類似の部分が図示されている。さら
に、スプライト・リスト・テーブル90内のスプライト
は、好適には優先順位の昇順に表示することが好まし
い。この場合、例えば、スプライト#1入力は、最も低
い優先度を持ち、スプライト#N入力は、最も高い優先
度を有している。上記のような優先順位になっているの
で、テレビジョン受像機の画面上の重なり合っている部
分内に二つのスプライトまたは一つのスプライトおよび
生のビデオが位置している場合には、より高い優先度を
有しているスプライトは、より低い優先度を有している
スプライトのピクセルの上に上書きされるか、交換され
るか、またはその順位が上になる。
【0023】スプライト・データ・テーブル92は、ス
プライト・リスト・テーブル90の各スプライト入力に
対する各水平走査線の各ピクセルに対する純粋なデータ
を含んでいるデータ語からなっている。すなわち、スプ
ライト・リスト・テーブル90内のスプライト入力がア
クセスされると、スプライト・データ・ポインタ部分
は、そのスプライト入力に対するスプライト・データ語
(例えば、スプライトCデータ語へのスプライトAデー
タ語)が、グラフィックス・メモリ38のスプライト・
データ・テーブル92内に記憶されているスプライト・
データ・テーブル92にアクセスを転送する。これらの
スプライト・データ語は、スプライト内の走査線の数字
による番号を含んでいないことを理解されたい。何故な
ら、スプライトの大きさ、そのスプライトのテレビジョ
ン受像機の画面上の位置等は、スプライト・リスト入力
のスプライト制御部分内に位置しているからである。ス
プライト・リスト・テーブル90およびスプライト・デ
ータ・テーブル92は、メモリ制御装置によって協同し
て動作し、スプライト状態マシン42は、最初スプライ
ト・リスト・テーブル90にアクセスし、その後スプラ
イト・データ・ポインタ部分の制御の下で、ビデオ処理
回路46にスプライト・データ語によって記述された方
法で、スプライトを描くように命令するデータを検索す
るために、スプライト・データ・テーブル92にアクセ
スする。
【0024】グラフィックス・メモリ38の走査線制御
テーブル94は、予め定めた長さのサブテーブルを含ん
でいる任意に使用されるテーブルである。(図には、N
個の制御語を含んでいる一つのサブテーブルが示されて
いる。)上記の場合、各サブテーブルはスプライトの各
走査線用の個々の走査線制御語からなっている。走査線
制御テーブル94内の走査線制御語は、そのスプライト
の水平走査線に対する独立した制御を提供する。より詳
細に説明すると、すでに説明したように、スプライト・
リスト・テーブル90内の各スプライト入力のスプライ
ト制御部分は、同じ方法でスプライトの各走査線に影響
を与える。それとは対照的に、スプライト入力用の走査
線制御テーブル94内のサブテーブル内の走査線制御語
は、スプライト・リスト・テーブル90の走査線テーブ
ル・ポインタ部分によってポイントされているように、
そのスプライトの各水平走査線に対する独立した制御を
提供する。例えば、スプライト#1入力に対するスプラ
イト制御部分は、スプライト#1の映像は、テレビジョ
ン受像機の画面上の一つの位置XおよびYに10本の走
査線を含んでいるが、一定のオフセットのような特殊効
果は含んでいないことを示していると仮定する。
【0025】スプライト#1映像の10本の走査線のそ
れぞれに対するピクセル・データは、スプライト#1入
力のスプライト・データ・ポインタ部分によって表示さ
れているアドレスから始まるスプライト・データ.テー
ブル92内に含まれている。スプライト#1の10本の
走査線の一本またはそれ以上の任意の走査線に対して使
用されるかも知れない特殊効果は、スプライト#1入力
の走査線テーブル・ポインタ部分によって表示されてい
るアドレスから始まる走査線制御テーブル94内の走査
線制御語のいくつかの中に含まれている。すなわち、ス
プライト#1の映像の縁部は、テレビジョン受像機の画
面上の直線内に整合している場合がある。しかし、走査
線制御テーブル94の走査線制御語を使用することによ
り、スプライト#1入力の各走査線は、例えば、予め定
めた方法で映像をワープさせるために異なるオフセット
を持つことができる。例えば、スプライト映像を、走査
線制御テーブル94内の関連する走査線制御語を使用し
て、三次元に描かれた円柱の外側の表面に表示されるよ
うにワープさせることができる。
【0026】スパン・リスト・テーブル96は、スプラ
イト・リスト・テーブル90内の多くのスプライト入力
を処理する際に、時間を節約するために使用されるオプ
ションとしてのテーブルである。従来技術によるシステ
ムの場合には、スプライト・リスト・テーブル90内の
各スプライト入力は、そのスプライトが、そのスプライ
トに対して指定されたディスプレイ画面上の大きさおよ
びXおよびYによる位置を使用する水平走査線に対して
現在アセンブルされているピクセル内に存在するかどう
かを知るためにシーケンシャルに入力される。その結
果、従来技術によるシステムの場合には、例えば、ゲー
ムをプレイする場合のディスプレイー画面上の上記の水
平走査線を表示するために必要な時間内の各走査線に対
するピクセルを組み立てるためのスプライトの数が、数
個に(例えば、N=8または16スプライト)に制限さ
れる。
【0027】本発明の加入者ケーブル・ボックス装置1
0の場合には、オプションとしてのスパン・リスト・テ
ーブル96が存在しなくても、メモリ制御装置およびス
プライト状態マシン42が、通常、N個のスプライト入
力の内のどれが、アセンブル中の水平走査線の各ピクセ
ル内に存在しているかを知るためのシーケンス中に、グ
ラフィックス・メモリ38びスプライト・リスト・テー
ブル90内に含まれている複数のN個の各入力にアクセ
スする。スプライト・リスト・テーブル90のN個の各
入力にアクセスする際に、メモリ制御装置およびスプラ
イト状態マシン42は、スプライト・データテーブル9
2およびオプションとしての走査線制御テーブル94か
らデータを入手し、ピクセル・アセンブリ・バッファ5
2内で組み立てられている各水平走査線用のピクセル・
データを作るために各スプライトに対して必要な処理を
行う。しかし、メモリ制御装置およびスプライト状態マ
シン42が、例えば、96の異なるスプライト入力にア
クセスし、処理しなければならない場合には、96のス
プライトを処理するのに必要な時間は、ピクセル・アセ
ンブリ・バッファ52内のピクセル・データの各水平走
査線を組み立てるのに使用することができる時間を越え
てしまうだろう。スパン・リスト・テーブル96を使用
すれば、この問題は解決する。
【0028】オプションとしてのスパン・リスト・テー
ブル96を使用すれば、メモリ制御装置およびスプライ
ト状態マシン42内の少なくとも一台のレジスタ(図示
せず)が、スパン・リスト・テーブル96が存在するこ
とを表示し、スパン・リスト・テーブル96が存在する
とき、各スプライト・リスト入力に対する一定の整数値
であるスプライト・リスト入力毎の多数の語(NW)の
数(整数値)を含む「#スプライト入力語」と指定され
ている部分を含んでいる、スパン・リスト・テーブル9
6を正しく使用するために、メモリ制御装置およびスプ
ライト状態マシン42にとって必要なすべてのデータを
供給する。より詳細に説明すると、スプライト・リスト
・テーブル90内の各スプライト入力は、(1)スプラ
イト・データ・ポインタ、(2)スプライト制御、
(3)オプションとしての走査線・テーブル・ポインタ
語、(4)オプションとしてのスプライト制御用のオプ
ションとしての語、(5)オプションとしてのフィール
ド・イネーブル制御語に対する語を含むことができる。
それ故、スプライト・リスト・テーブル90の各スプス
プライト入力は2−5の語を含むことができる。スパン
・リスト・テーブル96が使用されるとき、スプライト
・リスト90の各スプライト入力は、各スプライト入力
に対して、通常必要なオプションとしての語が何であ
れ、同じ数の語(例えば、5語)を含んでいる。各スプ
ライト入力内のスプライト入力語の数を表示するレジス
タの目的は、水平走査線のピクセルを組み立てるとき、
スプライト・リスト・テーブル90のスプライト入力の
いくつかにだけに対するアクセスを簡単にすることであ
る。
【0029】スパン・リスト・テーブル96は、スプラ
イト・リスト・テーブル90内に含まれているN個のス
プライトのどれが、テレビジョン画面の任意に決めた複
数の水平部分のそれぞれの各走査線内に存在しているか
を示している、一語のスパン・リスト制御語または一群
のスパン・リスト制御語からなっている。スパン・リス
ト・テーブル96は、主として、ピクセル・アセンブリ
・バッファ52内の各水平走査線に対するピクセル・デ
ータを組み立てる場合の処理時間を短くするために多く
のスプライト(例えば、N=96スプライト)が存在す
る場合に使用されることを理解されたい。スパン・リス
ト・テーブル96内の語の数は、下記の式で決まる。 スパン・リスト語の数=(NS/32)*(NH/NL) 式1
【0030】上記の式中、NSはディスプレイ画面上の
全スプライトの数であり、NHはディスプレイ画面内の
走査線の数であり、NLは一語のスパン・リスト語また
は一群のスパン・リスト語に対するテレビジョン受像機
の画面上の走査線の数であり、32はスパン・リスト・
テーブル96の各語内で使用することができるビットの
例示としての数である。NHおよびNLの数値は、プロ
グラムすることができる数であり、NLは、例えば、
2、4、8、16、32、64または128のような数
値を持つことができる。より詳細に説明すると、標準N
TSCテレビジョン画面の二つのフィールド内には、電
気的には、525本のビデオ水平走査線があるが、使用
するテレビジョン受像機によっても違うが、通常見える
のは約440−500本の走査線だけである。96のス
プライトが表示される画面の表示領域の任意に予め定め
た数の部分に対する走査線の数は、0−500本の範囲
で変化する。この場合、各部分が等しい数(NL)の走
査線を有している。
【0031】動作中、メモリ制御装置およびスプライト
状態マシン42は、その内部の一つまたはそれ以上のレ
ジスタから、スパン・リスト・テーブル96が存在する
ことを判断し、またその内部に記憶され、スパン・リス
ト・テーブル96と一緒に使用するために必要なデータ
(NS、NHおよびNL値、表示領域用のスタート走査
線、およびスプライトの数)を入手し、上記の式1に従
って、表示領域の各部分に必要なスパン・リスト語の数
を決定する。ビデオ・ディスプレイの525本の走査線
に対するピクセル・データを組み立てる際に、メモリ制
御装置およびスプライト状態マシン42が、スパン・リ
スト表示領域に対するスタート走査線に到着した場合に
は、メモリ制御装置およびスプライト状態マシン42
は、最初にスパン・リスト表示領域の一番上の部分に関
連するスパン・リスト語(例えば、最初の三つの語)に
アクセスする。スパン・リスト・テーブル96のこれら
の最初の三つの語から、メモリ制御装置およびスプライ
ト状態マシン42は、例えば、この部分ではスプライト
入力1、2,4および6だけが能動状態にあると判断す
る。
【0032】メモリ制御装置およびスプライト状態マシ
ン42は、一つの部分の各走査線に対して同じ一つまた
はそれ以上のスパン・リスト語を使用していることを理
解されたい。何故なら、同じスプライトが、その部分の
各走査線内で能動状態にあるからである。メモリ制御装
置およびスプライト状態マシン42は、スパン・リスト
語でカバーされる表示領域の他の各部分に対して、同じ
方法で動作する。
【0033】スプライト・リスト・テーブル90内の各
スプライト入力のフィールド・イネーブル制御部分は、
二つのスプライトまたは生のビデオ上の一つのスプライ
トによる「曇りガラス」(透明重畳)効果を行うための
制御に関連している。より詳細に説明すると、「曇りガ
ラス」効果は、二つスプライトの重畳している領域、ま
たは生のビデオ上に重畳している一つのスプライトであ
ると定義される。この場合、第一のスプライトは、テレ
ビジョン受像機の画面上の一つ画像の第一のフィールド
の走査線(例えば、偶数の走査線)上に表示され、第二
のスプライトまたは生のビデオは、テレビジョン受像機
の画面上の一つ画像の第二のフィールドの走査線(例え
ば、奇数の走査線)上に表示される。このような効果に
より、グラフィックス・メモリ38内にスプライト入力
として記憶されている生のビデオのフレームの捕捉した
スナップショット、または実際の生のビデオのようなそ
の後ろの第二のスプライトの映像を見ながら、第一のス
プライトの映像を見ることができる。その後、二次元コ
ンボルバ68が、二つのスプライトの間で「曇りガラ
ス」効果を発生させるために、組み立てた映像を処理す
る。従来技術によるシステムは、二つの映像を計算によ
り結合するために、主としてソフトウエアを使用してい
る。
【0034】本発明によれば、スプライト入力のフィー
ルド・イネーブル制御部分は、そのスプライトに指定さ
れた表示画面の領域の偶数または奇数の走査線内だけに
このスプライトを表示するように指定する。スプライト
・リスト・テーブル90のスプライト入力に対するディ
スプレイの各水平走査線内で、ピクセル・データを組み
立てるとき、フィールド・イネーブル制御部分は、表示
画面上の指定された領域で、上記のスプライトが水平走
査線上に存在するかどうかを表示する。これは二つのフ
ィールドの一方内だけに、グラフィックまたはスプライ
トを挿入または表示するための簡単で安価な方法であ
る。
【0035】メモリ制御装置およびスプライト状態マシ
ン42が、「曇りガラス」効果を作り出すためにに、ど
ちらのフィールドが現在テレビジョン受像機の画面上に
表示されているのかを知る必要がある。現在のビデオフ
ィールドを示しているこの情報は、通常加入者ケーブル
・ボックス装置10のY、U、V回路44(図1に示さ
れている)への複合装置のところに設置されている遠隔
ビデオ同期回路(図示せず)によって送信され、受信し
た生のビデオ信号ストリームから入手される2ビットフ
ィールド信号(ビット1および0を示す、フィールド<
1:0>)によって、メモリ制御装置およびスプライト
状態マシン42に送られる。この2ビットのフィールド
信号は、基本的には、連続して送られるクロック信号で
ある。メモリ制御装置およびスプライト状態マシン42
は、またどのフィールドがスプライト用として記憶され
ている二つのフレームをイネーブルするのかを示してい
る関連スプライト・リスト入力から4ビットのフィール
ド・イネーブル制御を読み取る。フィールド・イネーブ
ル信号に対して何故4ビットが必要なのかを説明するた
めに、二つのフレームの四つのフィールド内で、カラー
画像のカラー対する全情報が送信されることを理解され
たい。この場合、各フレームは二つのフィールドを有し
ている。さらに、二つのフレームを使用しても、カラー
画像を表示するのに何の支障もない。しかし、二つのフ
レームを使用すると、飛び越し走査テレビジョン受像機
の画面上に人工的な障害(例えば、ちらつき等)の問題
が起きてくる。
【0036】より詳細に説明すると、NTSCカラー・
ビデオ信号の場合には、(a)画像の各水平走査線内で
227.5のカラー・バーストが送られ、(b)フレー
ムの二つのフィールドのそれぞれに対して262.5の
カラー・バーストが送られ、(c)二つのフィールドか
らなる一つのフレーム内で525の走査線が走る。一本
の走査線内で227,5のカラー・バーストが起こるの
で、フィールド0の走査線0の上で起こるカラー・バー
ストは、ある点において正の方向に向かい、フィールド
0の次の走査線(走査線2)上においては、カラー・バ
ーストは、ある点では負の方向へ向かう。何故なら、各
走査線は、全カラー・バーストのシーケンスではなく、
全カラー・バーストと半分のカラー・バーストのシーケ
ンスを含んでいるからである。さらに、フレーム内の走
査線の数は、奇数(525)であるので、次の(第二
の)フレームのフィールド0の第一の走査線(走査線
0)内のカラー・バーストは、負の方向に向かい、直前
のフレームのフィールド0の走査線0のカラー・バース
トの方向とは反対の方向になる。それ故、フレームのフ
ィールド0の走査線0内のカラー・バーストを正の方向
に向かわせるには、フレームの一つ置きに反復パターン
が起こることになる。カラー画像の全体は第一のフレー
ムの後に含まれているが、人工的障害(例えば、ちらつ
き等)の反復パターンは四つのフレーム・サイクルの副
産物であることを理解されたい。これは、白黒テレビジ
ョン信号と互換性を有しているカラー・テレビジョン信
号を送信するためのNTSC標準を作成する際に、すで
に行われた妥協の結果である。
【0037】生テレビジョン画像のスナップショット
を、スプライト・リスト・テーブル90内のスプライト
入力として、グラフィックス・メモリ38に記憶させた
場合には、テレビジョン受像機の画面上の画像をシーケ
ンシャルに再表示するには、二つのフィールドからなる
一つのフレーム記憶させるだけで十分である。メモリ制
御装置およびスプライト状態マシン42は、4ビットの
フィールド・イネーブル制御を、4ビットの符号に従っ
て、アクセスするスプライトが、あるフレームまたはフ
ィールド内にあることを示すために使用する。例えば、
フィールド・イネーブル信号の3番目のビットが「1」
である場合には、関連スプライトを、フレーム1内でイ
ネーブルしなければならないことを示しているし、フィ
ールド・イネーブル信号の二番目のビットが「1」であ
る場合には、関連するスプライトをフレーム0内でイネ
ーブルしなければならないことを示している。同様に、
フィールド・イネーブル信号の1番目のビットが「1」
である場合には、関連スプライトを、フィールド1内で
イネーブルしなければならないことを示しているし、フ
ィールド・イネーブル信号の0番目のビットが「1」で
ある場合には、関連するスプライトをフィールド0内で
イネーブルしなければならないことを示している。それ
故、三番目と二番目のビットは、ダブル・フレームのバ
ッファされたスプライト用に使用され、一番目および0
番目のビットは、スプライトが一つのフィールド内だけ
で見られる場合の「曇りガラス」効果を作りだすために
使用されるか、またはスプライトを両方のフィールドで
見ることができる場合のダブル・フレームのバッファさ
れたスプライト用に使用される。
【0038】メモリ制御装置およびスプライト状態マシ
ン42は、スプライトを、その必要とする水平走査線の
位置に表示するために、二つのフレーム内の四つの一意
のフィールドのどれが現在オンになっているのかを判断
するために、また正しい方向を向いたカラー・バースト
を供給するために、遠隔処理回路(図示せず)によっ
て、テレビジョン受像機の画面上に表示されるNTSC
画像に再変調するために、フィールド信号とフィールド
・イネーブル信号とを比較する。より詳細に説明する
と、フィールド信号とフィールド・イネーブル信号から
決定した四つのフィールドに関する情報は、どのスプラ
イト・データを(図4にだけ示してある)二重走査線バ
ッファ53、54および55の各ピクセル位置に置くか
を決定するために、ピクセル・アセンブリ・バッファ5
2内での二重走査線緩衝用に使用される。フィールド信
号をフィールド・イネーブル信号と比較した結果、フィ
ールドが一致していることが分かった場合には、スプラ
イト・データが、グラフィックス・メモリ38内のスプ
ライト入力テーブル90、スプライト・データ・テーブ
ル92および走査線制御テーブル94から読み出され、
ピクセル・アセンブリ・バッファ52内の(図4だけに
示してある)二重走査線バッファ53−55が、あるフ
ィールドまたはフレーム中に正しくロードされる。スプ
ライト・リスト・テーブル90内のスプライト入力のデ
ータを、ピクセル・アセンブリ・バッファ52にロード
するために、どのフィールドおよび/またはフレームが
望ましいかを表示する必要がある場合には、メモリ制御
装置およびスプライト状態マシン42内のレジスタ(図
示せず)は、バス48を通してCPU36により更新さ
れる。
【0039】簡単な制御語またはビットのグループを使
用し、NTSCビデオ信号の水平走査線内の繰り返しパ
ターンを決定するために、フィールド信号とフィールド
・イネーブル信号とを比較するためのコンパレ−タを使
用すると、「曇りガラス」効果を飛び越し走査表示上に
行うことができる。このことは、ある種の従来技術によ
るシステム内でのように、大量のプログラミングととも
に、強力で通常比較的高価なソフトウエア・プロセッサ
を必要とする、同じ機能をすべてソフトウエア内で行う
方法と全く違っている。上記の従来技術によるシステム
の場合には、プロセッサ(例えば、図1のCPU36)
は、比較的高価なCPU36を必要とする画像の組立に
一役買っていて、プロセッサがダウンすると、画像の組
立は中断する。本発明の加入者ケーブル・ボックス装置
10の利点は、CPUがダウンした場合には、表示中の
画像の動きが停止することである。何故なら、CPU3
6はどんなものを動かすかについての情報を提供してい
ないからである。しかし、画像は独立している。より詳
細に説明すると、グラフィックス・メモリ38が故障し
ない限り、図2、図3および図9に示すビデオおよびメ
モリ制御装置40のビデオ・グラフィックス部分は、グ
ラフィックス・メモリ38内のデータから画像を構成す
る方法を知っているからである。
【0040】図2に戻って説明すると、ビデオ処理回路
46の第一の部分は、(一点鎖線の四角い枠内に示す)
データ・パイプ50と、ピクセル・アセンブリ・バッフ
ァ52からなっている。データ・パイプ50は、ピクセ
ル・バッファ・アドレス生成装置97と、ピクセル・バ
ッファ・データ・パイプおよび拡大回路(PIXELB
UFFER DATA PIPE AND MAG.C
KT)98からなっている。ピクセル・バッファ・アド
レス生成装置97およびピクセル・バッファ・データ・
パイプおよび拡大回路98は、それぞれバス45を通し
て、メモリ制御装置およびスプライト状態マシン42
が、グラフィックス・メモリ38から入手した制御デー
タを受信し、ピクセル・バッファ・データ・パイプおよ
び拡大回路98も、メモリ・データ・バス39を通し
て、ピクセル・アセンブリ・バッファ52に送信するた
めの特定のスプライトに関するスプライト・データを受
信する。ピクセル・バッファ・アドレス生成装置97
は、アドレス出力信号を送信し、一方、ピクセル・バッ
ファ・データ・パイプおよび拡大回路98は、それぞれ
のバス49および51を通して、ピクセル・アセンブリ
・バッファ52に、制御およびデータ出力信号を送信す
る。ピクセル・バッファ・アドレス生成装置97および
ピクセル・バッファ・データ・パイプおよび拡大回路9
8は、ピクセルの水平走査線の各ピクセルに関するデー
タを、ピクセル・アセンブリ・バッファ52の(図4だ
けに示されていて、以下に説明する)二重走査線バッフ
ァ53,54および55内の適当なアドレス位置に設定
するために、スプライト入力、スプライト・データ・テ
ーブル92内のスプライト制御語から得たピクセル・デ
ータ、およびグラフィックス・メモリ38内の走査線制
御テーブル94からの他のすべての情報を使用する。
【0041】スプライト入力の水平走査線上で行われる
拡大、ワープ等のような特殊効果は、関連スプライト入
力内のスプライト制御語およびグラフィックス・メモリ
38のオプションとしての走査線制御テーブル94内の
任意の関連走査線制御語から入手される。データ・パイ
プ50のピクセル・バッファ・アドレス生成装置97
は、指定された特殊効果を行うために、グラフィックス
・メモリ38のスプライト・データ・テーブル92から
入手したスプライト・データの走査線内のピクセル・ア
ドレスを正しく変更するために、この情報を使用する。
この変更されたアドレスは、後でテレビジョンの画面上
で指定された特殊効果を行うために、ピクセル・アセン
ブリ・バッファ52の二重走査線バッファ53、54お
よび55内の変更アドレスによって指定されたピクセル
の位置に、関連ピクセル・データを設定するのに使用す
るために、バス49を通して、ピクセル・アセンブリ・
バッファ52に送られる。以下に詳細に説明するピクセ
ル・バッファ・データ・パイプおよび拡大回路98は、
同時にピクセル・アドレスに関するピクセル・データを
受信し、ピクセル・バッファ・アドレス生成装置97に
よって生成した二重走査線バッファ53、54および5
5のアドレスに記憶するために、ピクセル・データをピ
クセル・アセンブリ・バッファ52に送る。ピクセル・
アセンブリ・バッファ52は、ライン0、ライン1およ
びライン2と呼ばれるバス上の隣接している三本の水平
走査線上に表示される任意のスプライトの上記の走査線
に関する輝度ピクセル・データを出力し、またライン1
c上のライン1輝度出力データに関連するクロミナンス
・ピクセル・データを出力する。
【0042】図4に、本発明のピクセル・アセンブリ・
バッファ52のブロック図を示す。ピクセル・アセンブ
リ・バッファ52は、第一、第二および第三の各二重走
査線バッファ53、54および55、並びにY/Gライ
ン0バッファ58からなっている。第一の二重走査線バ
ッファ53は、データ・パイプ50からバス49を通し
て受信した、スプライト画像の第一のフィールドの第一
および第二の走査線に関するY/G(輝度)走査線1a
のデータおよびY/G走査線1bのデータを記憶するた
めに使用される。走査線輝度データは、10ビット(ビ
ット9−0)のデータおよび走査線の各ピクセルに対す
る制御からなっている。第二の二重走査線バッファ54
は、データ・パイプ50からバス49を通して受信し
た、スプライト画像の第一のフィールドの第一および第
二の走査線に関するC(クロミアナンス)走査線1aの
データ、およびC走査線1bのデータを記憶するために
使用される。走査線クロミナンス・データは、走査線の
各ピクセルに関する8ビット(ビット7−0)のデータ
からなっている。第三の二重走査線バッファ55は、デ
ータ・パイプ50からバス49を通して受信したスプラ
イト画像の第二のフィールドの第一および第二の走査線
に関するY/G(輝度)走査線2aのデータおよびY/
G走査線2bのデータを記憶するために使用される。走
査線輝度データは、10ビット(ビット9−0)のデー
タおよび走査線の各ピクセルに対する制御からなってい
る。第一、第二および第三の二重走査線バッファ53、
54および55のそれぞれの中に受信したピクセル・デ
ータを記憶するためのアドレスは、データ・パイプ50
からバス49を通して受信する。
【0043】第一および第三の二重走査線バッファ53
および55の走査線1aおよび2aは、ピクセル・デー
タの第一および第二の水平走査線を記憶するためのもの
であることを理解されたい。この場合、第一および第二
の水平走査線は、飛び越し表示フォーマット内のスプラ
イト画像の個々のフィールド内で隣接している。同様
に、第一および第三の二重走査線バッファ53および5
5の走査線1bおよび2bは、ピクセル・データの第三
および第四の水平走査線を記憶する。この場合、第三お
よび第四の水平走査線は、飛び越し表示フォーマット内
のスプライト画像の個々のフィールド内で隣接してい
る。すなわち、第一および第三の二重走査線バッファ5
3および55は、例えば、飛び越し表示フォーマットの
走査中に、スプライト画像の第一および第二の各フィー
ルドまたは第二および第一の各フィールドの奇数および
偶数の走査線のペアのピクセルそれぞれに関する輝度お
よび制御をシーケンシャルに記憶する。第二の二重走査
線バッファ54は、二重走査線バッファ53内に記憶さ
れている走査線のデータに関するクロミナンスのデータ
を記憶する。二重走査線バッファ54類似のクロミナン
ス二重走査線バッファ(図示せず)を、二重走査線バッ
ファ55に送ることができるが、以下に説明するよう
に、それはコンボルバ内では不経済であり、重要でもな
いので行う必要はない。
【0044】第一の二重走査線バッファ53からの出力
データは、10ビットの輝度データとライン1という名
称のバスを通して、図3の回路に、各ピクセルに対して
平行に出力される、その中に記憶されている走査線の各
ピクセルに対する制御からなっている。第二の二重走査
線バッファ54からの出力データは、ライン1cという
名称のバスを通して、図3の回路に、各ピクセルに対し
て平行に出力される、その中に記憶されている走査線の
各ピクセルに関する8ビットのクロミナンス・データか
らなっている。第三の二重走査線バッファ55からの出
力データは、10ビットの輝度データとライン2という
名称のバスを通して、図3の回路およびY/G走査線0
バッファ58に、各ピクセルに対して平行に出力され
る、その中に記憶されている走査線の各ピクセルに対す
る制御からなっている。Y/G走査線0バッファは、1
0ビットの輝度データとライン0という名称のバスを通
して、図3の回路に、平行に出力される、その中に記憶
されている走査線の各ピクセルに対する制御からなって
いる遅延走査線出力を供給するために、水平走査線の一
周期の間に、第三の二重走査線バッファ55によって出
力された走査線データおよび制御を遅延させる働きをす
る。NTSC標準テレビジョンのディスプレイ用の1
3.5MHzの標本化速度においては、画像の一本の走
査線当たり858ピクセルが表示されるが、実際に表示
されるのは約704ピクセルだけであり、二つのフィー
ルド内には、525本の水平走査線のピクセルが表示さ
れるが、使用されるテレビジョン受像機によっても異な
るが、その内の約440−500本の走査線が通常表示
されることを理解されたい。
【0045】第一および第三の各二重走査線バッファ5
3および55、およびピクセル・アセンブリ・バッファ
52のY/G走査線0バッファ58の操作の例示として
のシーケンスについては、本出願と同じ日付で出願され
た「テレビジョン受像機用のビデオ・グラフィックス処
理に関するメモリ制御テーブルを使用する装置」という
名称の(バトラ、他)同時係属出願の米国特許第08/
523,394号(GID908)に記載されている。
【0046】より詳細に説明すると、初期化のステップ
中に、第一のフィールドの水平走査線1に関するピクセ
ル・データおよび第二のフィールドの水平走査線2に関
するピクセル・データは、第一の水平走査線の周期中
に、それぞれ第一の二重走査線バッファ53のY/G走
査線1a部分および第三の二重走査線バッファ55のY
/G走査線2aに入力される。それと同時に、第一の二
重走査線バッファ53のY/G走査線1b部分、および
第三の二重走査線バッファ55のY/G走査線2b(現
在その中にはデータは記憶されていない)にすでに記憶
されている水平走査線に関するピクセル・データは、そ
れぞれその各出力ライン1および2上に読み出される。
それと同時に、第三の二重走査線バッファ55のY/G
走査線2b部分(現在その中にはデータは記憶されてい
ない)にすでに記憶されている水平走査線に関するピク
セル・データは、Y/G走査線0バッファ58に入力さ
れ、一方、水平走査線に関するすでに記憶されているピ
クセル・データ(有効なデータではない)は、出力ライ
ン0に出力される。同様に、第一のフィールドの水平走
査線3に関するピクセル・データ、および第二のフィー
ルドの水平走査線4に関するピクセル・データは、第二
の水平走査線の周期中に、それぞれ第一の二重走査線バ
ッファ53のY/G走査線1b部分、および第三の二重
走査線バッファ55のY/G走査線2b部分に入力され
る。それと同時に、第一の二重走査線バッファ53のY
/G走査線1a部分、および第三の二重走査線バッファ
55のY/G走査線2a部分にすでに記憶されている水
平走査線1および2に関するピクセル・データは、それ
ぞれその各出力ライン1および2上に読み出される。さ
らに、第三の二重走査線バッファ55のY/G走査線2
a部分にすでに記憶されている水平走査線2に関するピ
クセル・データは、Y/G走査線0バッファ58に入力
され、一方、水平走査線に関するすでに記憶されている
ピクセル・データ(有効なデータではない)は、出力ラ
イン0に出力される。
【0047】初期化後、第一のフィールドの水平走査線
5に関するピクセル・データ、および第二のフィールド
の水平走査線6に関するピクセル・データは、第三の水
平走査線の周期の間に、第一の二重走査線バッファ53
のY/G走査線の1a部分、および第三の二重走査線バ
ッファ55のY/G走査線の2aに入力される。それと
同時に、水平走査線3および4に関するピクセル・デー
タが、それぞれ第一の二重走査線バッファ53のY/G
走査線1のb部分、および第三の二重走査線バッファ5
5のY/G走査線の2b部分から、それぞれの各出力ラ
イン1および2上に読み出される。さらに、第三の二重
走査線バッファ55のY/G走査線の2b部分からの水
平走査線4に関するピクセル・データは、Y/G走査線
0バッファ58に入力され、一方、水平走査線2データ
に関するすでに記憶されているピクセル・データは、出
力ライン0に出力される。それ故、バッファ58、53
および55は、第三の水平走査線の周期中に、各出力ラ
イン0、1および2上のスプライトに対して、それぞれ
水平走査線2、3および4に関するピクセル・データを
出力する。この場合、水平走査線2および4に関するピ
クセル・データは、第二のフィールドの一部であり、水
平走査線3に関するピクセル・データは、グラフィック
ス・メモリ38内に記憶されていたスプライト画像の第
一のフィールドの一部である。このプロセスは、後続の
水平走査線の周期の間、後続のシーケンシャル水平走査
線に関するピクセル・データに対して、類似の方法で継
続して行われる。
【0048】図3に戻って説明すると、図3は、本発明
の図1の加入者ケーブル・ボックス装置10内のビデオ
処理回路46の第二の部分のブロック図である。ビデオ
処理回路46の第二の部分は、カラー・パレット回路6
0、YC−YUVデマルチプレクサ62、マルチプレク
サ/フェーダ(MUX./FADER)64、3:1マ
ルチプレクサおよびコントロール(3:1MUX.&
CONT)66、およびコンボルバ68からなってい
る。スプライト画像の三本の隣接している水平走査線内
の対応するピクセルに対して、図2のピクセル・アセン
ブリ・バッファ52の出力から各ライン0、1および2
上を伝搬する10ビットのピクセル・データ(ビット
9:0)が、カラー・パレット回路60、YC−YUV
デマルチプレクサ62、3:1マルチプレクサおよびコ
ントロール66の個々の入力のところで受信される。よ
り詳細に説明すると、各出力ライン0、1および2に対
する、ピクセル・アセンブリ・バッファ52からの平行
な10ビット/ピクセル出力のビット7−0は、カラー
・パレット回路60およびYC−YUVデマルチプレク
サ62の入力のところで受信され、一方、各出力ライン
0、1および2に対するピクセル・アセンブリ・バッフ
ァ52からの平行な10ビット/ピクセル出力のビット
9および8は、3:1マルチプレクサおよびコントロー
ル66の入力のところで受信される。さらに、YC−Y
UVデマルチプレクサ62は、ピクセル・アセンブリ・
バッファ52から、出力ライン1c上に平行に出力され
るクロミナンス・データ・ビット7−0を受信する。何
故なら、クロミナンス・データは、スプライト・ピクセ
ル・データが真のカラー・スプライト信号に関連してい
るときだけ使用されるからである。より詳細に説明する
と、スプライト・データがカラー・パレット信号として
符号化される場合には、符号それ自身が色を定義し、真
のカラー・ビデオ信号の場合とは違って、クロミナンス
・データを必要としない。
【0049】カラー・パレット回路60は、各出力ライ
ン0、1および2上で平行に受信したピクセル・データ
の8ビット(ビット7:0)が、カラー・パレットの特
定の色に対する個々の符号を表している場合には検出を
行い、これらのカラー・パレット符号を、これら三つの
ライン用に受信した三つの8ビットからなるピクセル・
データに対する24ビットのYUV多重化カラー・パレ
ット信号を表すバス61上の出力信号に変換する。カラ
ー・パレット回路60は、周知の装置であって、この目
的には適当な回路なら何でも使用することができる。ピ
クセル・アセンブリ・バッファ52からの各出力ライン
0、1および2上で平行に受信したピクセル・データの
8ビット(ビット7:0)が、真の色のデータ(例え
ば、テレビジョン画像から直接入手したスプライト)を
表している場合には、YC−YUVデマルチプレクサ6
2は検出を行い、またバス63上の送信用の三本のライ
ンのピクセルに対する24ビットの真の色のYUV出力
信号を生成するために、ピクセル・アセンブリ・バッフ
ァ52から出力ライン1cを通して入手した8ビットの
クロミナンス・データを使用する。
【0050】マルチプレクサ/フェーダ(MUX./F
ADER)64は、その個々の入力のところで、カラー
・パレット回路60から、バス61上を伝搬する24ビ
ットの各カラー・パレットYUVデータ信号と、YC−
YUVデマルチプレクサ62からバス63上を伝搬する
24ビットの真の色のYUVデータ信号、およびバス5
9上の24ビットのYUV生ビデオ信号を受信する。マ
ルチプレクサ/フェーダ64は、3:1マルチプレクサ
およびコントロール66からのリード線67上の制御信
号に応答して、バス65上のデジタル化されたYUV混
合出力信号として、各ピクセル周期の間にマルチプレク
サ/フェーダ64で受信した三つの入力信号、(24ビ
ットのカラー・パレットYUV、24ビットの真の色Y
UVまたは24ビットのYUV生ビデオYUV)の内の
一つを出力する。より詳細に説明すると、3:1マルチ
プレクサおよびコントロール66は、ピクセル・アセン
ブリ・バッファ52からのもので、出力ライン0、1お
よび2で受信したビット9および8に基づいて、出力ラ
イン0、1および2上のピクセル・アセンブリ・バッフ
ァ52からのピクセル・データが、カラー・パレット・
データ、真の色データ、または生のビデオ信号上に重畳
するスプライトの一部でないピクセル用のデータ(有効
でないデータ)を表しているかどうかを判断する。
【0051】それ故、生のビデオ信号を、ピクセル・ア
センブリ・バッファ52から受信したカラー・パレット
または真の色データの代わりに、ピクセルに対して使用
しなければならない。ピクセル・アセンブリ・バッファ
52からの出力ライン0、1および2のビット9および
8から上記の制御情報を入手したので、3:1マルチプ
レクサおよびコントロール66は、遠隔NTSCまたは
PALテレビジョン受像機(図示せず)上に表示される
画像の各ピクセルに対する正しい入力データを選択する
ために、制御信号をリード線67を通して、マルチプレ
クサ/フェーダ64に送る。コンボルバ68は、テレビ
ジョン画像の三本の隣接している走査線内の対応するピ
クセルの3×3マトリックス内の中央のピクセルに関す
るピクセル・データに対して、8ビットの加重出力信号
を供給するか、または3:1マルチプレクサおよびコン
トロール66から、リード線69を通して受信した制御
信号に従って、バス65上のマルチプレクサ/フェーダ
64(から受信した)信号を、バス47上のYUV出力
信号として供給するために、バス65上のマルチプレク
サ/フェーダからの信号内で受信した三つのピクセル・
データ値のシーケンシャルな組を使用する。
【0052】図5に、(第一の一点鎖線の四角い枠内に
示す)例示としてのマルチプレクサ/フェーダ回路64
のブロック図を示す。このマルチプレクサ/フェーダ
は、2:1マルチプレクサ(MUX.)72、および
(第二の一点鎖線の四角い枠内に示す)フェーダ74か
らなっている。フェーダ74は、A−B加算器75、符
号付きマルチプレクサ(SIGNED MULT.)7
7、およびA+B加算器78からなっている。2:1マ
ルチプレクサは、第一の入力ターミナル(A)で、バス
61上のカラー・パレット60から各グラフィック・デ
ータ信号を受信し、第二の入力ターミナル(B)で、バ
ス63上のYC−YUVデマルチプレクサ62からグラ
フィック・データ信号を受信する。3:1マルチプレク
サおよびコントロール66からのリード線67上の制御
信号は、(入力ターミナルAおよびBからの)二つのグ
ラフィックス入力信号の内の出力ターミナル(O)で
2:1マルチプレクサ72から出力されるものを選択す
る。バス70上の2:1マルチプレクサ72(Gで示
す)の出力ターミナル(O)からのピクセル・グラフィ
ック出力信号(Y、UまたはV)は、A−B加算器75
の第一の入力ターミナル(A)で受信される。
【0053】バス59からの生のビデオYUV信号
(Y、U、またはV)(Lで示す)は、A−B加算器7
5の第二の入力ターミナル(B)で受信される。B入力
ターミナルで受信した生のYUVピクセル・データのデ
ータ数値をより低い、2:1マルチプレクサ72からの
Aターミナル入力データのピクセル・データ値は、A−
B加算器75の出力ターミナル(O)での出力として、
供給される。符号付きマルチプレクサ77は、例えば、
レジスタ(図示せず)から、第一の入力ターミナル
(A)のところで、バス71上の9ビットの選択的に変
更可能な比率制御値(R)を受信し、第二の入力ターミ
ナル(B)で、バス76上のA−B加算器75からの出
力を受信する。その結果得られる、バス71上の比率制
御値(R)、およびバス76上のA−B加算器75から
のグラフィックス信号出力データの多重化された数値
は、バス79上の出力ターミナル(O)から、A+B加
算器78の第一の入力ターミナル(A)へ送られる。バ
ス59上の生のビデオ信号(Y、UまたはV)は、A+
B加算器78の第二の入力ターミナル(B)で受信さ
れ、二つの入力信号の数値の合計は、バス65上の出力
信号(Qで示す)として、(図3に示す)コンボルバ6
8に送られる。
【0054】フェーダ74は、グラフィックが生のビデ
オ信号上で瞬間的に写し出されないように、または消滅
しないように、スプライト用のグラフィック信号をフェ
ードインまたはフェードアウトさせる。すなわち、グラ
フィックをフェードインさせるには、フェーダ74はテ
レビジョン受像機上の強度を増大させて、グラフィック
スを出現させ、一方、グラフィック全体が見えるように
するために、短時間の間、グラフィックの領域内の生の
ビデオ信号の強度を減少させる。同様に、グラフィック
をフェードアウトするには、フェーダ74はテレビジョ
ン受像機上の強度を減少させて、グラフィックスを出現
させ、一方、グラフィックが見えなくなるまで、短時間
の間、グラフィックの領域内の生のビデオ信号の強度を
増大させる。フェーダ74の動作を、下記のアルゴリズ
ムに従って説明する。以下の説明を行うために、バス7
1上に置かれた例示としての9ビットのフェード・マル
チプライヤ(R)を以下のように定義する。Rはフェー
ド制御値であり、その範囲は0から256までである。
上記の定義から、下記の式が得られる。 Q=[(R/256)*G]+[1−R/256)*L) =L+[(G−L)*R]/256 式2 式中、「L」は生ビデオのピクセル値であり、「G」は
スプライト重畳のピクセル値であり、記号「*」は乗算
記号である。上の式2から、乗算値Rに対して使用され
た比率が変化すると、グラフィックおよび生ビデオ信号
の強度は、反対方向に変化する。
【0055】図6に、図3のコンバルバ68のブロック
図を示す。(一点鎖線の四角い枠内に示す)コンボルバ
は、バイパス回路80、コンボルバ回路82、およびマ
ルチプレクサ(MUX.)84からなっている。バイパ
ス回路80は、バス65上の(図3および図5に示す)
マルチプレクサ/フェーダ64からシーケンシャルなピ
クセル・データを受信し、同時に、そこからテレビジョ
ン受像機上に表示されるスプライトの垂直方向の三つの
ピクセルに対するデータを、バス81上に生成する。よ
り詳細に説明すると、三つのピクセルが、スプライト画
像を構成しているフレームの両フィールドの三本の隣接
している走査線内の対応するピクセルから得られる。三
つのピクセルのデータ値は、ピクセル・クロックまたは
三倍のピクセル・クロックで動作する複数の遅延回路の
ような任意の適当な装置によって得ることができる。三
つのピクセル・データ値は、コンボルバ回路82によっ
て、バス81を通して受信される。マルチプレクサ/フ
ェーダ64からのシーケンシャルなピクセル・データ
は、バス65上のバイパス回路80によって受信され
る。マルチプレクサ/フェーダ64からのシーケンシャ
ルなピクセル・データは、バイパス回路80を通り、バ
ス85を通して、マルチプレクサ/フェーダ84の第一
の入力(A)に送られる。さらに、バイパス回路80
は、バス81上のコンボルバ回路82に入力を分離する
ために、その個々の出力から三つのピクセル・データ値
のシーケンシャル組を送信する。コンボルバ回路82
は、バス86を通して、マルチプレクサ84の第二の入
力(B)に、その出力のテレビジョン画像の三本の隣接
している走査線内の、対応するピクセルの3×3マトリ
ックス内の中央のピクセルに対するピクセル・データ用
の8ビットの加重出力信号を供給する。マルチプレクサ
84は、第一の入力(A)、および第二の入力(B)の
ところで 信号を選択し、リード線69を通して、3:
1マルチプレクサおよびコントロール66からの制御信
号に従って、入力ターミナル(O)にそしてバス47上
に送信する。
【0056】本出願の発明者および譲受人と同じ発明者
および譲受人に対する特許出願と同時に出願された同時
係属出願の米国特許第08/523,395号(GID
872)に開示し、本明細書に参考文献として記載して
あるように、コンボルバ回路82は、予め定めた加重値
を持っているピクセルの3×3マトリックス内の、バス
81上で受信した垂直方向の三つのピクセルを、(アド
レスと遅延だけを使用して)有効に乗算し、マルチプレ
クサ84の第二の入力(B)へ、3×3マトリックスの
中央のピクセルに対する平均出力信号を供給する。この
プロセスは、ピクセル・データとしての三つの隣接して
いる走査線の対応するピクセルに対するスプライト・デ
ータが、三つの隣接している走査線に対するスプライト
画像を横切って水平方向に進行(移動)するにつれて、
中央の列(図2のピクセル・アセンブリ・バッファ52
の出力ライン1)の各ピクセルに対して継続して行われ
る。
【0057】図7に、本発明のグラフィックス(スプラ
イト)に対する水平方向への選択拡大をを行うための、
図2のデータ・パイプ50の一部を形成している、ピク
セル・バッファ・データ・パイプおよび拡大回路98の
ブロック図を示す。ピクセル・バッファ・データ・パイ
プおよび拡大回路98(別名第二の拡大倍率修正手段)
は、ピクセル選択読みだし専用メモリ(PIXEL S
ELECT ROM)100、マルチプレクサ駆動読み
だし専用メモリ(MUX DRIVE ROM)10
2、サイクル制御3ビット・カウンタ104(別名サイ
クル制御手段)オフセット制御2ビット加算器106
(別名オフセット制御手段)およびピクセル・マルチプ
レクサ108(別名ピクセル多重化手段)からなってい
る。バス45は、(a)ピクセル選択読みだし専用メモ
リ(ROM)100のF入力ターミナルへの4ビット水
平分数拡大装置制御信号、および(b)マルチプレクサ
駆動ROM102のI入力ターミナルへの2ビット整数
拡大制御信号として、メモリ制御装置および(図2に示
す)スプライト状態マシン42を通して、(図2に示
す)グラフィックス・メモリ38から入手する制御デー
タを供給する。バス39は、ピクセル・マルチプレクサ
108のA入力に、四つの8ビットの外から入ってくる
グラフィック・ピクセルを含んでいる32ビットのピク
セル・データ信号を供給する。
【0058】ピクセル選択ROM100も、クロック入
力ターミナルで、導体111を通して、サイクル制御3
ビットカウンタ104からクロック信号を受信し、出力
ターミナルOから、バス113を通して、マルチプレク
サ駆動ROM102の入力ターミナルBへ、4ビット・
ピクセル選択制御信号を出力する。サイクル制御3ビッ
トカウンタ104は、導体110を通して、入力ターミ
ナルCのところで、クロック信号を受信し、そのクロッ
ク信号を導体111を通してピクセル選択ROM100
へ供給する。さらに、サイクル制御3ビットカウンタ1
04は、選択的に、導体118を通して、H入力ターミ
ナルのところで、マルチプレクサ駆動ROM102から
の「保持」制御信号を受信し、選択的に、バス117を
通して、マルチプレクサ駆動ROM102のCY入力タ
ーミナルは、CY出力ターミナルからの3ビットの「サ
イクル」制御信号を送信する。マルチプレクサ駆動RO
M102は、選択的に、バス115を通して、オフセッ
ト制御2ビット加算器106の入力ターミナルNPへ、
出力ターミナルNPからの2ビット「ピクセル番号」制
御信号を送信する。さらに、マルチプレクサ駆動ROM
102は、バス116を通して、オフセット制御2ビッ
ト加算器106のOS出力ターミナルから送られてくる
2ビットの「オフセット」制御信号を、入力ターミナル
OSで受信する。さらに、マルチプレクサ駆動ROM1
02は、バス120を通して、出力ターミナルOから、
ピクセル・マルチプレクサ108の入力ターミナルB
へ、16ビットの制御信号を出力する。ピクセル・マル
チプレクサ108は、導体110を通して、入力ターミ
ナルCのところでクロック信号を受信し、出力ターミナ
ルOから四つの8ビットの外へ出て行くグラフィック・
ピクセルを含む32ビットの語を出力し、バス49を通
して、ピクセル・アセンブリ・バッファ52へ送信す
る。
【0059】ピクセル・バッファ・データ・パイプおよ
び拡大回路98は、グラフィックス・メモリ38からピ
クセル・アセンブリ・バッファ52に転送中に、またそ
の後のテレビジョン画面への転送中に、ビデオ・データ
を縮小させたり、拡大することができる。ピクセル・バ
ッファ・データ・パイプおよび拡大回路98の拡大レン
ジの好適な範囲は、1/16刻みで、通常のサイズの1
/16から4倍までである。すなわち、1/2、5/1
6、および1と3/16は、すべて有効な拡大比率であ
る。上記の好適な拡大範囲は、必要に応じて増大した
り、減少させることができ、ピクセル・バッファ・デー
タ・パイプおよび拡大回路98は、ピクセル・データが
グラフィックス・メモリ38からでた後で、ピクセル・
データを後処理し、グラフィックス・メモリ38の内容
に影響を与えないことを理解されたい。それ故、グラフ
ィックス・メモリ38に手を触れたり、影響を与えたり
しないで、4ビットの分数拡大制御信号および2ビット
の整数拡大制御信号からなる拡大制御語を変更して、メ
モリ制御装置およびスプライト状態マシン42により動
的ズームを行うことができる。簡単な形式の場合には、
ピクセル・バッファ・データ・パイプおよび拡大回路9
8が行うすべてのことは、必要とする拡大と同じ比率
で、ピクセルまたは走査線を削除したり、反復して使用
することである。
【0060】通常の状況下では、ピクセルを削除する
と、テレビジョン画面にいやなビデオ障害が起こる恐れ
がある。何故なら、ピクセル・カラーおよび輝度の遷移
がテレビジョン・システムの通常の帯域幅を越える場合
があるからである。より詳細に説明すると、テレビジョ
ンが表示できる最大帯域幅は4MHzである。例えば、
黒から白への遷移は、通常の標本化速度において約三つ
のピクセル上で行われる。何故なら、輝度の変更は、テ
レビジョン・システムの帯域幅内のピクセルの数が三つ
以下である場合には行うことができないからである。そ
れ故、遷移の中央の二つのピクセルが脱落した場合に
は、黒から白への遷移は、4MHz帯域幅仕様のテレビ
ジョン・システム内で行われる速度よりかなり速い速度
で、有効に行うことができる。このような場合には、縁
部Bまたは遷移部に沿って「ジッパ」のような線が現れ
る。二つのスプライトが重なっている場合、または相互
に重畳している場合には、非常に急激な遷移を行うこと
ができる。何故なら、直接隣接しているピクセル内に二
つの色が存在する場合に、どんな色になるのかはすぐに
は分からないからである。ピクセル・バッファ・データ
・パイプおよび拡大回路98内でピクセルを除去した
り、削除すると、重なり合っているスプライト内で同じ
ことが起こり、非常に急激なビデオ遷移が生じる。それ
ゆえ、人工的な障害を避けるためには、隣接しているス
プライトによる帯域幅の減少を考慮にいれなければなら
ない。
【0061】(図3および図6に示す)コンボルバ68
は、その周波数制限容量内での急激な遷移の帯域幅を減
らすことによって、スプライトの縁部をろ過する。二次
元のコンボルバ68が、ピクセルの除去によって眼で見
ることができる人工的な画面障害を「なくして」くれる
ので、ピクセル・バッファ・データ・パイプおよび拡大
回路98のロジック内の有意な減少が起こる可能性があ
る。小型ROMであるピクセル選択ROM100および
マルチプレクサ駆動ROM102内で、作業が有効に実
行される。このことは、水平方向でピクセルを簡単に削
除できるし、繰り返して使用することができることを示
している。このことは原理的には正しいけれども、ピク
セル・データは(256色の)8ビットのパレット化さ
れたフォーマット、または16ビットのYCrCb(Y
UV)中に記憶することができ、また32ビットの幅の
グラフィックス・メモリ38内に収容することができ、
転送の帯域幅を改善することができることを理解された
い。
【0062】1/16から15/16の範囲内の1以下
の拡大の場合には、四つの外から入ってくるピクセルの
サブグループのピクセルと四つの外へ出て行くピクセル
のサブグループのピクセルとの間の転送中に、異なる数
のピクセルが脱落し、上記の転送は16ピクセルの全体
のグループ上で行われる。表1は、テレビジョン受像機
上で高品質の画像を実現するために、1/16の拡大ス
テップに対してできるだけ均等な選択を行うために、ピ
クセル選択ROM100内で符号化され、記憶されてい
るものを示す。表1のある欄の「1」は、ピクセルが使
用されていることを示し、ある欄の「0」は、ピクセル
が脱落しているか、ピクセルの外へ出て行くグループの
一つにピクセルが転送されていないことを示す。例え
ば、1/16の拡大の場合には、ピクセル0だけが使用
され、3/16拡大の場合には、ピクセル0、5および
10だけが使用され、4/16拡大の場合には、ピクセ
ル0、4、8および12が使用されている。それ故、ピ
クセル選択ROM100は、全部で256ビットであ
り、非常に小さい。
【0063】
【表1】
【0064】動作中、4ビットの水平分数拡大制御語
は、バス45を通して、ピクセル選択ROM100のF
入力のところで受信される。この4ビットの水平分数拡
大制御語は、上記の表1を入力し、バス113を通し
て、任意の瞬間にマルチプレクサ駆動ROM102に送
信される(各ピクセル0−3、4−7、8−11および
12−15用の)正しい4ビットの制御語を入手するの
に使用される。2ビットの二進法のカウンタ−が、ピク
セル選択ROM100内に設置されていて、各拡大ステ
ップで、4ビットの選択されたピクセルの四組の内から
一組をシーケンシャルに選択する。このカウンタは、バ
ス111を通して、各クロックの入力がある度にシーケ
ンシャルにカウントアップする。例えば、8/16の拡
大の場合には、受信した水平分数拡大制御語は、二進法
の1000(十進法の8)であり、四つのピクセル0−
3、4−7、8−11および12−15のそれぞれに対
して送信された4ビットの制御語は、19ビット中に8
個の「1」を入れるために、符号化され、二進法の01
01となる。4ビットの各制御語は、マルチプレクサ駆
動ROM102のB入力ターミナルで受信され、バス1
20を通して、O出力ターミナルからピクセル・マルチ
プレクサ108のB入力ターミナルへ送信される16ビ
ットの制御語を生成するために、バス45を通して、特
にI入力ターミナルのところで受信された整数拡大制御
信号とともに使用される。
【0065】1より大きい拡大の場合には、拡大の内容
を知らせるために、予め定めたピクセルが一回以上送信
される。より詳細に説明すると、1から1と15/16
への拡大範囲の場合には、すべてのピクセルが一回送信
され、いくつかのピクセルが、使用する分数拡大部分に
対して、表1に示すように、二回送信される。例えば、
1と3/16倍の拡大の場合には、すべてのピクセル
が、(1倍の拡大に対して)一回送信され、(3/16
倍の拡大対して)ピクセル0、5および10が二回送信
される。同様に、2倍から2と15/16倍の拡大範囲
の場合には、各ピクセルは、拡大の整数部分に対して二
回送信され、いくつかのピクセルが、拡大の任意の分数
部分に対して、表1に示すように三回送られる。さら
に、3倍から3と15/16倍への拡大の場合には、各
ピクセルは表1に示すように、拡大の任意の分数部分に
従って、第四回目の送信により少なくとも三回送信され
る。
【0066】図8は、1倍、1.5倍、および2.5倍
のそれぞれの拡大に対する、(図7に示す)ピクセル・
マルチプレクサ108内の第一の語/時間0サイクルお
よび第二の語/時間1サイクル中の、32ビット入力バ
ッファ130と32ビット出力バッファ131間の四つ
のピクセルの転送を示す。ピクセル・マルチプレクサ1
08は、一つの入力バッファ130、および一つの出力
バッファだけでできていること、およびバッファ130
および131は、多重化転送を行うために、以降の各サ
イクル中に使用されることを理解されたい。図8に示す
ように、分数による拡大が行われず、1倍だけの拡大が
行われる場合には、すべてのピクセルが一回だけ使用さ
れる。それ故、例えば、8ビットのピクセル0、1、2
および3に対するデータは、語/時間0サイクルの間、
(図7に示す)バス39を通して、出力バッファ131
内の各ピクセル位置P0、P1、P2およびP3に入力
される。ピクセル・マルチプレクサ108は、出力バッ
ファ131内の各ピクセル位置P0、P1、P2および
P3に、ピクセル0、1、2および3を直接転送(多重
化)するために、(図7に示す)マルチプレクサ駆動R
OM102からのバス120上の16ビットの制御信号
に応答する。
【0067】出力バッファ131が満たされると、その
内部に記憶されている四つのピクセルに対する32ビッ
トのデータは、バス51を通して、(図2に示す)ピク
セル・アセンブリ・バッファ52に送信され、出力バッ
ファ131の四回の以降の転送に対する準備が完了す
る。同様に、次の語/時間1サイクル中に、次の四つの
8ビットのピクセル4、5、6および7が、バス39を
通して、入力バッファ130内の各ピクセル位置P0、
P1、P2およびP3に入力され、出力バッファ131
内の各ピクセル位置P0、P1、P2およびP3に直接
転送され、ピクセル・アセンブリ・バッファ52に送信
される。(図2に示す)メモリ制御装置およびスプライ
ト状態マシン42を通して、(図2に示す)グラフィッ
クス・メモリから4ピクセルの組として受信した16個
のピクセルのピクセル・アセンブリ・バッファ52への
ピクセル送信を完了させるために、語/時間2サイクル
および語/時間3サイクルの間に、16ピクセル・グル
ープの残りの8のピクセルに対して、上記のプロセスが
継続して行われる。
【0068】図9に、語/時間0サイクルおよび語/時
間1サイクルの間に、1.5倍の拡大を行うためのピク
セルの転送を示す。必要とする拡大倍率が1より小さい
ので、使用される唯一のピクセルは、表1に「1」で示
されているピクセルである。8/16の拡大倍率の場合
には、使用されるピクセルは、0、2、4、6、8、1
0、12および14である。それ故、語/時間0サイク
ルの間、16のピクセル・グループのピクセル0、1、
2および3は、入力バッファ130内の各ピクセル位置
P0、P1、P2およびP3にそれぞれ入力される。ピ
クセル・マルチプレクサ駆動108は、(図7に示す)
ピクセル・マルチプレクサ駆動ROM102からのバス
120上の16ビット制御信号に応答し、ピクセル0お
よび2を、語/時間0サイクルの間、出力バッファ13
1内のピクセル位置P0およびP1にそれぞれ転送す
る。次の語/時間1サイクルの間、16のピクセル・グ
ループの次の四つの8ビットのピクセル4、5、6およ
び7は、バス39を通して、入力バッファ130内の各
ピクセル位置P0、P1、P2およびP3にそれぞれ入
力され、ピクセル4(位置P0)およびピクセル(6)
(位置P2)は、出力バッファ131内のピクセル位置
P2およびP3に転送される。上記の後者のピクセル4
および6の転送も、語/時間1サイクル中に、一つの入
力バッファ130および出力バッファ131の間で実際
に起こるように、語/時間0サイクル内に、一点鎖線で
示してある。出力バッファ131が満たされると、その
中に記憶されている四つの入力ピクセル(0、2、4お
よび6)に対する32ビットのデータは、語/時間1サ
イクルの間に、バス51を通して、(図2に示す)ピク
セル・アセンブリ・バッファ52に転送される。このプ
ロセスは、必要とする1.5倍の拡大を行うために、受
信したピクセル0、2、4、6、8、10、12および
14のピクセル・アセンブリ・バッファ52への転送を
完了するために、語/時間2サイクルおよび語/時間3
サイクルの間、16のピクセル・グループの残りの8の
ピクセル(ピクセル8−11およびピクセル12−1
5)に対して、対応する方法で引き続き行われる。
【0069】図10は、語/時間0サイクルおよび語/
時間1サイクルの間に、2.5倍の拡大を行う場合のピ
クセル転送を示す。必要とする拡大倍率が2である場合
には、各ピクセルは二回使用され、1/2(8/16)
の分数の拡大倍率の場合には、三回目に使用される唯一
のピクセルは、表1に「1」で示すピクセルである。す
なわち、8/16の拡大倍率の場合には、0、2、4、
6、8、10、12および14である。一つのピクセル
が一回以上使用される場合には、そのピクセルは出力バ
ッファ131に直接隣接しているピクセル位置に転送さ
れる。それ故、語/時間0サイクルの間、16ピクセル
のグループのピクセル0、1、2および3に対するデー
タは、入力バッファ130内の各ピクセル位置P0、P
1、P2およびP3にそれぞれ入力される。ピクセル・
マルチプレクサ駆動108は、(図7に示す)ピクセル
・マルチプレクサ駆動ROM102からのバス120上
の16ビット制御信号に応答し、ピクセル0を、2とい
う整数拡大倍率のための語/時間0サイクルの間に、出
力バッファ131内のピクセル位置P0およびP1に転
送し、ピクセル0も1/2の拡大部分用の出力バッファ
131のピクセル位置P2に転送する。それゆえ、ピク
セル0は三回使用される。さらに、ピクセル位置P1内
のピクセル1も、語/時間0サイクルの間に、出力バッ
ファ131内のピクセル位置P3に転送される。出力バ
ッファ131が、四つのピクセルについてのデータで満
たされると、32ビットからの語は、バス51を通し
て、ピクセル・アセンブリ・バッファ52に出力され、
出力バッファ131のより多くの転送を受け入れる準備
が完了する。次の語/時間1サイクルの間に、入力バッ
ファ130内にすでに存在するピクセル0−3に対する
データが使用される。
【0070】何故なら、ピクセルの一部だけが、語/時
間0サイクルの間に転送されたからである。2という拡
大倍率部分に対するピクセル1の二回の使用を完了する
ために、入力バッファ130内の入力ピクセル位置P1
内のピクセル1に関するデータは、出力バッファ131
内のピクセル位置P0内に転送される。ピクセル1は、
8/16という拡大倍率に対しては使用されないので、
入力ピクセル1の転送が完了する。2.5という拡大倍
率に対しては、入力ピクセル2は三回使用されるので、
入力バッファ130のピクセル位置P2内のピクセル2
は、出力バッファ131のピクセル位置P−P3に転送
される。出力バッファ131が再び、四つのピクセルに
ついてのデータで満たされると、32ビットからなる語
は、バス51を通して、ピクセル・アセンブリ・バッフ
ァ52に出力される。語/時間1内に実際に起こるピク
セル位置P1およびP2の転送を、語/時間0サイクル
内に一点鎖線で示す。何故なら、たった一つの入力バッ
ファ130および出力バッファ131がそれぞれ実際に
存在するからである。このプロセスは、一組の16ピク
セルを構成している各ピクセル3−15を正しく転送す
るために、以後の語/時間サイクル中に、すで満たされ
ている入力ピクセル位置P3を二回使用するために、ま
たさらに以後の語/時間サイクル中に16ピクセル・グ
ループの他の12の各ピクセル(ピクセル4−15)を
二回または三回使用するために引き続き行われる。
【0071】図7に戻ってさらに説明すると、マルチプ
レクサ駆動ROM102は、(a)バス45を通して、
拡大倍率の整数部分を、(b)バス113を通しての、
ピクセル選択ROM100からの拡大倍率の分数部分に
対して、各4ピクセル・グループ内のどのピクセルを使
用したらいいのかを示している制御信号を、(c)バス
116を通しての、語の整合(オフセット)を定めてい
るオフセット制御2ビット加算器106からの2ビット
制御信号、および(d)バス117を通しての、サイク
ル制御3ビット加算器104からの3ビット制御信号を
受信する。上記の入力信号から、マルチプレクサ駆動R
OM102は、バス120を通して、ピクセル・マルチ
プレクサ108へ送信するための16ビットの出力信号
を生成する。マルチプレクサ駆動ROM102は、それ
ぞれが個々の必要とする整数および/または分数の拡大
倍率、語の整合(オフセット)、および語/時間サイク
ルを定めている16ビットROM符号のシーケンスを記
憶する。この場合、ROM符号の一つは、各語/時間サ
イクル中に、ピクセル・マルチプレクサ108に、16
ビットの制御語として出力される。
【0072】図11および図12に、マルチプレクサ駆
動ROM102の動作を説明している多重ページ3.5
メガバイト・エクセル・スプレッドシートの最初のペー
ジおよび中頃のページをそれぞれ示す。スプレッドシー
トは、(a)バス45を通して受け取る0、1、2また
は3という整数拡大倍率を示す整数拡大符号用の2ビッ
ト「整数」符号、(b)バス116を通して、オフセッ
ト制御2ビット加算器106から受信する0、1、2ま
たは3というオフセットを示す2ビット「オフセット」
符号、(c)バス113を通して、ピクセル選択ROM
100から受信する0から15/16の範囲内の1/1
6のステップ内の分数拡大倍率を示す4ビット「選択」
符号、(d)バス117を通して、サイクル制御3ビッ
ト加算器104から受信する語/時間サイクル0、1、
2、3、4、5、6または7の一つを示す3ビット「サ
イクル」符号に対する符号を示す「入力符号」の名前が
ついている四つの欄からなっている。例えば、図12に
135で示される走査線上では、10という「オフセッ
ト」二進法符号は、2という十進法の拡大倍率を示し、
「オフセット」二進法符号の11は、3という十進法の
オフセットを示し、0000という「選択」二進法符号
は、0という分数の拡大倍率を示し、000という「サ
イクル」二進法符号は、語/時間サイクルが0であるこ
とを示す。すなわち、走査線135は、入力信号がオフ
セット数が3の場合で、語/時間サイクル0の間の、拡
大倍率が正確に2.0であるときに、使用される。
【0073】第一の4ピクセル語の四つのピクセル転送
が完了し、四つのピクセルに対する32ビットの入力語
をバス39上で受信した後で、(図8−図10に示す)
出力バッファ131が、完全に空にならない状態が起こ
り得ることを理解されたい。そうなるには、(図8−図
10に示す)入力バッファ130の特定のピクセル位置
内に位置している第二の入力語内のピクセルを、出力バ
ッファ131が前の転送によって満たされなかった場
合、出力バッファ131内の異なるピクセル位置に斜め
に移送する必要がある場合もある。それ故、入力バッフ
ァ130のピクセル位置P0内の入力ピクセルは、
(a)オフセット0に対して、出力バッファ131のピ
クセル位置P0に直接転送するか、(b)オフセット1
に対して、出力バッファ131のピクセル位置P1転送
するか、(c)オフセット2に対して、出力バッファ1
31のピクセル位置P2転送するか、および(d)オフ
セット3に対して、出力バッファ131のピクセル位置
P3に転送されるかする。より詳細に説明すると、図1
2の走査線135は、入力信号のオフセット数が3の場
合で、語/時間サイクル0の間の、拡大倍率が正確に
2.0であることを示す入力信号に対して使用される。
すなわち、オフセット符号は、入力バッファ130内の
入力ピクセルを、出力バッファ131内の表示の出力ピ
クセル位置にスライドするのに使用される。それ故、四
つの入力バッファ信号は、マルチプレクサ駆動ROM1
02によって、バス120を通して、ピクセル・マルチ
プレクサ108(図7に示す)へ送信される16ビット
の出力信号(ROM符号欄に示す)を生成するために、
スプレッドシートのどの走査線を使用したらいいのかを
決定する。特定の拡大倍率、オフセットおよび000の
語/時間サイクルに対するスプレッドシートの走査線
(例えば、図12の走査線135または138)が、4
ピクセル・グループに対する転送のスタートに対して使
用されると、スプレッドシートのそれ以降の走査線(例
えば、走査線136−137または139−140)
が、4ピクセルの転送が完了するまで、以降のサイクル
に対して使用される。
【0074】スプレッドシートの中央には、語/時間サ
イクル中に、入力バッファ130内のどの入力ピクセル
を、出力バッファ131内のどの出力ピクセル位置に転
送するのかを示す16マルチプレクサ接続[MUX C
onnections(from−to)]欄が図示さ
れている。タイトルであるMUX Connectio
n(from−to)のすぐ下のラインは、右から左へ
四つの0、四つの1、四つの2および四つの3を続けて
示している。この場合、0、1、2または3は、入力バ
ッファ130内の、外から入ってくるピクセル0、1、
2または3をそれぞれ示す。その下のラインは、右から
左に四つのグループ0、1、2および3を続けて示す。
この場合、0、1、2または3は、出力バッファ131
内の、外へ出て行くピクセル0、1、2または3をそれ
ぞれ示す。より詳細に説明すると、図12内のライン1
35内では、マルチプレクサ接続欄内に、「1」が一つ
示されているが、それは入力バッファ130内の外から
入ってくるピクセル0の出力バッファ131内の外へ出
て行くピクセル3の転送が、オフセット3の状態で、サ
イクル0中に行われることを示している。上記の転送に
より、ピクセル位置P0−P2内にすでに転送されたピ
クセルを記憶している出力バッファ131が満たされ、
出力バッファ131内に記憶されているピクセル・デー
タは、バス49を通して、ピクセル・アセンブリ・バッ
ファ52に送信される。それ故、遠くから受信するピク
セル0は、2の拡大倍率に対して、語/時間サイクル0
中に一回使用されただけである。
【0075】図12の走査線136上に示す次のサイク
ル1中に、マルチプレクサ接続欄内の「1」は、拡大倍
率2に対して、外から入ってくるピクセル0の使用を完
了するために、外から入ってくるピクセル0が、出力ピ
クセル0に転送されること、外から入ってくるピクセル
1の二重使用を完了するために、外から入ってくるピク
セル1が外へ出て行くピクセル1および2に転送される
こと、および外から入ってくるピクセル2が、外へ出て
行くピクセル3に転送されることを示している。出力バ
ッファ131は上記の転送によって満たされ、出力バッ
ファ131内に記憶されたデータは、バス51を通し
て、ピクセル・アセンブリ・バッファ52に送信され
る。図12の走査線137上の次のサイクル2の間、マ
ルチプレクサ接続欄内の「1」は、拡大倍率2用の外か
ら入ってくるピクセルの使用を完了するために、外から
入ってくるピクセル2が、出力ピクセル0に転送される
ことと、外から入ってくるピクセル3の二重使用を完了
するために、外から入ってくるピクセル3が、外へ出て
行くピクセル1および2に転送されることを示してい
る。これにより、最初のオフセットが3であるので、完
了するには2サイクルだけではなく、3サイクルを必要
とした、オフセットが3の場合で、拡大倍率2のパラメ
ータ用として入力バッファ130内に記憶されているピ
クセル0−3の転送が完了する。出力バッファ131
は、出力バッファ131の外へ出て行くピクセル3内の
もう一つのピクセルを収容する余地を有しているので、
例えば、すでに述べた図12の走査線135−137、
またはオフセットが3で、サイクルが0で、予め定めた
拡大倍率という条件下で、スプレッドシート内の他の任
意の走査線を使用し、バス45を通して、入力バッファ
130内に受信される第二の32ビット、4ピクセルの
語の第一の転送中に、外へ出て行くピクセル3が満たさ
れる。スプレッドシート内においては、出力側は、任意
の列上の四つのピクセルの最大値を収容することができ
るだけであることを理解されたい。この場合、四つのピ
クセルの最大値を、出力ピクセル位置0、1、2および
3内に転送しなければならない。このようにしなければ
ならないわけは、任意の一つのサイクル内には、たった
一つのピクセルだけしか出力バッファ131の出力ピク
セル位置の任意の一つに転送できないからである。
【0076】スプレッドシートの左手の欄には、「RO
M」符号が表示されているが、このROM符号は、シー
ケンシャルな語/時間サイクルの間に、マルチプレクサ
駆動ROM102によって出力される16ビット符号で
ある。ピクセル・マルチプレクサ108は、ROM符号
を使用して、入力バッファ130内の32ビットのピク
セルデータ語内に現在記憶されている四つのピクセルの
必要とするピクセル転送を、出力バッファ131に対し
て行う。マルチプレクサ駆動ROM102からの16ビ
ットの出力制御信号は、また最後の32ビット出力バッ
ファへのピクセル・マルチプレクサ108の出力のラッ
チングの制御を行う。これについては後でより詳細に説
明する。より詳細に説明すると、各走査線上のROM符
号は、スプレッドシートの16マルチプレクサ接続欄の
二進法のバージョンを表す単なる16ビットの符号であ
る。例えば、図12の走査線135上では、このROM
符号は0008で示されているが、この0008は16
進法の符号で、右から左に外から入ってくるピクセル3
333、2222、1111および0000に対するマ
ルチプレクサ接続欄の四つの欄に対する二進法の数値を
それぞれ表している。すなわち、走査線135上の四つ
の外から入ってくるピクセル0欄に対する四つの一番右
のマルチプレクサ接続欄内の「1000」は、0008
ROM符号の一番右の16進法の符号番号を形成してい
る二進法の8を表している。同様に、走査線135上の
すべての他のマルチプレクサ接続欄は、0008ROM
符号の一番左の残りを形成している00016進法を供
給するために、四つの外から入ってくるピクセル1、2
および3に対する0である。スプレッドシートの他の各
列に対するROMは、関連マルチプレクサ接続欄から同
じ方法で決定することができる。16進法は、文字Aか
らFで表されることを理解されたい。この場合、ROM
符号内の「C]は、二進法の1100(十進法の12)
を示し、「E」は二進法の1110(十進法の14)を
示す。文字、A、B、C、D、E、およびFは、ROM
符号のいくつかの場所にあり、十進法の10、11、1
2、13、14および15を示す。
【0077】スプレッドシート内の「制御符号」欄およ
び「O/V」(オーバーフロー)欄は、四ピクセル、3
2ビット語内のピクセルの転送を完了するのにまだやら
なければならないことがあるかどうか示す。より詳細に
説明すると、制御符号は、使用するオフセット値を計算
するために、バス115を通して、(図7に示す)オフ
セット制御2ビット加算器106に送信される2ビット
符号である。その後、オフセット制御2ビット加算器1
06は、スプレッドシートのオフセット入力符号欄内の
決定済みの2ビット・オフセット符号を、バス116を
通して、マルチプレクサ駆動ROM102に送り返す。
制御符号欄内の「4」は、表示のピクセル転送後の出力
バッファ131内に現在4ピクセルが存在することを有
効に示している。それ故、図12の走査線135内で
は、(マルチプレクサ接続欄の下に示す)3外へ出て行
くピクセルへの0外から入ってくるピクセルの転送によ
り、出力バッファ131は、「4」ピクセルで満たされ
る。走査線136上においては、四つのピクセルが転送
され、再び出力バッファ131を満たす。走査線137
上においては、三つの入力ピクセルが出力ピクセル0、
1および2に転送され、これら出力ピクセルは、転送の
次の組が使用できるように、出力ピクセル3を離れる。
出力バッファ131内が出力ピクセルで満たされている
この状態は、走査線135内で転送が開始する前の状態
と全く同じなので、オフセットは変化せず、制御符号は
オフセットには何の変化もないことを示す「0」を表示
する。すなわち、4ピクセル語に対する転送の全数が4
の倍数である場合には、オフセットは、次のシーケンシ
ャルな4ピクセル語の以後の転送に対して変化しない。
走査線135−137内では、マルチプレクサ接続欄に
示す位相の全数は、8ピクセル転送に等しい。ピクセル
転送の上記の数が4の倍数であるので、オフセット3は
変わらず、走査線137内の制御符号欄内は「0」にな
る。図12の走査線138−140内では、サイクル0
−2中に、4ピクセル語の転送を完了させるために、マ
ルチプレクサ接続欄に示す9ピクセル転送の全数が示さ
れる。その結果、走査線140上の制御符号内の「1」
は、4ピクセル語内のピクセルを転送するのに使用され
るオフセット符号は、現在のオフセット値3から新しい
オフセット値0に「1」だけ増大しなければならないこ
とを示す。
【0078】「O/V」(オーバフロー)欄内の「1」
は、その走査線上のマルチプレクサ接続欄内に示す転送
が完了した後で、4ピクセルの転送を完了するには、よ
りピクセルを転送しなければならないを示す。「O/
V」(オーバフロー)欄内の「0」は、その走査線上の
マルチプレクサ接続欄内に示す転送が完了した後で、4
ピクセルの転送を完了するのに必要な転送が完了したこ
とを示す。残りの一番右側の「能動」欄は、サイクルが
少なくとも一回の転送を含んでいる場合には「1」を表
示し、サイクルが少なくとも一回の転送を含んでいない
場合には「0」を表示する。マルチプレクサ駆動ROM
102は、スプレッドシートの一番左の三つの欄内に示
すROM符号だけを記憶し、スプレッドシートを調べ、
各サイクル中に、バス120を通して、ピクセル・マル
チプレクサ108へどの16ビット符号を送信したらい
いのかを決定するために、現在受信している四つの「入
力符号」を使用する。ピクセル・マルチプレクサ108
は、指定されたピクセル転送を行うために、各サイクル
中に供給された16ビットROM符号を使用する。スプ
レッドシートが四つの入力符号欄に対する可能な各条件
をカバーするラインを含んでいることを理解されたい。
【0079】図7に戻って説明すると、サイクル制御3
ビットカウンタ104は、入力ターミナルCのところで
クロック信号を受信し、バス117を通して、マルチプ
レクサ駆動ROM102に送信するために、スプレッド
シートに示す3ビット「サイクル」符号を生成する。マ
ルチプレクサ駆動ROM102は、導体118を通し
て、サイクル制御3ビット・カウンタに、「保持」信号
を送り返す。「保持」信号は、スプレッドシートのO/
V欄の下に示す符号である。O/V欄内の「1」は、
「保持」信号を生成し、現在の4ピクセル語の転送を完
了するには少なくともあと1サイクルが必要であるの
で、入力バッファ130内に記憶されている入力ピクセ
ルを保持しなければならないことを表示する。「保持」
信号により、サイクル制御3ビット・カウンタ104内
のサイクル・カウンタを引き続き作動させ、バス113
を通して、マルチプレクサ駆動ROM102に新しい分
数の拡大倍率を供給することにより、ピクセル選択RO
M100を停止させることができる。こうすることによ
り、特定の拡大倍率値に対して必要なサイクルの間に、
4ピクセル語に対するすべての転送を完了させるまで、
分数拡大倍率値を維持する。
【0080】いままで、水平方向、すなわち、X方向だ
けの拡大処理を説明してきた。XおよびY(垂直)方向
の拡大係数は別々に設定できることを理解されたい。垂
直(Y)方向の拡大係数の処理は、水平(X)方向の拡
大係数の処理より簡単である。垂直方向の拡大係数の処
理は、図2のメモリ制御装置およびスプライト状態マシ
ン42内で行われる。
【0081】図13は、本発明の垂直方向の拡大係数を
処理するための(一点鎖線の四角の枠中に示す)垂直ロ
ジック回路160のブロック図を示す。垂直ロジック回
路160は、拡大倍率修正手段とも呼ばれる。垂直ロジ
ック回路160は、減算器161,(拡大倍率逆数化手
段とも呼ばれる)1/拡大比率読みだし専用メモリ(1
/MAG ROM)164、および(乗算手段とも呼ば
れる)乗算回路(MULTIPLY)168からなって
いる。減算器161は、バス162を通して、標準NT
SCビデオ画像内の525本の水平走査線のどの一本
が、テレビジョン受像機上に表示するために現在アクセ
スされているかを示すYライン計数信号を受信する。Y
ライン計数信号は、メモリ制御装置およびスプライト状
態マシン42内のライン・カウンタ(図示せず)から入
手される。減算器161も、バス163を通して、図2
に示すグラフィックス・メモリ38内に記憶されている
特定のスプライト入力内のスプライト制御装置から元来
入手するYスプライト位置信号を受信する。Yスプライ
ト位置信号は、処理中のスプライト(グラフィック)の
スタート・ライン番号を示す。減算器161は、バス1
67を通して、乗算回路168へ送信される合成スプラ
イト・ライン計数出力信号を生成させるために、現在受
信中のYライン計数信号の数値から、Yスプライト位置
符号を引き算する。1/拡大ROM164は、1/拡大
計数として符号化され、バス166を通して、何本の走
査線をスキップするのか、または繰り返して使用するの
かを示す出力信号を生成するのに使用される。より詳細
に説明すると、1/拡大計数ROM164は、バ165
を通して、使用するための現在の拡大係数(MAG.)
を受信し、この受信した拡大係数を、バス166を通し
て、乗算回路168に送信するためにその逆数(1/M
AG.)に変換する。このようにして、乗算回路168
のロジックは、実際に、1/拡大計数ROM164によ
って受信された拡大係数により、バス165を通して受
信したスプライト・ライン計数出力信号を割算する。例
えば、バス164上で受信した0.5の拡大倍率は、1
/拡大計数ROM164によって、バス165を通し
て、乗算回路168に送信される出力拡大倍率信号2.
0へと変換される。
【0082】同時に、Yライン計数が、例えば、110
であり、Yスプライトスタート位置信号が、スプライト
のスタート・ライン、例えば、110を示している場合
には、バス167を通して、減算器161が送信するス
プライト・ラインの数値は0である。その後、乗算回路
168は、バス169を通して、出力スプライト・ライ
ン・アドレス信号0を生成するために、バス167を通
して受信したスプライト・ラインの数0に、バス166
を通して受信した拡大倍率2.0を掛ける。次の周期中
に、Yライン計数は111になり、Yスプライトスター
ト位置信号は、スプライトに対するスタート・ライン1
11を依然として表示し、バス167を通して、減算器
161が送信するスプライト・ラインの数値は1とな
る。その後、乗算回路168は、バス169を通して、
出力スプライト・ライン・アドレス信号2を生成するた
めに、バス167を通して受信したスプライト・ライン
の数1に、バス166を通して受信した拡大倍率2.0
を掛ける。それ故、以降の各周期中に、バス167上の
Yライン計数が1ずつ増大すると、バス169を通して
の出力スプライト・ライン・アドレス信号は2ずつ増大
する。バス169上の上記の出力スプライト・ライン・
アドレス信号は、0.5の映像スプライト・サイズを発
生するために、スプライトのラインを一行置きに(偶数
行)使用させるようにし、スプライトの奇数行をスキッ
プさせる。
【0083】同様に、バス165上で受信した拡大倍率
2は、1/拡大計数ROM164によって、出力拡大倍
率信号0.5に変換され、バス166を通して、乗算回
路168へ送られる。それ故、バス167を通して、減
算器161から0その後で1というシーケンシャルなス
プライト・ライン値、およびバス166を通して、1/
拡大計数ROM164から拡大倍率0.5を受信する乗
算回路168の例示としての条件をつくるために、乗算
回路168中でその結果得られる乗算結果により、バス
169上に、0その後で0.5の数値を持っている出力
スプライト・ライン・アドレス信号を生成する。乗算回
路168は、得られた上記の0.5という乗算結果の数
値に対して、0という数値を持ったスプライト・ライン
・アドレス信号を生成する得られた乗算結果の整数部分
を出力するだけであることを理解されたい。同様に、バ
ス167を通して、減算器161から受信した2および
3という連続している数値を持ち、またバス166を通
して、1/拡大計数ROM164からの拡大倍率0.5
を持っているスプライト・ラインに対して、シーケンシ
ャルなサイクル中に、バス169を通して、乗算回路1
68によって出力された二つシーケンシャルなスプライ
ト・ライン・アドレス信号は、それぞれ数値1を持つこ
とになる。それ故、バス169を通して、乗算回路16
8が出力した出力スプライト・ライン・アドレス信号
は、常に二回使用される。
【0084】図14は、本発明の図7に示すピクセル・
バッファ・データ・パイプおよび拡大回路98の第一の
部分を実行するための回路図を示す。より詳細に説明す
ると、図14は、ピクセル選択読みだし専用メモリ(R
OM)100、マルチプレクサ駆動ROM102、(一
点鎖線の四角い枠内に示す)サイクル制御3ビットカウ
ンタ104、(一点鎖線の四角い枠内に示す)オフセッ
ト制御2ビット加算器106、(一点鎖線の四角い枠内
に示す)ピクセル・マルチプレクサ108、およびイン
バータ222を示す。
【0085】サイクル制御3ビットカウンタ104は、
200、202、204、206および208でそれぞ
れ示される第一、第二、第三、第四および第五のDタイ
プのフリップ・フロップ、210および212でそれぞ
れ示される第一および第二の2入力NANDゲート、2
14、216および218でそれぞれ示されるインバー
タからなっている。導体110上の外部生成クロック信
号は、インバータ214の入力に送られ、その出力はフ
リップ・フロップ200のCLK入力ターミナルへ送ら
れる。フリップ・フロップ202は、CLK入力ターミ
ナルのところで、導体110を通して、外部生成クロッ
ク信号を受信する。フリップ・フロップ200は、D入
力ターミナルのところで、マルチプレクサ駆動ROM1
02の保持出力ターミナルからの「保持」信号を受信す
る。第一のフリップ・フロップ200のQ出力ターミナ
ルは、第二のフリップ・フロップ202のD入力ターミ
ナルに直接接続している。
【0086】第一および第二のフリップ・フロップ20
0および202のNQ出力ターミナルで生成されたクロ
ック出力信号は、それぞれ第一のNANDゲート210
の個々の入力に接続している。「次の」信号を供給す
る、第一のNANDゲート210の出力は、第二のイン
バータ216の入力に接続していて、その出力は第二の
NANDゲート212の第一の入力およびメモリ制御装
置およびスプライト状態マシン42に接続している。
「次の」信号は、図8−10に示すように、以後の転送
のためにバス39を通して、(図7に示す)ピクセル・
マルチプレクサ108に4ピクセル語を入力するため
に、4ピクセルの転送を完了する。NANDゲート21
2は、その第二の入力のところで、導体110からクロ
ック信号を受信する。NANDゲート212の出力は、
インバータ218の入力に接続していて、その出力は、
(インバータ216からの)NANDゲート212の他
の入力がハイの場合に、次の語の要求(WORD RE
Q.)信号を生成するために、ピクセル選択ROM10
0のクロック入力および(図2に示す)メモリ制御装置
およびスプライト状態マシン42に接続している。フリ
ップ・フロップ200および202は、それぞれフリッ
プ・フロップ200および202をリセットするため
に、そのR入力で、インバータ222の出力から倒置さ
れた「転送」信号を受信する。
【0087】フリップ・フロップ204は、CLK入力
ターミナルのところで、導体110からクロック信号を
受信する。第二のインバータ216からの出力信号は、
フリップ・フロップ204、206および208のR入
力ターミナルに接続している。フリップ・フロップ20
4,206および208のQ出力は、バス117を通し
て、マルチプレクサ駆動ROM102のCYCLE入力
に接続している。フリップ・フロップ204、206お
よび208は、(0−7の二進法レンジの)3ビットサ
イクル符号のビット0、1および2をそれぞれ生成し、
そのQ出力ターミナルからバス117を通して、マルチ
プレクサ駆動ROMのCYCLE入力に、符号化された
二進法サイクル出力信号をシーケンシャルに送信する。
フリップ・フロップ204のDターミナルは、フリップ
・フロップ204のNQターミナルおよびフリップ・フ
ロップ206のCLKターミナルに接続している。同様
に、フリップ・フロップ206のDターミナルは、フリ
ップ・フロップ206のNQターミナルおよびフリップ
・フロップ208のCLKターミナルに接続している。
フリップ・フロップ208のDターミナルは、フリップ
・フロップ208のNQターミナルに接続している。フ
リップ・フロップ200および202、NANDゲート
210および212、およびインバータ214、216
および218は、32ビット、4ピクセル語のすべての
転送がピクセル・マルチプレクサ108内で完了するま
で、ピクセル選択ROM100の出力のところに、分数
拡大倍率を保持する。さらに、フリップ・フロップ20
4、206および208は、各サイクル中に、ピクセル
・マルチプレクサ108に(図11および図12のとこ
ろで説明した)正しいROM符号を送信するために、マ
ルチプレクサ駆動ROM102に、シーケンシャルなサ
イクル信号を供給する。
【0088】ピクセル選択ROM100は、バス111
を通して、CLK入力ターミナルのところで、(特別
に、インバータ218の出力からの)サイクル制御3ビ
ット加算器104からクロック信号を受信し、インバー
タ222および導体224を通して、リセット入力ター
ミナルのところで、リセット(転送)信号を受信する。
さらに、ピクセル選択ROM100は、バス45を通し
て、F入力ターミナルのところで、メモリ制御装置およ
びスプライト状態マシンから、4ビット分数拡大倍率信
号を受信する。ピクセル選択ROM100の出力ターミ
ナル(O)からの4ビット出力信号は、バス113を通
して、マルチプレクサ駆動ROM102のB入力Tター
ミナルに送信される。
【0089】オフセット制御2ビット加算器106は、
第一および第二の加算器230および232、および第
一および第二のDタイプフリップ・フロップ234およ
び236からなっている。加算器230および232
は、第一の入力ターミナル(A)のところで、2ビット
「ノーピクセル」信号のビット0および1をそれぞれ受
信し、上記の信号は、バス115を通して、マルチプレ
クサ駆動ROM102のNP出力ターミナルから送信さ
れる。加算器230および232の個々の出力ターミナ
ル(SUM)は、フリップ・フロップ234および23
6にそれぞれ接続している。フリップ・フロップ234
および236の出力ターミナル(Q)のところの出力信
号は、それぞれバス116を通して、マルチプレクサ駆
動ROM102のオフセット入力ターミナルに送信され
る2ビットのオフセット信号の0ビットおよび1ビット
を表す。さらに、第一および第二のフリップ・フロップ
234および236の1ビット出力信号も、第一および
第二の加算器230および232の第二の入力ターミナ
ル(B)にそれぞれフィ−ドバックされる。フリップ・
フロップ234および236のCLK入力は、インバー
タ218の出力に接続しているバス111に送られる。
導体224上のリセット(転送)信号は、各フリップ・
フロップ234および236のリセット(R)入力ター
ミナルに送られる。動作中は、第一および第二の加算器
230および232は、それぞれバス115を通して、
2ビットの「ノーピクセル」符号のビット0およびビッ
ト1を受信し、フリップ・フロップ234および236
と協力して、それぞれ2ビットオフセット信号のビット
0およびビット1を生成する。その後、オフセット制御
2ビット加算器106は、(図11および図12のスプ
レッドシートのオフセット入力符号欄に示す)2ビット
のオフセット符号を、バス116を通して、マルチプレ
クサ駆動ROM102に送り返す。
【0090】マルチプレクサ駆動ROM102は、バス
117を通して、サイクル入力タ−ミナルのところで、
サイクル制御3ビットカウンタから3ビットサイクル信
号を受信し、B入力ターミナルのところで、バス113
を通して、ピクセル選択ROM100から、4ビット出
力信号を受信し、バス116を通して、オフセット入力
ターミナルのところで、オフセット制御2ビット加算器
106から2ビットのオフセット信号を受信し、I入力
ターミナルのところで、バス45を通して、メモリ制御
装置およびスプライト状態マシン42から2ビットの整
数拡大倍率信号(MAG<5:4>)を受信する。マル
チプレクサ駆動ROM102は、図11および図12の
スプレッドシートのところですでに説明したように、O
出力から、16ビットのROM符号語を、バス120を
通して、ピクセル・マルチプレクサ108に送信する。
【0091】ピクセル・マルチプレクサ108の(一点
鎖線の四角の枠内に示す)第一の部分は、250、25
1、252、253、254、255、256、257
および258でそれぞれ示す、第一、第二、第三、第
四、第五、第六、第七、第八および第九のNORゲー
ト、インバータ260、およびDタイプフリップ・フロ
ップ262からなっている。NORゲート250は、個
々の入力のところのバス120上で受信した16ビット
ROM符号語のビット0、4、8および12を受信し、
NORゲート251は、個々の入力のところで、16ビ
ットROM符号語のビット1、5、9および13を受信
し、NORゲート252は、個々の入力のところで、1
6ビットROM符号語のビット2、6、10および15
を受信し、NORゲート253は、個々の入力のところ
で、16ビットROM符号語のビット3、7、11およ
び15を受信する。NORゲート250、251、25
2および253からの出力信号は、それぞれNORゲー
ト254、255、256および257の第二の入力タ
ーミナル(B)のところで受信される。NORゲート2
53の出力も、その出力がフリップ・フロップ262の
D入力ターミナルに接続しているインバータ260の入
力に、導体264を通して、接続している。導体110
上のクロック信号は、各NORゲート254、255、
256および257の第一の入力ターミナル(A)に送
られる。0、1、2および3で表示されている単一のビ
ットは、それぞれNORゲート254、255、256
および257から出力され、4ビットの書き込みタイミ
ング信号に合成され、バス268を通して、送信され
る。導体110を通るクロック信号は、フリップ・フロ
ップ262のCLKターミナルおよび9番目のNORゲ
ート258のB入力に送られる。導体224を通る転送
/リセットは、フリップ・フロップ262のR入力ター
ミナルに送られ、フリップ・フロップ262のNQ出力
ターミナルからの出力信号は、NORゲート258のA
入力ターミナルへ送られる。NORゲート258は、導
体266を通って送られるラッチ出力信号を生成する。
【0092】図15は、本発明の図7のピクセル・バッ
ファ・データ・パイプおよび拡大回路108の(一点鎖
線の四角い枠内に示す)第二の部分の回路図である。ピ
クセル・バッファ・データ・パイプおよび拡大回路10
8の第二の部分は、カッド・オクタル・ラッチ300、
カッド・オクタル・マルチプレクサ304、それぞれ3
10、311、312、313、314、315、31
6および317で示す第一、第二、第三、第四、第五、
第六、第七および第八オクタル遅延装置、それぞれ33
0−346で示す17のインバータ、並びに4入力NA
NDゲート350からなっている。カッド・オクタル・
ラッチ300は、第一の入力のところで、バス39を通
して、メモリ制御装置およびスプライト状態マシン42
から(四つの8ビット・ピクセルに対する)32ビット
の語を受信し、32ビットの語を捕捉するために、入力
Bのところで、導体301上の語ラッチ信号を受信す
る。カッド・オクタル・ラッチ300は、32ビット語
の各ピクセル0、1、2および3に対する8ビットが、
バス302を通して、カッド・オクタル・マルチプレク
サ304のA、B、CおよびD入力に入力するように、
出力Oをのところで、捕捉した32ビット語を出力す
る。
【0093】16ビット(ビット0−15)マルチプレ
クサ駆動(MUX DRIVE)信号は、オクタル・マ
ルチプレクサ304の個々の入力(SEL0−15)の
ところで、バス120を通して、(図7および図14に
示す)マルチプレクサ駆動ROM102から受信され
る。16ビットのMUX DRIVE信号は、マルチプ
レクサ駆動ROM102に提示された、入力パラメータ
の特別な組(拡大、オフセットおよびサイクル)に対す
る、図11および図12のスプレッドシート内に示すよ
うな16ビットROM符号を表す。カッド・オクタル・
マルチプレクサ304内においては、バス302を通し
て、入力CA、B、CおよびDで受信した四つの8ビッ
トのピクセルは、バス120を通して、MUX DRI
VE信号内で受信したROM符号に従って、正しい出力
0、1、2および3に転送される。カッド・オクタル・
マルチプレクサ304の出力0、1、2および3から出
力したピクセル信号は、それぞれオクタル遅延装置31
0、311、312および313のD入力内にラッチさ
れる。
【0094】バス268を通して、図14のNORゲー
ト254、255、256および257によってそれぞ
れ送信された、4ビット書き込みタイミング信号のビッ
ト0、1、2および3は、各インバータ330および3
32、インバータ333および335、インバータ33
6および338、およびインバータ339および341
の入力で受信される。より詳細に説明すると、書き込み
タイミング信号のビット0は、インバータ330および
332の入力で受信される。インバータ330の出力
は、その出力が第一のオクタル遅延装置310のCLK
B入力へ接続しているインバータ331の入力に接続し
ている。インバータ332の出力は、第一のオクタル遅
延装置310のCLK入力へ接続している。書き込みタ
イミング信号のビット1は、インバータ333および3
35の入力で受信される。インバータ333の出力は、
その出力が第二のオクタル遅延装置311のCLKB入
力へ接続しているインバータ334の入力に接続してい
る。インバータ335の出力は、第二のオクタル遅延装
置311のCLK入力へ接続している。書き込みタイミ
ング信号のビット2は、インバータ336および338
の入力で受信される。
【0095】インバータ333の出力は、その出力が第
三のオクタル遅延装置312のCLKB入力へ接続して
いるインバータ337の入力に接続している。インバー
タ338の出力は、第三のオクタル遅延装置312のC
LK入力へ接続している。書き込みタイミング信号のビ
ット3は、インバータ339および341の入力で受信
される。インバータ339の出力は、その出力が第四の
オクタル遅延装置313のCLKB入力へ接続している
インバータ340の入力に接続している。インバータ3
41の出力は、第四のオクタル遅延装置313のCLK
入力へ接続している。オクタル遅延装置310−313
のCLK入力は、NANDゲート350の個々の入力に
接続していて、NANDゲート350の出力は、その出
力がインバータ346の入力に接続しているインバータ
345の入力に接続している。インバータ346の出力
は、オクタル遅延装置304のCLK入力へ接続してい
る。オクタル遅延装置310、311、312および3
13からの出力は、それぞれ各バス360、361、3
62および363を通して、オクタル遅延装置314、
315、316および317にそれぞれ接続している。
図14のNORゲート258の出力で生成したラッチ信
号は、各インバータ342および344の入力で受信さ
れる。インバータ342の出力は、その出力が各オクタ
ル遅延装置314、315、316および317のCL
KB入力へ接続しているインバータ343の入力に接続
している。インバータ344の出力は、各オクタル遅延
装置314、315、316および317のCLK入力
へ接続している。オクタル遅延装置314、315。3
16および317のQ出力は、語出力信号を供給するた
めに、バス51に接続している。
【0096】動作中、第一、第二、第三、および第四の
8ビット・ピクセルからなる32ビット語は、それぞれ
バス302を通して、オクタル・マルチプレクサ304
の入力A、B、CおよびDで受信される。第一、第二、
第三、および第四の8ビット・ピクセルは、バス120
を通して、MUX DRIVE信号内で受信されたRO
M符号に従って、オクタル・マルチプレクサ304の選
択された出力0、1、2および3に転送(多重化)さ
れ、バス268を通してタイミング信号を受信した際
に、それぞれオクタル遅延装置310、311、312
および313内にラッチされる。オクタル遅延装置31
0、311、312および313内に一時的に記憶され
ているピクセルは、導体266上のラッチ信号を受信し
た際に、それぞれオクタル遅延装置314、315、3
16および317内に再度ラッチされる。各オクタル遅
延装置314、315、316および317からの8ビ
ット・ピクセル語の出力は、32ビットの出力語(語出
力)に合成され、バス51を通して、(図7に示す)ピ
クセル・アセンブリ・バッファ52に転送される。
【0097】図16は、本発明の図7および図15に示
すピクセル・マルチプレクサ108内で使用されている
(一点鎖線の四角い枠内に示す)カッド・オクタル・マ
ルチプレクサ304のブロック図である。カッド・オク
タル・マルチプレクサ304は、それぞれ400、40
1、402および403で示す、第一、第二、第三およ
び第四のオクタル動的マルチプレクサからなっている。
4ピクセル語のピクセル0、1、2および3に対するデ
ータは、オクタル・マルチプレクサ304の入力A、
B、CおよびDのところで、それぞれバス302を通し
て、(図15だけに示す)カッド・オクタル・ラッチ3
00から受信される。入力A、B、CおよびDは、それ
ぞれ第一、第二、第三および第四の各オクタル動的マル
チプレクサ400、401、402および403のデー
タ0、データ1、データ2、およびデータ3入力に接続
している。バス120を通して、(図7および図14に
示す)マルチプレクサ駆動ROM102から受信した1
6ROM符号の選択0(SEL0)、SEL4、SEL
8、およびSEL12は、バス部分410を通して、第
一のオクタル動的マルチプレクサ400のSEL入力タ
ーミナルへ送られる。バス120を通して、マルチプレ
クサ駆動ROM102から受信した16ビットROM符
号語の選択1(SEL1)、SEL5、SEL9および
SEL13ビットは、バス部分411を通して、第二の
オクタル動的マルチプレクサ401のSEL入力ターミ
ナルへ送られる。
【0098】バス120を通して、マルチプレクサ駆動
ROM102から受信した16ビットROM符号の選択
2(SEL2)、SEL6、SEL10およびSEL1
4ビットは、バス部分412を通して、第三のオクタル
動的マルチプレクサ402のSEL入力ターミナルへ送
られる。バス120を通して、マルチプレクサ駆動RO
M102から受信した16ビットROM符号語の選択3
(SEL3)、SEL7、SEL11およびSEL15
ビットは、バス部分413を通して、第四のオクタル動
的マルチプレクサ403のSEL入力ターミナルへ送ら
れる。第一、第二、第三および第四の各オクタル動的マ
ルチプレクサ400、401、402および403も、
CLK入力ターミナルにおいて外部生成クロック信号を
受信する。第一、第二、第三および第四の各オクタル動
的マルチプレクサ400、401、402および403
の出力ターミナルは、それぞれ(図15に示す)各オク
タル遅延装置310、311、312および313へ、
8ビットのピクセル、アウト0、アウト1、アウト2お
よびアウト3信号を送信する。
【0099】動作中、第一、第二、第三および第四の各
オクタル動的マルチプレクサ400、401、402お
よび403は、バス302を通して、入力A、B、Cお
よびDのところで、データ語の四つのピクセルに対する
データを受信し、バス120を通して、16ビットのR
OM符号の四つの異なる指定のビットを受信する。16
ビットROMは、図11および図12に示すスプレッド
シートからのものである。第一のオクタル動的マルチプ
レクサ400は、バス302を通して受信した受信四ピ
クセルの1または0に対する8ビットのデータを、バス
120を通して受信したROM符号の0、4、8、12
ビットの内の一つに含まれている二進法の1に対応し
て、その出力(アウト)ターミナルに対して多重化す
る。第二のオクタル動的マルチプレクサ401は、バス
302を通して受信した受信四ピクセルの1または0に
対する8ビットのデータを、バス120を通して受信し
たROM符号の1、5、9および13ビットの内の一つ
に含まれている二進法の1に対応して、その出力(アウ
ト)ターミナルに対して多重化する。第三のオクタル動
的マルチプレクサ402は、バス302を通して受信し
た受信四ピクセルの1または0に対する8ビットのデー
タを、バス120を通して受信したROM符号の2、
6、10および14ビットの内の一つに含まれている二
進法の1に対応して、その出力(アウト)ターミナルに
対して多重化する。第四のオクタル動的マルチプレクサ
402は、バス302を通して受信した受信四ピクセル
の1または0に対する8ビットのデータを、バス120
を通して受信したROM符号の3、7、11および15
ビットの内の一つに含まれている二進法の1に対応し
て、その出力(アウト)ターミナルに対して多重化す
る。より詳細に説明すると、第一、第二、第三および第
四の各オクタル動的マルチプレクサ400、401、4
02および403は、図11および図12に示すスプレ
ッドシートに関してすでに説明したようにROM符号を
使用して、図8、図9および図10のところですでに説
明したよう、各サイクルの間に、外から入ってくるピク
セル0、1、2および3を外へ出て行くピクセル0、
1、2および3へ転送(多重化)する働きをする。
【0100】今まで説明したきた本発明の特定の実施例
は、本発明に一般原理の単に例示としてのものであるこ
とを理解されたい。当業者なら、記載した原理を使用し
て種々の修正を行うことができるだろう。例えば、上記
の説明では、本発明は加入者ケーブル・ボックス装置1
0を使用しているが、本発明は、例えば、テレビジョン
信号が送信される前に、制作編集局で使用することがで
きることを理解されたい。すなわち、本発明は、テレビ
ジョンの制作の際に、後でテレビジョン信号を遠隔の加
入者の場所で操作するのではなく、テレビジョン信号が
送信される前に、最初の作品を制作するために使用する
ことができる。このようなことができるのは、画像の品
質および解像度が、制作中またはその後で加入者のとこ
ろで編集を行う行わないにかかわらず、変化しないから
である。それ故、作品が加入者の飛び越し走査のテレビ
ジョン受像機上に写し出される前に、任意の場所で編集
を行った場合に、編集後のテレビジョン作品の品質また
は解像度が編集前より劣化した場合でも問題ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加入者ケーブル・ボックス装置のブロ
ック図である。
【図2】本発明の図1に示す加入者ケーブル・ボックス
装置内のビデオ処理回路の第一の部分のブロック図であ
る。
【図3】本発明の図1に示す加入者ケーブル・ボックス
装置内のビデオ処理回路の第二の部分のブロック図であ
る。
【図4】図2に示すビデオ処理回路の第一の部分の例示
としてのピクセル・アセンブリ・バッファ形成部分のブ
ロック図である。
【図5】図3に示すビデオ処理回路の第二の部分の例示
としてのマルチプレクサ/フェーダ形成部分のブロック
図である。
【図6】図3に示すビデオ処理回路の第二の部分のコン
ボルバ形成部分の例示としての配置のブロック図であ
る。
【図7】本発明の図2に示すビデオ処理回路の第一の部
分のピクセル・バッファ・データ・パイプおよび拡大化
回路形成部分のブロック図である。
【図8】本発明の拡大倍率1の図7に示すピクセル・マ
ルチプレクサ内での第一の語/時間0サイクルおよび第
二の語/時間1サイクル中の32ビット入力バッファお
よび32ビット出力バッファ間でのピクセルの転送を示
す。
【図9】本発明の拡大倍率1/2の図7に示すピクセル
・マルチプレクサ内での第一の語/時間0サイクルおよ
び第二の語/時間1サイクル中の32ビット入力バッフ
ァおよび32ビット出力バッファ間でのピクセルの転送
を示す。
【図10】本発明の拡大倍率21/2の図7に示すピクセ
ル・マルチプレクサ内での第一の語/時間0サイクルお
よび第二の語/時間1サイクル中の32ビット入力バッ
ファおよび32ビット出力バッファ間でのピクセルの転
送を示す。
【図11】本発明の図7に示すマルチプレクサ駆動RO
Mの動作を示す多重ページ・スプレッドシートの最初の
ページを示す。
【図12】本発明の図7に示すマルチプレクサ駆動RO
Mの動作を示す多重ページ・スプレッドシートの中央の
ページを示す。
【図13】本発明の垂直方向の処理拡大係数用の垂直ロ
ジック回路のブロック図である。
【図14】本発明の図7に示すピクセル・バッファ・デ
ータ・パイプおよび拡大回路の第一の部分の回路図であ
る。
【図15】本発明の図7に示すピクセル・バッファ・デ
ータ・パイプおよび拡大回路の第二の部分の回路図であ
る。
【図16】本発明の図7に示すピクセル・バッファ・デ
ータ・パイプおよび拡大回路内に含まれるピクセル・マ
ルチプレクサ内で使用されるカッド・オクタル・マルチ
プレクサのブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード エス,アマノ アメリカ合衆国.85260 アリゾナ,スコ ッツデイル,イースト ウッド ドライヴ 9409

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラフィック映像をテレビジョン受像機
    上に表示する前に、グラフィックの拡大倍率を修正する
    装置であって、 1より小さい垂直拡大係数を受信した場合に、グラフィ
    ックの予め定めた水平走査線が送信されるのを選択的に
    防止し、1より大きい垂直拡大係数を受信した場合にグ
    ラフィックの予め定めた水平走査線の送信を選択的に繰
    り返して行うためのグラフィック・ライン・アドレス出
    力信号を生成することによって、垂直方向の第一の独立
    した予め定めた拡大係数による、グラフィックの拡大倍
    率を修正するための第一の拡大倍率修正手段と、該第一
    の拡大倍率修正手段のグラフィック・ライン・アドレス
    出力信号によって送信のために指示されたグラフィック
    の水平走査線の送信に応答し、第二の独した予め定めた
    水平拡大係数による水平方向のグラフィックの拡大倍率
    を修正している第二の拡大係数修正手段であって、1以
    下の水平拡大係数に対し該装置の出力信号各々における
    送信のためXピクセルからなる送信グループに多重化さ
    れるXピクセルからなる受信グループ各々のNの所定の
    ピクセルを選択し、そして該装置の出力信号各々におけ
    る送信のため1より大きい水平整数拡大係数に対応する
    予め定めた整数だけXピクセルからなる受信グループ各
    々内のピクセルをくり返している第二の拡大係数修正手
    段とからなる装置。
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