JPH0329927A - 直交偏波型光周波数シフタ - Google Patents

直交偏波型光周波数シフタ

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JPH0329927A
JPH0329927A JP16369789A JP16369789A JPH0329927A JP H0329927 A JPH0329927 A JP H0329927A JP 16369789 A JP16369789 A JP 16369789A JP 16369789 A JP16369789 A JP 16369789A JP H0329927 A JPH0329927 A JP H0329927A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ヘテロダイン計測に用いられる直交偏波型
光周波数シフタに関する。
[従来の技術] 従来、この種の直交偏波型光周波数シフタとして、特開
昭61−169820号公報に開示されているような、
第5図に示されるものが知られている。
第5図を参照して、従来の直交偏波型光周波数シフタは
、周波数がf。で、紙面に対して45度の電界成分を有
する直線偏光であるレーザ光102を出射するHe−N
eガスレーザ101を有する。このHe−Neガスレー
ザ101から出射されたレーザ光102は、第1の偏光
ビームスプリツタ103に入射レーザ光として入射し、
ここで、紙面に水平な電界成分を有する直線偏光(以下
、P偏光と略称する。)である透過レーザ光104と、
紙面に垂直な電界成分を有する直線偏光(以下、S偏光
と略称する。)である反射レーザ光105とに分離され
る。すなわち、第1の偏光ビームスプリッタ103は、
入射レーザ光を透過レーザ光104と反射レーザ光10
5とに分離する光分離器として働く。透過レーザ光10
4は第1の音響光学素子106にブラッグ条件に適合す
る角度(ブラッグ角)θBで入射する。この第1の音響
光学素子106には、第1のトランスジューサ108が
取り付けられ、この第1のトランスジューサ108は第
1の駆動回路107からの、例えば、中心周波数80M
Hzをもつ第1の高周波信号によって励振されている。
これにより、第1の音響光学素子106の媒体本体には
、透過レーザ光104の直進方向に対してブラッグ角θ
Bをなす波面をもつ第1の超音波信号が伝搬する。第1
の3 超音波信号が伝搬している第1の音響光学素子106に
入射する透過レーザ光104は、ここで直進する0次回
折光と第1の超音波信号の波面に対してプラッグ角θB
で回折する1次回折光.110とに分かれ、第1の音響
光学素子106から出射される。ここでは、1次回折光
110を利用する。この1次回折光110は、第1の音
響光学素子106を伝搬する第1の超音波信号の中心周
波数である80MHzだけ、その周波数f。がシフトア
ップされた周波数をもつので、その周波数はf。+80
MHzとなる。従って、この1次回折光110は、ここ
では、第1のシフトアップされたレーザ光と呼ばれる。
この第1のシフトアップされたレーザ光110は、第1
のミラー111により反射されて、その軌道が90度変
化されたのち、第2′の偏光ビームスプリッタ112に
入射する。第2の偏光ビームスプリッタ112は、P偏
光を透過し、S偏光を反射する性質をもつ。前述したよ
うに、第1のシフトアップされたレーザ光110は、P
偏光であるので、第2の偏光ビーム4 スプリッタ112を透過する。
一方、第1の偏光ビームスプリッタ103で反射された
反射レーザ光105は、第2のミラー113で反射され
、その軌道が90度変化されたのち、第2の音響光学素
子114にブラッグ条件に適合する角度(ブラッグ角)
θBで入射する。
この第2の音響光学素子114には、第2のトランスジ
ューサ116が取り付けられ、この第2のトランスジュ
ーサ116は第2の駆動回路115からの、第1の高周
波信号よりIMIlz低い、例えば、中心周波数79M
Hzをもつ第2の高周波信号によって励振されている。
これにより、第2の音響光学素子114の媒体本体には
、前述した第1の音響光学素子106の場合と同様に、
反射レーザ光105の直進方向に対してプラッグ角θ8
をなす波面をもつ第2の超音波信号が伝搬する。第2の
超音波信号が伝搬している第2の音響光学素子114に
入射する反射レーザ光105は、前述したのと同様に、
ここで直進する0次回折光と第2の超音波信号の波面に
対してブラッグ角θBで回折する1次回折光117に分
かれ、第2の音響光学素子114から出射される。ここ
では、1次回折光117を利用する。この1次回折光1
17は、第2の音響光学素子114を伝搬する第2の超
音波信号の中心周波数である79MIIzだけ、その周
波数f。がシフトアップされた周波数をもつので、その
周波数はf。+79MHzとなる。従って、この1次回
折光117は、ここでは、第2のシフトアップされたレ
ーザ光と呼ばれる。この第2のシフトアップされたレー
ザ光110は、第2の偏光ビームスプリッタ112に入
射するが、前述したように、S偏光である゛ので、第2
の偏光ビームスプリッタ112で反射される。この第2
の偏光ビームスプリッタ112で反射された第2のシフ
トアップされたレーザ光110は、第2の偏光ビームス
プリッタ112を透過する第1のシフトアップされたレ
ーザ光110と共に、同一の光路上を、第2の偏光ビー
ムスプリツタ112から出射する。即ち、第2の偏光ビ
ームスプリツタ112は、互いに偏光面が直交し、かつ
周波数差がIMHzの直交2周波レーザ光を、出射レー
ザ光として出射する。換言すれば、第2の偏光ビームス
プリッタ112は、第1のシフトアップされたレーザ光
110と第2のシフトアップされたレザ光110とを結
合する光結合器として作用する。
[発明が解決しようとする課題コ 光ヘテロダイン計測用の直交2周波光源では、心交2周
波レーザ光の光軸のずれが7Il’l ’k $17 
1文に影響するので、光軸の平行度を120マイクロ・
ラジアン(24秒)以内にする必要がある。しかしなが
ら、従来の直交偏波型光周波数シフタでは、光学要素が
それぞれ別々の光学部品で構成されているので、直交2
周波レーザ光を精度良く同一の光路上に合成するために
、各光学部品の位置を微妙に調整することが必要である
。そして、この位置調整機構を光学部品の各々に設けな
ければならないので、装置が大型になるという欠点があ
る。
さらに、従来の直交偏波型光周波数シフタでは、偏光ビ
ームスプリツタや、音響光学素子、ミラなどの多数の光
学部品を組み合わせて構成されて7 いるので、高価になるとともに、各光学部品の人出射端
而での表面反射のために出射される直交2周波レーザ光
の損失か大きいという欠点かある。
従って、本発明の目的は、直交2周波レーザ光を同一の
光路上に合戊するための位置調整を必要としない、小型
の直交偏波型光周波数シフタを捉供することにある。
本発明の他の目的は、構成部品の少ない安価な直交偏波
型光周波数シフタを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、端面での表面反射が少なく
、低損失の直交2周波レーザ光を得ることが出来る直交
偏波型光周波数シフタを提供することにある。
[課題を解決するための手段コ 本発明が適用される直交偏波型光周波数シフタは、所定
の入射周波数をもち、かつ互いに直交する電光成分を有
する第1及び第2の直線偏光を含む入射レーザ光を受け
、前記入射周波数より互いに所定の周波数差のある第1
及び第2の周波数だけシフトされた周波数をもつ出射レ
ーザ光を出射8 する直交偏波型光周波数シフタである。本発明によれば
、直交偏波型光周波数シフタは、それぞれ、j氏面と、
上面と、2つの側面とをもち、前記底面同士が互いに対
向しかつ近接して配置された免1及び第2の音響光学媒
体を有する。前記第2の音響光学媒体の前記底面近傍の
前記2つの側面には、それぞれ、前記入射レーザ光を入
射するための入射面と前記出射レーザ光を出射するため
の出躬面とが設けられている。本発明による直交偏波型
光周波数シフタは、前記第1及び第2の音響光学媒体の
前記底面の間に該底面に接した状態で、かつ前記入射面
の近傍に設けられ、前記入射面を介して入射した前記入
射レーザ光のうち、前記第1の直線偏光を透過レーザ光
として透過し、前記第2の直線偏光を反射レーザ光とし
て反射する光分離手段と、前記透過レーザ光が前記第1
の音響光学媒体の前記2つの側面の一方に沿って進み、
前記第1の音響光学媒体の前記上面で反射され、前記第
1の音響光学媒体の前記2つの側面の他方に沿って進む
間に、前記透過レーザ光の前記入射周波数を前記第1の
周波数シフトして、第1のシフトされたレーザ光を出力
する第1のシフト手段と、前記反射レーザ光が前記第2
の音響光学媒体の前記2つの側面の一方に沿って進み、
前記第2の音響光学媒体の前記上面で反射され、前記第
2の音響光学媒体の前記2つの側面の他方に沿って進む
間に、前記反射レーザ光の前記入射周波数を前記第2の
周波数シフトして、第2のシフトされたレーザ光を出力
する第2のシフト手段と、前記第1及び第2の音響光学
媒体の前記底面の間に該底面に接した状態で、かつ前記
出射面の近傍に設けられ、前記第1及び前記第2のシフ
トされたレーザ光を結合し、該結合されたレーザ光を前
記出射面より前記出射レーザ光として出射させる光結合
手段とを有する。
[作 用] 本発明による直交偏波型光周波数シフタは、第1及び第
2の音響光学媒体を有し、その底面間に光分離手段と光
結合手段とを挟み、第1及び第2の音響光学媒体の上面
を反射手段とした、一体構成の直交偏波型光周波数シフ
タであるので、そこから出射される直交2周波レーザ光
を同一の光路上に合成するための位置調整が不要で、小
型で、構成部品が少なく、安価で、端面での表面反射が
少なく、低損失の直交2周波レーザ光を得ることが出来
る。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。
第1図は、本発明の一実施例による直交偏波型光周波数
シフタを示す断面図である。
図示された実施例の直交偏波型光周波数シフタは、He
−Neガスレーザ13から出射された所定の入射周波数
f。をもち、かつ互いに直交する電界成分を有する第1
及び第2の直線偏光を含むレーザ光を入射レーザ光14
として受け、入射周波数f.より互いに所定の周波数差
Δfのある第1及び第2の周波数f,,f2だけシフト
された周波数をもつ出射レーザ光を出射するもである。
ここでは、第1の直線偏光は、紙面に水平な電昇成分1
1 を有する直線偏光(P偏光)であるとし、第2の直線偏
光は、紙面に垂直な電界成分を有する直線偏光(S偏光
)であるとする。
直交偏波型光周波数シフタは、底面29と、上面7と、
2つの斜面30.31をもつ断面台形形状の第1の音響
光学媒体1と、同様に、底面32と、上面8と、2つの
斜面33.34をもつ断面台形形状の第2の音響光学媒
体2とを有し、これらは、底面29.32同士が互いに
対向しかつ近接して配置されている。
第2の音響光学媒体の底面32近傍の2つの斜面33.
34には、それぞれ、入射レーザ光14を入射するため
の入射面11と出射レーザ光を出射するための出射面1
2とが設けられている。入射面11と出射面12の各々
は、誘電体多層膜からなる無反射膜である。
第1及び第2の音響光学媒体1,2の底面2932の間
に底面29.32に接した状態で、かつ入射面11の近
傍には、第1の偏光膜である光分離器9が挟まれて設け
られている。この光分離器1 2 9は、入射面11を介して入射した入射レーザ光14の
うち、第1の直線偏光(P偏光)を透過レーザ光15と
して透過し、第2の直線偏光(S偏光)を反射レーザ光
16として反射する。
透過レーザ光15は、第1の音響光学媒体1の2つの斜
面の一方30に沿って進み、第1の音響光学媒体1の上
面7で全反射され、第1の音響光学媒体1の2つの斜面
の他方31に沿って進むが、この間に、後述する第1の
周波数シフト器によって、透過レーザ光15の入射周波
数f。が第1の周波数f1だけシフトされる。この第1
の周波数シフト器は、入射周波数f。に対して第1の周
波数f】シフトされた周波数をもつ第1のシフトされた
レーザ光を出力する。本実施例の第1の周波数シフト器
は、斜面30に取り付けられた第1のトランスジューサ
3と、この第1のトランスジューサ3に第1の周波数f
1の第1の高周波信号を供給するための第1の駆動回路
5と、第1の音響光学媒体1との組み合わせによって構
成される。
一方、反射レーザ光16は、第2の音響光学媒体2の2
つの斜面の一方33に沿って進み、第2の音響光学媒体
2の上面8で全反射され、第2の音響光学媒体2の2つ
の斜面の他方34に沿って進むが、この間に、後述する
第2の周波数シフト器によって、反射レーザ光16の入
射周波数f。
が第2の周波数f2だけシフトされる。この第2の周波
数シフト器は、入射周波数f。に対して第2の周波数f
2シフトされた周波数をもつ第2のシフトされたレーザ
光を出力する。本実施例の第2の周波数シフト器は、斜
面33に取り付けられた第2のトランスジューサ4と、
この第2のトランスジューサ4に第1の周波数f1とは
所定の周波数差だけ異なる第2の周波数f2の第2の高
周波信号を供給するための第2の駆動回路6と、第2の
音響光学媒体2との組み合わせによって構成される。
第1及び第2の音響光学媒体1,2の底面29,32の
間に底面29.32に接した状態で、かつ出射面12の
近傍には、第2の偏光膜である光結合器10が挾まれて
設けられている。この光結合器10は、第1及び第2の
シフトされたレーザ光18.20を結合して、この結合
されたレーザ光18’   20’を出射面12より出
射レーザ光として出射させる。
第1の音響光学媒体]の底面29の中央部には、底面2
9に対し、例えば5度傾いた、非平行な面を有し、第1
のトランスジューザ3によって励振され、第1の音響光
学媒体1内を伝搬した第1の超音波を吸収するための第
1の凹部35が形成されている。同様に、第2の音響光
学媒体2の底面32の中央部には、底面32に対し、例
えば5度傾いた、非平行な面を有し、第2のトランスジ
ュサ4によって励振され、第2の音響光学媒体2内を伝
搬した第2の超音波を吸収するためのm2の凹部36が
形成されている。この凹部3536間に、熱伝導性の接
着剤又は金属板(図示せず)を配設することにより、放
熱効果を得ることができる。
次に、第2図を参照して、第1図に示された直交偏波型
光周波数シフタの更に詳しい構成と製造1 5 方法について説明する。
第1及び第2の音響光学媒体1及び2の各々は、例えば
、テトラルガラスからなる音響光学媒体の台形プリズム
である。第1及び第2の音響光学媒体1及び2の底面2
9.32を対称面とした場合、第1の音響光学媒体1の
上面7と第2の音響光学媒体2の上面8とか面対称とな
っている。即ち、第1の音響光学媒体1の底面29と上
面7との間の距離h1と、第2の音響光学媒体2の底面
32と上面8との間の距離h2とは互いに等しい。また
、第1の音響光学媒体1の第1のトランスジューサ3を
取付けた斜面30と、第2の音響光学媒体2の第2のト
ランスジューサ4を取付けた斜面33も面対称な関係を
有する。即ち、第1の音響光学媒体1の底面29と斜面
30とのなす角度α1と、第2の音響光学媒体2の底面
32,と斜面33とのなす角度α2とは互いに等しい。
本実施例では、角度α1とα2を45度に選択する。
昂1の音響光学媒体1と第2の音響光学媒体2とを個別
に製作した場合、上述した条件を満足す1 6 ることか難しいが、次のように製逍することによって、
所定の形状の音響光学媒体を得ることができる。
即ち、第3図(a)に示されるように、2n(nは自然
数)倍の厚さの台形プリズム39を研磨することにより
所定の形状に仕上げた後、第3図(b)に示されるよう
に、所定の厚さに切断することにより、第1図及び第2
図に示された第1及び第2の音響光学媒体1及び2のよ
うな、所定の音響光学媒体40,41.42等を、容易
に製造することが出来る。
次に、第2の音響光学媒体2の斜面33.34の底面3
2寄りに、それぞれ、誘電体多層膜からなる無反射膜1
1.12を形成する。第1の音響光学媒体1の斜面3o
に、例えば錫からなる下部電極23と、例えばニオブ酸
リチウムからなる圧電素子24と、例えば金からなる上
部電極25とから構成される第1のトランスジューサ3
を取付ける。同様に、第2の音響光学媒体2の斜面33
に、下部電極26と、圧電素子27と、上部電極28と
から構成される第2のトランスジューサ4を取付ける。
第2の音響光学媒体2の底面32の無反射膜11.12
と対応する位置に、それぞれ、誘電体多層膜からなる第
1及び第2の偏光膜9.10を、例えば、真空蒸着法に
より形成する。次に、このように形成された第1の音響
光学媒体1の底面29と、第2の音響光学媒体2の底面
32同士を、トランスジューサ3,4を取付けた斜面3
0.33同士が隣り合うように、光学接着剤を用いて接
着することにより、第1図に示されたような、第1及び
第2の偏光膜9,10と、第1及び第2の音響光学媒体
1及び2とを一体化した、直交偏波型光周波数シフタが
製造される。
次に、第1図を参照して、本実施例による直交偏波型光
周波数シフタの動作について説明する。
He−Neガスレーザ13から出射されたレーザ光14
は、波長が633ナノメータで、入射周波数foが47
4THzをもち、紙面に対して45度の方位をHする直
線偏光である。このレーザ光14は、無反射膜の入射面
11と第2の音響光学媒体2を通過して、第1及び第2
の音響光学媒体1及び2の接合面(底面29.32)間
に設けられた偏光分離機能を有する第1の偏光膜9に、
入射レーザ光として入射する。第1の偏光膜(光分離器
)9は、この人斗1レーザ先のうち、P偏光を透過レー
ザ光15として透過し、S偏光を反射レーザ光16とし
て反射して、2本のレーザ光に分離する。
このとき、透過レーザ光15(入射レーザ光14のP偏
光)が、第1の駆動回路5からの、例えば、第1の周波
数f1が80MIIzの第1の高周波信号によって励振
された昂1のトランスジュサ3によって、第1の音響光
学媒体1中を仏搬している第1の超音波信号37の波面
に対して、ブラッグ角θ.をなして入射するように、I
I c − N cガスレーザ13からレーザ光14を
第2の音響光学媒体2に入射させる。これにより、透過
レーザ光(P偏光)15は、第1の音響光学媒体1中を
伝搬している第1の超音波信号37の波面でブラック回
折され、直進する0次回祈光17と、透過レザ光15に
対して角度2θ8,で反射される1次19 回折光18とに分離される。本実施例では、1次回折光
18を利用する。この1次回折光18は、第1の音響光
学媒体1の駆動周波数である第1の周波数f 1( =
 8 0 M Hz)だけ、透過レーザ光15の入射周
波数f。をシフトアップした周波数、即ち、f o +
8 0 M Hzをもつ。従って、この1次回折光18
は、第1のシフトアップされたレーザ光と呼ばれる。こ
の第1のシフトアップされたレーザ光18は、このレー
ザ光18に対して約45度の面をもつ第1の音響光学媒
体1の上面7によって全反射されたのち、第1及び第2
の音響光学媒体1及び2の接合面(底面29.32)間
に設けられた第2の偏光膜(光結合器)10を透過し、
第2の音響光学媒体2及び第2の無反射膜である出射面
12を通過して、第1の出射レーザ光(P偏光)18′
として出射される。
一方、第1の偏光膜(光分離器)って反射された反射レ
ーザ光(レーザ光14のS偏光)16は、第2のトラン
スジューサ4に第2の駆動回路6から、例えば、第2の
周波数f2が79.9MHzの2 0 第2の高周波信号を供給することによって第2の音響光
学媒体2内を伝搬する第2の超音波信号38の波面に対
してブラック角θB1で入射する。
このとき、反射レーザ光16は第2の超音波信号38に
対して厳密にブラッグ条件を満足しているわけではない
が、第1の周波数f1と第2の周波数f2とが近似して
いるため、実用上、ほほブラッグ条件を満足していると
見なすことができる。
反射レーザ光(S偏光)16は、この第2の音響光学媒
体2内を伝搬する第2の超音波信号38の波面でブラッ
ク回折され、0次回折光19と反射レーザ光16に対し
て角度20B2で反射される1次回折光20とに分離さ
れる。本実施例では、1次回折光20を利用する。ここ
で、1次回折光20は、第2の音響光学媒体2の駆動周
波数である第2の周波数f 2  (= 7 9.  
9MHz)だけ、反射レーザ光(S偏光)16の入射周
波数f。をシフトアップした周波数、即ち、fo+79
.9Mllzをもつ。従って、この1次回折光20は、
箇2のシフトアップされたレーザ光と呼ばれる。この第
2のシフトアップされたレーザ光20は、このレーザ光
20に対して約45度の第2の音響光学媒体2の上面8
によって全反射された後、第2の偏光膜(光結合器)1
0で反射され、第2の音響光学媒体2及び第2の無反射
膜である出射面12を通過して、第2の出η1レーザ光
(S偏光)20′として出射される。この第2の出射レ
ーザ光20′と上記第1の出射レーザ光18′とは、ほ
ぼ同一光路上に合成され、周波数差かO、IMllzの
直交2周波レーザ光として出射される。
ここで、出射される直交2周波レーザ光の第1の出射レ
ーザ光(P偏光)18′と第2の出射レーザ光(S偏光
)20′ とのなす角Δθは、次の式で与えられる。
Δθ=2(θ8,一θ82) これは、前述したように、第1の音響光学媒体1と第2
の音響光学媒体2のそれぞれの第1及び第2のトランス
ジューサ3,4を取り付けてある斜面30.33、及び
上面7,8が、それぞれ、第1及び第2の音響光学媒体
1及び2の接合面(底面29.32)に対して、而対称
となっており、第1の出射レーザ光(P偏光)18′と
252の出射レーザ光(S偏光)20′とは同一平面に
あり、両者のなす角Δθは、第1の音響光学媒体1のブ
ラック角θB1と第2の音響光学媒体2のブラック角θ
B2の差の2倍に等しいからである。従って、第1の出
射レーザ光(P偏光)18′と第2の出射レーザ光(S
偏光)20′とは、厳密には同一光路上を伝搬しない。
しかしながら、H e − N eガスレーザ13から
出射されるレーザ光14の波長が633ナノメータで、
第1及び第2の音響光学媒体1及び2の各々に、例えば
、ホーヤ株式会社製のテルライトガラスAOT−5を使
用した場合、駆動周盛数とブラック角との関係は、おお
むね、182マイクロ・ラジアン/Mllzであるため
、周波数差Δf = 0.  1 MHzでは、Δθ=
18.2マイクロ・ラジアン(約4秒)と小さく、この
値は、実用上無視できる値である。
光周波数シフタの直交2周波レーザ光の重ね合わせの評
価方法として、直交2周波レーザ光に対23 し45度の方位に設定した偏光子で2周波或分を合成す
ることによって得られる光ビートの変調度による評価が
ある。これによると、一般には、95%以上の変調度が
あれば十分てあることが分かっている。
第4図を参照すると、使用するレーザ光のビーム径が1
mm以下の場合、Δθと変調度γとの間には、第4図に
示されるような関係があるため、Δθ=130マイクロ
・ラジアン、即ち、周波数差がΔf=0.71MHz程
度の周波数差まで、実用上問題ない。
本実施例では、レーザ光源として、He−Neガスレー
ザを用いたが、He−Neガスレーザ以外のガスレーザ
、半導体レーザ、色素レーザ、固体レーザ等を用いても
良い。また、音響光学媒体は、テルライトガラスに限ら
ず、他のガラスでも良く、光学結晶の場合でも、結晶軸
の方向を適切に設定することによって、使用できる。音
響光学媒体の駆動周波数は、80MHzと79.9MH
zに限らず、例えば、60MIIZと60.1MIIz
であっても良い。
2 4 また、音響光学媒体の製造方法は、上記した研磨による
方法に限らず、例えば、ガラスモールドによる方法など
で製造しても良い。また、第1の音響光学媒体1の上面
7と第2の音響光学媒体2の上面8とは必ずしも面対称
である必要はない。更に、第1及び第2の1・ランスジ
ューサ3,4は、それぞれ、第1及び第2の音響光学媒
体1及び2の斜面31.34に設けてもよい。尚、実施
例に於いては、第1及び第2の音響光学媒体],2を同
一形状としたため、出射光18’ ,20′の僅かな光
軸上のズレが生じたり、各々の媒体に伝搬する超音波信
号に対する入射角にズレが生じたが、同一形状に限らな
ければ、トランスジューサを配設した斜面、或いは上面
の傾斜角を適宜選択することにより、上述したズレを解
消できる。また、上記実施例では、第1及び第2の音響
光学媒体として、それぞれ、底面と、上面と、2つの斜
面とをもつ断面台形形状のものを使川したが、斜一の代
わりに、任意の曲面を有する側面としても良い。
以下余白 [発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、従来
、個別に設けられていた偏光ビームスプリツタとミラー
を不要にできるので、直交2周波レーザ光を同一光路上
に合成するための位置調整機構を必要とせず、安価で小
型で低損失の直交2周波レーザ光を得ることが出来る直
交偏波型光周波数シフタを提供することができる。
1,2・・・音響光学媒体、3,4・・・トランスジュ
ーサ、5,6・・・駆動回路、7,8・・・音響光学媒
体の上面(全反射面)、9.10・・・偏光膜。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による直交偏波型光周波数シ
フタを示す断面図、第2図は第1図の直交偏波型光周波
数シフタの詳しい構成及び製造方法を説明するための断
面図、第3図は本発明の直交偏波型光周波数シフタで使
用される音響光学媒体の製遣方法を説明するための斜視
図、第4図は直交偏波型光周波数シフタから出射される
直交2周波レーザ光のなす角Δθと変調度γの関係を示
す図、第5図は従来の直交偏波型光周波数シフタを示す
断面図である。 27 2 8 α:ヒ゛−ム半径 (0.5mm)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、所定の入射周波数をもち、かつ互いに直交する電界
    成分を有する第1及び第2の直線偏光を含む入射レーザ
    光を受け、前記入射周波数より互いに所定の周波数差の
    ある第1及び第2の周波数だけシフトされた周波数をも
    つ出射レーザ光を出射する直交偏波型光周波数シフタに
    於いて、それぞれ、底面と、上面と、2つの側面とをも
    ち、前記底面同士が互いに対向しかつ近接して配置され
    た第1及び第2の音響光学媒体と、 前記第2の音響光学媒体の前記底面近傍の前記2つの側
    面には、それぞれ、前記入射レーザ光を入射するための
    入射面と前記出射レーザ光を出射するための出射面とが
    設けられ、前記第1及び第2の音響光学媒体の前記底面
    の間に該底面に接した状態で、かつ前記入射面の近傍に
    設けられ、前記入射面を介して入射した前記入射レーザ
    光のうち、前記第1の直線偏光を透過レーザ光として透
    過し、前記第2の直線偏光を反射レーザ光として反射す
    る光分離手段と、 前記透過レーザ光が前記第1の音響光学媒体の前記2つ
    の側面の一方に沿って進み、前記第1の音響光学媒体の
    前記上面で反射され、前記第1の音響光学媒体の前記2
    つの側面の他方に沿って進む間に、前記透過レーザ光の
    前記入射周波数を前記第1の周波数シフトして、第1の
    シフトされたレーザ光を出力する第1のシフト手段と、 前記反射レーザ光が前記第2の音響光学媒体の前記2つ
    の側面の一方に沿って進み、前記第2の音響光学媒体の
    前記上面で反射され、前記第2の音響光学媒体の前記2
    つの側面の他方に沿って進む間に、前記反射レーザ光の
    前記入射周波数を前記第2の周波数シフトして、第2の
    シフトされたレーザ光を出力する第2のシフト手段と、 前記第1及び第2の音響光学媒体の前記底面の間に該底
    面に接した状態で、かつ前記出射面の近傍に設けられ、
    前記第1及び前記第2のシフトされたレーザ光を結合し
    、該結合されたレーザ光を前記出射面より前記出射レー
    ザ光として出射させる光結合手段と を有する直交偏波型光周波数シフタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6623124B2 (en) 2000-05-16 2003-09-23 Hal Corporation Projection type illuminating device
WO2011027413A1 (ja) 2009-09-05 2011-03-10 有限会社 ラビット 小型投影玩具
WO2011111398A1 (ja) * 2010-03-12 2011-09-15 パナソニック株式会社 光学式音響相関器

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