JP3242839B2 - 可変波長選択装置 - Google Patents

可変波長選択装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特定の波長の光
を選択して透過させる可変波長選択装置に関わり、特に
多数の異なる波長の光信号を伝送する波長多重通信に最
適な可変波長選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを用いて多数の異なる波長の
光信号を伝送する、いわゆる波長多重通信を行う際に
は、多数の波長の光信号の中から任意所望の波長の光の
みを選択する可変波長選択フィルタが必要となる。可変
波長選択フィルタとして、例えば、電界中で屈折率が変
化する液晶エタロンを使用する場合には、その透過率が
光の偏波の方向に大きく依存するため、偏波保持ファイ
バなどの特殊な光ファイバを入力側に設けなくてはなら
ず、実用的ではない。
【0003】このため従来では、光の偏波の方向に依存
しない、いわゆる偏波無依存型の可変波長選択装置が提
案されており、図6および図7にその例を示す。
【0004】図6は、特開平4−140714号公報に
記載されたものである。これは、光ファイバ1からコリ
メートレンズ3を通して出た光信号は、複屈折プリズム
5に入射し、ここでP波とS波は、進行方向が別れてそ
れぞれP1 とS1 の2本となる。複屈折プリズム5を出
た光信号S1 については、2分の1波長板7を透過して
S波がP波となり、P波のままの光信号P1 とともに、
P波に対して屈折率が変化するよう液晶分子が配向され
た液晶エタロンからなる可変波長フィルタ9に入射す
る。可変波長フィルタ9から出た2本の光信号は、入力
側と対称に配置された2分の1波長板11と複屈折プリ
ズム13により1本の光となり、さらに集光レンズ15
を通って出力側の光ファイバ17に導かれる。
【0005】上記した従来の可変波長選択装置では、可
変波長フィルタ9を通過する2本の光は、いずれもP波
であって同一偏光状態であるので、入力側にどのような
偏波の光が入射しても、出力側にて偏波依存性が発生す
ることなく波長選択が可能となる。
【0006】一方、図7における可変波長選択装置は、
「1995年 電子情報通信学会エレクトロニクスソサ
イエティ大会 C−176 ダブルパス構成とした偏波
無依存型可変波長液晶光フィルタの検討(吉沢鐵夫
他)」によるものである。この装置は、偏光分離プリズ
ム(素子)21,23および2分の1波長板25,27
からなる偏光分離合成部29と、ファラディ素子31
と、可変波長フィルタである液晶エタロン33と、光路
変換用のプリズム35とを備えており、コリメータレン
ズ37から出て入射された、P波およびS波を含んだ光
信号は、偏光分離合成部29にて、P波とS波とに分離
された後、それぞれファラディ素子31を通過して共に
P偏光の状態で、液晶エタロン33の相互に近接する部
位を通過する。液晶エタロン33通過後の各光信号は、
プリズム35で反射して液晶エタロン33の互いに異な
る部位を通過した後、ファラディ素子31および偏光分
離合成部29を再度通過して、P波とS波とが混合した
光信号となって出力側のコリメータレンズ39に出力さ
れる。
【0007】このため、上記図7の可変波長選択装置に
おいても、入力される光信号のP波およびS波の偏光比
が変化しても出力の偏波依存性は原理的には発生しない
ものとなる。また、この装置は、光信号が液晶エタロン
33を2度通過する、いわゆるダブルパス構成とするこ
とで、より近接した多くの波長の光信号を多重化して伝
送する際に、近接波長の影響が小さいクロストーク特性
の優れたものとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した各
可変波長選択装置は、可変波長選択フィルタである液晶
エタロンにおいて、P波とS波とが個々の別々な経路を
通るため、ピーク波長を均一化しかつ損失および半値幅
を小さくするためには、液晶を封入する基板間ギャップ
を、別々な経路相互間で完全に一致させることが不可欠
であり、高度な光軸調整や高い基板平面度が必要となっ
て、液晶エタロンの製造に高精度が要求され、コスト高
を招く。
【0009】そこで、この発明は、高度な光軸調整や高
い基板平面度を不要として液晶エタロンの製造を容易な
ものとすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、光の入射方向に対しほぼ45度傾斜し
て配置され、前記光の垂直成分を透過させると同時に、
前記光の水平成分を反射させる偏光分離素子と、この偏
光分離素子で分離されて出た各光の成分の進行方向前方
に配置され、互いに向かい合う同一光軸上に向けて反射
させる一対の反射面と、この一対の反射面で反射した各
光の成分の進行方向前方でかつ前記一対の反射面相互間
にそれぞれ配置され、光の各成分を光軸を中心として一
方の方向にほぼ45度回転させる一方のファラディ素子
および、光の各成分を光軸を中心として前記一方の方向
とは反対の他方の方向に向けてほぼ45度回転させる他
方のファラディ素子と、前記各ファラディ素子を通過し
た光を透過させ、前記各ファラディ素子による各成分の
回転角度と同角度に傾斜した配列方向となる液晶分子を
備えた液晶エタロンとを有する構成としてある。
【0011】また、光の入射方向に対しほぼ45度傾斜
して配置され、前記光の垂直成分を透過させると同時
に、前記光の水平成分を反射させる偏光分離素子と、こ
の偏光分離素子で分離された各光の成分の進行方向前方
にそれぞれ配置され、垂直成分を光の進行方向に向かっ
て光軸を中心として一方の方向にほぼ45度回転させる
第1のファラディ素子および、水平成分を光の進行方向
に向かって光軸を中心として前記一方の方向とは反対の
他方の方向に向けてほぼ45度回転させる第2のファラ
ディ素子と、前記第1,第2の各ファラディ素子を間に
挟んで前記偏光分離素子と反対側にそれぞれ配置され、
第1,第2の各ファラディ素子を通過した各光の成分を
互いに近付く方向に向けて交差させるべく反射させる第
1,第2の各反射面と、この第1,第2の各反射面で反
射した各光の成分を同一部位にて透過させ、前記第1,
第2の各ファラディ素子による各成分の回転角度と同角
度に傾斜した配列方向となる液晶分子を備えた液晶エタ
ロンと、この液晶エタロンを透過した各光の成分を、前
記第1,第2の各反射面で反射して進行した光軸上の逆
方向に向けて反射させ、前記液晶エタロンを再度透過さ
せる第3,第4の各反射面とを有する構成としてもよ
い。
【0012】このような構成の可変波長選択装置によれ
ば、偏光分離素子に入射して分離された光の垂直成分と
水平成分は、液晶エタロンにおいて同一部位を透過する
ため、高度な光軸調整や高い基板平面度が特に必要な
く、液晶エタロンの製造がコスト高を招くことなく容易
なものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0014】図1は、この発明の実施の一形態を示す可
変波長選択装置の全体構成図である。この可変波長選択
装置は、偏光分離素子としての偏光分離プリズム41、
一対の反射面としてのミラー43,45、一方のファラ
ディ素子47および他方のファラディ素子49、可変波
長選択フィルタとして機能する液晶エタロン51で構成
されている。
【0015】偏光分離プリズム41は、2個のプリズム
53,55相互を偏光分離膜57を間に挟んで接着剤で
接合したもので、図1にて上下方向に向けて配置された
偏光分離膜57が、入射側のコリメータレンズ59から
入射される光信号および、出射側のコリメータレンズ6
1に出射する光信号に対し、45度傾斜した状態となっ
ている。光信号は、垂直成分であるP波と水平成分であ
るS波とを含んでおり、偏光分離プリズム41に入射す
ることで、P波が透過して直進する一方、S波は反射し
て90度方向が変換する。
【0016】ミラー43は、偏光分離プリズム41中を
直進して出たP波の進行方向前方に配置され、ミラー4
5は偏光分離プリズム41中を90度方向転換して出た
S波の進行方向前方に配置されている。これら各ミラー
43,45は、偏光分離プリズム41を出たP波とS波
とをそれぞれ反射させた光が、互いに向かい合う同一光
軸上に進行するよう角度調整されている。
【0017】各ファラディ素子47,49は、各ミラー
43,45でのそれぞの反射光の進行方向前方に配置さ
れている。一方のファラディ素子47は、図2に示すよ
うに、P波が図中で右側から入射した場合を考えると、
上方に向くベクトルPV1が、図中で左方向から見て、光
の進行方向(光路)に垂直な面内にて矢印Aで示す一方
の方向としての反時計回りに45度回転させ、ベクトル
V2を有するP波とする。他方のファラディ素子49
は、図3に示すように、S波が図中で左側から入射した
場合を考えると、この入射側から見て右方向に向くベク
トルSV1が、図中で左方向から見て、光の進行方向(光
路)に垂直な面内にて矢印Bで示す他方の方向としての
時計回りに45度回転させ、ベクトルSV2を有するS波
とする。つまり、二つのファラディ素子47,49は、
磁界の方向が相互に反対となっている。
【0018】液晶エタロン51は、光軸に対して垂直に
配置され、かつ図4に示すように、液晶分子の配列方向
(破線図示)が、上記した二つのファラディ素子47,
49を通過して回転した後のP波,S波のベクトルと同
方向の角度となるよう45度傾斜した状態となるよう設
計されている。
【0019】上記した可変波長選択装置において、P波
とS波とを含んだ光信号が偏光分離プリズム41に入射
すると、P波は直進してミラー43に向かい、S波は反
射して90度方向転換しミラー45に向かう。
【0020】ミラー43で反射したP波は、ファラディ
素子47を通過することで、図2に示したように、ベク
トルが45度回転し、この状態で液晶エタロン51を透
過して波長選択がなされ、ファラディ素子49に達す
る。ファラディ素子49ではP波は、ベクトルが上記と
は逆方向に45度回転して元に戻り、ミラー45にて反
射した後、偏光分離プリズム41を透過して出射側のコ
リメータレンズ61に達する。
【0021】一方、ミラー45で反射したS波は、ファ
ラディ素子49を通過することで、図3に示したよう
に、ベクトルが45度回転し、この状態で液晶エタロン
51を透過して波長選択がなされ、ファラディ素子47
に達する。ファラディ素子47ではS波は、ベクトルが
上記とは逆方向に45度回転して元に戻り、ミラー43
にて反射した後、偏光分離プリズム41で反射して90
度方向転換し出射側のコリメータレンズ61に達する。
【0022】上記した可変波長選択装置によれば、液晶
エタロン51における波長選択位置、すなわちP波、S
波の透過位置が同一位置であるので、高精度な光軸調整
や高い基板平面度が不要となって液晶エタロン51の製
造が容易となり、コスト低下が達成される。また、P波
とS波は、光路長が同一のため位相ずれが発生しないと
ともに、二つのファラディ素子47,49により同角度
回転して同じ偏光成分となった状態で液晶エタロン51
を通過するので、偏光による損失が減少して偏波無依存
型の可変波長選択装置として機能し、さらにP波とS波
は、液晶エタロン51の同一部位にて表裏から入射およ
び出射がなされるので、P波とS波が合波する際に光軸
のずれが発生せず、信頼性の高いものとなる。
【0023】図5は、この発明の実施の他の形態を示す
可変波長選択装置の全体構成図である。この可変波長選
択装置は、偏光分離素子としての偏光分離プリズム6
3、第1,第2のファラディ素子65,67、第1,第
2の反射面としての第1,第2のミラー69,71、可
変波長選択フィルタとして機能する液晶エタロン73、
第3,第4の反射面としての第3,第4のミラー75,
77で構成されている。
【0024】偏光分離プリズム63は、前記図1で使用
したものと同様に、2個のプリズム79,81相互を偏
光分離膜83を間に挟んで接着剤で接合したもので、図
5にて上下方向に向けて配置された偏光分離膜83が、
入射側のコリメータレンズ85から入射される光信号お
よび、出射側のコリメータレンズ87に出射する光信号
に対し、45度傾斜した状態となっている。垂直成分で
あるP波と水平成分であるS波とを含む光信号が、偏光
分離プリズム63に入射すると、P波が透過して直進
し、S波は反射して90度方向が変換する。
【0025】第1,第2のファラディ素子65,67
は、偏光分離プリズム63から出射したP波,S波それ
ぞれの進行方向前方に配置されている。第1のファラデ
ィ素子65は、P波が偏光分離プリズム63側から入射
した場合を考えると、上方に向くベクトルが、光の進行
方向(光路)に垂直な面内にて一方の方向である矢印C
方向に45度回転させる。一方、第2のファラディ素子
67は、S波が偏光分離プリズム63側から入射した場
合を考えると、光の進行方向に向かって左方向(図5中
で紙面手前に向く方向)に向くベクトルが、光の進行方
向(光路)に垂直な面内にて他方の方向である矢印D方
向に45度回転させる。つまり、二つのファラディ素子
65,67は、磁界の方向が相互に反対となっている。
【0026】第1のミラー69は第1のファラディ素子
65を出たP波の進行方向前方に、第2のミラー71は
第2のファラディ素子67を出たS波の進行方向前方
に、反射面が相互に対向し、かつ各偏光成分の光軸に対
して45度傾斜した状態でそれぞれ配置されている。
【0027】液晶エタロン73は、前記図4に示したも
のと同様に、液晶分子の配列方向が、上記した第1,第
2の各ファラディ素子65,67を通過して回転した後
のP波,S波のベクトルと同方向の角度となるよう45
度傾斜した状態となるよう設計されており、P波,S波
の各光軸に対して45度傾斜した状態で配置されてい
る。
【0028】第3のミラー75は、液晶エタロン73を
通過したP波の光軸に対して垂直となる状態で、第4の
ミラー77は液晶エタロン73を通過したS波の光軸に
対して垂直となる状態でそれぞれ配置され、各ミラー7
5,77で反射したP波,S波は、各ミラー75,77
への入射時での光路を逆行することとなる。
【0029】上記した可変波長選択装置において、P波
とS波とを含んだ光信号が偏光分離プリズム63に入射
すると、P波は直進して第1のファラディ素子65に、
S波は反射し90度方向転換して第2のファラディ素子
67に、それぞれ達する。P波が第1のファラディ素子
65を通過すると、ベクトルが矢印C方向に45度回転
し、第1のミラー69で反射して液晶エタロン73を透
過して波長選択がなされる。一方、S波が第2のファラ
ディ素子67を通過すると、ベクトルが矢印D方向に4
5度回転し、第2のミラー71で反射して液晶エタロン
73を透過して波長選択がなされる。このとき、P波と
S波は、ベクトルが45度回転したことによって相互に
同一方向で、液晶エタロン73の液晶分子の配列方向と
同方向の直線偏光であるため、偏波に依存することなく
波長選択が可能となる。つまり、偏波無依存型の可変波
長選択装置として機能する。
【0030】液晶エタロン73を通過したP,S各波
は、それぞれ第3,第4の各ミラー75,77で反射し
て、入射時での光路を逆方向に進行して液晶エタロン7
3を再度透過して波長選択がなされる。これにより、こ
の可変波長選択装置は、光信号が液晶エタロン73に対
して2度通過する、いわゆるダブルパス構成となり、近
接波長の影響が小さいクロストーク特性に優れたものと
なり、より近接した多くの波長を多重化して伝送する場
合に適する。
【0031】液晶エタロン73を再度透過したP波は、
第1のミラー69で反射して第1のファラディ素子65
を通過し、ここでさらに矢印C方向にベクトルが45度
回転する。これにより、P波は、ベクトルが入射時での
方向に対して90度回転したことになってS波に変わ
り、偏光分離プリズム63で反射して90度方向転換
し、出射側のコリメータレンズ87に出射される。一
方、液晶エタロン73を再度透過したS波は、第2のミ
ラー71で反射して第2のファラディ素子67を通過
し、ここでさらに矢印D方向にベクトルが45度回転す
る。これにより、S波は、ベクトルが入射時での方向に
対して90度回転したことになってP波に変わり、偏光
分離プリズム63中を直進して出射側のコリメータレン
ズ87に出射される。
【0032】上記した図5の可変波長選択装置によれ
ば、液晶エタロン73における波長選択位置、すなわち
P波、S波の透過位置が同一位置であるので、高精度な
光軸調整や高い基板平面度が不要となって液晶エタロン
73の製造が容易となり、コスト低下が達成される。ま
た、P波とS波は、光路長が同一のため位相ずれが発生
せず、信頼性の高いものとなる。
【0033】なお、上記各実施の形態におけるファラデ
ィ素子に代えて、偏光面回転素子として液晶素子を使用
し、偏光面を45度回転させるようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、偏光分離素子に入射して分離された光の垂直成分
と水平成分は、液晶エタロンにおいて同一部位を透過す
るため、高度な光軸調整や高い基板平面度が特に必要な
く、液晶エタロンの製造がコスト高を招くことなく容易
なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す可変波長選択装
置の全体構成図である。
【図2】図1の可変波長選択装置に用いられる一方のフ
ァラディ素子の動作説明図である。
【図3】図1の可変波長選択装置に用いられる他方のフ
ァラディ素子の動作説明図である。
【図4】図1の可変波長選択装置に用いられる液晶エタ
ロンの液晶分子の配列方向を示す斜視図である。
【図5】この発明の実施の他の形態を示す可変波長選択
装置の全体構成図である。
【図6】従来例を示す可変波長選択装置の全体構成図で
ある。
【図7】他の従来例を示す可変波長選択装置の全体構成
図である。
【符号の説明】
41,63 偏光分離プリズム(偏光分離素子) 43,45 ミラー(一対の反射面) 47 一方のファラディ素子 49 他方のファラディ素子 51,73 液晶エタロン 65 第1のファラディ素子 67 第2のファラディ素子 69 第1のミラー(第1の反射面) 71 第2のミラー(第2の反射面) 75 第3のミラー(第3の反射面) 77 第4のミラー(第4の反射面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−230166(JP,A) 特開 平9−113859(JP,A) 特開 平8−5976(JP,A) 特開 平7−128532(JP,A) 特開 平5−323265(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/01 G02F 1/13 505 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の入射方向に対しほぼ45度傾斜して
    配置され、前記光の垂直成分を透過させると同時に、前
    記光の水平成分を反射させる偏光分離素子と、この偏光
    分離素子で分離されて出た各光の成分の進行方向前方に
    配置され、互いに向かい合う同一光軸上に向けて反射さ
    せる一対の反射面と、この一対の反射面で反射した各光
    の成分の進行方向前方でかつ前記一対の反射面相互間に
    それぞれ配置され、光の各成分を光軸を中心として一方
    の方向にほぼ45度回転させる一方のファラディ素子
    よび、光の各成分を光軸を中心として前記一方の方向と
    は反対の他方の方向に向けてほぼ45度回転させる他方
    ファラディ素子と、前記各ファラディ素子を通過した
    光を透過させ、前記各ファラディ素子による各成分の回
    転角度と同角度に傾斜した配列方向となる液晶分子を備
    えた液晶エタロンとを有することを特徴とする可変波長
    選択装置。
  2. 【請求項2】 光の入射方向に対しほぼ45度傾斜して
    配置され、前記光の垂直成分を透過させると同時に、前
    記光の水平成分を反射させる偏光分離素子と、この偏光
    分離素子で分離された各光の成分の進行方向前方にそれ
    ぞれ配置され、垂直成分を光の進行方向に向かって光軸
    を中心として一方の方向にほぼ45度回転させる第1の
    ファラディ素子および、水平成分を光の進行方向に向か
    って光軸を中心として前記一方の方向とは反対の他方の
    方向に向けてほぼ45度回転させる第2のファラディ素
    と、前記第1,第2の各ファラディ素子を間に挟んで
    前記偏光分離素子と反対側にそれぞれ配置され、第1,
    第2の各ファラディ素子を通過した各光の成分を互いに
    近付く方向に向けて交差させるべく反射させる第1,第
    2の各反射面と、この第1,第2の各反射面で反射した
    各光の成分を同一部位にて透過させ、前記第1,第2の
    ファラディ素子による各成分の回転角度と同角度に傾
    斜した配列方向となる液晶分子を備えた液晶エタロン
    と、この液晶エタロンを透過した各光の成分を、前記第
    1,第2の各反射面で反射して進行した光軸上の逆方向
    に向けて反射させ、前記液晶エタロンを再度透過させる
    第3,第4の各反射面とを有することを特徴とする可変
    波長選択装置。
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