JPH0933878A - 可変波長光フィルタ - Google Patents

可変波長光フィルタ

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JPH0933878A
JPH0933878A JP7184297A JP18429795A JPH0933878A JP H0933878 A JPH0933878 A JP H0933878A JP 7184297 A JP7184297 A JP 7184297A JP 18429795 A JP18429795 A JP 18429795A JP H0933878 A JPH0933878 A JP H0933878A
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JP
Japan
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plate
polarized light
fiber
wavelength
light beam
Prior art date
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Pending
Application number
JP7184297A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Yoshizawa
鐵夫 吉澤
Takashi Kurokawa
隆志 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高価で寸法の大きいコリメートレンズ、カル
サイトを使用せず、より安価で小型の構造の可変波長光
フィルタが望まれている。 【解決手段】 コリメートレンズ201、202の代わ
りに、コア拡径部1cを有する特定構造の光ファイバ1
を用いると共に、複屈折板として積層型偏光分離板25
を用いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重された光
信号の中から任意の波長の光信号のみを通過させる液晶
を用いた可変波長光フィルタに関するものである。
【0002】
【先行技術】図1は、本願に先行する出願(特願平6−
132979号)に係る可変波長光フィルタの基本構成
を示す斜視図である。図中符号101は入力ファイバ、
102は出力ファイバ、201および202はコリメー
トレンズ、24はカルサイト(方解石)からなる複屈折
板、14は1/2波長板、33は液晶セル、92は直角
プリズム、301は基板である。
【0003】図2の(a)および(b)は、図1に示し
た構成の可変波長光フィルタの動作原理を説明するため
の図であって、(a)は平面図であり、(b)は側面図
である。図2に示すように、入力ファイバ101からの
出射光はコリメートレンズ201でコリメート光Aとな
って複屈折板24に入ると、そこで、直進するP偏光と
屈折されるS偏光とに分離される。P偏光はそのまま液
晶セル33を透過し、直角プリズム92で180度光路
が変えられて再び液晶セル33、複屈折板24を通って
出力光Bの一部となる。一方、複屈折板24で屈折され
たS偏光は1/2波長板14を透過してP偏光に変換さ
れた後、液晶セル33,直角プリズム92,液晶セル3
3,1/2波長板14を通って再びS偏光に戻り、複屈
折板24でP偏光と合流して出力光Bとして出力ファイ
バ102から出力される。
【0004】液晶セル33はエタロン構造となっている
ため、液晶セル33に印加される電界の大きさに応じて
透過波長の窓の位置(共振波長)が変化する。この時、
偏光状態が異なると、それぞれ異なった位置に窓が来て
しまうため、1/2波長板14で同一偏光になるように
してある。このため、入射光ビームAが異なる偏光状態
の成分を含むものであっても、一つの共振波長の窓だけ
を設定することができる。さらに、既に説明したよう
に、上記の構成の光フィルタにあっては、入射光ビーム
Aが液晶セル33を2回透過するため、窓の形がより矩
形に近いシャープな特性となる。
【0005】
【発明が解決しようする課題】しかし、図1に示した構
造の光フィルタを実際に作製すると、高価で寸法の大き
いコリメートレンズ,カルサイトを使用しなければなら
ないため、より安価で小型の構造のものが望まれてい
る。
【0006】本発明の目的は、上述の構成の可変波長光
フィルタによる波長多重光信号の信号分離性能と同程度
の性能を発揮する小型の可変波長光フィルタを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の可変波長光フィ
ルタでは、コリメート光を得るために、コア拡大ファイ
バ(以下、TECファイバと略す)を用いている。この
TECファイバは、その外径は一定であるが、入射端部
または出射端部の近傍から、その端部にかけてコア径が
漸次拡大した構造を有するものである。
【0008】また、本発明の可変波長光フィルタでは、
偏光分離・合成を行うために、積層型偏光分離板(以
下、LPS板と略す)を用いている。
【0009】本発明は、先行技術とはコリメートレンズ
を使用しない点と、偏光分離・合成板の構造の点で相違
する。
【0010】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の可変波長光フィ
ルタに用いられるTECファイバの構造を示す概略側面
図である。TECファイバ1は、図3に示すように、ク
ラッド部1aの径は一定であるが、コア部1bの径がフ
ァイバ端面のコア拡径部1cに向かって拡大しているた
め、その端面から出射される光ビーム2は、ほぼコリメ
ート化された状態となる。従って、先行技術のように外
径の大きなコリメートレンズを用いることなく、通常の
ファイバ外径のままでコリメート光を得ることができ
る。
【0011】図4は、本発明の可変波長光フィルタに用
いられるLPS板の構造を示す概略側面図である。LP
S板25は、図4に示すように、屈折率の異なる材料が
交互に積層されたもので、積層方向に対して斜めに光ビ
ームが入射されると偏光分離を行うことができる。もち
ろん、逆に2つの偏光を入射すれば1つの光ビームにす
ることもできる。ところで、交互積層して得るLPS板
25は積層される各材料を適切に選択すると単一材料の
カルサイトなどに比較して、1/10以下の非常に短い
長さで2つの偏光を鋭く分離することができる。
【0012】従って、適切な厚さのLPS板を用いる
と、入力と出力の2本のファイバを非常に近接して配置
することができるため、組み立てた時,幅,高さを非常
に小さくすることが可能となり、さらに、コリメートレ
ンズも不用となることから、本発明の目的である小型化
を達成することができる。
【0013】図5の(a)および(b)は本発明の可変
波長光ファイバの一実施例を説明するための図であっ
て、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。図
中符号1は入力ファイバ、3は出力ファイバであって、
各ファイバは外径125μm,コア径9μmの石英製の
シングルモードファイバであり、石英ガラス製の支持台
401に固定されている。1Cおよび3Cは入力および
出力ファイバのコア拡大部であり、外径125μmが保
持されたままで先端部のコア径が50μmになるように
テーパー状に拡大されている。LPS板25は石英基板
上にα−SiとSiO2 を交互に積層させた後、積層面
に対して18度の角度で厚さ400μmに切り出して形
成されている。また、符号14は厚さ約0.3mmの1
/2波長板、30は1/2波長板と同じ厚さのガラス
板、33は液晶セル、92は光ビームの進行方向を18
0度変更する光学部品としての直角プリズムである。こ
の直角プリズム92は相互に屈折率整合性を有する透明
な接着剤で固着されて形成され、さらに基板301に接
着剤で固定されている。液晶セル33には駆動電源50
1がリード線を介して接続されている。
【0014】このような構造の可変波長光フィルタの動
作を以下に説明すると、P,S両偏光を含む光ビーム
は、第1の光ファイバとしての入力ファイバ1のコア拡
径部1cの端面から出射されてLPS板25に入ると、
その中のP偏光のみが直進してガラス板30および液晶
セル33を通過し、直角プリズム92で光路を変換さ
れ、再び液晶セル33,ガラス板30,LPS板25を
直進して第2の光ファイバとしての出力ファイバ3に入
る。
【0015】一方、S偏光はLPS板25で屈折された
後、1/2波長板14でP偏光に変換され、液晶セル3
3および直角プリズム92を通過した後、再び液晶セル
33,1/2波長板14を通過し、S偏光に戻った後L
PS板25で屈折されて出力ファイバ3に入る。この状
態で液晶セル33に駆動電源501から電界を加える
と、その大きさに応じて共振波長が変化し、特定の波長
の光ビームのみを透過させることができ、従来の発明と
同一の偏光依存性のない、かつ、液晶セルの2回通過に
よるクロストークに優れた波長可変フィルタ動作をさせ
ることができる。
【0016】このような構成の可変波長光フィルタで
は、波長1520〜1580nmの間で0.1nm間隔
の600波の光信号を光ファイバ1から入力したとこ
ろ、出力ファイバ3から、損失6dB,クロストーク2
5dB以下,偏波依存性0.2dB以下で分離された光
信号を得られることを確認した。
【0017】本実施例に係る光フィルタの全体の寸法
が、基板301を含んで、長さ20mm,高さ5mm,
幅5mmと非常に小さいのは、本発明の構造では、コリ
メートレンズがなく、また長さ10mm近いカルサイト
の代わりに0.4mmのLPS板25を用いているため
である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の可変波長
光フィルタによれば、先行技術による可変波長光フィル
タの波長多重光信号の信号分離性能を損うことなく、全
体の寸法を小さくできるので、例えば1/2インチ間隔
で実装されるプリント板への搭載が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願に先行する出願に係る可変波長光
フィルタの基本構成を示す斜視図である。
【図2】図2の(a)および(b)は、図1に示した構
成の可変波長光フィルタの動作原理を説明するための図
であって、(a)は平面図であり、(b)は側面図であ
る。
【図3】図3は、本発明の可変波長光フィルタに用いら
れるTECファイバの構造を示す概略側面図である。
【図4】図4は、本発明の可変波長光フィルタに用いら
れるLPS板の構造を示す概略側面図である。
【図5】図5の(a)および(b)は本発明の可変波長
光ファイバの一実施例を説明するための図であって、
(a)は平面図であり、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 コア拡大ファイバ(第1の光ファイバ) 1a クラッド部 1b コア部 1c コア拡径部 2 光ビーム 3 コア拡大ファイバ(第2の光ファイバ) 3a クラッド部 3b コア部 3c コア拡径部 14 1/2波長板 24 複屈折板 25 LPS板 30 ガラス板 33 液晶セル 92 直角プリズム 101 入力ファイバ 102 出力ファイバ 201,202 コリメートレンズ 301 基板 501 液晶セルの駆動電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア拡径部を端部に有する第1の光ファ
    イバと、該第1の光ファイバからの出力光を、偏波状態
    の異なる第1の光ビームと第2の光ビームとに分離する
    積層型偏光分離板と、前記第2の光ビームを透過する1
    /2波長板と、該1/2波長板を透過した前記第2の光
    ビームと前記第1の光ビームとを透過する透過波長変更
    可能な液晶セルと、該液晶セルを透過した前記第1の光
    ビームおよび前記第2の光ビームを、共に進行方向を1
    80度変更させて、再び前記液晶セルに入射させる光学
    部品と、該光学部品により前記液晶セルに再入射し、前
    記1/2波長板および前記積層型偏光分離板を経て合波
    した前記第1の光ビームおよび前記第2の光ビームを受
    光し、かつ、コア拡径部を端部に有する第2の光ファイ
    バとを含むことを特徴とする可変波長光フィルタ。
JP7184297A 1995-07-20 1995-07-20 可変波長光フィルタ Pending JPH0933878A (ja)

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