JPH0933961A - 光切替スイッチ - Google Patents

光切替スイッチ

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JPH0933961A
JPH0933961A JP18607395A JP18607395A JPH0933961A JP H0933961 A JPH0933961 A JP H0933961A JP 18607395 A JP18607395 A JP 18607395A JP 18607395 A JP18607395 A JP 18607395A JP H0933961 A JPH0933961 A JP H0933961A
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JP
Japan
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optical
output
polarization
liquid crystal
crystal cell
Prior art date
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Application number
JP18607395A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Yoshizawa
鐵夫 吉澤
Takashi Kurokawa
隆志 黒川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のものと構成・機能は基本的に同一であ
るが、大きさを非常に小型とした光切替スイッチを提供
すること。 【解決手段】 入力用光ファイバ111,112と出力
用光ファイバ113,114の出射/入射端近傍はテー
パ状に拡大されたコア部121,122,123,12
4で、一定間隔で光軸を一致させて基板3に固定し、そ
の間に該光軸を貫通するように基板に垂直方向に偏波分
離合成器911,912を固定しそれらの間にTNタイ
プの液晶セル511を透光性接着剤で固定し、電源4を
取り付ける。偏波分離合成器、LPS611〜614、
1/2波長板811,812、ガラス板711〜714
は透光性接着剤で密着固定する。LPSは積層方向に対
して所定の傾斜角度で入力した光ビームを直進する偏波
成分と屈折される偏波成分に分離し、液晶セルは電界を
印加しないときは入射光ビームの偏波面は90度回転
し、電界が印加したときは回転しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶分子の配列状態
の変化を利用して光路切替を行う光切替スイッチに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】液晶を用いた従来のクロスバ型2×2タ
イプの光切替スイッチ(特願平6−304837号)の
構造を図3に示す。同図において、入出力用光ファイバ
801,802,803および804は、それぞれコリ
メートレンズ701,702,703および704を介
して、偏波分離合成器101A,101Bとツイストネ
マチックタイプの液晶セル601に接続されている。か
かる構造の光切替スイッチ501では、入力用光ファイ
バ801および802の光信号を液晶セル601に印加
する電圧の有無によって、出力用光ファイバ803およ
び804に選択的に切り替えて出力することができる。
【0003】すなわち、偏波分離合成器101Aのカル
サイト(方解石)201で分離され直進したp1はその
ままの状態で液晶セル601に入るが、液晶セル501
に通過によって偏波が90°変換されs1′になる。s
1′は偏波分離合成器101Bのカルサイト201に入
った後斜めに進んで1/2波長板401に入って再び偏
波が90°変換されp1″になり、カルサイト102を
そのまま直進してコリメートレンズ704を介して光フ
ァイバ804に出力される。一方、偏波分離合成器10
1Aのカルサイト201で分離され斜めに進んだs1は
1/2波長板401の通過によって偏波変換されてp
1′となって液晶セル601に入りさらに偏波変換され
てs1″となる。その後、偏波分離合成器101Bのカ
ルサイト201を斜めに通過し、ガラス板302を通過
し、さらにカルサイト202を斜めに通過してコリメー
トレンズ704を介して光ファイバ804に出力され
る。
【0004】このように、液晶セル601に電圧を加え
ない場合、光ファイバ801の光信号はすべて光ファイ
バ804に出力される。なお、光ファイバ802の場合
は同様にしてすべて光ファイバ803に出力される。
【0005】以上のように、液晶セル601の両側に偏
波分離合成器101Aおよび101Bを配置することに
より、電圧の有無で光ファイバ801の出力を光ファイ
バ803または804に、また、光ファイバ802の出
力を光ファイバ804または803に選択することがで
きる。
【0006】このとき、出力用光ファイバにおけるクロ
ストークはカルサイト201での偏波分離性能により左
右されるが、カルサイトにおける偏波分離性能は40d
B以上あるため、光切替スイッチとして40dB以上の
クロストークを与えることができ、従来の偏波ビームス
プリッタを使用した場合に比較して15dB以上の改善
がある。
【0007】101a,101b,101c,101d
は光入出力ポートである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3の構成
では、コリメートレンズ701〜704の大きさは、外
径が2.5mm、長さが10mmと、ファイバ外径12
5μmより一桁以上外径が大きく、また、偏波分離合成
器101A,101Bに用いるカルサイト201,20
2はコリメートレンズ701〜704の光軸の中心間距
離2.5mm以上を確保するためには長さが10mm以
上のものが4個必要なのでカルサイトだけで40mm以
上となり、対向するコリメートレンズの長さ20mm
(10mm×2)が加わって合計60mm以上(実際に
はこの他に液晶セル、波長板などの長さが加わる)とか
なり長大となるため、小型の端末装置内に実装すること
が困難となる欠点があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、図3に示した従
来の光切替スイッチと構成および機能は基本的には同一
であるが、大きさを非常に小型とした光切替スイッチを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の光切換スイッチは、入力用の2本の光フ
ァイバと、該光ファイバからの出力光をコリメート光ビ
ームに変換するレンズと、複屈折板と1/2波長板と該
1/2波長板と厚さが等しく透明なスペーサと電圧の印
加の有無によって該光ビームの偏波状態を0度あるいは
90度変換できる液晶セルとが組み合わされて成る光路
変換部と、コリメート光ビームを受光して光ファイバに
光を導入するレンズと、出力用の2本の光ファイバとか
ら成る光切替スイッチにおいて、入力用光ファイバの出
射光のコリメート化のためのレンズを用いずに、前記入
力用光ファイバの出射端部付近のコア径が漸次拡大され
ていること、また、出力用光ファイバの入射端部付近の
コア径も同様に拡大されていること、さらに、前記複屈
折板の代わりに積層型偏波分離板が用いられていること
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、コリメート光を得るた
めにコア拡大ファイバ(以下、TECファイバと略す)
を用いることと、偏波分離合成器の偏波分離・合成板と
して積層型分離板(以下、LPSと略す)を用いること
を最も主要な特徴とする。従来の光切換スイッチとはコ
リメートレンズを使用しないことと偏波分離・合成板の
材質が異なる。
【0012】TECファイバの構造は図4のように、フ
ァイバ端面に向かってファイバ外径は変わらないでコア
1だけが次第に太くなるように作られているため、端面
から出射される光ビーム2はほぼコリメート化された状
態となる。そのため、従来の光切換スイッチのように外
径の大きなコリメートレンズを使用すること無しで通常
のファイバ外径のままでコリメート光を得ることができ
る。
【0013】一方、LPSは図5に示すように、屈折率
の異なる材料が交互積層されたもので、積層方向に対し
て斜めに光ビームを入射すると分離した2つの偏光を得
ることができる。もちろん逆に2つの偏光を入射すれば
1つにすることもできる。ところで、交互積層して得た
LPSは積層するそれぞれの材料を適切に選択すると単
一材料のカルサイトなどに比較して、非常に短い長さで
2つの偏光の出射間隔を大きくすることができる。
【0014】従って、入力と出力のそれぞれの2本の光
ファイバを非常に近接して配置することができ、また、
偏波分離合成器の長さも非常に短くすることが可能とな
り、本発明の目的である小型化を行うことができるよう
になる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0016】図1(A),(B)はそれぞれ本発明の第
1の実施例を説明する平面図と側面図である。図中、1
11,112は入力用光ファイバであり、その出射端近
傍の121,122はテーパ状に拡大されたコア部をも
つ。一方、113,114は出力用光ファイバであり、
その入射端近傍の123,124はテーパ状に拡大され
たコア部をもつ。入力用光ファイバ111,112の出
射端と、出力用光ファイバ113,114の入射端は一
定の間隔をもってそれぞれ光軸が一致するように基板3
に固定されている。両ファイバ端の間の間隙には、該光
軸を貫通するように偏波分離合成器911,912と液
晶セル511が挿入固定されている。液晶セル511は
該偏波分離合成器911,912の間に透光性接着剤で
固定されており、かつ基板3に該光軸に対して垂直方向
に該偏波分離合成器とともに固定されているとともに、
液晶セル駆動用の電源4が取り付けられている。
【0017】偏波分離合成器911と912は全く同一
構造のものであり、611〜614はLPS、811,
812は1/2波長板、711〜714はガラス板であ
る。該LPS、該波長板、該ガラス板は互いに透光性接
着剤で密着固定されている。LPS611〜614は図
5に示すように、屈折率の異なる2種類の材料、例え
ば、SiO2 とα−Siなどを交互に積層したものから
成り、積層方向に対して所定の傾斜角度で入力された光
ビームは直進する偏波成分と屈折される偏波成分に分離
される。逆に、それぞれの偏波成分を所定の位置に入力
すると、両成分が合成された光ビームを得ることができ
る。図1において、LPS611と613は偏波分離を
行うことができる傾斜角度に設定されており、LPS6
12と614は偏波合成を行うことができる傾斜角度に
設定されている。また、2枚のLPSに挟まれた1/2
波長板は透過する光ビームの偏波面を90度回転させ
る。
【0018】液晶セル511はTNタイプであり、電界
が印加されないときは、入射された光ビームの偏波面は
90度回転され、電界が印加されたときは偏波面は回転
されない。
【0019】この実施例では、光ファイバ111〜11
4は、外径が125μm、コア径が9μmのシングルモ
ード用の石英製光ファイバであり、ファイバ端面の拡大
されたコアの直径は50μmとしてあり、端面から出射
される光ビームはほぼ平行ビームとなる。また、傾斜さ
れた積層面を持つLPSは、石英基板にSiO2 とα−
Siを交互に堆積させた後、積層面に対して18度の角
度で厚さ400μmとした。また、1/2波長板81
1,812およびガラス板711〜714の厚さは約
0.3mm、液晶セル511の厚さは約2.2mmとし
た。
【0020】このような構造となっているため、その動
作は図2(A)に示すように、液晶セル511に電界が
印加されている場合は、入力用光ファイバ111および
112からの平行光ビームは偏波の分離・合成・変換を
繰り返しながら偏波分離合成器911,液晶セル51
1、偏波分離合成器912を通過してそれぞれ出力用光
ファイバ113および114に出射される。一方、液晶
セル511に電界が印加されていない図2(B)の場合
は、入力用光ファイバ111および112からの光ビー
ムは、液晶セル511に入るまでの偏波分離合成器91
1内での光ビームの偏波の分離・合成・変換状態および
経路は電界印加の場合と同一であるが、液晶セル511
を通過すると偏波面が90度変換されるため偏波分離合
成器912内での光ビームの偏波の分離・合成・変換状
態および経路は電界印加の場合とは異なり、結果的に、
入力用光ファイバ111の光ビームは出力用光ファイバ
114に、また入力用光ファイバ112の光ビームは出
力用光ファイバ113に出射される。
【0021】このように、液晶セル511への電界印加
の有無によって入力用光ビームの出力先を変えることが
できるため、図2の構造で2×2の光スイッチ機能を得
ることができる。ファイバ端面および偏波分離合成器の
端面に反射防止処理を施した状態で、挿入損失約2d
B、クロストーク30dB以上、反射減衰量約30dB
が得られた。さらに、図2の構造では、コリメートレン
ズを使用していないため、入出力用光ファイバ束の幅は
最小で250μmと非常に小さくでき、また液晶セルを
含む偏波分離合成器の厚さも4.4mmと薄くできたた
め、全長も約15mmと従来より大幅な小型化ができる
改善があった。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光スイッ
チによれば、コリメート光を得るためにTECファイバ
を用い、さらに偏波分離合成のためにLPSを用いてい
るために、非常に小型の光切替スイッチが得られる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光切替スイッチの実施例の説明図であ
って、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【図2】本発明の光切替スイッチの動作を説明する図で
あって、(A)は電界が印加されている場合、(B)は
電界が印加されていない場合を示す。
【図3】従来の液晶を用いた2×2タイプの光切替スイ
ッチの構成図である。
【図4】TECファイバの構造図である。
【図5】LPSの偏波分離状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 コア 2 出射されるコリメート光ビーム 3 基板 4 液晶セル駆動用の電源 101A,101B 偏波分離合成器 101a,101b,101c,101d 光入出力ポ
ート 111,112 (入力用)光ファイバ 113,114 (出力用)光ファイバ 121,122 拡大されたコア部 123,124 拡大されたコア部 201,202 カルサイト(方解石) 501 光切替スイッチ 511 液晶セル 601 液晶セル 611,612,613,614 LPS 701,702,703,704 コリメートレンズ 711,712,713,714 ガラス板 801,802 (入力用)光ファイバ 803,804 (出力用)光ファイバ 811,812 1/2波長板 911,912 偏波分離合成器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力用の2本の光ファイバと、該光ファ
    イバからの出力光をコリメート光ビームに変換するレン
    ズと、複屈折板と1/2波長板と該1/2波長板と厚さ
    が等しく透明なスペーサと電圧の印加の有無によって該
    光ビームの偏波状態を0度あるいは90度変換できる液
    晶セルとが組み合わされて成る光路変換部と、コリメー
    ト光ビームを受光して光ファイバに光を導入するレンズ
    と、出力用の2本の光ファイバとから成る光切替スイッ
    チにおいて、 入力用光ファイバの出射光のコリメート化のためのレン
    ズを用いずに、前記入力用光ファイバの出射端部付近の
    コア径が漸次拡大されていること、 また、出力用光ファイバの入射端部付近のコア径も同様
    に拡大されていること、 さらに、前記複屈折板の代わりに積層型偏波分離板が用
    いられていることを特徴とする光切替スイッチ。
JP18607395A 1995-07-21 1995-07-21 光切替スイッチ Pending JPH0933961A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002277208A (ja) * 2001-03-19 2002-09-25 Aisin Seiki Co Ltd 距離測定装置
US7995172B2 (en) 2006-05-31 2011-08-09 Nec Lcd Technologies, Ltd. Semitransparent liquid crystal display

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