JPH0329896Y2 - - Google Patents

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JPH0329896Y2
JPH0329896Y2 JP1988089934U JP8993488U JPH0329896Y2 JP H0329896 Y2 JPH0329896 Y2 JP H0329896Y2 JP 1988089934 U JP1988089934 U JP 1988089934U JP 8993488 U JP8993488 U JP 8993488U JP H0329896 Y2 JPH0329896 Y2 JP H0329896Y2
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female
male
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connector housing
chamber
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は一対のコネクタの嵌合解離による雌雄
端子の開放時において、外部からの電磁波や、静
電気により電流が誘起されて、上記一対のコネク
タの一方に接続された電子回路が誤動作を起こす
ことを防止する技術に関するものである。
〔従来の技術〕
自動車が衝突した際に、乗員をその衝撃から守
る装置として、エアーバツクが知られている。こ
のエアーバツクは、ガス発生剤を装填した充填室
に点火装置が取りつけてあり、点火装置には信号
線が接続され、この信号線には相対向するコネク
タを介して電源となるバツテリとスイツチである
衝突センサが接続されて、エアーバツクの回路が
形成される。そして信号線の中間に介在する上記
コネクタによつて、回路を電源側と機器側とに分
けている。自動車が衝突すると、衝突センサが感
知して点火装置に電気信号が伝わり、ガス発生剤
に点火されることにより大量のガスを一気に発生
してエアーバツクを膨らませ、乗員が衝突時の衝
撃から保護する。このエアーバツクは衝突した瞬
間に動作しなければならないが、逆に非常時以外
に動作することは絶対に避けなければならい。
このエアーバツクを点検する際に、電源側の信
号線と負荷となる機器側の信号線を接続するコネ
クタの結合を解離するが、そのときコネクタハウ
ジングの内部に設けられた雌雄の端子は開放状態
になる。このような場合に機器側の信号線のそば
にこれらと別の電線があつてそこに電流が流れ出
したり、静電気を帯びたものがあつたり、又、機
器側の端子が外部からの電磁波を受けたりする
と、これによる磁界や電界等に誘起されて、信号
線に一時的に微小電流が流れ、エアーバツクは微
小電流でも駆動されることから誤動作を起こす原
因となつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のコネクタは嵌合していな
いときは、その構造上各端子の端部が開放される
構成となつているので、上記の電流が誘起される
と全て機器側に流れてしまい、機器の誤動作を防
止できないという欠点があつた。
本考案は上記の従来技術の欠点の解消を図つた
もので、外部の磁界や電界等の影響により誘起さ
れる電流を機器側に流されないコネクタを提供す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するために、相対向
して嵌合する雌雄のコネクタハウジングにおい
て、 雄コネクタハウジングには、嵌合面側に雄端子
用の開口を有する雌端子収容室と、嵌合面側に遮
蔽壁を有する短絡部材収容室と、該短部材収容室
と前記雌端子収容室とを連通し嵌合面側に絶縁部
材用の開口を有する絶縁部材収容室とを並設し、
前記雌端子収容室内に複数の雌端子を嵌装すると
ともに、前記短絡部材収容室には各雌端子に圧接
して雌端子相互間を導通する短絡部材を弾設し、 雌コネクタハウジングには、雄端子を嵌装する
とともに、雄コネクタハウジング用の案内フード
を形成し、雌雄のコネクタが嵌合したときに前記
短絡部材と雌端子との間に嵌入する平板状に絶縁
部材を前記案内フード内に雄端子と並設して設け
たことを特徴とする。
〔実施例〕
本考案の1実施例を第1図ないし第4図を用い
て説明する。第1図において、1は雌コネクタハ
ウジング、2はこれに嵌合する雄コネクタハウジ
ング、3,3は雌コネクタハウジング1内の端子
収容室1a,1aに収容されたタブ状の一対の雄
端子、4,4は雄コネクタハウジング2内の端子
収容室2a,2aに収容された一対の雌端子であ
る。
第1図から第4図に示されるように雄コネクタ
ハウジング2の嵌合面側は、ほぼ全体が遮蔽壁
2′で被われ、内部にはこの遮蔽壁2′に穿設され
た雄端子用の開口2eを有する雌端子収容室2a
と、嵌合面側を上記遮蔽壁2′で遮蔽壁された短
絡部材収容室2bと、これらの双方を連通すると
ともに遮蔽壁2′に絶縁部材用の開口2dを有し
ている絶縁部材収容室2cとが並設されている。
短絡部材収容室2b内には、導電性で薄板の弾
性材料からなる短絡部6aに連設して長円状に曲
げた一対の弾性接触片6b,6bを形成した短絡
部材6が嵌装され、短絡部材6に設けられた係止
孔6cにハウジング内の係止突起2fが係入して
固定されている。そして、短絡部材6の弾性接触
片6b,6bは、上記絶縁部材収容室2cを通つ
て端子収容室2a内に進入し、各雌端子4,4に
圧接して雌端子4,4相互間を短絡する構成とな
つている。
短絡部材6は、短絡部材収容室2b内にあつて
嵌合面側も遮蔽壁2′で遮蔽されており、直接的
な外力によつて不意に短絡が解除されるといつた
可能性を少なくしている。
雌コネクタハウジング1には、案内フード1′
が設けられ、内部には雌端子3,3と平行にかつ
案内フード1′から外部には突出しない状態で平
板状の絶縁部材5が固設されている。この絶縁部
材5は、雌、雄のコネクタ1,2の嵌合時におい
て、雄コネクタハウジング2の嵌合面側の遮蔽壁
2′に設けられた開口2dから雄コネクタハウジ
ング2内に進入し、短絡部材6の弾性接触片6
b,6bを雌端子4,4から離間し、短絡状態を
解除するものである。絶縁部材5は、案内フード
1′の内部に引つ込んだ状態になつているので、
外力によつて案内フード1′やコネクタハウジン
グ1が変形するようなことがあつても、絶縁部材
5には影響が及ばない。
本考案においては、弾性接触片6bは雌端子4
と接触しており、その変位量は、最少だ絶縁部材
5の厚さだけあればよいことになり、いわゆるば
ねのへたりは生じにくい。これに対し、もし弾性
接触片6bが雄端子と接触していれば、弾性接触
片6bの変位量は、さらに雌端子の分も余分に変
位しなければならず、弾性接触片の変位量が大き
くなつて、へたり易くなつてしまう。
本考案では、さらに、雌端子4の弾性接触片6
bとの接触部には、第3図に示すように突台部4
aが形成されている。この突台部4aを設けるこ
とにより、雄端子3と絶縁部材5との間隔を広く
とることができ、コネクタ嵌合時に絶縁部材5が
開口2eの縁に当接して破損する等のトラブルも
防止できる。
7は電源側の信号線であり、8は負荷側の信号
線で、図示しない機器に接続されている。
第2図は雌雄のコネクタハウジングの嵌合時を
示すもので、雄端子3,3は雄コネクタハウジン
グ2の嵌合側の遮蔽壁2′に形成された雄端子用
の開口2e,2eから雄コネクタハウジング2内
に進入して雌端子4,4と嵌合する。
第3図に示すようにコネクタが嵌合していない
状態にあつては、負荷側の雌端子4,4相互に短
絡部材6の弾性接触片6b,6bが圧接して短絡
しているので、雌端子4,4間に電位差が生じる
ことがなく、機器側の回路を誤動作から保護する
ことができる。
コネクタ嵌合時は第2図に示すように、電源側
信号線7と負荷側信号線8は接続状態となるが、
前述のように絶縁部材5が開口2dから進入して
短絡部材6と雌端子4を離間させるので、両側の
雌端子4,4相互間の導通は断たれ、機器に通電
された場合に短絡事故が発生するのを防いでい
る。
また、本考案ではアース線を特に必要としない
という特徴があり、さらに、短絡部材6を取り外
せば通常のコネクタとして使用でき、汎用性があ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したような本考案によれば、コネクタ
が嵌合していないときにも、機器側のコネクタハ
ウジング内の端子相互間に電位差が生じることが
なく、機器が誤動作を起こす心配がない。
また、短絡部材がコネクタハウジング内に収容
され、しかも遮断壁によつてコネクタの嵌合側か
らも保護されているので、コネクタの嵌合を解離
して嵌合側が外部に露出している状態にあつて
も、外力が短絡部材に直接及ぶことを防止でき、
不用意に短絡状態が解除されるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示すコネクタの概
略の構成を示す斜視図、第2図は本考案によるコ
ネクタの嵌合時を示す断面図、第3図は第2図の
コネクタの嵌合していない状態を示す断面図、第
4図は本考案の雄コネクタハウジングの構成を示
す断面図である。 1……雌コネクタハウジング、2……雄コネク
タハウジング、2′……遮断壁、2a……雌端子
収容室、2b……短絡部材収容室、2c……絶縁
部材収容室、2d……絶縁部材用の開口、2e…
…雄端子用の開口、3……雄端子、4……雌端
子、5……絶縁板、6……短絡部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 相対向して嵌合する雌雄のコネクタハウジング
    において、 雄コネクタハウジングには、嵌合面側に雄端子
    用の開口を有する雌端子収容室と、嵌合面側に遮
    蔽壁を有する短絡部材収容室と、該短絡部材収容
    室と前記雌端子収容室とを連通し嵌合面側に絶縁
    部材用の開口を有する絶縁部材収容室とを並設
    し、前記雌端子収容室内に複数の雌端子を嵌装す
    るとともに、前記短絡部材収容室には各雌端子に
    圧接して雌端子相互間を導通する短絡部材を弾設
    し、 雌コネクタハウジングには、雄端子を嵌装する
    とともに、雄コネクタハウジング用の案内フード
    を形成し、雌雄のコネクタが嵌合したときに前記
    短絡部材と雌端子との間に嵌入する平板状に絶縁
    部材を前記案内フード内に雄端子と並設して設け
    たことを特徴とするコネクタ。
JP1988089934U 1987-07-17 1988-07-08 Expired JPH0329896Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988089934U JPH0329896Y2 (ja) 1987-07-17 1988-07-08

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10907587 1987-07-17
JP1988089934U JPH0329896Y2 (ja) 1987-07-17 1988-07-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0177287U JPH0177287U (ja) 1989-05-24
JPH0329896Y2 true JPH0329896Y2 (ja) 1991-06-25

Family

ID=31718647

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JP1988089934U Expired JPH0329896Y2 (ja) 1987-07-17 1988-07-08

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JPH0177287U (ja) 1989-05-24

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