JP2557726Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2557726Y2
JP2557726Y2 JP1991094788U JP9478891U JP2557726Y2 JP 2557726 Y2 JP2557726 Y2 JP 2557726Y2 JP 1991094788 U JP1991094788 U JP 1991094788U JP 9478891 U JP9478891 U JP 9478891U JP 2557726 Y2 JP2557726 Y2 JP 2557726Y2
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short
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薫 渡部
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一対の雄雌コネクタの
嵌合を解いた開放時に、機器側に接続する一方のコネク
タハウジング内に並設している電気接続用端子を短絡さ
せて、端子相互間に電位差が生じないようにすると共
に、外部電磁波や静電気により誘起された電流が機器に
流れて誤作動を起こすのを防止し、かつ、雌雄コネクタ
の嵌合時には上記短絡を解除するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタは、例えば、自動車衝
突時に膨らむエアバックの電気回路に介在させ、エアバ
ックの点検時に雌雄コネクタの嵌合を解いて開放した時
に、エアバックが誤作動を起こして膨張するのを防止す
るために用いられている。即ち、エアバック点検時に雌
雄コネクタを開放すると、コネクタ内の端子も開放状態
となり、エアバックに接続した端子に、近接配置した電
線から、あるいは外部電磁波や静電気により誘起された
電流が流れるとエアバックが誤作動を起す。そこで、開
放された端子同士を短絡させて、外部電磁波等に誘起さ
れる電流が機器側へ流れないようにして、エアバックの
誤作動発生を防止している。また、端子開放時に並設し
た端子を互いに短絡することにより、端子相互間に電位
差が生じないようにしている。
【0003】上記コネクタにおいては、短絡用素子は端
子とは別部材により形成して、コネクタハウジング内に
収容しておき、雌雄コネクタハウジングの嵌合を解いた
開放時には並列した端子に短絡用素子が接触して端子同
士を短絡させる一方、雌雄コネクタハウジングの嵌合時
には短絡用素子と端子との接触を解くようにしている。
【0004】例えば、実公平3−29896号公報のコ
ネクタでは、図8に示すように、一方のコネクタハウジ
ング1の内部に並設した端子収容室2内に収容した電気
接続用端子3,3の上部に、これら並設する端子3,3に
またがる形状とした短絡用素子4をコネクタハウジング
1の内部に設置している。上記コネクタハウジング1が
相手側コネクタハウジング5と嵌合されていない時、短
絡用素子4の両側バネ部4a,4aが端子3,3の上面に
接触して、端子3と3を短絡させている。一方、相手側
コネクタハウジング5をコネクタハウジング1に嵌合し
た時、コネクタハウジング5に設けた短絡解除板6が端
子3,3の上面と短絡用素子4の間に挿入することによ
り、短絡用素子4のバネ部4a,4aが変位して、端子
3,3を短絡状態から開放状態にしている。かつ、該コ
ネクタハウジング5に設けた端子7,7が端子3,3とそ
れぞれ接続される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、従来
は、コネクタハウジング内に別部材からなる短絡用素子
を収容しているため、コネクタハウジングの形状が複雑
になると共に大型化し、かつ、重量も増加する欠点があ
る。さらに、短絡用素子をコネクタハウジング内に組み
込むための工程が必要となると共に、該別部材の短絡用
素子を設けるために、部品点数が増加することも併せ
て、コスト高になる欠点があった。
【0006】本考案は上記欠点を解消せんとするもの
で、短絡用素子を電気接続用端子に一体に形成すること
により、別部材からなる短絡用素子を不要とする。よっ
て、コストの低下およびコネクタの小型化および低重量
化を図るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本考案は、嵌合す
る雌雄のコネクタハウジングの一方のコネクタハウジン
グ内に収容する電気接続用の端子に短絡用素子を一体的
に形成し、該コネクタハウジング内に並設する上記端子
の短絡用素子を互いに接触させる一方、他方のコネクタ
ハウジングに、嵌合時に、上記接触している短絡用素子
の間に挿入して短絡を解く解除手段を設けていることを
特徴とするコネクタを提供するものである。
【0008】具体的には、嵌合する雌雄のコネクタハウ
ジングの一方のコネクタハウジング内に並列に取容する
電気接続用の端子に、相手方端子と接触させる先端側に
電気接触部を設けると共に、その後方に順次、短絡用素
子形成部、芯線圧着バレル部、被覆電線圧着バレル部を
設け、上記短絡用素子形成部の端子並列方向の両側壁に
切り起こしにより外側へ湾曲的に突出させた弾性を有す
る短絡用素子を一体に設ける一方、上記コネクタハウジ
ング内に並設する隣接の端子の上記短絡用素子を互いに
接触させる一方、他方のコネクタハウジングに、嵌合時
に、上記接触している短絡用素子の間に挿入して短絡を
解く絶縁ピンを突設している。
【0009】
【作用】上記のように、端子に弾性を有する短絡用素子
を外方へ突出させて一体的に形成しているため、雌雄コ
ネクタハウジングの開放時には、弾性により突出した短
絡用素子が互いに接触して端子同士を短絡させることが
出来る。また、雌雄コネクタハウジングの嵌合時には絶
縁ピンの挿入により弾性に抗して短絡用素子を変位させ
端子同士の短絡をとくことが出来る。
【0010】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1において、10は雌コネクタハウジン
グ、11は雄コネクタハウジング、12は上記雌コネク
タハウジング10内に隣接して収容する雄型の電気接続
用の第1端子、13は雄コネクタハウジング11内に隣
接して収容する雌型の電気接続用の第2端子である。
【0011】上記雌コネクタハウジング10は前部側が
開口し、後部側に端子収容室14,14は中間の仕切壁
15により仕切って形成している。該仕切壁15は端子
収容部の後部側から中間部までを仕切っており、前部側
は仕切っておらず、よって、端子収容室14と14の前
部側(雄コネクタハウジング11との嵌合側)は連通状態
としている。
【0012】上記雌コネクタハウジング10に収容する
第1端子12は、図2から図4に示すように、前端より
後端にかけて、偏平な細幅板状に突出した雄型接触部1
2a、ボックス形状の短絡用素子形成部12b、芯線圧
着バレル部12c、被覆電線圧着バレル部12dを導電
性金属板を折曲加工して形成したものである。
【0013】上記ボックス形状の短絡用素子形成部12
bの左右両側壁部12e,12fには切り起こしにより外
側へ湾曲的に突出させた弾性を有する短絡用素子15
a,15bを一体に形成している。
【0014】上記第1端子12に対して、機器(図示せ
ず)に接続する電線19を圧着して取り付けている。 上
記第1端子12を雌コネクタハウジング10の端子収容
室14内に収容した状態が図1に示す状態であり、並設
する第1端子12−Iと12−IIとは端子収容室が連通
した前部側において、突出した短絡用素子15bと15
aとが互いに接触した状態となる。
【0015】雄コネクタハウジング11内にも同様に中
央部に仕切壁20を設けて端子収容室21を並設し、各
端子収容室21内に第2端子13(13−I,13−II)を
収容している。該第2端子13は前端よりボックス形状
の雌型接触部13a、芯線圧着バレル部13b、被覆電
線圧着バレル部13cを一体に形成しており、電源側に
接続する電線22に圧着している。
【0016】上記雄コネクタハウジング11は、雌コネ
クタハウジング10への挿入側の前端に閉鎖壁部11a
を設けており、該閉鎖壁部11aに第1端子12の雄型
接触部12aが貫通する一対の穴11bを穿設している
と共に、これら穴11bの間で上記仕切壁20と同一線
上に前方へ突出した短絡解除ピン23を一体に突設して
いる。該短絡解除ピン23の突出量は雌雄コネクタハウ
ジング10と11との嵌合終了時において、雌コネクタ
ハウジング10の仕切壁15の前端に当接するように設
定している。尚、当然のことながら雌雄コネクタハウジ
ングは絶縁材(絶縁樹脂)で成形しており、よって、上記
短絡解除ピン23も絶縁性を有するものである。
【0017】上記構成としていることにより、図5に示
す雌雄コネクタハウジング10と11とを嵌合していな
い状態の時は、機器側に接続した第1端子12−Iと1
2−IIとは短絡用素子15aと15bとが接触している
ため、短絡状態になっている。
【0018】一方、雌雄コネクタハウジング10と11
とを嵌合する時、図6に示すように、雄コネクタハウジ
ング11を雌コネクタハウジング10の前端開口より挿
入していく。雄コネクタハウジング11の先端の短絡解
除ピン23は第1端子12の前端の雄型接触部12aの
間に進入していき、かつ、これら雄型接触部12aは穴
11bを貫通して第2端子13の雌型接触部13a内に
挿入していく。
【0019】嵌合がさらに進むと、短絡解除ピン23が
互いに接触している短絡用素子15aと15bの間に進
入し、短絡用素子15aと15bとを弾性力に抗して短
絡用素子形成部12bのボックス内後退させる方向へ変
位させる。
【0020】嵌合終了時には、図7に示すように、短絡
用素子15aと15bの間に絶縁性を有する短絡解除ピ
ン23が介在され、第1端子12−Iと12−IIの短絡
が防止出来る。また、この時、短絡解除ピン23は仕切
壁15の前端に当接し、短絡解除ピン23は並設する第
1端子の端子収容室14を完全に分離する仕切壁の役目
を果たすこととなる。
【0021】尚、上記実施例のように、第1端子を2個
並列する場合には、隣接する側だけ短絡用素子を一体に
形成してもよい。2個以上の多数個を並列する場合に
は、実施例の如く、両側に短絡用素子を設ける必要があ
る。
【0022】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
によれば、電気接続用端子に短絡用素子を一体に形成し
ているため、別部材の短絡用素子を不要とすることがで
きる。また、該短絡用素子は端子の側面に切り起こして
形成しているだけで、スペースをとらないため、短絡用
素子を収容することによるコネクタハウジングの大型化
および重量増加を防止することが出来る。さらに、短絡
用素子をコネクタハウジングに組み付ける作業も不要と
でき、コストの大幅な低減を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のコネクタの実施例を示す断面図であ
る。
【図2】 上記実施例の電気接続用端子の平面図であ
る。
【図3】 上記端子の一部拡大斜視図である。
【図4】 上記端子の要部断面図である。
【図5】 上記実施例のコネクタを嵌合していない状態
を示す斜視図である。
【図6】 上記実施例のコネクタの嵌合途中の斜視図で
ある。
【図7】 上記実施例のコネクタの嵌合終了時の斜視図
である。
【図8】 従来例の斜視図である。
【符号の説明】
10 雌コネクタハウジング 11 雄コネクタハウジング 12 第1端子 13 第2端子 15a,15b 短絡用素子 23 短絡解除ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合する雌雄のコネクタハウジングの一
    方のコネクタハウジング内に並列に収容する電気接続用
    の端子に、相手方端子と接触させる先端側に電気接触部
    を設けると共に、その後方に順次、短絡用素子形成部、
    芯線圧着バレル部、被覆電線圧着バレル部を設け、上記
    短絡用素子形成部の端子並列方向の両側壁に切り起こし
    により外側へ湾曲的に突出させた弾性を有する短絡用素
    子を一体に設ける一方、 上記コネクタハウジング内に並設する隣接の端子の上記
    短絡用素子を互いに接触させる一方、他方のコネクタハ
    ウジングに、嵌合時に、上記接触している短絡用素子の
    間に挿入して短絡を解く絶縁ピンを突設していることを
    特徴とするコネクタ。
JP1991094788U 1991-11-19 1991-11-19 コネクタ Expired - Fee Related JP2557726Y2 (ja)

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JPH0545957U JPH0545957U (ja) 1993-06-18
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5328290A (en) * 1976-08-30 1978-03-16 Toyota Motor Corp Connector

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5328290A (en) * 1976-08-30 1978-03-16 Toyota Motor Corp Connector

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