JPH03297637A - 積層体 - Google Patents

積層体

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JPH03297637A
JPH03297637A JP9973490A JP9973490A JPH03297637A JP H03297637 A JPH03297637 A JP H03297637A JP 9973490 A JP9973490 A JP 9973490A JP 9973490 A JP9973490 A JP 9973490A JP H03297637 A JPH03297637 A JP H03297637A
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JP
Japan
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adhesive
layer
rubber
ethylene
pts
Prior art date
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Application number
JP9973490A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Imai
英幸 今井
Hiroshi Yokoi
横井 宏
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用部品としての防振ゴム等に利用され
る積層体に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、自動車用エンジンの高出力化、エンジンルームの
コンパクト化に伴って、防振ゴム等の部品に対して耐熱
性の要求が高まっている。この防振ゴムはゴムと金具と
の組合わせで構成され、過酷な使用条件にも耐えられる
ように、ゴムと金具とが加硫接着又は後加硫接着されて
いる。このような金属の被着体に接着剤を塗布する場合
、接着強度を向上させるために、予め金属に下塗り剤を
施す方法がある。この下塗り剤としては、塩化ゴムにグ
リシジルメタクリレートを反応させて得たグリシジルメ
タクリレート変性塩化ゴムに対し、白色充填剤、加硫剤
及びフェノール樹脂を配合したものが知られている(特
開平1−245077号公報)。
また、エチレン−プロピレン−非共役ジエン三元共重合
物(EPDM)とステンレス(SUS)との加硫接着用
に用いるステンレス被着面の下塗り剤としては、塩化ゴ
ムに対し、エポキシ基を有するシラン化合物を混合した
ものが知られている(特開昭55−89374号公報)
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、金属と耐熱性のあるエチレン−アクリレート
共重合体からなるゴムとの間の接着力を向上させるため
には、上記従来の下塗り剤を適用するだけでは初期接着
強度や加熱後の金属層と下塗り剤層との接着強度が十分
に発揮されないという問題点があった。
本発明の目的は、金属とエチレン−アクリレート共重合
ゴムとの間の接着力が初期及び加熱後のいずれも優れた
積層体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本発明では金属層と、エ
ポキシ基を有するシラン化合物がフェノール樹脂と塩化
ゴムを主成分とする接着剤の固形分100重量部に対し
て10〜55重量部配合されて形成された下塗り剤層と
、クロルスルホン化ポリエチレンからなる接着剤で形成
された接着剤層と、エチレン−アクリレート共重合ゴム
よりなるゴム層とからなるという手段を採用している。
次に、上述した本発明の各構成要件について説明する。
金属層を構成する金属は、通常鋼板、ステンレス鋼板等
の鉄系材料、アルミ合金材料が使用される。
下塗り剤層を形成する下塗り剤に配合するエポキシ基を
有するシラン化合物は、例えばγ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、β−(3゜4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシラン等の分子内にエポ
キシ基を有するシランカップリング剤が使用される。こ
れらのシラン化合物は1種又は2種以上の混合物が用い
られる。
なお、本発明では、アミノ基を有するシラン化合物等は
、接着強度を向上させる効果が少ないので不適当である
このシラン化合物の配合割合は、フェノール樹脂と塩化
ゴムを主成分とする接着剤100重量部に対して10〜
55重量部の範囲である。この配合割合が10重量部未
満では接着強度を向上させることができず、55重量部
を越えるとシラン化合物が不純物となって残り、かえっ
て下塗り剤層と接着剤層との接着強度が低下する。
この下塗り剤は通常、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素、トリクロルエタン、トリクロルエチレン等の塩
素化炭化水素、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン等のケトン類の如き有機溶剤に溶解又は懸濁させ
て使用される。また、下塗り剤の塗布方法としては、浸
漬法、刷毛塗り法、スプレー法等が採用される。
次に、接着剤層を形成する接着剤は、クロルスルホン化
ポリエチレンからなるものであり、この接着剤は耐熱性
が良く、また後述するゴムとの反応性も良い。従って、
金属とエチレン−アクリレート共重合ゴムとの接着には
好適である。
ゴム層を構成するゴムはエチレン−アクリレート共重合
ゴムである。このゴムはエチレンとアクリル酸エステル
を含有する単量体混合物を共重合させたものであり、例
えばエチレン、アクリル酸メチル等のアクリル酸エステ
ル、アクリル酸等の不飽和カルボン酸を共重合させるこ
とにより得られる。このゴムは耐熱性に優れているので
、加熱される部分の材料として好適なものである。
〔作用〕
前記手段を採用したことにより、下塗り剤層を形成する
エポキシ基を有するシラン化合物が加水分解性基やエポ
キシ基等に基づく反応等の作用により金属層と下塗り剤
層との間の接着力を向上させるとともに、接着剤層を形
成するクロルスルホン化ポリエチレンからなる接着剤が
下塗り剤層とゴム層との間の反応に関与し、かつ相溶性
に基づく親和力により両者間の接着力を向上させること
により、金属層とゴム層との間の接着力が向上するもの
と考えられる。
〔実施例1.2及び比較例1〜4〕 以下に本発明を具体化した実施例を第1図に基づき、ま
た比較例と対比して説明する。
(1)積層体の作製 第1図に示すように、本実施例の積層体1は鋼板製の金
属層2の上面に下塗り剤層3が形成され、同下塗り剤層
3の上面に接着剤層4が形成され、さらに接着剤層4の
上面にゴム層5が形成されることによって構成され、上
記金属層2の下面には把持部6が取付けられている。
また、上記ゴム層5の上面には接着剤層4が形成され、
同接着剤層4の上面には下塗り剤層3が形成され、同下
塗り剤層3の上面には金属層2が形成され、また同金属
層2の上面には把持部6が取付けられている。そして、
金属層2とゴム層5との間の接着強度が測定できるよう
になっている。
上記下塗り剤層3を形成する下塗り剤は、フェノール樹
脂と塩化ゴムを主成分としたもの(米国ロード社製の商
品名ケムロック205)に、エポキシシラン(トーレシ
リコーン社製の商品名SH6040)を添加してなるも
のである。また、接着剤層4を形成する接着剤は、クロ
ルスルホン化ポリエチレンからなるゴム/金属加硫接着
用の接着剤(米国ロード社製の商品名ケムロック234
B)である。なお、ゴム層5を形成するゴムはエチレン
−アクリル共重合エラストマーである。
(2)接着性試験 初期接着性: 接着面積を3.8 crlとして引張強度を測定し、併
せて破壊状態も調べた。
破壊状態は次のような基準で判定した。
R;ゴム層5の破壊(R100は□接着面の100%が
ゴム層5の破壊であることを示す。
RC;ゴム層5と接着剤層4との間の破壊CP;下塗り
剤層3と接着剤層4との間の破壊 M;金属層2と下塗り剤層3との間の破壊熱老化後の接
着性: 200℃で20時間放置した後、常温で引張強度を測定
し、併せて破壊状態も調べた。
これらの結果を下記表−1に示す。
表−1 なお、表−1中のシラン化合物は下塗り剤層3を形成す
るエポキシシランであって、接着剤の固形分100重量
部に対する割合を示す。また、比較例4は接着剤として
塩化ゴムを主成分とする接着剤(米国ロード社製の商品
名ケムロック220)を使用したものである。
上記表−1の結果から、実施例1及び2では初期接着強
度及び熱老化後の接着強度のいずれもゴム層5が破壊す
るほど高い。一方、シラン化合物の配合割合が過少の場
合(比較例1及び2)には熱老化後の接着強度が低下し
、シラン化合物が過大の場合(比較例3)には初期接着
強度が低く、熱老化後の接着強度も低い。また、接着剤
としてクロルスルホン化ポリエチレン以外の接着剤を使
用した場合(比較例4)には熱老化後の接着強度が低い
〔発明の効果〕
本発明の積層体は、金属層とエチレン−アクリレート共
重合ゴムからなるゴム層との間の初期接着力が優れ、し
かも加熱後も接着力が十分に維持されるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を表し、接着強度を測定するた
めの積層体を示す断面図である。 2・・・金属層、3・・・下塗り剤層、4・・・接着剤
層、5・・・ゴム層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、金属層(2)と、エポキシ基を有するシラン化合物
    がフェノール樹脂と塩化ゴムを主成分とする接着剤の固
    形分100重量部に対して10〜55重量部配合されて
    形成された下塗り剤層(3)と、クロルスルホン化ポリ
    エチレンからなる接着剤で形成された接着剤層(4)と
    、エチレン−アクリレート共重合ゴムよりなるゴム層(
    5)とからなる積層体。
JP9973490A 1990-04-16 1990-04-16 積層体 Pending JPH03297637A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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