JPH0329605Y2 - - Google Patents

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JPH0329605Y2
JPH0329605Y2 JP13463185U JP13463185U JPH0329605Y2 JP H0329605 Y2 JPH0329605 Y2 JP H0329605Y2 JP 13463185 U JP13463185 U JP 13463185U JP 13463185 U JP13463185 U JP 13463185U JP H0329605 Y2 JPH0329605 Y2 JP H0329605Y2
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swash plate
cushion
cylinder
piston
pressure
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、クツシヨン機構によるクツシヨン圧
力で作動するブレーキを備えた流体圧シリンダに
関するものである。
[従来の技術] シリンダにおけるストローク端近傍において、
ピストンロツドに設けたクツシヨンリングをシリ
ンダ側に設けたクツシヨンパツキングに嵌入さ
せ、それによりシリンダの圧力室に排出流体を一
時的に封じ込めて、クツシヨン作用を発揮させる
ようにした流体圧シリンダは、例えば実開昭58−
101006号公報に示されているように、既に知られ
ている。
上記クツシヨンリングとクツシヨンパツキング
とよりなる公知のクツシヨン機構は、構造が簡単
かつ小形で低価格である。クツシヨンバルブによ
つてクツシヨン作用を簡単に調整できる等の利点
を有するが、ピストンのストローク端近傍におい
てクツシヨン機構で圧力室に封じ込めたクツシヨ
ン圧力が、ピストンに緩衝力を与えるものである
ため、負荷が大きく、速度が早くなるなどでピス
トンの慣性力が大きくなると、ピストンを停止さ
せる緩衝力が不足して、ピストンがストローク端
においてシリンダに衝突するおそれがあつた。
また、ピストンとシリンダの衝突を回避するた
めに、クツシヨン圧力によるピストンの緩衝力を
大きくすると、クツシヨン機構で封じ込められた
流体の圧力エネルギーによつて、ピストンがスト
ローク端において跳ね返る現象を生ずることにな
る。
本考案らは、上述の欠点を解決するために、第
4図に示すように、両端にヘツドカバー2とロツ
ドカバー3とを有するシリンダチユーブ1に嵌挿
したピストンロツド6に、ブレーキシユー7a,
7bを遊嵌させ、ピストン5とブレーキシユー7
a,7bとの間にブレーキスプリング8a,8b
を設けて、ピストン5のストローク端近傍でブレ
ーキシユー7a,7bをピボツト9a,9bに当
接させてブレーキシユー7a,7bをピストンロ
ツドに対して傾斜させ、これによつてピストンロ
ツド6に制動力を作用させるようにした流体圧シ
リンダを提案した(実願昭60−51901号(実開昭
61−175604号))。
上記既提案の流体圧シリンダは、簡単な構成に
よつてピストンロツドに制動力を作用させること
ができる利点を有するが、クツシヨン圧力による
緩衝力を利用していないので、高負荷、高速で駆
動するピストンをストローク端で確実に停止させ
るためには、ブレーキシユーによる制動力を大き
くしなければならなかつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、ピストンにクツシヨン圧力による緩
衝力を作用させるとともに、該クツシヨン圧力に
よつてピストンに制動力を作用させて、ピストン
が高負荷、高速で駆動する場合であつても、スト
ローク端で確実に停止させることができ、しかも
制動機構をコンパクトに、かつ組立て容易にした
ブレーキ付き流体圧シリンダを得ることを、解決
すべき問題点とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、シリンダのストローク端において、
ピストンロツドに設けたクツシヨンリングを、シ
リンダ側に設けたクツシヨンパツキングに嵌入さ
せ、それによりシリンダの圧力室に排出流体を一
時的に封じ込めて、クツシヨン作用を発揮させる
ようにした流体圧シリンダにおいて、シリンダカ
バー内に、圧力室側が開口し内底部が通路によつ
てポートに連通している斜板収容凹所を設け、該
凹所の口縁側に設けたストツパと凹所内底部の偏
心位置に設けたピボツトとの間に、上記クツシヨ
ンパツキングを有する斜板を嵌装し、該斜板にそ
れを上記ストツパに当接させる斜板ばねを作用さ
せ、該斜板を、上記ピボツトに当接させた状態で
圧力室に封じ込めた圧力流体によりピストンロツ
ドの軸線方向に対して傾斜可能とし、それによつ
て上記問題点を解決したものである。
[作用] 流体圧シリンダの一方の圧力室に高圧空気を供
給し、他方の圧力室の空気を排出すると、ピスト
ンは空気を排出した側の圧力室方向に摺動する。
その際、供給される高圧空気は斜板とピストンロ
ツドとの間隙を通つてピストンに作用する。
上記ピストンのストローク端近傍で、クツシヨ
ンリングが斜板に設けたクツシヨンパツキングに
嵌入すると、圧力室を一時的に密閉状態にするの
で、その圧力室の圧力上昇によるクツシヨン圧力
が生じ、このクツシヨン圧力によつてピストンが
緩衝力を受ける。
また、上記クツシヨン圧力によつて斜板がピボ
ツトに当接すると、斜板に偏心力が作用して該斜
板がピストンロツドの軸線に対して傾斜し、その
内周面の角部がクツシヨンリングに圧接するの
で、ピストンに上記クツシヨン圧力による緩衝力
と同時にブレーキシユーによる制動力が作用し、
ピストンが高負荷、高速度で駆動していても、ス
トローク終端においてシリンダに衝突したり、跳
ね返つたりすることなく、確実に停止する。
[実施例] 第1図は本考案の第1実施例を示し、シリンダ
11は、シリンダチユーブ12の端部にヘツドカ
バー13及びロツドカバー14を適宜手段で一体
に結合することにより構成されている。
一方、シリンダ11内を摺動するピストン15
及びその両側のクツシヨンリング16,16は、
ピストンロツド17の縮径部に嵌挿されてピスト
ンナツト18で固定され、上記クツシヨンリング
16,16はその外径がピストンロツド17より
大径に形成されている。
ヘツドカバー13及びロツドカバー14は、ピ
ストン15側が開口している斜板収容凹所21を
有し、該凹所21の内底部は、クツシヨンリング
16が遊挿可能な通路22によつて、高圧空気給
排用のポート23に連通されている。また、カバ
ー13,14は、斜板収容凹所21の内底部の偏
心位置に、ピボツト24が嵌入固着されるピボツ
ト孔25を有し、このピボツト孔25と上記通路
22とを連通させる連通孔26には、絞りによつ
て流量を調整可能としたクツシヨンバルブ27が
設けられている。
上記ピボツト24は、先端半球状のピボツト面
にゴム等の柔軟性材料によるライニング28を施
し、軸線方向に貫通した排出通路29が設けられ
ている。
一方、上記斜板収容凹所21の底部は、ピボツ
ト孔25の反対側位置にばね座32を備え、該凹
所21に傾斜可能に遊嵌された環状の斜板31
は、上記ばね座32に挿入された斜板ばね33の
付勢力によつて、斜板収容凹所21の内周の溝に
固定されたストツパ34に押圧されている。
斜板31は、外周の凹溝に装着されたシールリ
ングによつて斜板収容凹所21との間がシールさ
れるとともに、内周には、カバー13,14側
に、上述のクツシヨンリング16が密接挿入され
るクツシヨンパツキング37が、その反対側にブ
レーキシユー39がそれぞれ設けられ、また上述
のピボツト24に対応する箇所にピボツト24の
ピボツト面に当接する球面状の凹部と、該凹部の
底部に開口してピボツト24の排出通路29と合
致する排出通路41が貫通形成されている。
ロツドカバー14は、第1図に示すように、ロ
ツド孔42が貫設されており、ピストンロツド1
7は、このロツド孔42を通してシリンダ11外
に気密に導出されている。
なお、第2図に示すように、上記クツシヨンパ
ツキング37とブレーキシユー39の配列を逆に
して、シリンダ11の圧力室19側にクツシヨン
パツキング37を、カバー13,14側にブレー
キシユー39を設けてもよく、また、斜板31に
ブレーキシユーを設ける代りに、斜板31自体を
ブレーキシユーとすることもできる。
斜板31又はブレーキシユー39は、金属粉末
を焼結したメタリツク材、磁器材料と金属の粉末
を焼結したサーメツト等で形成されているが、斜
板31又はブレーキシユー39に代えて、クツシ
ヨンリング16を上述の材料で形成することもで
きる。
次に、上記第1実施例の作動を説明する。
第1図は高圧空気がロツド側のポート23から
ロツド側の圧力室19に供給され、ヘツド側の空
気がヘツド側のポート23を通つて外部に放出さ
れて、ピストン15が右方のストローク端に達し
た状態を示している。
この状態で高圧空気の給排を切換えて、高圧空
気をヘツド側のポート23からヘツド側の圧力室
19に供給し、ロツド側の空気をロツド側のポー
ト23から排出すると、ヘツド側の圧力室19に
供給された高圧空気によつて、ピストン5は第1
図で左方へ摺動する。
上記ピストン15の左方への摺動によつてロツ
ド側のクツシヨンリング16が斜板31に設けた
クツシヨンパツキング37に嵌入すると、ロツド
側の圧力室19が一時的に密閉状態とされるの
で、内圧が急激に上昇する。この内圧は、クツシ
ヨン圧力としてピストン15に緩衝力を与えると
ともに、斜板31に作用してそれをピボツト24
に当接させ、斜板ばね33の付勢力に抗してピス
トンロツド17の軸線に対して傾斜させるので、
ブレーキシユー39がクツシヨンリング16を圧
接して、ピストンロツド17に制動力を加える。
したがつて、ピストン15にはクツシヨン圧力
による緩衝力とブレーキシユー39による制動力
とが付加されるので、ピストン15が高速、高負
荷で駆動していても、ストローク終端近辺で確実
に停止する。
ロツド側の圧力室19に封じ込められた空気
は、排出通路41,29、ピボツト孔25、連通
孔26、クツシヨンバルブ27を通つて徐々にロ
ツド側のポート23に排出され、クツシヨン圧力
が低下すると、斜板31はブレーキスプリング2
3の付勢力によつてもとの状態に復帰し、ブレー
キシユー39による制動力は解除される。
排出通路41,29を通じるクツシヨン圧力の
放出は、ピボツト24に設けたライニング28に
よつて通路41,29が気密に接続されるので、
圧力室19のクツシヨン圧力が排出通路41から
直接ポート23にリークすることが防止される。
上述のクツシヨンリング16とクツシヨンパツ
キング37とによるクツシヨン圧力及びブレーキ
シユー39による制動力の大きさは、クツシヨン
バルブ27の絞り量を変えることによつて調整す
ることができ、クツシヨンバルブ27の絞りの開
度を小にするとクツシヨン圧力及び制動力が増大
し、絞りの開度を大にするとそれらが減少する。
第3図は本考案の第2実施例を示し、この第2
実施例では、第1実施例において斜板31及びピ
ボツト24に設けた排出通路41,29に代え
て、カバーに設けた連通孔26を、直接圧力室1
9に連通させている。
第2実施例の他の構成及び作用は第1実施例と
同じなので、主要部分に第1実施例と同一の符号
を付して、詳細な説明は省略する。
なお、上記各実施例は、シリンダのヘツド側と
ロツド側の両方にクツシヨン機構及びブレーキ機
構を設けているが、必要によりヘツド側又はロツ
ド側のいずれか一方に設けることができる。
[考案の効果] 本考案は、ピストンのストローク端近傍におい
て、ピストンがクツシヨン圧力による緩衝力を受
けるとともに、該クツシヨン圧力によつて斜板が
ピストンロツドに制動力を加えるので、ピストン
が高速、高負荷で駆動する場合であつても、ピス
トンをストローク端で確実に停止させることがで
きる。
また、ブレーキシユー、ブレーキスプリング、
及びピボツト等よりなるブレーキ機構は、カバー
に内蔵されているので、コンパクトに構成でき、
しかもブレーキ機構を組込んだカバーをシリンダ
チユーブに取付けることでシリンダが組立てられ
るので、流体圧シリンダの組立てが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の縦断側面図、第
2図は斜板の他の構成例を示す縦断側面図、第3
図は本考案の第2実施例の要部の縦断面図、第4
図は既提案のブレーキ付き流体圧シリンダの縦断
側面図である。 11……シリンダ、15……ピストン、16…
…クツシヨンリング、17……ピストンロツド、
19……圧力室、21……斜板収容凹所、23…
…ポート、24……ピボツト、31……斜板、3
3……斜板ばね、34……ストツパ、37……ク
ツシヨンパツキング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダのストローク端において、ピストンロ
    ツドに設けたクツシヨンリングを、シリンダ側に
    設けたクツシヨンパツキングに嵌入させ、それに
    よりシリンダの圧力室に排出流体を一時的に封じ
    込めて、クツシヨン作用を発揮させるようにした
    流体圧シリンダにおいて、 シリンダカバー内に、圧力室側が開口し内底部
    が通路によつてポートに連通している斜板収容凹
    所を設け、該凹所の口縁側に設けたストツパと凹
    所内底部の偏心位置に設けたピボツトとの間に、
    上記クツシヨンパツキングを有する斜板を嵌装
    し、該斜板にそれを上記ストツパに当接させる斜
    板ばねを作用させ、該斜板を、上記ピボツトに当
    接させた状態で圧力室に封じ込めた圧力流体によ
    りピストンロツドの軸線方向に対して傾斜可能と
    したことを特徴とするブレーキ付き流体圧シリン
    ダ。
JP13463185U 1985-09-03 1985-09-03 Expired JPH0329605Y2 (ja)

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JPS6241910U JPS6241910U (ja) 1987-03-13
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