JPH03295556A - 浴槽システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、浴槽内水に気泡を噴出させるエアブロ−機構
と、浴槽内水を清浄化する濾過機構とを備えた浴槽シス
テムに関する。

〈従来の技術〉 エアブロ−機構は、浴槽底面から浴槽内水に噴出する多
数の気泡によって入浴者の全身を包み込み、入浴者に、
対してマツサージ効果とともに快適な入浴感を与えるも
のである。

このエアブローでは、その気泡によって身体の垢がとれ
やすくなるため、浴槽内水が運転継続とともに次第に汚
れてくることが判った。このことから、快適入浴性が損
なわれるので、濾過機構を駆動して汚れを除去する必要
がある。

濾過機構は、浴槽内水を取り出して濾過槽にまで導いて
濾過することによって清浄化し、それを浴槽内へ還流す
るものである。なお、濾過運転は急速濾過（強運転）と
低速濾過（弱運転）とが使い分けられるようになってい
る。

従来、エアブロ−機構と濾過機構とは各々単独で使用さ
れるものであって、それぞれ入浴者の操作に応して、運
転が実行される。ゆえに、エアブロ−運転と濾過運転と
を併用することが可能になっている。

〈発明が解決しようとする課題〉 エアブロ−モードを楽しみながら入浴している人は、−
船釣には、浴槽内水の汚れがある程度以上に進行してき
たときにそのことに気付き、そのとき初めて濾過モード
を併用する。

しかし、このような状況においては、すでに浴槽内水が
汚れているので、入浴者は不快な気分をあじわうことに
なる。しかも、入浴者が、濾過モードを機能させるため
の操作を行わなければならず、面倒である。

また、濾過機構を運転させる際に、もし、急速濾過モー
ドを選択した場合には、清浄水が浴槽内水へ還流する勢
いが強過ぎるため、エアブロ−の気泡の流れが乱れてし
まい全身を包み込まなくなったり、還流水が入浴者の身
体に強く当たったりするために、本来の比較的粗やかな
エアブロ−モードを楽しむことができなくなる。但し、
低速濾過モードを選択した場合には、そのような問題は
生じない。つまり、エアブロ−モード時においては低速
濾過モードを選択せねばならず、操作の煩わしさを実感
することになる。

本発明は、このような事情に鑑みて創案されたものであ
って、煩わしい操作なしに、浴槽内水の汚れを防止して
、快適なエアブロ−浴を楽しめるようにすることを目的
としている。

く課題を解決するための手段〉 本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成をとる。

本発明の浴槽システムは、エアブロ−機構と、濾過機構
と、制御部とを有し、前記エアブロ−機構は、浴槽の底
面から浴槽内水に気泡を噴出するものであり、前記濾過
機構は、浴槽から浴槽内水を吸い込んでこれを濾過した
後の清浄水を浴槽内水に還流するものであり、前記制御
部は、前記エアブロ−機構の運転と同時に前記濾過機構
を低速濾過モードで運転するようにエアブロ−機構と濾
過機構とを制御するものである。

〈作用〉 入浴者がエアブロ−モードを選択すると、制御部は、エ
アブロ−機構の運転と同時に濾過機構をも運転する。但
し、このとき、濾過機構は低速濾過モードで運転する。

したがって、エアブロ−の気泡によって身体から落ちた
垢は直ちに濾過によって清浄化されるため、浴槽内水の
汚れが進行することがない。しかも、この濾過は必ず低
速濾過モードで行われるから、エアブロ−の気泡の流れ
を乱すことがなくて気泡が全身を包み込む状態が保たれ
、また、濾過後の清浄水の還流が穏やかであるので入浴
者の身体に圧迫感を与えることがない。さらに、入浴者
にとっては、エアブロ−機構の運転操作を行うだけでよ
く、従来のように途中で濾過機構を低速濾過モードで運
転させるための操作を行う必要がない。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

ここでは、エアブロ−機能および濾過機能とともに、ジ
ェントｌ！ｌ能とフォール機能とを併せもった浴槽シス
テムを例に挙げて説明する。

第１図および第２図において、２は浴槽、４は位相制御
可能なエアポンプ、６は消音タンク、８は分流用のヘッ
ダ、１０は浴槽２の底壁に複数設けられたエアブロ−ノ
ズルである。エアポンプ４と複数のエアブロ−ノズル１
０のヘッダ８とは配管接続されており、エアポンプ４の
下流側近傍に消音タンク６が介在されている。

以上のエアポンプ４．消音タンク６、ヘッダ８゜エアブ
ロ−ノズル１０およびそれらを接続する配管をもって、
浴槽２の底面から浴槽内水Ｗに対して、入浴者を包み込
むようにして気泡を噴出するエアブロ−機構Ａが構成さ
れている。

なお、消音タンク６は、エアポンプ４が商用電源によっ
て駆動されることに起因して圧送エアが断続流となり浴
槽２に共鳴音を発生することを防止するものであるが、
この消音タンク６の有無は特に限定されない。

１２は浴槽２の底壁に設けられた吸込み口、１４は循環
ポンプ、５０は気水分離タンク、５２は水位スイッチ、
５４はエア抜き弁、５６は濾過槽、５８はエア抜き弁、
６０および６２は三方弁、６４は排水管である。循環ポ
ンプ１４の吸入側は吸込み口１２に接続され、吐出側は
気水分離タンク５０に接続されている。気水分離タンク
５０の出口は三方弁６０を介して濾過槽５６の上部に接
続され、濾過槽５６の下部は三方弁６２を介して循環ポ
ンプ１４の吸入側に接続されている。気水分離タンク５
０の短絡出口は三方弁６２を介して濾過槽５６の下部に
接続され、濾過槽５６の上部は三方弁６０を介して排水
管６４に接続されている。

循環ポンプ１４の吐出側は、分岐されて、分流用のヘッ
ダ１６および水量切換弁２０を介して浴槽２の側壁の足
側に設けられた清浄水運流ノズル２４に対して配管接続
されている。

以上の吸込み口１２、循環ポンプ１４、気水分離タンク
５０、三方弁６０、濾過槽５６、三方弁６２、水量切換
弁２０、清浄水運流ノズル２４およびこれらを接続する
配管をもって、浴槽２から浴槽内水Ｗを吸い込んでこれ
を濾過した後の清浄水を浴槽内水Ｗに還流する濾過機構
りを構成している。

１８はヘッダ１６に接続された水量切換弁、２２は浴槽
２の側壁の背側に設けられた背側ジェットノズル、２６
はエアサーボである。水量切換弁１８は背側ジェットノ
ズル２２に接続され、エアサーボ２６は背側ジェットノ
ズル２２のエア吸込み口に接続されている。エアサーボ
２６は、背側ジェットノズル２２において勢いよく噴射
される水流に起因して生じる負圧により、外気からエア
を吸引するものであり、その間度調整によって吸引エア
量が調整可能になっている。清浄水運流ノズル２４にも
エア吸込み口が設けられ、このエア吸込み口に対しても
エアサーボ２６が接続されている。したがって、循環ポ
ンプ１４から清浄水運流ノズル２４に圧送される水量が
大きいときには、清浄水運流ノズル２４は、背側ジェッ
トノズル２２と同様の足側ジェットノズルとして機能す
ることになる。

吸込み口Ｉ２、循環ポンプ１４、ヘッダ１６、水量切換
弁１Ｂ、２０、エアサーボ２６、背側ジェットノズル２
２、足側ジェットノズルを兼ねる清浄水運流ノズル２４
およびそれらを接続する配管をもって、浴槽２から浴槽
内水Ｗを吸い込んでこれにエアを混入させたジェット流
を浴槽２の側壁から浴槽内水Ｗに還流噴射するジェット
機構Ｂを構成している。

２８．３０は開閉弁、３２．３４は浴槽２の上部の背側
と足側とに設けられた背側フォールノズルと足側フォー
ルノズルである。開閉弁２８は、ヘッダ１６と背側フォ
ールノズル３２との配管系に介在され、開閉弁３０は、
ヘッダ１６と足側フォールノズル３４との配管系に介在
されている。

吸込み口１２、循環ポンプ１４、ヘッダ１６、開閉弁２
Ｂ、３０、背側フォールノズル３２、足側フォールノズ
ル３４およびそれらを接続する配管をもって、浴槽２か
ら浴槽内水Ｗを吸い込んでこれを浴槽２の上部からフォ
ール流として浴槽内水Ｗに落流するフォール機構Ｃを構
成しｔいる。

８０は浴室の壁に設けられたリモコン操作部であり、こ
のリモコン操作部８０には、第２図に示すように、運転
スイッチＳ２．エアブロ−スイッチＳａ、背側ジェット
スイッチｓ６１足側ジェットスイッチＳｓ、背側フォー
ルスイッチｓ１゜１足側フォールスイッチＳｌ□、濾過
スイッチｓ１１．エアブロ−泡量切換スイッチＳｌ　４
　＋　背側ジェット水量切換スィッチ５Ｉ６１足側ジエ
、ト水量切換スイッチＳ　Ｉ　Ｉ＋　＋　ジェット泡量
切換スイッチｓ２゜１、濾過強弱スイッチＳ２□および
洗浄スイッチＳ２４と、液晶表示パネル８２が設けられ
ている。

１００はマイクロコンピュータをもって構成されたシー
ケンスコントローラであり、二点鎖線で示す制御系統を
もって各部を制御するようになっている。このシーケン
スコントローラ１００は、発明の構成にいう制御部に相
当する。

次に、この実施例の浴槽システムの動作を説明する。

運転スイッチＳ２を押すと、電源が投入され、シーケン
スコントローラ１００がアクティブにされる。

■　エアブロ−モード エアブロースイノチＳ４を押すとエアブロ−モードと同
時に低速濾過モードが選択され、シーケンスコントロー
ラ１００はエアブロ−機構Ａと濾過機構りとを駆動する
。すなわち、エアポンプ４を起動するとともに、水量切
換弁２００開度を「強」、「中」、「弱」のうちの「中
」に設定し、かつ、循環ポンプ１４を起動する。また、
三方弁６０を気水分離タンク５０と濾過槽５６とを接続
する状態とし、三方弁６２を濾過槽５６と循環ポンプ１
４の吸入側とを接続する状態とする。水量切換弁１８、
開閉弁２８，３０、エアサーボ２６は「閉」状態に保つ
。

エアポンプ４は圧縮エアを発生させ、この圧縮エアをヘ
ッダ８を介して複数のエアブロ−ノズル１０に圧送する
。そして、各エアブロ−ノズル１０から浴槽内水Ｗに対
してエアブロ−が行われる。

そのエアブロ−による気泡は入浴者の全身を包み込み比
較的穏やかなマツサージ効果を与える。

同時に、循環ポンプ１４は浴槽内水Ｗを吸込み口１２か
ら吸引し、実線矢印で示すように、循環ポンプ１４から
気水分離タンク５０、三方弁６０を介して濾過槽５６に
送り込み、濾過槽５６で濾過された清浄水を三方弁６２
を介して循環ポンプ１４に戻す。循環ポンプ１４に戻っ
た清浄水は、ヘッダ１６、水量切換弁２０から清浄水運
流ノズル２４に至り、浴槽内水Ｗに還流される。

このようにエアブロ−中に浴槽内水Ｗを濾過することに
より、エアブロ−の気泡流れによって身体から落ちた垢
を直ちに清浄化するため、浴槽内水Ｗの汚れが進行する
ことがない。また、水量切換弁２０の開度が「中」に設
定されていて低速濾過モードで濾過を行うので、清浄水
運流ノズル２４から浴槽内水Ｗへの清浄水の還流は穏や
かに行われ、エアブロ−の気泡の流れを乱すことなく、
気泡が全身を包み込む状態が保たれる。後述するジェッ
トモードの場合のようなジェット流が清浄水運流ノズル
２４から噴射されるのではなく、穏やかに還流されるた
め、入浴者に圧迫窓を与えない。エアサーボ２６が「閉
」となっているので、清浄水運流ノズル２４からの泡の
発生もなく、大きな泡量が生しることも避けられ、全体
として快適入浴性が保たれる。

エアブロ−の強弱制御は、エアポンプ４の位相制御によ
って行われる。すなわち、エアブロ−泡量切換スイッチ
ｓｅ４を１回押すと「強」に、２回押すと１中」に、３
回押すと「弱」に切り換えられる。さらに押すと再び「
強」に戻る。エアブロ−スイッチＳ４をもう一度押すと
エアポンプ４が停止する。

なお、エアポンプ４によって発生された断続流の圧縮エ
アは、消音タンク６においてオリフィス等で一旦絞り込
まれた後、拡げられて連続流に変化するため、エアブロ
ーノズル１０から浴槽２に対する振動伝播は防止される
。

濾過を低速濾過モードで行うために、水量切換弁２０の
開度を「中」にすることに代えて、エアポンプ４の位相
制御によってポンプ吐出流量を小さくしてもよい。

■　ジェットモード 背側ジェ、トスイソチｓ６または足側ジェットスイッチ
Ｓ８を押すと背側または足側のジェットモードが選択さ
れ、シーケンスコントローラ１００はジェット機構Ｂを
駆動する。すなわち、循環ポンプ１４を起動するととも
に、水量切換弁１８または２０を開き、エアサーボ２６
も開く。これにより、浴槽内水Ｗが吸込み口１２から吸
引され、背側ジェットノズル２２または足側ジェットノ
ズルを兼ねる清浄水運流ノズル２４から浴槽内水Ｗに勢
いよく還流噴射される。このときに生じる負圧によって
エアサーボ２６からエア（外気）が吸引され、背側ジェ
ットノズル２２または足側ジェットノズルを兼ねる清浄
水運流ノズル２４において噴射水流に混入され、エアを
含むジェット水流となって浴槽内水Ｗに噴射される。そ
のジェット水流は入浴者の背中または脚部に衝突し、強
いマツサージ効果を与える。

ジェット水流の強弱制御は、水量切換弁１８または２０
の開度制御によって行われる。すなわち、背側ジェット
水量切換スイッチＳＩ６または足側ジエンド水量切換ス
イッチ５ｌ１１を１回押すと「強」に、２回押すと「中
」に、３回押すと「弱」に切り換えられる。さらに押す
と再び「強」に戻る。

ジェット泡量の強弱制御は、エアサーボ２６の開度制御
によって行われる。すなわち、ジェット泡量切換スイッ
チＳ２゜を１回押すと「強」に、２回押すと「中」に、
３回押すと「弱」に切り換えられる。さらに押すと再び
「強」に戻る。背側ジェットスイッチＳ、または足側ジ
ェットスイッチＳａをもう一度押すと循環ポンプ１４が
停止する。

背側ジェットスイッチＳ６と足側ジェントスイッチＳ、
とをともに押すことにより、背側と足側のジェット噴射
を併用することができる。

なお、背側１足側のいずれのジェットモードにおいても
、実線矢印で示すように、循環ポンプ１４から一部の水
が気水分離タンク５０、三方弁６０、濾過槽５６．三方
弁６２．循環ポンプ１４の経路で流れ、浴槽水の濾過洗
浄が行われる。このときの濾過能力は、低速濾過モード
に設定されている。

■　フォールモード 背側フォールスイッチＳｈｏまたは足側フォールスイッ
チ３１２を押すと背側または足側のフォールモードが選
択され、シーケンスコントローラ１００はフォール機構
Ｃを駆動する。すなわち、循環ポンプ１４を起動すると
ともに、開閉弁２８または３０を開く。これにより、浴
槽内水Ｗが吸込み口１２から吸引され、背側フォールノ
ズル３２または足側フォールノズル３４から浴槽２に落
流される。背側フォールスイッチＳ、。または足側フォ
ールスイッチＳＩ２をもう一度押すと循環ポンプ１４は
停止される。

背側フォールスイッチＳＩＯと足側フォールスイッチＳ
１□とをともに押すことにより、背側と足側のフォール
落流を併用することができる。

■　濾過モード 濾過スイッチＳ１１を押すと濾過モードが選択され、実
線矢印で示すように、循環ポンプ１４から一部の水が気
水分離タンク５０、三方弁６０．濾過槽５６．三方弁６
２．循環ポンプ１４の経路で流れ、浴槽水の濾過洗浄が
行われる。このときの濾過能力は、濾過強弱スイッチＳ
２□の操作による水量切換弁１８または２０の開度制御
に基づいて急速濾過モードまたは低速濾過モードが選択
される。

この濾過単独運転は、本実施例のようにエアブロ−運転
中やジェット運転中にも濾過を行うようにしていれば、
特に使用する必要もないが、機能を充実させるために設
けられている。

■　逆洗モード 洗浄スイッチＳ２４を押すと逆洗モードが選択され、破
線矢印で示すように、循環ポンプ１４からの一部の水が
気水分離タンク５０を短絡し、三方弁６２．濾過槽５６
．三方弁６０．排水管６４を介して外部に排出され、濾
過槽５６の逆洗が行われる。

上記実施例においては、濾過機構りをジェット機構Ｂの
一部に兼ねさせた構造を例に挙げているが、濾過機構り
とジェット機構Ｂとを完全に分離した構造や、また、ジ
ェット機構Ｂを備えない構造であっても本発明に含む。

また、濾過機構りにおける清浄水運流ノズル２４を足側
に設けたが、これは背側や底面に設けてもよい。

〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、エアブロ−運転
と同時に低速濾過運転が行われるから、エアブローのた
めに落ちた垢による汚れが進行することを防止して、浴
槽内水を常に清浄に保つことができるとともに、清浄還
流水による気泡乱れや身体への圧迫感を緩和して快適入
浴性を保つことができ、しかも、操作を簡便化すること
ができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例に係り、第１図
は浴槽システムの概略構成図、第２図はリモコン操作部
の正面図である。 Ａ・・・エアブロ−機構、Ｄ・・・濾過機構、Ｗ・・・
浴槽内水、Ｓ４・・・エアブロ−スイッチ、２・・・浴
槽、４・・・エアポンプ、１０・・・エアブローノズル
、１４・・・循環ポンプ、２０・・・水量切換弁、２４
・・・清浄水運流ノズル、 ８０・・・リモコン操作部、 １００・・・シー ケンスコントローラ （制御部）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）エアブロー機構と、濾過機構と、制御部とを有し
   、 前記エアブロー機構は、浴槽の底面から浴槽内水に気泡
   を噴出するものであり、 前記濾過機構は、浴槽から浴槽内水を吸い込んでこれを
   濾過した後の清浄水を浴槽内水に還流するものであり、 前記制御部は、前記エアブロー機構の運転と同時に前記
   濾過機構を低速濾過モードで運転するようにエアブロー
   機構と濾過機構とを制御するものである ことを特徴とする浴槽システム。