JPH0329501Y2 - - Google Patents

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JPH0329501Y2
JPH0329501Y2 JP7641086U JP7641086U JPH0329501Y2 JP H0329501 Y2 JPH0329501 Y2 JP H0329501Y2 JP 7641086 U JP7641086 U JP 7641086U JP 7641086 U JP7641086 U JP 7641086U JP H0329501 Y2 JPH0329501 Y2 JP H0329501Y2
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engagement
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handle
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、車両用ハンドル装置の取付構造に係
り、特に車両用ハンドル装置をドア内部の取付け
パネルに取り付けるための改善された構造に関す
るものである。
(従来技術とその問題点) 車両用ハンドル装置は、一般に、車両のドアロ
ツク装置のリンクに連繋されるハンドル部材と、
該ハンドル部材を収容、保持するベゼルとを含ん
で構成され、該ハンドル部材の操作によつて前記
リンクを移動せしめて、ドアが開放されるように
されるが、従来より、かかるハンドル装置をドア
内部の取付けパネルに取り付ける際に考慮される
べき問題として、ハンドル装置の取付けパネルに
対する取付作業性の問題および取付強度の問題が
挙げられている。
すなわち、このようなハンドル装置にあつて
は、通常、この外周縁部において、ドアトリムに
設けられた取付用孔周縁部を押さえた状態で、ベ
ゼルがボルト等により取付けパネルに固定される
ことによつて取り付けられる構造とされている
が、その取付強度を増すために、取付けボルトを
多数本設けることは、取付作業上および構造上に
おいて困難である等といつた問題を有していたの
である。
一方、これに対して、近年、特開昭57−89079
号公報において、ベゼルの裏側のドアロツク装置
のリンク移動方向に隔たつた部位に位置して、互
いにリンク移動方向の反対側に延び出す係合片を
備えた一対の係合突起を設け、ベゼルをその中央
部回りに回動させることによつて、それら係合突
起の係合片を取付けパネルに設けた係合孔に係合
させて、ベゼル外周縁部のドアトリムからの浮き
上がりを防止するようにしたハンドル部材の取付
構造が提案されている。
このようなハンドル部材の取付構造によれば、
ベゼルに設けた係合突起の取付けパネル係合孔に
対する係合作用に基づいて、ベゼルの浮上りを防
止できるため、ベゼルの取付けパネルに対する取
付強度を確保しつつ、ベゼルを取付けパネルに固
定するための取付けボルト等を少なく為し得て、
その取付作業性を向上し得るのである。
ところが、かかる公報に開示の取付構造にあつ
ては、上述のように、ベゼルの裏側の係合突起が
その係合孔に挿入された後、ベゼルがその中央部
回りに回転させられることによつて、そのベゼル
の裏側の係合突起(係合片)が上記係合孔内に突
出形成された係合突部に係合させられ、それによ
つてベゼルの浮き上がりが阻止されるようになつ
ているため、ドアロツク装置やドアそのものの設
計或いは組立手順にハンドル装置が影響を及ぼす
恐れがあつた。
すなわち、かかる公報に開示の取付構造を採用
するハンドル装置においては、上述のように、ベ
ゼルの取付けパネルへの取付けに際して、ベゼル
をその中央部回りに回転させる必要があることか
ら、ハンドル装置のハンドル部材にドアロツク装
置のリンクを連結してからベゼルを取付けパネル
に取り付けるようにした場合には、リンクがその
ベゼルの回動操作に追随して移動できるように、
ドアロツク装置、更にはドアを設計することが必
要となるのであり、また取付けパネルにベゼルを
取り付けてからドアロツク装置のリンクをハンド
ル部材に連結するようにした場合には、取付けパ
ネルの裏側からリンクをハンドル部材に連結させ
ることが必要となるため、ドアの組立作業をハン
ドル装置の取付作業から独立して行なうことがで
きなくなるのである。
(解決手段) ここにおいて、本考案は、上述の如き事情を背
景として為されたものであつて、その特徴とする
ところは、車両のドアロツク装置のリンクに連繋
されるハンドル部材と、該ハンドル部材を収容、
保持するベゼルとを含み、該ハンドル部材の操作
によつて前記リンクを移動させ、ドアを開放せし
め得るように構成したハンドル装置を、ドア内部
の取付けパネルに取り付けるための構造にして、
該ベゼルの裏側の前記リンク移動方向における一
方の端部に、該リンク移動方向の一方に向かつて
延び出す係合片を備えた少なくとも一つの第一の
係合突起を設けると共に、他方の端部に、該第一
の係合突起の係合片と同じ方向に向かつて延び出
す係合片を備えた少なくとも一つの第二の係合突
起を設ける一方、それら第一及び第二の係合突起
に対応する前記取付けパネルの部位に位置して、
それら係合突起を挿入して、それら係合突起の係
合片の延び出し方向に前記ベゼルを移動させるこ
とによつて、それら係合突起の係合片を係合させ
得る係合孔を設け、該係合孔に前第一及び第二の
係合突起をそれぞれの係合片で係合せしめて、前
記ベゼルの該取付けパネルからの浮上りを阻止す
るようにしたことにある。
(考案の効果) 従つて、かくの如き取付構造によれば、ベゼル
のリンク移動方向両端部に形成された第一及び第
二の各係合突起を、それぞれの係合片において、
取付けパネルの係合片に係合せしめ、その後必要
に応じて、該ベゼルを取付けパネルにボルト締め
等の手段にて固定することによつて、ハンドル装
置の取付けが容易に為されることとなる。
そして、このようにして取り付けられたハンド
ル装置は、取付けパネルに設けられた係合片に対
する第一及び第二の係合突起(係合片)の係合作
用にて、その浮上りが阻止され、そしてベゼルの
取付けパネルに対する取付強度が確保され得るこ
ととなるところから、ベゼルの取付けパネルに対
するボルト等の固定手段を少なく為し得、その取
付作業性が効果的に向上され得るのである。
しかも、本考案に従う取付構造にあつては、第
一及び第二の係合突起を取付けパネルの係合孔に
挿入した後、ハンドル部材の操作方向、即ちドア
ロツク装置のリンクの移動方向にベゼルを移動さ
せることによつて、それら第一及び第二の係合突
起を、それぞれの係合片において、各対応する係
合孔に係合できるようになつていることから、本
来許容される移動方向以外の方向にドアロツク装
置のリンクを移動させ得るようにすることなく、
そのドアロツク装置のリンクをハンドル部材に連
結してから、ベゼルの各係合突起を取付けパネル
の各対応する係合孔に係合させて、ハンドル装置
の取付けパネルに取り付けるようにすることがで
きるのであり、それ故、ドアロツク装置やドアの
設計に影響を及ぼすこともなく、またドアの組立
手順に影響を及ぼすようなことも、良好に回避さ
れ得るのである。
また、本考案に従う取付構造にあつては、取付
けパネルの係合孔は、ベゼルの対応する係合突起
を挿入できるだけの大きさを有しておればよいた
め、前記公報(特開昭57−89079号)に開示の取
付構造に比べて、係合孔を可及的に小さく形成し
得て、その分、取付けパネルに対するベゼルの取
付強度を向上できる、といつた利点もあるのであ
る。
(実施例) 以下、本考案の理解をより一層容易とするため
に、本考案の実施例を、図面に基づいて、詳細に
説明することとする。
先ず、第1図は、本考案に係るハンドル装置
(ドアインサイドハンドル装置)の一実施例を示
す分解斜視図であるが、そこにおいて、該装置
は、ドアに対して陥没するように取り付けられる
べく一方が開放する箱形のベゼル(ハンドルハウ
ジングまたはハンドルケース)2と、該ベゼル2
内に収容されて揺動(回動)せしめられることに
より、連繋されているリンクを移動させて所定の
ドアロツク装置を作動せしめる矩形枠状のハンド
ル部材4と、該ハンドル部材4に遊嵌され、前記
ベゼル2に対する該ハンドル部材4の一方の枢軸
となる可動ピン6と、該ハンドル部材4に装着さ
れて、該可動ピン6を付勢せしめ且つ該ハンドル
部材4に対してリターン力を与えるコイルスプリ
ング8とから、構成されている。
ベゼル2は、第2〜6図に明瞭に示されるよう
に、平面が略矩形の箱形形状を為し、その内側に
深く凹陥した、長手方向の一方の端部に続く湾曲
底部10にて形成される、前記ハンドル部材4の
把手部を収容するための凹陥部12を有し、また
該湾曲底部10からベゼル2の長手方向の端部側
にやや下傾して延びる水平底部14が、該他方の
端部の周壁との間に所定の間〓(開口部16)を
残して、形成されている。そして、この水平底部
14には、前記ハンドル部材4のレバー部が挿通
せしめられる矩形の切欠き18と前記コイルスプ
リング8の端部に形成される脚部が挿通される折
曲した切欠き20が、それぞれ、前記開口部16
に開口するように設けられている。また、該水平
底部14の開口部16側端部が、円筒の一部を構
成する湾曲部22とされて、ベゼル2の長手方向
に直角な方向(以下、横方向と言う)に延びてお
り、そして該湾曲部22にコイルスプリング8の
端部の脚部を係止させるための係止溝24が設け
られているのである。更に、かかる湾曲部22の
両端側に位置して、ベゼル2の横方向で対向する
周壁の内側には半円形の軸受部26を有する支持
部28がそれぞれ一体的に設けられ、且つ該軸受
部26に対応して軸穴30が、ベゼル2周壁にそ
れぞれ設けられている。
また、ベゼル2の凹陥部12の裏側には、その
長手方向に平行に、且つ横方向に所定の間隔を隔
てて相対向するように、互いに平行なレール状の
長短二つのリブ34,34が一体的に形成されて
おり、該ベゼル2が取付けパネルに取り付けられ
た状態において、それらリブ34,34の底面が
該取付けパネルに当接して、ベゼル2が取付けパ
ネルに対して安定するようにされている。そし
て、かかるリブ34,34の、ハンドル部材4の
操作方向における、開口部16が設けられた側と
は反対側の端部(第3図において左側)には、そ
れぞれ、各壁の底辺部が開口部16側とは反対側
に向かつて延び出させられた形状の第一の係合突
起36が形成されており、また、長い方のリブ3
4の、上記第一の係合突起36の形成された側と
は反対側の端部、即ち開口部16が設けられた側
の端部には、該ベゼル2の取付けパネルへの取付
方向へ延び出した後、第一の係合突起36側に向
かつて延び出した、略L字形状の第二の係合突起
39が形成されている。なお、第3図から明らか
なように、第二の係合突起39は、そのL字形状
の先端側の折曲部が係合片を構成しているが、第
一の係合突起36は、それがそのまま係合片を構
成している。
更にまた、該ベゼル2の中央部の、凹陥部12
の底部には、第5図に示されているように、該凹
陥部12を貫通して取付け孔32が形成されてい
ると共に、前記二つの第一の係合突起36,36
の中間部には、凹陥部12の底部から該ベゼル2
の取付方向に向かつて円筒棒状の突出部37が突
出形成されている。
一方、ハンドル部材4は、第7〜10図に明示
されるように、基部38に一体的に設けられたコ
字形状の把手部40を有する、矩形枠状のもので
あつて、更に該基部38の裏側には、所定のドア
ロツク装置のリンクを連結するための孔部42を
有するレバー部44が一体的に形成されている。
また、かかる基部38のレバー部44形成側端部
の外側面には、それから側方に突出する所定長さ
の固定軸部46が一体的に設けられており、更に
該固定軸部46に対応する基部38の他方の端部
には、該固定軸部46に対して同軸的に位置する
ように、前記可動ピン6が遊嵌せしめられ得る貫
通孔48が形成されている。そして、かかる固定
軸部46形成部分と貫通孔48形成部分との間の
基部38裏側部分が、該固定軸部46、貫通孔4
8(可動ピン6)の軸心を略中心とする円弧状凹
部50とされているのである。
また、第1,9,10図から明らかなように、
可動ピン6は、大径部52の両側に長い小径部5
4と、短い小径部56とを有し、該長い小径部5
4が前記ハンドル部材4の基部38の貫通孔48
に内から外に向かつて挿通され、該ハンドル部材
4の側方に突出せしめられて、前記固定軸部46
に対応した可動軸部を構成するようになつてお
り、そしてコイルスプリング8は、その両端が長
く伸ばされて脚部58,60とされ、その一方5
8が折曲されてハンドル部材4のレバー部44に
設けられた係止孔62に係止されるようになつて
おり、また他方60が前記ベゼル2の係止溝24
に係止せしめられるようになつている。
このような構造のベゼル22、ハンドル部材
4、可動ピン6、コイルスプリング8を組み付け
るに際しては、先ず、可動ピン6の長い小径部5
4をハンドル部材4の基部38の貫通孔48に内
側から挿通せしめる一方、コイルスプリング8の
一方の端部の脚部58の折曲部をレバー部44に
設けられた係止孔62に係止せしめ、そして該コ
イルスプリング8を圧縮させて、ハンドル部材4
の基部38裏側の円弧状凹部50に収容せしめ、
該コイルスプリング8の他方の端部で可動ピン6
の大径部52を外方に押圧、付勢せしめる。これ
によつて、可動ピン6の小径部54の所定長さ部
分が貫通孔48より側方に突出して、可動の枢軸
を構成することとなるのであり、そしてかかる小
径部54の突出部分を該貫通孔48内に押し込め
るには、該コイルスプリング8の付勢力に抗して
所定の押圧力を内方に加える必要がある。
次いで、かかる可動ピン6、コイルスプリング
8を組み付けたハンドル部材4は、その固定軸部
46がベゼル2の一方の軸穴30に挿通される一
方、該ハンドル部材4のレバー部44が切欠き1
8に、コイルスプリング8の他方の脚部60が切
欠き20に、それぞれ挿通せしめられ、そしてハ
ンドル部材4の側方に突出されている可動ピン6
の突出部(小径部54部分)を押し込んだ状態下
に該可動ピン6の軸心とベゼル2の他方の軸穴3
0のそれとを一致させれば、該可動ピン6の突出
小径部54はコイルスプリング8の付勢力によつ
て該他方の軸穴30に嵌入せしめられるようにな
るのである。このような組付けによつて、ベゼル
2の湾曲部22とハンドル部材4の円弧状凹部5
0とにより、コイルスプリング8の外形を支持す
る円筒状の空間が形成されるのであり、またハン
ドル部材4の両側部で枢軸を構成する固定軸部4
6及び可動ピン6の小径部54は、ベゼル2の横
方向に対向配設された支持部28の軸受部26に
てそれぞれ支持され、その回動(揺動)が許容さ
れることとなるのである。
なお、かかる軸穴30への可動ピン6の小径部
54の嵌入が終了した後に、コイルスプリング8
の他方の脚部60が切欠き20から移動せしめら
れて、係止溝24に係止されるようにされ、これ
によつてハンドル部材4に対してコイルスプリン
グ8がトーシヨンスプリングとして作用するよう
にされる。即ち、コイルスプリング8の一方の脚
部58がハンドル部材4(係止孔62)に固定さ
れる一方、その他方の脚部60がベゼル2の係止
溝24に係止されるため、該コイルスプリング8
の捩り力が該ハンドル部材4に対して回動力とし
て作用し、該ハンドル部材4の把手部40が該ベ
ゼル2の凹陥部12内に収納される方向のリター
ン力を該ハンドル部材4に与えるのである。
そして、第11図乃至第13図に示されている
ように、このようにハンドル部材4をベゼル2に
組み込んでなるドアハンドル装置が取り付けられ
るべき取付けパネル64には、前記ベゼル2側の
第一及び第二の係合突起36及び39に対応する
部位に位置して、各係合突起36,39に対応し
た大きさの係合孔80が形成されており、また取
付け孔32に対応する部位にネジ止め部材82が
固着され、更に突出部37に対応する部位に回動
阻止孔84が形成されている。
従つて、かかる取付けパネル64に対して前述
の如きドアハンドル装置を取り付ける場合には、
予め所定のドアロツク装置のリンク66の先端
に、ハンドル部材4のレバー部44の孔部42を
連結せしめ、その後、第12図および第13図に
おいて矢印で示されるように、ベゼル2を取付け
パネル64に対して押し付けて、各係合突起3
6,39を各対応する取付けパネル64の係合孔
80に突入させ、その状態で、係合突起36,3
9の係合片の延び出し方向、即ちドアロツク装置
のリンク66の移動方向に2を横動させて、各係
合突起36,39をそれぞれの係合片において各
対応する取付けパネル64の係合孔80に係合せ
しめると共に、突出部37を回動阻止孔84に係
合せしめる。そして、その後において、第11図
に示されるように、ベゼル2の取付け孔32に挿
通される固定ボルト86にてベゼル2を取付けパ
ネル64にネジ締め固定せしめ、これによつて、
ベゼル2、ひいてはハンドル装置が取付けパネル
64に取り付けられることとなる。なお、第11
図において、矢印A,Bはハンドル部材4の揺動
(回動)方向を示すものである。
そして、第11図に示されているように、かか
る取付けによつて、トリムボード68におけるド
アハンドル装置の取付孔周縁部が、ベゼル2の外
周縁部によつて取付けパネル64側へ押さえ付け
られることとなるのである。
すなわち、このような構造とされたドアハンド
ル装置にあつては、ベゼル2の底部に設けられた
リブ34におけるリンク66移動方向両端部に形
成された係合突起36及び39の、取付けパネル
64に設けられた係合孔80に対する係合が容易
であり、またこれらの係合作用にて浮上り阻止が
効果的に達成され得ることから、その締付部材を
少なく為し得、1本の固定ボルト86にて為され
る構造とされているところから、その取付作業性
が著しく向上され得るのである。
しかも、前述のように、ハンドル部材4にドア
ロツク装置のリンク66を連結してから、ベゼル
2の係合突起36,39を取付けパネル64の係
合孔80に係合できると共に、それら係合突起3
6,39の係合孔80への係合に際して、ベゼル
2を単にリンク66の移動方向に移動させるだけ
でよいことから、ドアロツク装置やドアの設計乃
至は組立手順に影響を及ぼすようなこともないの
であり、また取付けパネル64の係合孔80が各
対応する係合突起36,39に応じた大きさに設
定されていることから、各係合突起36,39が
係合せしめられる係合孔80の周縁部強度が大き
く、その分、ベゼル2の取付けパネル64に対す
る取付強度が優れているといつた利点もあるので
ある。
さらに、本実施例におけるドアハンドル装置の
構造にあつては、ベゼル2の底部に設けられたリ
ブ34の底面に取付けパネル64に当接されるこ
とにより、その取付状態が一層安定化されると共
に、ドアトリム68に対するベゼル2の周縁部に
よる押し付け性がより安定して為され得るといつ
た利点をも有しているのである。
加えて、本実施例におけるドアハンドル装置に
あつては、ハンドル部材4のベゼル2に対する取
付けが、単なる回動ピン6の押し込み操作で済
み、ベゼルの弾性変形を利用するものでないとこ
ろから、該ベゼル2の材質として、剛性を有する
ABS樹脂、PBT樹脂などの材料が好適に用いら
れ得、これによつてベゼル2の浮上り、変形、更
にはガタツキなどが、より一層効果的に防止され
得ることとなるのである。そして、このような構
造とされた装置は、特に、近年における内装部材
の高級化指向から好適に使用されている、植毛が
施されたトリムボードがドアトリムとして用いら
れる場合において、誠に望ましいものなのであ
る。
なお、本考案は、かかる例示の具体例にのみ限
定して解釈されるものでは決してなく、本考案の
趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に
基づいて種々なる変更、修正などを加え得ること
は、勿論である。
例えば、本考案は、前記実施例に示されている
如きハンドル部材4のベゼル2に対する取付構造
を有するハンドル装置、換言すれば剛性材料にて
形成された装置に適用することによつて、その効
果が相乗的に一層助長されることとなるが、その
他の種々なる構造のハンドル装置或いは弾性材料
にて形成された装置に対しても適用され得ること
は勿論である。
また、前記実施例におけるハンドル装置にあつ
ては、二つの第一の係合突起36,36および一
つの第二の係合突起39を有していたが、それら
係合突起の数は限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るハンドル装置の一実施例
を示す分解斜視図であり、第2図、第3図及び第
4図はそのベゼルの平面図、正面図及び背面図、
第5図及び第6図は、それぞれ、第2図における
−断面図、−断面図であり、第7図はそ
のハンドル部材の平面図、第8図は第7図におけ
る−断面図、第9図は可動ピン及びコイルス
プリングの組付け関係を併せ示したハンドル部材
の底面図、第10図は第7図におけるX−X断面
図(可動ピン、コイルスプリング組付け状態)で
あり、第11図にかかるドアハンドル装置の取付
けパネルへの組付け断面図、第12図及び第13
図は、それぞれ、かかるハンドル装置の取付けパ
ネルへの取付操作を示す説明図である。 2:ベゼル、4:ハンドル部材、36:第一の
係合突起、39:第二の係合突起、64:取付け
パネル、66:リンク、80:係合孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両のドアロツク装置のリンクに連繋されるハ
    ンドル部材と、該ハンドル部材を収容、保持する
    ベゼルとを含み、該ハンドル部材の操作によつて
    前記リンクを移動させ、ドアを開放せしめ得るよ
    うに構成したハンドル装置を、ドア内部の取付け
    パネルに取り付けるための構造にして、 該ベゼルの裏側の前記リンク移動方向における
    一方の端部に、該リンク移動方向の一方に向かつ
    て延び出す係合片を備えた少なくとも一つの第一
    の係合突起を設けると共に、他方の端部に、該第
    一の係合突起の係合片と同じ方向に向かつて延び
    出す係合片を備えた少なくとも一つの第二の係合
    突起を設ける一方、それら第一及び第二の係合突
    起に対応する前記取付けパネルの部位に位置し
    て、それら係合突起を挿入して、それら係合突起
    の係合片の延び出し方向に前記ベゼルを移動させ
    ることによつて、それら係合突起の係合片を係合
    させ得る係合孔を設け、該係合孔に前記第一及び
    第二の係合突起をそれぞれの係合片で係合せしめ
    て、前記ベゼルの該取付けパネルからの浮上りを
    阻止するようにしたことを特徴とする車両用ハン
    ドル装置の取付構造。
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JPS6211965U (ja) 1987-01-24

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