JPH03294659A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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JPH03294659A
JPH03294659A JP9314690A JP9314690A JPH03294659A JP H03294659 A JPH03294659 A JP H03294659A JP 9314690 A JP9314690 A JP 9314690A JP 9314690 A JP9314690 A JP 9314690A JP H03294659 A JPH03294659 A JP H03294659A
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ignition timing
engine
correction
period
internal combustion
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JP9314690A
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Shinpei Nakaniwa
伸平 中庭
Junichi Furuya
純一 古屋
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Japan Electronic Control Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の点火時期制御装置に関し、詳しくは
、点火時期の進・遅角補正による車両振動の低減技術を
改善した装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、サージトルクなどによる車両の前後振動の発生を
抑止する目的で、回転速度の変動を打ち消す方向に点火
時期を進・遅角補正制御する装置が種々提案されている
(特開昭63−239371号公報等参照)。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、上記のように回転変動を打ち消す方向に点火
時期を補正する場合に、定常運転時では機関回転速度が
一定の基準回転を中心に変動するから、点火時期を前記
基準回転に対する回転変動に応じて進・遅角補正するこ
とにより、回転変動を抑止できる。即ち、回転が増大変
化しているときには遅角補正によって出力を低下させ、
また、回転が減少変化しているときには進角補正によっ
て出力を増大させ、結果、回転速度を基準速度に安定さ
せることができる。
しかしながら、例えば加速時には、第7図に示すように
、基準回転が経時と共に上昇しつつ回転変動が発生する
から、定常運転時と同様に回転速度Nの変動を打ち消す
方向に点火時期を常時進・遅角補正するとく第8図参照
)、機関回転速度Nが加速によって一定加速度で増大し
ているときにもこの増大変化を打ち消そうとして遅角補
正を行うことになってしまい、かかる遅角補正時に機関
出力が低下して加速不良が発生すると共に、燃費の悪化
及び排気性状の悪化を招くという問題がある。
また、減速時には、逆に基準回転が経時と共に下降しつ
つ回転変動が発生するから、定常運転時と同様に点火時
期を常時進・遅角補正すると、進角補正時に失火或いは
エンジンストールを招くという問題がある。
このため、加減速時には、点火時期補正によって回転変
動を良好に抑止することができず、実際上は、加減速直
後に発生する大きな回転変動を抑制する場合にしか点火
時期補正を用いることができなかった。
また、近年の燃費向上の要求に対応ずべく、リーン空燃
比での燃焼や、排気還流率(EGR率)の増大などを図
りたいが、第9図に示すように、空燃比をリーン化させ
たりEGR率を増大させたりすると許容レベルを越える
サージが発生してしまうため、燃費向上を空燃比やEG
R率の変更で得るには限界があり、サージが発生する領
域にまで空燃比やEGR率を変更しても、例えば点火時
期補正などによってサージ(回転変動)を全運転条件下
で抑制できれば、従来得ることのできなかった燃費向上
を図れるという期待があった。
本発明は上記実情に鑑みなされたものであり、加減速直
後などの制御領域を限定することなく、点火時期補正に
よって機関の回転速度変動のみを抑止できる点火時期制
御装置を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 そのため本発明では、第1図に示すように、内燃機関の
運転条件毎に予め定められた点火時期に基づいて点火を
制御するよう構成された内燃機関の点火時期制御装置に
おいて、 内燃機関の回転速度を検出する回転速度検出手段と、こ
れにより検出された機関回転速度の2階微分値に相関す
るパラメータに基づいて前記2階微分値のゼロを中心と
した変動を抑制するように前記点火時期を進・遅角補正
する点火時期補正手段と、を設けるようにした。
ここで、前記回転速度検出手段が、第1図点線示のよう
に、気筒間の行程位相差に相当するクランク角度毎に検
出信号を出力するクランク角検出手段と、該クランク角
検出手段から検出信号が出力される周期を計測する周期
計測手段とを含んで構成され、点火時期補正手段が、N
を正の整数として、周期計測手段で計測された最新の周
期T。eWI機関機関N/2前転前測された周期T h
 n t t +機関N回転前に計測された周期Tol
dを用い、前記機関回転速度の2階微分値に相関するパ
ラメータとして、(Th−rfTota)   (T、
、、、  Th−tr)をT n e w又はT h 
a L f又はT05.の3乗値で除算した値を用いて
点火時期の進・遅角補正を行うよう構成することが好ま
しい。
また、第1図点線示のように、前記点火時期補正手段に
よる点火時期の進・遅角補正量を運転条件で決定される
最大量以内に制限する補正量制限手段を設けると良い。
〈作用〉 かかる構成の点火時期制御装置によると、点火時期補正
手段は、回転速度検出手段で検出された機関回転速度の
2階微分値に相関するパラメータに基づいて前記2階微
分値のゼロを中心した変動を抑制する方向に点火時期を
進・遅角補正する。
即ち、回転速度の2階微分値のゼロを中心した変動を抑
制する方向に点火時期を進・遅角補正して、前記2階微
分値をゼロ付近に収束できれば、回転速度の1階微分値
、即ち、加速度を一定に保持させることになり、加減速
時であれば1階微分値を一定絶対値に保持する方向(回
転速度を一定の加速度で変化させる方向)に制御され、
定常運転時であれば1階微分値をゼロ付近に安定させる
ことになるから、機関の定常・過渡に関係なく回転変動
のみを抑止する点火時期補正を行わせることができる。
ここで、クランク角検出手段から気筒間の行程位相差に
相当するクランク角度毎に出力される検出信号の周期を
、周期計測手段で計測させて、該周期を機関回転速度に
相関する値として用いる場合には、Nを正の整数として
、最新の周期T I’l e W +機関N/2回転前
に計測された周期Thatr+ 機関N回転前に計測さ
れた周期T。1dを用い、下式で演算される値を機関回
転速度の2階微分値に相関するパラメータとして点火時
期を補正させるようにした。
(Thalf  T。td)   (T、1−Tha(
Tnew−Thalf’rntiW30r  ThaL
f” or  ToLd”上記演算式で演算される値は
、分子が回転速度の2階微分値に相当する値であり、機
関回転速度の加速度が一定であるときにはゼロに算出さ
れ、加速度が減少(増大)変化しているときにはマイナ
ス(プラス)の値に算出されるから、機関回転速度の2
階微分値を用いたときと同様に扱って点火時期を補正制
御させることができる。しかしながら、基本点火時期の
最適値が機関負荷などの条件で変化するように、点火時
期の補正量の最適値も運転条件で変化するため、上記の
ような回転速度(回転周期)の2階微分値のみでは最適
な補正量を設定させることができない。
このため本発明では、かかる周期の2階微分値を周期の
3乗値で除算することによって、気筒間の平均有効圧の
バラツキを表す値を算出させ、この回転速度の2階微分
値に相関し、かつ、機関負荷条件に応じて変化する値に
基づいて点火時期の補正量を設定させることで、補正量
決定が1つのパラメータのみで行えるようにした。
また、上記のように回転速度の2階微分値に相関するパ
ラメータに基づく点火時期補正において、補正量制限手
段が、点火時期の進・遅角補正量を運転条件で決定され
る最大量以内に制限する。これにより、例えば最大トル
クが得られる進角値を越えて進角されたり、アフターバ
ーンが発生するまで遅角されてしまうといった不具合を
防止できる。
〈実施例〉 以下に本発明の詳細な説明する。
一実施例を示す第2図において、内燃機関1の吸気通路
2には吸入空気流量Qを検出するエアフローメータ3と
スロットル弁4の開度を検出するスロットルセンサ5と
が設けられ、これらの信号はコントロールユニット6に
入力されるようにしである。
また、機関1には燃料噴射弁7が各気筒毎に設けられて
いる。これらの燃料噴射弁7は、コントロールユニット
6からの燃料噴射量に対応する駆動パルス信号により開
弁し、燃料を機関1に噴射供給する。
また、機関1の各気筒には、点火栓8が設けられている
。これらの点火栓8には点火コイル9にて発生する高電
圧がディストリビュータ10を介して順次印加され、こ
れにより火花点火して混合気を着火燃焼させる。ここで
、点火コイル9は、付設されたパワートランジスタ11
を介して高電圧の発生時期が制御される。そして、点火
時期の制御は、パワートランジスタ11のON・OFF
時期をコントロールユニット6からの点火信号で制御す
ることにより行う。
前記ディストリビュータ10には光電式クランク角セン
サ12が内蔵されている。この光電式クランク角センサ
12は、ディストリビュークシャフト13と一体に回転
するシグナルディスクプレート14と、検出部15とに
よって構成される。前記シグナルディスクプレート14
には、クランク角1°毎のポジション信号PO8用スリ
ット16と、4気筒の場合は気筒間の行程位相差に相当
するクランク角18o0に対応させて4個のリファレン
ス信号REF用スリット17とが形成されており、前記
リファレンス信号REF用スリット17は、各気筒のT
DC位置で検出部15で検出されるように開口させであ
る。
検出部15は前記スリット16.17を検出し、クラン
ク角1°毎のポジション信号と、TDC毎のリファレン
ス信号REFとをコントロールユニット6に出力する。
尚、18はスロットル弁4をバイパスする補助空気通路
19に設けられたアイドル回転数を制御するアイドル制
御弁であり、また、20はエアクリーナである。
ここで、コントロールユニット6による点火時期制御を
、第3図及び第4図のフローチャートにそれぞれ示すプ
ログラムに基づいて説明する。
本実施例において、点火時期補正手段、補正量制限手段
としての機能は、第3図及び第4図のフローチャートに
示すようにソフトウェア的にコントロールユニット6が
備えており、回転速度検出手段を構成するクランク角検
出手段は前記クランク角センサ12が相当し、また、周
期計測手段はコントロールユニット6が相当する。
第3図のフローチャートに示すプログラムは、クランク
角センサ12から各気筒のTDC毎のリファレンス信号
REFが出力される毎に実行されるものである。
まず、ステップ1 (図中ではSlとしである。
以下同様)では、本プログラムの実行周期として計測さ
れるリファレンス信号REF周期、即ち、TDC周期(
4気筒では180°周期)を時系列的1 に記憶させる処理を行う。コントロールユニット6は、
図示しない別プログラム又はカウンタなどのハードウェ
ア構成によってリファレンス信号REFの出力周期を計
測するようになっており、ステップ1では、上記のよう
にして計測される周期の最新値をTDCφにセットする
一方、本プログラムの前回実行時にTDCφにセットし
た周期を1回前の周期としてTDCIにセットする。同
様にして、前回までにセットされていた周期TDC1〜
TDC3を更に1回古いデータとしてそれぞれTDC2
〜TDC4にセットする。
従って、本プログラム実行毎に更新させて、最新周期T
DCφから4回前(機関2回転前)の周期TDC4まで
のTDC周期データをそれぞれに記憶することになる。
次のステップ2では、上記ステップ1でセットした周期
データを基に、気筒間の平均有効圧バラツキに相当する
判別値LUを下式に従って演算する。尚、本実施例では
、最新周期TDCφ、1回転前の周期TDC2,2回転
前の周期TDC4を2 用いて下式のように判別値LUを演算させるから、正の
整数Nとして2を用いたことになるが、Nを例えば1と
して周期TDC2の代わりに1/2回転前の周期TDC
Iを、また、周期TDC4の代わりに1回転前の周期T
DC2を用いても良い。
上記演算式における分子は、TDC周期の2階微分値で
あって回転速度Nの2階微分値と同じ特性を有するから
、第5図に示すように、例えば機関1の加速時に回転変
動が発生した場合に、回転速度Nが略一定加速度で上昇
するときには、略ゼロに算出されることになり、加速度
がTDC周期毎に変化するような場合にのみ所定の絶対
値を有する値に算出され、加速度が増大変化していると
きにはプラスの値となり、加速度が減少変化していると
きにはマイナスの値となる。
従って、上記判別値LUの分子、即ち、回転速度の2階
微分値ΔΔNに基づいて第6図に示すような特性で点火
時期ADVを補正すると、第5図に示すように2階微分
値ΔΔNがプラス側にあるときには点火時期ADV (
点火進角値)を遅角補正して回転の上昇を抑える方向に
制御され、2階微分値ΔΔNがマイナス側にあるときに
は点火時期ADVを進角補正して回転の上昇率を増大さ
せる方向に制御されるから、結果、2階微分値ΔΔNの
ゼロを中心とした変動を抑制することになる。
上記のような点火時期ADV補正によって回転速度N(
TDC周期)の2階微分値ΔΔNをゼロ付近に安定させ
るということは、回転速度Nの1階微分値ΔN(加速度
)の変動を抑制することになり、結果、第5図に示すよ
うな加速時の回転上昇時には、一定の加速度で回転速度
Nを上昇させるように点火時期補正がなされることにな
って、第5図に示すような回転変動が加速中に発生した
場合に、回転変動のみを抑制する制御が行え、定常・過
渡の区別なく常時回転変動を抑制するための点火時期補
正を行わせることができる。
従って、前記判別値LUの分子(回転速度Nの2階微分
値ΔΔN)のみを用いて点火時期ADVの補正制御を行
わせても良いが、この場合、機関負荷などの運転条件が
異なると要求される基本点火時期ADVが異なるように
回転変動抑制のための点火時期ADV補正における補正
量ADVHO5についてもその要求値が異なるから、T
DC周期の2階微分値のみからは最適な補正量ADVH
O3を決定することができず、例えば2階微分値ΔΔN
に対応する補正量ADVHOSのマツプを設ける場合に
は、かかるマツプを運転条件毎にマツチングさせて複数
備える必要があって煩雑となる。
そこで、本実施例では、上記TDC周期の2階微分値(
TDC2−TDC4)−(TDCφ−TDC2)をTD
Cφ又はTDC2又はTDC4の3乗値で除算すること
によって求められる気筒間の平均有効圧のバラツキを示
す値(1979年l5ATA −P a p e r 
rExperience with a newmet
hod for measuring the eng
ine roughness Jby  R,Lats
ch、  E、 Mausner、  V、 Bian
chi参照)に基づいて点火時期ADVの補正量ADV
HO3を設定させるようにした。即ち、前記判別値LU
5 は、機関回転速度Nの2階微分値に相関すると共に、機
関負荷の要素が盛り込まれた値であるから、この値のみ
によって最適な補正量ADVHOSを設定させることが
できる。
従って、次のステップ3では、前記ステップ2で演算し
た判別値LUに応じて点火時期ADVの補正量ADVH
O5をマツプから参照して求める。
ここでの補正量ADVHOSの特性は、第6図に示した
機関回転速度Nの2階微分値ΔΔNを用いる場合と同様
であり、判別値LUがプラスの値であるとき(加速度が
増大変化しているとき)には点火時期ADVを遅角補正
することにより機関出力を低下させて加速度の上昇を鈍
らせ、また、判別値LUがマイナスの値であるとき(加
速度が減少しているとき)には点火時期ADVを進角補
正して機関出力を増大させて加速度を持ち上げるように
する。
補正量ADVHOSを判別値LUに応じて設定すると、
次のステップ4では、補正量ADV■O8が、運転条件
毎に決定される最大進角補正量P max及び最大遅6 角補正量Mmax以内であるかを判別する。
ここで、点火時期ADVは、圧縮上死点からの進角値で
示されるので、進角補正量はプラスの値として、また、
遅角補正量はマイナスの値として与えられるから、前記
最大進角補正量P maxはプラスの最大値であり、前
記最大遅角補正量Mmaxはマイナス側の最小値であり
、第4図のフローチャートに示すプログラムにおいて運
転条件に応じて可変設定されるようになっている。
第4図のフローチャートに示すプログラムは、バックグ
ラウンド処理されるものであり、まず、ステップ11で
は、予め機関負荷と機関回転速度Nとによって複数に区
分される領域毎に基本点火時期MAPADVを記憶した
マツプから、該当する運転領域の基本点火時期MAPA
DVを検索して求める。ここで、機関負荷としては、エ
アフローメータ3によって検出される吸入空気流量Qと
機関回転速度Nとから求められる機関単位回転当たりの
空気量に対応する基本燃料噴射量’rpを用いるように
しであるが、前記基本燃料噴射量’rpに限るものでは
7 8 ない。
次のステップ12では、前記基本点火時期MAPADV
と同じように機関負荷と機関回転速度Nとで区分される
運転領域毎に前記最大進角補正量P maxを記憶した
マツプから該当する運転領域のPmayを検索して求め
る。
更に、ステップ13では、やはり機関負荷と機関回転速
度Nとで区分される運転領域毎に前記最大遅角補正量M
maxを記憶したマツプから該当する運転領域のMma
xを検索して求める。
再び第3図のフローチャートに戻って説明すると、上記
のように機関負荷と機関回転速度Nとに応じて可変設定
される最大進角補正量Pmax、最大遅角補正量Mma
xを越える補正量がステップ3で設定された場合には、
ステップ5又はステップ6へ進んでステップ3で設定さ
れた補正量ADVHO5に代えてそれぞれ最大進角補正
量P max又は最大遅角補正量Mmaχを最終的な補
正量ADVHO5とする。
これによって、回転変動を抑制すべく要求される補正量
ADVHO3が、運転条件毎の許容レベルを越えて最終
設定されることを回避でき、過剰な進角補正によって最
大トルクが得られる進角値(MBT)を越える点火時期
に補正されたり、アフターバーンが発生するような過剰
な遅角補正がなされたりすることを防止できる。
補正量へDVHO5を最大補正量P max、 Mma
x内に制限して最終的に決定すると、次のステップ7へ
進み、前記第4図のフローチャートのステップ11でマ
ツプから検索して求めた基本点火時期MAPADVに、
補正量^DVHOSを加算することにより基本点火時期
MAPADV (基本進角値)を進・遅角補正(増減補
正)して最終的な点火時期ADVを設定する。
そして、次のステップ8では、ステップ7での設定結果
を出力することによって、点火時期AD■に基ツいて実
際の点火側?II (パワートランジスタ11のON・
OFF時期を制御する点火信号の出力)を行わせる。
上記のようにして、点火時期補正によって機関の定常・
過渡の区別なく常時回転変動を抑止できれば、空燃比を
リーン化させたりEGR率を増大9 させたりしてサージが発生し易い状態にしても、点火時
期補正によってサージの発生を抑制できるので、空燃比
のリーン度合いやEGR率をサージが発生しない程度に
抑える必要がなく、燃費向上を図ることができる。
また、回転変動は、路面の凹凸による影響が駆動輪を介
して機関1に伝達される場合にも発生するから、機関1
の内的要因による回転変動のみならず、路面凹凸などの
外的要因による回転変動についてもこれを抑制でき、路
面の凹凸による回転変動で車両の前後方向の振動が発生
することも抑止でき、車両の乗心地も改善できる。
ここで、上記の判別値LUが気筒間の平均有効圧のバラ
ツキに略相当する値となることを簡単に説明する。まず
、M−機関発生トルク、W−負荷トルク、ω−クランク
角速度、θ=イナーシャモーメント、t=待時間T=ク
ランク回転周期瞬時値、ζ−クランク角度、j=o、 
 1. 2.  ・・。
Tj−所定クランク角回転周期、T J −1= 1回
前のTjとすると、 0 T dζ       dt 上記式を1クランク軸回転に対し積分すると、ここで、
Wを定数と仮定し、かつ、Tj#Tj−+嬌T J−2
として上記式を微分すると、となり、上記式の左辺が機
関の平均有効圧Piの段差に相当することから、周期の
2階微分値を周期の3乗で除算した値を上記のように判
別値LUとしたものである。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によると、点火時期補正によ
る回転変動の抑制制御を、定常・過渡を区別することな
く行わせることができるから、空燃比などの条件をサー
ジが発生し易い条件としても、点火時期補正によって補
って実際に大きなサージが発生することを抑止でき、例
えばサージを伴わないリーン空燃比燃焼の実現によって
燃費を改善することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示すシステム概略図、第3図及び第4図
はそれぞれ同上実施例における点火時期補正制御の内容
を示すフローチャート、第5図は同上実施例における制
御特性を示すタイムチャート、第6図は第5図示の点火
時期の補正量の設定特性を示す線図、第7図は従来の点
火時期補正による回転変動抑制の問題点を説明するため
のタイムチャート、第8図は第7図示の点火時期補正に
おける補正量設定を示す線図、第9図は空燃比及びEG
R率に対するサージ領域を示す線図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内燃機関の運転条件毎に予め定められた点火時期
    に基づいて点火を制御するよう構成された内燃機関の点
    火時期制御装置において、 内燃機関の回転速度を検出する回転速度検出手段と、 前記検出された機関回転速度の2階微分値に相関するパ
    ラメータに基づいて前記2階微分値のゼロを中心とした
    変動を抑制するように前記点火時期を進・遅角補正する
    点火時期補正手段と、を設けたことを特徴とする内燃機
    関の点火時期制御装置。
  2. (2)前記回転速度検出手段が、気筒間の行程位相差に
    相当するクランク角度毎に検出信号を出力するクランク
    角検出手段と、該クランク角検出手段から検出信号が出
    力される周期を計測する周期計測手段とを含んで構成さ
    れ、前記点火時期補正手段が、Nを正の整数として、前
    記周期計測手段で計測された最新の周期T_n_e_w
    、機関N/2回転前に計測された周期T_h_a_l_
    f、機関N回転前に計測された周期T_o_l_dを用
    い、前記機関回転速度の2階微分値に相関するパラメー
    タとして、(T_h_a_l_f−T_o_l_d)−
    (T_n_e_w−T_h_a_l_fをT_n_e_
    w又はT_h_a_l_f又はT_o_l_dの3乗値
    で除算した値を用いて点火時期の進・遅角補正を行うよ
    う構成したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の
    点火時期制御装置。
  3. (3)前記点火時期補正手段による点火時期の進・遅角
    補正量を運転条件で決定される最大量以内に制限する補
    正量制限手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2
    のいずれかに記載の内燃機関の点火時期制御装置。
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Cited By (4)

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