JPH03293139A - インクタンク一体型記録ヘッドおよび該ヘッドを用いるインクジェット記録装置 - Google Patents

インクタンク一体型記録ヘッドおよび該ヘッドを用いるインクジェット記録装置

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JPH03293139A
JPH03293139A JP9540990A JP9540990A JPH03293139A JP H03293139 A JPH03293139 A JP H03293139A JP 9540990 A JP9540990 A JP 9540990A JP 9540990 A JP9540990 A JP 9540990A JP H03293139 A JPH03293139 A JP H03293139A
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JP
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ink
ink tank
absorber
recording head
ejection
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JP9540990A
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Norifumi Koitabashi
規文 小板橋
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
Naoji Otsuka
尚次 大塚
Atsushi Arai
篤 新井
Hitoshi Sugimoto
仁 杉本
Miyuki Matsubara
松原 美由紀
Hiromitsu Hirabayashi
弘光 平林
Kentaro Yano
健太郎 矢野
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、記録液(インク)を吐出する吐出部を有した
記録ヘッド本体と、インク貯留部たるインクンタンクと
が一体に構成されたインクジェット記録ヘッド、および
インクジェット記録装置に関するものである。
[従来の技術] 従来の液体噴射記録装置としては、次の3つのタイプが
ある。
■交換を前提としない固定型の記録ヘッド本体とインク
タンクとを別体に備え、それらをインク供給チューブを
介して連結したもの、 ■交換を前提としない固定型の記録ヘッド本体とカート
リッジ型のインクタンクとを別体に備え、それらをイン
ク供給チューブを介して連結したもの、 ■インクタンク一体型の記録ヘッドを備え、その記録ヘ
ッドを使い捨て型(ディスポーザブルタイプ)としたも
の。
これらのうち、■および■のタイプは、記録ヘッドが固
定型であるので、記録ヘッドに異常や故障等が生じた場
合のメンテナンスに際して、記録装置のダウンタイムが
長くなるという問題点がある。また、記録ヘッドの寿命
を長くし、信頼性を高める必要があるので、製造価格が
高くなってしまうという問題点もある。
さらに、■および■のタイプでは、記録ヘッドとインク
タンクとのインク連通のためのインク供給チューブを必
要とし、特にシリアルプリンタ形態の装置ではインク供
給チューブを記録ヘッドの走査に追従させるための走査
空間が必要となる。
加えて、インク供給系が長大であるために気泡等の混入
が生じやすくなり、それによって記録ヘッドにインク吐
出不良が起り易くなる。また、このように気泡等が混入
したり、インク供給系が空になったしまったような場合
、インク供給系の加圧または記録ヘッドからの吸引を行
うことによりインクを強制的に排出させて吐出回復動作
を行わせるのが一般的であるが、そのための加圧力また
は吸引力を大としなければならず、従って加圧用または
吸引用ポンプも大型化するために装置全体のコンパクト
化および低廉化が困難となるおそれがあり、さらには回
復動作時のインク消費量も増え、ランニングコストの上
昇が生じる。かかる問題点は、インクカートリッジ交換
時に接続部分より気泡混入が生じ得る■のタイプにおい
て顕著である。
これに対し、■のタイプは以上の問題点が生じず、小型
かつ低廉にしてしかも上記ダウンタイムも著しく減少で
きるという面で有利であり、種々のものが提案されてい
る。
[発明が解決しようとする課題] 第9図はそのようなインクタンク一体型の記録ヘッドの
一例を示す。ここで、86はインク吐出部をなすヘッド
チップ、80はインクタンク部である。102は先端部
がインク吐出口となった液路であり、この液路102に
インク吐出のために利用されるエネルギを発生する吐出
エネルギ発生素子(例えばインクに膜沸騰を生じさせる
熱エネルギを発生する吸引手段)が配置される。
103は各液路102に共通に連通した共通液室であり
、インク流路104を介してインクタンク部80よリイ
ンクが供給される。
105はへラドチップ86とインクタンク部80との間
の接続部に設けられたメツシュ状のフィルタであり、イ
ンクタンク部80内部に存在しつる塵埃や気泡等のヘッ
ドチップ86側への侵入を阻止する。
このフィルタ 105は、特に製造の容易さを考慮し、
インクタンク部80とヘッドチップ86とを各別に作成
した後に一体化する場合において極めて有効なものであ
る。
106はインクタンク部80の内部に収納され、多孔質
体、繊維状物質あるいは連続気孔体等の物質からなる吸
収体であり、ここにインクが含浸されている。そして、
この吸収体106は、適切に圧縮されて用いられると吸
収力が増し、インク吐出口での所定の負圧を確保し、吐
出口付近に形成されるインクメニスカスをある程度後退
させることにより、記録ヘッド取扱い時における吐出口
からのインク漏洩が生じないようにする上で有効である
。また、吐出口を鉛直方向下向きにした状態で用いられ
る記録ヘッドにおいても、インク漏洩防止の点で有効で
ある。
しかしながら、このような構成の記録ヘッドにおいても
、なお以下のような問題がある。
すなわち、万一インク吐出口内方にインクがな(なり、
インク吐出部側へのインク供給がとぎれた場合(以下こ
れを「インク落ち」という)、インクタンク部80内の
吸収体106の負圧によってインク落ちはフィルタ 1
05の部位のみならず吸収体106にまで及んでしまい
、吸収体内部まで空気が入り込んでしまうおそれがある
このような事態が生じると、この状態を吸引等の回復操
作によって除去するには、かなりの圧力やポンプ容量が
必要となる。すなわち、液室、流路等を含んだ空気容量
が大となるため、回復に際して大型のポンプが必要とさ
れることになる。また、インク落ちが生じた状態で記録
ヘッドが放置されると、インク溶剤の蒸発等によりイン
クが増粘し、フィルタ付近でインクタンク部80が閉塞
されたような状態となり、ポンプで回復動作を行うこと
が困難となるおそれもある。さらに、一般にフィルタは
微細な孔を多数有するものであるので、増粘が生じな(
でもそれら孔部にインクのメニスカスが形成されてしま
うとやはり大きな回復力が必要となる。
本発明は、これら問題点を解決することを目的とする。
[課題を解決するための手段] そのために、本発明はインクを吐出して記録を行う吐出
部と、該吐出部に供給するためのインクを収容したイン
クタンクを一体に具えたインクタンク一体型記録ヘッド
において、前記インクタンクと前記吐出部とのインク連
通部に異物除去用のフィルタが設けられ、該フィルタの
両側部の前記インクタンク側と前記吐出部側とにインク
吸収体を配置してなることを特徴とする。
また、本発明インクジェット記録装置は、上記インクタ
ンク一体型記録ヘッドを着脱可能に支持する手段と、当
該着脱のための操作を着脱可能に支持する。
さらに、本発明インクジェット記録装置は、上記インク
タンク一体型記録ヘッドに対し、前記吐出部のインク吐
出口形成面に接合可能で、当該接合時において1ストロ
ークで前ヘッドに対し、前記吐出部の前記インク吸収体
が存在する部位までの空間に吸引力を作用させる吸引手
段を具えたことを特徴とする。
[作 用] 本発明によれば、インクタンクと吐出部(ヘッドチップ
)とが一体となったインクジェット記録ヘッドにおいて
、ヘッドチップ側にインクを導入する部分に異物の混入
を防止するフィルタを設け、そのフィルタの前後に吸収
体を設けることにより、吸収体のポンプ作用によって、
インクタンク内のインクを効率的に使用することが可能
となり、またフィルタ部におけるメニスカス発生を抑制
することができる。従ってランニングコストの低減化が
可能となるとともに、万一インク落ちが発生した場合で
も、チップ内の吸収体がインクリッチな状態となってい
るため吸収体中に気泡が混入することもな(実質的な吐
出口内方の空気容積を小さくすることができる。さらに
、フィルタ部でのメニスカスの発生も抑えられるので上
記吸引による回復動作も効率よく行うことが可能となる
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図は本発明の一実施例に係るインクタンク一体型記
録ヘッドの模式図であり、第8図と同様に構成できる部
分については対応箇所に同一符合を付しである。
図において、 108は圧縮されたインク吸収体であり
、内部に流路4を形成した筒状部109中のリブ等によ
り構成される支持部材110により端部な支持され、流
路104中に押し込められてフィルタ105により圧着
されている。
第2図に示すように、ヘッドチップ86とインクタンク
部80とは、インクタンク部80内のインク吸収体10
6が露出している部位に吸収体6を圧縮しつつ筒状部1
09を挿入することにより結合され、その結合状態は、
機械的な結合または接着等によって保持される。そして
、この状態でインクタンク部80側の吸収体106とヘ
ッドチップ86側の吸収体10gとがフィルタ105を
介して密着・接合することになる。
吸収体106は、チップ86側との接合部においては圧
縮されているために圧縮されていない部分に比べて吸引
力が大となっているが、ここで吸収体108の吸引力は
、吸収体106のチップ側との接合部の吸引力に等しい
か、あるいはそれ以上に設定するべきであり、吸収体の
ポンプ作用によっていつでも吸収体108をインクリッ
チな状態とすることが可能となる。
これらの構成によって、吸収体106中のインクを効率
的に使用することができるのはもちろん、万一インク落
ちが発生しても、吸収体108がインクリッチな状態と
なっているので、吸収体中に気泡が混入しにくくなり、
吐出口内方部分の実質的な空気容積を低減することがで
きるのでポンプの容量が比較的小さなものでも十分な吸
引力を作用させて確実な回復動作が可能となる。
なお、吸収体108の材料としては発泡ポリウレタン等
が良好な特性を示すことから有効であるが、他の材料で
なるものでもよい。また、吸収体106の材料は、吸収
体108と同種のものでもよく、他の材料、例えば東洋
ポリマー社製のルビセル等でなるものでもよい。
本実施例の構成は、特にインクタンク一体型記録ヘッド
形成上の必然性から、流路104が長(なりがちで、従
ってその内容積が大となる場合に有効である。
すなわち、第9図の構成では、インク落ち等が1 発生した場合に、吸収体6の吸引力によってインク流路
104内にはほとんどインクがなくなり、吐出口ないし
液路の形成部と液室103と流路104との合計の空気
容積が大きなものとなる。さらにインク落ち時に吸収体
106とフィルタ105の間に気泡が入り込んだ場合は
その気泡の体積を合計したものが実質的な全空気容積と
なる。この空気容積が大きいとインクを吸引するにはか
なり容量の大きいポンプを用いないと、インクを満たす
ことが難かしい。
しかし本例によれば、インク落ちが生じても、流路10
4内のインクまでな(なってしまうことがないため、実
質的な全空気容積を減らすことができ、ポンプの容量を
比較的小さなものとすることが可能となり、ポンプを1
ストロークだけ駆動しても十分な回復動作を行うことが
可能となるのである。
また、第9図示の構成では、フィルタ部までインク落ち
が生じてしまうと、フィルタ部にインクのメニスカスが
形成されてしまう場合もあり、そ2 れに打勝つべく吸引圧力も高くする必要があるが、本例
ではそうした問題点も生じない。
第3図は以上の内部構成を有し、インクジェット記録装
置のキャリッジ(第4図につき後述する)に着脱可能な
インクタンク一体型記録ヘッド(以下カートリッジとい
う)Cの外観構成例を示す。
本例に係るカートリッジCは、上方にインクタンク部7
、下方にヘッドチップ86を有しており、さらにヘッド
チップ86を駆動するための信号等を受容するとともに
インク残量検知の出力を行うためのヘッド側コネクタ8
5を、インクタンク部80に並ぶ位置に設けである。従
って、このカートリッジCを後述のキャリッジに装填し
た際に、その高さHを低く押えることができる。また、
カートリッジの走査方向の厚みWを薄形化することで、
複数のカートリッジCを並べて配置するときにキャリッ
ジを小さく構成することが可能である。
83はタンク外壁と一体に形成したコネクタカバーであ
り、コネクタ85への不用意な接触を防止している。ま
た81は位置決め部であり、2方向の突き当て面81a
・81bが形成されている。これらの位置決め面と、ヘ
ッドチップ86上に設けられる位置決め用突き当て面と
十分な距離をとることにより、後述の押しビンによる斜
面84部への加圧で確実な記録ヘッドの位置決め固定が
可能となる。さらに、82はつまみであり、カートリッ
ジCを装填部に対して着脱する際等に用いる。また、8
2aは前につまみ82に設けられ、インクタンク部80
内部を大気と連通させるための大気連通孔である。さら
に82aは切り欠き部、83bはガイドであって、とも
にカートリッジCを装填部に装填する際のガイドとなる
本例に係るヘッドチップ86は、図中底面側に開口した
複数の吐出口を有し、その吐出口に連通した液路部分に
インク吐出に利用されるエネルギを発生する吐出エネル
ギ発生素子が配置される。この吐出エネルギ発生素子と
しては、吐出口ないし液路の高集積化が可能なことから
、電気熱変換素子を用いるのが好適である。
第4図および第5図は、それぞれ、第1図示のカートリ
ッジCを装着可能なインクジェット記録装置のキャリッ
ジ周辺の構成例を示す斜視図および平面図である。これ
ら図は、キャリッジ2上に4個のカートリッジC1・C
2・C3・C4(それぞれ異なった色のインクを収容し
ており、例えばイエローマゼンタ、シアン、ブラック等
)を位置決めして装填する例を示している。
保持部材としてのコネクタホルダ40上には、4個の押
しビン10(押しビンA〜D)が係合しており、バネ1
0a(バネA〜D)によって第4図中左方向に付勢され
ている。ここで、保持部材としてのコネクタホルダ40
は、軸20(軸■・軸■)を介してリンク21(リンク
エ・リンク■)と係合し、更にこのリンク21に係合す
る操作レバー7の回転動作(時計方向・反時計方向)に
従って第4図中左右方向に移動可能であって、右方向に
移動して加圧を解除してカートリッジの交換を可能とし
、方左方向に移動してカートリッジの装填を受容す 5 る構成になっている。
そこでカートリッジCを装填部2fに装填する際には、
まずカートリッジCの記録ヘッド部86を装填部2fの
先端凹部2f、に上方から落し込む。この際にカートリ
ッジCのガイド83b間にキャリッジ2側の矩形部2h
が係合して大略位置決めされる。
そして、操作レバー7を軸9を中心に時計方向へ回動さ
せれば、ホルダ40が進んできてカートリッジCの切り
欠き部83aにキャリッジ2側のガイド54に侵入する
とともに、ビンlOがカートリッジCと係合してカート
リッジCは装填部2fに装填される。59はバネであっ
てキャリッジ2側に設けられており、装填部2fに装填
されたカートリッジCを後方に押圧して位置決めをより
精度良く行うための付勢力を発生する。そして押しビン
10の先端部10bはそれぞれ4個のカートリッジCの
突き当て面1dに当接し、カートリッジを押圧する。ま
た、押しビンlOの外周面10cはキャリッジ2の突き
当て面2Sに当接し、発生する押しピン軸と直角方向の
スラスト力をそれぞれ独立に受ける構造になっ 6 ている。従って、保持部材40はバネ10a(バネA〜
D)の反力のみを受けるだけであって、スラスト力が作
用しないために、複数のカートリッジを同時に解除する
ときも解除レバー7を小さな操作力で操作して着脱動作
が可能となる。
次にカートリッジC側のへラドコネクタ85と、これに
係合させるべく本体側に設けたコネクタ(本体コネクタ
)6との嵌合および離脱のための機構ないし動作につい
て説明する。
本体コネクタ6がへラドコネクタ85に挿入されるとき
は、本体コネクタ6と一体の係合軸6aが引張りバネ4
1等の弾性力によってコネクタホルダ40の係合穴嵌合
部40bに嵌合した状態でレバー7を操作すると、本体
コネクタ6とコネクタホルダ40とが一体となって移動
する。そしてキャリッジ2の装填部2fに装填されたカ
ートリッジCが装填されることによって大略位置決めさ
れているヘッドコネクタ85と、係合軸6aが嵌合部4
0bに嵌合することによって大略位置決めされている本
体コネクタ6とが出会い、本体コネクタ6の斜面(図示
せず)に案内されて本体コネクタ6がへラドコネクタ8
5と嵌合(結合)する。この後、コネクタホルダ40は
第4図中奥側に所定距離4だけ右方に移動する(この移
動はレバー7の回転によって行われる)。ここで、この
所定距離とは、係合軸6aが嵌合部40bから離れる距
離であって本体コネクタ6を位置決め状態から可動な可
動(解放)状態にするためのコネクタホルダ40の移動
距離である。
そして本体コネクタ6は、ヘッドコネクタ85と上記引
張りバネよりも強い力で結合しているので、本体コネク
タ6はコネクタホルダ40から解放される。即ち係合が
離れる。ここで係合穴40aの大径部は、本体コネクタ
6の係合軸6aよりも径が大きいので両者の間にはギャ
ップが生じる。従って、本体コネクタ6とへラドコネク
タ85の嵌合(結合)時は、本体コネクタ6はコネクタ
ホルダ40に対し遊離状態になるので、カートリッCは
キャリッジ2に対し、押しビン10による押圧力のみで
位置決めされる事となり、記録ヘッド86のキャリッジ
2に対する正確な位置決めが確保されるわけである。
次に、カートリッジCを取り外す(解放する)ときには
、レバー7を立てた位置から横にした位置(第4図の位
置)へ反時計方向へ回動させる。
すると、係合軸6aはへラドコネクタ85と強い力で結
合しているが、コネクタホルダ40が右方に移動するに
つれて、係合穴40aの大径部側面が係合軸6aに突き
当たり、第4図中奥方向に係合軸6aを押しながら、本
体コネクタ6をヘッドコネクタ8から離脱(解放)させ
る。同時に押しビン10もコネクタホルダ40と一体と
なって移動し、記録ヘッド86より離れることになる。
なお、第4図または第5図において、11はキャリッジ
2の主走査方向に延在し、キャリッジ2を摺動自在に支
持する走査レール、llaは軸受、51はコネクタを介
しカートリッジCとの間で種々の信号を授受するための
フレキシブルケーブル、52はキャリッジ2を往復動さ
せるための駆動力を伝達するベルトである。また、17
.18および15.16は、ヘッドチップ86による記
録位置の前後に配置9 されて記録媒体の挟持搬送を行うためのローラ対、50
は記録媒体の被記録面を平坦に規制するプラテンである
次に、以上の構成を適用したインクジェット記録装置に
ついて説明する。
第6図はその概略構成を説明するための模式図であり、
本例においては回復系ユニットが第4図の左側にあるホ
ームポジション側に配設されている。
回復系ユニットにおいて、300は記録ヘッド86を有
する複数のカートリッジCにそれぞれ対応して設けたキ
ャップユニットであり、キャリッジ2の移動に伴って図
中左右方向にスライド可能であるとともに、上下方向に
昇降可能である。そしてキャリッジ2がホームポジショ
ンにあるときには、ヘッドチップ86と接合してこれを
キャッピングする。
また、回復系ユニットにおいて、401および402は
、それぞれワイピング部材としての第1および第2ブレ
ード、403は第1ブレード401を 0 クリーニングするために、例えば吸収体でなるブレード
クリーナである。本例においては、キャリッジ2の移動
によって駆動される適宜のブレード昇降機構により第1
ブレード401を保持させ、これにより第1ブレード4
01をヘッドチップ86の吐出口形成面のうち吐出口周
辺部分をワイピングすべく突出(上昇)した位置と、こ
れと干渉しないように後退(下降)した位置とに設定可
能とする。
第2ブレード402については、第1ブレード4旧によ
ってワイピングされないヘッドチップ86の吐出口形成
面上の部分をワイピングする位置に固定しである。
さらに、回復系ユニットにおいて、500はキャップユ
ニット300に連通したポンプユニットであり、キャッ
プユニット300を記録ヘッド86を接合させて行う吸
引処理等に際してそのための負圧を生じさせるのに用い
る。このポンプユニット500の構成については、上記
カーリッジの構成に基づき、小型化することができる。
第7図は本発明の第2の実施例を示す。
本例における流路104中の吸収体208はあらかじめ
圧縮され、かつその圧縮率を制御できるものを用いてい
る。これによって簡単に流路104中に挿入可能であり
、吸収力も制御可能である。筒状部109の端部に、吸
収体208に密着させてフィルタ105を設けている。
なお、フィルタ105をあらかじめ吸収体208の端部
に密着固定させた後に吸収体208を流路104中に挿
入してもよい(以上の構成は上記第1の実施例にも適用
可能である)。
さらに、本例においては、インクタンク80内の吸収体
106を吸収力の異なる2つの吸収体106−1゜10
6−2で構成されている。吸収力は吸収体106−2の
方を吸収体106−1よりも、大としておき、ポンプ作
用により吸収体106−2がインクリッチになるように
設定しである。吸収体208はさらに吸収体106−2
よりもわずかでも吸収力を大きくし、必ずインクリッチ
な状態となっている。
以上の構成により、インクタンク80内のインクを効率
的に使い切ることが可能となり、カートリッジのランニ
ングコストを低減することが可能となる。また、万一イ
ンク落ちが発生しても、上側と同様小容量のポンプで回
復動作を行うことが可能である。
なお、吸収体208としては、それ自身からの塵埃等の
発生がないようなものを選定するか、あるいは純水等で
よ(洗浄すると有効である。
第8図は本発明の第3の実施例を示す。
本例では、特に単一部材としてのフィルタは用いず、吸
収体308の表面のスキン層305をフィルタとして機
能させるようにしている。スキン層の気孔径を3から2
0μm程度にしておけば、塵埃や気泡等を液室側に通過
させることはない。
このように表面のスキン層を3〜20μm程度にしてお
く一方で、内部の気孔径がlO〜50μm程度の大きさ
の吸収体308を用いる。この程度の気孔径に設定した
場合には、吸収体308自体の吸収力も強くすることが
可能となり、特に吸収体の圧縮等を行う必要もなくなる
3 なお、上記第1および第2実施例で説明した吸収体10
8,208の気孔径は50〜数100μmであり、吸収
体の圧縮を行うことで吸収力を増すことができる。ここ
で用いられる吸収体の材質としては発泡性ポリウレタン
等の連続気孔体が好ましく、製造時に形成される表面の
スキン層をフィルタとして用いてもよい。また、第3実
施例では連続気孔体内部の気孔径を自由に変化させるこ
とができる材質を用いており、例えば東洋ポリマー社製
のルビセルを用いることができる。
また、以上の実施例ではインフンタフ部内すべてにイン
ク吸収体を設けたが、フィルタ周辺の一部にのみ設けら
れたものでもよい。例えば、本願人による特願平1−1
8228号において開示されたインクタンク一体型記録
ヘッドのように、インクタンクは、吸収体を有し該吸収
体に含浸したインクを吐出部に供給する供給部と、その
吸収体に含浸させるべきインクを貯留した収容部とに分
割されたものであってもよい。
 4 (その他) なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも
バブルジェット方式の記録ヘッド、記録装置において優
れた効果をもたらすものである。
かかる方式によれば記録の高密度化、高精細化が達成で
きるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対一で対応した液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な
(とも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、
特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、
より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米
国特許第4463359号明細書、同第4345262
号明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合せ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9123670号公報や熱エネルギの圧力波を吸収する
開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59−
138461号公報に基いた構成としても本発明の効果
は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどのよう
なものであっても、記録を確実に効率よく行いつるから
である。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対し
ても本発明は有効に適用できる。
そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合
せによってその長さを満たす構成や、一体的に形成され
た1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。加
えて、上側のようなシリアルタイプのものでも、装置本
体に装着されることで装置本体との電気的な接続や装置
本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップ
タイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効であ
る。
また、本発明に記録装置の構成として設けられ 7 る、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段
等を付加することは本発明の効果を一層安定できるので
、好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、上
記した記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリー
ニング手段、吸引手段の他、電気熱変換体或はこれとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこと
も安定した記録を行うために有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数について
も、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。
さらに加えて、本発明インクジェット記録装置の形態と
しては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末
として用いられるものの他、リーグ等と組合せた複写装
置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形
態を採るものであってもよい。
 8 [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、インク供給タン
クとへラドチップとが一体となったインクジェット記録
ヘッドにおいて、記録ヘッドチップのインクを受容する
部分に異物の進入を防止するフィルタを設け、そのフィ
ルタに密着させて、チップ側の流路内に吸収体を設ける
ことで、吸収体のポンプ作用によりインク供給タンク内
のインクを効率的に使用することが可能となり、インク
ジェット記録装置のランニングコストを低減することが
できる。また、万一インク落ちが発生した場合でも、チ
ップ側流路内の吸収体はインクリッチな状態となってい
るので、吸収体中に気泡が混入することなく、実質的な
吐出口内方の空気容積を小とすることができるために、
ポンプの容量が比較的小さなものでも十分な吸引力を作
用させて回復動作を行うことが可能となる。
これにより、インクジェット記録装置の大きさや製造価
格を低減することが可能となり、ポンプが小型であるこ
とから、通常のインク落ちしていない場合に行われる吸
引回復時に消費するインク量も少なくすることが可能と
なり、ランニングコストの一層の低減化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係るインクタンク一体
型記録ヘッドの内部構成を示す模式図、第2図はその組
立てを説明するための説明図、第3図はその外観構成例
を示す斜視図、第4図および第5図は、それぞれ第3図
示の記録ヘッドを取付けるための記録装置側の取付は部
分の構成例を示す斜視図および平面図、第6図はインク
ジェット記録装置の実施例を示す模式的斜視図、 第7図および第8図は、それぞれ、本発明の第2および
第3の実施例に係る記録ヘッドの内部構成例を示す模式
図、 第9図は従来の記録ヘッドの内部構成例を示す模式図で
ある。 2・・・キャリッジ、 7・・・レバー 80・・・インクタンク部、 86・・・ヘッドチップ、 102・・・液路、 103・・・共通液室、 104・・・流路、 105・・・フィルタ、 106、106−1.106−2・・・インクタンク内
吸収体、108.208.308・・・流路的吸収体、
305・・・スキン層、 500・・・ポンプユニット。 0 7 因1 1/−4 第 図 289−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)インクを吐出して記録を行う吐出部と、該吐出部に
    供給するためのインクを収容したインクタンクを一体に
    具えたインクタンク一体型記録ヘッドにおいて、 前記インクタンクと前記吐出部とのインク連通部に異物
    除去用のフィルタが設けられ、該フィルタの両側部の前
    記インクタンク側と前記吐出部側とにインク吸収体を配
    置してなることを特徴とするインクタンク一体型記録ヘ
    ッド。 2)前記吐出部は吐出エネルギ発生素子として、通電に
    応じて発熱し、インクに膜沸騰を生じさせるための電気
    熱変換体を有することを特徴とする請求項1記載のイン
    クタンク一体型記録ヘッド。 3)請求項1記載のインクタンク一体型記録ヘッドを着
    脱可能に支持する手段と、当該着脱のための操作を行う
    操作手段とを具えたことを特徴とするインクジェット記
    録装置。 4)請求項1記載のインクタンク一体型記録ヘッドに対
    し、前記吐出部のインク吐出口形成面に接合可能で、当
    該接合時において1ストロークで前記吐出部内の前記イ
    ンク吸収体が存在する部位までの空間に吸引力を作用さ
    せる吸引手段を具えたことを特徴とするインクジェット
    記録装置。
JP9540990A 1990-02-28 1990-04-11 インクタンク一体型記録ヘッドおよび該ヘッドを用いるインクジェット記録装置 Pending JPH03293139A (ja)

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DE69126900T DE69126900T2 (de) 1990-02-28 1991-02-27 Tintenstrahlgerät
EP91102965A EP0444654B1 (en) 1990-02-28 1991-02-27 An ink jet apparatus
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5589862A (en) * 1992-07-31 1996-12-31 Canon Kabushiki Kaisha Liquid storing container for recording apparatus
JP2012121275A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Jit Kk インク制御機構、インク貯蔵容器
WO2016056424A1 (ja) * 2014-10-10 2016-04-14 第一実業株式会社 錠剤印刷装置

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