JPH03290429A - 水素化開環共重合体の製造方法および光学用材料 - Google Patents

水素化開環共重合体の製造方法および光学用材料

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JPH03290429A
JPH03290429A JP2091391A JP9139190A JPH03290429A JP H03290429 A JPH03290429 A JP H03290429A JP 2091391 A JP2091391 A JP 2091391A JP 9139190 A JP9139190 A JP 9139190A JP H03290429 A JPH03290429 A JP H03290429A
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JP
Japan
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group
ring
formula
atom
hydrocarbon group
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JP2091391A
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English (en)
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Toshihiro Aine
敏裕 相根
Masaaki Kawasaki
雅昭 川崎
Shuji Minami
南 修治
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 見量凶韮逝透1 本発FIAgL  特に透明性、耐水性および熱的性質
に優れた水素化開環共重合体の製造方法および光・学材
料に関する。
日の ′ ポリスチレン、ポリメチルメタクリレートおよびポリカ
ーボネート山 透明性に優れかつ高屈折率のプラスチッ
クとして光デイスク基板や光ファイバーあるいはプラス
チックレンズとして検討さ札 一部では実用化がなされ
ている。しかし ポリスチレンは熱変形温度が90℃程
度と耐熱性が悪いうえ複屈折も大きく、酢酸エチルや四
塩化炭素などに溶解し易くて耐溶剤性に劣り、このため
に前述したプラスチックの中では光学材利用分野への進
出が大幅に遅札 実質的に行き詰まり状態である。ポリ
メチルメタクリレートは成形性が良好で透明性が大幅に
優れ 耐熱性もポリスチレンに比べれば優れるので、現
在量も光学材料分野への進出をはたしたプラスチックで
ある。しかし、アセトンや酢酸エチルなどによりソルベ
ントクランクが発生し易く、また吸湿性が大きいので吸
湿変形が生じ易いなどの問題があり、さらに強酸に浸さ
れて耐薬品性に劣るし 耐熱性が優れるといっても熱変
形温度は110℃程度であって実使用範囲が制限される
。ポリカーボネートの耐溶剤は溶解し難いという面で見
ると一見良好であるが、多くは白化現象を起こして、光
学材料用途として見れば事実上耐溶剤性は不充分である
。しかも強アルカリに浸され易く耐薬品性に劣るし 耐
水性も不充分であるという問題もある。また、複屈折率
と収縮率が前2者に比べて大きいという問題もある。
以上説明したように 現在検討または使用されているプ
ラスチック系光学材料の原料として用いられている前記
の各種プラスチックは各長所および短所を有しており、
その結果当然ながらこれらの原料から製造される光学材
料も従来の無機ガラス系に比べて長所を有するけれども
短所も有している。すなわち、光デイスク用基板の一例
であるコンパクト・ディスク(CD)を例にとると、カ
ーオーディオ用CDは、真夏の車内温度が非常に高くな
るため、耐熱性が要求さL この点でポリスチレンは使
用できず、ポリメチルメタクリレートも使用に際しての
懸念がある。ポリカーボネートは耐熱性の面では心配な
いが、成形後の収縮あるいは複屈折の面で良好なる光デ
イスク基板が成形でき難いという問題がある。そして以
上述べてきたこと1)追記型ディスクや書換型ディスク
用途ではもっと深刻な問題となる。さらに各耐溶剤性、
耐薬品性、耐水性に問題があり、使用場所や取扱い方法
に制限を受ける。そして、このような諸問題は他の光学
材料たとえば光ファイバーやプラスチックレンズといっ
た透明性を利用した材料においても同様に発生する。
一方、テトラシクロドデセンまたはその誘導体と、ノル
ボルネンまたはその誘導体との開環共重合体を光学材料
として使用することが提案されている(特開昭60−2
6024号公報)。
及里立11 本発明に係る水素化開環共重合体の製造方法6丸このよ
うな従来技術にともなう問題点を解決しようとするもの
であり、耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性、耐水性に優れ 
収縮が実質的に無くて寸法安定性、成形性に優へ また
複屈折も実質的に無く、耐衝撃性に優れ 光学材料とし
て使用可能な水素化開環共重合体を得ることができる水
素化開環共重合体の躯造方法釦よびこの方法により得ら
れた光学材料を提供することを目的としている。
及里旦見1 本発明に係る水素化開環共重合体の製造方法店下記一般
式[r]または[I°]で表される少なくとも1種の環
状オレフィンを含む成分(a)が50〜100モル%未
満、 および下記−数式[II]で表される少なくとも
1種の環状オレフィンを含む成分(b)がOを超え、5
0モル%以下、から形成される開環共重合体を水素添加
することを特徴としている。
・・・ [I] (式中、nはOまたは1であり、mはOまたは正の整数
であって、R貫〜HIe(1それぞれ独立に、水素原子
、ハロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選ばれ
る原子もしくは基を表LR”〜RI川−用  互いに結
合して単環または多環を形成していてもよく、かつ該単
環または多環が二重結合を有していてもよく、また、R
lsとRI6とで、またはRI TとRl 8とでアル
キリデン基を形成していてもよい。) す、qおよびrlIOl 1または2であり、R1〜R
”はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭
化水素基 芳香族炭化水素基 およびアルコキシ基より
なる群から選ばれる原子もしくは基を表り、S R1ま
たはR8)とR9(またはR?)とは、炭素数1〜3の
アルキレン基を介して結合していてもよく、また何の基
も介さずに直接結合していてもよい。) ・・ [I °] (式[r’]中、pはOまたは1以上の整数であ[II
] (式[II]中、 tは3以上の整数であり、R”およ
びR2@l気  それぞれ独立に水素原子、ハロゲン原
子および炭化水素基よりなる群から選ばれる原子もしく
は基を表し 複数回繰り返されるR+ * −C−R2−は同一また
は異なっていてもよい。) また、本発明に係る光学材料1転 上記水素化開環共重
合体の製造方法により得られた水素化開環共重合体から
なることを特徴としている。
本発明に係る水素化開環共重合体の製造方法および光学
材料によれ眠 耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性、耐水性に
優ね 収縮が実質的に無くて寸法安定性、成形性に優ね
 また複屈折も実質的に無く、耐衝撃性に優れた水素化
開環共重合体および光学材料を得ることができる。
の      な  日 以下、本QFiAに係る水素化開環共重合体の製造方法
および光学材料について具体的に説明する。
本発明に係る水素化開環共重合体の製造方法は特定の一
般式[I]または[I゛]で表される少なくとも1種の
環状オレフィンを含む特定量の成分(a)と、特定の一
般式[II]で表される少なくとも1種の環状オレフィ
ンを含む特定量の成分(b)とがら形成される開環共重
合体を水素添加することを特徴としている。
本発明に係る水素化開環共重合体の製造方法で用いられ
る成分(a)を構成する環状オレフィンは下記式[r]
または[r’lで表わされる。
・・ [1] ・・ [I ′] ただし 上記式[1]において、nは0またはlであり
、好ましくはOである。また、mはOまたは正の整数で
あり、好ましくはO〜3である。
また上記式[I゛]において、pはOまたは1以上の整
数であり、好ましくはO〜3の整数である。
そ17て、R1−R1*(式[Iコ)、またはR1−R
15(式[I’])は、それぞれ独立に、水素原子、ハ
ロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選ばれる原
子もしくは基を表す。ここで、ハロゲン原子として1転
 たとえば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨ
ウ素原子をあげることができる。
また、炭化水素基としては、それぞれ独立に 通常は炭
素原子数1〜6のアルキル基 炭素原子数3〜6のシク
ロアルキル基をあげることができ、アルキル基の具体的
な例としては メチル基 エチル基 イソプロピル基 
イソブチル基 アミル基をあげることができ、シクロア
ルキル基の具体的な例として+t  シクロヘキシル基
 シクロプロピル基 シクロブチル基 シクロペンチル
基をあげることができる。また上記式[■°]では R
6(またはRe)とR9(またはR7)とは、炭素数1
〜3のアルキレン基を介して結合していてもよく、また
何の基も介さずに直接結合していてもよい。
さらに、上記式[r]において、RIS〜R1eは互い
に結合して(共同して)単環または多環を形成していて
もよく、かつ該単環または多環が二重結合を有していて
もよい。また、R+sとR16とで、またはR1?とR
e8とでアルキリデン基を形成していてもよい。このよ
うなアルキリデン基は、通常は炭素原子数2〜4のアル
キリデン基をあげることができ、その具体的な例として
は、エチリデン基 プロピリデン基 イソプロピリデン
基およびイソブチリデン基をあげることができる。
前記式[I]または[I°]で表される環状オレフィン
は、シクロペンタジェン類と、相応するオレフィン類あ
るいは環状オレフィン類とをディールス・アルダ−反応
により縮合させることにより容易に製造することができ
る。
前記式[I]または[I°]で表される環状オレフィン
としては、具体的に1転 たとえば、CH。
などのようなビシクロ[2,2,1] ヘプト−2−エン誘 導体。
ン 5.10−ジメチルテトラ CH。
CH。
−ドデセン セン 一ドデセン 5、8.9.10−テトラメチ (以下余白) 、’1l−3−ドデセン 8−メチル−9−エチルテ 8−クロロテトラシフ −3−ドデセン 8−プロモチトラシフ 8−フルオロテトラシ 11]−3−ドデセン 1 @ ]−]3−ドデセ ン−メチルテトラシフ 8−エチルテトラシフ 1・]−]3−ドデセ ン−へキシルテトラシ ロ、1〒1・]−]3−ドデセ ン・ツー3−ドデセン 3 ドデセン 1@コー3−ドデセン 、12 s、1v、+@)−3−ドデセ ン ン 8−エチリデン−9−イソ 一ドデセン 12、s、1v、+・〕−〕3−ドデ セ ン、17・11]−3−ドデセン 8−n−プロピリデン−9 一ドデセン 8−インプロピリデン 一ドデセン ・目]−3−ドデセン 一ドデセン などのテトラシクロ[4,4,0,125,17・11
]−3−ドデセ ン誘導体 (以下余白) 8−n−プロピリデン−9 [4,4,0,12・6,17.1・]−]3−ドデセ ン・]−]3−ドデセ ン−n−プロピリデン−9 [4,4,0,12 S、l?、Il]−3 −ドデセン 8−イソプロピリデン 12−メチルへキサシフ デセン デセン ヘプタデセン 15−工・チルオクタシフ 1 @ 、 Ql 、マ Q@ 、 l J ]−]4
−ヘプタデセ ンどのへキサシクロ[6,6,1,13・6,11+ 
2 、02 、? 、 Q@ などのオクタシクロ[8,8,0,129,14 t、1++、目、1 ・Ia ]−]4−ヘプタデセン誘導体;1@ 、 Q
3 、 @ 、 Ql 21γ]−5−トコセン誘導体
; トコセン 1マ]−5−トコセン などのへブタシクロ−5−イコセン誘導体あるl/11
1へブタシクロ−5−ヘンエイコセン誘導体:CH。
セン などノヘンタシクo [5,5,1,13,*、02.
r、Oe、Iaミコ ヘキサデセン誘導体; 5−メチル−トリシクロ などのトリシクロ[4,3,0,12 5]−3−デセン誘導体。
コセン 1.6−シメチルベンタ 14.15−ジメチルベン などのトリシクロ[4,4,0,12・5]−3−ウン
デセン誘導体; などのペンタシクロ[6,5,1,1”・6.02? 
、 Qll 、 ! 3 ’J −4゜ペンタデセン誘
導体; などのジエン化合物; メチル置換ペンタコ 21.13.21.Q目、1@、11 !@] −5−ベンタコセン などのペンタシクロ [4,7,0,1”・5.OB +3,1l12] −3−ペンタデセン誘導体 −5−ベンタコセン コセン などのノナシクロ [9,10,1,1’ 1、Q’J#、Q2 1・、012 .21.11コ 21、Q10 19.115 18] −5−ベンタコセン誘導 体等を挙げることができる。
(以下余白) 1] −4−エイコセン などのへブタシクロ [7,8,0,13 8、Q2.T、11・ 17.0 +1.1,112 15] −4−エイコセン誘導体; そしてさらに田 5−フェニル−ビシクロ[ −2−エン また、本発明に係る水素化開環共重合体の製造方法に用
いられる成分(b)を槽底する環状オレフィンは、以下
の一般式[n]で表わされる。
を挙げることができる。
(以下余白) [■] ただし、上記式[]]において、tは3以上の整数であ
り、好ましくは3〜10の整数である。
そして、RIGおよびR211は、それぞれ独立に水素
原子、ハロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選
ばれる原子もしくは基を表わす。また、複数回繰り返さ
れる RIG−C−R2@は同一または異なっていても
よい。ハロゲン原子としては、たとえNfl  フッ素
原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子をあげるこ
とができる。また、炭化水素基としては、それぞれ独立
に、通常は炭素原子数1〜6のアルキル基をあげること
ができ、アルキル基の具体的な例としては、メチル基 
エチル五 プロピル基 ブチル基 イソブチル基 ヘプ
チル基 ヘキシル基などをあげることができる。
このような−数式[n]で示されるモノマー成分として
鷹 例えIf、  シクロペンテン、シクロヘプテン、
シクロオクテン、シクロノネン、シクロデセン、メチル
シクロペンテン、メチルシクロヘプテン、メチルシクロ
オクテン、メチルシクロノネン、メチルシクロデセン、
エチルシクロペンテン、エチルシクロヘプテン、エチル
シクロオクテン、ジメチルシクロペンテン、ジメチルシ
クロヘプテン、ジメチルシクロオクテン、 トリメチル
シクロデセンなどの環状オレフィンが挙げられる。
なお、前記−数式[r]、 [l’コ3よび[■コで示
される環状オレフィンは単なる例示であって、これら以
外にも、これら−数式で[I]、 [I]および[n]
で示されるものであれば使用可能である。
本発明で1丸 上記−数式[I]または[■′]で表わ
される環状オレフィンの1種または2種以上よって成分
(a)が構成される。また、上記−数式[n]で表わさ
れる環状オレフィンの1種または2種以上によって、成
分(b)が構成される。
本発明に係る方法で用いられる開環重合体14このよう
な成分(a)を50〜100モル%未鳳好ましくは60
〜98モル%の量で用い、成分(b)をOを超え、50
モル%以下、好ましくは2〜40モル%の量で用いるこ
とにより形成される。
本発明に係る方法で1叡 このような開環共重合体中に
おいて、前記式[I]、 [I゛]および[I[]で表
される環状オレフィンから導かれる構成単位は下記式[
I−a]、 [r ’−alおよび[n −a]で表さ
れる構造の繰り返し単位を形成していると考えられる。
(以下余白) [x−a] (式中、m、nおよびRI〜R+sは前記式[エコにお
ける定義と同様である。) ・ [z’−a] (式中、p、  q、  rおよびR1−R1は前記式
[I’]における定義と同様である。)I9 −  (C)  tCH=CH− 21 ・・・ [n−a] (式中、t、R1@〜R2mは前記式[n]における定
義と同様である。) このような開環共重合体IL  前記成分(a)と、前
記成分(b)とを原料とL 通常の環状オレフィンの開
環重合法により開環共重合させることにより製造できる
。この場合、重合触媒としてl&  例えIAルテニウ
ム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、
白金、モリブデン、タングステン等のハロゲン化執 硝
酸塩もしくはアセチルアセトン化合物と有機スズ化合瓢
 アルコール等の還元剤からなる爪 またはチタン、バ
ナジウムネジルコニウム、タングステン、モリブデン等
のハロゲン化物もしくはアセチルアセトン化合物と有機
アルミニウム等とからなる系などを用いることができる
生成する開環共重合体の分子量1九 開環共重合時にエ
チレン、プロピレン、ブテン−L ヘキセン−1などの
a−オレフィンを添加して調節することができる。
上記により得られる開環共重合体の水素添加1九常の水
素添加方法により行われる。水素添加触媒としてIL、
  オレフィン化合物の水素添加に際して使用されてい
るものが一般に使用可能である。
具体的に店 不均一系触媒としては ニッケル、パラジ
ウム、白金a またはこれらの金属をカーボン、シリカ
、ケイソウ土、アルミナ、酸化チタン等の担体に担持さ
せた固体触媒などがあり、例えばニッケル/シリカ、ニ
ッケル/ケイソウ土、パラジウム/カーボン、パラジウ
ム/シリカ、パラジウム/ケイソウ土、パラジウム/ア
ルミナ等が挙げられる。また均一系触媒としてil  
周期律表第■族の金属を基体とするものがあり、例えば
ナフテン酸ニッケル/トリエチルアルミニウム、オクテ
ン酸コバルト/n−ブチルリチウム、ニッケルアセチル
アセトネート/トリエチルリアルミニウムなどのNi、
Co化合物と周期律表第■〜m族金属の有機金属化合物
からなるもの、あるいはRh化合物などが挙げられる。
前記開環共重合体の水素添加1九 触媒の種類に応じて
均一系または不均一系において、1〜150気圧の水素
圧下に、0〜180℃、好ましくは20〜100℃の温
度範囲で行われる。水素添加率Gi、水素圧、反応温度
、反応時間、触媒濃度などにより調節することが可能で
ある。水素添加物が優れた耐熱劣化性および耐光劣化性
を示すためには重合体中の主鎖二重結合の50%以上、
好ましくは80%以上 さらに好ましくは90%以上が
水素添加されることが好ましい。
このようにして得られる水素化開環共重合体は、光学材
料として用いることができる。例えば滋養基共重合体を
光デイスク用基板に用いると、従来のポリメチルメタク
リレート系の耐熱性や耐水性の間急 ポリカーボネート
系の複屈折性、寸法安定性、耐水性の問題を一気に解決
する光デイスク用基板を提供することになる。したがっ
て、本発明の重合体からなるディスク用基板に公知の種
々の方法で記録層を積層したものはコンパクトディスク
、ビデオディスク、追記型光ディスク、書換型光ディス
ク、光磁気ディスクとして利用できる。
また同様な記録方式を用いる光カード用材料としても利
用できる。
より具体的に本発明の重合体を用いた光ディスクについ
て説明すると、前述の重合体を情報ピットに対応する凹
凸を有するスタンパ−をセットした金型より射出成形し
て得られた基板に、反射率の高い物質たとえばNiS 
AQ、Au等をコーティングして、レーザ光の反射を利
用して情報を読み出す再生専用のディスク、あるいは情
報記録層として通常のレコード板と同じように溝を用い
、溝と接触して走査するヘッドと溝低部に設けられた情
報ピットとの間の静電容量変化を利用して情報を読み出
す再生専用ディスク、さらに光によって変化する記録層
を設けた光ディスクなどがある。
光変化型の記録層としてl気A s −T e −G 
e系のようにレーザ光照射による非晶−結晶の相変化か
らくる光反射取 光透過率の変化を利用するもの、同じ
く相変化を利用するTeox (0<X<2)、あるい
はGdCo、T b F e。
GdTbFe、TbDyFeのように磁化反転を利用し
たもの、また別には有機色素なども利用できる。
また重合体をコア眉またはクラッド層とし 公知の種々
の光フアイバー材料と組み合わせて光フアイバー 光フ
アイバー用コネクター アレイ状光ファイバーとして利
用してもよい。とくにクラッド層として用いると耐水性
、耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性等に優れるので、コア層
を充分に保護し従来のポリメチルメタクリレート系では
到達不可能であった高温部での使用が可能になる。光フ
ァイバーを構成するとき、コア層またはクラッド層とな
る他のプラスチックとして昧 ポリメチルメタクリレー
トおよびその誘導本 フッ素系重合本ポリ4−メチルペ
ンテン−1およびそのコポリマーポリアリレーンなどが
あり、接着性改良のため添加剤を配合したり、これらを
変性したり、変性物を配合したりしてもよい。
その他の利用例としてプラスチックレンズがある。これ
は球面レンズ、平面レンズなど種々の形状が考えられる
。このレンズは眼鏡用のほか天眼範 ルーへ 自動車野
次転写のライトまたはランプに使用するフルネルレンズ
など各種の分野で利用が可能である。
また光分波銖 光導波路、0EIC用基板 光フィルタ
ーなどのオプトエレクトロニクス用の光学材料として利
用してもよい。さらには−数的な光学用フィルム素材と
しての応用も可能であり、建築物の窓ガラス、自転車ガ
ラス、鉄道あるいは飛行機 船舶の窓ガラスといった分
野へも利用できる。
免里立羞( 本発明に係る水素化開環共重合体の製造方法1丸上記−
数式[tlまたは[I°]で表される少なくとも1種の
環状オレフィンを含む成分(a)が50〜100モル%
未諏 および下記−数式[I[]で表される少なくとも
1種の環状オレフィンを含む成分(b)がOを超え、5
0モル%以下、から形成される開環共重合体を水素添加
して水素化開環共重合体を製造している。また、本発明
に係る光学材料4L  このような方法により得られた
水素化開環重合体を用いている。従って、本発明によれ
E  寸法精度が優れるので所期の目的寸法に沿った製
品とでき、歪みによる光学特性の変調がなく、耐熱性に
優れるので高温部ないしその付近での使用が可能であり
、耐薬品性、耐溶剤性に優れるので取扱性に優札 耐水
性に優れるので、防水処置を施す必要がなく、熱可塑性
であるので、通常のプラスチック溶融成形法が適用でき
、かつガラス転移温度が低く耐衝撃性に優れた水素化開
環共重合体および光学材料を提供することができる。
[実施例コ 以下、本発明を実施例により説明する7!l(、本発明
はこれら実施例に限定されるものではない。
失速1ユ (開環共重合体の製造) テトラシクロ[4,4,0,12・s、1テ+s]−3
−ドデセン(以下TCDと略称)とシクロペンテンとの
開環共重合反応を以下の条件で行つtう すなわち攪拌翼を備えた500m1ガラス製重合器にト
ルxン220mL  TCD  100rBXS シク
ロペンテン20m1.1−ヘキセン1In1、六塩化タ
ングステン0.4gおよびテトラフェニルスズ0.43
 gを加え、 40℃で1時間重合を行っtう得られた
反応溶液を塩酸水で洗浄後、大量のメタノール中で沈澱
させ、これを回収して、減圧下に一昼夜乾燥し九 得ら
れた開環共重合体の30℃トルエン中における極限粘度
[ηコは0.48dl/g% +3C−NMR分析によ
るTCD含量は95モル%であった (水素添加反応) 次に以下の条件で水素添加反応を行ったすなわち開環共
重合体10gのテトラヒドロフラン溶液100m1、お
よびPdをシリカに1.8重量%担持させた水素添加触
媒1gをステンレス製オートクレーブに装入獣 水素圧
50kg/□□□2G。
50℃で20時間反応を行つあ 得られた反応液から溶媒を留去した後、シクロヘキサン
に溶解して大量のメタノール中で再沈させ、減圧下に一
昼夜乾燥し九 得られた水素化開環共重合体の物性を表1に示し九 裏農里に」

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式[ I ]または[ I ′]で表される少
    なくとも1種の環状オレフィンを含む成分(a)50〜
    100モル%未満、および 下記一般式[II]で表される少なくとも1種の環状オレ
    フィンを含む成分(b)0を超え、50モル%以下、 から形成される開環共重合体を水素添加することを特徴
    とする水素化開環共重合体の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼…[ I ] (式中、nは0または1であり、mは0または正の整数
    であって、 R^1〜R^1^8は、それぞれ独立に、水素原子、ハ
    ロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選ばれる原
    子もしくは基を表し、 R^1^5〜R^1^8は、互いに結合して単環または
    多環を形成していてもよく、かつ該単環または多環が二
    重結合を有していてもよく、 また、R^1^5とR^1^6とで、またはR^1^7
    とR^1^8とでアルキリデン基を形成していてもよい
    。) ▲数式、化学式、表等があります▼…[ I ′] (式[ I ′]中、pは0または1以上の整数であり、
    qおよびrは、0、1または2であり、R^1〜R^1
    ^5はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂肪族
    炭化水素基、および芳香族炭化水素基よりなる群から選
    ばれる原子もしくは基を表し、R^5(またはR^6)
    とR^9(またはR^7)とは、炭素数1〜3のアルキ
    レン基を介して結合していてもよく、また何の基も介さ
    ずに直接結合していてもよい。) ▲数式、化学式、表等があります▼…[II] (式[II]中、tは3以上の整数であり、 R^1^9およびR^2^0は、それぞれ独立に水素原
    子、ハロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選ば
    れる原子もしくは基を表し、 複数回繰り返されるR^1^9−C−R^2^0は同一
    または異なっていてもよい。)
  2. (2)請求項第1項に記載の方法で製造された光学材料
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