JPH03287417A - 燃料タンクの燃料洩れ防止弁 - Google Patents

燃料タンクの燃料洩れ防止弁

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JPH03287417A
JPH03287417A JP9064390A JP9064390A JPH03287417A JP H03287417 A JPH03287417 A JP H03287417A JP 9064390 A JP9064390 A JP 9064390A JP 9064390 A JP9064390 A JP 9064390A JP H03287417 A JPH03287417 A JP H03287417A
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valve
steel ball
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fuel
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Hiroshi Takagi
高木 博志
Akikazu Sato
佐藤 旭一
Seiichi Takatsuka
高塚 誠一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は車輌の燃料タンク上面の燃料蒸気をキャニスタ
へ逃す経路に装着して、給油時の排気を円滑にすると共
に、過注入を防止し、通常はタンク内蒸気圧の調整を行
い、車輌のスラロームや転調時等においては燃料洩れの
防止機能を発揮する燃料洩れ防止弁に関するものである
〈従来の技術〉 燃料タンクの燃料洩れ防止弁は、車輌のスラロームや転
倒時等に燃料蒸気をキャニスタ−へ逃す経路へ燃料が流
入するのを防止するためには弁の応答(閉方向応答性)
が速く、確実に閉止し、かつ正常位に復したときは素早
く開く弁となることが要求される。そこで、−殻内には
可動部分に鋼球(例えば、実公昭60−39479号、
米国特許第4,655,238号)やフロート(実開昭
63−136258号、米国特許第3,916,928
号)を使用している。また、閉方向応答性をよくするた
めには鋼球転がり面の傾斜を小さくして横に転がり易く
するとよい。
その反対に正常に戻ったときに開弁し易くするには、閉
方向の応答性は悪くなるが、鋼球転がり面の傾斜を大き
くするか、鋼球の自重を大きくするとよい。特に、タン
ク内圧が高い時は開弁し難くなるので、更に弁体の自重
を大きくすることになる(実公昭60−39479号、
米国特許第3,738,384号)。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明はこのような燃料タンクの燃料洩れ防止弁におい
て、スラロームや転倒時に素早く弁を閉じる閉方向応答
性を更に向上させると共に、逆に弁を開いて元に復帰さ
せるのも速い、開閉いずれも迅速な動作をする相矛盾す
る性質を備え、かつ、弁の開閉を確実にするといった課
題を検討すると共に、軽い鋼球で確実に弁を作動させ、
 しかも、コンパクトな構造の提供を目的としたのであ
る。
く課題を解決するための手段〉 そこで、このような課題を検討の結果、本発明者は下記
(A)〜(E)に示す部材で構成され、(C)。
(D)及び(E)の各部材が、(A)、(B)部材の組
付は固定により自由度をもって保持された構造の燃料タ
ンクの燃料洩れ防止弁を開発したのである。
すなわち。
(A):燃料タンクへの取付フランジ(II)とその内
面の弁座(12)と上面のベーパ通路(13)及びフラ
ンジ下面の筒壁(14)とからなるバルブハウジング(
1)。
(B):前記筒壁(14)下方の開放端を覆う中央が低
く外周側にいくにつれて高い底スロープ(21)を有す
る鋼球受ボデー(2)。
(C):前記バルブハウジング(1)の弁座(12)下
方に対峙した弁体(41)を上部に有しその下方に中央
に高く外周側にいくにつれて低い天井スロープ(42)
とスカート(43)を有したキャップ状バルブボデー(
4)。
(D):前記鋼球受ボデー(2)の底スロープ(21)
上を転がる鋼球(5)。
(E):前記バルブボデー(4)の天井スロープ(42
)上面に接するよう両側に延在した上部レバー(61)
と該上部レバー(61)とヒンジ部(62〉で連結され
前記鋼球受ボデー(2)の底スロープ(21)面に進退
可能で鋼球(5〉を下方から支持する下部アングルレバ
−(63)とからなるレバー躯体(6)である。
このような構造の燃料タンクの燃料洩れ防止弁は、レバ
ー躯体(6)の上部レバー(61)をバルブボデー(4
)の上部に軸支するとか、前記上部レバー(61)をバ
ルブハウジング(1)の裏面へ軸支したものも1本発明
に含まれる。
く作用〉 本発明の燃料タンクの燃料洩れ防止弁は、キャップ状バ
ルブボデー(4)、鋼球(5)及びレバー躯体(6)の
各部材が、バルブハウジング(1)、鋼球受ボデー(2
)の組付は固定により自由度をもって保持されているた
め、燃料タンク内の燃料油が少ない時は、鋼球(5)も
鋼球受ボデー(2)の底スロープ(21)の最も低い位
置にあって、キャップ状バルブボデー(4)も下がり弁
体(41)が弁座(12)と離れた位置にあって開の状
態にある。
このような状態で車輌の転倒等が生じてタンクが傾斜す
ると、鋼球(5)は自重によって鋼球受ボデー(2)の
周縁部へ移動し、そのとき強制的にキャップ状バルブボ
デー(4)を内面よりバルブハウジング(1〉方向へと
押してバルブボデー(4)と一体の弁体(41)を弁座
(12)へ密着させて塞ぐ。これと平行してキャップ状
バルブボデー(4)上面で上部レバー(61)が押され
、それとヒンジ部(62)で連結された下部アングルレ
バ−(63)が調味量ボデー(2)の底スロープ(21
)面から進んでキャップ状バルブボデー(4)とで形成
されている鋼球(5)収容間隙内へ入って鋼球(5)に
当接または接近する。
車輌が正常に戻ると、それに追従して直ちに鋼球(5)
が下部アングルレバ−(63)を下方へ押し返し、 こ
れと平行してキャップ状バルブボデー(4)上面を上部
レバー(61)が下方へ強制的に押すことにより、バル
ブボデー(4)と一体の弁体(41)が速やかに弁座(
12)から離れてバルブを開く。
一方、燃料タンク内の燃料油が給油によって末期の満ち
た状態になると、 この時は第61ijに示したように
バルブボデー(4)がフロートの作用によって上昇する
が、鋼球(5)とレバーの作用によりバルブボデー(4
)と一体の弁体(41)が弁座(12)を塞ぐまでには
至らない。
レバー躯体(6)の上部レバー(61)をバルブボデー
(4)の上部に軸支するとか(第5図)、前記上部レバ
ー(61)をバルブハウジング(1〉の裏面へ軸支した
もの(第6図)は、特に部材間の連携が緊密化して上記
操作を可能にする上に、バルブボデー(4)やレバー躯
体(6)の安定保持が図られる。
〈実施例〉 以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の燃料洩れ防止弁の実施例断面図である
。この例は燃料油がフロートの作用をするバルブボデー
位置迄上がっていない時の状態を示している。第2図は
スラロームや転倒時の様子を示す同断面図である。第3
図は液面が上昇した際の液料洩れ防止弁の同実施例断面
図であり、第4図は同燃料洩れ防止弁の分解斜視図であ
る。
本装置は燃料タンクへ固定されるバルブハウジング(1
)と、そのバルブハウジング(1)の下面に設けられた
筒壁(14)の下方の開放端を覆う調味量ボデー(2〉
と、更にその下方でバルブハウジング(1)と調味量ボ
デー(2)を下から覆って前記バルブハウジング(1)
筒壁に固定された保持カップ(3)の3部材が固定状態
に組付けされている。その他のバルブボデー(4)、鋼
球(5)、およびレバー躯体(6)は傾斜や振動、ある
いは液面上昇に対して自由度をもって前記3部材の組付
は固定で保持されている。
バルブハウジング(1)は燃料タンク(7)への取付フ
ランジ(11)が円形に形成され、そのほぼ中央に通気
孔(15)が設けられ上面のベーパ通路(13)と連通
している。バルブハウジング(1)の内面で通気孔(1
5)の周囲は平滑な弁座(12)となっている、フラン
ジ(11)の下面には筒壁(14)が形成されされてお
り、保持カップ(3)の保持穴(16)及び調味量ボデ
ー(2)の保持穴(17)が設けられている。
調味量ボデー(2)には、 円形の外周壁(22〉へ前
記保持穴(17)への係止突起(23)と後述するレバ
ー躯体(6)の案内溝(24)が設けられており、また
内部底面には前記筒壁(14)下方の開放端を覆う中央
が低く外周側にいくにつれて高い底スロープ(21)を
形成している。この底スロープ(21)には十字状にレ
バー収容溝(25)が形成されている。
保持カップ(3)は上部開放の円形カップであって、前
記バルブハウジング(1)と調味量ボデー(2)5を下
から覆って前記バルブハウジング(1)筒壁に固定する
ための係止突起(31)が内壁にあり、底部にはタンク
内部との連通孔(32)、上部には通気孔となる切欠(
33)があり、バルブハウジング(1)のflu(14
)とバルブ内に直接連通しないところに各々設けである
。それにより、急に波が来た時に通気孔(15)内へ液
が入るのを防ぐ。
バルブボデー(4)は前記バルブハウジング(1)の弁
座(12)下方に対峙する弁体(41)を上部に有した
キャップ状である。弁体(41)はバルブボデー(4)
と一体成形したものでもよい、バルブボデー(4)は中
央が高く外周側にいくにつれて低い天井スロープ(42
)とその外周にスカート(43)を有している。
下部開放の伏碗形であるから、フロートの役目もして、
液面が上昇するとバルブボデーは上るが。
通常は第3@のように弁体(41〉が弁座(12)へ接
触しない状態となる。また、中央部が高く、調味量ボデ
ー(2)の底スロープ(21)面の中央底部との間に鋼
球(5)のほぼ直径に相当する収容間隙を形威している
。そこで、前記調味量ボデー(2)の底スロープ(21
)上を鋼球(5)が転がり縁部に近づくにつれて、キャ
ップ状バルブボデー(4)は強制的に内面よりバルブハ
ウジング(1)方向へと押されてこれと一体の弁体(4
1)が第2図のように弁座(12)へ密着する。
レバー躯体(6)は上部レバー(61)と下部アングル
レバ−(63)とからなる。上部レバー(61)は前記
バルブボデー(4)の天井スロープ(42)上面に接す
るよう両側に延在しており、中はどに当接リング部(6
1a)が設けられている。その先端はバルブボデー(4
)の天井スロープ(42)によって中間の当接リング部
(61a)が押された場合、先端部分がバルブハウジン
グ(1)の裏面へ接する。下部アングルレバ−(63)
は ヒンジ部下方のアングル部(63a)とそれにほぼ
直角の十字状鋼球受は部(63b)とからなる、上部レ
バー(61)と下部アングルレバ−(63)とはヒンジ
部(62)で連結されている。この十字状鋼球受は部(
63b)が前述した調味量ボデー(2)の底スロープ(
21)面に形成された十字状のレバー収容溝(25)内
で上下に進退可能となっており、上昇したときは鋼球(
5)を底スロープ(21)から浮かせて下方から持ち上
げて支持することができる。
レバー躯体(6)の他の構造としては、下部アングルレ
バ−(63)はほぼ上記例同様であるが、第5図に示し
たように、上部レバー(61)の基部ヒンジ(62)側
から先端にいく途中を二股に分岐させ、二股の内側の相
対する2個所に回動軸となる突起(61b) (61b
)を設け、この突起(61b) (61b)をバルブボ
デー(4)の上部に設けた軸支穴(45)へ嵌めたもの
も同様な機能を果たすことができる。
更に、第6図のように、 これまでの例で自由状態にあ
った上部レバー(61)の先端部をバルブハウジング(
1)の裏面に設けた軸受(18)へ軸支することもでき
る。また、第7図のようにヒンジ部を薄肉にし、上部レ
バー(61)と下部アングルレバ−(63)を一体で形
成してもよい。
上記レバー(61)はテコの原理により鋼球(5)の重
量を倍増して、正常位に戻った時に素早く弁を開かせる
〈発明の効果〉 本発明の燃料タンクの燃料洩れ防止弁は以上のような構
造であるから、転倒時の洩れ防止、内圧の調整のための
通気孔、ベーパ排出時の液滴分離の作用を一つの装置で
行うことができることはむろんのこと、スラロームや転
倒時に素早く弁を閉じる閉方向応答性を更に向上させる
と共に、逆に弁を開いて元に復帰させるのも速いものと
なっている。このように、開閉いずれも迅速な動作をす
るが、これを軽い鋼球でも確実に作動させ、しかも、コ
ンパクトな構造となっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の燃料洩れ防止弁の実施例断面図である
。この例は燃料油がフロートの位置迄上がっていない時
の状態を示している。第2図はスラロームや転倒時の様
子を示す同断面図である。 第3図は液面が上昇した際の燃料洩れ防止弁の同実施例
断面図である。第4図は同燃料洩れ防止弁の分解斜視図
である。第5図は上部レバーの他の例を示す斜視図であ
る。第6図はレバー躯体を上部レバーの先端で軸支した
例の燃料洩れ防止弁の・断面図である。第7図はレバー
躯体のヒンジ部の他の例を示す側面図である。 (1)バルブハウジング (2)調味量ボデー(3)保
持カップ    (4)バルブボデー(5)鋼球   
    (6)レバー躯体(12)弁座      (
13)ベーパ通路(14)筒壁      (21)底
スロープ(23)係出突起    (25)レバー収容
溝(31)係止突起    (32)連通孔(41〉弁
体      (42)天井スロープ(45)軸支穴 
    (61)上部レバー(61b)突起     
 (62)ヒンジ部(63〉下部アングルレバ− (63b)十字状鋼球受は部 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記(A)〜(E)に示す部材で構成され、(C)
    、(D)及び(E)の各部材が、(A)、(B)部材の
    組付け固定により自由度をもって保持されてなることを
    特徴とする燃料タンクの燃料洩れ防止弁。 (A):燃料タンクへの取付フランジ(11)とその内
    面の弁座(12)と上面のベーパ通路(13)及びフラ
    ンジ下面の筒壁(14)とからなるバルブハウジング(
    1)。 (B):前記筒壁(14)下方の開放端を覆う中央が低
    く外周側にいくにつれて高い底スロープ(21)を有す
    る鋼球受ボデー(2)。 (C):前記バルブハウジング(1)の弁座(12)下
    方に対峙した弁体(41)を上部に有しその下方に中央
    に高く外周側にいくにつれて低い天井スロープ(42)
    とスカート(43)を有したキャップ状バルブボデー(
    4)。 (D):前記鋼球受ボデー(2)の底スロープ(21)
    上を転がる鋼球(5)。 (E):前記バルブボデー(4)の天井スロープ(42
    )上面に接するよう両側に延在した上部レバー(61)
    と該上部レバー(61)とヒンジ部(62)で連結され
    前記鋼球受ボデー(2)の底スロープ(21)面に進退
    可能で鋼球(5)を下方から支持する下部アングルレバ
    ー(63)とからなるレバー躯体(6)。 2 請求項1記載のレバー躯体(6)の上部レバー(6
    1)がバルブボデー(4)の上部に軸支されてなる燃料
    タンクの燃料洩れ防止弁。 3 請求項1記載のレバー躯体(6)の上部レバー(6
    1)がバルブハウジング(1)の裏面へ軸支されてなる
    燃料タンクの燃料洩れ防止弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002115769A (ja) * 2000-07-13 2002-04-19 Inergy Automotive Systems Management 液体タンクに通気するシステム
CN103383006A (zh) * 2013-05-28 2013-11-06 东风汽车公司 一种防倾覆阀及其使用方法

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