JPH03287198A - 鍵盤材 - Google Patents

鍵盤材

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Publication number
JPH03287198A
JPH03287198A JP2087895A JP8789590A JPH03287198A JP H03287198 A JPH03287198 A JP H03287198A JP 2087895 A JP2087895 A JP 2087895A JP 8789590 A JP8789590 A JP 8789590A JP H03287198 A JPH03287198 A JP H03287198A
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JP
Japan
Prior art keywords
keyboard
porous particles
polymer matrix
ivory
dispersed
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Pending
Application number
JP2087895A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Fukushima
敏晴 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業−1−の利用分野」 この発明は、ピアノなどの鍵盤楽器の鍵盤に用いられる
鍵盤祠に関し、水酸基を含有しないアクリレ−1−樹脂
中に多孔性粒子を分散せしめることにより、鍵盤刊とし
て優れた特性を有する象牙に近い触感、演奏性、耐久性
を持たせるようにしたちのである。
「従来の技術」 ピアノ、オルガン、アコーディオン等の鍵盤楽器の鍵盤
の少なくとも表面を構成する材料として従来より象牙が
高く評価されている。これは、象牙が鍵盤飼料として要
求される、次の緒特性を理想的に満たずためと考えられ
る。
(イ)適度の吸水性を有すること。これは演奏者の指の
汗を吸収し、汗による滑りを防止するために要求される
(ハ)優れた外観を有すること。
に)適度の硬度を有すること。これは押鍵時の触感およ
び長期使用による摩耗の防止のために要求される。
(ホ)適度の加工性を有すること。
しかしながら、このような優れた性能を有する天然象牙
も近年産出国であるアフリカ諸国が象の絶滅防止の観点
から捕獲禁止としたため、供給が停止し、入手が不可能
となりつつある。
このような事情に鑑み、一般的には供給の点で不安のな
いアクリル樹脂などの合成樹脂が鍵盤飼料として広く用
いられつつある。
しかし、このようなアクリル樹脂などの合成樹脂製の鍵
盤は、耐候性が良好で、耐久性があり、また、外観およ
び加工性の点では一応満足はできるものの表面が滑らか
過ぎて指が滑りやすく、また吸水性に欠けるため、汗を
かいたりすると特に滑りやすく、ミスタッチの原因とな
るなどの不都合があった。
「発明が解決しようとする課題」 上って、この発明が解決しようとする課題は、天然象牙
に近い触感、演奏性、耐久性を有する人工の鍵盤+オを
得ることにある。
1課題を解決するための手段」 この発明にあたっては、水酸基を含有しないアクリレー
ト樹脂に多孔性粒子を分散せしめたちのを鍵盤材とする
ことで、前記課題を解決する上うにした。以下、この発
明の詳細な説明する。
この発明の鍵盤材は、水酸基を含有しないアクリレート
樹脂もしくは、ポリエステル等の熱硬化性または熱可塑
性樹脂をポリマーマトリックスとし、このポリマーマト
リックス中に多孔性粒子を分散せしめたものである。
ここで、水酸基を含有しないアクリレート樹脂とは、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、メチルアクリ
レ−1−、エチルアクリレ−)・、アクリル酸、メタク
リル酸などの重合物を言う。
また、ここでの多孔性粒子ど(J1粒径5〜500μm
程度の粒子であって、かつ径が3μm以下、好ましくは
Iμn以下の気孔を有するものを言う。
ここで、粒径が5μm未満では、分散性が低下するので
、粘度が高くなり成形が困難となり、また500μmを
越えると沈降かはげしくなり、成型時反りが生ずる。ま
た、外観らなし地状となり鍵盤材として不適当である。
また、気孔の径が3μ灰を越えると、水分以外に汚れが
気孔中に侵入し、汚染される恐れが生じる。このような
多孔性粒子の具体例としては、ハイ)・ロキシアパタイ
ト、コーラルザント、シラスパウダー、プラスデックピ
ーズなどが挙げられる。
この多孔性粒子のポリマーマトリックスへの配合量は、
ボリマーマ)・ワックス100重M部当たり2〜200
重量部、好ましくは30〜80重量部の範囲で決められ
る。多孔性粒子の配合量が2重量部未満ては、得られる
鍵盤拐の吸水性が不足し、200重量部を越えると機械
的特性が低下するとともに多孔性粒子の分散性が低下し
、分散不良となる。この多孔性粒子には、前記ポリマー
マトリックスへの分散性を高めるため、その表面をステ
アリン酸などの脂肪酸て被覆した表面処理粒子を使用す
ることもてきる。この多孔性粒子の添加は、得られる鍵
盤材の吸水性、特に瞬間的な吸水性に関与し、多孔性粒
子の気孔中に水分(汗)が速やかに吸収される。
この発明の鍵盤材にあっては、この他に、水酸化アルミ
ニウム、炭酸カルシウム、ワラストナイト、ガラス粉な
との充填材、着色材、安定材などを適量添加することが
できる。
次に、この発明の鍵盤材の製造方法について説明する。
ポリマーマトリックスが、熱可塑性樹脂の場合、−軸押
出し機等の混練機とペレタイザーにてポリマーマトリッ
クスに多孔性粒子及び添加料等を加え、分散、混合、ペ
レット化し、押出し成形法や射出成形法等の周知の樹脂
成形法によって、成形物を得られろ。また、ポリマーマ
トリックスが、4〜 反応性樹脂の場合、ポリマーマトリックスが液状の時に
、多孔性粒子及び添加料等を加え分散、混合し、注型法
、プレス成形等により成形物を得られる。
ついて、このようにして得られた成形物の表面を軽く研
磨して、成形物表層を研り取り、ポリマーマトリックス
中に分散、埋設されている多孔性粒子の一部を表面に露
出させることにより、目的とする鍵盤材が得られる。こ
の研磨後、パフ加工などによって鏡面性」二げを行うこ
ともできる。
この状態の鍵盤材を第1図に模式的に示す。第1図中符
号lて示したものが水酸基を含有しないアクリレート樹
脂等からなるポリマーマトリックスであり、無数の多孔
性粒子2・・・が分散されている。また、研磨表面3で
は多孔性粒子2・・・が表面に露出し、その気孔も表面
に露出した状態となっている。
このような鍵盤材は、剥そのものを形成することがてき
るとともにシート状に成形し、木材などからなる鍵基材
の表面の打鍵部に貼り合わせて鍵とすることもできる。
また、鍵盤+、!’ !1.I、多孔性粒子としてハイ
ドロキンアバタイ)へやコーラルサンドを用いれば、白
色を呈し、そのまま白鍵とすることができるが、黒色に
着色して黒鍵とすることもてきる。
さらにまた、ハイドロキンアパタイトやコーラルサンド
は、天然材であるため、タンパク質とのなじみがよく、
指の触感がよくなる。
このような鍵盤材にあっては、多孔性粒子が分散されて
いる構成のため、適度の吸水性を有し、演奏者の指の汗
をよく吸収する。特に、多孔性粒子の気孔が表面に露出
するため、水分(汗)を速やかに吸い取る。しかしまた
、多孔性粒子の気孔の大きさは、数μ以下なので、水分
は吸収するが、手の汚れ等(J入らず、汚れにくい。ま
た、鍵盤材表面に多孔性粒子の露出によって、微細な凹
凸が形成され、プラスデックの場合のあまりにも物質材
的な感覚がなくなり、指とのなじみが良く、指先の触感
が象牙に近いものとなる。
さらに、アクリレート樹脂を基体としているのて、耐候
性が優れ、黄変することもなく、耐久性も良好である。
「実施例」 メチルメタクリレ−トンラップ(重合率10%)100
重量部にペンゾイルパーオキザイド03重量部、三級ア
ミン0.5重量部、ハイドロキシアパタイト([(AP
−BJ犬洋化学製)/14.5重量部を加え、混合し、
脱泡した。一方、2枚のガラス板を平行に相対向ざUo
、その間にバッキングデユープ(径311u)を挟みク
ランプで固定して注型用の型を作成した。この型の内部
に前期混合物を注入し密封したのち、60℃の湯浴中で
加熱重合させて、厚さ約2ytrytrの板状の成形物
を得た。この成形物の表面を#240の研磨紙により研
磨し、さらにパフ仕」ニジて、鍵盤材を得た。
この鍵盤材について、その研磨表面における人工汗の接
触角、吸水率(23℃、24時間浸水後)、研磨表面の
平均表面粗さ、研磨表面の動摩擦係数(対鹿皮)を測定
した。
結果を第1表に示す。第1表には、比較のために、象牙
鍵盤材およびアクリル樹脂鍵盤材についてもそれぞれの
測定値を併せて示した。
第1表の結果から、この実施例の鍵盤材は、アクリル出
迎Hに比へて吸水率こそあまり多く(まないが、斤のめ
z]、性、平均表面粗さ、動摩擦係数は象牙に極めて似
ていることがわかる。従って、この実施例の鍵盤材は、
吸水性、指先の触感などが従来のアクリル樹脂鍵盤材に
比べて象牙鍵盤材に近いものであることがわかる。
また、SEM(走査電子顕微鏡)による表面写真によれ
ば、ポリマーマトリックス中に多孔性粒子が均一に分散
されていること及び、多孔性粒子には、lμ程度以下の
凹凸(気孔)が存在していることか確認できる。
「発明の効果」 以」−説明したようにこの発明の鍵盤材は、ポリマーマ
トリックス中に多孔性粒子を分散せしめてなるものであ
るので、適度の吸水性を有し、演奏者の指の汗をよく、
速やかに吸水し、ミスタッチが防止できる。また、押鍵
時の触感が従来のアクリル樹脂鍵盤に比べて、象牙に近
く、すぐれたフィーリングを呈する。さらに、耐候性が
良く黄変などの変退色もなく、耐久側も優れるなどの効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の鍵盤材にお(Jる多孔性粒子の分
散状態を模式的に示す概略断面図である。 1・・・・・・水酸基を含有しないアクリレート樹脂等
からなるポリマーマトリックス 2・・・・・・多孔性粒子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水酸基を含有しないアクリレート樹脂中に、多孔性粒子
    を分散せしめてなる鍵盤材。
JP2087895A 1990-04-02 1990-04-02 鍵盤材 Pending JPH03287198A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2087895A JPH03287198A (ja) 1990-04-02 1990-04-02 鍵盤材

Applications Claiming Priority (1)

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JP2087895A JPH03287198A (ja) 1990-04-02 1990-04-02 鍵盤材

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JPH03287198A true JPH03287198A (ja) 1991-12-17

Family

ID=13927623

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JP2087895A Pending JPH03287198A (ja) 1990-04-02 1990-04-02 鍵盤材

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JP (1) JPH03287198A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05313654A (ja) * 1990-05-18 1993-11-26 Steinway Musical Properties Inc 象牙代替え物で作られたピアノの鍵カバー及びピアノ
JP2008116758A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Yamaha Corp 電子楽器の鍵盤装置
US7767891B2 (en) 2004-03-02 2010-08-03 Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho Key for keyboard-based musical instruments

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7767891B2 (en) 2004-03-02 2010-08-03 Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho Key for keyboard-based musical instruments
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