JPH03285332A - マスキングフィルム - Google Patents

マスキングフィルム

Info

Publication number
JPH03285332A
JPH03285332A JP8781790A JP8781790A JPH03285332A JP H03285332 A JPH03285332 A JP H03285332A JP 8781790 A JP8781790 A JP 8781790A JP 8781790 A JP8781790 A JP 8781790A JP H03285332 A JPH03285332 A JP H03285332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
etching
masking
carbon film
masking film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8781790A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Takahashi
淳一 高橋
Hidekazu Ota
英一 太田
Hiroyuki Horiguchi
堀口 浩幸
Motomi Ozaki
尾崎 元美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP8781790A priority Critical patent/JPH03285332A/ja
Publication of JPH03285332A publication Critical patent/JPH03285332A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、Siマイクロマシーニング、半導体加工プロ
セスにおけるエツチングによる加工時等のマスキングフ
ィルムに関する。
〔従来技術〕
エツチング時のマスキングフィルムに関してみると、L
SIプロセスなどのフォトリソグラフィー分野において
は一見はぼ確立されているかのように思えるのが現状で
ある。しかしながら、に、E、 Petersen、”
5ilicon as a MechanicalMa
terial”、 Proc、 IEEE 70.42
0(1982)や江刺、センサ技術、5,114(19
85)など種々の報文に報告されているようにSi等の
マイクロマシーニングのように基板材料をエツチングし
て構造体を作るような場合にはエツチング時間がかかる
ので、マスキングフィルムのエツチング液に対する耐性
が現在なお問題となっている。例えば。
現在よく行オ)れているK OH水溶液を用いたSiの
結晶軸異方性エツチングでは、まず、第1図に示すよう
に31単結晶板2にマスキングフィルム1を形成し1通
常濃度30〜40%、温度70−110℃でエツチング
を行う。エツチング後の状態を第2図に示す。この場合
、Siの(+00)而2aのエッチレートは約1.4μ
m/min程度である。一方、マスキングフィルムとし
て用いられている熱酸化5in2膜、あるいは、熱■、
Y)CVDによるSi、N4膜のエッチレートはそれぞ
れ、40〜50人/min、 0.7人/min程度で
ある。
S1単結晶のエツチングにおいて、KO)(水溶液を用
いた場合(il+)面のエツチングに比しく100)あ
るいは(110)面のエツチングは400〜600倍速
く進むのでK OH水溶液は異方性エツチングのエッチ
ャントとしてよく用いられている。
このエッチャントに対し、マスキングフィルムとしてこ
れまでS i 02あるいはSi3N、膜が使われてい
る。しかしながら、Siの熱酸化により形成するSin
、膜はKOH水溶液に対して40〜50人/+++in
程度のエッチレートを持っており、また1ミクロンの熱
酸化膜を形成するためには約100分の酸化時間が必要
なため、実用上の熱酸化膜厚は1膜程度である。したが
って、0.3mm以上の深さのエツチングは不可能であ
る。
一方、熱LPGVDによるSi3N、膜のエッチレート
は0.7人/sinと小さいので、厚いSi基板のエツ
チングにも有効である。しかしながら、Si、N、の形
成は800℃以上の高温で行う必要があり、あらかじめ
CMO5などの回路の形成後異方性エツチングを行う際
のマスキングフィルムとして使用する場合、Si基板上
の能動素子中に存在する種々の不純物が再拡散し素子の
性能が劣化したり、An配線膜の表面に凹凸(いわゆる
ヒロック)が生じたりする。
なお、Si、N4膜はプラズマCVD法によれば基板温
度300〜400℃の低温で作製可能であり、このよう
な問題は避けることができる。しかしながらPCVD法
によって生成する膜はSiとNがストイキオメトリ−に
化合せずSiリンチな膜となり、KOHにエツチングさ
れ易くなりマスキングフィルムの用をなさない。
一方、Auなどの金属をマスキングフィルムとして用い
た場合にも蒸着法などにより低温で膜を形成できるが、
マスキングフィルム除去の際のエツチングでSi基板上
の回路にダメージを与える。
〔目  的〕
本発明の目的は、室温程度の低温で製膜でき、基板上の
回路等にもダメージを与えない、エツチング用マスキン
グフィルムを提供するにある。
〔構  成〕
本発明は、炭素膜よりなることを特徴とするマスキング
フィルムに関する。
すなわち、本発明の特徴は、低温(はとんど室温)で形
成でき、K OH水溶液を含むほとんど全てのエッチャ
ントに対して侵されず、しかも高いlI!m性を有する
マスキングフィルムとして炭素膜を選択した点にある。
この炭素膜は炭素原子及び水素原子を主要な組織形成元
素とした非晶質あるいは微結晶質の膜であり、さらに膜
物性を制御するために他の元素を単独または併用して含
有させることができる。具体的には、周期律表第■族元
素の場合は全構成原子量に対して5原子%以下、第■族
元素の場合は35原子%以下、第V族元素の場合は5原
子%以下、アルカル金属元素の場合は5原子%以下、ア
ルカリ土類金属元素の場合は5原子以下、窒素原子の場
合は5原子%以下、酸素原子の場合は5原子%以下、カ
ルコゲン系元素が35原子%以下、および、またはハロ
ゲン系元素が35原子%以下を含有させてもよい、これ
ら元素の原子%は原料ガスの濃度あるいは後に述べる製
膜の条件などで調節するとよい。又、膜中の元素量は元
素分析1例えばオージェ分析によって測定できる。
前記炭素膜を形成するためには有機化合物ガス、好まし
くは炭化水素ガスが用いられる。しかしながら、原料物
質は常温常圧で必ずしも気体である必要はなく、加熱あ
るいは減圧により気化しうるものであれば常温常圧では
液体状態でも固体状態であってもよい。炭化水素ガス原
料としては、例えばCH4、C2H,、C3H,、C、
H、o等のパラフィン系炭化水素、C2H4等のオレフ
ィン系炭化水素、アセチレン系炭化水素、ジオレフィン
系戻化水素、芳香族炭化水素などほとんどすへての炭化
水素が使用できる。
さらに、炭化水素以外でも、例えばアルコール類、ケト
ン類、エーテル類、エステル類等少なくとも炭素原子を
含む化合物であれば使用可能である。
本発明における原料ガスからの炭素膜の形成方法として
は、成膜活性種が直流、低周波、高周波、あるいはマイ
クロ波等を用いたプラズマ法により生成されるプラズマ
状態を経て形成される方法、その他イオン化蒸着法、あ
るいはイオンビーム蒸着法などにより生成されるイオン
活性種を経て形成される方法及び真空蒸着法あるいはス
パッタリング法などにより生成される中性活性種から形
成される方法等がある。
これらの形成方法の中では、成膜活性種が直流、低周波
、高周波あるいはマイクロ波等を用いたプラズマ法によ
り生成されるプラズマ状態を経て形成される方法が最も
好ましい。
一方、マスキングフィルムとしての炭素膜は。
生産効率の点から、成膜速度が速い方がより好ましい。
さらに、炭素膜の下地に形成されている能動素子等への
ダメージを少くするために、膜の内部ストレスが小さい
ことが望しい。
以上のマスキングフィルムとして、より好ましい特徴を
持つ炭素膜はRF電圧源を用いたプラズマCVD法によ
り形成できる。特に好ましくは以下の条件により成膜を
行う。
RF出カニ 0.2〜5 w / an圧   カニ 
10−” 〜I Torr流   量: 5〜50se
cm 基板温度:室温〜950℃ さらに基板、特にSiウェハ、ガラス等の無機材料に対
する膜の密着力に注目すれば、RFプラズマCVD法の
場合、基板側に負の直流バイアスを印加し、その絶対値
を制御することが重要である。バイアス範囲としては一
1OO〜−700Vであり、望ましくは−200〜−6
00vの範囲がよい。絶対値として100■以下では密
着力が弱く、プロセス工程中で膜剥離が多数発生する。
また700v以上では膜の内部ストレスが大きくなって
やはり、膜剥離の発生原因となる。
また直流電圧を用いたプラズマCVDによりマスキング
フィルムに適した炭素膜を形成することができる6好ま
しくは、以下の条件により成膜を行う。
直流比カニ0.2〜5W/an 圧   カニ 0,02−0.5Torr流   量:
  5〜50secm 基板温度:室温〜950℃ 直流電圧: 0,5〜50kV 電極間隔=20〜100Wn この条件において、100〜10000人/winの高
い成膜速度により炭素膜を成膜できる。
さらに、炭素膜としては硬質炭素膜、例えばj−C膜、
ダイヤモンド状炭素膜、アモルファスダイヤモンド膜、
ダイヤモンド薄膜などを使用することができる。
硬質炭素膜の形成方法を以下に説明する。
前記プラズマCVD法の場合の製膜条件の一例を下記に
示す。
RF出力 :  0.1〜50W/am”圧   力 
:  10−3〜10Torr温  度 : 室温〜9
50℃ プラズマCVD法では、プラズマ状態により原料ガスが
ラジカルとイオンとに分解され反応することにより基板
状に炭素原子Cと水素原子Hとからなるアモルファス及
び微結晶の少なくとも一方を含む硬質炭素膜が堆積する
。こうして形成される硬質炭素膜ではlR151取法、
及びラマン分光法による分析の結果、それぞれ、第8図
及び第9図に示すように炭素原子のSP。
の混成軌道とSP、の混成軌道とによる原子間結合が混
在していることが明らかである6また。
X線及び電子線回折分析によってもアモルファス状態、
及び/または約50〜数μm程度の微結晶が存在するこ
とが確認できる。なお、炭素原子のSP3の混成軌道と
SP、の混成軌道とによる原子間結合の割合、あるいは
、アモルファス状態と微結晶状態の割合は製膜条件によ
り制御可能である。
このように硬質炭素膜がSP3とSIN、の混成軌道を
持っている結果、硬質炭素膜は硬度が高く(ビッカース
硬度で約9500kg/ mm” )、電低的にも絶縁
体であり、かつ化学的にも安定であり酸、アルカリに浸
されにくい。従って、エツチングのマスキングフィルム
として使用できる。
本発明マスキングフィルムはKOH水溶液によるSi結
晶軸異方性エツチングだけでなく、E D P (Et
hyler+eDiamir+CPyrocatech
ol)水溶液、ヒドラジン(N 2 H4)水溶液、N
aOH水溶液などによるSi結晶軸異方性エツチング、
フッ酸+硝酸+酢酸+水によるSi等方性エツチング、
その他のエッチャントによるエツチング。
又Si以外の被エツチング材料にも適用できることはい
うまでもない。
〔実施例〕
本実施例を第3〜7図を参照しながら説明する。
第3図に示すようにSi単結晶基板2上に炭素膜3を、
さきに述べたプラズマCVD法により形成する。原料ガ
スとして、メタンと水素との混合ガスを用いた。この膜
上に所望のフォトレジストパターン4を形成する(第4
図)、ついでプラズマ反応を利用したドライエツチング
によりレジストの無い部分の炭素膜を除去する(第5図
)。このエツチングガスとしてはCO2とArの混合ガ
スを用いた。所望のパターンに炭素膜をエツチングした
後アッシングまたは剥離液などによりレジストを除去し
た(第6図)。
その後KOH水溶液によりエツチング処理した(第7図
)。
このようにして形成した炭素膜マスキングフィルムのK
OH水溶液によるエツチングレートを測定した結果、0
.5〜1人/winであり熱LPGVDにより作製した
Si□N4とほぼ同程度のエツチングレートを示した。
従って、炭素膜はSi異異性性エツチングような長時間
エツチングする際のマスキングフィルムとして有用であ
る。
しかもマスキングフィルムの形成を室温で行えるので熱
LPGVDでSi、N4を形成する際に生じる能動素子
中の不純物の再拡散や、A2膜にヒロックが生ずること
もない。
〔効  果〕
本発明のマスキングフィルムは低温(はとんど室温)で
形成できるとともに絶縁性が高く、かつ被エツチング材
料をエツチングするエッチャントに対してほとんど侵さ
れない、そのため、基板に形成されている回路、能動素
子をショートさせることなくエツチングを充分に行うこ
とができ、深いエツチングも問題なく行えるのでSiの
マイクロマシニング加工等の微細加工を有効に行うこと
ができる。またこれ以外のエツチングを用いる加工にも
広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエツチング時の説明図、第2図は従来の
エツチング後の説明図、第3〜7図は、本発明の一実施
例のエツチング工程を順に示す説明図、第8図は硬質炭
素膜のIR吸収法による分析結果を示す図、第9図は硬
質炭素膜のラマン分光法による分析結果を示す図である
。 1・・従来のマスキングフィルム 2・・S】単結晶板 2a・・・Si単結晶板の110
面3・・本発明のマスキングフィルム 4・・・フェトレジストパターン 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、炭素膜よりなることを特徴とするマスキングフィル
    ム。
JP8781790A 1990-04-02 1990-04-02 マスキングフィルム Pending JPH03285332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8781790A JPH03285332A (ja) 1990-04-02 1990-04-02 マスキングフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8781790A JPH03285332A (ja) 1990-04-02 1990-04-02 マスキングフィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03285332A true JPH03285332A (ja) 1991-12-16

Family

ID=13925522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8781790A Pending JPH03285332A (ja) 1990-04-02 1990-04-02 マスキングフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03285332A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7999799B2 (en) 2004-03-31 2011-08-16 Au Optronics Corporation Data transfer method and electronic device
EP2329529A4 (en) * 2008-09-19 2017-10-11 Sunpower Corporation Method for fabricating a solar cell using a direct-pattern pin-hole-free masking layer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7999799B2 (en) 2004-03-31 2011-08-16 Au Optronics Corporation Data transfer method and electronic device
EP2329529A4 (en) * 2008-09-19 2017-10-11 Sunpower Corporation Method for fabricating a solar cell using a direct-pattern pin-hole-free masking layer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4411734A (en) Etching of tantalum silicide/doped polysilicon structures
US4361461A (en) Hydrogen etching of semiconductors and oxides
KR100229241B1 (ko) 드라이 에칭방법
US4878993A (en) Method of etching thin indium tin oxide films
US5348617A (en) Selective etching process
JP2004508709A (ja) 酸化物の選択的エッチング方法
EP0608931B1 (en) Reactive ion etching of indium tin oxide (ITO)
US4585515A (en) Formation of conductive lines
US6008137A (en) Pattern formation of silicon nitride
JPS6289333A (ja) 金属と半導体間にオ−ム型接触を形成するための改良されたrieプラズマエツチング法
Poor et al. Measurements of etch rate and film stoichiometry variations during plasma etching of lead‐lanthanum‐zirconium‐titanate thin films
US4790920A (en) Method for depositing an al2 O3 cap layer on an integrated circuit substrate
Chen et al. Record low SiO2/Si interface state density for low temperature oxides prepared by direct plasma‐enhanced chemical vapor deposition
JPH03285332A (ja) マスキングフィルム
Chow et al. Plasma etching characteristics of sputtered MoSi2 films
JPH05102068A (ja) ダイヤモンドを用いた電子デバイスの電極形成方法
JPS6328995B2 (ja)
JP2663418B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JPS59167021A (ja) 半導体装置の製造方法
Pangal et al. Effect of plasma treatment on crystallization behavior of amorphous silicon films
JPS58132933A (ja) 選択ドライエツチング方法
Szmidt Selective etching of c-BN layers
JP2000223477A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS6347787B2 (ja)
JPH0955366A (ja) 三族窒化物半導体の製造方法