JPH03284594A - エスカレータの踏段

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明はエスカレータの踏段に関する。

（従来の技術）第２図〜第４図により従来の踏段について説明する。

エスカレータは、前・後輪１．２及び踏板３、ライザ４
などよりなる多数の踏段５を踏段チェーン６で無端状に
連結して駆動装置７により回転駆動して乗客を輸送して
いる。

踏段５の前輪１、後輪２は、夫々前輪ガイトレール８、
後輪ガイドレール９上を走行している。

各踏段５の上面にはクリート付きの踏板３を取付け、踏
段の後端部には表面がやや弯曲したライザ４を取付ける
。ライザ４はアルミニューム層成いは鉄ｍ製で、踏板３
と同様にクリートが施されている。

ところで、エスカレータにおいて、上階及び下階側の曲
線部は段差運動部１０となっており、踏段のライザ４と
、その後方に隣接する踏段の先端部との間で上下方向に
相対運動が生じるので、そこには空隙Ｇが設けである。

これは踏段が前輪の中心点を回転中心としてその後端部
が上又は下に移動するなめである。

このため、ライザ４の表面形状は、踏板の先端部Ａを中
心として、踏段チェーンのピッチＰから、踏段５の段差
運動に必要な空隙Ｇ分を差引いた長さＲを半径とした円
弧Ｋをその断面形状としている。

（発明が解決しようとする課題）ところで、エスカレータの上階又は下階側寄りの段差運
動部において、前方の踏段のライザとその後方に隣接す
る踏段の先端部との空隙に異物が巻込まれる事がある。

これは、最初に異物が落込むと、前方の踏段のライザに
力が加わり、踏段が前輪の中心点を中心として回転して
浮上り、ライザと隣接する後方の踏段との空隙Ｇが拡大
し、−旦、踏段が浮上り始めると、前記隙間に異物が更
に入り込むためである。

この空隙が拡大するのは、ライザ表面の断面形状が円弧
であり、この中心点が踏板の先端（Ａ点）にあるのに対
し、踏段の浮上りの中心は前輪の中心点（０点）である
ためである。

このように踏段が浮き上がったままだと乗降板に当たる
おそれがある。

本発明はこの問題点を解消するため、浮上りにより空隙
があまり拡大しない形状のライザとすることを目的とし
ている。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）上記の目的達成のなめ本発明は、踏段前輪の中心点を中
心としライザ上端までの距離を半径とした円弧と、踏板
先端部の点を中心としライザ上端までの距離を半径とし
たた円弧との中間に位置しライザ上端を通る円弧を踏段
のライザ表面の断面形状を形成する円弧とした。

（作用）前記の構成によるライザによって、エスカレータの踏段
が浮き上った場合に、後方隣接の踏段先端部との空隙は
それほど拡大せず。更に異物が空隙に深く落込むことが
なくなる。

（実施例）本発明について第１図に示す実施例に基づいて説明する
。

ライザ４の表面をその断面形がＡ〜Ｃ上の点Ｅを中心と
した半径Ｔの円弧Ｍとなるようにする。

円弧Ｍは踏段が浮上がるときの中心、即ち前輪の中心Ｃ
とライザの上端Ｂを結んだ距離Ｓを半径とした円弧りと
従来のＡとＢを結んだ半径Ｒの円弧にの中間に位置し、
更に隣接する踏段とのすき問を保てるだけの位置りを結
んだ円弧Ｍとするものである。

即ち、前記踏板先端部の点と前輪の中心点を結ぶ線上の
略中間点を中心とし、これよりライザ上端部才での距離
を半径とする円弧とする。

この様な構成としたので段差運動部１０において、異物
によりライザ４に加わえられた力により、踏段が浮上っ
た場合、ライザ４と後方隣接の踏段の先端部との空隙Ｇ
が殆ど大きくならないので、異物がさらに落ち込むおそ
れがなくなる。

本発明の他の実施例として、ライザ４の円弧の選び方は
、踏板の先端部Ａを中心とする円弧にと、前輪ｌの中心
点Ｃを中心としライザ上端Ｂを通る円弧りどの中間に位
置する円弧であれば、上記の効果を得ることができる。

よって、このような円弧の範囲内であれば、円弧の中心
は必ずしも踏板の先端部Ａと前輪１の中心点Ｃとを結ぶ
線上である必要はない。

〔発明の効果〕

本発明により、踏段の浮上りを容易に防止でき信頼性の
高いエスカレータが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるエスカレータの踏段の側面図、第
２図はエスカレータの上階部側面図、第３図は踏段の概
略斜視図、第４図は第３図の側面図である。１・−・前輪　　　　　　２・・・後輪３・・・踏板　
　　　　　４・・・ライザ５・・・踏段Ｇ・・・空隙　　　　　　Ｂ・・・ライザ上端Ａ・・・
踏板先端