JPS6317787A - マンコンベア装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はマンコンベア装置に関し、特に乗降部に設け
られている床板とスカートガードとのすき間へのゴミ詰
まりを防止したマンコンペ装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第７図は、例えば実公昭４２−８２５８号公報および特
開昭５２−１３７８７９号公報に示される従来のマンコ
ンベア装置を示す要部構成図である。図において、１は
主枠であって、下部階床２と上部階床３との間に掛は渡
されている。４は主枠１の下部端に設けられた従動用の
下部スプロケット、５は主枠１の上部端に設けられた駆
動用の上部スプロケット、６は下部スプロケット４と上
部スプロケット５との間に掛は渡された踏段鎖であって
、図示しないレールに案内されている。７は踏段であっ
て、エンドレス状に多数個並設されて踏段鎖６に連結さ
れることにより走行路を構成している。８．９は踏段７
を乗降する乗客が出入りする乗場部、１０は踏段７と乗
降部８．９の側部に沿って立設されたスカートガードで
あって、その上部にはエンドレス状の手摺１１が設けら
れている。

第８図は第７図に示すＡ部の要部拡大図であって、乗降
部９はその先端部に前記踏段７の表面に形成されている
図示しないクリートと噛み合う複数の櫛を有する床板１
２が設けられている。

そして、この踏板１２は、軸重３によって支持されてい
ることにより、櫛と踏段７との間に異物が介在された時
に回動して図示しない安全スイッチを作動させるように
なっている。１０ａは踏板１２の回動時におけるにげ部
分を構成するために、スカートガード１０の下端部分に
形成さた切り欠きである。そして、この部分をＢ−Ｂ線
に沿って切断すると第９図に示すように、踏板１２の非
回動状態ではスカートガード１０と踏板１２との間にす
き間１４を有することになる。

この様に構成されたマンコンヘア装置において、駆動側
の上部スプロケット５が図示しない駆動装置によって回
転されると、この上部スプロケット５と下部スプロケッ
ト４との間に掛は渡されている踏段鎖６が回転移動され
る。ここで、踏段鎖６には、エンドレス状に多数個並設
された踏段７が連結されていることから、踏段鎖６の回
転に伴って踏段７が移動され、この踏段７に乗り込んで
いる乗客の移送が行えることになる。

次に、何かの原因によって、踏段７と床板１２の櫛との
間に、履物および石こう等の異物が介在されると、床板
１２は軸１３を中心として、第８図に矢印Ｂで示すよう
に右回動することになる。床板１２が右回動すると、そ
の一部が図示しない安全スイッチを作動させることから
、図示しない駆動装置が急停止されて、事故の発生が防
止されることになる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のマンコンベア装置はスカートガードの下部に、踏
段と乗降部との間に異物が介在されたことを検出するた
めの床板が回動する場合のにげ部を構成するための切り
火きが設けられており、通常時はこの切り欠き部分がす
き間となっている。このために、長年の間にこのすき間
にごみや石が入り込んでこのすき間を埋めることから、
動作すべき時に床板の回動が阻止されて、安全スイッチ
を動作させることが出来なくなる問題を有している。

この発明は、上記問題を解消するためになされたちきで
あって、床板の異物検出動作を確定にしたマンコンベア
装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るマンコンベア装置は、スカートガードの
下部に設けられている床板の回動時のにげ部分を構成す
るための切り欠きによって、スカートガードと床板との
間に生ずるすき間部分に、可撓性部材を詰めたものであ
る。

〔作用〕

この発明におけるマンコンベア装置においては、スカー
トガードと床板との間のすき間に、シリコンゴム等から
なる可撓性部材が詰められていることから、床板の回動
を阻止することな（、ごみの詰まりが防止されることに
なる。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図は、マンコンベア装置におけるスカートガードと床板
との関係を示す要部断面図であって、第９図と同一部分
は同一記号を用いてその詳細説明を省略しである。同図
において１５は、シリコンゴム等の可撓性部材であって
、スカートガード１０の裏面側と床板１２の上面との間
に設けることにより、床板１２の異物検出時における回
動のために、スカートガード１０の下端に設けられてい
るにげのための切り欠き部分に生ずるすき間を埋めてい
ることになる。

この様に構成されたマンコンベア装置において、床板１
２踏段との間での異物の詰まりを検出して、その先端側
が上方に持ち上げられて回動すると、可撓性部材１５は
第２図に示すように変形することにより、床板１２の回
動を自由に行わせる。そして、この床板１２が回動する
と、図示しない安全スイッチが作動されて駆動部が急停
止されることから、異物による事故の発生が防止される
ことになる。

また、通常時においては、可撓性部材１５がスカートガ
ードと床板１２とのすき間を完全に埋めていることから
、長年の使用に際して、このすき間にごみが詰って、床
板１２の回動を阻止する問題が確実に防止される。

第３図は、この発明によるマンコンベア装置の他の実施
例を示すものであって、第１図と同一部分は同記号を用
いて示しである。可撓性部材１５をスカートガード１０
の裏面側にただ単に固定した場合には、床板１２の回動
時における可撓性部材１５の変形が、第２図で示したよ
うに不安定な状態となる。これに対しては、第３図に示
すように、スカートガード１０の舅側にＬ字状に曲げら
れた金具１６を固定することによって凹部を設け、この
凹部内に可撓性部材１５の一部を挿入して固定すれば良
い。このようにすれば、床板１２の回動時における可撓
性部材１５の変形は、第４図に示すように、安定した状
態の変形となる。

第５図は、この発明によるマンコンベア装置の更に他の
実施例を示すものであって、第１図と同一部分は同記号
を用いて示しである。同図において、１２ａは床板１２
の表面に形成されているすべり止め用の溝である。そし
て、この溝１２ａの真上にスカートガード１０を位置さ
せた状態において、スカートガード１０の裏面とｖｉ４
１２　ａとの間に可撓性部材１５を配置する。

この様にした場合には、可撓性部材１５の上部はスカー
トガード１０に固定され、下部は床板１２に固定される
ことから、床板１２０回動時における可撓性部材１５の
変形は、第６図に示すうにより安定したものとなる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、スカートガードの下
部に設けられるにげ部用の切り欠きと床板との間のすき
間に可撓性部材が詰められることから、通常時における
ごみの詰まりが防止され、また床板の回動時には容易に
変形して踏段と床板との間への異物の詰まりを確実に検
出する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による乗客コンヘア装置の一実施例を
示す要部断面図、第２図は第１図に示す床板の回動状態
を示す断面図、第３図〜第６図はこの発明の他の実施例
を示す断面図、第７図は従来のマンコンベア装置を示す
側面図、第８図は第７図に示すＡ部の要部拡大側面図、
第９図は第８図のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。 １０はスカートガード、１２は床板、１２ａは溝、１５
は可撓性部材、１６は金具。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）無端状に連結されて移送路を構成する踏段と、こ
   の踏段を乗降する乗客が出入りする乗降部と、前記踏段
   および乗降部の両側部に設けられたスカートガードとに
   よつて構成され、前記乗降部はその先端部に前記踏段の
   表面に形成されているクリートと噛み合う複数の櫛を有
   するとともに、櫛と踏段との間への異物介在時に上方向
   に回動して安全スイッチを作動させる床板を有するマン
   コンベア装置において、前記スカートガードと床板との
   すき間に可撓性部材を詰めたことを特徴とするマンコン
   ベア装置。
2. （２）可撓性部材はスカートガードの裏面に設けられて
   いるずれ止め用の凹部にその一部が収容固定されている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のマンコン
   ベア装置。
3. （３）可撓性部材は床板に設けられているすベり止め用
   の溝とスカートガードの裏面との間に設けられているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のマンコンベ
   ア装置。