JPH03284119A - 電気機器の故障監視装置 - Google Patents

電気機器の故障監視装置

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JPH03284119A
JPH03284119A JP2271234A JP27123490A JPH03284119A JP H03284119 A JPH03284119 A JP H03284119A JP 2271234 A JP2271234 A JP 2271234A JP 27123490 A JP27123490 A JP 27123490A JP H03284119 A JPH03284119 A JP H03284119A
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Mamoru Yamada
守 山田
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達之 四蔵
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浩志 小野
Nobuyuki Takao
宣行 高尾
Wataru Watanabe
渡 渡辺
Kiyoshi Kurosawa
潔 黒澤
Akira Tanaka
章 田中
Noboru Wakatsuki
昇 若月
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、変圧器や開閉装置などの高電圧機器におい
て、高電圧部が収納されている容器の内部で発生する部
分放電や閃絡などによる発光を検出することによって故
障を監視する故障監視装置に関する。
〔従来の技術] 変圧器や開閉装置などの高電圧機器は絶縁媒体を封入し
ておく必要があるために、密封容器内に高電圧部を収納
した構成が採られる。このような構成の電気機器におい
て、内部で絶縁劣化のために部分放電が生じたり、更に
進んで高電圧導体同士あるいは高電圧導体と接地導体と
の間で絶縁破壊が生して閃絡現象が発生したりすること
がある。
このような内部に生ずる絶縁上の異常、又は故障を検出
するために種々の方法が採られている。特に一般にGI
Sと略称されているガス絶縁開閉装置は絶縁スペーサで
複数の区画に仕切られた構成をしているので、閃絡現象
によって生ずる発光はどの区画で発生したのかの位置標
定を行うのによく使用されている。GISは円筒状のケ
ースを組み合わせてその中に高圧リードなどの高圧部を
収納し、異なるケース間を絶縁スペーサを介して電気的
機械的に接続するという構成になっていて、絶縁スペー
サで仕切られたケースが多数存在するような構成である
。万一、どれかのケース内で閃絡故障が発生した場合、
故障の生じたケースを電気的に位置標定することが困難
であり、しかも修理の効率化のためには、故障したケー
スを特定することが必須である。このようなGTSの故
障箇所の特定のために、最近閃絡光を光センサで検出し
て故障標定を行う故障監視装置が実用化されている (
例えば臼井はかrGIsの外部診断技術J電気学会高電
圧研究会資料+1V89−2.平成元年1月30日) このような閃絡光を検出する従来の故障監視装置の光セ
ンサとしては、ホトマルなどの受光素子で閃絡光を直接
受光し電気信号に変換した上で外部に引き出すという方
式と、集光レンズで光ファイバの先端に集光させてこの
光ファイバを外部に引き出して所定の位置でホトダイオ
ード (PD)などの光電気変換素子を使用して電気信
号に変換する方式とがある。
(発明が解決しようとする課題〕 前述のように、光センサとしてホトマルを使用する方式
は、ホトフル自体光の入射角に制限があり、また、ホト
マルはノイズに比較的弱く、開閉器の開閉操作時に発生
する開閉サージの伝播によって破壊されることが多く信
頼性の点で問題がある。更に、1つのケースの内部全体
をカバーするためには多数のホトマルを設置しなければ
ならないという問題がある。このように光センサの数が
多いとこれに対応して光信号が変換された電気信号を電
子回路的に処理して所要の判定を行う判定器の数が増加
しシステムとしての構成が複雑かつ高価になりしかも信
頼性に低くなるという問題が生ずる。
光センサとして集光レンズを使用して光ファイバで外部
に引き出す方式も集光範囲が狭いので、容器内の高電圧
部が複雑に配置されている場合などでは高電圧部品が光
の陰となり、多数の光センサとこれに付随して多数の判
定器を必要とする場合があるという前述のホトマルと同
様の問題がある。
この発明はこのような問題を解決し、複雑な構成の高電
圧部でも多数のセンサと判定器とを必要とせず、しかも
信頼性の高い電気機器の故障監視装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段] 上記課題を解決するためにこの発明によれば、遮光され
た容器内に収納された電気機器の高電圧部で発生する部
分放電又は閃絡による発光を検出することによってこの
電気機器の故障を監視する故障監視装置であって、前記
容器内を引き回し、少なくともその一端を外部に引き出
した少なくともその一部が螢光ファイバからなる検光フ
ァイバと、この検光ファイバの外部に引き出した端部か
ら導出した光信号を電気信号に変換する光電気変換器と
、この光電気変換器の出力信号を基にして故障に関する
判定をする判定器と、この判定器の出力信号を基に所定
の表示を行う表示器とからなるものとし、更に検光ファ
イバの両端を容器外部に引き出すものとし、また検光フ
ァイバの一端を容器外部に引き出し、他端面に反射加工
を施すものとし、更に入力信号の中に含まれる2つのパ
ルス状信号の時間差に基づいて、判定器が発光位置を標
定するものとし、また、検光ファイバが、螢光ファイバ
と所定の長さの螢光を発しない光ファイバからなる遅延
光ファイバとを接続してなるものとし、また、光を遮断
する隔壁で複数の区分容器に区分されてなる容器の、前
記隔壁を貫通してなる1木の検光ファイバが、それぞれ
の区分容器内ごとに螢光ファイバと所定の長さの遅延光
ファイバとを接続してなるものとし、また、検光ファイ
バが、異なる色の螢光を発光する螢光ファイバを直列に
接続してなり、この検光ファイバからの光信号を分光す
る分光手段と、この分光手段で分光された複数の異なる
色の光信号をそれぞれ受光し電気信号に変換する光電気
変換器とを備えてなるものとする。
〔作用〕
この発明の構成において、螢光ファイバは貫通する光に
よって螢光を発し、この光が螢光ファイバの中を長さ方
向の両側に伝播して端部から出光するという特性がある
。この螢光ファイバを光センサとして容器内を引き回し
、その一端か両端を外部に引き出して、端部からの出光
を光電気変換器で電気信号に変換すると、この電気信号
の強度は検出される光の強度に対応して変化する。した
がって、この電気信号を基に判定器で故障の発光の有無
の判定や発光部の位置標定などを行い、その結果として
の出力信号を基に表示器で所定の表示を行い、この電気
機器の運転、又は保守員に必要とする情報を伝えること
ができる。
前述の光ファイバの両端を容器外部に引き出すと一端の
場合に比べて光信号の強度が増加するので検出感度が向
上する。
また、光ファイバの一端だけを容器外部に引き出し、他
端面に反射加工を施すと、引き出し端とは反対方向に伝
播する光も反射加工された端面で反射して引き出し端か
ら出光するので、この場合も両側に伝播した光信号が利
用でき検出感度を向上させることができる。
更に、2つの光信号の時間差を検出するとこの検出され
た時間差の値は閃絡などによる発光位置と1対1の対応
があるので、この時間差を基に判定器で発光部の位置を
演算により求めるようにすると、部分放電や閃絡などの
発光が生じた位置を標定することができる。すなわち、
光ファイバの両端を引き出してそれぞれ独立に光電気変
換する方式の場合には、発光箇所に応じて2つの電気信
号に含まれるパルス波形の立上り時点に伝播距離を光フ
アイバ内の光速度で除した時間差が生じる。
この時間差は発光箇所と1対1の対応があるので、発光
位置の標定が可能になる。また、光ファイバの一端だけ
を引き出して他端を反射加工した構成の場合には、反射
光によるパルス信号は直接光によるパルス信号に対して
常に遅れるとともに、その時間差も発光位置と1対lの
対応があるので、この場合も発光部の位置標定か可能で
ある。
このような位置標定において、2つのパルス信号から求
める時間差の検出精度が位置標定の精度に直接関係する
が、光フアイバ内での伝播距離の差が数10mだとして
も時間差はせいぜい0.1 μsecのレヘルなので、
2つのパルス波形が重なって時間差の検出感度が低下す
るという問題が生ずるが、検光ファイバの所定の位置に
被覆した螢光ファイバか通常の螢光を発しない光ファイ
バからなる遅延光ファイバを所要の長さだけ挿入すると
、電気信号に変換された2つのパルス信号が分離するの
で重なりによる誤差の発生を抑制することができる。
容器が隔壁で複数の区分容器に分割された電気機器の場
合には、隅壁を貫通して1本の検光ファイバとし、その
両端又は一端を外部に引き出して区分容器ごとの位置標
定を行う構成とすると、隅壁近傍の発光部の位置標定か
不確実になるという問題が生ずるので、区分容器ごとに
螢光ファイバと遅延光ファイバとを接続して全体として
1本の検光ファイバとする構成により、区分容器ごとに
発生する光信号の時間差が不連続になって離散化される
ことから区分容器ごとの位置標定か確実になる。
螢光ファイバの螢光の色には、赤、黄、緑、青などの異
なる色を選択できるので、これら色の異なる螢光ファイ
バを直列に接続して検光ファイバを構成すると、発光部
の位置に応じて色が異なる光信号が得られるので、分光
手段によって色別に分離してそれぞれごとに光電気変換
器で電気信7号に変換することにより、異なる色の螢光
ファイバの配置に応じた発光部の位置標定を行うことが
できる。
[実施例] 以下この発明を実施例に基づいて説明する。第1図はこ
の発明の実施例を示す模式図を含む故障監視装置のブロ
ワ゛り図である。この図において、容器300の中に電
器中身400が収納されていて、この電器中身400に
図示しない高電圧部が含まれている。螢光ファイバから
なる検光ファイバ11が電器中身400の近傍に引き回
されていて、その両端が貫通端子2A、2Bを介して導
光ファイバ3A 、 3Bにそれぞれ接続されて光電気
変換器4A、4Bにそれぞれ入力され、この光電気変換
器4A、4Bによって電気信号に変換されて判定器51
の入力信号となっている。判定器51はこれら人力信号
を基に、これらの人力信号が一定値以上の強度を越えた
とき容器300内部で発光があり故障が発生したと判定
しその旨を出力し、これを受けて表示器6で点灯したり
ヘルを鳴らしたりすることによりこの電気機器の保守員
に知らせる。あるいは後注するように、判定器51で2
つの入力信号の立上がり時点の時間差を検出して発光位
置、言い換えれば故障位置を標定し、その結果を表示器
6で表示する。このときの表示器6は、たとえば、電器
中身400の概略形状を図示しないCRTデイスプレー
上に表示しておいて故障位置をこの上に表示する、とい
うような方式を採用してもよい。
導光ファイバ3^、3Bは容器300の外に設けるので
この部分で光が侵入するのを防止する必要がある。その
ためこの導光ファイバ3A、3[1には通常の光ファイ
バを使用するか被覆した螢光ファイバを使用する。通常
の光ファイバを使用する場合には、検光ファイバ11と
の接続が必要であるが、被覆した螢光ファイバを使用す
る場合は光ファイバの接続が省略できる。検光ファイバ
11と導光ファイバ3^、3Bとの接続位置は容器30
0の内外どちらでもよいが、螢光ファイバが外部にでる
場合には遮光のための被覆が必要である。
第2図は螢光ファイバとその機能を説明するための模式
的な断面図であり、断面を示すための斜線を施すのはか
えって図を複雑にするのでこれを省略しである。この図
において、螢光ファイバは螢光物質を含んだコア201
とこのコアを包んだクラット202からなっている。こ
のような構成は螢光物質を含むことを除いては光ファイ
バ一般に採用されている構成であり、クラッド202の
屈折率をコア201のそれより大きくすることによって
、伝播光205で図示しているように、クランド202
の内面で全反射しながらコア201の中を光ファイバの
先端まで伝播してゆき、この先端部から外部に出光する
。通常の光ファイバでは伝播する光も先端部から入光さ
せることはできるが、図の入射光203のように光ファ
イバを貫通する光はただ貫通するだけで光ファイバの軸
に平行な方向に伝播する伝播光になることはない。とこ
ろが、螢光ファイバの場合は、入射光203によってコ
ア201に含まれている螢光物質200に螢光を発光さ
せ、この螢光は入射光203の入射方向に関係なく周囲
に平等に放散する。そのうちの軸に対して所定の角度以
下の成分だけが伝播光205になり、この角度以上の角
度で放散した螢光は全てクラッド202を貫通して外部
に出てしまう。この角度はクラッド202とコア201
 との屈折率で決まる値である。
4 光ファイバは一般にその直径は1(財)前後と細いもの
なので屈曲性に冨み、また絶縁特性が良好なので、高電
圧導体近傍を引き回しても絶縁性能に余り影響を与える
ことはない。第3図は光電気変換器4A、4Bと判定器
51の構成を示すブロック図である。この図において、
光電気変換器4A、 4Bはそれぞれホトダイオード4
1八、41Bと前置増幅器としての増幅器42A 、 
42Bとからなっており、判定器51は方形パルス発生
回路511へ、511Bとオア回路512とからなって
いる。
第4図は第3図の動作説明のための波形図であり、各部
の電気信号の符号は第4図と合わせである。これらの図
において、増幅器42Aで増幅した電気信号101Aは
導光ファイバ録からの光信号と路間−の波形をしており
、第4図に示すように山形で図示しであるが、この波形
は第1図の発光部Pでの閃絡や部分放電による発光の強
度波形と検光ファイバ11の螢光物質200特有の発光
、減光の時定数に関係して決まるものである。螢光を発
する物質には種々あって、色も多様であることは勿論、
前述の時定数もナノ秒しヘルから広義にりん光も含めれ
ば数秒、あるいは日単位の広い範囲のものがあり、使用
目的に応して適宜選択することができる。したがって、
検光ファイバ11に混入する螢光物質によって種々の特
性を持った螢光ファイバを製作することができる。後述
するように、光フアイバ内を光が伝播することによる時
間差を利用して位置標定する場合には発光、減光の時定
数はなるべく小さいことが必要である。第3図、第4図
に示す実施例ではこれから述べるように発光有無だけを
判定するので、余り小さな時定数を必要とはしない。逆
に時定数の大きな螢光を使用して閃絡や部分放電が生じ
た時点から遅れた時点で判定動作を行わせてノイズによ
る誤動作を回避する方式を採用することもできる。
電気信号101Aを人力信号として方形波パルス発生回
路511Aで時点t2で立ち上がりパルス幅が充分大き
な方形パルスである電気信号102Δを生成する。
その陳、ノイズによる誤動作を回避するために、あらか
じめ設定しておいたしき域値を電気信号1.0111の
値が越えた時点が電気信号102Aの立ち上がり時点に
する。このような機能は比較器と単安定マルチハイブレ
ークを使用することにより容易に実現できるものであり
、一般のアナログ回路で多く適用される回路構成である
ので詳細は省略する。
電気信号102Bも電気信号102Aと同様に導光ファ
イバ3Bを伝播してきた光信号を光電気変換器4Bで電
気信号に変換して電気信号101Bを生成しこれを方形
パルス発生回路511Bによって時点t、で立ち上がる
電気信号102Bを生成する。第4図に示すように、電
気信号102[1,l02Aは充分長いパルス幅を持っ
ているのでこの図でしょ波尾部の図示を省略しである。
また、電気信号101Aが電気信号102Bよりも遅れ
て図示しているのは、第1図において、電器中身400
の発光部Pが貫通端子Bに近い位置なので、発光部Pか
ら貫通端子2Bまでの検光ファイバ11の長ざが発光部
Pから貫通端子2へまでの長さよりも短いために検光フ
ァイバll内の光信号の伝播時間に差が生じたことによ
るものである。この伝播時間の差Δt=  (t2−t
+) と電気信号101A、 l0IBの波形の関係か
ら、第4図のように完全に2つの波形が離れていす、重
なり合うような時間関係になる場合もある。
オア回FIi!l512は電気信号102A、102B
が入力されて、どちらか一方の電気信号が零でないとき
に零でない電気信号103を出力する。この電気信号1
03が零でないときに第1図の容器300内で発光があ
ったと判定したことになる。
オア回路512の代わりに加算器を使用しても差し支え
ない。この場合は電気信号103の波形が2段の階段状
になるが、この電気信号103を入力信号とする第1図
の表示器6は最初の立ち上がり時点で動作を開始する訳
であるから次の段が有っても関係ないことになる。前述
のように電気信号101、A、l0IBが重なり合うよ
うな場合は加算器で加算する方式は信号の強度が2倍近
くなることからSN比が改善されるという効果も期待で
きる。
加算する電気信号を電気信号101A、 l0IBとし
、加算された電気信号を1つの方形パルス発生回路に入
力してオア回路を省略する方式でもよい。更には、導光
ファイバ3A、3Bを1つのホトダイオードにまとめて
光学的に接続することにより光信号の段階で加算すると
いう方式を採用してもよい。
この方式では方形パルス発生回路とともに光電気変換器
も1つに節減することができる。なお、ホトダイオード
41A、41Bの出力信号は微弱なので、この電気信号
を加算器で加算するのはノイズを拾う可能性が高くなる
ことから得策でシよない。
第5図はこの発明の別の実施例を示すもので、2つの電
気信号101A、10113の時間差を基にして発光位
置を標定する機能を付加した判定器のブロック図、第6
図は第5図の動作説明のための波形図である。これらの
図において、電気信号101A、 101Bをそれぞれ
入力信号として方形パルス発生回路521A、521B
で方形パルスよしての電気信号104A。
104Bを生成する。この電気信号104Δ、 104
Bのパルス幅は第3図、第4図の場合とは反対に2つの
パルス同士が時間的に重ならないように小さな値に設定
する。これら2つの電気信号104A、104Bを加算
器521で加算した上で双安定マルチバイブレータ52
2に入力すると、立ち上がり時点がtl、立ち下がり時
点がt2である方形パルスとしての電気信号105が出
力される。電気信号104A、104Bとが重畳すると
双安定マルチバイブレーク522が正常な動作をしなく
なるので、前述のように電気信号104A、 10,1
Bのパルス幅はなるべく小さく設定されるのである。
電気信号105が積分回路523に入力されると、この
積分回路523の出力信号は第6図に示すように時点t
、からt2までのΔもの期間、直線的に上昇して時点t
2で最高値電圧■に達し、時点L2以降は理想的には一
定値を維持する波形になる。実際の積分回路523では
時点t2以降一定の時定数で減衰してゆくので、積分回
路523の出力信号をホールド回路524に入力して最
高値をホールドすることにより、このホールド回路52
4の出力信号であるとともに判定器52の出力信号とし
ての電気信号106が生成される。
電気信号106の波高値の電圧■は次式で表される。
V=k ・Δt   −−−−−−−(1)ここで、 k ;回路定数から決まる係数 Δt; 2つの光信号の時間差(−tz  t+)また
、発光部Pの位置を光電気変換器までの光ファイバの長
さの合計をLで表現すると、Lは次式で求められる。
L= (Lt  v ・Δt )/ 2−−−−−−(
2)ここで、 L ;発光部Pから近い方の光電気変換器までの検光フ
ァイバ11と導光ファイバ3Bとの合計長さ LT;検光ファイバ11.導光ファイバ3A、3Bの合
計長さ V ;光フアイバ内の光信号の伝播速度とする。
係数にはあらかじめ知ることができるから、(1)式に
基づいて電圧■から時間差Δtを求め、また、光の伝播
速度■と光ファイバの全長LTは事前に分かっているか
ら、(2)式にこれらの値とΔtを代入することにより
Lを演算することができる。このような演算は表示器6
での表示内容に応じてアナログ演算で容易に行うことが
できる。CRTデイスプレーに発光部Pの位置を表示す
るような場合には、当然コンピュータによる演算が適当
であり、電気信号106をA−D変換器でディジタル信
号に変換してコンピュータに入力し前述の演算はコンピ
ュータに記憶させたアルゴリズムに基づいて演算し所定
の表示を行う方式を採用することになる。
この方式の場合も電気信号106の有無に基づいて第3
図の判定回路51と同様の表示を行うことも可能である
。ただし、発光部Pが検光ファイバ11の長さの中央部
近傍になると期間Δtの値が小さくなり電気信号106
の波高値■も小さくなるので、発光の有無の判定が困難
になるという問題があるので、第3図の判定器51と第
5図の判定器52とを併用し電気信号104A、104
Bをこれら2つの判定器5L52に並列に入力する構成
とするのが妥当である。
第7図はこの発明の別の実施例を示す模式図を含む故障
監視装置のブロック図であり、第1図と同じ部材につい
ては同じ参照符号をつけることで詳しい説明を省略する
。この図において、検光ファイバ12は螢光ファイバか
らなっていてその一端は貫通端子2と導光ファイバ3を
介して光電気変換器4に接続してあり、この構成は第1
図の場合と基本的に同じである。検光ファイバ12のも
う一端は容器300の中にありその端面ば鏡面仕上げさ
れた鏡面端部121 となっている。
発光部Pで発光した光によって検光ファイバ12内に生
じた螢光は貫通端子2の方へ伝播する光信号と鏡面端部
121の方へ向かう光信号に分かれる。
貫通端子2に向かった光信号はそのまま貫通端子2と導
光ファイバ3を通って光電気変換器4に達し、一方、鏡
面端部121に向かった光信号は鏡面端部121で反射
して検光ファイバ12の中を戻り貫通端子2.導光ファ
イバ3を通って光電気変換器4に達する。このように、
鏡面端部121を設けることにより検光ファイバの引き
出し端を1つにして2つの光信号を得ることができるの
で、第3図。
第4図の場合と同様に単に発光の有無だけを判定する場
合には検出感度が向上するという効果が1組の貫通端子
2.導光ファイバ3.光電気変換器4の組み合わせで達
成することができる。また後述のように、第5図、第6
図の場合と同しく位置標定が可能である。
第8図は第7図の動作説明のための波形図であり、これ
らの波形は判定器53内の各部の電気信号の波形を示す
ものであるが、判定器53は前述の判定器52と類似で
あり、異なる点は判定器53への入力信号は1つであり
、これに伴って方形パルス発生回路も1つで加算器52
1は不要であり、後は全く同じであるので図示を省略す
る。貫通端子2に直接向かった光信号が変換されて生成
した電気信号107に対して鏡面端部121に向かい反
射して光電気変換器4に達した光信号による電気信号1
08との間には時間差Δtが生ずる。電気信号107か
ら方形パルス109が、電気信号108から方形パルス
109が1つの方形パルス発生回路から生成され、これ
が双安定マルチハイブレークに入力されて方形パルスで
ある電気信号111が出力され、この電気信号111が
積分回路に入力され更にホールド回路で最高値が保持さ
れることによって判定器53の出力信号としての電気信
号112が得られる。
旧式と同様に、発光部Pから光電気変換器までの距離り
は次式で求められる。
L=L、−v−Δt / 2 −−−−−−−−(3)
ここで、 L ;発光部Pから光電気変換器までの検光ファイバ1
2と導光ファイバ3の長さの和Lo;検光ファイバ12
.導光ファイバ3の長さの和 Δt ; (1)式から求められる時間差V ;光フア
イバ内の光信号の伝播速度とする。
Lを演算したり表示したりするのも第6図の場合と同様
に行うことができる。この実施例における判定器53.
及び前述の判定器51 、52は前述の図示や動作説明
に基づく構成に限るものではなく、現在の電子回路設計
技術を応用することにより種々の判定器の構成を製作す
ることができる。表示器6でも同じであり、この発明の
目的に反しない範囲で任意の回路構成を選択できる。
第9図はこの発明の別の実施例を示す模式図を含む故障
監視装置のブロック図であり、第7図と異なるのは、螢
光ファイバからなる検光ファイバ13の外部に引き出さ
ない側の端部に遅延光ファイバ133を接続しその端部
を鏡面加工して鏡面端部134を形成した点であり、こ
れに伴って判定器54は第7の判定器53とは異なるも
のである。
遅延光ファイバ133を設けることによって、発光部P
で検光ファイバ13内に発生した螢光の鏡面端部134
に向かった光信号は遅延光ファイバ133を通って鏡面
端部134で全反射され再度遅延光ファイバ133と螢
光ファイバ131を通り直接貫通端子2の方へ向かった
光信号に遅れて光電気変換器4に達する。この光信号は
遅延光ファイバ133を2度通るので、第7図の場合に
比べて遅延光ファイバ133を伝播する時間の2倍の時
間の遅延時間Δt、だけ時間差Δtが大きくなる。
第10図は第9図の動作説明のための波形図である。こ
の図において、貫通端子2に向かう光信号によって生成
される電気信号107は第8図と同しである。鏡面端部
134を反射した光信号は、もし遅延光ファイバ133
が無ければ二点鎖線で示す仮の電気信号113の位置に
なるが、電気信号107との時間差が小さいために、2
つの波形が重畳してしまい電気信号107によって生成
される電気信号115の後、双安定マルチバイブレーク
が生成する電気信号117の立ち下がりを指令するパル
スが発生しなくなってしまう。これを何らかの方法で解
決したにしても重畳してしまった2つの電気信号の遅れ
た方の電気信号の立ち上がり時点を先の電気信号の立ち
上がり時点と同じ程度の精度で検出するのは困難であり
、そのため、時間差Δtの計測誤差が多大になるという
問題が生ずる。
遅延光ファイバ133によってΔtdだけ電気信号11
4を遅らせると、電気信号107と114 とは重畳し
なくなり時間差ΔLの計測誤差が改善されることになる
この場合の1.は次式で求められる。
L=LT−v−Δt / 2  −−−−−−−−−(
4)ここで、 L :発光部Pから光電気変換器までの光ファイバ13
1.3の長さの和 LT;検光ファイバ13.導光ファイバ3の長さの和(
遅延光ファイバ133を含む) Δ1. ; (1)式から求められる時間差V ;光フ
アイバ内の光信号の伝播速度第11図はこの発明の別の
実施例を示す模式図を含む故障監視装置のブロック図で
ある。この図において、容器310は隔壁315.31
6.317に仕切られた区分容゛器31L312,31
3,314からなっており、検光ファイバ14は隔壁3
15,316,317をそれぞれ貫通端子21,22.
23で貫通して光学的に1本の検光ファイバとなってい
る。容器310からの検光ファイバ14の引き出しは区
分容器311を貫通する貫通端子方と区分容器314を
貫通する貫通端子2Bで行われていて、それぞれ光電気
変換器4A、4Bによって光信号が電気信号に変換され
た後判定器55に入力されている。判定器55の出力信
号が表示器6に入力されるのは前述の実施例と同様であ
る。
区分容器311 の中の検光ファイバ14は螢光ファイ
バ141 と遅延光ファイバ142とからなっており、
ほかの区分容器312.313.314 も同様に螢光
ファイバ143,145,147と遅延光ファイバ14
4.146,148が接続されてなっている。遅延光フ
ァイバ142,144゜146及び14日は第9図の遅
延光ファイバ133と同様に通常の光ファイバ又は被覆
した螢光ファイバからなるものである。
この図で検光ファイバ14内の電器中身の表示を省略し
であるが、このような複数の区分容器からなる容器を持
つ電器としては前述のGI’SやGIBと略称されるガ
ス絶縁ブスバーなどがあり、これらの構造は前述の区分
容器に相当する円筒状のケースが前述の隔壁に相当する
略円板状の絶縁スペーサを介してポルト締め接続されて
いて、絶縁スペーサによって隣合うケース間は互いに気
密になっている。電器中身としては単に高圧リードが1
本、または三相−括母線として3本がケースの長さ方向
に平行して中央部に設けられ絶縁スペーサで機械的に保
持され、通常アルミや鉄などの金属製のケースとの間の
空間の絶縁ガスによって絶縁耐力が保持される構成とな
っている。このようなGTSの母線やGIBでは電器中
身の形状か比較的単純なので、検光ファイバ14はケー
ス近くに設けることで少なくとも閃絡故障を充分に検出
することが可能である。
ただ、位置標定において火事なのは発光部の属する区分
容器を標定することであり、区分容器内の位置標定はそ
れほど重要ではない。
この実施例はこの点を考慮して区分容器の精度を上げる
ことを目的としたものである。
区分容器311と312を例にして説明すると、区分容
器内の隔壁315の近傍で発光部Qで閃絡又は部分放電
が発生して発光が生じたとする。この位置の螢光ファイ
バ141内に発生した螢光は螢光ファイバ141から貫
通端子2Aと導光ファイバ舗を通って光電気変換器4A
に到達する。したがって発光部Qでの発光の後、螢光フ
ァイバ141 と導光ファイバ3Aの長さに相当する伝
播時間Δt、だけ遅れて光電気変換器4八に電気信号が
出力されることになる。
一方、区分容器′1゛で閃絡またば部分放電が生じて光
が発生したとする。発光部Tがら貫通端子21を通った
光信号は遅延光ファイバ142を通りその後発光部Qで
の発光による光信号と同じ経路で光電気変換器4八に到
達する。このときの光電気変換器4八が出力する電気信
号の発光部Tでの発光時点からの遅れ時間Δt4は大略
前述の遅れ時間Δt3に遅延光ファイバ14′2の伝播
時間Δも、を加えた値になる。このΔL、を判定器55
が区分容器を位置標定するのに必要な充分の大きさに設
定しておけば、たとえ、発光部Q、Tが隔壁の近傍であ
っても区分容器間の位置標定を誤りなく行うことができ
る。
仮に、遅延光ファイバ142を設けておかないと、発光
部Qと発光部Tとの遅れ時間の差が小さく事故が発生し
たのが区分容器311なのが、区分容器312なのかの
判定が困難になるという問題が生ずる。
以上は遅延光ファイバ142を設けることの効果につい
てであったが、遅延光ファイバ144.146も同様で
ある。遅延光ファイバ148は前述のような効果を生ず
ることはないが、実際のGISやGIBの区分容器の数
は非常に多いので、全ての区分容器内に遅延光ファイバ
を共通に設けておくことにする方が標準化の上で妥当で
あるともいえる。
なお、発光部Q、Tから図の右に伝播する光信号は光電
気変換器4Bで電気信号に変換されるが、この電気信号
を用いなくとも光電気変換器4八による電気信号だけで
充分の位置標定か可能であるが、確認手段として使用す
ることもでき、万一 一方の光電気変換器が故障した場
合の故障検出に使用することもできる。勿論、区分容器
313,314内の発光に介しては光電気変換器4Bに
よる電気信号を使用した方が感度がよいので、両方の電
気信号を比較して適宜信頼性の高い判定方式を採用すれ
ばよい。
遅延光ファイバ142.144 、146.148の長
さを螢光ファイバ141.143.145.147の長
さに比べて充分大きな値にすると、判定器で検出される
遅れ時間ΔLは区分容器ごとに遅延時間Δむ、の略整数
倍の値になる。例えば、発光部Qで発光した場合を考え
ると、光電気変換器4八で出力される電気信号は遅れ時
間が非常に小さく、光電気変換器4Bで出力される電気
信号の遅れ時間は略Δt、の4倍になる。同じようにし
て、発光部Tで発光した場合は、光電気変換器4八で出
力される電気信号の遅れ時間は略Δt、となり、光電気
変換器4Bで出力される電気信号の遅れ時間は略Δt6
の3倍になる。このように、遅れ時間の差が区分容器ご
とに明らかに異なる値になるので判定を誤る可能性が非
常に小さくなり、判定結果の信頼性が向上する。
この実施例における判定器55の回路構成は前述のもの
とは異なるが、具体的に示すまでもなく前述の判定器5
5と同様、従来技術の応用によりその実現は容易である
第12図はこの発明の別の実施例を示す模式図を含む故
障監視装置のブロック図である。この図において、検光
ファイバ15を色の異なる4種類の螢光ファイバ1.5
1.152.153.154で構成していて、螢光ファ
イバ151の一端が貫通端子2と導光ファイバ3を介し
て外部に光信号を伝達している。引き出し側の端部とは
反対側の検光ファイバ15の端部でもある螢光ファイバ
154の端部は鏡面加工をしていす反射光信号は利用し
ない構成である。
螢光ファイバ151が発する螢光の色を青、螢光ファイ
バ152が発する螢光の色を緑、螢光ファイバ153が
発する螢光の色を黄、螢光ファイバ154が発する螢光
の色を赤、とそれぞれすると、螢光ファイバ151が近
くにある位置の発光部Pで閃絡が生じると、青色の螢光
としての光信号が導光ファイバ3の端部から出る。この
光信号はプリズム35を通って光電気変換器431に受
光される。周知のように、光の波長が短いほど屈折率は
小さくなることからプリズム35による屈折角が最も小
さくなり、その位置に設けた光電気変換器431は青色
を検出することになる。同じようにして、波長が短くな
ってゆく緑、黄、赤の順で順次光電気変換器432,4
33.434で受光されることになる。光の色が分かれ
ば、図を例にすれば四角形に描いである電器中身のどの
辺で閃絡が生じたかの位置標定か可能である。
光電気変換器431,432,433,434は図では
小さな○印で表示しであるが、基本的には第3図の光電
気変換器4A、4Bと同じである。
プリズムは分光手段として使用したのであるが、これの
代わりに導光ファイバ3の光信号を4つに分け、それぞ
れを青、緑、黄、赤のフィルタを介して4つの光電気変
換器431,432,433,434に受光させること
によっても前述のプリズムを使用した場合と同じ分光手
段としての機能を果たさせることができる。
〔発明の効果〕
この発明は前述のように、螢光ファイバは貫通する光に
よって螢光を発し、この光が螢光ファイバの中を伝播し
て両端から出光して検出光となる特性があるので、この
螢光ファイバを高電圧部の近傍の部分放電や閃絡が生ず
る可能性のある位置に引き回し、螢光ファイバを直接か
、通常の光ファイバを接続してこれを外部に引き出して
、端部からの出光を光電気変換手段で電気信号に変換す
ると、この電気信号は検出される光の強度に対応して強
度が変化する。したがって、この電気信号を基に判定手
段で故障の有無などを判定し、その出力信号を基に表示
手段で所定の表示を行い、この電気機器の運転、又は保
守員に必要とする情報を伝えることができる。螢光ファ
イバは表面全体が受光部となる光センサなので広い範囲
にわたる光検出に対して外部に引き出す端部の数だけの
光電気変換器と1つの判定器で構成することができるの
で、従来の装置では容器内の高電圧部の構成によっては
高電圧部品が光の陰となり、1つの区分容器でも多数の
光センサよこれに付随して多数の判定器を必要とする場
合があるという欠点があったのが、簡単な構成の故障監
視装置となり、その結果として安価になるとともに、部
品点数の削減の結果としての信頼性の向上が期待できる
検光ファイバの両端を外部に引き出して電気信号に変換
すると、電気信号の強度が増大することになるので検出
感度が向上する々いう効果が得られる。
また、光ファイバの一端だけを容器外部に引き出す代わ
りに、他端面を鏡面加工を施すと、引き出し端とは反対
方向に伝播する光も鏡面加工された端面で反射して引き
出し端から出光するので、この場合も両側に伝播した光
が検出光となるために検出感度を向上させることができ
るとともに容器を貫通する貫通端子、導光ファイバ及び
光電気変換器は1組みだけで済むことになる。
更に、入力信号の中に含まれる2つのパルス状信号の時
間差に基づいて、判定器で発光部の2位置標定か可能に
なるようにすると、部分放電や閃絡などの発光部の位置
標定を行うことができる。すなわち、光ファイバの両端
を引き出してそれぞれ独立に光電気変換する方式の場合
には、発光箇所に応じて2つの電気信号に含まれるパル
ス波形の立」ユリ時点に伝播距離を光フアイバ内の伝播
速度で除した時間差が生しる。この時間差は発光箇所と
1対1の対応があるので、発光部の位置標定か可能であ
る。また、光ファイバの一端だけを引き出して他端を鏡
面加工した構成の場合には、反射光による光信号は直接
光による光信号に対して常に遅れて光電気変換器に到達
し、その時間差も発光部の位置とl対lの対応があるの
で、この場合も発光部の位置標定か可能である。
このような位置標定において、2つのパルス信号から求
める時間差の検出精度が位置標定の精度に直接関係する
が、光フアイバ内での伝播距離の差が数10mだとして
も時間差はせいぜい0.1 μsecのレヘルなので、
2つのパルス波形が重なって時間差の検出感度が低下す
るという問題が生ずる。
通常の光ファイバか被覆を施した螢光ファイバの所定の
長さのものを遅延光ファイバとして、検光ファイバとし
ての螢光ファイバの一方の端部又は長さの中央部に挿入
すると、2つの光信号が分離するので重なりによる誤差
の発生を抑制することができる。
容器の中が隔壁で分割されて互いに光が遮断された区分
容器に分けられている電気機器の場合には、−本の検光
ファイバを隔壁を貫通端子を介して貫通し、光ファイバ
の両端又は一端を外部に引き出して発光部の位置標定を
行うと、隔壁近傍では区分容器の標定か不確実になると
いう問題が生ずる。検光ファイバを、区分容器ごとに螢
光ファイバと遅延光ファイバとを接続して構成すること
によって、隣合う区域間で時間差が不連続になって区分
容器の標定を誤る可能性がなくなる。
螢光ファイバの螢光の色には、赤、黄、緑、青などの異
なる色を選択できるので、これら色の異なる螢光ファイ
バを直列に接続して検光ファイバを構成すると、発光位
置に応じて光信号の色が異なるので、分光手段で色別に
分離し、それぞれの色ごとに光電気変換器で受光し電気
信号に変換することにより、異なる色の螢光ファイバの
配置に応した発光部の位置標定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す模式図を含む故障監視
装置のブロック図、第2図は螢光ファイバとその機能を
説明するための模式的な断面図、第3図は第1図の光電
気変換器と判定器の構成を示すブロック図、第4図は第
3図の動作説明のための波形図、第5図はこの発明の別
の実施例を示す判定器のブロック図、第6図は第5図の
動作説明のための波形図、第7図はこの発明の別の実施
例の模式図を含む故障監視装置のブロック図、第8図は
第7図の動作説明のための波形図、第9図はこの発明の
別の実施例を示す模式図を含む故障監視装置のブロック
図、第10図は第9図の動作説明のための波形図、第1
1図はこの発明の別の実施例を示す模式図を含む故障監
視装置のブロック図、第12図はこの発明の別の実施例
を示す模式図を含む故障監視装置のブロック図である。 11.12,13,14.15 :検光ファイバ、2.
2A、2B、2122.23  :貫通端子、3.3A
、3B :導光ファイバ、4゜4A、4B、431,4
31,433,43.1  :光電気変換器、5152
53.54,55,56  :判定器、6:表示器、3
00:容器、400:電器中身、13L14L143,
145.147 :螢光フィバ、 33 42 144.148 : 遅延光ファ イバ、 21 34 鏡面端部、 315.316 317 : 隔壁。 傅p’rボ縛 戴幣剖屑

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)遮光された容器内に収納された電気機器の高電圧部
    で発生する部分放電又は閃絡による発光を検出すること
    によってこの電気機器の故障を監視する故障監視装置で
    あって、前記容器内を引き回し、少なくともその一端を
    外部に引き出した少なくともその一部が螢光ファイバか
    らなる検光ファイバと、この検光ファイバの外部に引き
    出した端部から導出した光信号を電気信号に変換する光
    電気変換器と、この光電気変換器の出力信号を基にして
    故障に関する判定をする判定器と、この判定器の出力信
    号を基に所定の表示を行う表示器とからなることを特徴
    とする電気機器の故障監視装置。 2)検光ファイバの両端を容器外部に引き出したことを
    特徴とする請求項1記載の電気機器の故障監視装置。 3)検光ファイバの一端を容器外部に引き出し、他端面
    に反射加工を施したことを特徴とする請求項1記載の電
    気機器の故障監視装置。 4)光電気変換器から判定器への入力信号が一定値以上
    の強度を越えたとき判定器が故障と判定することを特徴
    とする請求項1記載の電気機器の故障監視装置。 5)光電気変換器から判定器への入力信号の中に含まれ
    る2つのパルス状信号の時間差に基づいて、判定器が発
    光位置を標定することを特徴とする請求項1記載の電気
    機器の故障監視装置。 6)検光ファイバが、螢光ファイバと所定の長さの螢光
    を発しない光ファイバからなる遅延光ファイバとを接続
    してなることを特徴とする請求項4記載の電気機器の故
    障監視装置。 7)光を遮断する隔壁で複数の区分容器に区分されてな
    る容器の、前記隔壁を貫通してなる1本の検光ファイバ
    が、それぞれの区分容器内ごとに螢光ファイバと所定の
    長さの遅延光ファイバとを接続してなることを特徴とす
    る請求項5記載の電気機器の故障監視装置。 8)検光ファイバが、異なる色の螢光を発光する螢光フ
    ァイバを直列に接続してなり、この検光ファイバからの
    光信号を分光する分光手段と、この分光手段で分光され
    た複数の異なる色の光信号をそれぞれ受光し電気信号に
    変換する光電気変換器とを備えてなることを特徴とする
    請求項1記載の電気機器の故障監視装置。
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