JP2000208332A - 変圧器監視装置 - Google Patents

変圧器監視装置

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JP2000208332A
JP2000208332A JP11005178A JP517899A JP2000208332A JP 2000208332 A JP2000208332 A JP 2000208332A JP 11005178 A JP11005178 A JP 11005178A JP 517899 A JP517899 A JP 517899A JP 2000208332 A JP2000208332 A JP 2000208332A
Authority
JP
Japan
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fluorescent
transformer
light
insulating
fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP11005178A
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English (en)
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Yasuhisa Yamada
康久 山田
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Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takaoka Electric Mfg Co Ltd filed Critical Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変圧器内での放電光を効率良く検出できるよ
うにする。 【解決手段】 絶縁筒51、61を光透過性のあるプラ
スチック系の絶縁材料に、蛍光物質16を含有して形成
し、蛍光ファイバ20、21を前記絶縁筒51、61の
端部に配置して、蛍光ファイバ、気密端子、金属容器3
の外部の光ファイバ12と検出部13とを光学接続し、
光信号を検出した場合に、検出部13で表示出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器内の放電に
よる異常を監視する変圧器監視装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】変圧器内で発生する部分放電の発生原因
は、絶縁物の劣化、金属性異物の高圧電極や固体絶縁物
への付着、あるいは、金属導体の電気的な接続が不十分
な場合などであり、部分放電が発生すると機器の寿命を
縮めたり絶縁破壊を招き停電を引き起こすことになる。
そのため、部分放電を速やかに検出し対処する必要があ
り、部分放電による放電光を検出して、異常を検出する
装置としては特開平1−160712「変圧器監視装
置」などが知られている。
【0003】図4は従来の変圧器監視装置の一例を示す
断面図である。図4において、金属容器3内に鉄心4、
巻線1、2、絶縁筒5、6が配設され、金属容器3の壁
面にのぞき窓9が設けられ、のぞき窓9に接するように
光センサ10が配置されている。故障点8で発生した放
電光は絶縁筒6および金属容器3で反射を繰り返しのぞ
き窓9を透過して、光センサ10で受光される。通常の
状態では金属容器3の内部では光が発生することがない
ので、光が検出されれば直ちに内部に異常が発生したと
判断できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
金属容器3の外部に光センサ10を配置すると、例えば
故障点41で発生した放電光は絶縁筒5および6と外側
巻線1により遮蔽され光センサ10まで到達せず、故障
が検出できない。また部分放電がのぞき窓9より離れた
部位で発生すると、放電光が広範囲に散乱し光センサ1
0へ到達する光量が減衰する。このため光センサ10の
近傍あるいは遮蔽物の影響のない外側巻線1の一部やリ
ード7といった限られた部位での故障しか検出できない
という欠点があった。
【0005】この発明の目的は、このような問題を解決
し、変圧器内で発生する放電光を遮蔽物の影響や光の距
離減衰の問題なく効率良く検出し、異常検出の信頼性を
向上させた変圧器監視装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、光透過性の材料で形成し内部に蛍光物
質を含有した絶縁筒と、前記絶縁筒に接して配置された
蛍光ファイバと、前記金属容器に配設された気密端子
と、前記蛍光ファイバと前記気密端子および前記気密端
子と光学的に接続され前記絶縁筒で検出する光信号を表
示出力する検出部を設ける。機器の内部異常で放電光が
発生すると、放電光は光透過性のある例えばポリエチレ
ンテレフタレート等のプラスチック系の絶縁材料で形成
され内部に蛍光物質を含有した絶縁筒で蛍光に変換さ
れ、前記絶縁筒内を全反射しながら絶縁筒の端部に伝播
する。端部に伝播した光信号は、絶縁筒に接して配置さ
れた蛍光ファイバに照射され、蛍光ファイバ内でさらに
蛍光に変換された後、前記蛍光ファイバ内を全反射しな
がら長軸方向に伝播し、金属容器に取りつけられた気密
端子を介して金属容器外部の光ファイバを伝播して、金
属容器外部の検出部へ到達する。前記検出部では光信号
を受信時に故障が発生したことを表示出力する。
【0007】なお絶縁筒を放電光の受光手段とすること
により、放電光に対する受光面積が大きくなり、変圧器
内で発生する放電光を効率よく絶縁筒で検出し、蛍光フ
ァイバを介して高効率に変圧器外部の検出器で受光する
ことができる。すなわち、従来遮蔽物となっていた変圧
器内の絶縁筒を、放電光検出手段とすることにより、異
常発生箇所の近くで放電光を検出できるため、遮蔽物の
影響や光の距離減衰の問題なく、変圧器内の異常の発生
を効率良く検出できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図を
参照にして説明する。図1はこの発明の実施例の一部断
面図を示している。図1において、金属容器3内に鉄心
4、巻線1、2、絶縁筒51、61が配設され、絶縁筒
51、61の端部に接して環状に、蛍光物質を含有する
蛍光ファイバ20、21が配置され、金属容器3には、
その壁面を気密に貫通して外部に放電光を導出する気密
端子11が設けられ、金属容器外部に検出部13が配置
されている。絶縁筒51および61に光透過性のある例
えばポリエチレンテレフタレート等のプラスチック系の
材料を使用し、前記絶縁筒51および61は異常による
放電光が照射されると蛍光を発する蛍光物質を内部に含
有して形成する。絶縁筒51、61の端部に接して配置
され蛍光物質を含有した蛍光ファイバ20、21を、金
属容器3に設置された気密端子11を介して金属容器3
の外部の光ファイバ12と光学接続し、更に上記光ファ
イバ12と検出部13とを光学接続しておけば、検出部
13で判定することにより故障を検出できる。検出部1
3の構成としては、例えば光電変換回路で電気信号に変
換し比較回路で蛍光ファイバ20の出力を基準値と比較
することにより、部分放電の発生が検出できる。
【0009】上記監視装置においては、例えば、変圧器
内の外側巻線1で部分放電14が発生した場合、放電光
は絶縁筒61に照射される。絶縁筒61では放電光の照
射により蛍光物質16が蛍光を発する。この蛍光は絶縁
筒61内を全反射しながら端部に伝播し、端部に環状に
設置された蛍光ファイバ21では、前記蛍光の照射を受
けて蛍光ファイバの内部に含有する蛍光物質が蛍光を発
する。この蛍光は蛍光ファイバ21内を長軸方向に伝播
し、気密端子11を介して光ファイバ12を伝播し検出
部13に到達する。検出部13では受光した光信号を光
電変換回路30で電気信号に変換し、比較回路31で基
準値と比較することにより、異常の有無を判定できる。
【0010】同様に、変圧器内の内側巻線2で部分放電
15が発生した場合、放電光は絶縁筒51に照射され
る。絶縁筒51では放電光の照射により蛍光物質16が
蛍光を発する。この蛍光は絶縁筒51内を全反射しなが
ら伝播し、端部に集光される。端部に設置された蛍光フ
ァイバ20では蛍光物質による蛍光が照射されることに
よって蛍光物質が蛍光を発する。この蛍光は蛍光ファイ
バ内を全反射しながら蛍光ファイバ20内を長軸方向に
伝播し、気密端子11を介して光ファイバ12を伝播し
検出部13に到達する。その後の受光信号の処理は、前
述の外側巻線で発生した放電光の場合と同じである。
【0011】なお、本実施例では絶縁筒51、61の端
部の一方にしか、蛍光ファイバ20、21を配置してい
ないが、絶縁筒51、61の両端に蛍光ファイバを配置
すればさらに放電光検出の信頼性の向上が期待できる。
【0012】また、上記実施例では、蛍光ファイバ2
0、21を絶縁筒51および61の端部に環状に接して
配置したが、図2に示すように、絶縁筒51および61
の周縁部に、長軸方向に貫通する穴71および72を設
け、この穴71、72に蛍光ファイバ22、23を挿入
して構成しても、上記実施例と同様に放電光の検出が可
能である。
【0013】さらに、図3に示すように、絶縁筒51お
よび61の側面の円周方向に沿って溝73および74を
設け、蛍光ファイバ24、25を溝73、74に配置す
る構成でも、上記実施例と同様に放電光の検出が可能で
ある。
【0014】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
変圧器内の絶縁筒を光透過性の材料で形成し、絶縁筒の
内部に蛍光物質を含有させて絶縁筒の一部に接するよう
に蛍光ファイバを配設することにより、変圧器内部で発
生する放電光を効率良く絶縁筒で検出し、蛍光ファイバ
を介して高効率に変圧器外部の検出器で受光することが
できる。すなわち、従来遮蔽物となっていた変圧器内の
絶縁筒を、放電光検出手段とすることにより、異常発生
箇所の近くで放電光を検出できるため、遮蔽物の影響や
光の距離減衰の問題なく、変圧器内の放電光を効率良く
検出し異常検出の信頼性を向上させた変圧器監視装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部断面図である。
【図2】本発明の一実施例の説明図である。
【図3】本発明の一実施例の説明図である。
【図4】従来の変圧器監視装置の一部断面図である。
【符号の説明】
1、2 巻線 3 金属容器 4 鉄心 51、61 絶縁筒 7 リード 11 気密端子 12 光ファイバ 13 検出部 14、15 部分放電 16 蛍光物質 20、21 蛍光ファイバ 30 光電変換回路 31 比較回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変圧器の金属容器内部で発生する放電光を
    検出する変圧器監視装置において、光透過性の材料で形
    成し内部に蛍光物質を含有した絶縁筒と、前記絶縁筒に
    接して配置された蛍光ファイバと、前記金属容器に配設
    された気密端子と、前記蛍光ファイバと前記気密端子、
    および前記気密端子と光学的に接続され前記絶縁筒で検
    出する光信号を表示出力する検出部を具備することを特
    徴とする変圧器監視装置。
JP11005178A 1999-01-12 1999-01-12 変圧器監視装置 Pending JP2000208332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11005178A JP2000208332A (ja) 1999-01-12 1999-01-12 変圧器監視装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP11005178A JP2000208332A (ja) 1999-01-12 1999-01-12 変圧器監視装置

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ID=11603993

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JP11005178A Pending JP2000208332A (ja) 1999-01-12 1999-01-12 変圧器監視装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002645A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002645A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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