JPH04213078A - 電気機器の部分放電検出装置 - Google Patents

電気機器の部分放電検出装置

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JPH04213078A
JPH04213078A JP395991A JP395991A JPH04213078A JP H04213078 A JPH04213078 A JP H04213078A JP 395991 A JP395991 A JP 395991A JP 395991 A JP395991 A JP 395991A JP H04213078 A JPH04213078 A JP H04213078A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
partial discharge
optical sensor
visible light
visible
Prior art date
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Pending
Application number
JP395991A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazufumi Ozaki
多文 尾崎
Keiichi Abe
阿部 景一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Publication of JPH04213078A publication Critical patent/JPH04213078A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器内部で発生す
る部分放電を光センサにより検出する電気機器の部分放
電検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、密閉タンク内に六沸化硫黄ガス
(SF6 )を充填して成る変圧器においては、巻線の
絶縁材料として放電に対しては信頼性の劣るポリエチレ
ンテレフタレートのような有機高分子材料を使用してい
る場合がある。このような場合、巻線に部分放電が発生
すると絶縁性能が低下する虞があるので、巻線に部分放
電が極力発生しないように、設計上十分に配慮がなされ
ている。
【0003】しかしながら、上述のように部分放電の発
生を抑える設計にもかかわらず、長期間の運転によって
巻線に部分放電が発生することがある。このように部分
放電が発生するようになった場合は、巻線の絶縁性能の
低下に速やかに対処することにより、変圧器の絶縁破壊
を未然に防ぐことが必要とされる。そこで、従来より、
電気機器の巻線に発生する部分放電を検出する装置とし
て、部分放電に伴って発生する光を受光する光センサを
設け、その光センサの検出状態に基づいて部分放電を検
出する構成のものが供されている。つまり、光センサか
らの受光信号の信号レベルが所定レベルを上回ったとき
に部分放電が発生したと判断するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成の場合、光センサからの受光信号の信号レベルに
基づいて部分放電の発生を検出する構成であるので、光
センサの受光感度帯域が部分放電に伴って放射される光
の帯域と異なるときは、部分放電の発生にもかかわらず
光センサからの信号レベルが所定レベルに達しなくて部
分放電の検出を行えなくなる。このため、光センサとし
てその受光感度帯域を部分放電に伴う光の波長帯域と一
致したものを使用することが望ましいものの、部分放電
に伴う光の波長帯域は赤外線から紫外線までの広い帯域
にわたっているので、光センサとして汎用で安価な可視
光検出用の光センサを使用する場合は、部分放電に伴う
光を効率よく検出できない虞がある。また、部分放電に
伴う光の波長帯域が非可視光のみであった場合には、可
視光帯域を受光感度とする光センサでは非可視光をまっ
たく検出できなくて、部分放電の発生を確認できないと
いう問題がある。
【0005】さらに、光センサの設置スペースが無いと
きは、部分放電による光を光ファイバを利用して光セン
サに与えるようにしているが、汎用の光ファイバでは紫
外線或は赤外線の光透過率が極端に低下するため、総体
的に検出感度が低下してしまうという問題がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、その目的は、部分放電に伴う光を可視光対応用の光学
装置で効率よく検出できてコストの低減を実現し得る電
気機器の部分放電検出装置を提供するにある。 [発明の構成]
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、部分放電に伴
って放射された光を受光すると共に可視光帯域に受光感
度を有する光センサを設け、前記部分放電に伴って放射
された非可視光を可視光に変換して前記光センサに与え
る光変換手段を設け、前記光センサの受光状態に基づい
て部分放電の発生を検出する検出手段を設けたものであ
る。また、光変換手段からの光を導光手段により光セン
サに導くように構成してもよい。
【0008】
【作用】部分放電に伴って発せられた光に非可視光が含
まれていたときは、非可視光は光変換手段により可視光
に変換されて光センサに与えられるので、可視光を受光
感度とする光センサは光変換手段からの可視光を効率よ
く受光することができる。従って、検出手段は、光セン
サの受光状態に基づいて部分放電の発生を検出する。
【0009】また、光変換手段からの光を導光手段によ
り光センサに導くように構成した場合、汎用の導光手段
は可視光を減衰させることなく透過して光センサに与え
るので、導光手段として可視光対応用のものを用いるこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明をガス絶縁変圧器の部分放電を
検出する装置に適用した第1実施例を図1を参照して説
明する。
【0011】装置全体の構成を示す図1において、電気
機器たる変圧器本体1は、鉄心2に高電圧が印加される
巻線3を巻装して成る。ここで、巻線3は例えばポリエ
チレンテレフタレートが被覆されて絶縁処理されている
。そして、変圧器本体1はアースされた金属製タンク4
内に収納されており、その収納状態でタンク4内には六
沸化硫黄ガス(SF6 )が充填されている。タンク4
には窓部5が形成されており、その窓部5に対応して光
変換手段6及びガラス窓7が設けられている。この光変
換手段6は、例えば蛍光塗料が含有された透明部材から
成り、その蛍光塗料に赤外線或は紫外線が照射されたと
きは可視光を放射するように形成されている。
【0012】そして、光変換手段6及びガラス窓7を介
してタンク4内部を臨むように光センサ8が配設されて
いる。この光センサ8は可視光帯域に受光感度を有する
汎用のもので、可視光を受光したときはその受光レベル
に応じた検出信号を出力する。検出手段9は光センサ8
と接続されており、これは、光センサ8からの受光信号
の信号レベルが所定レベルを上回ると、部分放電が発生
したと判断して例えば図示しない表示灯を点灯して部分
放電の発生を報知するようになっている。次に上記構成
の作用について説明する。
【0013】例えば変圧器本体1の巻線3の絶縁性能が
経年劣化すると、巻線3に部分放電が発生するようにな
る。このような部分放電が発生すると、部分放電に伴っ
て光が放射される。この場合、放射される光の波長帯域
は、波長の長い赤外線,可視光線及び波長の短い紫外線
の広範囲にわたっている。そして、部分放電に伴って放
射された光のうち光変換手段6に到達した可視光はその
まま通過するので、光センサ8は可視光を受光する。こ
のとき、光センサ8の受光感度帯域は可視光帯域である
ので、光センサ8の受光信号の信号レベルは上昇する。 従って、検出手段9は、光センサ8からの信号レベルが
所定レベルを上回ったところで、図示しない表示灯を点
灯して部分放電の発生を外部に報知する。
【0014】また、巻線3に発生した部分放電に伴う光
が赤外線或は紫外線等の非可視光のみであった場合には
、巻線3から発せられた非可視光が光変換手段6に到達
したところで、光変換手段6は非可視光を可視光に変換
する。これにより、光変換手段6からは可視光が発せら
れるので、光センサ8は光変換手段6から発せられた可
視光を受光する。従って、光センサ8からの検出信号の
信号レベルが上昇するので、上述した場合と同様に検出
手段9の表示灯が点灯し、以て部分放電の発生を確認す
ることができる。
【0015】要するに、上記実施例のものによれば、部
分放電に伴って発生する光に赤外線或は紫外線などの非
可視光が含まれていた場合であっても、その非可視光を
光変換手段6により可視光に変換して光センサ8に与え
るように構成したので、部分放電に伴って放射された光
を光センサで直接受光する従来例と違って、可視光対応
用の光センサ8を用いながら、部分放電に伴う光を効率
よく検出することができる。この場合、部分放電に伴う
光が赤外線或は紫外線のみであった場合にも、光変換手
段6により非可視光は可視光に変換されて光センサ8に
与えられるので、光センサ8の検出状態に基づいて部分
放電の発生を確実に検出することができる。
【0016】また、上記実施例の場合、ガラス窓7の内
側(変圧器本体1側)に光変換手段6を設けるようにし
たので、ガラス窓7の材質として可視光のみに対して透
過率が高い汎用のものを利用できる。つまり、ガラス窓
7の外側(光センサ8側)に光変換手段6を設けた場合
には、ガラス窓7の材質として非可視光も透過する特殊
なものを採用しなければならず、このような場合には、
ガラス窓7のコストひいては全体のコストが高騰してし
まう。
【0017】尚、上記第1実施例では、1つの光センサ
8により巻線3に発生した部分放電を検出するようにし
たが、これに代えて、変圧器本体1の周囲に複数の光セ
ンサ8を配置し、それらの光センサ8からの検出信号の
信号レベルを測定することにより、巻線3における部分
放電の発生部位を検出するようにしてもよい。図2及び
図3は本発明の第2実施例を示しており、第1実施例と
同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異な
る部分について説明する。
【0018】タンク4内には集光装置10が複数箇所設
置されており、その設置場所としては、設計上、巻線3
の電位が最も高くなる位置(例えば巻線3の端部等)に
設定されている。この集光装置10は、図3に示すよう
に、筒状の本体ケース11の先端部に蛍光物質が含有さ
れた透明材から成る光変換手段12が固着されていると
共に、その内側に集光レンズ13が固着されている。こ
の光変換手段12に含まれる蛍光物質としては、第1実
施例と同様に、可視光以外の波長帯域である紫外線或は
赤外線を可視光に変換する機能を有したものである。そ
して、本体ケース11の基端部において、集光レンズ1
3の集光位置には導光手段たる光ファイバ14の先端部
が固定されている。
【0019】各集光装置10と接続された光ファイバ1
4は、タンク4に取着されたフランジ部15から導出さ
れて検出手段を成す検出装置16に接続されている。こ
の検出装置16は、光ファイバ14から出力される光信
号の信号レベルを示す受光信号及びその受光信号に対応
した光ファイバ14を特定するための識別信号を生成し
て信号ケーブル17を通じて検出手段を成す解析装置1
8に出力する。この解析装置18は、検出装置16から
の受光信号及び光ファイバ識別信号に基づいて所定の表
示灯を点灯することにより、何れの集光装置10が部分
放電による光を受光したかを報知する。
【0020】さて、変圧器巻線3或はその近傍に部分放
電が発生すると、その部分放電に伴って光が放出されて
集光装置10に到達する。ここで、部分放電に伴って発
せられる光には、紫外線から赤外線までの広範囲の波長
成分の光が含まれているので、集光装置10に到達した
光のうち、約300nmから約700nmまでの可視光
は光変換手段12をそのまま通過する。これに対して、
約300nm以下の紫外線或は約700nm以上の赤外
線等の非可視光は光変換手段12により可視光に変換さ
れてしまうので、集光装置10に入光した全ての波長帯
域の光が可視光に変換された状態で集光レンズ13によ
り集光されて光ファイバ14に入光する。これにより、
検出装置16は、光ファイバ14を通じて可視光を受光
して、その受光信号レベルを示す受光信号及び光を受光
した集光装置10を特定するための識別信号を生成して
解析装置18に出力する。この結果、解析装置18の表
示灯には部分放電の発生箇所が表示されるので、その表
示灯を確認することにより、部分放電の発生箇所を判断
することができる。
【0021】上記第2実施例によれば、部分放電に伴う
光を集光装置10の光変換手段12により可視光に変換
するようにしたので、非可視光に対して光透過性の劣る
汎用の光ファイバ14を使用した場合であっても、光フ
ァイバ14により可視光を効率よく伝送でき、以て部分
放電を確実に検出することができる。また、部分放電に
伴う光が紫外線或は赤外線の非可視光であっても、部分
放電の発生を確実に検出することができる。従って、光
ファイバとして紫外線或は赤外線に対して透過性に優れ
たものを採用した場合に比べて、全体のコストの低減化
を図ることができる。
【0022】また、解析装置18により巻線3に発生し
た部分放電の発生位置を判断することができるので、巻
線3の絶縁性能の低下位置を判断して、それに素早く対
処することができる。この場合、部分放電の発生箇所を
判断するようになっているので、例えばニューラルネッ
トワークを用いて、部分放電発生時の最適な対処策を判
断する判断機能を備えたコンピュータと組合わせること
により、部分放電に対して自動的に対処するように構成
してもよい。
【0023】また、光変換手段12を集光装置10の先
端部に設ける構成に代えて、集光レンズ13の表面に蛍
光物質をコーティングするようにしてもよい。さらに、
集光装置11内に位置する光ファイバ14の受光面に蛍
光物質を塗布するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電気機器の部分放電検出装置によれば、部分放電に伴
って放出される非可視光を光変換手段により可視光に変
換すると共に、その変換された可視光を直接若しくは導
光手段により間接的に可視光検出用の光センサに与える
ようにしたので、部分放電に伴う光を可視光対応用の光
学装置で効率よく検出できてコストの低減を実現し得る
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の概略構成図

図2】本発明の第2実施例を示す全体の概略構成図
【図
3】集光装置の断面図
【符号の説明】
1は変圧器本体(電気機器)、6は光変換手段、8は光
センサ、9は検出手段、10は集光装置、12は光変換
手段、14は光ファイバ(導光手段)、16は検出装置
(検出手段)、18は解析装置(検出手段)である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電気機器内部で発生する部分放電を検
    出するものであって、前記部分放電に伴って放射される
    光を受光するように設けられ可視光帯域に受光感度を有
    する光センサと、前記部分放電に伴って放射された非可
    視光を可視光に変換して前記光センサに与える光変換手
    段と、前記光センサの受光状態に基づいて部分放電の発
    生を検出する検出手段とを備えたことを特徴とする電気
    機器の部分放電検出装置。
  2. 【請求項2】  光変換手段からの光を光センサに導く
    導光手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電気
    機器の部分放電検出装置。
JP395991A 1990-10-16 1991-01-17 電気機器の部分放電検出装置 Pending JPH04213078A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-275375 1990-10-16
JP27537590 1990-10-16

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04213078A true JPH04213078A (ja) 1992-08-04

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JP395991A Pending JPH04213078A (ja) 1990-10-16 1991-01-17 電気機器の部分放電検出装置

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