JPH0327506A - 変圧器監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、変圧器内部の放電による異常を監視するた
めの変圧器監視装置に関するものである。

［従来の技術］ 第４図は従来の変圧器監視装置の一例を示す断面図であ
り、図において、（１）は巻線、（２〉は鉄心、（３）
はタンク、（４）はブッシング、（５）および（６〉は
絶縁筒または冷却ガイド、（７）はリード、（８）は音
響センサである。

以上の構成により、変圧器内部の、例えば巻線（１）の
故障点（９）で部分放電等の異常が発生した場合、部分
放電によって異常音が発生する。これを音響センサ〈８
）によって検出し、異常信号として送り出すことによっ
て変圧器を常時監視する。

［発明が解決しようとする課題］ 以上のような従来の変圧器監視装置は、変圧器内部の異
常によって発生した音と通常の音との区別が難しく、ま
た、変圧器外部からの音を検出して誤動作する可能性も
あることから、異常検出の信頼性が低いという問題点が
あった。これを解決するために、第５図に示すように、
音響センサのかわりに光センサ（１０）を用いる方法も
考えられているが、従来の変圧器ては絶縁筒または冷却
ガイド（５）および（６）が、プレスボードなどの不透
明な絶縁材料によって作られているので、巻線内部の異
常によって発生した光は透過できずに弱められ、光セン
サ（１０）で検知しにくくなり、監視範囲が絶縁筒や冷
却ガイドのない巻線部分やリード部分に限ｔ，れるとい
う問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、光センサによる異常検出の信頼性を上げ、か
つ、巻線内部をも監視できる変圧器監視装置を得ること
を目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る変圧器監視装置は、巻線の内部および周
囲に使用している絶縁筒および冷却ガイドに、光透過性
のある例えばポリエチレンテレフタレート等のプラスチ
ック系の材料またはカラス系の絶縁材料を使用するとと
もに、光センサまたはのぞき窓をタンクに取付けて異常
光を検出する。

［作　用コ この発明においては、光透過性の絶縁筒才３よび冷却ガ
イドが、巻線内部で発生した部分放電による異常を巻線
外部に透過し、光センサの受光部またはのぞき窓に検出
可能なだ１５の光量を与える。

［実施例］ 第１図、第２図はこの発明の一実施例を示し、第１図に
おいて、〈１０）は光センサ、（１１）および（　１　
２　）　Ｃｉ光透過＋ｈの絶縁筒または冷却ガイドであ
る。

第２図は巻線の要部部分断面図で、（１３〉は水平円板
状に巻回された巻線の断面を示し、（１４）は巻線内に
取付けられた光透過性の冷却ガイド、（１５）〜（１７
）は故障点とする。また、（１ａ）は外側巻線、（１１
））は内側巻線を示す。

上記の光透過性の絶縁筒または冷却ガイド（１１）（１
２）．　（１４）としては、ポリエチレンテレフタレー
トのようなプラスチック系の材料、またはガラス系など
の絶縁材料とする。

次に動作について説明する。変圧器内部の例えば巻線（
１）の故障点（９）で部分放電が発生した場合、放電光
が絶縁筒（１２）を透過して光センサ（１０）によって
検出され、昇常信号として送り出される。

この信号を常時監視することによって変圧器の異常が常
時監視可能となる。

故障点が第２図（１５）〜（１７）に示す位置の場合は
次のように作用する。故障点（１５）より発生した放電
光は冷却カイト（１４）および絶縁筒〈１２〉を透過し
て光センサ〈１０）に受光される。故障点（１６）より
発生した放電光は絶縁筒（１１）、外側巻線のすきまお
３ よび絶縁筒（１２）を透過して、光セイサ（１０〉に受
光される。故障点（１７）より発生した放電光は、巻線
内のすきまを２度反射し、絶縁筒（１２）を透過して光
センサ（１０）に受光される。故障点（１７）の場合は
２度反射するため受光量が少ないが、巻線の導体絶縁材
料としてプラスチック系の表面反射率の高い材料を使用
すれば、より反射による減衰を抑えて受光量を高くする
ことができる。また、変圧器内部の絶縁および冷却媒体
が変圧器油の場合は、油による光の吸収のため受光量が
少ないが、ガス絶縁変圧器の場合は、媒体がガスである
ため光の吸収が少なく、本装置はより効果的になると考
えられる。

上記実施例ては外側巻線（１ａ）と内側巻ＩＰ．（１１
〕）の間にある絶縁筒（１１）についても光透過性の材
料とする場合について示したか、一般に部分放電が問題
となりやすい高圧巻線の外側巻線（１ａ）に対してのみ
この発明を適用するものとしてもよい。すなわち、絶縁
筒（１１）はプレスボードなどの従来材料、絶縁筒（１
２）および冷却ガイド（１４）は光透過性の材４ 料とする。

また、鉄心の影となる部分をなくすため、光センサは複
数個取付けることが好ましいことはいうまでもない。

さらに、上記実施例では光センサ（１０）はタンク（３
）内部に取付ける場合を示したが、第３図に示すように
光センサ（１０）を透明のぞき窓の外に取付けてもよい
。図において（１８）は透明のぞき窓、（１９）はカバ
ーである。このようにすれば光センサ（１０）の取付け
、取外しガ容易であり、かつ、異常信号が発信した場合
、カバー（１９〉を外すことによって変圧器内部を目視
点検することができる。また本装置ては上記のようなの
ぞき窓を設けた場合、必ずしも光センサは必要ではなく
、のぞき窓からの日常の点検によっても監視可能となる
。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、巻線内部および周囲
の絶縁筒および冷却ガイドを光透過性の材料で形戒した
ので、部分放電による放電光が透過するため、光センサ
等により検出が容易となり、巻線内部の異常検出の信頼
性を高めることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の一部断面立面図、第２図
は第１図の要部詳細断面図、第３図は他の実施例の要部
断面図、第４図および第５図はそれぞれ従来の変圧器監
視装置の一部断面立面図である。 （１）・・・巻線、（２）・・・鉄心、（３）・・・タ
ンク、（１０）・・・光センサ、（１１），　（１２）
・・・絶縁筒、（１４）・・冷却ガイド。 なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。 ７ ｑ−　（Ｎ　　（’）Ｏ　ｆ−（’Ｊ 特開平３ ２７５０６　（４）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　巻線および鉄心と、それらを収納密封するタンクと、
   この密封タンクの内部を監視するため光センサおよびの
   ぞき窓のいずれかを設置した変圧器監視装置において、
   巻線内部の絶縁筒および冷却ガイドを光透過性の材料で
   形成したことを特徴とする変圧器監視装置。