JPH03283791A - 撮像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は畢像装置に関し、特に２つの色信号により輝
度信号の補正を行い、色再現性の向上を図るように構成
した撮像装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第４図は従来の撮像装置のブロック図であり、ｌは光信
号を電気信号に変換する撮像素子、２は映像出力を一定
に保つＡＧＣ回路である。３は広帯域ＬＰＦ、クランプ
回路、Ｔ補正回路、ブランキング回路、同期信号付加回
路などで構成される輝度信号処理回路、４は狭帯域ＬＰ
Ｆなどで構成される色信号用輝度信号生成回路、５は撮
像素子ｌから読み出された信号から色信号ＲおよびＢを
分離する色信号分離回路である。６．７．８はクランプ
回路、ホワイトバランス回路、Ｔ補正回路。

ブランキング回路などで構成される色信号処理回路、９
．ｌＯは色差信号を作るための減算回路、ｌｌは平衡変
調器、加算器からなるクロマ信号生成回路、１２はコン
ポジット信号を作るための加算回路、１３は映像信号出
力端子である。

第５図は最近多く用いられている色差線順次方式のフィ
ルタ配列及びｎ行目、ｎ＋１行目の読み出し信号を示す
。

次に動作について説明する。撮像素子ｌから読み出され
た撮像信号はＡＧＣ回路２を通り、信号レベルを一定に
保たれた後、輝度信号処理回路３゜色信号用輝度信号生
成回路４１１信号分離回路５に入力される。輝度信号処
理回路３では撮像信号に含まれている変調色信号成分の
除去および帯域の制限、γ補正、ブランキング、周期信
号付加などの処理が行われ、映像出力信号の輝度成分が
生成される。色信号用輝度信号生成回路４では撮像信号
に含まれている変調色信号成分の除去および帯域の制限
が行われ、ＹＬ倍信号生成される。色信号分離回路５で
は変調色信号成分を検波することにより、またフィルタ
配列によってはこの検波出力と色信号用輝度信号生成回
路４の出力信号Ｙ。

を演算することにより２つの色信号Ｒ，Ｂを生成する。

色信号処理回路６．７．８ではＹＬ倍信号よび２つの色
信号Ｒ，Ｂに対してそれぞれγ補正、ブランキングなど
の処理が施され、処理が施された信号は減算回路９．ｌ
Ｏに入力される。減算回路９．１０では色差信号Ｒ−Ｙ
、Ｂ−Ｙが生成され、この色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙはク
ロマ信号生成回路１１で平衡変調、加算などの処理を受
け、映像信号の色信号成分となる。

加算回路１２では映像信号の輝度信号成分と色信号成分
を加算することにより、コンポジット信号を生成してい
る。

以上で説明したように従来の撮像装置では撮像素子ｌか
ら読み出された撮像信号の輝度信号成分がそのまま映像
信号の輝度信号成分となっていた。

この撮像信号の輝度信号成分は、例えば第５図に示す色
差線順次方式の場合はＲ＋１．５Ｇ＋Ｈの項がそれに当
たるが、ある色温度でＴＶ方式で定められた組成比Ｒ：
　Ｇ　：　Ｂ　＝０．３：０．５９：０．１１となるよ
うにフィルタの分光が定められている。従って色温度が
このある色温度から離れるにつれて撮像信号の輝度信号
成分の組成比はＴＶ方式で定められた値からずれていく
。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の撮像装置は以上のように構成されているので、映
像出力信号の輝度信号成分はＴＶ方式で定められた組成
比ではなく、たとえ色差信号が理想的であってもモニタ
画面上での色再現性が悪いという問題点あった。

この発明は上記の・ような問題点を解消するためになさ
れたもので、映像出力信号の輝度信号成分の組成比をＴ
Ｖ方式で定められた値に近づけ、モニタ画面上での色再
現性の向上を図ることができる撮像装置を提供すること
を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る撮像装置は、輝度信号成分に２つの色信
号をそれぞれ可変利得増幅器を通して加算する手段と、
これらの可変利得増幅器の利得を色温度情報及び輝度情
報に基づき制御する利得制御手段とを備え、色温度情報
および輝度情報と２つの色信号により、輝度信号成分に
補正を加えるようにしたものである。

〔作用〕

この発明における撮像装置は、色温度情報及び輝度情報
と２つの色信号により、輝度信号成分に補正を加え、等
価的にその組成比をＴＶ方式で定められた値に近づける
ことにより、モニタ画面上での色再現性の向上を図る。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図はこの実施例のブロック回路図で、第４図の従来
例と同一符号は同一構成部分を示しており、１４．１５
は可変利得増幅器、１６は色温度情報に基づき可変利得
増幅器１４．１５の利得を制御する利得制御回路、１７
は色温度情報入力端子である。１８は変調色信号成分を
除去するＬＰＦ等からなる輝度情報生成回路である。

第２図はこの実施例における可変利得増幅器の輝度情報
をパラメータとする色温度−利得特性の一実施例を示し
、第３図は被写体がカラーパーチャートで色温度が高い
場合のこの実施例における主要箇所の波形を示す。

以下、動作について説明する。説明をわかりやすくする
ため被写体はカラーパーチャート、色温度はＴＯ（’Ｋ
）（撮像信号の輝度信号成分の組成比がＴＶ方式で定め
た値となる色温度）より高い場合を考える。このとき、
撮像信号の輝度信号成分中のＢ信号成分が占める割合は
、ＴＶ方式で定められた値より大きく、またＲ信号成分
が占める割合は小さくなっている。従ってカラーバーチ
ヤード撮像時の撮像信号の輝度信号成分は第３図Ｃに示
すように、同図すに示す理想的な輝度信号とはかなりか
け離れている。一方、色信号分離回路７．８の出力はホ
ワイトバランス処理を受けているため、はとんど色温度
には関係せず第３図ｄ。

ｆに示す波形となっている。これらの波形を第２図に示
すような色温度−利得特性をもつ可変利得増幅器に入力
すれば、出力波形としては第３図ｅ。

ｇに示す波形が得られる。この第３図ｅ、Ｈに示される
可変利得増幅器の出力を（（ｅ＋ｇ＞の加算結果を第３
図ｉに示す）、第３図Ｃに示される撮像信号の輝度信号
成分に加算すれば、得られた波形は同図りに示したよう
になり、同図すで示される理想的な輝度信号波形に近づ
く。

以上は色温度が’ｒ、　　（”Ｋ）より高い場合を考え
たが、低い場合も同様に考えれば補正が良好に動作する
ことがわかる。また、映像信号成分は輝度信号処理回路
によりＴ補正を施されているので、その大きさが大きい
程圧縮作用を受けている。このため、補正量（第３図ｅ
、ｇ）を色温度情報に加え、第２図に示すように輝度情
報が小さくなる程、補正量を大きくする、つまり輝度情
報に反比例させるように輝度情報によっても制御した方
が補正効果が増す。

なお、上記実施例では単板の撮像装置の場合であるが、
本発明は２板式（片方が輝度信号専用、他方が色信号用
）の撮像装置についても適用でき、上記実施例と同様の
効果を奏する。

又、利得制御回路の構成はアナログ回路あるいはマイコ
ンによるテーブル変換回路でもよ（、この場合にはマイ
コンを用いた場合は特殊な輝線を有する輝度補正にも対
応可能である。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば撮像素子から読み出さ
れた撮像信号の輝度成分に、色温度情報および輝度情報
に基づき利得制御された２つの色信号を用いて補正を加
えるようにしたので、撮像信号の輝度信号成分の組成比
を等価的にＴＶ方式で定められた値に近づけることがで
き、モニタ画面上での色再現性の向上を図ることができ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による撮像装置を示す回路
図、第２図はこの発明の一実施例による撮像装置の可変
利得増幅器の色温度−利得特性を示す図、第３図はこの
発明の一実施例による撮像装置において、被写体がカラ
ーパーチャートで色温度が高い場合における主要箇所の
波形を示す図、第４図は従来の撮像装置のブロック回路
図、第５図は最近多く用いられている色差線順次方式の
フィルタ配列およびｎ行目７　ｎ＋１行目の読みだし信
号を示す図である。 図において、ｌは撮像素子、２はＡＧＣ回路、３は輝度
信号処理回路、４は色信号用輝度信号生成回路、５は色
信号分離回路、６，７．８は色信号処理回路、９，１０
は減算回路、１１はクロマ信号生成回路、１２は加算回
路、１３は映像信号出力端子、１４．１５は可変利得増
幅器、１６は利得制御回路、１７は色温度情報入力端子
、１８は輝度情報生成回路である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）撮像装置において、 撮像素子から読み出された撮像信号から生成された２つ
   の色信号を、それぞれ当該撮像信号の色温度情報及び輝
   度情報に応じて利得制御する色信号利得制御手段と、 該利得制御された２つの色信号と上記撮像信号から生成
   された輝度信号成分とを加算し、テレビジョン方式に規
   定された組成比に近い輝度信号成分を得る加算手段とを
   備えたことを特徴とする撮像装置。