JPH03282540A - Ｘ線直接撮影方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明はＸ線直接撮影方法に係り、詳しくは同時撮影
で濃度、コントラスト及び鮮鋭度の異なる複数のＸ線写
真画像を得ることができるＸ線直接撮影方法に関するも
のである。

［従来の技術］ 一般的に、医学用Ｘ線写真には直接撮影法と間＃ｌ撮影
法とがあるが、直接撮影は通常両面に乳剤層を有するＸ
線写真感光材料を、フロントとバックの２枚の蛍光増感
紙で、サンドイッチした形でＸ線＋ｆｆｉ影用カセツテ
に装填したものを撮影装置に装填して行なわれる。

このように、患者にＸ線を照射することによって生しる
光線を、Ｘ線写真感光材料を用いてｘ６写真画像に変換
して診断、治療等の医療業務または医学的研究に供して
いる。

［発明が解決しようとする！！題］ ところで、この直接撮影の場合、被写体の撮影診断部位
として、胸部、胃、四肢骨、耳鼻、乳房等があり、例え
ば耳鼻等での撮影診断部位は撮影しにくく、１枚のＸ線
写真感光材料で所定の特性を有するＸ線写真画像を得る
ために、撮影角度を正確に制御して撮影している。

このため、患者の位置を色々変化させて正確な撮影角度
に合わせており、撮影操作が面倒である。また、Ｘ線写
真画像を確認して、撮影ミスが生じていると、再び撮影
が行なわれ、コストや時間がかかるだけでなく、患者が
被爆する等の問題がある。

また、被写体の胸部、胃、四肢骨、耳鼻、乳房等の撮影
診断部位によって、例えば濃度、コントラスト、鮮鋭度
の異なるＸ線写真画像が複数枚必要になる。

このことから、この発明者らは、鋭意研究を重ねた結果
、蛍光増感紙に、片面乳剤のＸ線写真感光材料及び両面
乳剤のＸ線写真感光材料とを種々組合わせることで、被
写体の撮影診断部位に応じた濃度、コントラスト、鮮鋭
度の異なる複数のＸ線写真画像が同時に得られることを
見い出した。

この発明は、かかる点に鑑みなされたもので、同時撮影
で、複数の被写体の撮影診断部位に応じた濃度、コント
ラスト、鮮鋭度の異なる複数のＸ線写真画像を同時に得
ることができ、診断性の向上を図ると共に、撮影時間を
短縮し患者の被爆を軽減し、かつ撮影コストを低減する
Ｘ線直接撮影方法を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 前記課題を解決るするため、この発明のＸ線直接撮影方
法は、１カセツテに２枚１組の増感紙を複数組み設け、
この少なくとも１組の増感紙間に片面乳剤のＸ線写真感
光材料をセットし、他の組の増感紙間に両面乳剤のＸ線
写真感光材料をセットし、複数のＸ線写真感光材料に同
時に直接撮影することを特徴としている。

［作用］ この発明のＸ線直接撮影方法では、１カセツテに、片面
乳剤のＸ線写真感光材料と、両面乳剤のＸ線写真感光材
料とをセットし、複数のＸＭ写真感光材料に同時に直接
撮影し、濃度、コントラスト及鮮鋭度の異なる複数のＸ
線写真画像を得る。

［実施例］ 以下、この発明のＸＭ直接撮影方法の実施例を添付図面
に基づいて詳細に説明する。

第１図はこの発明のＸ線直接撮影方法で２枚のＸ線写真
感光材料がセットされるＸＩＪＩ撮影用カセツテを示す
概略図である。

このＸ線撮影用カセツテ１０は、同時に２枚のＸ線写真
感光材料ＰＩ、Ｐ２を撮影するもので、Ｘ線の照射方向
に対して被写体側に位置させる方のフロント板１１と、
その反対側に位置させる方のバック板１２とを有し、さ
らにこの両者の間にＸ線吸収の少ない材質の基板１３が
取付けられている。

フロント板１】の内側には蛍光増感紙１４が貼り付けら
れ、またバック板】２の内側には蛍光増感紙１５が貼り
付けられている。この蛍光増感紙１５はフェルトまたは
モルトブレーン等のクツション材を介してバック板１２
に貼り付け、ｘＨ写真感光材料と蛍光増感紙との密着性
を良くすることが好ましい。

また、基板１３には、例えばカーボンファイバー（ＣＦ
ＲＰ）、ポリカーボネート（ｐｃ）、ＡＢＳ樹脂等の材
質のもので形成され、この基板１３の両面に蛍光増感紙
１６．１７が貼り付けられている。

蛍光増感紙１４〜１７はベースの片面に蛍光体を塗布し
たものが用いられるが、ベースの両面に蛍光体を塗布し
たものも使用される。

このフロント側にセットされるＸ線写真感光林産４ＰＩ
に密着される組の蛍光増感紙１４．１６と、バック側に
セットされるＸ線写真感光材料Ｐ２に密着される組の蛍
光増感紙１５．１７との感度は同一でも、異なっていて
もよい、また１例えばＸ線エネルギー吸収の異なる蛍光
増感紙を用いたり、同一の蛍光増感紙を用いることもで
きる。

このフロント側の蛍光増感ＭＩ４．＋６の間にセットさ
れるＸ線写真感光材料Ｐｉは、片面乳剤のＸ線写真感光
材ネ４が用いられ、乳剤面をフロント側の蛍光増感紙１
４に密着させる。また、他のバック側の蛍光増感紙１５
．１７の間にセットされるＸ線写真感光材料Ｐ２は、両
面乳剤のＸ線写真感光材料が用いられる。

このＸ線写真感光材料Ｐｉ、Ｐ２は第５図に示すように
同一のものを用いてもよく、また第６図乃至第８図に示
すようにコントラストの異なるものを用いてもよい。

Ｘ線撮影用カセツテ１０に、２枚のＸ線写真感光材料Ｐ
Ｉ、Ｐ２をセットし、このｘＩａ撮影用カセツテ１０を
撮影装置に装填して患者の所定部位を直接撮影する。こ
のようにして、複数のＸ線写真感光材料Ｐｉ、Ｐ２に同
時に直接撮影することができ、片面乳剤のＸ線写真感光
材料は鮮鋭度に優れた性質を有しており、両面乳剤のＸ
線写真感光材料は感度、コントラストに優れた性質を有
している。

これにより、同時撮影で、濃度、コントラスト、鮮鋭度
の異なる複数のＸ線写真画像を得ることができ、例えば
、撮影部位が耳鼻、乳房である場合に、耳鼻の診断や乳
癌の検診に好ましく用いられる。即ち、耳鼻や乳房の部
位はＸ線が透過しやすいため、同時ｔｉ影で、濃度、コ
ントラスト、鮮鋭度の異なる複数のｘ＆！ｉ！写真画像
を得ることで、耳鼻や乳房の部位での診断性の向上を図
ることができると共に、撮影時間を短縮し患者の被爆を
軽減でき、かつ撮影コストを低減することができる。

第２図はこの発明のＸ線直接撮影方法で２枚のｘＢ写真
感光材料がセットされるＸ線撮影用カセツテの他の実施
例を示す概略図である。

このＸ線撮影用カセツテ２０は、フロント板２１とバッ
ク板２２との間にＸ線吸収の少ない材質のヘースの両面
に蛍光体を塗布した蛍光増感紙２３を設けている。この
フロント板２１に貼り付けた蛍光増感紙２４と、蛍光増
感紙２３との間に片面乳剤のＸ線写真感光材料Ｐ１をセ
ットし、バック板２２に貼り付けた蛍光増感紙２５と蛍
光増感紙２３との間に両面乳剤のＸ線写真感光材料２２
をセットして、Ｘ線直接撮影を行なうものである。

第３図は５枚のＸ線写真感光材料がセットされるＸ＆１
９１１影用カセツテを示す他の実施例の概略図、第４図
は第３図のＩＶ　−ＩＶ断面図である。

このｘｍｔａｔ影用カセツテ３０は、フロント板３１と
バック板３２との間に、複数枚の蛍光増感紙３３〜３Ｂ
をアコーデオン状に形成したものを設け、フロント側の
蛍光増感紙３３．３４の間に片面乳剤のＸ＃！写真写真
感光材料金１ットして、他のそれぞれの蛍光増感紙３５
〜３８の間に両面乳剤のＸ線写真感光材料Ｐ２〜Ｐ５を
セットして、Ｘ線直接撮影を行ｆｌうものである。

［発明の効果コ 前記のように、この発明のＸ線直接撮影方法は、Ｘ線照
射側の１枚の蛍光増感紙に、片面乳剤のＸ線写真感光材
料を密着させ、中間とバックの増感紙間に両面乳剤のＸ
線写真感光材料を密着させセットし、複数のＸ線写真感
光材料に同時に直接撮影するから、感度、輝度コントラ
スト及鮮鋭度の異なる複数のＸ線写真画像を得ることが
でき、同時撮影で被写体の撮影診断部位に応したＸ線写
真画像の望まれる特性曲線を得ることがで、診断性の向
上を図ると共に、撮影時間を短縮し患者の被爆を軽減で
き、かつ撮影コストを低減することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のＸ線直接撮影方法で２枚のＸ線写真
感光材料がセットされるＸ＆ｉ１Ｍ影用カセツテを示す
概略図、第２図はこの発明のＸ線直接撮影方法で２枚の
ｘＨ写真感光材料がセットされるＸ線撮影用カセツテの
他の実施例を示す概略図、第３図は５枚のＸ線写真感光
材料がセットされるＸ線Ｉｎ影用カセツテを示す他の実
施例の概略図、第４図は第３図のＩＶ　−ＩＶ断面図、
第５区乃至第８図はＸ線写真感光材料の特性曲線を示す
図である。 図中符号１０，２０．３０はカセツテ５１１２１．３１
はフロント板、１２，２２．３２はバック板、１４〜１
７．２３〜２５．３３〜３８は蛍光増感紙、Ｐ１〜Ｐ５
はＸ線写真感光材料である。 第 ３ 図 ３゜ ＰＩ、Ｐ２ 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １カセッテに２枚１組の増感紙を複数組み設け、この少
   なくとも１組の増感紙間に片面乳剤のＸ線写真感光材料
   をセットし、他の組の増感紙間に両面乳剤のＸ線写真感
   光材料をセットし、複数のＸ線写真感光材料に同時に直
   接撮影することを特徴とするＸ線直接撮影方法。