JP2893282B2 - X線直接撮影装置 - Google Patents

X線直接撮影装置

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JP2893282B2
JP2893282B2 JP8427890A JP8427890A JP2893282B2 JP 2893282 B2 JP2893282 B2 JP 2893282B2 JP 8427890 A JP8427890 A JP 8427890A JP 8427890 A JP8427890 A JP 8427890A JP 2893282 B2 JP2893282 B2 JP 2893282B2
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ray
imaging
fluorescent intensifying
cassette
different contrasts
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一男 高橋
幹男 川崎
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Konica Minolta Inc
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] この発明はX線直接撮影装置に係り、詳しくは同時撮
影でコントラストの異なる複数のX線画像を得ることが
できるX線直接撮影装置に関するものである。
[従来の技術] 一般的に、医学用X線写真には直接撮影法と間接撮影
法とがあるが、直接X線撮影は通常両面に乳剤層を有す
るX線写真感光材料を、フロントとバックの2枚の蛍光
増感紙で、サンドイッチした形でX線撮影用カセッテに
装填したものを撮影装置に装填して行なわれる。
このように、患者にX線を照射することによって生じ
る光線を、特殊なX線写真感光材料を用いてX線写真画
像に変換して診断、治療等の医療業務または医学的研究
に供している。
[発明が解決しようとする課題] ところで、この直接X線撮影の場合、被写体の撮影診
断部位として、胸部、胃、四肢骨、耳鼻、乳房等があ
り、例えば耳鼻等での撮影診断部位は撮影しにくく、1
枚のX線写真感光材料で所定の特性を有するX線写真画
像を得るため、撮影角度を正確に制御して撮影してい
る。
このため、患者の位置を色々変化させて正確な撮影角
度に合わせており、撮影操作が面倒である。また、X線
写真画像を確認して、撮影ミスが生じていると、再び撮
影が行なわれ、コストや時間がかかるだけでなく、患者
が被爆する等の問題がある。
また、被写体の胸部、胃、四肢骨、耳鼻、乳房等の撮
影診断部位によって、例えばコントラストが異なるX線
写真画像が複数枚必要になる。
このことから、この発明者らは、鋭意研究を重ねた結
果、蛍光増感紙に、コントラストの異なるX線写真感光
材料の複数組合わせて撮影することで、被写体の撮影診
断部位に応じたコントラストの異なるX線写真画像が同
時に複数得られることを見い出した。
この発明は、かかる点に鑑みなされたもので、X線写
真感光材料を傷付けることなく取扱が容易であり、同時
撮影で、被写体の撮影診断部位に応じたコントラストの
異なる複数のX線写真画像を得、診断性の向上を図ると
共に、撮影時間を短縮し患者の被爆を軽減し、かつ撮影
コストが低減するX線直接撮影装置を提供することを目
的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この
発明は、以下のように構成した。
請求項1記載の発明は、『フロント板とバック板の両
側部を蛇腹部材で連結し、このフロント板とバック板の
間に複数枚の蛍光増感紙を所定間隔で配置し、この蛍光
増感紙の両側部を前記蛇腹部材に支持して開口部を有す
るアコーデオン状に開閉可能に構成したX線撮影用カセ
ッテを備え、このX線撮影用カセッテの開口部からそれ
ぞれの蛍光増感紙の間にコントラストの異なるX線写真
感光材料をセットし、複数のX線写真感光材料に同時に
直接撮影することを特徴とするX線直接撮影装置。』で
ある。
この請求項1記載の発明によれば、フロント板とバッ
ク板の間に複数枚の蛍光増感紙を所定間隔で配置し、こ
の蛍光増感紙の両側部を蛇腹部材に支持して開口部を有
するアコーデオン状に開閉可能に構成したX線撮影用カ
セッテを備え、この開口部から蛍光増感紙の間にコント
ラストの異なるX線写真感光材料をセットし、複数のX
線写真感光材料に同時に直接撮影し、コントラストの異
なる複数のX線写真画像を得ることができる。
また、X線撮影用カセッテを開いて開口部から蛍光増
感紙の間にX線写真感光材料を容易に出し入れすること
ができ、X線写真感光材料を傷付けることなく取扱が容
易であり、同時撮影で、被写体の撮影診断部位に応じた
コントラストの異なる複数のX線写真画像を得、診断性
の向上を図ると共に、撮影時間を短縮し患者の被爆を軽
減し、かつ撮影コストが低減することができる。
[発明の実施の形態] 以下、この発明のX線直接撮影装置の実施例を添付図
面に基づいて詳細に説明する。
第1図は5枚のX線写真感光材料がセットされるX線
撮影用カセッテを示す実施例の概略図、第2図は第1図
のII−II断面図である。
このX線撮影用カセッテ30は、フロント板31とバック
板32の両側部を蛇腹部材40,41で連結し、このフロント
板31とバック板32の間に複数枚の蛍光増感紙33〜38を所
定間隔で配置し、この蛍光増感紙33〜38の両側部を蛇腹
部材40,41に支持して開口部42を有するアコーデオン状
に開閉可能に構成している。X線撮影用カセッテ30の開
口部42からそれぞれの蛍光増感紙33〜38の間にコントラ
ストの異なるX線写真感光材料P1〜P5をセットし、複数
のX線写真感光材料に同時に直接撮影する。
X線撮影用カセッテ30を開いて開口部42から蛍光増感
紙33〜38の間にX線写真感光材料P1〜P5を容易に出し入
れすることができ、X線写真感光材料P1〜P5を傷付ける
ことなく取扱が容易であり、同時撮影で、被写体の撮影
診断部位に応じたコントラストの異なる複数のX線写真
画像を得、診断性の向上を図ると共に、撮影時間を短縮
し患者の被爆を軽減し、かつ撮影コストが低減すること
ができる。
蛍光増感紙33〜38はベースの片面に蛍光体を塗布した
ものが用いられるが、ベースの両面に蛍光体を塗布した
ものも使用される。この蛍光増感紙の間にセットされる
X線写真感光材料P1〜P5は、例えば第3図乃至第5図に
示すようなコントラストが異なる特性曲線を有するもの
が用いられる。
従って、X線撮影用カセッテ30に、5枚のコントラス
トの異なるX線写真感光材料P1〜P5をそれぞれの組の蛍
光増感紙33〜38の間にセットし、このX線撮影用カセッ
テ30を撮影装置に装填して、患者の所定部位を直接撮影
する。このようにして、複数のX線写真感光材料P1〜P5
に同時に直接撮影することができる。
これにより、同時撮影で、コントラストの異なる複数
のX線写真画像を得ることができ、例えば、撮影部位が
耳鼻、乳房である場合に、耳鼻の診断や乳癌の検診に好
ましく用いられる。即ち、耳鼻や乳房の部位はX線が透
過しやすいため、同時撮影で、コントラストの異なる複
数のX線写真画像を得ることで、耳鼻や乳房の部位等で
の診断性の向上を図ることができると共に、撮影時間を
短縮し患者の被爆を軽減し、かつ撮影コストを低減する
ことができる。
[発明の効果] 前記のように、請求項1記載の発明のX線直接撮影装
置では、フロント板とバック板の間に複数枚の蛍光増感
紙を所定間隔で配置し、この蛍光増感紙の両側部を蛇腹
部材に支持して開口部を有するアコーデオン状に開閉可
能に構成したX線撮影用カセッテを備え、この開口部か
ら蛍光増感紙の間にコントラストの異なるX線写真感光
材料をセットし、複数のX線写真感光材料に同時に直接
撮影し、コントラストの異なる複数のX線写真画像を得
ることができる。
また、X線撮影用カセッテを開いて開口部から感光増
感紙の間にX線写真感光材料を容易に出し入れすること
ができ、X線写真感光材料を傷付けることなく取扱が容
易であり、同時撮影で、被写体の撮影診断部位に応じた
コントラストの異なる複数のX線写真画像を得、診断性
の向上を図ると共に、撮影時間を短縮し患者の被爆を軽
減し、かつ撮影コストが低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は5枚のX線写真感光材料がセットされるX線撮
影用カセッテを示す実施例の概略図、第2図は第1図の
II−II断面図、第3図乃至第5図はX線写真感光材料の
特性曲線を示す図である。 図中符号30はカセッテ、31はフロント板、32はバック
板、33〜38は蛍光増感紙、P1〜P5はX線写真感光材料で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 5/17 G03B 42/02 G03B 42/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロント板とバック板の両側部を蛇腹部材
    で連結し、このフロント板とバック板の間に複数枚の蛍
    光増感紙を所定間隔で配置し、この蛍光増感紙の両側部
    を前記蛇腹部材に支持して開口部を有するアコーデオン
    状に開閉可能に構成したX線撮影用カセッテを備え、こ
    のX線撮影用カセッテの開口部からそれぞれの蛍光増感
    紙の間にコントラストの異なるX線写真感光材料をセッ
    トし、複数のX線写真感光材料に同時に直接撮影するこ
    とを特徴とするX線直接撮影装置。
JP8427890A 1990-03-30 1990-03-30 X線直接撮影装置 Expired - Lifetime JP2893282B2 (ja)

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JPH03282539A JPH03282539A (ja) 1991-12-12
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