JPH03282428A - 光機能素子およびその駆動方法 - Google Patents
光機能素子およびその駆動方法Info
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- JPH03282428A JPH03282428A JP2083337A JP8333790A JPH03282428A JP H03282428 A JPH03282428 A JP H03282428A JP 2083337 A JP2083337 A JP 2083337A JP 8333790 A JP8333790 A JP 8333790A JP H03282428 A JPH03282428 A JP H03282428A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/29—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the position or the direction of light beams, i.e. deflection
- G02F1/31—Digital deflection, i.e. optical switching
- G02F1/313—Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure
- G02F1/3132—Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure of directional coupler type
- G02F1/3133—Digital deflection, i.e. optical switching in an optical waveguide structure of directional coupler type the optical waveguides being made of semiconducting materials
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は新規な構造の光機能素子とその駆動方法に関し
、更に詳しくは、光モードスプリッタや光スィッチとし
て有用な光機能素子に関する。
、更に詳しくは、光モードスプリッタや光スィッチとし
て有用な光機能素子に関する。
(従来の技術)
半導体材料で構成する光機能素子としては、例えば、光
モードスプリッタ、光スィッチ、光変調器、光合分波器
などが研究の対象になっている。
モードスプリッタ、光スィッチ、光変調器、光合分波器
などが研究の対象になっている。
これらのうち、光モードスプリッタについて、従来例を
図面に則して説明する。
図面に則して説明する。
まず、第6図は、M、 KobayashiらがApp
l。
l。
Ph1s、Lett、、voj732.pp300〜3
02(197B)で提案した光モードスプリッタを示す
概略斜視図である。
02(197B)で提案した光モードスプリッタを示す
概略斜視図である。
この光モードスプリッタは、光導波路がSiO*Ta2
05のガラス系材料で構成されていて、基板1の上に2
次元導波路として導波層2.介在層3を順次堆積し、こ
の介在層3の上に薄膜導波層4を所定の角度で傾斜せし
めて形成し、光を図のZ方向から入射して光のTEモー
ドとTMモードを分離するものである。すなわち、Z方
向から導波層2に光を入射すると、薄膜導波層4の傾斜
がもたらすモード選択条件を満たして、入射光のうちの
TEモード5aが薄膜導波層4と結合し、1Mモード5
bは薄膜導波層4と結合することなくそのまま直進して
いく。したがって、TEモード5aと1Mモード5bが
分離される。
05のガラス系材料で構成されていて、基板1の上に2
次元導波路として導波層2.介在層3を順次堆積し、こ
の介在層3の上に薄膜導波層4を所定の角度で傾斜せし
めて形成し、光を図のZ方向から入射して光のTEモー
ドとTMモードを分離するものである。すなわち、Z方
向から導波層2に光を入射すると、薄膜導波層4の傾斜
がもたらすモード選択条件を満たして、入射光のうちの
TEモード5aが薄膜導波層4と結合し、1Mモード5
bは薄膜導波層4と結合することなくそのまま直進して
いく。したがって、TEモード5aと1Mモード5bが
分離される。
第7図と第8図は、M、KusudaとG、L、Yip
がAppl、Phys、Lett、、voff37゜p
p20〜22(1980)で提案した光モードスプリッ
タを示す。
がAppl、Phys、Lett、、voff37゜p
p20〜22(1980)で提案した光モードスプリッ
タを示す。
この光モードスプリッタにおいては、まず、LiNbO
3系の材料を用いてY分岐する多モード導波路が形成さ
れている(第7図)。そして、第7図の■−■線に沿う
断面図である第8図に示したように、主路6の一部と一
方の分岐導波路(図では6b)にA l t Os層の
ようなバッファ層7を介在せしめることにより、分岐導
波路6aと分岐導波路6bの等価屈折率を相違させ、ま
た、第8図のように一組の電極8a、8bを添着して両
電極間に電圧印加ができるようになっている。
3系の材料を用いてY分岐する多モード導波路が形成さ
れている(第7図)。そして、第7図の■−■線に沿う
断面図である第8図に示したように、主路6の一部と一
方の分岐導波路(図では6b)にA l t Os層の
ようなバッファ層7を介在せしめることにより、分岐導
波路6aと分岐導波路6bの等価屈折率を相違させ、ま
た、第8図のように一組の電極8a、8bを添着して両
電極間に電圧印加ができるようになっている。
今、分岐導波路6aの等価屈折率をnl+分岐導波路6
bの等価屈折率をB2とし、またnl<B2とする。
bの等価屈折率をB2とし、またnl<B2とする。
この状態で、主路6にTEモードとTMモードが共存す
る光を入射する。分岐導波路6bの等価屈折率が分岐導
波路6aのそれよりも大きいので、入射した光は分岐導
波路6bに閉じ込められそこから出射する。
る光を入射する。分岐導波路6bの等価屈折率が分岐導
波路6aのそれよりも大きいので、入射した光は分岐導
波路6bに閉じ込められそこから出射する。
しかし、ここで電極8a、8b間に電圧を印加すSと、
電気光学効果により、分岐導波路6bの等価屈折率はT
Eモートに対してのみ低下する。
電気光学効果により、分岐導波路6bの等価屈折率はT
Eモートに対してのみ低下する。
したがって、印加電圧値がこの屈折率低下をIn+n!
1より大きくすると、それより高い印加電圧値におい
ては、主路6に入射した光のTEモードは等価屈折率が
分岐導波路6bよりも大きくなっている分岐導波路6a
に閉じ込められそこから出射することになる。一方、入
射光のうちのTMモードに対しては、分岐導波路6aと
分岐導波路6bの等価屈折率は何ら変化しないので、T
Mモードは分岐導波路6bを導波して出射していく。
1より大きくすると、それより高い印加電圧値におい
ては、主路6に入射した光のTEモードは等価屈折率が
分岐導波路6bよりも大きくなっている分岐導波路6a
に閉じ込められそこから出射することになる。一方、入
射光のうちのTMモードに対しては、分岐導波路6aと
分岐導波路6bの等価屈折率は何ら変化しないので、T
Mモードは分岐導波路6bを導波して出射していく。
このようにして、電極からの電圧印加により、入射光を
TEモードとTMモードに分離することができる。
TEモードとTMモードに分離することができる。
第9図は、M、 E rmanらが、15th EC
0C。
0C。
ThB20−1 (1989)で提案した光モードス
プリッタの概略斜視図である。
プリッタの概略斜視図である。
この光モードスプリッタは、半導体材料を用いることに
より、互いに平行配置された2本の導波路9a、9bで
方向性結合器型の光導波路を形成し、一方の導波路(図
では9b)の上面に単に金属層IOを被覆形成したもの
である。
より、互いに平行配置された2本の導波路9a、9bで
方向性結合器型の光導波路を形成し、一方の導波路(図
では9b)の上面に単に金属層IOを被覆形成したもの
である。
このようにすると、導波路9aと導波路9bの間では、
TEモードとTMモードに対する等価屈折率が相違する
ようになる。
TEモードとTMモードに対する等価屈折率が相違する
ようになる。
したがって、導波路9aにTEモードとTMモードか共
存する光を入射すると、金属層1oが被覆されている導
波路9bにはTEモードか結合して、TEモードは導波
路9bを導波してそこから出射する。しかし、TMモー
ドは導波路9bに結合することがないため、導波路9a
からそのまま出射していく。すなわち、TEモードとT
Mモードは分離される。
存する光を入射すると、金属層1oが被覆されている導
波路9bにはTEモードか結合して、TEモードは導波
路9bを導波してそこから出射する。しかし、TMモー
ドは導波路9bに結合することがないため、導波路9a
からそのまま出射していく。すなわち、TEモードとT
Mモードは分離される。
次に、光スィッチのうち方向性結合器型のものにつき説
明する。
明する。
第10図は一様Δβ型の光スィッチの概略平面図である
。この光スィッチの場合には、図示しない基板の上に、
2本の光導波路11.12か配置されていて、光導波路
11aと光導波路12aは互いにエバネッセント結合す
るように近傍して平行装置され、図の点線で囲んだ領域
Aが結合部になっている。
。この光スィッチの場合には、図示しない基板の上に、
2本の光導波路11.12か配置されていて、光導波路
11aと光導波路12aは互いにエバネッセント結合す
るように近傍して平行装置され、図の点線で囲んだ領域
Aが結合部になっている。
そして、いずれか一方の光導波路(図では1la)の上
には電極13が形成されていて、この電極13から電圧
印加や電流注入ができるようになっている。
には電極13が形成されていて、この電極13から電圧
印加や電流注入ができるようになっている。
この光スィッチの場合、例えば、光導波路12の上流側
端部12bから光を入射して電極13を無駆動状態にし
ておくと、光は、結合部Aにおいて、光導波路11aと
結合して光導波路11の下流側端部11cから出射する
。すなわち、上流側端部12bから入射した光は光導波
路11の下流側端部11cから8射して、光導波路12
の下流側端部12cからは出射しない。
端部12bから光を入射して電極13を無駆動状態にし
ておくと、光は、結合部Aにおいて、光導波路11aと
結合して光導波路11の下流側端部11cから出射する
。すなわち、上流側端部12bから入射した光は光導波
路11の下流側端部11cから8射して、光導波路12
の下流側端部12cからは出射しない。
しかし、電極13から例えば電流注入して光導波路11
aの等偏屈折率を低下せしめると、光導波路12の上流
側端部12bから入射した光は、光導波路11aと結合
することなく、光導波路12aを通り下流側端部12c
からのみ出射する。すなわち、電極13からの電流注入
により、光の出射は、下流側端部11cから下流側端部
12cへと変更され、ここにスイッチング機能が発現す
る。
aの等偏屈折率を低下せしめると、光導波路12の上流
側端部12bから入射した光は、光導波路11aと結合
することなく、光導波路12aを通り下流側端部12c
からのみ出射する。すなわち、電極13からの電流注入
により、光の出射は、下流側端部11cから下流側端部
12cへと変更され、ここにスイッチング機能が発現す
る。
しかしながら、この−様Δββ型光ビイソチを機能させ
るためには、電極13の無駆動状態において、2本の光
導波路11.12の下流側端部11c。
るためには、電極13の無駆動状態において、2本の光
導波路11.12の下流側端部11c。
12cの出射比率をl:0(または0:1)に予め調整
しておくことが必要である。そのことは、結合部Aにお
ける各光導波路11a、12aの長さや相互間の距離を
厳密に制御することによって可能となる。しかしながら
、結合部Aの長さを高い精度で形成することは、現在の
フォトリソグラフィー技術の水準では非常に困難である
。そのため、−様Δβ型光スイッチの場合には、光結合
の過程で不可避的に漏話が生してしまう。
しておくことが必要である。そのことは、結合部Aにお
ける各光導波路11a、12aの長さや相互間の距離を
厳密に制御することによって可能となる。しかしながら
、結合部Aの長さを高い精度で形成することは、現在の
フォトリソグラフィー技術の水準では非常に困難である
。そのため、−様Δβ型光スイッチの場合には、光結合
の過程で不可避的に漏話が生してしまう。
−様Δβ型光スイッチの上記した問題を解消するものと
して、第11図の概略平面図で示したような反転Δβ型
光スイッチが提案されている。
して、第11図の概略平面図で示したような反転Δβ型
光スイッチが提案されている。
この光スィッチの結合部Aにおいては、光導波路11a
の下流側部分11dと光導波路12aの上流側部分12
dの上に、互いに点対称となるように、電極13aと電
極13bがそれぞれ形成され、この電極13a、13b
は導通部13cを介して互いに導通状態にある。なお、
この構造において、電極13aは光導波路11aの上部
側部分11eに形成され、また電極13bは光導波路1
2aの下流側部分12eに形成されていてもよい。
の下流側部分11dと光導波路12aの上流側部分12
dの上に、互いに点対称となるように、電極13aと電
極13bがそれぞれ形成され、この電極13a、13b
は導通部13cを介して互いに導通状態にある。なお、
この構造において、電極13aは光導波路11aの上部
側部分11eに形成され、また電極13bは光導波路1
2aの下流側部分12eに形成されていてもよい。
この構造の光スィッチは、−様Δβ型光スイッチの場合
と異なり、結合状態が結合部Aの初期状態によって規制
されることはない。
と異なり、結合状態が結合部Aの初期状態によって規制
されることはない。
そして、まず、電極13a、13bを無駆動状態にして
、例えば光導波路12の上流側端部12bから光を入射
すると、結合部Aで光は光導波路11aと結合してそこ
に閉じ込められ、下流側端部11cから出射する。
、例えば光導波路12の上流側端部12bから光を入射
すると、結合部Aで光は光導波路11aと結合してそこ
に閉じ込められ、下流側端部11cから出射する。
ついで、電極13a(13b)に電圧印加または電流注
入を行うと、ある電圧値または電流値で光導波路11a
と光導波路12aの間ではクロス状態が形成され、更に
その値が増加すると、スルー状態を経たのちスイッチン
グ動作が発現する。
入を行うと、ある電圧値または電流値で光導波路11a
と光導波路12aの間ではクロス状態が形成され、更に
その値が増加すると、スルー状態を経たのちスイッチン
グ動作が発現する。
すなわち、電極13a(13b)からの電圧印加や電流
注入により、全体のΔβが反転して、上流側端部12b
から入射した光は、下流側端部11cから下流側端部1
2cへの畠射端が変更する。
注入により、全体のΔβが反転して、上流側端部12b
から入射した光は、下流側端部11cから下流側端部1
2cへの畠射端が変更する。
(発明が解決しようとする課題)
上記した各光機能素子において、まず、第6図で示した
光モードスプリッタは集積化に不適であると同時に、導
波層、介在層、薄膜導波層などの堆積を高精度で行うこ
とが困難であり、そのため、素子の縦方向(厚み方向)
におけるモート結合条件を適切に実現することは困難で
ある。
光モードスプリッタは集積化に不適であると同時に、導
波層、介在層、薄膜導波層などの堆積を高精度で行うこ
とが困難であり、そのため、素子の縦方向(厚み方向)
におけるモート結合条件を適切に実現することは困難で
ある。
また、第7図で示した構造のものは、集積化が困難であ
るとともに、単一モード通信にとって不適であるという
問題がある。
るとともに、単一モード通信にとって不適であるという
問題がある。
更に、第9図で示した光モードスプリッタにおいては、
結合部の長さがTEモードに対する完全結合長と等しく
なければ機能しないので、その機能実現のためには極め
て高い寸法精度で結合部を形成しなければならない。
結合部の長さがTEモードに対する完全結合長と等しく
なければ機能しないので、その機能実現のためには極め
て高い寸法精度で結合部を形成しなければならない。
いずれの場合であっても、上記した光モードスプリッタ
の場合、モードの分離効率が悪く、高い消光比が得られ
ないという難点がある。
の場合、モードの分離効率が悪く、高い消光比が得られ
ないという難点がある。
また、上記した反転Δβ型光スイッチの場合、たしかに
結合状態は結合部の初期状態と無関係に制御することが
可能である。しかし、一般に、クロス状態の形成に要す
る電圧値や電流値はそれほど大きな値ではないが、スル
ー状態を実現するための電圧値や電流値は可成り大きい
値となる。
結合状態は結合部の初期状態と無関係に制御することが
可能である。しかし、一般に、クロス状態の形成に要す
る電圧値や電流値はそれほど大きな値ではないが、スル
ー状態を実現するための電圧値や電流値は可成り大きい
値となる。
そのため、光導波路を構成している半導体において高消
費電力の導入による発熱によりpn接合の破壊が起こり
やすく素子寿命の短縮化がまぬがれない。
費電力の導入による発熱によりpn接合の破壊が起こり
やすく素子寿命の短縮化がまぬがれない。
本発明は上記したような問題を全て解決することができ
る光機能素子とその駆動方法の提供を目的とする。
る光機能素子とその駆動方法の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記した目的を達成するために、本発明においては、半
導体材料から成る2本の光導波路が互いにエバネッセン
ト結合して平行配置されている結合部を有する方向性結
合器型の光機能素子において、一方の光導波路の上流側
部分と他方の光導波路の下流側部分とには互いに導通し
て電圧印加用電極がそれぞれ形成され、また、前記一方
の光導波路の下流側部分と前記他方の光導波路の上流側
部分とには互いに導通し、かつ、前記電圧印加用電極と
導通ずることなく電流注入用電極がそれぞれ形成されて
いることを特徴とする光機能素子が提供され、また、前
記電流注入用電極から所定値の電流を光導波路に注入し
て光導波路間でクロス状態を形成し、ついで前記クロス
状態を維持しつつ、前記電圧印加用電極に所定値の電圧
を印加してTEモードのみのスルー状態を形成すること
により、光導波路に入射せしめた光のTEモードとTM
モードを分離することを特徴とする前記光機能素子の駆
動方法が提供され、更に、前記電圧印加用電極から所定
値の電圧を印加して光導波路間でクロス状態を形成し、
前記クロス状態を維持しつつ、前記電流注入用電極から
所定値の電流を注入して、光導波路に入射する光のTE
モードの光路変更を行わせることを特徴とする前記光機
能素子の駆動方法が提供される。
導体材料から成る2本の光導波路が互いにエバネッセン
ト結合して平行配置されている結合部を有する方向性結
合器型の光機能素子において、一方の光導波路の上流側
部分と他方の光導波路の下流側部分とには互いに導通し
て電圧印加用電極がそれぞれ形成され、また、前記一方
の光導波路の下流側部分と前記他方の光導波路の上流側
部分とには互いに導通し、かつ、前記電圧印加用電極と
導通ずることなく電流注入用電極がそれぞれ形成されて
いることを特徴とする光機能素子が提供され、また、前
記電流注入用電極から所定値の電流を光導波路に注入し
て光導波路間でクロス状態を形成し、ついで前記クロス
状態を維持しつつ、前記電圧印加用電極に所定値の電圧
を印加してTEモードのみのスルー状態を形成すること
により、光導波路に入射せしめた光のTEモードとTM
モードを分離することを特徴とする前記光機能素子の駆
動方法が提供され、更に、前記電圧印加用電極から所定
値の電圧を印加して光導波路間でクロス状態を形成し、
前記クロス状態を維持しつつ、前記電流注入用電極から
所定値の電流を注入して、光導波路に入射する光のTE
モードの光路変更を行わせることを特徴とする前記光機
能素子の駆動方法が提供される。
(作用)
まず、本発明の光機能素子は半導体材料から成る方向性
結合器型のものであって、その光導波路はpn接合構造
になっている。
結合器型のものであって、その光導波路はpn接合構造
になっている。
このpn接合構造の光導波路に所定値の電流を注入する
と、光導波路では、プラズマ効果やバンドフィリング効
果が生じてその屈折率が小さくなる。そして、上記効果
は、TEモード、TMモードのいずれに対しても発現し
て偏波無依存である。
と、光導波路では、プラズマ効果やバンドフィリング効
果が生じてその屈折率が小さくなる。そして、上記効果
は、TEモード、TMモードのいずれに対しても発現し
て偏波無依存である。
一方、pn接合構造の光導波路に所定値の電圧を印加す
ると、その光導波路では、電気光学効果が生じてその屈
折率が大きくなる。そして、上記効果はTEモードに対
してのみ発現する偏波依存性の特性である。
ると、その光導波路では、電気光学効果が生じてその屈
折率が大きくなる。そして、上記効果はTEモードに対
してのみ発現する偏波依存性の特性である。
本発明の光機能素子は上記した効果を利用することによ
り駆動させる。
り駆動させる。
この光機能素子においては、結合部の2本の光導波路に
反転Δβ構造で電流注入電極と電圧印加電極が形成され
ている。
反転Δβ構造で電流注入電極と電圧印加電極が形成され
ている。
したがって、TEモードとTMモードが共存する光を光
導波路の一方に入射した状態において、まず、電流注入
電極から電流を注入すると、電極の直下に位置する光導
波路の間でクロス状態が形成され、光は他方の光導波路
からのみ出射する。
導波路の一方に入射した状態において、まず、電流注入
電極から電流を注入すると、電極の直下に位置する光導
波路の間でクロス状態が形成され、光は他方の光導波路
からのみ出射する。
このとき、出射する光はTEモードとTMモードが共存
する光である。
する光である。
ついで、その状態を保持し、すなわち、その状態を維持
する電流を電流注入用電極−から注入しつつ、更に電圧
印加用電極から電圧印加を行うと、電極直下に位置する
光導波路の間で電気光学効果が起こってTEモードに対
する屈折率が増加するようになる。
する電流を電流注入用電極−から注入しつつ、更に電圧
印加用電極から電圧印加を行うと、電極直下に位置する
光導波路の間で電気光学効果が起こってTEモードに対
する屈折率が増加するようになる。
その結果、光導波路間ではTEモードのみに対するスル
ー状態が発現し、入射した光のうちTEモードは光を入
射した光導波路から出射し、TMモードは他方の光導波
路からのみ出射する。
ー状態が発現し、入射した光のうちTEモードは光を入
射した光導波路から出射し、TMモードは他方の光導波
路からのみ出射する。
このように、本発明の光機能素子を上記したように駆動
せしめることにより、それを光モードスプリッタとして
使用することができる。
せしめることにより、それを光モードスプリッタとして
使用することができる。
また、この光機能素子の一方にTEモードの光を入射し
た状態で電圧印加用電極から所定電圧を印加すると、電
極直下の光導波路間はクロス状態となり、TEモードは
他方の光導波路と結合してそこから出射する。
た状態で電圧印加用電極から所定電圧を印加すると、電
極直下の光導波路間はクロス状態となり、TEモードは
他方の光導波路と結合してそこから出射する。
そして、この状態を保持して電流注入用電極から所定値
の電流を注入すると、その電極直下の光導波路の屈折率
は低下するので、光を入射した一方の光導波路がスルー
状態となる。その結果、他方の光導波路から出射してい
たTEモードは、入射した一方の光導波路から出射する
ように光路変更する。かくして、スイッチング動作が発
現する。
の電流を注入すると、その電極直下の光導波路の屈折率
は低下するので、光を入射した一方の光導波路がスルー
状態となる。その結果、他方の光導波路から出射してい
たTEモードは、入射した一方の光導波路から出射する
ように光路変更する。かくして、スイッチング動作が発
現する。
このように、本発明の光機能素子を駆動することにより
、この光機能素子を方向性結合器型光スイッチとして使
用することができる。
、この光機能素子を方向性結合器型光スイッチとして使
用することができる。
(実施例)
以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。
。
第1図は本発明の光機能素子の概略平面図である。
図において、後述する断面構造を有する光導波路21.
22が、その結合部Aにおいては、各光導波路部分23
.24が互いにエバネッセント結合するように近傍して
平行配置されている。
22が、その結合部Aにおいては、各光導波路部分23
.24が互いにエバネッセント結合するように近傍して
平行配置されている。
光導波路部分23の上流側部分23aと他方の光導波路
部分24の下流側部分24bの上には、それぞれ、電流
注入用電極25a、25bが互いに導通部25cで導通
ずる状態で形成され、これら電極25a、25bからは
光導波路部分23の上流側部分23aと光導波路部分2
4の下流側部分24bに電流注入ができるようになって
いる。
部分24の下流側部分24bの上には、それぞれ、電流
注入用電極25a、25bが互いに導通部25cで導通
ずる状態で形成され、これら電極25a、25bからは
光導波路部分23の上流側部分23aと光導波路部分2
4の下流側部分24bに電流注入ができるようになって
いる。
また、光導波路部分23の下流側部分23bと光導波路
部分24の上流側部分24aの上には、それぞれ、電圧
印加用電極26a、26bが互いに導通部26cで導通
ずる状態で、しかし、電流注入用電極25a、25bと
は導通することのない状態で形成され、これら電極26
a、26bから光導波路部分23の下流側部分23bと
光導波路部分24の上流側部分24aに電圧印加ができ
るようになっている。
部分24の上流側部分24aの上には、それぞれ、電圧
印加用電極26a、26bが互いに導通部26cで導通
ずる状態で、しかし、電流注入用電極25a、25bと
は導通することのない状態で形成され、これら電極26
a、26bから光導波路部分23の下流側部分23bと
光導波路部分24の上流側部分24aに電圧印加ができ
るようになっている。
なお、本発明においては、電極25a、25bを電圧印
加用、電極26a、26bを電流注入用にしてもよい。
加用、電極26a、26bを電流注入用にしてもよい。
つぎに、この光機能素子の断面構造は、第1図の■−■
線に沿う断面図である第2図で示すとおりである。
線に沿う断面図である第2図で示すとおりである。
すなわち、まず、例えば、AuGeNi/Auから成る
下部電極31の上に、n ”G aA sから成る基板
32、同じ(n”GaAsからバッファ層33が形成さ
れている。そして、このバッファ層33の上にはn”A
lGaAsから成る下部クラッド層34゜n−GaAs
から成るコア層35が順次形成され、更に、コア層35
の上には上部クラッド層36がリッジ状に形成されてい
る。この上部クラッド層36は、n−AlGaAsから
成るクラッド層36aおよびpAIGaAsから成るク
ラッド層36bと、このクラッド層36bの上に形成さ
れるp ”G aA sの層36cから構成され、クラ
ッド層36aとクラッド層36bの界面がpn接合界面
になっている。
下部電極31の上に、n ”G aA sから成る基板
32、同じ(n”GaAsからバッファ層33が形成さ
れている。そして、このバッファ層33の上にはn”A
lGaAsから成る下部クラッド層34゜n−GaAs
から成るコア層35が順次形成され、更に、コア層35
の上には上部クラッド層36がリッジ状に形成されてい
る。この上部クラッド層36は、n−AlGaAsから
成るクラッド層36aおよびpAIGaAsから成るク
ラッド層36bと、このクラッド層36bの上に形成さ
れるp ”G aA sの層36cから構成され、クラ
ッド層36aとクラッド層36bの界面がpn接合界面
になっている。
そして、上部クラッド層36の上面は3iChのような
絶縁膜37で被覆され、その上部には窓37aが形成さ
れたのち、ここに例えばTi/Pt/Auを蒸着して上
部電極25a、26bを形成し、全体が結合部Aにおけ
る光導波路部分23.24になっている。
絶縁膜37で被覆され、その上部には窓37aが形成さ
れたのち、ここに例えばTi/Pt/Auを蒸着して上
部電極25a、26bを形成し、全体が結合部Aにおけ
る光導波路部分23.24になっている。
なお、このように半導体を積層して光導波路部分23.
24を構成する場合には、その光導波路の配置は、各層
の半導体の結晶面(100)上に、方向<01.1>と
平行な方向となるようにする。
24を構成する場合には、その光導波路の配置は、各層
の半導体の結晶面(100)上に、方向<01.1>と
平行な方向となるようにする。
このような構成にしないと、前記した電流注入によるプ
ラズマ効果やバンドフィリング効果、電圧印加による電
気光学効果が発現しないからである。
ラズマ効果やバンドフィリング効果、電圧印加による電
気光学効果が発現しないからである。
この光機能素子の駆動方法と効果を次に説明する。まず
、光モードスプリッタとして駆動する場合を説明する。
、光モードスプリッタとして駆動する場合を説明する。
電極25a、25bにます順方向電流を注入すると、そ
の直下に位置する光導波路部分の上流側部分23a、下
流側部分24bの間ではクロス状態が形成され、例えば
光導波路21の上流側端部21aから入射した光(TE
モードとTMモードが共存)は光導波路22の下流側端
部22bからのみ出射する。
の直下に位置する光導波路部分の上流側部分23a、下
流側部分24bの間ではクロス状態が形成され、例えば
光導波路21の上流側端部21aから入射した光(TE
モードとTMモードが共存)は光導波路22の下流側端
部22bからのみ出射する。
この状態を保持して、電極26a、26bから逆電圧を
印加すると、その直下に位置する光導波路部分の下流側
部分23b、上流側部分24aでは電気光学効果が発現
して、TEモードに対してのみスルー状態になって下流
側端部21bからTEモードが出射する。
印加すると、その直下に位置する光導波路部分の下流側
部分23b、上流側部分24aでは電気光学効果が発現
して、TEモードに対してのみスルー状態になって下流
側端部21bからTEモードが出射する。
したがって、光導波路21の下流側端部21bからはT
Eモードが、光導波路22の下流側端部22bからはT
Mモードが出射して、光モードが分離される。
Eモードが、光導波路22の下流側端部22bからはT
Mモードが出射して、光モードが分離される。
この状態の1例を第3図に示す。すなわち、本発明の光
機能素子においては、クロス状態時の注入電流値はlO
mAで、そのときのTMモードの消光比は20dBであ
り、またスルー状態時における印加電圧は23Vで、そ
のときのTEモードの消光比は18dBになる。
機能素子においては、クロス状態時の注入電流値はlO
mAで、そのときのTMモードの消光比は20dBであ
り、またスルー状態時における印加電圧は23Vで、そ
のときのTEモードの消光比は18dBになる。
次に光スィッチとして駆動する場合を説明する。
まず、電極26a、26bから所定値の逆電圧を印加す
る。電極直下の光導波路部分の下流側部分23bと上流
側部分24aとの間では、電気光学効果によりクロス状
態が形成され、例えば、光導波路21の上流側端部21
aから入射した光(TEモードのみ)は光導波路22の
下流側端部22bからのみ出射する。
る。電極直下の光導波路部分の下流側部分23bと上流
側部分24aとの間では、電気光学効果によりクロス状
態が形成され、例えば、光導波路21の上流側端部21
aから入射した光(TEモードのみ)は光導波路22の
下流側端部22bからのみ出射する。
この状態を保持して、電極25a、25bから順方向の
電流を注入すると、その直下に位置する光導波路部分の
上流側部分23a、下流側部分24bではプラズマ効果
やバンドフィリング効果が発現して、光導波路部分23
はスルー状態になって下流側端部21bからTEモード
が出射する。
電流を注入すると、その直下に位置する光導波路部分の
上流側部分23a、下流側部分24bではプラズマ効果
やバンドフィリング効果が発現して、光導波路部分23
はスルー状態になって下流側端部21bからTEモード
が出射する。
そして、電極25a、25bからの電流注入を停止する
と、TEモードは再び光導波路の下流側端部22bから
出射する。
と、TEモードは再び光導波路の下流側端部22bから
出射する。
すなわち、電極26a、26bからの電圧印加を保持し
た状態で電極25a、25bからの電流注入をオン−オ
フすることにより、TEモードのスイッチング動作が可
能になる。
た状態で電極25a、25bからの電流注入をオン−オ
フすることにより、TEモードのスイッチング動作が可
能になる。
この状態の1例を第4図に示す。図中、実線は電圧印加
による結合側の出力を示し、点線は電流注入による結合
側の出力を表す。第4図は、第2図で示した断面構造の
光機能素子において、n−Aj7GaAsのクラッド層
36aの厚みが0.8μmのときのスイッチング特性図
である。
による結合側の出力を示し、点線は電流注入による結合
側の出力を表す。第4図は、第2図で示した断面構造の
光機能素子において、n−Aj7GaAsのクラッド層
36aの厚みが0.8μmのときのスイッチング特性図
である。
この場合、印加電圧値が15Vになるとクロス状態が形
成され、その後、注入電流値を約50mAにするとスル
ー状態が実現する。第11図で示した従来の反転Δβ型
光スイッチにおいては、一般に、注入電流値が約200
mAでスルー状態になることを考えると、本発明の光機
能素子は極めて小さい電流の注入でスイッチング特性を
発揮する。
成され、その後、注入電流値を約50mAにするとスル
ー状態が実現する。第11図で示した従来の反転Δβ型
光スイッチにおいては、一般に、注入電流値が約200
mAでスルー状態になることを考えると、本発明の光機
能素子は極めて小さい電流の注入でスイッチング特性を
発揮する。
第5図は、前記したクラッド層36aの厚みが0.6μ
mである光機能素子のスイッチング特性を示す。この場
合には、わずか9Vの電圧印加でクロス状態になり、ま
た、注入電流がわずか26m Aでスルー状態が形成さ
れている。
mである光機能素子のスイッチング特性を示す。この場
合には、わずか9Vの電圧印加でクロス状態になり、ま
た、注入電流がわずか26m Aでスルー状態が形成さ
れている。
(発明の効果)
以上の説明で明らかなように、本発明の光機能素子は、
半導体材料から成る2本の光導波路が互いにエバネッセ
ント結合して平行配置されている結合部を有する方向性
結合器型の光機能素子において、一方の光導波路の上流
側部分と他方の光導波路の下流側部分とには互いに導通
して電圧印加用電極がそれぞれ形成され、また、前記一
方の光導波路の下流側部分と前記他方の光導波路の上流
側部分とには互いに導通し、かつ、前記電圧印加用電極
と導通ずることなく電流注入用電極がそれぞれ形成され
ていることを特徴とし、高い消光比の光モードスプリッ
タや方向性結合器型の光スィッチとして機能することが
できる。
半導体材料から成る2本の光導波路が互いにエバネッセ
ント結合して平行配置されている結合部を有する方向性
結合器型の光機能素子において、一方の光導波路の上流
側部分と他方の光導波路の下流側部分とには互いに導通
して電圧印加用電極がそれぞれ形成され、また、前記一
方の光導波路の下流側部分と前記他方の光導波路の上流
側部分とには互いに導通し、かつ、前記電圧印加用電極
と導通ずることなく電流注入用電極がそれぞれ形成され
ていることを特徴とし、高い消光比の光モードスプリッ
タや方向性結合器型の光スィッチとして機能することが
できる。
その際に、印加する電圧や注入する電流はいずれも従来
に比べて小さい値であるため、光導波路におけるpn接
合の破壊は防止され、素子の寿命向上、高信頼性を実現
することができる。
に比べて小さい値であるため、光導波路におけるpn接
合の破壊は防止され、素子の寿命向上、高信頼性を実現
することができる。
また、光導波路の形成においても、結合部の長さによる
結合比率の制限を受けることかないので、その製作も比
較的容易であり、量産性やコスト低減の点でも好適であ
る。
結合比率の制限を受けることかないので、その製作も比
較的容易であり、量産性やコスト低減の点でも好適であ
る。
第1図は本発明の光機能素子の概略平面図、第2図は第
1図の■−■線に沿う断面図、第3図は本発明の光機能
素子の光モードスプリッタとしての動作特性を示すグラ
フ、第4図と第5図は本発明の光機能素子のスイッチン
グ特性を示すグラフ、第6図は従来の光モードスプリッ
タの概略斜視図、第7図は従来の他の光モードスプリッ
タの概略平面図、第8図は第7図の■−■線に沿う断面
図、第9図は更に別の従来の光モードスプリッタの概略
斜視図、第10図は一様Δβ型光スイッチの概略平面図
、第11図は反転Δβ型光スイッチの概略平面図である
。 A・・・結合部、21.22・・・光導波路、21a。 22a・・・光導波路の上流側端部、21b、22b・
・・光導波路の下流側端部、23.24・・・結合部に
おける光導波路部分、23a、24a・・・光導波路部
分の上流側部分、23b、24b・・・光導波路部分の
下流側部分、25a、25b・・・電流注入用電極、2
5c・・・導通部、26a、26b・・・電圧印加用電
極、26c・・・導通部、31・・・下部電極、32・
・・基板、33・・・バッファ層、34・・・下部クラ
ッド層、35・・・コア層、36・・・上部クラッド層
、36a・・・クラッド層、36b−・・クラッド層、
36cmp”GaAs層、37・・・絶縁膜、37a・
・・窓。
1図の■−■線に沿う断面図、第3図は本発明の光機能
素子の光モードスプリッタとしての動作特性を示すグラ
フ、第4図と第5図は本発明の光機能素子のスイッチン
グ特性を示すグラフ、第6図は従来の光モードスプリッ
タの概略斜視図、第7図は従来の他の光モードスプリッ
タの概略平面図、第8図は第7図の■−■線に沿う断面
図、第9図は更に別の従来の光モードスプリッタの概略
斜視図、第10図は一様Δβ型光スイッチの概略平面図
、第11図は反転Δβ型光スイッチの概略平面図である
。 A・・・結合部、21.22・・・光導波路、21a。 22a・・・光導波路の上流側端部、21b、22b・
・・光導波路の下流側端部、23.24・・・結合部に
おける光導波路部分、23a、24a・・・光導波路部
分の上流側部分、23b、24b・・・光導波路部分の
下流側部分、25a、25b・・・電流注入用電極、2
5c・・・導通部、26a、26b・・・電圧印加用電
極、26c・・・導通部、31・・・下部電極、32・
・・基板、33・・・バッファ層、34・・・下部クラ
ッド層、35・・・コア層、36・・・上部クラッド層
、36a・・・クラッド層、36b−・・クラッド層、
36cmp”GaAs層、37・・・絶縁膜、37a・
・・窓。
Claims (3)
- (1)半導体材料から成る2本の光導波路が互いにエバ
ネッセント結合して平行配置されている結合部を有する
方向性結合器型の光機能素子において、一方の光導波路
の上流側部分と他方の光導波路の下流側部分とには互い
に導通して電圧印加用電極がそれぞれ形成され、また、
前記一方の光導波路の下流側部分と前記他方の光導波路
の上流側部分とには互いに導通し、かつ、前記電圧印加
用電極と導通することなく電流注入用電極がそれぞれ形
成されていることを特徴とする光機能素子。 - (2)請求項1に記載の電流注入用電極から所定値の電
流を光導波路に注入して光導波路間でクロス状態を形成
し、ついで前記クロス状態を維持しつつ、請求項1に記
載の電圧印加用電極に所定値の電圧を印加してTEモー
ドのみのスルー状態を形成することにより、光導波路に
入射せしめた光のTEモードとTMモードを分離するこ
とを特徴とする請求項1に記載の光機能素子の駆動方法
。 - (3)請求項1に記載の電圧印加用電極から所定値の電
圧を印加して光導波路間でクロス状態を形成し、前記ク
ロス状態を維持しつつ、請求項1に記載の電流注入用電
極から所定値の電流を注入して、光導波路に入射する光
のTEモードの光路変更を行わせることを特徴とする請
求項1に記載の光機能素子の駆動方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2083337A JP2801351B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 光機能素子およびその駆動方法 |
US07/674,567 US5146518A (en) | 1990-03-30 | 1991-03-25 | Optical directional coupler device and a method of driving same |
CA002039229A CA2039229A1 (en) | 1990-03-30 | 1991-03-27 | Optical functional device and a method of driving same |
EP91302828A EP0455347B1 (en) | 1990-03-30 | 1991-03-28 | An optical functional device and a method of driving same |
DE69120346T DE69120346T2 (de) | 1990-03-30 | 1991-03-28 | Optische Funktionsvorrichtung und ihr Ansteuerverfahren |
KR1019910004987A KR950006328B1 (ko) | 1990-03-30 | 1991-03-29 | 광기능소자 및 그 구동방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2083337A JP2801351B2 (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 光機能素子およびその駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03282428A true JPH03282428A (ja) | 1991-12-12 |
JP2801351B2 JP2801351B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=13799624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2801351B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP2083337A patent/JP2801351B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2801351B2 (ja) | 1998-09-21 |
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