JPH03281503A - ポリ置換アセチレンの製造方法 - Google Patents

ポリ置換アセチレンの製造方法

Info

Publication number
JPH03281503A
JPH03281503A JP8183090A JP8183090A JPH03281503A JP H03281503 A JPH03281503 A JP H03281503A JP 8183090 A JP8183090 A JP 8183090A JP 8183090 A JP8183090 A JP 8183090A JP H03281503 A JPH03281503 A JP H03281503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain transfer
transfer agent
polymerization
acetylene
molecular weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8183090A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinobu Higashimura
東村 敏延
Toshio Masuda
俊夫 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8183090A priority Critical patent/JPH03281503A/ja
Publication of JPH03281503A publication Critical patent/JPH03281503A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、低分子量のポリ置換アセチレンを高収率で製
造することが可能なポリ置換アセチレンの製造方法に関
する。
(従来技術) 近年、ポリ置換アセチレンの特徴ある性質が注目されて
おり、様々な検討がなされている。例えば、ガス分離膜
としての応用上の見地から、ポリ置換アセチレンの特性
が報告されている(J、Am。
Chem、Soc、1983.i05 7473. J
、Appl、Polym、Sci、198530、16
05及びPolym、Bull、1983.10,11
4等)。またレジスト材料としての応用面から、その熱
、光、放射線等による分解に関する特性についての報告
もなされている(Polym、J、1985,17,3
93. J、Polym。
Sci、1989.27.1197)。
このようなポリ置換アセチレンは、例えばMoJNb、
Ta等の遷移金属触媒を用いて置換アセチレンモノマー
の重合を行うことにより容易に製造される(Acc、C
he+++、Res、1984.17.51参照)。
(発明が解決しようとする問題点) −船釣に、高重合度のポリ置換アセチレンは熱加工が難
しく、加工に際しては、適当な溶媒に溶解させ、溶液の
形で加工に供されるのが殆どであるが、高分子量体であ
るために、該溶液は、希薄濃度であっても高い溶液粘度
を有している。従って、加工をするためには、流動性向
上(作業性向上)のために多量の溶媒を必要とし、また
これにより乾燥時間が長くかかり、工業的な不利益を免
れない。このような見地から、低分子量のポリ置換アセ
チレンが着目されている。
ところで、従来の方法でポリ置換アセチレンの製造を行
う場合には、置換アセチレンモノマーの重合反応性が非
常に高いために、常に高重合度のポリ置換アセチレンし
か得られず、低重合度のものを得ることが非常に困難と
なっている。この場合、触媒として反応性の弱いものを
使用する、温度、溶媒、重合温度等を変えるなどの手段
を採用することにより、反応性を低下させて低分子量の
ものを製造することが考えられるが、収率が低くなり、
経済的な不利益を回避し得ない。
従って本発明の目的は、高い収率で低分子量のポリ置換
アセチレンを製造し得る方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、置換アセチレンモノマーの重合を、炭
素間2重結合を有する連鎖移動剤の存在下で行うことを
特徴とするポリ置換アセチレンの製造方法が提供される
即ち本発明においては、連鎖移動剤として、炭素間2重
結合を有する有機化合物を使用して重合を行うことによ
り、収率を低下させることなく重合度の調整を容易に行
うことが可能となり、低分子量のポリ置換アセチレンを
高い収率で得ることが可能となったものである。
アセチレンモノマー 本発明において、重合すべき置換アセチレンモノマーと
しては種々のものを使用することが可能であり、例えば
置換基として、塩素原子等のハロゲン原子、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ペンチルなどのアルキル基等
の脂肪族基、フェニル基等の芳香族基、トリノチルシリ
ル基等のへテロ原子含有置換基等を含むアセチレン化合
物を使用することができる。具体的には、これに限定さ
れるものではないが、1−(トリメチルシリル)−1−
プロピン、1−クロロ−2−フェニルアセチレン、1−
ペンチルー1−プロピン等の一置換アセチレン化合物や
ジーも一ブチルアセチレン等の二置換アセチレン化合物
が例示される。
1鈑長動剋 本発明においては、前述した通り、炭素間2重結合を有
する有機化合物からなる連鎖移動剤の存在下で重合が行
われる。
このような連鎖移動剤としては、炭素間2重結合を有す
る限りにおいて種々のものを使用することができ、例え
ば1−オクテン、l−ヘキセン等の不飽和炭化水素、マ
レイン酸ジエチル、フマル酸ジエチル、酢酸ビニル等の
不飽和基含有エステル類、イソブチルビニルエーテル等
の不飽和基含有エーテル類、トリメチルビニルシラン、
アリルトリメチルシラン等のアルケニル基含有有機ケイ
素化合物を挙げることができる。本発明において好適に
使用されるのは、1−オクテン等の不飽和炭化水素及び
トリメチルビニルシラン等のアルケニル基含有有機ケイ
素化合物であり、トリメチルビニルシランが最も好適で
ある。
上述した連鎖移動剤は、その種類によっても相違するが
、一般に置換アセチレンモノマーに対して、10−″〜
50倍モル、特に10−1〜20倍モルの割合で使用す
ることが好適であり、一般にその使用量が多いほど分子
量の低いポリ置換アセチレンを得ることができる。即ち
、本発明によれば、上記連鎖移動剤の使用量を適宜調整
することにより、得られるポリ置換アセチレンの分子量
を調節することが可能である。この使用量が10−’倍
モルよりも少ないと、低分子量のポリ置換アセチレンを
有効に製造することが困難となり、また50倍モル以上
の割合で使用すると、反応活性が著しく低下してしまう
ためムこ収率が低下するという傾向がある。
l主反応 本発明において、前記置換アセチレンモノマーの重合は
、上述した連鎖移動剤を用いることを除けばそれ自体公
知の条件で行われる。
例えば、重合触媒としては、五塩化モリブデン、五塩化
タンタル、五塩化ニオブ、六塩化タングステン等の遷移
金属触媒が好適に使用される。これらの重合触媒は、一
般に置換アセチレンモノマーに対して、0,1〜10モ
ル%の割合で使用される。
またこれらと組み合わせでトリフェニルビスマス、テト
ラフェニルスズ、トリフェニルアンチモン、トリエチル
シラン等の共触媒を用いることも可能である。
また重合温度は、20〜150°Cの範囲が好適であリ
、重合時間は5〜50時間程時間上い。
重合反応は、通常、トルエン、キシレン、ヘキサン等の
不活性溶媒を使用し、窒素等の不活性ガス雰囲気下で行
われることが好適である。
(実施例) 尖箇拠土 五塩化タンタル 20 mmol を、充分精製したトルエン1!中に加え、得られた触媒
溶液中に、 ■−(トリメチルシリル)−1−プロピン 56g(0
,5mol及び、 トリメチルビニルシラン 2 g  (0,02mmo
l)を添加し、乾燥窒素雰囲気中において、80°Cで
24時間重合を行った。
反応終了後、反応液を大量のメタノールを用いて再沈精
製し、ろ別乾燥させたところ、44gのポリマーが得ら
れた(収率79%)。
このポリマーの分子量をGPCで測定したところ、ポリ
スチレン換算で11万の数平均分子量であった。
実111λ 連鎖移動剤であるトリメチルビニルシランの添加量を、
10g (0,1a+ol)に変更した以外は、実施例
1と同様に重合及び精製を行ったところ、33gのポリ
マーを得た(収率59%)、。
このポリマーのポリスチレン換算数平均分子量は、4万
であった。
1m 五塩化タンタル 20 mmol を、充分精製したトルエン350MI中に加え、得られ
た触媒溶液中に、 1−(トリメチルシリル)−1−プロピン 56g(0
,5mol)及び、 1−オクテン 650g (5,8mol)を添加し、
実施例1と同様に重合及び精製を行ったところ、23g
のポリマーを得た(収率41%)。
このポリマーのポリスチレン換算数平均分子量は、7万
であった。
止較五上 連鎖移動剤であるトリメチルビニルシランヲ全く使用し
ない以外は、実施例1と同様に重合及び精製を行ない、
40gのポリマーを得た(収率41%)このポリマーの
ポリスチレン換算数平均分子量は、18万であった。
実施聞土 五塩化モリブデン−テトラブチルスズ (1:1モル混合物)  20 mmolを、充分精製
したトルエンll中に加え、得られた触媒溶液中に、 l−クロロ−2−フェニルアセチレン 68g(0,5
mol)及び、 トリメチルビニルシラン Log (0,1mol)を
添加し、乾燥窒素雰囲気中において、30″Cで24時
間重合を行った。
反応終了後、実施例1と同様の精製処理を行って48g
のポリマーを得た(収率71%)。
このポリマーのポリスチレン換算数平均分子量は、1万
3000であった。
止較炎I 連鎖移動剤であるトリメチルビニルシランを全く使用し
ない以外は、実施例4と同様に重合及び精製を行ない、
65gのポリマーを得た(収率96%)。
このポリマーのポリスチレン換算数平均分子量は、10
万4000であった。
1施土工 七ツマ−として、1−クロロ−2−フェニルアセチレン
の代わりに1−n−ペンチル−1−プロピン55g(0
,5mol)を用いた以外は、実施例4と同様に重合及
び精製を行ない、7gのポリマーを得た(収率13%)
。このポリマーのポリスチレン換算数平均分子量は、1
5万9000であった。
北較拠主 連鎖移動剤であるトリメチルビニルシランを全く使用し
ない以外は、実施例5と同様に重合及び精製を行ない、
25gのポリマーを得た(収率46%)。
このポリマーのポリスチレン換算数平均分子量は、27
万であった。
以上の結果を、まとめて第1表に示す。
第1表 ネ) 実施例3においては、連鎖移動剤としてl−オクテンを
使用した。その他の実施例ではトリメチルビニルシラン
を使用した。
(発明の効果) 本発明によれば、炭素間2重結合を有する連鎖移動剤を
使用することにより、低分子量のポリ置換アセチレンを
高収率で得ることが可能となった。
しかも本発明の製造方法においては、反応温度、触媒の
種類、重合時間等の重合条件を何ら変更することなく、
連鎖移動剤の使用量を変更するのみで得られるポリ置換
アセチレンの分子量を調節することが可能である。
かかる本発明の製造方法は、例えば数平均分子量が20
万以下、特に10万以下の低分子量のポリ置換アセチレ
ンの製造に極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)置換アセチレンモノマーの重合を、炭素間2重結
    合を有する連鎖移動剤の存在下で行うことを特徴とする
    ポリ置換アセチレンの製造方法。
JP8183090A 1990-03-29 1990-03-29 ポリ置換アセチレンの製造方法 Pending JPH03281503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8183090A JPH03281503A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 ポリ置換アセチレンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8183090A JPH03281503A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 ポリ置換アセチレンの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03281503A true JPH03281503A (ja) 1991-12-12

Family

ID=13757394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8183090A Pending JPH03281503A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 ポリ置換アセチレンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03281503A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950013682B1 (ko) 프로필렌의 결정형 공중합체
JPH0463807A (ja) ノルボルネン系重合体およびその製造方法ならびに該重合体からなるフィルムおよびその製造方法
EP3421506A1 (en) Metallocene supported catalyst and method for producing polypropylene using same
JPS61291603A (ja) オレフイン重合用触媒
KR101600583B1 (ko) 이핵 메탈로센 화합물, 및 이의 제조방법
US5516739A (en) Late transition metal catalysts for the co- and terpolymerization of olefin and alkyne monomers with carbon monoxide
JP3646334B2 (ja) 環状オレフィン系重合体の製造方法
JPH03281503A (ja) ポリ置換アセチレンの製造方法
ES2390120T3 (es) Copolímeros aleatorios de butadieno-isopreno con una estructura trans-1,4
KR20010089594A (ko) 희석 다성분 원료를 사용한 중합 방법
Masuda et al. Polymerization of silicon‐containing acetylenes. 5. Polymerization of 1‐silyl‐1‐propynes by TaCl5‐based catalysts
Paavola et al. Polymerization of hydroxyl functional polypropylene by metallocene catalysis
JPH07216029A (ja) シクロオレフィンコポリマーとその製造法
KR102140257B1 (ko) 호모 폴리프로필렌의 제조 방법
JPH05502266A (ja) オイゲノールのシリル誘導体
King et al. Poly (vinyliminomethylenes)
JPH0625319A (ja) 1.5−ヘキサジエンシクロポリマーの製造法およびこの方法によって得られる生成物
JPH03106890A (ja) 2―アリルフェノールのシリル誘導体
JPS62260808A (ja) オルト位に置換基を有するフエニルアセチレン重合体
KR20010042561A (ko) 스티렌 단위를 함유하는 프로필렌 공중합체
JPH0225370B2 (ja)
JPH0445113A (ja) ノルボルネン系共重合体およびその製造方法
US20100087608A1 (en) Method of producing vinyl chloride-based polymer
JPH068330B2 (ja) トリ置換シリルアルキンの重合方法
JPS5896606A (ja) オレフインの重合に用いる触媒