JPH03280743A - 同期判定回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は同期判定回路に関し、特に伝送路を暗号化した
暗号通信の暗号同期を判定する同期判定回路に関する。

〔従来の技術〕

従来、データ伝送に際し、情報の漏洩を避ける目的でデ
ータを暗号化して伝送することが多用されている。この
場合、暗号化されたデータを正しく復元するには、暗号
同期が確立していなければならない。暗号同期を確立す
る為には同期信号の授受を行なうが、この同期信号は同
期が外れた時にのみ受渡しされるものである。データの
受信側においては、常に暗号同期が確立しているかどう
かを判定しており、同期が外れた時に送信側に対して同
期信号の要求を行ない、送信側より同期信号を受は取る
。

同期判定の方法には、データ列の中に専用の判定ビット
を設けるものと、データ列の中には判定ビットを設けず
に、データフォーマットを監視することで同期の判定を
行なうものとがある。データフッ−マツｌ−・を監視す
る方法は、データ列の中に専用の監視ビットを設けられ
ない場合に主として用いられる６ 従来のデータフォーマットを監視する方法は、データ列
の中に存在しているチエツクビットを使用するものであ
った。一般に、データ通信を行なう際には、伝送誤りを
検出する為のチエツクピットがデータ列の中に設けてあ
り、このチエツクピットの監視結果が誤りと判定される
と、データ再送などの処理がおこなわれるようになって
いる。

暗号同期が外れた場合には暗号化データの復元が正しく
行なわれない為、監視結果が誤りと判定されるので、こ
のチエツクピットを利用した暗号同期監視が可能である
。

ν、体的には、暗号同期の判定にこのチエツクピットを
使用する場合、受信側において暗号化データを復元した
後でこのチエツクピットを監視し、何度かの判定で誤り
と判定された回数があらかじめ定めた閾値を越えた時に
暗号同期が非同期であると判断している。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のデータフォーマットを監視する方法として、チエ
ツクピットを使用するものは、伝送誤りが発生し、て〜
つのデータ列内に誤りが含まれる確率が高くなると、暗
号同期が外れていないにもかかわらず非同期と判定して
１−２まう所謂誤判定が発生ずる。たとえば、一つのデ
ー・夕刊の長さｎが２０００ビツトである時、Ｐｅ＝Ｉ
Ｘ１０−３の確率で伝送誤りが発生するとｎ　＞　１　
／　Ｐ　ｅであることからデータ中に誤りが含まれる確
率が高くなり結果的に暗号同期が非同期であると誤判定
してしまう。特に伝送路が無線系である場面に於いては
伝送誤りの確率が大きいのでこの方法による同期判定回
路が使用できないという欠点がある。

本発明の目的は上述した接点を解決し、誤り判定を著し
く抑圧し同期判定回路を提供することにある６ 〔課題を解決するための手段〕 本発明の回路は、前後にあらかじめ定められたアイドル
パターンを伴うあらかじめ定められたピッｌ−数のデー
タを伝送する伝送路を暗号化する暗号通信の暗号同期の
判定を専用の監視ビットを用いることなくデータフォー
マットを監視することて・実施する同期判定回路におい
て、受信データ列の中から前記アイドルパターンを検出
するアイドルパターン検出回路と、検出したアイドルパ
ターン間の距離を計測するアイドルパターン間距離計測
回路と、計測した前記アイドルパターン間の距離が正当
であるか否かを判定して結果を出力する判定回路とを備
えて構成される。

また本発明の回路は、前記判定回路における前記各アイ
ドルパターン間の距離が正当であるか否かの判定が、受
信データ列から検出する前記アイドルパターンの検出の
正しい発生数にもとづいて行なうものとした構成を有す
る。

〔実施例〕

次に図面を参照して本発明を説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。第
１図に示す実施例は、受信データ列の中からアイドルパ
ターンを検出するアイドルパターン検出回路］と、検出
したアイドルパターン間の距離を計測するアイドルパタ
ーン間距離計測回路２と、計測したアイドルパターン間
の距離が正当であるか否かを判定して結果を出力する判
定回路６とを備えてなり、また判定回路６は、アイドル
パターン間の計測距離が正しい時に出力される正常パル
ス１３をカウントする正常パルス計数カウンタ３と、ア
イドルパターン間の計測距離が正しくないときに出力さ
れる異常パルス１４をカウントする異常パルス計数カウ
ンタ４と、正常パルス計数カウンタ３と異常パルス討数
カウンタ４の出力でその出力を同期状態もしくは非同期
状態にセラＩ・するフリップフロップ回路５とを備えて
成る。

次に、第１２図の実施例の動作について説明する。

第１図において、受信データ１１はアイドルパターン検
出回路１に入力される。クロック１８は、受信データ１
１のタイミングを示しておりアイドルパターン検出回路
１に入力される他、同期判定回路全体のタイミングクロ
ックとして使用され。

アイドルパターン検出回路１では受信データ中のアイド
ルパターンを検出すると検出パルス１２を発生する。検
出パルス１２はアイドルパターン間距離計測回路２に与
えられる。

アイドルパターン間距離計測回路２は、検出パルス１２
の発生間隔を計測しており、計測結果が既定値以内であ
るば正常パルス１３を発生する。

ｔた計測結果が既定値以外であれば異常パルス１４を発
生する。正常パルス１３は正常パルス計数カウンタ３に
与えられる。また異常パルス１４は異常パルス計数カウ
ンタ４に与えられる。

正常パルス計数カウンタ３は、正常パルス１３をカウン
トし、カウント値があらかじめ定められら数Ａに達した
時、同期パルス１５を発生する。

同様に、異常パルス計数カウンタ４は、異常パルス１４
をカウントしカウント値があらかじめ定められた数Ｂに
達した時、非同期パルス１６を発生する。同期パルス１
５及び非同期パルス１６はそれぞれ異常パルス計数カウ
ンタ４と正常パルス計数カウンタ３に与えられて互いに
相手カウンタの状態をリセットする。

フリップフロップ回路５は、同期パルス１５によって出
力１７を同期状態にセットし、非同期パルス１６によっ
て出力１７を非同期状態にセットする。尚、あらかじめ
定められた数Ａ、Ｂは一般にＡ＞Ｈの関係に設定する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、アイドルパターン間の距
離が正当であるかどうかに基ずいて判定を行ない、従っ
て伝送誤りが発生した場合の誤判定要因としては、アイ
ドルパターンに誤りが発生してアイドルパターンが消滅
してしまうものと、アイドルパターン以外の所で誤りが
発生して偽のアイドルパターンが発生してしまうこのが
あるが、アイドルパターンの長さｎがたかだか数ビット
であることから、これらの誤りが発生する確率は従来の
方法に競べて極めて小さくなり、誤り率がｌＸｌ０−’
程度の無線回線にも充分適用することができるという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。 １・・・アイドルパターン検出回路、２・・・アイドル
パターン間距離計測回路、３・・・正常パルス計数カウ
ンタ、４・・・異常パルス計数カウンタ、５・・・フリ
ップフロップ回路、６・・・判定回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、前後にあらかじめ定められたアイドルパターンを伴
   うあらかじめ定められたビット数のデータを伝送する伝
   送路を暗号化する暗号通信の暗号同期の判定を専用の監
   視ビットを用いることなくデータフォーマットを監視す
   ることで実施する同期判定回路において、受信データ列
   の中から前記アイドルパターンを検出するアイドルパタ
   ーン検出回路と、検出したアイドルパターン間の距離を
   計測するアイドルパターン間距離計測回路と、計測した
   前記アイドルパターン間の距離が正当であるか否かを判
   定して結果を出力する判定回路とを備えてなることを特
   徴とする同期判定回路。 ２、前記判定回路における前記各アイドルパターン間の
   距離が正当であるか否かの判定が、受信データ列から検
   出する前記アイドルパターンの検出の正しい発生数にも
   とづいて行なうものであることを特徴とする請求項１記
   載の同期判定回路。