JPH03280072A - 自動原稿搬送装置付き画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動原稿搬送装置（例えばＡＤＦ　。

Ａｌｏ　Ｄｏｃｕｍｅｎｔ　Ｆｅｅｄｅ＋）を備えた複
写機等の画像形成装置に係り、特に原稿の順逆両方向へ
の搬送を好適に行わすものである。

〔従来の技術〕

近年、複写機等の画像形成装置においては原稿載置作業
の能率化を図るため自動原稿搬送装置の導入が活発化し
ている一方で、薄い原稿、厚い原稿や書籍等自動原稿搬
送が不可能な場合も考慮して自動原稿搬送装置が開閉可
能にされ、操作者がコンタクトガラス上に原稿のセット
も出来るようになっている。この場合、原稿を所定位置
に容易にセットし得るように上下可動式のサイズ指示板
が配設され、原稿セット時にコンタクトガラス面より上
方に突出させて“当たり”の役目をさせている。一方、
自動原稿搬送装置を閉じて原稿をコンタクトガラスの一
方より搬入し、他方に搬出するよう自動搬送させる場合
は、上記サイズ指示板をコンタクトガラス面より降下さ
せてコンタクトガラスからサイズ指示板方向への原稿搬
送を確保している。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記サイズ指示板は原稿の操作者によるセット時や上述
の一方向搬送時は好適であるが、例えばＲＡＤ　Ｆ　（
Ｒｉｗｅｔｓｉｂｌｅ　Ａｕｔｏ　Ｄｏｃｕｍｅｎｔ　
Ｆｅｅｄｅｔ　）やＲＤ　Ｈ（Ｒｅｃ７ｃｌｅ　Ｄｏｃ
ｕｍｅｎｔ　Ｂｒｎｄｌｅ＋）等のように原稿を両方向
に搬送させるステップを含む場合には下記の問題を生ず
る。

すなわち、通常の状態ではサイズ指示板がコンタクトガ
ラス面より高くなる位置に設定されており、原稿がコン
タクトガラスからサイズ指示板方向に搬送される時、ソ
レノイドを用いてサイズ指示板を降下させるものでは、
機能的な問題はないが、ソレノイド及びその駆動手段が
必要となり、構成が複雑かつコスト高となる。

また、自動原稿搬送装置を閉じたとき押圧部材等によっ
てサイズ指示板を降下させれば、コンタクトガラスから
サイズ指示板方向への原稿搬送は問題はないが、逆方向
への搬送時には原稿先端がコンタクトガラスに衝突して
ジャムの原因となる。

本発明は、上記に鑑みてなされたもので、上下動可能な
原稿サイズ指示板の形状とその上下動を好適な停止位置
で規制することにより、原稿の両方向への搬送が適正に
行われる自動原稿搬送装置付き画像形成装置を提供する
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、コンタクトガラスに平行且つ近接配置される
サイズ指示板が上方に付勢されつつ上下動可能に設けら
れた自動原稿搬送装置付き画像形成装置において、上記
サイズ指示板がその上面から上記コンタクトガラスに対
向する側面に向けて傾斜する傾斜面を有するとともに、
上記傾斜面の上下動停止位置を規制する位置規制部材と
を備え、上記位置規制部材は上記コンタクトガラスの上
面に対し上記傾斜面の下端が高くなる上方停止位置と、
上記コンタクトガラスの上面に対し上記傾斜面の下端が
低くかつ上記サイズ指示板の上面が高くなる下方停止位
置に規制することを特徴とするものである。

〔作用〕

本発明の構成によれば、サイズ指示板はコンタクトガラ
スに平行且つ近接配置され、上方に付勢されつつ上下動
可能にされている。

このサイズ指示板が上記コンタクトガラスの上面に対し
上記傾斜面の下端が高くなる上方停止位置に規制される
ときは、サイズ指示板の突出側面に合わせて原稿のセッ
トが行える。

一方、上記サイズ指示板が上記コンタクトガラスの上面
に対し上記傾斜面の下端が低くかつ上記サイズ指示板の
上面が高くなる下方停止位置に規制されるときは、サイ
ズ指示板からコンタクトガラス方向への原稿搬送におい
ては、原稿はサイズ指示板の上面から直接コンタクトガ
ラス面に搬送され、コンタクトガラスからサイズ指示板
方向への原稿搬送においては、原稿はコンタクトガラス
から傾斜面を上ってサイズ指示板へ搬送される。

〔実施例〕

第３図は、本画像形成装置１０の上部に自動原稿搬送装
置２０を配置した状態を示す要部側断面図で、画像形成
装置ｌＯはその上面にコンタクトガラス１１、該コンタ
クトガラス１１の原稿搬送方向下流端にサイズ指示板１
を備えるとともに、不図示の画像形成部、光学系、用紙
供給排出部等周知の構成が内部に収納されている。

第２図は、サイズ指示板１の取り付は構造を示す分解斜
視図である。

サイズ指示板１は上記コンタクトガラス１１の幅と略等
しい長さを有し、その上面には途中からコンタクトガラ
ス１１側に向けて傾斜する傾斜面１ａが形成され、更に
該傾斜面１ａの下端から前側面１ｂが形成されている。

また、両側面には回動軸ＩＣ及び回動規制片１ｄが突設
されている。

一方、画像形成装置１０の上面において上記サイズ指示
板ｌの両外側となる位置には、このサイズ指示板１を回
動可能に支持するための取付部材２が設けられている。

この取付部材２は幅方向に延びる支持孔２ａ、下方に開
口するコ字状の回動規制溝２ｂ及びコンタクトガラス押
え片２ｄを有するとともに、その略中央部に丸孔２ｃが
上下方向に貫設されており、下面の２か所には図外の位
置決め用突起が配設されている。これに対し、画像形成
装置１０の上面には、上記取付部材２の取付位置と対応
する位置にねじ孔４が刻設され、その両脇に位置決め用
の長孔５が穿設されている。

そして、上記取付部材２の支持孔２ａとサイズ指示板１
の回動軸ＩＣとが遊嵌し、かつ取付部材２の回動規制溝
２ｂとサイズ指示板１の回動規制片１ｄとが係合した状
態で、取付部材２の位置決め用突起が長孔５に嵌入され
るとともに、丸孔２Ｃに上方からビス３が挿入され、こ
のビス３がねじ孔４に螺合されている。これによって、
取付部材２が画像形成装置１０上面の所定位置に固定さ
れるとともに、この取付部材２によってサイズ指示板１
が回動軸ＩＣを中心に回動可能に支持されている。

この回動範囲は位置規制部材を構成する上記回動規制片
１ｄと回動規制溝２ｂにより規制され、上記回動規制片
１ｄの上面が回動規制溝２ｂの内側上面と当接する上方
停止位置（第１図（Ａ）の状態）、およびサイズ指示板
１の下面が画像形成装置１０の上面と当接する下方停止
位置（第１図（Ｂ）の状態）との間に限られ、上記上方
停止位置では上記コンタクトガラス１１の上面に対し上
記傾斜面１ａの下端の方が高くなり、一方、下方停止位
置では上記コンタクトガラス１１の上面に対し上記傾斜
面１ａの下端の方が低く、かつ上記サイズ指示板１の上
面の方が高くなるように各部材の寸法が設定されている
。

更に、このサイズ指示板１下面を凹状に穿設し、画像形
成装置１０の上面との間には板ばね６が介設されている
。この板ばね６は、サイズ指示板１の凹状下面と当接す
る上辺部６ａと画像形成装置１０の上面と当接する下辺
部６ｂとからなり、下辺部６ｂには画像形成装置１０の
上面に配設された位置決め用突起７，７と嵌合する貫通
孔６ｃ。

６Ｃが穿設されている。そして、この板ばね６の変形に
よる弾性力によってサイズ指示板１が上方向に付勢され
ている。

また、前記自動原稿搬送装置２０（第３図参照）の下面
適所には押圧部材２２（第１図（Ｂ）参照）が配設され
ている。第１図（Ｂ）において、押圧部材２２は自動原
稿搬送装置２０が閉じられると、上記サイズ指示板１の
上面適所に当接して、サイズ指示板１の傾斜面１ａを下
方に回動させる。

この押圧部材２２は自動原稿搬送装置２０の底壁２３か
ら外方に突出する押圧部２２ａとねじ部２２ｂとからな
り、上記押圧部２２ａはサイズ指示板１を傷付けない合
成ゴム等の材質より形成されている。そして、上記押圧
部２２ａと底壁２３との間に保持部材（スプリングワッ
シャ）２２ｃを挾んだ状態で、自動原稿搬送装置２ｏ側
に設けられたねじ孔に上記ねじ部２２ｂが螺合されるこ
とにより自動原稿搬送装置２０の下面に固定されている
。

この押圧部材２２の突出量、すなわち自動原稿搬送装置
２０の下面から押圧部２２ａの下面までの寸法は、上記
押圧部材２２の回転により調節することができ、かつそ
の回転が保持部材２２ｃによって抑制された状態となっ
ている。従って、この押圧部材２２の突出量により自動
原稿搬送装置２０を閉じた時のサイズ指示板１の下方停
止位置を規制するようにしてもよい。

次に、第１図によりサイズ指示板１の上下動及び上下停
止位置について説明する。同図（Ａ）は自動原稿搬送装
置２０が開けられた状態を示し、同図（Ｂ）は自動原稿
搬送装置２０が閉じられた状態を示す一部側面図である
。

第１図（Ａ）において、サイズ指示板１はコンタクトガ
ラス１１と対向する前側面１ｂの間に該コンタクトガラ
ス１１の上面が位置している。すなわち、サイズ指示板
１の傾斜部１ａの下端はコンタクトガラス１１の上面よ
りも高い位置に規制されている。従って、操作者が自動
原稿搬送装置↓ ２０を開けて原稿を手でセットする際には、上記前側面
１ｂを°当たり”として利用することが出来るので原稿
セットが容易になる。

一方、第１図（Ｂ）においては、サイズ指示板１は押圧
部材２２により上方から押圧されることにより、コンタ
クトガラス１１と対向する前側面１ｂは下方に所定量だ
け回動され、この結果、サイズ指示板１の傾斜部１ａの
下端はコンタクトガラス１１の上面よりも低い位置とな
り、かつ傾斜面１ａの上端（すなわち、サイズ指示板１
の上面：は依然コンタクトガラス１１の上面よりも高い
位置に規制されている。従って、自動原稿搬送装置２０
を閉じて原稿が自動搬送される際には、原稿がＡ方向に
搬送されるときはサイズ指示板１の上面からコンタクト
ガラス１１の上面へスムーズに搬送され、Ｂ方向に搬送
されるときはコンタクトガラス１１から傾斜面１ａを滑
りながらサイズ指示板１の上面へスムーズに搬送される
。

次に、第３図により、実際の原稿の搬送について説明す
る。

コンタクトガラス１１の上方には搬送ベルト２５が配設
されており、その下流側に原稿を反転するための原稿反
転機構部２６が配置されている。

搬送ベルト２５は々配コンタクトガラス１１の上流側及
び下流側に各々配された駆動ローラ２７ａ１従動ローラ
２７ｃ間に張設され、その中間にはベルト押えローラ２
７ｂが複数設けられている。上記駆動ローラ２７ａが図
の時計回り方向に回転駆動されるときは、これと連動し
て搬送ベルト２５が原稿を右方の原稿給紙部（不図示）
からコンタクトガラスｌｌ上へ搬送するようになってい
る。

また、この搬送ベルト２５、駆動ローラ２７ａ１従動ロ
ーラ２７ｃ及びベルト押えローラ２７ｂは前記自動原稿
搬送装置２０と一体的に開閉動作を行うようになってい
る。

原稿反転機構部２６はガイド部材２８及び反転ローラ２
９を備え、この反転ローラ２９は上記駆動ローラ２７ａ
とは別の駆動源で時計回り方向に回転駆動されるように
なっている。’３０．３０は反転ローラ２９の周面に圧
接される搬送コロ、３１はその下流側に配設された切換
ガイド板である。

この切換ガイド板３１は、反転ローラ２９で反転された
原稿をそのまま排出ローラ３２側へ導く場合と、再度コ
ンタクトガラス１１上に送り返すリターン通路３３へ導
く場合とを適宜切換えるものである。なお、３４は排出
ローラ３２の直上流側に配設されたジャム検知スイッチ
、３５はリターン通路３３に配設された原稿の端を検知
するタイミングスイッチである。また、自動原稿搬送装
置２０の上面は原稿の排出トレイ２１を兼用しているも
のである。

次に、原稿搬送動作について説明する。

なお、原稿搬送時には、自動原稿搬送装置２０は閉じら
れているので、同図に示すようにサイズ指示板１は前記
下方停止位置に規制された状態にある。また、不図示の
原稿給紙部に原稿は下向きに載置され、最上部から給紙
されていく形態として説明する。

さて、図外のスタートキーが押されると、不図示の原稿
給紙部から原稿が供給されるとともに、搬送ベルト２５
、反転ローラ２９が作動を開始され、更に切換ガイド板
３１が実線（隠れた部分は点線）で示す位置に切換えら
れる。そして、原稿は搬送ベルト２５とコンタクトガラ
ス１１間を右方から搬送され、コンタクトガラス１１の
所定位置で停止される。この状態で原稿の露光が行われ
た後、再び搬送ベルト２５及び反転ローラ２９が作動を
開始され、原稿はコンタクトガラス１１から傾斜面ｌａ
、サイズ指示板１の上面を経て反転ローラ２９に搬出さ
れる。このとき、切換ガイド板３１が実線で示す位置に
切換えられていると（片面コピーの場合）、原稿は排出
ローラ３２を経て排出トレイ２１（自動原稿搬送装置２
０の上面）に排出される。

一方、両面コピーの場合は、不図示の原稿給紙部から原
稿が供給されるとともに、搬送ベルト２５、反転ローラ
２９が作動を開始され、更に切換ガイド板３１が二点鎖
線で示す位置に切換えられる。従って、原稿は搬送ベル
ト２５とコンタクトガラス１１間を右方から搬送され、
更に反転ローラ２９で反転されてリターン通路３３に導
かれ、更に原稿の先端がこのリターン通路３３のタイミ
ングスイッチの位置まで搬送されてくると、搬送ベルト
２５の回転方向が逆転され、この結果原稿はサイズ指示
板１の上面を経てコンタクトガラス１１の所定位置まで
搬送される。

この状態で原稿の裏面に対して露光が行われ、更に切換
ガイド板３１が二点鎖線の位置にあるので、原稿は反転
されて再びリターン通路３３に導かれ、タイミングスイ
ッチ３５を通過し、て搬送ベルトの回転が逆転されるこ
とにより、サイズ指示板１の上面を経てコンタクトガラ
ス１１の所定位置まで搬送される。そして、この状態で
原稿の表面に対して露光が行われると、実線側に切換え
られた切換ガイド板３１により原稿は排出ローラ３２側
に導かれて排出トレイ２１に排出される。

なお、サイズ指示板１は回動により位置を変えるものの
みならず、上下動するものでもよい。また、原稿搬送は
この実施例による方法に限定されず、要はコンタクトガ
ラスとサイズ指示板間で両方向に搬送が行われる搬送機
構を備えるものに適用可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、サイズ指示板をコ
ンタクトガラスの上面に対し上記傾斜面の下端が高くな
る上方停止位置と、上記コンタクトガラスの上面に対し
上記傾斜面の下端が低くかつ上記サイズ指示板の上面が
高くなる下方停止位置に規制する位置規制部材を設けた
ので、コンタクトガラスからサイズ指示板方向への原稿
搬送及びサイズ指示板からコンタクトガラス方向への原
稿搬送が共にスムーズに行われる。また、操作者が原稿
セットする場合には、サイズ指示板の前側面を“当たり
”として用いることが出来るので、原稿セットが容易に
行える。

【図面の簡単な説明】

第１図はサイズ指示板の上下動及び上下停止位置を説明
する図で、同図（Ａ）は自動原稿搬送装置が開けられた
状態、同図（Ｂ）は自動原稿搬送装置が閉じられた状態
を示す一部側面図、第２図はサイズ指示板の取り付は構
造を示す分解斜視図、第３図は本画像形成装置の上部に
自動原稿搬送装置を配置した状態を示す要部側断面図で
ある。 １・・・サイズ指示板、１ａ・・・傾斜面、１ｂ・・・
前側面（側面）、ＩＣ・・・回動軸、１ｄ・・・回動規
制片、２・・・取付部材、２ａ・・・支持孔、２ｂ・・
・回動規制溝、６・・・板ばね、１０・・・画像形成装
置、１１・・・コンタクトガラス、２０・・・自動原稿
搬送装置、２１・・・排出 トレイ、 ２・・・押圧部材、 ６・・・原稿反転機構 部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、コンタクトガラスに平行且つ近接配置されるサイズ
   指示板が上方に付勢されつつ上下動可能に設けられた自
   動原稿搬送装置付き画像形成装置において、上記サイズ
   指示板がその上面から上記コンタクトガラスに対向する
   側面に向けて傾斜する傾斜面を有するとともに、上記傾
   斜面の上下動停止位置を規制する位置規制部材とを備え
   、上記位置規制部材は上記コンタクトガラスの上面に対
   し上記傾斜面の下端が高くなる上方停止位置と、上記コ
   ンタクトガラスの上面に対し上記傾斜面の下端が低くか
   つ上記サイズ指示板の上面が高くなる下方停止位置に規
   制することを特徴とする自動原稿搬送装置付き画像形成
   装置。