JPH03280007A - 像面平坦化レンズ - Google Patents

像面平坦化レンズ

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JPH03280007A
JPH03280007A JP2081525A JP8152590A JPH03280007A JP H03280007 A JPH03280007 A JP H03280007A JP 2081525 A JP2081525 A JP 2081525A JP 8152590 A JP8152590 A JP 8152590A JP H03280007 A JPH03280007 A JP H03280007A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
refractive index
astigmatism
image plane
optical axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP2081525A
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English (en)
Inventor
Shigeo Kikko
重雄 橘高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、屈折式望遠鏡・反射式望遠鏡・カタディオプ
トリック式望遠鏡の対物レンズや対物鏡、あるいはカメ
ラレンズ等の結像光学系において、結像特性を改善する
ための像面平坦化レンズに関するものである。
[従来の技術1 望遠鏡の結像光学系としては、二枚玉もしくは三枚玉の
アクロマート、アポクロマート対物レンズ、放物面反射
鏡、カセグレン式二枚鏡、あるいはシュミットカセグレ
ン式光学系等が用いられている。これらの結像光学系は
球面収差、軸上の色収差が補正されており、接眼鏡を用
いた眼視観察の用途に対しては充分な性能を有するもの
である。
しかし、上記結像光学系は非点収差と像面湾曲が残って
いるために、焦点位置で写真撮影を行なうといった用途
に対しては視野を広(とることができないという問題点
がある。
軸外の結像を改善し像面を平坦化するためには、レンズ
や反射鏡の構成枚数を増やすことによつて非点収差と像
面湾曲を補正する必要がある。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、レンズや反射鏡の構成枚数を増やすことはコス
トと重量、および光量損失の増大を招く。
また、写真性能の向上と引き換えに眼視性能が低下する
場合もある。
〔間層点を解決するための手段] 本発明では、通常の眼視用望遠鏡の対物レンズあるいは
対物鏡と像側焦点の間に光軸方向屈折率分布レンズを置
くことによって非点収差と像面湾曲を補正し、写真撮影
を行なうに充分な広い視野にわたって平坦な像面を得る
。また、本発明の像面平坦化レンズは軸上の屈折力をほ
とんど有さない場合には対物レンズの球面収差と軸上色
収差の補正に悪影響を及ぼさないという利点がある。さ
らに、本像面平坦化レンズは両面共に球面の1枚レンズ
であることから低いコストで生産することができ、光量
の損失も最小限におさえることができる。
[作用コ 本発明の各条件と作用について説明する。
第35図は、本発明における像面平坦化レンズの模式図
である。図をわかり易くするために球面の曲率とレンズ
厚は実際より誇張して示している。
以下、光軸を2軸、凸面をA面、凹面をB面と呼び、 A面の曲率半径を1両 B面の曲率半径をr8 A面と2軸の交点をAI B面と2軸の交点を81 光学系の利用する最外周光線とA面との交点の2座標を
A− 光学系の利用する最外周光線とB面との交点の2座機を
Bm AIとA■の間をA領域、その厚さをtAB−とBlの
間をB領域、その厚さをtBA■とBOの間をC領域、
その厚さをtcと定義する。
本像面平坦化レンズは、光軸方向に屈折率分布を形成す
ることによって非点収差量を調節する。
たとえば、像面平坦化レンズのA領域においてA1を原
点として n(z)= n@+ iz     (1)式であられ
される光軸方向屈折率分布をもたせると、k>Oならば
 正の非点収差 k<Oならば 負の非点収差 が発生するため、適当なkの値を選ぶことによって結像
光学系の非点収差を打ち消して平坦な視野を得ることが
できる。
一例として、第36図Aに示される様に正のペッツバー
ル相と正の非点収差を有する対物レンズに像面平坦化レ
ンズを配置する場合について説明する。像面平坦化レン
ズはA領域に(1)式であられされる屈折率分布を有す
るものとする。像面平坦化レンズによる軸上の色収差と
球面収差の発生を少なくするためには、r、1とr8の
値をほぼ等しくすることにより近軸の屈折力はごく小さ
くするかあるいは0にする。像面平坦化レンズに屈折力
をもたせる場合には、光学系全体で球面周差と軸上色収
差を補正する必要がある。
レンズの両面の曲率は固定して、k<Oとすると、kの
絶対値を大きくしていくにしたがって非点収差は第36
図BS CS Dへと変化する。第36図B、  C,
Dの非点収差補正状況のうち、特に有用なものはBとC
である。Bの場合は非点収差が小さいのでフィルムもし
くは写真乾板を像面に合わせて湾曲させると極めて広い
視野にわたって良像を得ることができる。Cの場合は平
坦なフィルム面に対して非点収差と像面湾曲によるボケ
が最小となる。本像面平坦化レンズの屈折力が小さい場
合はペッツバール像面はほとんど変化しない。
neの値の大小は収差補正にほとんど影響しない。
また、レンズA面の向きは対物レンズ側、像側焦点側の
どちらであっても収差補正の効果はほぼ同じである。
A領域と同様の作用はB領域において、B@を原点とし
て n(z) ll nl! + k中2 であられされる光軸方向屈折率分布によっても得ること
ができる。B領域の場合は、 k>Oならば 負の非点収差 k<Oならば 正の非点収差 が発生する。n@の値の大小は収差補正にほとんど影響
しないこと、レンズ8面の向きはどちらであっても収差
補正の効果はほぼ同じであることもA領域の場合と同様
である。
A領域とB領域の両方に屈折率分布を形成させて、収差
の補正作用を分担させることももちろん可能である。
C領域における光軸方向屈折率分布は、収差に対してほ
とんど影響しない。そのため、屈折率は一定であっても
良いし、レンズ材料を製作する際の都合により分布がつ
いていてもかまわない。
光軸方向に屈折率分布を有するガラス材料は、イオン交
換法等によって製作することができる。
イオン交換法を用いる場合、ガラス材料(平板状)の光
軸方向屈折率分布は第37図に示す分布となることが多
いので、屈折率分布が直線状となる部分(第37図 I
の範囲)を像面平坦化レンズのA領域あるいはB領域と
して用いることができる。
第3711i!Iに示す屈折率分布を有するガラス材料
を像面平坦化レンズに加工する場合、非直線状屈折率分
布(第37図 ■の範囲)がC領域に残ることが考えら
れるが収差補正に悪影響を与えることはない。
実際にレンズの材料として使用しつる光軸方向屈折率分
布材料の光学特性を考慮すると、A領域、B領域の屈折
率差 0.15以下A領域のns、B領域のns、  
C領域の屈折率1、 45〜1. 85 とすることが望ましい。
前述したように、本発明の像面平坦化レンズは対物レン
ズの細土色収差と球面収差にほとんど影響することなく
、主に非点収差量を調整することができる。よって、像
面平坦化レンズと組み合わせるのは細土色収差、球面収
差、コマ収差が充分に補正された光学系であることが望
ましい。その様な光学系としては、アクロマート、アポ
クロマト対物レンズ、リッチ−フレチアン式反射望遠鏡
、ぺ・ノツバール型長焦点レンズ等がある。
シカシ、二ニートン式反射望遠鏡、カセグレン式反射望
遠鏡等、コマ収差の多い光学系との組合せは不適である
[実施例] 以下、本発明を図面に示した実施例に基づいて詳細に説
明する。
第1図〜第37図において、 像面平坦化レンズ ・・・1 最外周光線    ・・・2 A領域      ・・・A BjJ域      ・・・B C領域      ・・・C 像側焦点     ・・・F′ 曲率半径     ・・・rl、  r2.  r3r
a、    15    r6 面間隔      ・・・(ll+  d2.  da
da、  ds  da 球面収差曲線   ・・・SA 正弦条件不満足量 ・・・osc ペッツバール像面 ・・・P サジタル像面   ・・・S メリジオナル像面 ・・・M によって表わされる。
実施例及び収差図では、長さはすべて焦点距離をほぼ1
00として規格化した値である。基準波長はd線(58
7,6nm)とする。
実施例1 光学系全体の断面図を第1図に、像面平坦化レンズの誇
張して描いた説明図を第2図に示す。また、球面収差と
非点収差をそれぞれ第3図、第4図に示す。
物像間距離     ω 焦点距離     99.787 対物レンズ有効径 φ12.50 (第1面が開口絞り) F値      7.983 r+=41・ d、=0゜ yl、=  L r  2=  2 0゜ 6 2=  O。
r  3=  2 0゜ 6 3=  1゜ n、1=1゜ 7 2 3 0 2944 0 0 5600 ν 、=51゜ ν d= 90、 6゜  4−8 5゜ r 5二 6 8゜ d  s=  0゜ (光軸方向屈折率分布レンズ)  6−6 8゜ d6= 2゜ 光軸方向屈折率分布レンズの屈折率を以下に記す。
第2図において、 A領域 0゜ O≦ 2 ≦ 0゜ n  d=  1゜ ν −= 6 4゜ B領域 0゜ 0 ≦ ≦ 0゜ (z) =  n  Il+  k  ・ (z  −0゜ 40 ) l。
(d線) ν d=6 4゜ に=0.  50000 (k値は波長によらず一定値とする) C領域 0.151  ≦ 2 ≦ 0.400na=1.  
51633      ν d=64.   まただし
、A、  B、  C領域を定めるための最外周光線は
 ω=3.0@における主光線とした。
本実施例における対物レンズは像面平坦化レンズを取り
去った状態でも軸上色収差、球面収差、コマ収差が充分
に補正されているので独立に使用することもできる。す
なわち、対物レンズのみで眼視観察を行い写真撮影時に
は像面平坦化レンズを用いる、といった使い分けも可能
である。
像面平坦化レンズを除いた場合は、 焦点距離 100.005 F値   8.000 となる。この場合の球面収差と非点収差を第5図、第6
図にそれぞれ示す。
実施例2 光学系全体の断面図を第7図に、像面平坦化レンズの誇
張して描いた説明図を第8図に示す。また、球面収差と
非点収差をそれぞれ第9図、第1O図に示す。
物像間距離     の 焦点距離     98.980 対物レンズ有効径 φ12.50 (第1面が開口絞り) F値       7.918 r+=39.  362 d+=0.650 yl、=l、   52944 r2=19.  568 d  2=0.  020 r  3=19゜  489 d3=1.  900 n  d=  1.  4 5 6 0 0ν d=5
1.7 シ a=90゜ レンズの誇張して描いた説明図を第32図に示す。
また、球面収差と非点収差をそれぞれ第33図、第34
図に示す。
物像間距離     ψ 焦点距離     100.000 対物レンズ有効径 φ20.00 (第1面が開口絞り) F値       s、oo。
r  I=40.  663 d+=1.  000 n  d=  1.  5 2 9 4 4r  2=
20.  451 (+2=0.  040 r3=20.  318 d 3ミ 3.600 n  d=1.  45600 ra=140.  078 6  a=  6 2.  3 0 6r5=68. 
 678 ν d=51゜ ν da=9Q。
d 5工 1゜ (光軸方向屈折率分布レンズ) r 6= 4 3゜ d 6: 5 5゜ 光軸方向屈折率分布レンズの屈折率を以下に記す。
第32図において、 A領域 コ 0゜ ≦ 2 ≦ 0゜ n  d=  1゜ ν a=64゜ B領域 1゜ 0000 ≦ 2 ≦ 1゜ (Z) 夕 nB+k (z  −1゜ 0000) n 白8 !。
! (d線ン ν a”6 4゜ k = 0゜ (k値は波長によらず一定値とする) C領域 : 0.0878  ≦ 2 ≦ 1.000 0na@ 
1.  51633      ν a=64.   
まただし、A、  B、  C領域を定めるための最外
周光線は、ω=3.0” における主光線とした。
本実施例では像面平坦化レンズにかなり大きな屈折力を
もたせて、光学系全体で収差補正をしている。従って、
像面平坦化レンズを取り去った状態では使用できない。
[発明の効果] 本発明によれば、−枚の補正レンズにより光学系の非点
収差、像面湾曲を補正して視野を広げることができ、写
真撮影等の用途に用いることかでき る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第7図、第13図、第19図、第25図、ml
!31図はそれぞれ本発明の箪l実施例ないし第6実施
例に対応する光学系の断面図、第2図、第8図、第14
図、第20図、第26図、第32図は補正レンズを誇張
して描いた説明図、第3図、第9図、第15図、第21
図、第27図、第33図はそれぞれ本発明の第1実施例
ないし第6実施例の球面収差(SA)および正弦条件不
満足量(OSC)を示す線図、第4図、第10図、第1
6図、第22図、第28図、第34図はそれぞれ本発明
の第1実施例ないし第6実施例の非点収差を示す線図、
第5図、第6図、第11図、第12rgJ、第17図、
第18図、第23図、第24図、第29図、第30図は
それぞれ本発明の第1実施例ないし第5実施例から像面
手塩化レンズを除いた場合の球面収差および正弦条件不
満足量を示す線図と非点収差を示す線図、第35図は像
面平坦化レンズの誇張して示した説明図、第36rIA
は本発明の詳細な説明図、第37図はイオン交換法によ
る屈折率分布の説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 結像光学系の対物レンズもしくは対物鏡と像側焦点の中
    間に配置され、以下の条件を満たすことを特徴とする像
    面平坦化レンズ。 (1)レンズ面は、一面が凸面、他の一面が凹面の球面
    である。 (2)レンズの両側における屈折率分布の有効範囲のう
    ち少なくとも片方において、 n(z)=n_■+k・z の式により表わされる光軸方向の屈折率 分布を有する。 ただし、zは光軸に沿ったレンズの厚さ 方向の長さを表わす。また、 n_■: Z=0におけるレンズの屈折率 n(z): zにおけるレンズの屈折率 k:定数 屈折率分布の有効範囲: レンズのある表面において光学系 の最外周光線とレンズ面の交わる 点のzの値をz_m、レンズ面と光軸 の交点のzの値をz_gとするとき、 z_mとz_gにはさまれた範囲を「屈 折率分布の有効範囲」とする と定義される。
JP2081525A 1990-03-29 1990-03-29 像面平坦化レンズ Pending JPH03280007A (ja)

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