JP2003167196A - 反射屈折光学系 - Google Patents

反射屈折光学系

Info

Publication number
JP2003167196A
JP2003167196A JP2001370329A JP2001370329A JP2003167196A JP 2003167196 A JP2003167196 A JP 2003167196A JP 2001370329 A JP2001370329 A JP 2001370329A JP 2001370329 A JP2001370329 A JP 2001370329A JP 2003167196 A JP2003167196 A JP 2003167196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
schmidt
optical system
mirror
type optical
aberration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001370329A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Shiba
弘泰 芝
Hironobu Sakuta
博伸 作田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2001370329A priority Critical patent/JP2003167196A/ja
Publication of JP2003167196A publication Critical patent/JP2003167196A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telescopes (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成を複雑化することなく球面収差の低減が
可能なシュミットカセグレン式の反射屈折光学系を提供
する。 【解決手段】 主鏡、副鏡、及びシュミット板からなる
シュミットカセグレン式光学系の前記主鏡と副鏡との少
なくとも一方を裏面鏡により構成する。このように屈折
回数を増やし、設計時の自由度を増加させれば、従来は
困難とされていた球面収差の補正(主にシュミット板に
おいて発生する異なる波長による球面収差の補正)が、
可能となる。また、この裏面鏡は、屈折レンズの裏面を
反射面とするだけでよいので、従来のシュミットカセグ
レン式光学系と比べて、重量の増加を抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、望遠鏡などに利用
される反射屈折光学系に関し、特に、シュミットカセグ
レン式光学系にフィールドレンズが組み合わせられてな
る反射屈折光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】シュミットカセグレン式光学系は、全長
が短く、明るい特徴を持つ光学系として知られている。
図7に示すように、シュミットカセグレン式光学系は、
主鏡71及び副鏡72よりも入射側にシュミット板73
と呼ばれる補正板を挿入して構成される反射屈折光学系
である。
【0003】因みに、このシュミット板73は、非球面
にて構成された平面板であり、球面収差を補正する作用
を担っている。このシュミットカセグレン式光学系にお
いては、コマ収差と非点収差とを抑えるためには、入射
瞳面であるシュミット板73の位置に主鏡71と副鏡7
2との曲率中心をほぼ同じに配置して、瞳に対する同球
心性(コンセントリック)をほぼ保つ必要がある。この
ため、副鏡72のパワーの大きさは、主鏡71のそれと
比較して大きくなる。
【0004】しかし一方で、光学系にて発生する像面彎
曲は、副鏡72のパワーの大きさと主鏡71のパワーの
大きさとの差異が大きいほど、顕著となる。したがっ
て、このシュミットカセグレン式光学系においては、一
般に、コマ収差、非点収差、及び像面彎曲を同時に抑え
ることは困難とされている。そこで、シュミットカセグ
レン式光学系において、広角かつ高分解能を実現するた
めには、コマ収差及び非点収差については前記同球心性
を保つことにより補正し、像面彎曲についてはフィール
ドレンズの配置により補正する方法が知られている。図
7中、符号74で示すのがこのフィールドレンズであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィー
ルドレンズ74を挿入しても、図8に示すように、像面
彎曲(図8中央)については補正されるものの、異なる
波長による球面収差(図8左)については抑えられな
い。これは、シュミット板の硝材の波長分散によるもの
である。
【0006】このため、このシュミットカセグレン式光
学系に対し、さらに明るく広画角化を試みようとして
も、広い波長帯域では像が不明瞭になるという問題は回
避できない。因みに、従来、シュミットカセグレン式光
学系におけるこの問題を回避するために、シュミット板
73をダブレットの色消しレンズとする方法も提案され
ている。
【0007】しかし、ダブレットの色消しレンズの採用
は、光学系の重量を増加させる傾向にある。なぜなら、
このレンズにおいては、少なくとも1つの凸レンズと1
つの凹レンズとを組み合わせる必要があって、各レンズ
の屈折面を高精度に加工し、また、その形状を高精度に
保つためには、そのレンズの中心厚を厚くせざるを得な
いからである。
【0008】因みに近年は、シュミットカセグレン式光
学系からなる望遠鏡を、人工衛星などの機器に搭載する
ために、できる限り小型化して軽量化させたいという要
求が強まっている。また、そうでなくとも、小型化及び
軽量化は、常々望まれていたことである。そこで本発明
は、重量の増加を抑えつつ球面収差の低減が可能なシュ
ミットカセグレン式の反射屈折光学系を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の反射屈
折光学系は、主鏡、副鏡、及びパワーを持たないシュミ
ット板からなるシュミットカセグレン式光学系と、前記
主鏡後方に配置されるフィールドレンズとを備えた反射
屈折光学系において、前記主鏡と副鏡との少なくとも一
方が裏面鏡により構成されたものである。
【0010】このように裏面鏡を採用すると、従来より
も屈折回数が増えるので、波長に依存する収差の補正の
自由度が増す。その結果、従来は困難とされていた球面
収差の補正(主にシュミット板において発生する、異な
る波長による球面収差の補正)が、可能となる。また、
上記した裏面鏡を製造するに当たっては、屈折レンズの
一方の面に金属を付着させるなどして反射コーティング
を施すだけでよいので、従来のシュミットカセグレン式
光学系と比べても光学系の重量増加はほとんどない。
【0011】したがって、この反射屈折光学系は、重量
の増加を抑えつつ、異なる波長による球面収差の低減が
可能である。請求項2に記載の反射屈折光学系は、請求
項1に記載の反射屈折光学系において、シュミット板の
アッベ数が、50よりも大きいものである。
【0012】請求項3に記載の反射屈折光学系は、請求
項1又は請求項2に記載の反射屈折光学系において、主
鏡のパワーに対する前記副鏡のパワーの比が、−1.3
〜−1.7の範囲に収められたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0014】[第1実施形態]以下、図1、図2を参照
して本発明の第1実施形態について説明する。図1は、
第1実施形態のシュミットカセグレン式光学系の構成を
示す図である。なお、以下に説明する各実施形態のシュ
ミットカセグレン式光学系は、像面彎曲、非点収差、コ
マ収差、そして球面収差が良好に補正されるので(詳細
は後述する。)、例えば望遠鏡など、明るく広画角が要
求されるような光学系に好適である。以下、このシュミ
ットカセグレン式光学系は望遠鏡に使用されるものと
し、シュミット板(後述する。)は、パワー(屈折力)
を有していないとする。
【0015】図1に示すように、本実施形態のシュミッ
トカセグレン式光学系は、図7に示した従来のシュミッ
トカセグレン式光学系と同様、主鏡11、副鏡12、シ
ュミット板13、フィールドレンズ14を備える。ま
た、主鏡11、副鏡12、フィールドレンズ14は、球
面で構成される。但し、本実施形態のシュミットカセグ
レン式光学系においては、主鏡11が裏面鏡となってい
る。
【0016】したがって、このシュミットカセグレン式
光学系において、シュミット板13を透過した光は、屈
折面の側から主鏡11に入射した後にその裏面で反射
し、その後、再びその屈折面から射出して、副鏡12へ
と向かう。このように、裏面鏡を採用すると、図7に示
した従来のシュミットカセグレン式光学系よりも、第3
面S3(主鏡11の屈折面)における屈折及び第5面S
5(主鏡11の屈折面)における屈折の分だけ光線の屈
折回数が増えるので、従来のシュミットカセグレン式光
学系よりも、波長に依存する収差補正の自由度が増す。
【0017】その結果、従来は困難とされていた球面収
差の補正(主にシュミット板において発生する、異なる
波長による球面収差の補正)が、可能となる。そして、
本実施形態においても、主鏡11と副鏡12との同球心
性及び球心と入射瞳の一致がほぼ保たれるので、コマ収
差や非点収差は十分に小さく抑えることができる。
【0018】しかも、上記した主鏡11(すなわち裏面
鏡)を製造するに当たっては、高精度加工及び保持に適
した厚みを持つ屈折レンズの一方の面に反射コーティン
グを施しているので、従来のシュミットカセグレン式光
学系と比べて実質的に重量の増加はない。また、ダブレ
ットの色消しレンズを採用する場合よりも、重量の点で
も有利である。
【0019】以上、本実施形態によると、重量の増加を
抑えつつ球面収差の低減が可能なシュミットカセグレン
式光学系が実現した。ところで、従来のシュミットカセ
グレン式光学系においては、図8の左に示したように、
軸上色収差はほぼ0であるものの、中心波長以外では球
面収差が発生してしまう。
【0020】したがって、本実施形態のシュミットカセ
グレン式光学系では、屈折面が増えたことを利用して軸
上色収差を発生させ、白色光での球面収差量を小さくし
ている。具体的には、主波長に対して短い波長では軸上
色収差がマイナス側に、長い波長では軸上色収差がプラ
ス側に発生するように、裏面鏡に僅かな屈折力を持たせ
ることが好ましい。
【0021】また、本実施形態のシュミットカセグレン
式光学系においては、上記した球面収差低減の効果を高
めるために、シュミット板13のアッベ数は、なるべく
大きいことが好ましく、少なくとも50よりも大きい必
要がある。また、本実施形態のシュミットカセグレン式
光学系においては、主鏡11(第4面S4)のパワーに
対する副鏡12(第6面S6)のパワーの比が、−1.
3〜−1.7の範囲内に収められていることが好まし
い。
【0022】このようにすれば、主鏡11と副鏡12と
の同球心性をほぼ保ちながら、像位置を主鏡11の裏面
(第4面S4)の近くに配することができる。なお、像
位置を主鏡11の裏面近くに配すれば、検出器や乾板等
へのアクセスも容易である。以上のように構成された本
実施形態のシュミットカセグレン式光学系のレンズデー
タは、例えば、表1のとおりである。
【表1】 表1において、面Sの番号は、光線の入射順に1,2,
・・・,8とした。また、rは各面の曲率半径、dは面
間隔、νdはそれぞれ各面間に使用された硝材のアッベ
数である。更にその他の略号、fは焦点距離、F/はF
ナンバー、FOVは画角である。表1に明らかなよう
に、この例では、シュミット板13のアッベ数νdは、
67.85であり、主鏡11(第4面S4)と副鏡12
(第6面S6)とのパワーの比は、1:−1.59であ
る。また、この例では、シュミット板13と主鏡11と
には、同一の硝材(石英)が用いられた。
【0023】図2は、このシュミットカセグレン式光学
系の諸収差図である。図2中の点線(符号d)はd線
(587.6nm)についての収差を、実線(符号c)
はc線(656.3nm)についての収差を、一点鎖線
(符号g)はg線(435.8nm)についての収差を
示している。また、図2(a)は縦収差、図2(b)は
横収差を示している。
【0024】また、図2(a)の左、中央、右に示すの
は、それぞれ球面収差、像面彎曲及び非点収差、歪曲収
差の収差図である。また、図2(b)の左、右に示すの
は、それぞれメリジオナル方向、サジタル方向の横収差
図である。図2(a)の左に示すように、従来(図8左
参照)は、球面収差がC線でマイナスに、g線でプラス
に大きく発生していたが、本実施形態では、g線の軸上
色収差がマイナスに、C線の軸上色収差がプラスに発生
し、g線、d線、C線の球面収差は、約7割5分の高さ
でほぼ一致している。
【0025】そして、全ての波長(g線、d線、C線)
で球面収差の広がりを比較すると、従来(図8左)より
も狭い範囲内に収められている。したがって、全ての波
長についての球面収差は、従来(図8)よりも狭い範囲
内に小さく納まるため、白色光で形成するスポットのサ
イズは、広い画角に渡って小さく抑えられる。
【0026】[第2実施形態]以下、図3、図4を参照
して本発明の第2実施形態について説明する。図3は、
本実施形態のシュミットカセグレン式光学系の構成を示
す図である。図3に示すように、本実施形態のシュミッ
トカセグレン式光学系は、図7に示した従来のシュミッ
トカセグレン式光学系と同様、主鏡21、副鏡22、シ
ュミット板23、フィールドレンズ24を備える。
【0027】本実施形態のシュミットカセグレン式光学
系においても、第1実施形態と同様、裏面鏡が利用され
る。但し、本実施形態においては、裏面鏡とされるのは
副鏡22である。このシュミットカセグレン式光学系に
おいて、主鏡21を反射した光は、屈折面の側から副鏡
22に入射した後にその裏面で反射し、その後、再びそ
の屈折面から射出して、フィールドレンズ24へと向か
う。
【0028】このような裏面鏡を採用した場合にも、第
1実施形態のところで述べたのと同様の理由で、従来は
困難とされていた球面収差の補正(主にシュミット板に
おいて発生する、異なる波長による球面収差の補正)
が、可能となる。また、本実施形態においても、主鏡2
1と副鏡22との同球心性及び球心と入射瞳の一致がほ
ぼ保たれるので、コマ収差や非点収差は十分に小さく抑
えることができる。
【0029】しかも、上記した副鏡22(すなわち裏面
鏡)は、高精度加工及び保持に適した厚みを有する屈折
レンズの一方の面に反射コーティングを施しているの
で、従来のシュミットカセグレン式光学系と比べて実質
的に重量の増加はない。また、シュミット板としてダブ
レットの色消しレンズを採用する場合よりも重量の面で
有利である。
【0030】以上、本実施形態によると、第1実施形態
と同様、重量の増加を抑えつつ、異なる波長による球面
収差の低減が可能なシュミットカセグレン式光学系が実
現する。なお、本実施形態のシュミットカセグレン式光
学系においても、第1実施形態と同様に屈折面が増えた
ことを利用して軸上色収差を発生させ、白色光での球面
収差量を小さくしている。具体的には、主波長に対して
短い波長では軸上色収差がマイナス側に、長い波長では
軸上色収差がプラス側に発生するように、裏面鏡に僅か
な屈折力を持たせることが好ましい。
【0031】また、本実施形態のシュミットカセグレン
式光学系においても、上記した球面収差低減の効果を高
めるために、シュミット板23のアッベ数は、なるべく
大きいことが好ましく、少なくとも50よりも大きい必
要がある。また、本実施形態のシュミットカセグレン式
光学系においても、主鏡21(第3面S3)のパワーに
対する副鏡22(第5面S5)のパワーの比が、−1.
3〜−1.7の範囲内に収められていることが好まし
い。
【0032】以上のように構成された本実施形態のシュ
ミットカセグレン式光学系のレンズデータは、例えば、
表2のとおりである。
【表2】 表2において、面Sの番号は、光線の入射順に1,2,
・・・,8とした。また、rは各面の曲率半径、dは面
間隔、νdはそれぞれ各面間に使用された硝材のアッベ
数である。更にその他の略号、fは焦点距離、F/はF
ナンバー、FOVは画角である。
【0033】表2に明らかなように、この例では、シュ
ミット板23のアッベ数νdは、67.85であり、主
鏡21(第3面S3)と副鏡22(第5面S5)とのパ
ワーの比は、1:−1.48である。図4は、このシュ
ミットカセグレン式光学系の諸収差図である。図4中の
点線(符号d)はd線(587.6nm)についての収
差を、実線(符号c)はC線(656.3nm)につい
ての収差を、一点鎖線(符号g)はg線(435.8n
m)についての収差を示している。
【0034】また、図4(a)は縦収差、図4(b)は
横収差を示している。また、図4(a)の左、中央、右
に示すのは、それぞれ球面収差、像面彎曲及び非点収
差、歪曲収差の収差図である。また、図4(b)の左、
右に示すのは、それぞれメリジオナル方向、サジタル方
向の横収差図である。
【0035】[第3実施形態]以下、図5、図6を参照
して本発明の実施形態について説明する。図5は、本実
施形態のシュミットカセグレン式光学系の構成を示す図
である。図5に示すように、本実施形態のシュミットカ
セグレン式光学系の構成は、図1に示した第1実施形態
と同じである。
【0036】なお、本実施形態のシュミットカセグレン
式光学系においても、第1実施形態と同様に屈折面が増
えたことを利用して軸上色収差を発生させ、白色光での
球面収差量を小さくしている。具体的には、主波長に対
して短い波長では軸上色収差がマイナス側に、長い波長
では軸上色収差がプラス側に発生するように、裏面鏡に
僅かな屈折力を持たせることが好ましい。
【0037】以上の本実施形態のシュミットカセグレン
式光学系のレンズデータは、例えば、表3のとおりであ
る。
【表3】 表3において、面Sの番号は、光線の入射順に1,2,
・・・,8とした。また、rは各面の曲率半径、dは面
間隔、νdはそれぞれ各面間に使用された硝材のアッベ
数である。更にその他の略号、fは焦点距離、F/はF
ナンバー、FOVは画角である。
【0038】表3に明らかなように、この例では、シュ
ミット板33のアッベ数νdは、50.837であり、
主鏡31(第4面S4)と副鏡32(第6面S6)との
パワーの比は、1:−1.55である。図6は、このシ
ュミットカセグレン式光学系の諸収差図である。図6中
の点線(符号d)はd線(587.6nm)についての
収差を、実線(符号c)はC線(656.3nm)につ
いての収差を、一点鎖線(符号g)はg線(435.8
nm)についての収差を示している。
【0039】また、図6(a)は縦収差、図6(b)は
横収差を示している。また、図6(a)の左、中央、右
に示すのは、それぞれ球面収差、像面彎曲及び非点収
差、歪曲収差の収差図である。また、図6(b)の左、
右に示すのは、それぞれメリジオナル方向、サジタル方
向の横収差図である。
【0040】なお、この例では、シュミット板33のア
ッベ数νdが50.837というように、前記した他の
例よりも低いので、球面収差低減の効果はやや小さい
が、従来のシュミットカセグレン式光学系よりは、高い
性能を得ることが可能である。 [その他]以上説明した各実施形態では、上記したシュ
ミットカセグレン式光学系が望遠鏡に使用されるとした
が、他の光学機器に使用可能であることは、言うまでも
ない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明は、重量の
増加を抑えつつ球面収差の低減が可能なシュミットカセ
グレン式の反射屈折光学系が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のシュミットカセグレン式光学系
の構成を示す図である。
【図2】第1実施形態のシュミットカセグレン式光学系
の諸収差図である。
【図3】第2実施形態のシュミットカセグレン式光学系
の構成を示す図である。
【図4】第2実施形態のシュミットカセグレン式光学系
の諸収差図である。
【図5】第3実施形態のシュミットカセグレン式光学系
の構成を示す図である。
【図6】第3実施形態のシュミットカセグレン式光学系
の諸収差図である。
【図7】従来のシュミットカセグレン式光学系の構成を
示す図である。
【図8】従来のシュミットカセグレン式光学系の諸収差
図である。
【符号の説明】
11,21,31,71 主鏡 12,22,32,72 副鏡 13,23,33,73 シュミット板 14,24,34,74 フィールドレンズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主鏡、副鏡、及びパワーを持たないシュ
    ミット板からなるシュミットカセグレン式光学系と、 前記主鏡後方に配置されるフィールドレンズと を備えた反射屈折光学系において、 前記主鏡と副鏡との少なくとも一方は、裏面鏡により構
    成されることを特徴とする反射屈折光学系。
  2. 【請求項2】 前記シュミット板のアッベ数は、50よ
    りも大きいことを特徴とする請求項1に記載の反射屈折
    光学系。
  3. 【請求項3】 前記主鏡のパワーに対する前記副鏡のパ
    ワーの比が、−1.3〜−1.7の範囲に収められるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の反射屈折
    光学系。
JP2001370329A 2001-12-04 2001-12-04 反射屈折光学系 Pending JP2003167196A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001370329A JP2003167196A (ja) 2001-12-04 2001-12-04 反射屈折光学系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001370329A JP2003167196A (ja) 2001-12-04 2001-12-04 反射屈折光学系

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003167196A true JP2003167196A (ja) 2003-06-13

Family

ID=19179569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001370329A Pending JP2003167196A (ja) 2001-12-04 2001-12-04 反射屈折光学系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003167196A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009036976A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Canon Inc 主焦点補正光学系及びそれを用いた反射望遠鏡
CN100498414C (zh) * 2007-12-21 2009-06-10 中国科学院上海技术物理研究所 折衍混合望远镜光学系统
JP2009522607A (ja) * 2006-01-06 2009-06-11 玉晶光電(廈門)有限公司 太陽エネルギー光学採集システム
JP2012098692A (ja) * 2010-06-17 2012-05-24 Olympus Corp 顕微鏡
KR101338296B1 (ko) 2010-04-20 2013-12-09 디일 베게테 디펜스 게엠베하 운트 코 카게 반사굴절식 카세그레인 대물렌즈
CN106680975A (zh) * 2017-02-28 2017-05-17 福鼎市雄光学仪器有限公司 马卡微电长焦镜头
KR101900226B1 (ko) 2015-10-02 2018-11-08 에어버스 디펜스 앤드 스페이스 에스아에스 광학 사진 장비를 포함하는 위성
CN108828754A (zh) * 2018-06-20 2018-11-16 北京空间机电研究所 一种亚微米级像元的超高分辨率成像光学系统及成像方法
CN110426836A (zh) * 2019-07-08 2019-11-08 华中科技大学 一种施密特卡塞格林望远镜系统
WO2020153354A1 (ja) * 2019-01-23 2020-07-30 株式会社ニコン 撮像装置
CN111856734A (zh) * 2020-08-07 2020-10-30 北京中创为南京量子通信技术有限公司 用于自由空间量子通信的卡式镜头及量子密钥分发系统
US10877244B1 (en) 2019-08-23 2020-12-29 Largan Precision Co., Ltd. Optical photographing system and electronic device

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009522607A (ja) * 2006-01-06 2009-06-11 玉晶光電(廈門)有限公司 太陽エネルギー光学採集システム
JP2009036976A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Canon Inc 主焦点補正光学系及びそれを用いた反射望遠鏡
CN100498414C (zh) * 2007-12-21 2009-06-10 中国科学院上海技术物理研究所 折衍混合望远镜光学系统
KR101338296B1 (ko) 2010-04-20 2013-12-09 디일 베게테 디펜스 게엠베하 운트 코 카게 반사굴절식 카세그레인 대물렌즈
JP2012098692A (ja) * 2010-06-17 2012-05-24 Olympus Corp 顕微鏡
KR101900226B1 (ko) 2015-10-02 2018-11-08 에어버스 디펜스 앤드 스페이스 에스아에스 광학 사진 장비를 포함하는 위성
CN106680975A (zh) * 2017-02-28 2017-05-17 福鼎市雄光学仪器有限公司 马卡微电长焦镜头
CN108828754A (zh) * 2018-06-20 2018-11-16 北京空间机电研究所 一种亚微米级像元的超高分辨率成像光学系统及成像方法
WO2020153354A1 (ja) * 2019-01-23 2020-07-30 株式会社ニコン 撮像装置
JPWO2020153354A1 (ja) * 2019-01-23 2021-10-21 株式会社ニコン 撮像装置
JP7215500B2 (ja) 2019-01-23 2023-01-31 株式会社ニコン 撮像装置
CN110426836A (zh) * 2019-07-08 2019-11-08 华中科技大学 一种施密特卡塞格林望远镜系统
US10877244B1 (en) 2019-08-23 2020-12-29 Largan Precision Co., Ltd. Optical photographing system and electronic device
CN111856734A (zh) * 2020-08-07 2020-10-30 北京中创为南京量子通信技术有限公司 用于自由空间量子通信的卡式镜头及量子密钥分发系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2023143239A1 (zh) 光学镜头
JPH08122632A (ja) 内視鏡用対物レンズ
WO2023143235A1 (zh) 光学镜头
CN115657275B (zh) 一种超短焦投影镜头及投影系统
JP2003167196A (ja) 反射屈折光学系
EP1115020A2 (en) Front tele-converter, and front tele-converter having vibration-reduction function
CN113504654A (zh) 一种近眼显示光学系统
US4392710A (en) Optical apparatus
JP2578481B2 (ja) プロジエクシヨンレンズ
JP2000352668A (ja) 広角反射光学系
JPH0713704B2 (ja) 広角レンズ
KR100266756B1 (ko) 알바더식 파인더
JPH11149039A (ja) 色消しレンズ系
JPH1026728A (ja) 反射屈折型光学系
US6690518B2 (en) Camera-attachment lens system
JP2518055B2 (ja) 反射屈折式光学系
JPH05173067A (ja) 大口径広角レンズ
JPS5814109A (ja) コリメ−タ−レンズ系
JPH05188292A (ja) 小型のズームレンズ
JP2001124985A (ja) 広角レンズ
JP3048248B2 (ja) 実像式変倍ファインダー光学系
CN117471657B (zh) 光学镜头
CN117369100B (zh) 光学镜头
CN216285973U (zh) 一种近眼显示光学系统
KR200182878Y1 (ko) 망원경의 대물 광학계