JPH03279599A - トンネル支保構造及びトンネルの施工法 - Google Patents

トンネル支保構造及びトンネルの施工法

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JPH03279599A
JPH03279599A JP2076849A JP7684990A JPH03279599A JP H03279599 A JPH03279599 A JP H03279599A JP 2076849 A JP2076849 A JP 2076849A JP 7684990 A JP7684990 A JP 7684990A JP H03279599 A JPH03279599 A JP H03279599A
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JP
Japan
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tunnel
section
excavated
anchor
tunnels
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JP2076849A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Higo
肥後 満朗
Masayuki Suzuki
雅行 鈴木
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Hazama Ando Corp
Original Assignee
Hazama Gumi Ltd
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Publication date
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、特に大断面ないし超大断面のトンネルを地山
に対して支保する場合に好適なトンフル支保構造及びそ
の施工法に関する。
【従来の技術】
いま、掘削断面積が70〜80rr!のトンネルを標準
トンネル、100〜120ホのトンネルを大断面トンネ
ル、140ホ以上のトンネルを超大断面トンネルと呼ぶ
こととすると、特に超大断面トンネルの場合には、地中
深度が大きくなると地圧が非常に大きくなり、周辺地山
強度が低いとトンネル周辺地山の塑性領域が大きくなる
ため、構造体として剛性の高い覆工構造が必要になる。 また、土被りの薄い地山では、トンネル上部の土荷重全
体が作用するため、これを剛性の高い支保で支える必要
がある。 従来、超大断面トンネルは岩盤の非常に良好な位置を選
んで構築されるのが普通で、地下発電所等の特殊な用途
に利用されることが多く、道路トンネルや鉄道トンネル
等の一般用途のトンネルとしては、坑口部が不安定でし
かも施工延長が長いため、容易には施工できなかった。 従来、一般用途の超大断面トンネルとしては施工延長の
短い地下鉄の駅舎部があるが、第1O図(a)ないしく
b)にそれぞれ示すように断面を■ないし■、さらに■
の順序で小さく分割して掘削する分割掘削工法、または
第11図に示すようにサイロントを両側に構築後、これ
らの間を剛性の高いパイプルーフ等を用いて地山に対し
支保しながら大きく掘削するサイロノトエ法が採られて
いた。
【発明が解決しようする諜B】 しかしながら、このような方法では次のような問題点が
あった。 ■ 支保構造が非常に剛な構造となり、特に超大断面で
は、一般の支保構造よりはるかに高い剛性を有したもの
が必要になる0例えば、重量の重い網製支保工(H−2
00以上)、及び吹き付はコンクリート厚の厚いもの(
t =20cm以上)が必要になり、支保工費が高くつ
くほか、大重量となって支保工の沈下及びそれに伴う地
表性下等が生ずる問題があった。 ■ 作業工数が多いばかりでなく、工期が長くなる問題
があった。 ■ ライニングを現場で打設し、大断面を支保するため
には、早期強度発現する材料で強固に周辺地山を支保し
なければ地山崩壊等が発生する懸念があった。 ■ 上記■ないし■のため施工延長の長い超大断面トン
ネルの施工は難しかった。 本発明はこのような従来の問題点に鑑み、大断面ないし
超大断面トンネルの周辺の地山を容易にしかも早期に安
定させることができ、従って施工延長の長い大断面ない
し超大断面トンネルを容易に施工できるようにすること
を目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明によるトンネル支保構造は、大断面ないし超大断
面トンネルの覆工を、その周辺の少なくとも1以上の小
断面トンネルに定着されたアンカー体、または地表の定
着盤に定着されたアンカー体に連結したものである。 本発明によるトンネルの施工法では、大断面ないし超大
断面トンネルを掘削する前に、その掘削予定領域の周辺
に複数の小断面トンネルを掘削し、各小断面トンネルか
ら該小断面トンネルに定着されるアンカー体を上記掘削
予定領域に向かって設置した後、大断面ないし超大断面
トンネルを掘削し、その覆工をアンカー体に連結する。 または、大断面ないし超大断面トンネルを掘削する前に
、その掘削予定領域の地表に定着盤を設置し、該定着盤
から複数本のアンカー体を上記掘削領域に向かって設置
した後、大断面ないし超大断面トンネルを掘削し、その
覆工をアンカー体に連結する。
【作  用】
大断面ないし超大断面トンネルはアンカー体を介して小
断面トンネルまたは定着盤に吊られた状態となり、大断
面ないし超大断面トンネルにかかる地圧に対して、アン
カー体と小断面トンネルまたは定着盤とが一体となって
抵抗し、大断面ないし超大断面トンネルをその周辺から
安定化して支保する。
【実 施 例】
次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図から第3図までは、地下鉄または道路用の超大断
面トンネル1に対して適用した本発明によるトンネル支
保構造の一例を示し、第4図がら第6回まではその施工
手順を示す。 施工手順より説明すると、先ず第4図に示すように掘削
しようとする超大断面トンフル1の掘削予定領域1°の
周辺に、これを一定の距離(例えば10ないし20m)
をおいて囲むように、複数の小断面トンネル2を超大断
面トンネル1の縦断線形と平行に掘削する。次に、第5
図に示すように各小断面トンネル2にコンクリートを打
設してアンカー定着壁3を構築した後、各小断面トンネ
ル2より穿孔を行い、各小断面トンネル2のアンカー定
着壁3からPC@線やPCIII棒等のアンカー体4を
掘削予定領域1°に向かって貫入し、その領域内に先端
が達する多数のアンカー体4を放射状にしかもトンネル
線形に沿って設置しておく。各アンカー体4の基端は、
抜脱防止のために第1図に示すようにす・7ト等の止め
金具5でアンカー定着壁3に定着する。なお、アンカー
体4を貫入した後、アンカー定着壁3を構築して定着す
ることもできる。 次に、第6図に示すように超大断面トンネル1を掘削し
、迅速に施工できるPC覆工、または早期に強度発現す
る吹付はコンクリートや場所打ちコンクリート等による
覆工を施工し、その覆工6を各アンカー体4の先端に連
結する。この場合の連結構造としては、例えばアンカー
体4の先端を第3図に示すように止め金具5aによって
覆工6に係留するなど、適宜の方法を採ることができる
。 切羽後方にて必要があれば二次覆工を行う。 なお、各小断面トンネル2は通常の場合コンクリート打
設等により埋め戻すが、空洞にしておいても構わない。 また、図ではアンカー体4を各小断面トンネル2から掘
削予定領域l゛に向かって真っ直ぐ貫入しているが、各
小断面トンネル2から放射状に貫入してその本数を増や
すこともできる。 上記のような施工法により第1図及び第2図に示すよう
な超大断面トンネル1が構築される。この超大断面トン
ネル1の覆工6は、放射する多数本のアンカー体4を介
して周辺の複数の小断面トンネル2と地中で連結され、
地圧に対して多数本のアンカー体4と複数の小断面トン
ネル2とが放射状に分散して抵抗するため、外部周辺よ
り安定した状態で支保される。小断面トンネル2の数及
びアンカー体4の本数は地圧に応じて増減できる。 第7図及び第8図は土被りの薄い地山の場合の施工例で
、超大断面トンネル1の掘削予定領域1”の地表を開削
してコンクリート打設により定着盤7を構築し、この定
着盤7から多数本のアンカー体4を掘削予定領域1′に
向かって貫入し、各アンカー体4の基端を定着盤7に定
着しておいてから、上記と同様に超大断面トンネル1を
掘削して覆工し、その覆工6を各アンカー体4の先端に
連結する。この場合、覆工6は多数本のアンカー体4を
介して定着盤7と連結され、該定着pA7にアンカー体
4を介して吊られた状態となり、外部周辺より安定した
状態で支保される。覆工6の下部については上記と同様
に小断面トンネル2による支保構造とする。なお、定着
盤7は地表を開削することなく地表面に設けても良い。 また、定着盤7の形状は一枚盤としても良く、縦または
横に一体化した梁構造としても良く、各独立した定着盤
としても良い。 また、その他の変形例として、第9図に示すように施工
しようとする超大断面トンネル1の両側に、連壁等によ
る開削の溝8を掘削し、この溝8より超大断面トンネル
lに向かってアンカー体4を設置し、超大断面トンネル
1を吊る構造とじても良い。 なお、実施例では超大断面トンネルを例にしたが、本発
明は大断面トンふルに対しても適用できるこというまで
もない。
【発明の効果】
本発明によるトンネル支保構造によれば次のような効果
がある。 ■ 大断面ないし超大断面トンネルの覆工を、アンカー
を介して周辺の小断面トンネルまたは地表の定着盤と連
結し、小断面トンネルまたは定着盤にアンカーを介し吊
るようにして支保するため、大断面ないし超大断面トン
ネルにががる地圧に対して支保効果が高い。 ■ 大断面ないし超大断面トンネルの周辺の地山を確実
に安定化できる。 ■ 土破りの薄い地山の場合には定着盤にょる支保構造
とすることにより対応できる。 ■ 従来のような支保工の沈下及びそれに伴う地表の沈
下環の問題が非常に少なくなる。 本発明による施工法によれば、大断面ないし超大断面ト
ンネルの支保に当たり次のような効果がある。 (1)従来工法に比べ支保工費を低減できるとともに、
工期を短縮できる。 (2)比較的軟弱であっても施工可能である。 (3)施工延長の長い大断面ないし超大断面トンネルに
対しても比較的容易に対応できる。 (4)曲線のトン矛ル線形についても対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトンネル支保構造の第1例の断面図、
第2図は同斜視図、第3図はその一部の拡大断面図、第
4図から第6図まではその施工手順を示す説明図、第7
図及び第8図は第2例のトンネル支保構造の施工手順を
示す説明図、第9図は本発明の詳細な説明図である。 第10図(a)ないしくC)はそれぞれ従来の分割掘削
工法の概念図、第11図は従来のサイロフト工法の概念
図である。 1・・・・・・超大断面トンネル、lo・・・・・・掘
削予定領域、 2・・・・・・小断面トンネル、 4・・・・・・アンカー体、 6・・・・・・覆工、 7・・・・・・定着盤。 第 3 図 第4 叉 第 7 図 菌 図 第9 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、大断面ないし超大断面トンネルの覆工を、その周辺
    の少なくとも1以上の小断面トンネルに定着されたアン
    カー体に連結したことを特徴とするトンネル支保構造。 2、大断面ないし超大断面トンネルの覆工を、地表の定
    着盤に定着されたアンカー体に連結したことを特徴とす
    るトンネル支保構造。 3、大断面ないし超大断面トンネルを掘削する前に、そ
    の掘削予定領域の周辺に複数の小断面トンネルを掘削し
    、各小断面トンネルから該小断面トンネルに定着される
    アンカー体を上記掘削予定領域に向かって設置した後、
    大断面ないし超大断面トンネルを掘削し、その覆工をア
    ンカー体に連結することを特徴とするトンネルの施工法
    。 4、大断面ないし超大断面トンネルを掘削する前に、そ
    の掘削予定領域の地表に定着盤を設置し、該定着盤から
    複数本のアンカー体を上記掘削予定領域に向かって設置
    した後、大断面ないし超大断面トンネルを掘削し、その
    覆工をアンカー体に連結することを特徴とするトンネル
    の施工法。
JP2076849A 1990-03-28 1990-03-28 トンネル支保構造及びトンネルの施工法 Pending JPH03279599A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103541739A (zh) * 2013-09-13 2014-01-29 北京交通大学 一种浅埋大跨小净距黄土隧道支护体系
CN106437773A (zh) * 2016-11-25 2017-02-22 沈阳建筑大学 一种单洞多保护罩隧道施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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