JPH032793Y2 - - Google Patents

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JPH032793Y2
JPH032793Y2 JP6371386U JP6371386U JPH032793Y2 JP H032793 Y2 JPH032793 Y2 JP H032793Y2 JP 6371386 U JP6371386 U JP 6371386U JP 6371386 U JP6371386 U JP 6371386U JP H032793 Y2 JPH032793 Y2 JP H032793Y2
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pipe
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thin
joint
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、薄肉ステンレス鋼管等の薄肉鋼管を
使用した水道管その他の配管の接続部の構造に関
する。
〔従来の技術〕
上記水道管等の配管にあつては、接続管におけ
る水密性や気密性が確保されていることは勿論、
接続管が接続管から脱落しないことが要求され
る。
このような要求を満たす従来の接続部構造を第
9図に示した。同図の構造は、接続管100の管
壁101に形成した環状溝102にリング103
が係合され、このリング103と上記接続管10
0が差し込まれた筒状の継手本体200に形成さ
れた段付部201との間に、上記接続管100に
嵌め込まれたワツシヤ202とシールパツキン2
03とが介在され、上記継手本体200のねじ溝
204にねじ込まれたナツト205の締付作用に
より、上記リング103によつてバツクアツプさ
れたワツシヤ202と上記段付部201との間で
上記シールパツキン203が圧縮されたものであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の接続部構造は、接続管1
00に形成した環状溝102にリング103を係
合させること、ワツシヤ202及びシールパツキ
ン201を接続管100に嵌め込むこと、接続管
100が差し込まれた継手本体200のねじ部2
04にナツト205をねじ込むこと、等の多くの
作業を行う必要があつたので配管を継ぎ足す作業
が煩雑になるばかりでなく、継手本体100が鋳
物で製作されており、しかもリング102やワツ
シヤ202等の多くの部品が必要であるので、重
量が重くなると共に、コストが高くつくという問
題点があつた。
本考案は以上の問題点を解決するもので、軽量
な薄肉鋼管を継手本体として使用できる上、継ぎ
足し作業を迅速かつ楽に行え、しかも必要な部品
点数が少なくて済む接続部構造を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の接続部構造
は、筒状の継手本体の外周に形成されたねじ部に
締付具がねじ込まれ、この締付具の外端部の内周
に形成された外窄まり状のテーパ面によつて上記
継手本体の端部が絞り込まれて縮径されていると
共に、縮径された上記端部が、この継手本体に差
し込まれた接続管の管壁の周方向に延びる凹入溝
に嵌まり込み、さらに、上記継手本体と接続管の
端部との間にシールパツキンが介在されているこ
とを特徴とする。
〔作用〕
上記構成の接続部構造によると、シールパツキ
ンにより接続管の水密・気密状態が維持され、か
つ、接続管の管壁の凹入溝に嵌まり込んだ継手本
体の端部が上記凹入溝と抜け方向で係合して接続
管の抜け出しや接続部からの脱落が未然に防止さ
れる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例による接続部構造に用い
る継手及び上記接続部構造等を図面を参照して説
明する。
第1図は本考案の接続部構造に用いられる継手
を示している。同図において、1は筒状の継手本
体で、その軸線方向の中央部には、後述する接続
管の先端に当たつてその差し込み幅を規制する径
小部2が設けられている。また、この径小部2を
挾む両側に振り分けた状態で径大な膨出部3,3
とねじ部4,4が形成されている。ねじ部4は連
続する螺旋状のねじ山を有するものであつてもよ
いが、第3図に示すようにねじ山が中間部におい
て分割されているものでもよい。さらに、両端部
にはそれぞれ軸線方向に延びてねじ部4の近傍に
達するスリツト状の切込み部5,5が形成されて
いる。第2図から明らかなように、図示例の切込
み部5は継手本体1における周方向等間隔おきの
四箇所に形成されているが、その数は図示例に限
定されるものではなく、一箇所でも、あるいは三
箇所でもその他の複数箇所に形成しておいてもよ
い。また、切込み部5を設ける箇所は、第3図の
ようにねじ部4のねじ山が中間部で分割されてい
る場合は、後述する端部1aの絞り込みを小さい
力で行えるようにその分割箇所に対応させて設け
ておくことが望ましい。なお、継手本体1の端部
1aはその軸線に対して平行になるように真直ぐ
に延びている。
6は締付具であり、この締付具6はその内周部
に継手本体1のねじ部4と噛合するねじ部7を備
えると共に、その外端部の内周には外窄まり状の
テーパ面8が形成されている。そして、このテー
パ面8の外端縁の口径は、締付具6を接続管に嵌
め込める範囲で上記継手本体1の外径よりも小さ
く設定されている。9はゴム等の弾力性・耐久性
等の水密・気密性保持に要求される諸特性を具備
する材料によつて作られたシールパツキンであ
り、上記継手本体1の膨出部3に嵌め込まれる。
第4図は接続部構造を示している。同図から明
らかなように、継手本体1の一端側には接続管1
0が径小部2に当たる位置まで差し込まれてお
り、膨出部3と接続管10との間に介在されたシ
ールパツキン9が圧縮変形されてそれら両者に密
着している。また、継手本体1のねじ部4には締
付具6がねじ込まれている。そして、第5図に拡
大して示したように、締付具6のテーパ面8のく
さび作用によつて継手本体1の端部1aが絞り込
まれて縮径されていると共に、こうして縮径され
た上記端部1aが、接続管10の管壁11の周方
向に延びる凹入溝12に嵌まり込んでいる。ここ
で、継手本体1の端部1aは上記切込み部5によ
つて周方向で分割されているので、この切込み部
5が無いものに比べて、上記くさび作用による上
記端部1aの絞り込みは小さな力で締付具6を締
め付けるだけでよい。また、第3図のようにねじ
部4の分割部分に切込み部5が形成されている場
合には一層小さな力で容易に絞り込まれる。
なお、継手本体1の他端側に差し込まれた接続
管10も上記したところと同様の構造で継手本体
1と接続されている。
上記した接続部構造によると、継手本体1と接
続管10との隙間が一箇所においてシールパツキ
ン9により完全に塞がれているので確実な水密・
気密性が維持される。また、継手本体1の端部1
aが接続管10の凹入溝12に嵌まり込んで軸線
方向、すなわち抜け方向でこの凹入溝に係合して
いるので、継手本体1からの接続管10の抜け出
しや接続部からの接続管10の脱落が確実に防止
されている。このような抜け出しや脱落を防止す
る作用は、上記端部1aが締付具6のテーパ面8
によつて常時バツクアツプされてその拡開が阻止
されているところから一層確実に発揮される。
上記した接続管10の凹入溝12は、上記くさ
び作用により絞り込まれて縮径された継手本体1
の端部1aにより押圧されて形成されたものでよ
い。この場合は、接続作業を行うに当たつて接続
管10に何等の加工をも施す必要がないので上記
作業が簡素化される長所がある。しかし、接続管
10や継手本体1がステンレス鋼で作られている
場合のように薄肉であつても大きな剛性を備えて
いる場合には、上記くさび作用によつて継手本体
1の端部1aの絞り込みによつて同時に接続管1
0に凹入溝12を押圧形成することが困難なこと
もある。
この場合の対策としては、第6a図のように、
接続管10の管壁11の所定箇所にあらかじめ凹
入溝12を形成しておくことが有効である。この
ようにしておけば、締付具6をねじ部4にねじ込
んで締め付けたときに、上記テーパ面8によつて
継手本体1の端部1aだけが絞り込まれて縮径
し、第6b図のように上記凹入溝12に嵌まり込
むので、締付具6を締め付ける力が少なくて済
む。また、上記対策としては、第7a図のよう
に、管壁11の所定箇所にあらかじめ凹入溝12
を形成しておくと共に、継手本体1の端部1aを
内側へ曲成して鉤状の係合部13を形成しておい
てもよい。この場合には、ねじ部4の外側におい
て継手本体1を外拡がり状に拡開しておくことに
よつて、接続管10を継手本体に差し込むときに
係合部13がじやまにならないようにしておくこ
とが望ましい。これによると、締付具6を締め付
けたときのテーパ面8のくさび作用により、継手
本体1の拡開部分の根元イが支点となつてその端
部1aが絞り込まれて第7b図のように凹入溝1
2に嵌まり込むので、締付具6を締め付ける力が
第6a図及び第6b図の場合よりも一層少なくて
済む利点がある。
以上の説明は、第1図のような継手を用いた接
続部構造に関するものであつたが、本考案の接続
部構造は、接続管の端部に一体に形成された受け
口に別の接続管を差し込んで接続する場合におい
ても同様に適用できる。
この場合は、例えば第8図のように、接続管1
0の端部に一体に形成された筒状の受け口にシー
ルパツキン9が嵌め込まれる膨出部3と締付具6
がねじ込まれるねじ部4を形成し、また、受け口
の端部には必要に応じて所要数の切込み部5を形
成しておく。これによると、同図仮想線で示した
ように締付具6をねじ部4にねじ込んで締め付け
ることによつて上述したものと同様のくさび作用
により受け口の端部が絞り込まれて縮径し、受け
口に差込まれた別の接続管10の凹入溝12に嵌
まり込む。ここに、上記受け口は第1図で説明し
た継手本体1と同様の機能を持ち、継手本体とし
て兼用されているものである。従つて、第1〜7
b図について説明した事項はそのまま上記受け口
を用いて構成される接続部構造についても当ては
まる。
〔考案の効果〕
上記から明らかなように、本考案の接続部構造
によると、薄肉の筒状の継手本体とシールパツキ
ンと締付具を用いるだけの簡単な構成であるか
ら、接続作業が簡素化されるばかりでなく、従来
の接続部構造には必要であつたリングやワツシヤ
等の余分な部品が不要になる上、継手本体が従来
のものより大幅に軽量化されるので、部品点数の
減少化やそれに伴う軽量化並びにコストダウンを
容易に達成できる。
このようなことから、本考案の接続部構造は、
水道管やガス管に用いられる薄肉のステンレス鋼
管等を接続する場合にも卓効がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による接続部構造に用
いられる継手の一例を示す部分断面図、第2図は
継手本体の正面図、第3図は継手本体の変形例を
示す要部側面図、第4図は上記接続部構造の要部
を示す部分断面図、第5図は第4図のA部を拡大
した断面図、第6a図はあらかじめ凹入溝が形成
されている接続管を継手本体に差し込んだ状態の
要部を示す部分断面図、第6b図は本考案の他の
実施態様の要部を示す部分断面図、第7a図はあ
らかじめ凹入溝が形成されている接続管を鉤状の
係合部を有する継手本体に差し込んだ状態の要部
を示す部分断面図、第7b図は本考案のさらに他
の実施態様の要部を示す部分断面図、第8図は受
け口を継手本体として兼用した場合を示す部分断
面図、第9図は従来例を示す部分断面図である。 1……継手本体、1a……継手本体の端部、4
……ねじ部、5……切込み部、6……締付具、8
……テーパ面、9……シールパツキン、10……
接続管、11……接続管の管壁、12……凹入
溝、13……係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 筒状の継手本体の外周に形成されたねじ部に
    締付具がねじ込まれ、この締付具の外端部の内
    周に形成された外窄まり状のテーパ面によつて
    上記継手本体の端部が絞り込まれて縮径されて
    いると共に、縮径された上記端部が、この継手
    本体に差し込まれた接続管の管壁の周方向に延
    びる凹入溝に嵌まり込み、さらに、上記継手本
    体と接続管の端部との間にシールパツキンが介
    在されていることを特徴とする薄肉鋼管の接続
    部構造。 (2) 継手本体の端部に軸線方向に延びるスリツト
    状の切込み部が形成されている実用新案登録請
    求の範囲第(1)項記載の薄肉鋼管の接続部構造。 (3) 接続管の管壁の凹入溝が、縮径された継手本
    体の端部により押圧されて形成されている実用
    新案登録請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載の薄
    肉鋼管の接続部構造。 (4) 接続管の管壁にあらかじめ形成された凹入溝
    に、縮径された継手本体の端部が嵌まり込んで
    いる実用新案登録請求の範囲第(1)項又は第(2)項
    記載の薄肉鋼管の接続部構造。 (5) 継手本体の端部に鉤状の係合部が形成されて
    いる実用新案登録請求の範囲第(4)項記載の薄肉
    鋼管の接続部構造。
JP6371386U 1986-04-25 1986-04-25 Expired JPH032793Y2 (ja)

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JPS62174188U JPS62174188U (ja) 1987-11-05
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