JPH0327933A - 制振材料及び制振処理方法 - Google Patents
制振材料及び制振処理方法Info
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- JPH0327933A JPH0327933A JP1162631A JP16263189A JPH0327933A JP H0327933 A JPH0327933 A JP H0327933A JP 1162631 A JP1162631 A JP 1162631A JP 16263189 A JP16263189 A JP 16263189A JP H0327933 A JPH0327933 A JP H0327933A
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Landscapes
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、自動車の床面等に例示される鋼板等に極めて
有効な制振材料及び制振処理方法に関し、更に詳細には
特定条件の２層から或る制振層の粘着層側表面に２００
ミクロン以下のアルミニウム箔等を形成せしめてなる制
振材料、及び該制振材料を用いた制振処理方法に関する
。
有効な制振材料及び制振処理方法に関し、更に詳細には
特定条件の２層から或る制振層の粘着層側表面に２００
ミクロン以下のアルミニウム箔等を形成せしめてなる制
振材料、及び該制振材料を用いた制振処理方法に関する
。
従来より、鋼板の制振材料としては、瀝青物質及び無機
質充填材を主成分として含有する厚さ２鵬程度の単層の
シート状物が多用されてきた。かかるシート状物は、例
えば自動車の床面に適用しようとする場合には，自動車
の製造工程に於ける塗装の乾燥焼き付け炉通過時の熱を
利用して、鋼板面に熱融着させている。しかしながら，
垂直面や、それに近い角度の傾斜面においてはそのまま
では施工できないため、シート状物の片面に感圧型の接
着剤を塗布したものが使用されていた。
質充填材を主成分として含有する厚さ２鵬程度の単層の
シート状物が多用されてきた。かかるシート状物は、例
えば自動車の床面に適用しようとする場合には，自動車
の製造工程に於ける塗装の乾燥焼き付け炉通過時の熱を
利用して、鋼板面に熱融着させている。しかしながら，
垂直面や、それに近い角度の傾斜面においてはそのまま
では施工できないため、シート状物の片面に感圧型の接
着剤を塗布したものが使用されていた。
鋼板、例えば自動車の鋼板面の制振処理に関する技術は
、静かな機械、静かな自動車という社会的なニーズに対
応するための極めて大切な手段である。
、静かな機械、静かな自動車という社会的なニーズに対
応するための極めて大切な手段である。
しかし、例えば自動車の鋼板面の制振処理においては，
従来使用されている単層のシート状物の制振性能は期待
されるより低い。制振性能を上げるためにシートの厚さ
を厚くすることが考えられるが、それにともない重量も
増加し、省エネルギ、省燃費の要請に逆行してしまう。
従来使用されている単層のシート状物の制振性能は期待
されるより低い。制振性能を上げるためにシートの厚さ
を厚くすることが考えられるが、それにともない重量も
増加し、省エネルギ、省燃費の要請に逆行してしまう。
垂直面においては、一定以上の厚さのシート状物は熱融
着時、あるいはその前にズレ落ちてしまうため使用でき
ない。
着時、あるいはその前にズレ落ちてしまうため使用でき
ない。
また、拘束鋼板と制振層による二層構造の制振材料が提
案されているが、拘束鋼板による重量増や、制振材料工
程でビス止めなどの煩雑な工程を要する等の問題が解決
されていない。
案されているが、拘束鋼板による重量増や、制振材料工
程でビス止めなどの煩雑な工程を要する等の問題が解決
されていない。
そこで垂直面に於いても高い制振性能を有する制振材料
が強く望まれている、というのが現状である。
が強く望まれている、というのが現状である。
かかる現状に鑑みて、本発明者等は鋭意研究の結果、軽
量でも高い制振性能を有する、従って例えば自動車の垂
直面に適用すれば制振性能の向上と自動車の軽量化に寄
与するまったく新しい制振材料を開発したものである。
量でも高い制振性能を有する、従って例えば自動車の垂
直面に適用すれば制振性能の向上と自動車の軽量化に寄
与するまったく新しい制振材料を開発したものである。
しかして本発明の要旨は
１．嵩高性Ｍ（４）の剪断弾性率とその厚みの比が粘着
層（３）の剪断弾性率とその厚みの比の１０倍以上にな
る様に選定された嵩高性層と粘着層から成る制振層の粘
着層側表面に２００ミクロン以下のアルミニウム箔また
はアルミニウム合金ｉ）ｉ（２）を形成せしめてなるこ
とを特徴とする制振材料。
層（３）の剪断弾性率とその厚みの比の１０倍以上にな
る様に選定された嵩高性層と粘着層から成る制振層の粘
着層側表面に２００ミクロン以下のアルミニウム箔また
はアルミニウム合金ｉ）ｉ（２）を形成せしめてなるこ
とを特徴とする制振材料。
２．嵩高性層（４）の剪断弾性率とその厚みの比が粘着
Ｎ（３）の剪断弾性率とその厚みの比の１０倍以上にな
る様に選定された嵩高性層と粘着層から或る制振層の粘
着層側表面に２００ミクロン以下のアルミニウム箔（２
）またはアルミニウム合金箔を形成せしめてなる制振材
料（１）を任意形状に裁断し、嵩高性層側を接するよう
に被制振対象面に接着することを特徴とする制振処理方
法。
Ｎ（３）の剪断弾性率とその厚みの比の１０倍以上にな
る様に選定された嵩高性層と粘着層から或る制振層の粘
着層側表面に２００ミクロン以下のアルミニウム箔（２
）またはアルミニウム合金箔を形成せしめてなる制振材
料（１）を任意形状に裁断し、嵩高性層側を接するよう
に被制振対象面に接着することを特徴とする制振処理方
法。
に存する。
嵩高性層（４）は，それ自体の剪断弾性率と厚みの比が
、粘着層（３）の剪断弾性率と厚みの比の１０倍以上で
あればいかなる材質のものでも使用できる。前出の条件
を満足する材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂
等によるフォーム材，フェルト等が挙げられる。具体的
にはポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸
ビニル樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、スチロール
摺脂、等から選択される単独若しくは共重合体を原材料
としたフォーム材、動物性繊維、植物性繊維，化学繊維
等から或るフェルトが例示できる。
、粘着層（３）の剪断弾性率と厚みの比の１０倍以上で
あればいかなる材質のものでも使用できる。前出の条件
を満足する材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂
等によるフォーム材，フェルト等が挙げられる。具体的
にはポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸
ビニル樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、スチロール
摺脂、等から選択される単独若しくは共重合体を原材料
としたフォーム材、動物性繊維、植物性繊維，化学繊維
等から或るフェルトが例示できる。
嵩高性層（４）の厚みは、その剪断弾性率との比を勘案
して決定されるが、実用上においてはｉｎｎ〜１０ｍ！
ｌ、好ましくは２．０ｗｍ〜７．０ｍである。
して決定されるが、実用上においてはｉｎｎ〜１０ｍ！
ｌ、好ましくは２．０ｗｍ〜７．０ｍである。
ｌＩＩｎ未満では振動の減衰作用が低く、１０ＩｆｆＩ
１を超えると振動減衰効果に比して重量が増加するとい
う欠点がある。
１を超えると振動減衰効果に比して重量が増加するとい
う欠点がある。
粘着層（３）として使用できる材料としては、ホットメ
ルト接着剤、エジストマー，粘着付与欄脂、軟化剤、必
要に応じて老化防止剤、充填材からなる混合物等を上げ
ることができる。
ルト接着剤、エジストマー，粘着付与欄脂、軟化剤、必
要に応じて老化防止剤、充填材からなる混合物等を上げ
ることができる。
嵩高性層の剪断弾性率と厚みの比が、粘着層の剪断弾性
率と厚みの比の１０倍以上になるように選定することを
必須とする。嵩高性層の剪断弾性率と厚みの比が粘着層
の剪断弾性率と厚みの比の１０倍未満の場合には，制振
材料に充分な振動減衰効果が得られない。
率と厚みの比の１０倍以上になるように選定することを
必須とする。嵩高性層の剪断弾性率と厚みの比が粘着層
の剪断弾性率と厚みの比の１０倍未満の場合には，制振
材料に充分な振動減衰効果が得られない。
アルミニウム箔またはアルミニウム合金箔（２）は２０
０ミクロン以下のものを粘着層側表面に使用する。２０
０ミクロンを超えるアルミニウム箔またはアルミニウム
合金箔を使用した場合には、振動減衰効果に比して重量
が増加するという欠点がある。
０ミクロン以下のものを粘着層側表面に使用する。２０
０ミクロンを超えるアルミニウム箔またはアルミニウム
合金箔を使用した場合には、振動減衰効果に比して重量
が増加するという欠点がある。
あらかじめ、嵩高性層側に接着剤を塗布し離型紙を貼付
けておき、使用に際しては離型紙を剥がし被制振対象面
に嵩高性層側を接着することにより施工する方法が例示
できる。
けておき、使用に際しては離型紙を剥がし被制振対象面
に嵩高性層側を接着することにより施工する方法が例示
できる。
本発明になる制振材料を、任意形状に裁断し、被制振対
象面、例えば自動車の鋼板面に、嵩高性層側を接着する
ことにより、従来の制振材料と比較して格段に優れた制
振性能を実現し、併せて軽量化をもたらすものである。
象面、例えば自動車の鋼板面に、嵩高性層側を接着する
ことにより、従来の制振材料と比較して格段に優れた制
振性能を実現し、併せて軽量化をもたらすものである。
以下に実施例を挙げ本発明のより詳細な理解に供する。
当然のことながら本発明は以下の実施例のみに限定され
るものではない。
るものではない。
実施例
厚さ２ｍのポリプロピレンフォーム材を嵩高性層とし、
これにアクリル樹脂系接着剤を２００μ塗布して粘着層
とし、さらにこの粘着層に１００μの厚さのアルミニウ
ム箔を貼り付けて制振材料と成した。この嵩高性層の剪
断弾性率は１．７×１ ０１０ｄ ｙ ｎ ｅ／ｔｙｎ
で厚さは２ｍｍである。一方粘着層の剪断弾性率は４．
ＯＸ１０’ｄｙｎｅ／ａｍで厚さは０．２Ｅ＋である。
これにアクリル樹脂系接着剤を２００μ塗布して粘着層
とし、さらにこの粘着層に１００μの厚さのアルミニウ
ム箔を貼り付けて制振材料と成した。この嵩高性層の剪
断弾性率は１．７×１ ０１０ｄ ｙ ｎ ｅ／ｔｙｎ
で厚さは２ｍｍである。一方粘着層の剪断弾性率は４．
ＯＸ１０’ｄｙｎｅ／ａｍで厚さは０．２Ｅ＋である。
よって，嵩高性層の剪断弾性率と厚みの比は粘着層の剪
断弾性率と厚みの比の１０倍以上である。この制振材料
を０．８閣の厚さの鋼板に接着し、試験片とした。
断弾性率と厚みの比の１０倍以上である。この制振材料
を０．８閣の厚さの鋼板に接着し、試験片とした。
比較例１
アスファルトを主なバインダー成分とし、これにマイ力
、炭酸カルシウム、粉砕故紙、解職繊維等を充填剤とし
て加え、混練し、シート状に加工して２ｍｍの厚さのア
スファルトシ一トと成した。
、炭酸カルシウム、粉砕故紙、解職繊維等を充填剤とし
て加え、混練し、シート状に加工して２ｍｍの厚さのア
スファルトシ一トと成した。
このアスファルトシ一トを０．８ｏｎの厚さの鋼板に接
着し、試験片とした。
着し、試験片とした。
比較例２
比較例ｌと同様の工程により、０． ５ｎｎ＋の厚さの
アスファルトシ一トを威した。このアスファルトシ一ト
を０．８ｍｍの厚さの鋼板に接着し、試験片とした。
アスファルトシ一トを威した。このアスファルトシ一ト
を０．８ｍｍの厚さの鋼板に接着し、試験片とした。
試験方法
（１）鋼板を除く制振材料の重量を測定し，１ｍ′当た
りの重量を算出した。
りの重量を算出した。
（２）ｒ騒音対策ハンドブック」 （昭和４１年１２月
２５日 日本音響協会 発行）４３８頁に記載の方法に
従って共振法により２ ０ ０ Ｈ ｚでの損失係数を
測定した。
２５日 日本音響協会 発行）４３８頁に記載の方法に
従って共振法により２ ０ ０ Ｈ ｚでの損失係数を
測定した。
結果
〔発明の効果〕
実施例にも明らかな様に、本発明になる制振材料は，同
程度の制振効果を有する従来使用されていたアスファル
トシ一トと比較して、約７０％の重量低減効果を有し、
また、同重量で比較した場合には３倍の損失係数を有す
ることが判明した。
程度の制振効果を有する従来使用されていたアスファル
トシ一トと比較して、約７０％の重量低減効果を有し、
また、同重量で比較した場合には３倍の損失係数を有す
ることが判明した。
本発明になる制振材料を自動車に適用すれば、車両重量
の軽減に寄与し、従来と同重量の制振材料の使用であれ
ば大幅に制振効果が向上する。
の軽減に寄与し、従来と同重量の制振材料の使用であれ
ば大幅に制振効果が向上する。
第１図は本発明になる制振材料を鋼板に適用した断面図
。 １：制振材料、２：アルミニウム箔、またはアルミニウ
ム合金箔、３：粘弾性層，４：嵩高性層、５：ｎ４板。
。 １：制振材料、２：アルミニウム箔、またはアルミニウ
ム合金箔、３：粘弾性層，４：嵩高性層、５：ｎ４板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、嵩高性層（４）の剪断弾性率とその厚みの比が粘着
層（３）の剪断弾性率とその厚みの比の１０倍以上にな
る様に選定された嵩高性層と粘着層から成る制振層の粘
着層側表面に２００ミクロン以下のアルミニウム箔また
はアルミニウム合金箔（２）を形成せしめてなることを
特徴とする制振材料。 ２、嵩高性層（４）の剪断弾性率とその厚みの比が粘着
層（３）の剪断弾性率とその厚みの比の１０倍以上にな
る様に選定された嵩高性層と粘着層から成る制振層の粘
着層側表面に２００ミクロン以下のアルミニウム箔（２
）またはアルミニウム合金箔を形成せしめてなる制振材
料（１）を任意形状に裁断し、嵩高性層側を接するよう
に被制振対象面に接着することを特徴とする制振処理方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1162631A JPH0327933A (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | 制振材料及び制振処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1162631A JPH0327933A (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | 制振材料及び制振処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0327933A true JPH0327933A (ja) | 1991-02-06 |
Family
ID=15758281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1162631A Pending JPH0327933A (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | 制振材料及び制振処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0327933A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030058848A (ko) * | 2002-01-02 | 2003-07-07 | 장상훈 | 바지용 허리단 신축이음 구조 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60112437A (ja) * | 1983-11-17 | 1985-06-18 | アイミ−テク コ−ポレイシヨン | ポリイミド コンポジド |
-
1989
- 1989-06-27 JP JP1162631A patent/JPH0327933A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60112437A (ja) * | 1983-11-17 | 1985-06-18 | アイミ−テク コ−ポレイシヨン | ポリイミド コンポジド |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030058848A (ko) * | 2002-01-02 | 2003-07-07 | 장상훈 | 바지용 허리단 신축이음 구조 |
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