JPH03277573A - プリンタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、印字後の連続用紙等の用紙をカットするカッ
ターを有するプリンタ装置に関する。

（従来の技術及び解決しようとする課題）従来、１枚又
は複数枚の連続用紙等の用紙に印字するプリンタ装置に
於いて、印字ヘッド側のプラテンの上方に用紙をカット
するカッターを有しているものがある。このカッターは
、用紙搬送の妨げにならない位置に固定された構造又は
、用紙搬送の妨げにならない位置に回動自在に設けられ
ており用紙カット時に用紙面に近接させる構造になって
いる。

前述した固定されたカッターの場合には、カッターが用
紙搬送の妨げにならない位置にあるのでカッターと用紙
との隙間が大きい。この為、用紙をカットし難いのでカ
ット時に用紙を破損させる恐れがあった。又、後述した
回動するカッターの場合には、用紙をカットする際にカ
ッターを用紙面に押し付けなければならず、オペレータ
の負担となっていた。

本発明は、上記したような欠点を解決するもので、用紙
搬送を妨げることなく、容易に用紙をカットすることの
できるカッターを具備したプリンタ装置を提供すること
を目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明のプリンタ装置は、用紙を搬送するプラテンと、
前記プラテンに対向して設けられた印字ヘッドと、前記
印字ヘッド側の前記プラテンの上方に回動自在に設けら
れたカッターとから構成されており、前記カッターは用
紙搬送時は用紙搬送を妨げない位置に回動し、用紙非搬
送時は前記プラテンに近接する位置に回動することを特
徴とする。

（作用） カッターは、用紙搬送時は用紙搬送を妨げない位置に、
又、非用紙搬送時はプラテンに近接する位置にあるので
、用紙搬送の邪魔になることな（容易に用紙をカットす
ることができる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図は、本発明の一実施例のプリンタの要部の構成を
示した側面図である。プリンタは、プラテン１２と、印
字ヘッド１３と、トラクタ１４と、ペイルローラ１５と
、カッター１６とから構成されている。

プラテン１２は、１枚、又は複数枚の連続用紙等の用紙
１１を搬送するものである。印字ヘッド１３は、プラテ
ン１２に対向して設けられており、図示せぬインクリボ
ンを介して用紙１１に文字等を印字するものである。ト
ラクタ１４は、用紙１１をプラテン１２と印字ヘッド１
３との間に搬送するものである。ペイルローラ１５は、
印字された用紙１１を搬送すると共に、用紙１１をプラ
テン１２面に密着させるものである。カッター１６は、
印字後の用紙１１をカットするもので、印字ヘッド１３
側のプラテン１２の上方に矢印入方向に回動自在に設け
られている。用紙１１は、プラテン１２と、トラクタ１
４と、ペイルローラ１５とにより矢印Ｂ方向に搬送され
る。

第２図は、第１図に於けるカッターの詳細図である。カ
ッター１６は、刃先２１と、回動軸２２と、開閉機構部
２３とから構成されている。刃先２１は、回動軸２２に
より回動自在に軸支されている。開閉機構部２３は、基
台２４と、マグネット部２５と、弾性体２６とから構成
されている。基台２４は、図示せぬプリンタ本体に固定
されており、マグネット部２５と弾性体２６とを搭載す
るものである。マグネット部２５は、対向して設けられ
た永久磁石２５ａと、ソレノイド２５ｂとから構成され
ている。永久磁石２５ａは、磁力により刃先２１を吸引
して（矢印り方向に回動して）プラテン１２面に近接さ
せるものである。

ソレノイド２５ｂは、通電によって永久磁石２５ａの磁
界と同方向の磁界が発生するようにコイルが巻かれてい
る。弾性体２６は、ばね等で構成されており刃先２１を
弾性力により矢印Ｅ方向に回動してプラテン１２面から
離して用紙１１の搬送を妨げないようにするものである
。弾性体２６の弾性力は、永久磁石２５ａの磁力より小
さく設定されている。

第３図は、カッターの動作を説明する側面図であり、（
１）は、非用紙搬送（用紙カット）時の状態、（Ｈ）は
、用紙搬送時の状態を示すものである。（１）に示すよ
うに用紙１１をカットする場合には、ソレノイド２５ｂ
に図示せぬ電源部からの通電が行われていないので、マ
グネット部２５には永久磁石２５ａによる磁界が矢印Ｆ
方向に作用している。この永久磁石２５ａの磁界により
刃先２１が矢ＩＪＤ方向に回動しながら弾性体２６を圧
縮してストッパ２７に当接する。これにより刃先２１が
プラテン１２面に近接して用紙１１を押えるので、用紙
１１のカットを容易に行うことができる。（ＩＴ）に示
すように用紙１１を搬送する場合には、ソレノイド２５
ｂに図示せぬ電源部からの通電が行われるので、ソレノ
イド２５ｂには永久磁石２５ａの磁界を打ち消す方向に
磁界が発生する。これによりマグネット部２５の磁力よ
り弾性体２６の弾性力が強くなる。この弾性体２６の弾
性力により刃先２１が矢印Ｅ方向に回動して用紙１１の
搬送を妨げない位置にあるので、用紙搬送を容易に行う
ことができる。

第４図は、本発明のプリンタの要部のブロック図である
。プリンタの要部は、コントローラ３１と、モータドラ
イバ３２と、モータ３３と、ソレノイドドライバ３４と
、ソレノイド２５ｂとから構成されている。コントロー
ラ３１は、モータドライバ３２とソレノイドドライバ３
４とに各々、動作信号と非動作信号を送信するものであ
る。モータドライバ３２とソレノイドドライバ３４とは
、コントローラ３１からの動作信号を受信して各々モー
タ３３とソレノイド２５ｂとに動作信号を送信し、又、
コントローラ３１からの非動作信号を受信して各々モー
タ３３とソレノイド２５ｂとに非動作信号を送信するも
のである。

モータ３３は、モータドライバ３２からの動作信号を受
信してプラテン１２を回動させ、又、非動作信号を受信
してプラテン１２を停止させるものである。

ソレノイド２５ｂは、ソレノイドドライバ３４からの動
作信号を受信して磁界を発生するものである。

本発明に於いては、コントローラ３１の制御を容易にす
る為にモータドライバ３２とソレノイドドライバ３４と
を同期して動作させるように構成している。

即ち、用紙カット時は両ドライバから動作信号を発信さ
せ、用紙搬送時は両ドライバから非動作信号を発信させ
るようにしている。

次に、本発明の動作を第４図のブロック図を用いて説明
する。先ず印字動作中は、コントローラ３１からモータ
ドライバー３２とソレノイドドライバー３４とに各々、
動作信号が送信されている。これによりプリンタは、ソ
レノイド２５ｂを動作してカッター１６を用紙搬送の妨
げにならない位置に回動させ、モータ３３でプラテン１
２を回動して用紙１１を搬送しながら印字動作を行う。

又、印字された用紙をある位置でカットする場合には、
図示せぬ信号発生器から動作信号をコントローラ３１に
送信する。コントローラ３１は、この動作信号を受信す
ると、モータドライバー３２とソレノイドドライバー３
４とに非動作信号を発信する。これによりプリンタは、
用紙搬送を停止して永久磁石２５ａによりカッター１６
がプラテン１２面に近接するので用紙１１のカットが可
能になる。

以上のように本発明によると、カッターが用紙カット時
と用紙搬送時の２通りの位置にあるので、用紙搬送を妨
げることがなく、又、用紙カットを容易に行うことがで
きる。更に、カッターの回動が直接人手によることがな
いので、オペレータの負担が軽減する。

［発明の効果］ 以上のように本発明によると、カッターが用紙カット時
と用紙搬送時の２通りの位置にあるので、用紙搬送を妨
げることがなく、又、用紙カットを容易に行うことがで
きる。更に、カッターの回動を直接人手を介さないので
、オペレータの負担が軽減する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例のプリンタの要部の構成を
示した側面図、第２図は、第１図に於けるカッターの詳
細図、第３図は、カッターの動作を説明する側面図であ
り、（１）は、非用紙搬送（用紙カット）時の状態、（
ＩＩ）は、用紙搬送時の状態、第４図は、本発明のプリ
ンタの要部のブロック図である。 １１・・・用紙、１２・・・プラテン、１３・・・印字
ヘッド、１６・・・カッター、２２・・・回動軸、２３
・・・開閉機構部、２５・・・マグネット部、２５ａ・
・・永久磁石、２５ｂ・・・ソレノイド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　用紙を搬送するプラテンと、前記プラテンに対向して
   設けられた印字ヘッドと、前記印字ヘッド側の前記プラ
   テンの上方に回動自在に設けられたカッターとから構成
   されたプリンタ装置であって、前記カッターは、用紙搬
   送時は用紙搬送を妨げない位置に回動し、用紙非搬送時
   は前記プラテンに近接する位置に回動することを特徴と
   するプリンタ装置。