JPH03277369A - 溶解治療装置 - Google Patents

溶解治療装置

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JPH03277369A
JPH03277369A JP2080448A JP8044890A JPH03277369A JP H03277369 A JPH03277369 A JP H03277369A JP 2080448 A JP2080448 A JP 2080448A JP 8044890 A JP8044890 A JP 8044890A JP H03277369 A JPH03277369 A JP H03277369A
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JP
Japan
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pressure
gallbladder
pump
offset
treatment
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Application number
JP2080448A
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English (en)
Inventor
Koji Fujio
浩司 藤尾
Naoki Uchiyama
直樹 内山
Koichiro Ishihara
石原 康一郎
Naoki Sekino
直己 関野
Kenji Noda
賢司 野田
Seiji Iwasaki
誠二 岩崎
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は溶解治療装置、更に詳しくは、生体内の凝塊物
を溶解、または溶解を促進補助する薬液を体内の凝塊物
の周囲に導入し、凝塊物の溶解後その溶解成分を体外へ
回収する溶解治療装置に関する。
[従来の技術] 従来、生体内の胆嚢等の治療部位へモノオクタノイン、
d−リモネン或いはメチルtブチルエーテル(MTBE
)等の結石溶解剤である薬液を注入し、一定時間放置し
、該薬液により治療部に存在する結石等の凝塊物を溶解
し、この凝塊物が溶解された薬液等の流体を吸引するこ
とにより、該結石等を除去する治療を行う溶解治療装置
が考えられている。
前記溶解治療装置としては、例えば特開昭621175
45号公報に示されているように、ポンプを用いて生体
内の胆嚢等の治療部位へ一定量の薬液を注入・吸引して
攪拌し、その溶解を促進するようにしたものが提案され
ている。
また、特開昭63−40541号公報には、前述した溶
解治療装置に、更に、胆嚢内の圧力を検出し、同胆嚢内
の圧力を設定範囲内に保持するように薬液の注入・吸引
を制御する手段を備えたものが提案されている。
前記溶解治療装置を用いて安全に治療を行うためには、
治療部位から薬液が漏洩しないように該治療部位の圧力
を保つ必要がある。前述した治療部位の圧力は、その圧
力範囲の変動幅が微小であり、治療に適した圧力値とな
るように補正する必要がある。
[発明が解決しようとする課題] しかし、前述した溶解治療装置では、圧力を検出し、そ
の圧力を制iIIするのに適した圧力値となるように補
正するための制御手段を持たない、即ち、粗雑な圧力値
により制御を行っているという問題点がある。
本発明は前述した点にかんがみてなされたもので、治療
部位の圧力から検出された圧力値を適正な値とし、安全
に治療を行うことのできる溶解治療装置を提供すること
を目的としている。
[課題を解決するための手段] 生体内の凝塊物を溶解する薬液を該生体内に注入する薬
液注入手段と、前記薬液を含む流体を前記生体内から吸
引する流体吸引手段と、前記薬液の注入部位の圧力を検
出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段の検出圧力に
応じて前記薬液注入手段の注入量及び前記流体吸引手段
の吸引量を制御する制御手段と、前記圧力検出手段及び
前記制御手段の間に介挿され、前記圧力検出手段の検出
圧力に任意に設定可能な補正量を加え、この補正後の圧
力値を前記制御手段へ出力する圧力補正手段とを備えて
いる。
[作用] 前述した構成により、治療部位の圧力から検出された圧
力値を適正な値とし、この適正な値の圧力値を用いて治
療を行うように制御するようにしている。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例に係わり、第1
図は溶解治療装置の構成を示すブロック図、第2図は溶
解治療装置の全体の構成を示す説明図、第3図は溶解治
療のシーケンスを示す説明図である。
溶解治療装置は、第2図の符号1で示すように、該溶解
治療装N1による治療を受ける人体2が治療台3の上に
載っており、前記人体2内の治療部位である例えば胆a
4には結石5が生じている。
前記胆嚢4には経皮的にカテーテル6の先端部が挿入さ
れており、このカテーテル6は多孔チューブで形成され
、注入管路6a、吸引管路6b及び圧力管路6Cの3つ
のルーメンを有している。
そして、前記カテーテル6の前述した3つのルーメンは
カテーテル後端で分岐し、注入管路6aはコネクタ7a
を介して注入用ポンプチューブ8aに接続され、吸引管
路6bはコネクタ7bを介して吸引用ポンプチューブ8
bに接続され、圧力管路6Cは圧力センサ9に接続され
ている。
前記注入用ポンプチューブ8aは、中間部に注入ポンプ
10が介挿され、端部が例えばモノオクタノイン、d−
リモネン或いはメチルtブチルエーテル(MTBE)に
よる結石溶解剤である薬液を貯蔵した液槽12に接続さ
れている。
前記吸引用ポンプチューブ8bは、中間部に吸引ポンプ
11が介挿され、端部が治療部位から回収された流体を
貯蔵するための排液槽13に接続されている。
更に、前記注入ポンプ10および前記吸引ポンプ11は
、コントロールユニット19を介して入力・制御装置2
0に接続され、前記コントロールユニット19でポンプ
回転数が自由に設定されると共に、該入力・制御装置2
0によって各ポンプの駆動時間やポンプの切換え動作が
設定され、その設定内容に応じてポンプが動作するよう
になっている。
前述した治療部位である前記胆嚢4へ超音波を照射する
超音波アプリケータ14は、内部に単体もしくは複数の
図示しない超音波振動子を有し、支持アーム15の先端
部に配設した支持部材21によって支持固定されると共
に、ケーブル16により電力増幅器17に接続されてい
る。
前記電力増幅器17には発振器18の後述する出力信号
が入力されるようになっている。
前記発振器18には、前記コントロールユニット19か
ら、出力信号の周波数、振幅、パルス数、パルス間隔及
び駆動時間等について調節・設定された信号が入力され
るようになっている。この発振器18の出力信号は、前
記電力増幅器17によって増幅され、この増幅信号は前
記超音波アプリケータ14内の図示しない超音波振動子
に印加されるようになっている。
前述した図示しない超音波振動子によって励起された超
音波は、前記人体2の前記胆嚢4内に存在する前記結石
5を含−むその近傍に照射されるようになっている。
また、前記支持部材21の中心軸を対象として、前記超
音波アプリケータ14の反対側には観測用の超音波プロ
ーブ22が着脱自在に保持されるようになっている。更
に、前記超音波プローブ22と前記アプリケータ14と
は、支持部材21を中心に180°回転することにより
、前記超音波プローブ22の観測範囲中心軸と超音波ア
プリケータ14の超音波照射領域の中心軸が一致するよ
うになっている。
前記超音波プローブ22は、超音波振動子M23に接続
され、前記人体2内の前記胆嚢4を含む超音波画像がモ
ニタ24に映しだされるようになっている。
前記コントロールユニット19、前記入力・制御装M2
0、前記注入ポンプ10、前記吸引ポンプ11、前記発
振器18及び前記電力増幅器17は、絶縁トランス26
と電源スィッチ25とを介して電源に接続されている。
また、前記圧力センサ9はレール27上で上下方向、即
ち垂直方向に移動自在となっており、レール27上の任
意の位置に固定されるようになっている。
前記コントロールユニット19、前記入力・制御装置2
0、前記コネクタ7a、7b、前記注入ポンプ10、前
記吸引ポンプ11、前記液槽12、前記排液槽13、前
記発振器18、前記電源スイッチ25、前記絶縁トラン
ス26、前記レール27及び前記電力増幅器17は、本
体ラック28上に設置または固定されている。
前記コントロールユニット19に関連する構成について
第1図を用いて説明する。
前記圧力センサ9は信号増幅器30及びローパスフィル
タ32を介して比較回路36.38の一方の入力端と、
オフセットamをされた治療部位等の圧力を表示する圧
力表示回路33と、オフセット調整に用いるオフセット
圧力表示回路(以下、オフセット表示回路と称する)3
4とに接続されている。前記信号増幅器30には、更に
、へりカル・ポテンショメータ等によるオフセット調整
手段31が接続されている。
前記圧力センサ9による検出圧力の圧力信号は、前記信
号増幅器30において増幅されると共に、前記オフセッ
ト調整手段31がらの補正量であるオフセット信号によ
り補正され、前記ローパスフィルタ32を介して比較回
路36.38に一方の入力端と、前記圧力表示回路33
と、前記オフセット表示回路34とへ入力されるように
なっている。
前記比較回路36は、一方の入力端に前述したように前
記ローパスフィルタ32が接続され、他方の入力端に基
準電圧#i35が接続され、出力端がI10インタフェ
ース44の入力端に接続されている。
前記比較回路38は、一方の入力端に前述したように前
記ローパスフィルタ32が接続され、他方の入力端に基
準電圧源37が接続され、出力端が前記I10インタフ
ェース44の入力端に接続されている。
前記I10インタフェース44はパスライン45を介し
て前記入力・制御ll装置20に接続されている。
前記比較回路36は、前述したように補正された圧力信
号と、基準電圧源35の基準電圧とを比較し、この比較
結果の信号を前記I10インタフエース44及びパスラ
イン45を介して前記入力・制御装u20へ出力するよ
うになっている。
前記比較回路38は、前述したように補正された圧力信
号と、基準電圧源37の基準電圧とを比較し、この比較
結果の信号を前記I10インタフェース44及びパスラ
イン45を介して前記入力・制御装置20へ出力するよ
うになっている。
更に、前述したように補正された圧力信号は、前記圧力
表示回路33及び前記オフセット表示回路34に入力さ
れるようになっている。従って、前記圧力表示回路33
及び前記オフセット表示回路34は、前記ローパスフィ
ルタ32による減衰特性を加味した値が表示されるよう
になっている。
前記注入ポンプ10.吸引ポンプ11の入力端は、各々
動作調整回路39.41の出力端に接続されており、前
記動作調整回路39.41の入力端は、前記I10イン
タフェース44の出力端に接続されている。
前記動作調整回路39.41には、更に、回転数表示回
路40.42が各々接続されている。
前記発振器18の出力端は、出力調整回路43の入力端
に接続されている。
前記出力調整回路43は、前述したように入力端が前記
発振器18に接続され、制御端が前記I10インタフェ
ース44の出力端に接続され、出力端が前記電力増幅器
17の入力端に接続されている。
前記電力増幅器17の出力端は、前記超音波アプリケー
タ14に接続されている。
前記発振器18からの信号は前記出力調整回路43に入
力され、該出力調整回路43において、前記I10イン
タフェース44及びパスライン45を介した入力・制御
装置20の制御信号により例えば周波数、振幅、パルス
数、パルス間隔及び駆動時間等の調整を受けた後、前記
電力増幅器17において増幅され、前記超音波アプリケ
ータ14内の図示しない超音波振動子を駆動するように
なっている。
前記I10インタフェース44は、入力端が前述したよ
うに前記比較回路36.38の出力端に接続され、出力
端が前述したように前記動作調整回路41.43及び出
力調整回路43の入力端に接続され、例えばパラレル信
号による入出力端が前記パスライン45を介して前記入
力・制御装置20に接続されている。
前記信号増幅器30、前記オフセット調整手段31、前
記ローパスフィルタ32、前記圧力表示回路33、前記
オフセット表示回路34、前記基準電圧源35.37、
前記比較回路36,38、前記動作調整回路39,41
、前記回転数表示回路40.42及び前記出力調整回路
43等により前記コントロールユニット19が構成され
るようになっている。
前記入力・制御装置20はパスライン45及びI10イ
ンタフェース44を介して前記コントロールユニット1
9の各部からの入力及び各部の制御を行うようになって
いる。
このように構成された溶解治療装置の作用について説明
覆る。
電源スィッチ25を投入して溶解治療装置1を起動させ
、続いて、液槽12に薬液を充填し、注入ポンプ10を
回転させて注入管路6a内の空気を除去する。
次に、アーム15先端の支持部材21を操作し、観測用
の超音波プローブ22の先端を人体2に当接し、該人体
2内の治療部位である例えば胆R4及び該胆嚢4に生じ
た凝塊物である例えば結石5を探査する。ここで、超音
波観測装置23のモニタ24に映しだされた観察画面の
中心軸上に前記結石5の画像が位置するように、前記超
音波プローブ22の位置を調整する。更に、前記アーム
15及び前記支持部材21を前述したような位置で固定
する。
次に、前記人体2の体表から前記結石5までの距離を前
記モニタ24に映しだされた観察画面によって読み取り
、体外の圧力センサ9の上下(高さ)方向の位置が該結
石5、即ち、治療部位の位置にほぼ一致するように前記
圧力センサ9をレール27上で移動し、はぼ一致に該圧
力センサ9を固定する。
次に、カテーテル6の先端を大気開放の状態にして、コ
ントロールユニット19内のオフセット調整手段31と
オフセット表示回路34とを用いて、初期的な圧力オフ
セットの調節を行う。
前記オフセット調整手段31による具体的な調節方法は
、前記信号増幅器30によって前記圧力センサ9からの
信号に該オフセット調整手段31からオフセット信号を
加算すると共に増幅する、或いは、前記信号増幅器30
の増幅度を前記オフセット調整手段31からのオフセッ
ト信号により可変する等によって行うようにしている。
その後、カテーテル6の先端を体内の前記胆嚢4内へ挿
入し、超音波アプリケータ14を前記支持部材21の中
心軸を回転中心として180°回転させて体表にセット
する。
次に、吸引ポンプ11を回転させて胆汁を排出する。こ
のとき、前記胆嚢内圧が除圧になり始めた時点をもって
胆汁の排出が終了したとみなし、前記吸引ポンプ11を
停止させる。
次に、前記オフセット調整手段31により、前記胆嚢4
の薬液等による圧力を零にするように調整する。この場
合、前記胆嚢4内の圧力は圧力表示回路33によって零
として表示され、この零近傍における微小である正圧或
いは負圧の指示値は前記オフセット表示回路34によっ
て表示される。
従って、前記オフセット表示回路34の指示値に基づい
て、前記圧力センサ9により検出された前記胆嚢4内の
圧力を電気的に零とするように前記オフセット調整手段
31によりオフセット調節している。
次に、前記モニタ24に映しだされた観察画面により把
握される前記胆嚢4の大きさ、前記結石5の種類及び大
きさから、操作者は前記注入ポンプ10及び吸引ポンプ
11の回転数、照射する超音波の強度、前記胆嚢4内に
おける薬液等による圧力の上限値、前記圧力センサ9の
応答速度等の治療データを図示しないコントロールユニ
ット19の入力部によって設定する。前述した治療デー
タはパスライン45によって入力・制m装!20へ入力
される。
前記入力・制御装置20は、薬液の注入時間、治療用超
音波の照射時間及び前記胆嚢4から吸弓するの流体の吸
引時間によって構成される時間のシーケンスの設定と、
そのシーケンスの繰返し回数とを求め、これにより、動
作調整回路39,41及び出力調整回路43を制御する
ように設定される。前述した薬液の注入時間は言い換え
れば注入する薬液の量を表している。
続いて、前記設定に基づいて前記溶解治療装置1による
治療を開始する。そして、前記溶解治療装置1が停止し
た時点で観測用超音波プローブ22を前記支持部材21
の中心軸を対象に180゜回転させ前記胆嚢4内の前記
結石5が溶解されたか否かの状況を確認する。ここで、
前記結石5が未だに存在する場合は、再び前記超音波ア
プリケータ14を前記人体2の体表にセットして、前述
した操作を繰り返す。
そして、前記結石5が完全に溶解したのを確認した場合
、前記アーム15を操作して超音波プローブ22或いは
前記超音波アプリケータ14を前記人体2から外し、前
記カテーテル6を抜去して治療を終了する。
前記入力・制御装fiF20によって設定される、前述
した薬液の注入時間、治療用超音波の照射時間及び前記
胆嚢4から吸引するの流体の吸引時間によって構成され
る時間Qシーケンスについて第3図を用いて説明する。
第3図(A)は前記胆嚢4に注入された薬液等による該
胆嚢4の圧力の変化を、第3図(B)は前記注入ポンプ
10の動作・停止を、第3図(C)は前記超音波アプリ
ケータ14による超音波照射の動作・停止を、第3図(
D)は前記注入ポンプ10の動作・停止を、各々同一の
時系列で表したものである。
前記入力・制御装置20において設定された時間に基づ
いて駆動信号がコントロールユニット19内の前記動作
調整回路39に入力され、該コントロールユニット19
で設定された回転数で注入ポンプ19が回転し、薬液が
前記胆嚢4内へ注入される。
前述した薬液の注入が終了した後に、前記コントロール
ユニット19及び前記入力・制御装置20で設定された
強度と時間に基づいて、前記超音波アプリケータ14か
らの治療用の超音波が前記胆114へ照射される。
前述した治療用の超音波が終了した後に、前記コントロ
ールユニット19及び前記入力・制御装置20で設定さ
れた回転数、時間で吸引ポンプ11が駆動され、体内か
ら使用済み薬液を含む流体が排出される。
前述した薬液の注入及び吸引は、コントロールユニット
19内の基準電圧源35.37によって予め設定された
前記胆嚢4内の薬液等による上限の圧力と吸引による下
限の圧力とを越えない範囲で行われるようになっている
一例を示すと、治療中に前記胆崩4の状態が変化し、前
記胆嚢4の許容容量が小さくなった場合には規定の注入
時間が終了しないうちに第3図の符@aで示すように、
前記胆嚢4の薬液等による圧力が設定した上限を越えて
しまう。このとき、コントロールユニット19内の比較
回路36からその状態を示す信号が前記入力・制御装置
20に出力される。前記該入力・制御表M20は、第3
図の符号すで示すように、前記注入ポンプ10の動作を
停止すると共に、前記超音波アプリケータ14から治療
用の超音波を前記胆嚢4へ照射する動作を開始するよう
に動作調整回路39及び出力調整回路43を各々制御す
る。
また、薬液を含む流体の吸引時も同様に、第3図の符号
Cで示すように、前記胆嚢4内の圧力が下限を越えてし
まった場合には、前記コトロールユニット19内の比較
回路38からその状態を示す信号が前記入力・制御装置
20に出力される。
前記入力・M ID装置20は、第3図の符号dで示す
ように、吸引ポンプ11を停止さぜるように前記動作調
整回路41を制御する。その後、次のシーケンスが開始
される時間まで前記溶解治療装置1は待機状態となる。
前述したように、薬液が治療部位から漏出しないように
前記胆嚢4の薬液等による圧力が調整されると共に、前
述したように圧力に異常が生じた場合、前述したシーケ
ンスのプロトコルが自動的変更されるように制御できる
ように本発明の溶解治療装置は動作するようになってい
る。
即ち、前記前記圧力センサ9をレール27上で上下方向
に移動することによっても調整することのできない微妙
な圧力値の調整を前記オフセット調整手段31によって
電気的に行うことができると共に、オフセット圧力表示
回路34により確実なオフセット値を認識しつつ微妙な
オフセット調整を行うことができ、より安全な治療を行
うことができるという効果がある。
第4図は本発明の第1変形例に係わる溶解治療のシーケ
ンスを示す説明図である。なお、溶解治療装置の構成は
前述した実施例と同様であり同一の符号を用いてシーケ
ンスのみを説明する。
第4図<A)は前記胆嚢4に注入された薬液等による該
胆嚢4の圧力の変化を、第4図(B)は前記注入ポンプ
10の動作・停止を、第4図(C)は前記超音波アプリ
ケータ14による超音波照射の動作・停止を、第4図(
D)は前記注入ポンプ10の動作・停止を、各々同一の
時系列で表したものである。
#述した実施例と同様に薬液の注入が終了し、治療用の
超音波を照射しているときに、第4図の符号eで示すよ
うに前記胆嚢4の薬液等による圧力が設定した上限を越
えてしまった場合には、前述した実施例で説明した動作
と同様に、前記コントロールユニット19内の前記比較
回路36からその状態を示す信号が入力・制御l装置2
0に出力される。前記入力・制御表@20は、第4図の
符号fで示すように、前記胆嚢4の薬液等による圧力が
上限圧力以下になるまで吸引ポンプ11を駆動し、該胆
嚢4から流体を吸引するよう前記動作調整回路41を制
御する。以後、この吸引を予備吸引と称する。なお、こ
のとき、同時に前記超音波アプリケータによる超音波照
射が行われている。
その後、通常のシーケンスにより前記胆嚢4内の薬液を
含む流体を吸引する際には、吸引時間と先の予備吸引時
間との和がそのシーケンスにおける注入時間と一致する
ように、前記入力・制卯装U20において、第4図の符
号qに示すように、新たな吸引動作時間が求められ、該
入力・制御[l装置20は前記吸引ポンプ11を駆動づ
るように前記動作調整回路41を制御する。
このように、本変形例の溶解治療装置では前記人体2の
動作や呼吸等の外乱による治療用の超音波を前記胆嚢4
へ照射している場合であっても、該胆嚢4の薬液等によ
る圧力の上昇があったときに、前述した前記胆嚢の薬液
等による圧力が上限を越えないように予備吸引を行い、
安全な治療を継続することができると共に、各シーケン
スにおいて前記胆嚢4へ注入した薬液を含む流体を確実
に吸引することができるという効果がある。
その他の構成、作用及び効果は前述した実施例と同様で
ある。
第5図は本発明の第2変形例に係わる溶解治療のシーケ
ンスを示す説明図である。なお、溶解治療装置の構成は
前述した実施例と同様であり同一の符号を用いてシーケ
ンスのみを説明する。
第5図(A)は前記胆嚢4に注入された薬液等による該
胆嚢4の圧力の変化を、第5図(B)は前記注入ポンプ
10の動作・停止を、第5図(C)は前記超音波アプリ
ケータ14による超音波照射の動作・停止を、第5図(
D)は前記注入ポンプ10の動作・停止を、各々同一の
時系列で表したものである。
前述した治療中においても治療部位へは体液が流入して
しまう場合が多い。例えば前記胆嚢4へは胆汁が流入し
てしまう。
この胆汁は、その比重が薬液よりも大きい。そのため、
前記胆嚢4内では、前述した薬液が上方へ、胆汁が下方
へと分離してしまう。したがって、前記結石5は薬液と
接触する面積が小さくなってしまい、これにより溶解治
療の効率が低下してしまう。
また、注入できる薬液の量は、前記胆嚢4内へ流入し、
蓄積した胆汁の1を差し引いた量、即ち、該薬液の量が
少量となってしまい、これによっても溶解治療の効率を
低下させてしまう。
そのため、この胆汁による溶解治療の効率が低下するこ
とを無視することができない。
従って、本変形例の溶解治療装置では、第5図に小すよ
うに、各吸引時間と注入時間との間に休止時間を設けた
シーケンスとしている。
前述した休止時間では、第5図の符号りで示すように、
通常の吸引時間によって吸引を行った後の、前記胆嚢4
内の薬液等による圧力を検出するようにしている。以後
、このような圧力を残存圧力と称する。
前記入力・制御装置20は、第5図の符号jで示すよう
に、前記用14に存在する残存圧力を零とするように、
前記動作調整回路41を制御する。
これにより、前記吸引ポンプ11は、前記動作調整回路
41によって駆動される。この場合、前記用わ4の圧力
は、あらかじめ設定された下限値とならないように前記
入力・制御装置20によって監視されている。
このように、本変形例の溶解治療装置では、前記用a4
から吸引する流体を、注入した薬液の量のみでなく、該
胆114内へ流入し、蓄積した胆汁の最も含めて吸引す
ることにより除去することができ、溶解治療の効率を高
めることができるという効果がある。
その他の構成、作用及び効果は前述した実施例と同様で
ある。
なお、注入ポンプと吸引ポンプとを一つのポンプにより
構成し、例えばバルブにより注入と吸弓とを切り換える
ように構成してもよい。
また、超音波アプリケータ及び該超音波アプリケータの
駆動に係わる手段は溶解治療の効率を高めるために設け
たものであって、他の手段を用いて溶解治療の効率を高
めるようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、圧力検出手段によ
る検出圧力を適正な値となるように補正することができ
、治療部位の圧力を安全な覇囲内に保ちながら効果的な
凝塊物の溶解治療が行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例に係わり、第1
図は溶解治療装置の構成を示すブロック図、第2図は溶
解治療装置の全体の構成を示す説明図、第3図は溶解治
療のシーケンスを示す説明図、第4図は本発明の第1変
形例に係わる溶解治療のシーケンスを示す説明図、第5
図は本発明の第2変形例に係わる溶解治療のシーケンス
を示す説明図である。 9・・・圧力センサ   10・・・注入ポンプ11・
・・吸引ポンプ   20・・・入力・制御装置30・
・・信号増幅器 31・・・オフセット調整手段 3rM 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 生体内の凝塊物を溶解する薬液を該生体内に注入する薬
    液注入手段と、 前記薬液を含む流体を前記生体内から吸引する流体吸引
    手段と、 前記薬液の注入部位の圧力を検出する圧力検出手段と、 前記圧力検出手段の検出圧力に応じて前記薬液注入手段
    の注入量及び前記流体吸引手段の吸引量を制御する制御
    手段と、 前記圧力検出手段及び前記制御手段の間に介挿され、前
    記圧力検出手段の検出圧力に任意に設定可能な補正量を
    加え、この補正後の圧力値を前記制御手段へ出力する圧
    力補正手段とを備えたことを特徴とする溶解治療装置。
JP2080448A 1990-03-27 1990-03-27 溶解治療装置 Pending JPH03277369A (ja)

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