JPH0327715Y2 - - Google Patents

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JPH0327715Y2
JPH0327715Y2 JP1986150891U JP15089186U JPH0327715Y2 JP H0327715 Y2 JPH0327715 Y2 JP H0327715Y2 JP 1986150891 U JP1986150891 U JP 1986150891U JP 15089186 U JP15089186 U JP 15089186U JP H0327715 Y2 JPH0327715 Y2 JP H0327715Y2
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JP
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guide roll
torque
guide
head
cylinder
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JP1986150891U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、連続鋳造設備における二次冷却ガイ
ドロールのトルクを測定する装置に関する。
〔従来の技術〕
連続鋳造設備において、タンデイツシユに注入
された溶鋼は、鋳型を介して二次冷却帯に鋳片と
して送られる。該二次冷却帯は、鋳片を冷却しな
がら搬送するため、搬送方向に沿つた両側に多数
のガイドロールを配置している。これらのガイド
ロールは、鋳片との摩擦で回転しながら鋳片を搬
送するように設計されている。ここで搬送される
鋳片は、内部に未だ凝固していない溶鋼があり、
また凝固殻の強度も充分でない。このような状態
にある鋳片を良好な表面性状を維持したままで搬
送させるためには、鋳片に加わる力が均等であ
り、且つ設定値から大きく外れない摩擦力をもつ
てガイドロールの回転を行わなければならない。
そこで、ガイドロールのトルクを正確に調整する
必要がある。ガイドロールのトルクが正確に設定
されていないと、たとえばガイドロールの回転不
良に起因して鋳片に局部的に大きな力が加わり、
鋳片の表面における疵の発生や望ましくない鋳片
の変形を招くことになる。その結果、製品として
の鋳片の品質が劣化する。また極端な場合には、
鋳片をガイドゾーンから引き抜く作業が不可能と
なつたり、凝固殻が破損し内部の未凝固状態の溶
鋼が流出することにもなる。
このガイドロールのトルクは、操業の経過につ
れて焼付き、噛込み等に起因してトルクが大きく
なる方向に変動する。したがつて、トルクを実測
して、個々のガイドロールについて設計基準値か
らのずれを求め、精度良く設計基準値に修正する
必要がある。
このための測定装置は、従来から種々のものが
提案されている。たとえば、実開昭58−66069号
公報では、ダミーバーの先端に取り付けた検出器
によりガイドロールのトルクを検出している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、これらのダミーバーに取り付けた検出
器によるとき、ダミーバーの形状及びその搬送が
正確に行われていることを前提として、測定精度
の信頼性が保たれている。ところが、実際の操業
においては、ダミーバーは直方体状の部材をピン
で連結したものであるから、それを搬送する軌跡
は折れ線状となり、搬送が正確に行われないこと
が多い。
そのために、トルクを正確に測定すべき検出器
が、同様の角度、圧力等の接触状態のものとで各
ガイドロールに接触させることが困難になる。
そこで、本考案は、このような従来技術がもつ
問題に鑑み、ダミーバーとは別個のゲージを使用
すること、及びリンク機構でロールを押圧しその
回転抵抗力を進行方向の変位とすることにより、
ガイドロールのトルクを正確に測定することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、位置検出センサーを出し入れするシ
リンダーが設けられ、且つ、ガイドロールの列の
曲率とほぼ同じ曲率をもつて成形され軌条に沿つ
て移動する台車に載置されているゲージガイドロ
ールによつて鋳型を経てガイドロール間に挿入さ
れるゲージの先端に装着された測定機構を有する
連続鋳造設備における二次冷却ガイドロールのト
ルク測定装置であつて、前記測定機構は、バネを
嵌め込んだロツドを介して支持枠に摺動自在に設
けられたヘツドを備え、同ヘツドの裏面には、コ
アを先端に備えたロツドが出入りする差動トラン
スが設けられており、且つ、前記支持枠は、基部
表面に形成されたガイド溝に嵌合する脚部をも
ち、且つリンクを介してシリンダーのピストンに
連結されてなることを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例により本考案の特徴
を具体的に説明する。
第1図は本実施例におけるトルク測定装置の測
定機構を中心に示したものであり、第2図は該ト
ルク測定機構をゲージと共に組み込んだ状態を示
したものである。
このトルク測定装置は、それぞれの面にガイド
溝が形成された基部1をもち、該基部1の4面に
それぞれ測定機構2が配置されている。第1図に
おいて、左側の測定機構2は側面図で示され、右
側の測定機構2は断面図で示されている。
該測定機構2はトルク測定対象であるガイドロ
ールに接触するヘツド3を備えている。このヘツ
ド3は、第1図左側で示すように、ロツド4aを
介して支持枠5に摺動自在に設けられている。ロ
ツド4aにはバネ6が嵌められている。このバネ
6の一端はヘツド3の一方の脚7に当接しており
他端は調整ネジ8に当接している。この調整ネジ
8により、バネ6の弾発力が調整される。更に、
ヘツド3の縦方向中央部には、第1図右側で示す
ように、ヘツド3の裏面に設けられた差動トラン
ス9に出入りするコア10を先端に備えたロツド
4bが設けられている。
支持枠5は、前記の基部1表面に形成されたガ
イド溝に嵌合する脚部11をもち、且つリンク1
2を介してシリンダー13のピストン14に連結
されている。このリンク12は、中央のリンク片
15がピン16で基部1に枢着されている。した
がつて、ピストン14を伸縮させるとき、その伸
縮運動がリンク片15の回転運動となり、次いで
ヘツド3を近接・離間させる駆動力として支持枠
5に伝えられる。また、このリンク12によつ
て、ヘツド3がガイドロールRに押圧される力が
調整される。
なお、符番17はトリガーセンサーを示し、ト
ルクを検出するガイドロールRの位置及びその順
位を検出するものである。
この測定機構2は、第2図に示すようにゲージ
18の先端に装着されている。該ゲージ18は、
トルクを測定すべきガイドロールRの列の曲率と
ほぼ同じ曲率をもつて成形されている。そして、
ゲージ18は、軌条19に沿つて移動する台車2
0に載置されているゲージガイドロール21によ
つて、鋳型Mを経てガイドロールR間に挿入され
る。このとき、台車20には位置検出センサー2
2を出し入れするシリンダー23が設けられてお
り、該位置検出センサー22によつて鋳型Mを検
出し、ゲージ18の送り出し操作を開始する。ま
た、トルクが測定されるガイドロールRは、測定
台24の下方に配置されている。
次いで、この測定装置の作動を説明することに
より、本考案の作用を明らかにする。
ゲージガイドロール21の送り出しに伴つて測
定機構2は、ガイドロールR間を下降する。この
とき、所定距離をもつて横方向に張り出されてい
るヘツド3が、ガイドロールRに摺接し、その摩
擦力により支持枠5内を上下動する。このヘツド
3の運動を、第3図a〜cに示す。ガイドロール
Rに回転トルクがない場合、ゲージガイドロール
21の送り出しに伴つて下降する測定機構2のヘ
ツド3の動きにガイドロールRが追従する。した
がつて、ガイドロールRによりヘツド3が持ち上
げられることがない。ところが、ガイドロールR
に回転トルクが発生すると、ヘツド3はバネ6の
力に抗して持ち上げられ、第3図bに示すように
変位する。そして、ガイドロールRを通過したヘ
ツド3は、再度第3図cに示すように元の位置に
復帰し、後続するガイドロールRのトルク検出準
備姿勢となる。
このヘツド3は、バネ6の収縮力がガイドロー
ルRのトルクと釣り合うところまで上昇する。し
たがつて、ガイドロールRのトルクは、バネ6の
収縮力に変換される。そこで、バネ6の収縮力と
ガイドロールRのトルクとの関係を予め調べてお
くことにより、ヘツド3の変位からガイドロール
Rのトルクを求めることができる。このヘツド3
の変位を、第4図aに示すように差動トランス9
に対するコア10の変位に変換し、差動トランス
9からの出力電圧の変化として検知する。この検
知機構の回路設計例を、第4図bに示す。
このとき、基部1の先端に取り付けたトリガー
センサー17により、被測定対象であるガイドロ
ールRの番号が検出されている。したがつて、二
次冷却帯を構成するガイドロールRの個々がどの
ような回転トルクをもつのかが正確に検出され
る。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の測定装置にお
いては、専用のゲージを介して測定機構をガイド
ロール間に挿入し、シリンダー・リンク機構で均
等にロールを押圧するので、従来のダミーバーを
使用したときにおける問題が全て解消され、回転
トルクの正確な測定が可能となる。その結果、二
次冷却帯を構成するガイドロールの個々を精度よ
く調整することができ、連続鋳造作業を安定した
条件の下で行うことが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例における測定装置の主要
部を示し、第2図はそれをゲージと共に組み込ん
だ状態を示し、第3図はガイドロールの回転トル
ク検出時の態様を示し、第4図は検出された回転
トルクを電気的に出力する機構を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 位置検出センサー22を出し入れするシリンダ
    ー23が設けられ、且つ、ガイドロールRの列の
    曲率とほぼ同じ曲率をもつて成形され軌条19に
    沿つて移動する台車20に載置されているゲージ
    ガイドロール21によつて鋳型Mを経てガイドロ
    ールR間に挿入されるゲージ18の先端に装着さ
    れた測定機構2を有する連続鋳型設備における二
    次冷却ガイドロールのトルク測定装置であつて、 前記測定機構2は、バネ6を嵌め込んだロツド
    4aを介して支持枠5に摺動自在に設けられたヘ
    ツド3を備え、 同ヘツド3の裏面には、コア10を先端に備え
    たロツド4bが出入りする差動トランス9が設け
    られており、 且つ、 前記支持枠5は、基部1表面に形成されたガイ
    ド溝に嵌合する脚部11をもち、且つリンク12
    を介してシリンダー13のピストン14に連結さ
    れてなる ことを特徴とする連続鋳造設備における二次冷却
    ガイドロールのトルク測定装置。
JP1986150891U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH0327715Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986150891U JPH0327715Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JP1986150891U JPH0327715Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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JPS6356949U JPS6356949U (ja) 1988-04-16
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55133856A (en) * 1979-04-05 1980-10-18 Kawasaki Steel Corp Roll revolution detector

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5866069U (ja) * 1981-10-26 1983-05-04 住友金属工業株式会社 ロ−ル回転チエツカ−

Patent Citations (1)

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JPS55133856A (en) * 1979-04-05 1980-10-18 Kawasaki Steel Corp Roll revolution detector

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JPS6356949U (ja) 1988-04-16

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